JP4673080B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッションにシートバックを回転自在で、且つ、所望の回転位置でロックできるシートリクライニング装置に関する。
この種のシートリクライニング装置として、特許文献1に開示されたものが提案されている。
このシートリクライニング装置100は、シートクッション(図示せず)の左右両側後部にそれぞれ設けられており、図15に示すように、シートクッション側の左右両端に固定された一対のベースブラケット101,(図示せず)と、シートバック側の左右両端に固定された一対のアームブラケット102,(図示せず)とを有し、左右のベースブラケット101,(図示せず)とアームブラケット102,(図示せず)との間には、それぞれリクライニングロック機構110が配置されている。これにより、各ベースブラケット101,(図示せず)に各アームブラケット102,(図示せず)がセンターシャフト103,(図示せず)を中心として回転自在に支持されている。なお、このセンターシャフト103,(図示せず)の間は連結パイプ(図示せず)で連結されており、両センターシャフト103,(図示せず)は一体で回動する。
センターシャフト103の外周側には渦巻きバネ104が配置されている。この渦巻きバネ104は、その一端がシートクッション側のベースブラケット101に、他端側がシートバック側のアームブラケット102に掛けられており、渦巻きバネ104のバネ力によってシートバックが前倒れ位置側に付勢されている。
リクライニングロック機構110は、図16及び図17に示すように、ベースブラケット101に固定されたベース側円板ケース111と、アームブラケット102に固定され、内周に内周ギア113が形成されたアーム側円板ケース112と、双方の円板ケース111,112で形成された室内の外周側に収容された一対のロックツース114,114と、双方の円板ケース111,112で形成された室内の内周側に収容され、前記センターシャフト103が嵌合されたカム板115と、このカム板115を図16の反時計回転方向(ロック位置側)に付勢する一対のロックスプリング116,116とを備えている。各ロックツース114,114は、支点114aを中心に揺動自在に支持されており、ロックツース114,114の外周には外周ギア117、117がそれぞれ形成されている。
リクライニングロック機構110より突出したセンターシャフト103の一部にはリクライニング操作レバー120(図15に示す)や前倒れ操作レバー(図示せず)が直接に、又は、連結部材を介して取り付けられており、これら操作レバー120,(図示せず)を操作することによってリクライニングロック機構110をロック解除できるようになっている。
上記構成において、リクライニングロック機構110は、ロックスプリング116,116のバネ力によってロックツース114,114の外周ギア117,117がアーム側円板ケース112の内周ギア113,113に噛み合い、これによってシートバックがシートクッションに対してロックされている。ユーザがリクライニング操作レバー120を操作し、センターシャフト103をロックスプリング116,116のバネ力に抗して図13の時計回転方向に回転すると、内周ギア113,113と外周ギア117,117の噛み合いが外れてロック解除される。ロック解除されると、渦巻きバネ104のバネ力によってシートバックが前倒れ位置に移動される。ユーザがリクライニング操作レバー120から手を離すと、リクライニングロック機構110はロックスプリング116,116のバネ力によってロック位置側に付勢された状態となるが、ロックツース114は内周ギア113に連続して形成された内周無歯部113aに乗上げた状態にあるためロックはされない。
ユーザが前倒れ位置のシートバックを所望のリクライニング位置に戻すべく渦巻きバネ104のバネ力に抗してシートバックを引き起こすと、ロックツース114,114は内周無歯部113a、113a上を滑って移動し、内周ギア113,113と外周ギア117,117とが最初に噛み合う位置でロックされることになる。
このように前倒れ位置のシートバックをリクライニング範囲に戻すと、リクライニング範囲の最も前位置でロックが掛かるが、この最前位置は一般に使われる位置よりもシートバックが起立した状態に設定されているため、ユーザはリクライニング操作レバー120を再度操作してリクライニングロック機構110のロックを解除し、シートバックを所望のリクライニング位置にセットする必要がある。従って、前倒れ位置のシートバックを所定のリンクライニング位置に戻す作業が面倒であり、使い勝手が良いとは言えない。
そこで、前倒れ操作される直前のリクライニング位置を記憶するフルメモリ手段を設け、前倒れ位置のシートバックをリクライニング範囲に戻すべく引き起こすと、フルメモリ手段によって先のリクライニング位置に戻すものが提案されている(特許文献2参照)。また、リクライニングロック機構とは別のロック機構を設け、前倒れ位置のシートバックをリクライニング範囲に引き起こすと、別のロック機構によって所定のリクライニング位置に戻すものも提案されている(特許文献3参照)。
特開2004−121508号公報 特表2003−516834号公報 特開平8−182558号公報
しかしながら、フルメモリ手段を備えたシートリクライニング装置は、全てのリクライニング位置を記憶可能に構成する必要があるため、構造が複雑で、且つ、コスト高であるという問題がある。フルメモリ手段をリクライニングロック機構の内部に設置しているため、大幅な設計変更を行う必要があり、又、既存のシートリクライニング装置に対して後付けで設置できないという問題がある。その上、フラット位置にあるシートバックを前倒しした場合、このシートバックをリクライニング範囲に戻すべく引き起こすと、フラット位置までロックしないため、使い勝手が悪い。
また、別のロック機構を備えたシートリクライニング装置は、既存のリクライニングロック機構とは別個にロック機構を追加する必要があるため、前者の場合と同様に、構造が複雑で、且つ、コスト高になるという問題がある。又、シートバックからの荷重を別のロック機構が受けるため、同等の強度が必要となり、別のロック機構に対しても強度管理等が必要である。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、前倒れのシートバックを所定のニュートラル位置に戻すことができるものを、構造が簡単で、コスト安で、僅かの設計変更で設置できると共に、使い勝手が良く、しかも、シートバックからの荷重に対する強度管理等を低減できるシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、シートクッションにシートバックを回転自在に支持し、このシートバックを前倒れ位置側に付勢する前倒れ付勢手段と、該シートバックをリクライニング範囲の任意の位置でロックするロック位置とロック解除するロック解除位置との間で変移し、該ロック位置側にロック付勢力が作用されたリクライニングロック機構と、このリクライニングロック機構を該ロック解除位置に変移させる前倒れレバーとを備え、この前倒れレバーを前倒れ操作位置に操作すると、該リクライニングロック機構が該ロック位置より該ロック解除位置に変移し、該前倒れ付勢手段の付勢力によって該シートバックが該前倒れ位置に変移するシートリクライニング装置において、前記シートバックがリクライニング範囲内に設定した所定のニュートラル位置より前傾側にあるとき、前記前倒れ操作位置に操作された前記前倒れレバーを該前倒れ操作位置に保持し、前記シートバックが前記ニュートラル位置より後傾側にあるとき、前記前倒れレバーを保持しないニュートラル位置復帰手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のシートリクライニング装置であって、前記前倒れレバーとは別に、前記リクライニングロック機構をロック解除位置に変移させるリクライニング操作レバーを備え、このリクライニング操作レバーをロック解除位置に操作したとき、前記前倒れレバーは前記前倒れ操作位置に操作されることなく待機位置に保持されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2記載のシートリクライニング装置であって、前記前倒れレバーは、前記リクライニングロック機構をロック位置とロック解除位置との間で変移させるシャフトに固定され、このシャフトと一体に回転する解除レバーと、前記シートバックの上部に設けられた前倒れ操作レバーに連動し、この前倒れ操作レバーが待機位置から前倒れ操作位置に変移されると、レバー付勢手段の付勢力に抗して待機位置からレバー回転位置まで変移し、この変移過程で前記解除レバーを共に回転させて前記リクライニングロック機構をロック位置からロック解除位置に変移させる前倒れリンクレバーとを備え、前記ニュートラル位置復帰手段は、この前倒れリンクレバーがレバー回転位置にある時、前記前倒れリンクレバーの回転を許容するレバー回転許容位置と前記前倒れリンクレバーの回転を阻止するレバー回転阻止位置との間で変移可能なカムプレートと、このカムプレートをレバー回転阻止位置側へ付勢するカム付勢手段と、前記シートバックが前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移された時、前記カム付勢手段の付勢力に抗して前記カムプレートをレバー回転阻止位置からレバー回転許容位置に変移させるとともに、前記シートバックが前記ニュートラル位置より後傾側にある時、前記カムプレートをレバー回転許容位置に保持するカム解除手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のシートリクライニング装置であって、前記前倒れリンクレバーは、前記シャフトを中心に回転自在で、且つ、前記シャフト及び前記解除レバーとは独立に回転するよう支持されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3記載のシートリクライニング装置であって、前記前倒れリンクレバーは、前記シャフトの中心とは別位置で回転自在に支持されたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3〜請求項5記載のシートリクライニング装置であって、前記カム付勢手段と前記レバー付勢手段は、前記前倒れリンクレバーと前記カムプレートとの間に介在された単一のスプリングにて構成されたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項3〜請求項6記載のシートリクライニング装置であって、前記カム解除手段は、カムプレートの自由端部に設けられたピンと、前記シートバックに連動して移動し、前記シートバックが前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移されると、前記ピンを押圧して前記カムプレートをレバー回転許容位置まで変位させるカム解除壁とから構成され、前記カム解除壁は、前記シートバックがリクライニング範囲のニュートラル位置より後傾側に位置する場合にも前記ピンに干渉して前記カムプレートをレバー回転許容位置に保持するよう構成されたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のシートリクライニング装置であって、前記前倒れレバー及び前記ニュートラル位置復帰手段は前記シートクッション側に、前倒れ操作レバーは前記シートバック側にそれぞれ取り付けられ、該前倒れ操作レバーからの操作力を該シートバックの回転支点を中心とする近傍エリア内で受け、この伝達された操作力によって該前倒れレバーを待機位置から前倒れ操作位置に変移させる仲介レバーを設けたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載のシートリクライニング装置であって、前記仲介レバーは、前記シートバックのリクライニング範囲のほぼ中間位置に沿ってスライド自在に設けられたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9記載のシートリクライニング装置であって、前記仲介レバーは、前記リクライニングロック機構を変移させる前記シャフトと前記カムプレートを回転自在に支持する軸ピンとにガイドされることによってスライド自在に設けられたことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ニュートラル位置復帰手段は前倒れレバーをロックしたり、ロック解除したりする構成であるため、簡単な構造で、且つ、コスト安にできる。ニュートラル位置復帰手段は前倒れ操作レバーをロックしたり、ロック解除したりする構成であるため、リクライニングロック機構の外部に設置できるため、僅かな設計変更で設置でき、又、既存のシートリクライニング装置に対しても容易に後付けで設置できる。
また、シートバックをリクライニング位置に戻すと、前倒れ直前の位置に拘わらずシートバックが所定のニュートラル位置に復帰するため、使い勝手が良い。前倒れのシートバックをリクライニング範囲に戻すと、シートバックからの荷重をリクライニングロック機構が受けるため、強度管理等を低減できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、通常のリクライニング操作を行なうリクライニング操作レバーとは別に前倒れレバーが設定されるとともに、リクライニング操作レバーの操作時には前倒れレバーが作動しないように構成されているため、前倒れレバーを操作したときのみニュートラル位置復帰手段を作動させることができる。また、リクライニング操作時に前倒れレバーが働かないため、操作力を軽くできるとともに、慣性質量を小さくして歯飛びを防止することができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、前倒れレバー及びニュートラル位置復帰手段は、解除レバーと、前倒れリンクレバー及びそのレバー付勢手段と、カムプレート及びそのカム付勢手段と、カム解除手段とから構成できるため、少ない部品点数で実現できる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、シャフトを中心に解除レバーと前倒れリンクレバーを配置できるため、部品の高密度配置によって構成をコンパクトにできる。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、解除レバーと前倒れリンクレバーとの配置自由度が広がるため、設計の自由度が高くなる。又、シャフトへの負荷が軽減されるため、シャフトの作動の信頼性が高まる。
請求項6の発明によれば、請求項3〜5の発明の効果に加え、部品点数を更に削減できるため、構成の簡略化とコストの低減化になる。
請求項7の発明によれば、請求項3〜6の発明の効果に加え、シートバックがリクライニング範囲のニュートラル位置より後側に位置する場合にあって、前倒れ操作レバーが操作された時にカムプレートの変移を規制できるため、カムプレートのピンがカム解除壁に乗り上げることによる不都合を防止できる。
請求項8の発明によれば、請求項1〜請求項7の発明の効果に加え、前倒れ操作レバーと仲介レバー間の連結距離がシートバックのリクライニング角度によって変化する量を極力小さくできるため、前倒れ操作レバーの操作性が向上する。又、前倒れ操作レバーと仲介レバー間の連結距離をシートバックのリクライニング角度に拘わらずほぼ一定にすることが可能であり、ほぼ一定とすることにより、前倒れ操作レバーと仲介レバー間の連結をアウターチューブ付きのケーブルではなく、ケーブル単体ものやロッドを利用して行うことができ、コスト低減になる。
請求項9の発明によれば、請求項8の発明の効果に加え、前倒れ操作レバーと仲介レバー間の連結距離がリクライニング範囲の中間位置を基準に決定されるため、リクライニング最大角度での変化量とリクライニング最小角度での変化量を最も小さく抑えることができるため、前倒れ操作レバーの操作性が更に向上する。
請求項10の発明によれば、請求項9の発明の効果に加え、既存のシャフトと軸ピンを利用して仲介レバーを設置するため、新たな部品を付設することなく仲介レバーを設置できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の第1実施形態を示し、図1はシートバック3の回転範囲及び回転位置を示す側面図、図2はシートリクライニング装置Aの分解斜視図、図3はシートリクライニング装置Aの斜視図、図4はシートリクライニング装置Aを上方から視た斜視図、図5〜図9はそれぞれニュートラル位置復帰手段10等の動作説明をするための側面図である。
図1に示すように、シートリクライニング装置Aは、シートクッション1の左右両側後部にそれぞれ設けられており、シートクッション1側の左右両端に固定された一対のベースブラケット2,(図示せず)と、シートバック3側の左右両端に固定された一対のアームブラケット4,(図示せず)とを有し、このベースブラケット2,(図示せず)とアームブラケット4,(図示せず)との間にリクライニングロック機構7(図2等に示す),(図示せず)が配置され、これにより一対のベースブラケット2,(図示せず)に一対のアームブラケット4,(図示せず)が各センターシャフト5を中心として回転自在に支持されている。左右一対のセンターシャフト5,(図示せず)間は、シャフトリンクロッド5A(図2等に示す)を介して連結されている。このような構成により、シートバック3は、図1に示すように最前傾の前倒れ位置とリクライニング範囲の最後傾のフラット位置との間でシートクッション1に回転自在に支持されている。
図2に示すように、シートリクライニング装置Aは、シートバック3を前倒れ位置側に付勢する前倒れ付勢手段である渦巻きバネ6と、前倒れ位置より後側のリクライニング範囲では渦巻きバネ6の付勢力に抗してシートバック3をロックできる左右一対のリクライニングロック機構7,(図示せず)と、このリクライニングロック機構7,(図示せず)のロック解除を行うリクライニング操作レバー8及び前倒れ操作レバー9と、前倒れ操作レバー9の操作で前倒れしたシートバック3が所定のニュートラル位置まで引き起こされた時点でリクライニングロック機構7をロック位置に戻すニュートラル位置復帰手段10とを備えている。
なお、このニュートラル位置はリクライニング範囲内の設計基準位置、又はこの設計基準位置から前後に所定角度傾斜した任意の位置に設定される。
前倒れ付勢手段である渦巻きバネ6は、シャフトであるセンターシャフト5の外周に配置され、一端側がシートクッション側のベースブラケット2に設けた支持部材2Aに掛けられ、他端側がシートバック側のアームブラケット4に設けた支持部材4Aに掛けられている。この渦巻きバネ6のバネ力によってシートバック3が前倒れ位置側に付勢されている。
一対のリクライニングロック機構7,(図示せず)は、左右のベースブラケット2,(図示せず)とアームブラケット4,(図示せず)との間にそれぞれ配置されている。各リクライニングロック機構7,(図示せず)の構成は、従来例で説明したものと同様であるため、その詳細な説明を省略する。簡単に説明すると、各リクライニングロック機構7,(図示せず)は、リクライニング範囲において内部のロックスプリング(図示せず)の付勢力によって内周ギア(図示せず)と外周ギア(図示せず)間が噛み合ってシートバック3をロックするロック位置に位置する。そして、センターシャフト5の回転によって内周ギア(図示せず)と外周ギア(図示せず)間が離間してロック解除できるようになっている。
リクライニング操作レバー8は、リクライニングロック機構7より突出したセンターシャフト5に固定されている。リクライニング操作レバー8を回転操作すると、センターシャフト5が回転してリクライニングロック機構7をロック解除できる。
前倒れ操作レバー9は、シートバック3の上部に取り付けられ、前倒れ用ケーブル11及び前倒れレバーである解除レバー12、前倒れリンクレバー13を介してセンターシャフト5を回転できるようになっている。
前倒れレバーである解除レバー12、前倒れリンクレバー13及びニュートラル位置復帰手段10は、左右一対のリクライニングロック機構7,(図示せず)の一方側にのみ付設されている。
図2〜図4に示すように、解除レバー12は、その基端側がリクライニングロック機構7から突出したセンターシャフト5に固定され、センターシャフト5と一体に回転される。解除レバー12の自由端側は、前倒れリンクレバー13の自由端側に突設したピン18の回転軌跡上に位置されている。
前倒れリンクレバー13は、センターシャフト5に遊嵌され、センターシャフト5を中心として回転自在に支持されている。前倒れリンクレバー13のピン18は、カムプレート15の一方の自由端側に形成した略L字状のピン挿入溝19に挿入されている。又、ピン18には、上端が前倒れ操作レバー9に取り付けされた前倒れ用ケーブル11の下端が取り付けられている。前倒れ操作レバー9を待機位置から前倒し操作位置に操作すると、前倒れリンクレバー13が待機位置(図5の位置)から解除レバー12を回転させるレバー回転位置(図6の位置)に変移し、この変移によって解除レバー12を回転させてリクライニングロック機構7を作動させる。
ニュートラル位置復帰手段10は、シートバック3がリクライニング範囲内に設定した所定のニュートラル位置より前傾側にあるとき、前倒れ操作位置に操作された前倒れレバーを前倒れ操作位置に保持し、シートバック3がニュートラル位置より後傾側にあるとき、前倒れレバーを保持しない構成であり、ベースブラケット2に固定した固定ブラケット2Bに軸ピン14を中心に回転自在に支持されたL字形状のカムプレート15と、このカムプレート15と前倒れリンクレバー13との間に掛けられたスプリングである引っ張りコイルスプリング16と、カムプレート15を解除するカム解除手段17とを備えている。
カムプレート15は、その一方の自由端側にピン挿入溝19を有する。ピン挿入溝19は、前倒れリンクレバー13のピン18の回転軌跡に沿って形成された円弧状のガイド溝部19aと、このガイド溝部19aの上端で連続し、ガイド溝部19aに直交する方向に延びる係止溝部19bとから構成されている。そして、ピン挿入溝19には上述したようにピン18が挿入されている。カムプレート15は、ピン18がガイド溝部19aの上端に位置する場合に、ピン18がガイド溝部19aに位置するレバー回転許容位置(図6の位置)とピン18が係止溝部19bの奥に入り込むレバー回転阻止位置(図7の位置)との間で揺動自在とされている。又、カムプレート15は、その他方の自由端側にカム解除手段17のピン20を有するとともに、引張りコイルスプリング16の一端が係止されている。このピン20については後述する。
引っ張りコイルスプリング16は、前倒れリンクレバー13を待機位置側に付勢すると共に、カムプレート15をレバー回転阻止位置側に付勢する。つまり、この実施形態では、引っ張りコイルスプリング16は、前倒れリンクレバー13を待機位置側に付勢するレバー付勢手段と、カムプレート15をレバー回転阻止位置側に付勢するカム付勢手段とを兼ねている。
カム解除手段17は、カムプレート15に突設されたピン20と、アームブラケット4に固定されたカム解除壁21とから構成されている。カムプレート15がレバー回転阻止位置に位置する場合にあって、シートバック3が前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで起こされた位置でカム解除壁21の傾斜壁部21aがピン20を押圧し、カムプレート15をレバー回転阻止位置からレバー回転許容位置に戻すように設定されている。又、カム解除壁21は、傾斜壁部21aとこれに連続して設けられた円弧状壁部21bとから構成されている。シートバック3がリクライニング範囲のニュートラル位置より後傾側に位置する場合にあって、前倒れ操作レバー9が前倒れ操作位置に操作された時に円弧状壁部21bがピン20に干渉してカムプレート15をレバー回転許容位置に保持するよう構成されている。
次に、シートリクライニング装置Aの作用を説明する。シートバック3は、リクライニング範囲内の任意の位置に位置するものとする。リクライニングロック機構7,(図示せず)は、ロックスプリング(図示せず)のバネ力によってロックツース(図示せず)の外周ギア(図示せず)がアーム側円板ケース(図示せず)の内周ギア(図示せず)に噛み合い、これによってシートバック3がシートクッション1に対してロックされている。又、図5に示すように、前倒れ操作レバー9及び前倒れリンクレバー13は引っ張りコイルスプリング16のバネ力によって共に待機位置に、カムプレート15は前倒れリンクレバー13のピン18がガイド溝部19a内に位置することによって引っ張りコイルスプリング16のバネ力に抗してレバー回転許容位置にそれぞれ位置している。
このような状態にあって、ユーザが前倒れ操作レバー9を待機位置から前倒れ操作位置に操作すると、前倒れ用ケーブル11が図5の矢印方向に引かれる。すると、前倒れリンクレバー13が引っ張りコイルスプリング16のバネ力に抗して図6の反時計回転方向に回転する。前倒れリンクレバー13は、図6に示すように、そのピン18がカムプレート15のガイド溝部19a内を上方に向かって移動すると共に解除レバー12を共に回転させつつ待機位置からレバー回転位置まで回転する。この解除レバー12の回転によってリクライニングロック機構7,(図示せず)がロック位置からロック解除位置に変移される。これにより、シートバック3が渦巻きバネ6の付勢力により前倒れ位置に回動する。
前倒れリンクレバー13がレバー回転位置に達すると、前倒れリンクレバー13のピン18がカムプレート15のガイド溝部19aの上端に位置する。そして、図7に示すように、カム解除壁21がピン20と係合する位置から移動するため、引っ張りコイルスプリング16のバネ力によってカムプレート15が図7の時計回転方向に回転し、カムプレート15がレバー回転阻止位置まで回転する。前倒れリンクレバー13のピン18は、カムプレート15の係止溝部19bの奥まで入り込む。これにより、前倒れリンクレバー13が前倒れ操作位置に保持されると共に、解除レバー12を介してリクライニングロック機構7,(図示せず)がロック解除位置に保持される。以上により、図8に示すように、シートバック3が前倒れ位置で、且つ、リクライニングロック機構7,(図示せず)がロック解除位置の状態となる。
ユーザが前倒れ位置のシートバック3を所望のリクライニング範囲に戻すべく渦巻きバネ6のバネ力に抗してシートバック3を引き起こす。シートバック3がニュートラル位置まで引き起こされると、図9に示すように、カム解除壁21の傾斜壁部21aがカムプレート15のピン20を押圧する。この押圧力でカムプレート15が引っ張りコイルスプリング16のバネ力に抗してレバー回転阻止位置からレバー回転許容位置まで変移し、前倒れリンクレバー13のピン18がカムプレート15のガイド溝部18aに入り込む。すると、引っ張りコイルスプリング16のバネ力によって前倒れリンクレバー13がレバー回転位置から待機位置に戻される。前倒れリンクレバー13が待機位置に戻ると、解除レバー12及びセンターシャフト5がリクライニングロック機構7,(図示せず)のロック付勢力によって回転しリクライニングロック機構7,(図示せず)がロック位置とされる。これにより、シートバック3がニュートラル位置でロックされる。
以上、シートリクライニング装置Aは、前倒れレバーが待機位置から前倒れ操作位置に操作されると、前倒れレバーを前倒れ操作位置に保持し、シートバック3が前倒れ位置側からリクライニング範囲内の所定のニュートラル位置まで変移されると、前倒れレバーの保持を解除するニュートラル位置復帰手段10を備えている。このようにニュートラル位置復帰手段10が前倒れレバーをロックしたり、ロック解除したりする構成であるため、簡単な構造で、且つ、コスト安にできる。ニュートラル位置復帰手段10は前倒れレバーをロックしたり、ロック解除したりする構成であるため、上記実施形態のように、リクライニングロック機構7,(図示せず)の外部に設置できるため、僅かな設計変更で設置でき、又、既存のシートリクライニング装置に対しても容易に後付けで設置できる。
また、シートバック3をリクライニング範囲に戻すと、前倒れ直前の位置に拘わらずシートバック3が所定のニュートラル位置に復帰するため、使い勝手が良い。つまり、フラット位置のシートバック3を前倒れした後にリクライニング範囲に戻すと、フラット位置ではなく所定のニュートラル位置に戻るため、便利である。又、シートバック3からの荷重をリクライニングロック機構7,(図示せず)が受けるため、ニュートラル位置復帰手段10について強度管理等が必要ない。
この実施形態では、通常のリクライニング操作を行なうリクライニング操作レバー8とは別に、ニュートラル位置復帰手段10を作動させる前倒れレバーとしての前倒れリンクレバー13が設定されるとともに、リクライニング操作レバー8をロック解除位置に操作したときに前倒れリンクレバー13は、前倒れ操作位置に操作されることなく待機位置に保持される。そのため、リクライニング操作レバー8を操作した際には、ニュートラル位置復帰手段10が作動することなく、前倒れ操作レバー9を操作して前倒れリンクレバー13を変移させたときのみニュートラル位置復帰手段10を作動させることができる。また、リクライニング操作レバー8による通常のリクライニング操作時に前倒れリンクレバー13を変移しないため、操作力を軽くできるとともに、操作系の慣性質量を小さくでき、リクライニングロック機構7の歯飛びを防止することができる。
この実施形態では、前倒れレバーは、リクライニングロック機構7,(図示せず)をロック位置とロック解除位置との間で変移させるセンターシャフト5に固定され、このセンターシャフト5と一体に回転する解除レバー12と、前倒れ操作レバー9に連動し、前倒れ操作レバー9が待機位置から前倒れ操作位置に変移されると、引っ張りコイルスプリング16に抗して待機位置からレバー回動位置まで変移し、この変移過程で解除レバー12を共に回転させてリクライニングロック機構7,(図示せず)をロック位置からロック解除位置に変移させる前倒れリンクレバー13とを備え、前記ニュートラル位置復帰手段10は、前倒れリンクレバー13がレバー回動位置まで変移すると、引っ張りコイルスプリング16の付勢力によって前倒れリンクレバー13の回転を許容するレバー回転許容位置から前倒れリンクレバー13の回転を阻止するレバー回転阻止位置に変移するカムプレート15と、シートバック3が前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移されると、引っ張りコイルスプリング16の付勢力に抗してカムプレート15をレバー回転阻止位置からレバー回転許容位置に戻して前倒れリンクレバー13の回転を自由とするカム解除手段17とから成る。従って、前倒れレバー及びニュートラル位置復帰手段10は、解除レバー12と、前倒れリンクレバー13と、カムプレート15と、カム解除手段17と、スプリング16とから構成できるため、少ない部品点数で実現できる。
この実施形態では、前倒れリンクレバー13は、センターシャフト5を中心に回転自在で、且つ、センターシャフト5及び解除レバー12とは独立に回転するよう支持されたので、センターシャフト5を中心に解除レバー12と前倒れリンクレバー13を配置できるため、部品の高密度配置によって構成をコンパクトにできる。
この実施形態では、カム付勢手段とレバー付勢手段は、前倒れリンクレバー13とカムプレート15との間に介在された単一の引っ張りコイルスプリング16にて構成されたので、更に部品点数を削減できるため、構成の簡略化とコストの低減化になっている。尚、カム付勢手段とレバー付勢手段とを別々のスプリング等によって構成しても良いことはもちろんである。
この実施形態では、カム解除手段17は、カムプレート15に設けられたピン20と、シートバック3に連動して移動し、シートバック3が前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移されると、ピン20を押圧してカムプレート15をレバー回転許容位置まで変移させるカム解除壁21とから構成されている。そして、カム解除壁21は、シートバック3がリクライニング範囲のニュートラル位置より後傾側に位置する場合にもピン20に干渉してカムプレート15をレバー回転許容位置に保持するよう構成されたので、シートバック3がリクライニング範囲のニュートラル位置より後傾側に位置する場合にあって、前倒れ操作レバー9が操作された時にカムプレート15の変移を規制できるため、カムプレート15のピン20がカム解除壁21に乗り上げることによる不都合を防止できる。そのため、シートバック3をニュートラル位置より後傾側の任意の位置に調節する場合には、前倒れ操作レバー9を操作することでも通常のリクライニング操作を行なうことができる。又、ニュートラル位置は、ピン20とカム解除壁21の相対的位置を可変することにより自由に設定可能である。
図10は第2実施形態に係るシートリクライニング装置のニュートラル位置復帰手段等を示す側面図である。図10における本態様と図1〜図9に示す第1実施形態との大きく異なる点は、前倒れ用ケーブル11を固定する方法が明確になっている点で、リクライニング操作を行なうための構成は同様である。
前倒れ用ケーブル11は、前記第1実施形態のものと同様であり、アウターチューブ11aとインナーワイヤ11bとから構成されている。インナーワイヤ11bは、アウターチューブ11a内をスライド自在に挿通されている。そして、アウターチューブ11aの端部11cは、ベースブラケット2に固定された固定ブラケット2Eの取付部2fに固定されている。つまり、シートバック(図示せず)のリクライニング角度に拘わらず、アウターチューブ11aの端部11cの位置が変化しないように、ベースブラケット2の固定ブラケット2Eを用いて固定している。
前倒れ操作レバー(図示せず)を操作すると、アウターチューブ11aは固定されたままで、インナーワイヤ11bがアウターチューブ11a内をスライドし、一端に固定されているピン18がピン挿入溝19内を移動するとともに、前倒れリンクレバー13が回動する。
この第2実施形態では、アウターチューブ11aの端部11cと前倒れリンクレバー13のピン18との位置関係が変わらないため、シートバックの位置が変化した場合でも前倒れ操作レバー9の操作量がほぼ一定となり、操作性が良い。
図11は本発明の第3実施形態に係るシートリクライニング装置のニュートラル位置復帰手段10A等の側面図である。図11において、ニュートラル位置復帰手段10Aは、その前倒れリンクレバー13Aがベースブラケット2の固定ブラケット2Dに軸ピン30を介して回転自在に支持されている。つまり、前倒れリンクレバー13Aは、センターシャフト5の中心とは別位置で回転自在に支持されている。その以外の構成は、各部品の形状等が異なるものの基本的に前記実施形態と同様であるため、同一構成部品に前記実施形態と同一符号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態では、前倒れリンクレバー13Aは、センターシャフト5の中心とは別位置で回転自在に支持されるので、解除レバー12と前倒れリンクレバー13Aとの配置自由度が広がるため、設計の自由度が高くなる。又、センターシャフト5への負荷が軽減されるため、センターシャフト5の作動の信頼性が高まる。
図12〜図14は本発明の第4実施形態を示し、図12は前倒れ操作レバー(図示せず)及び前倒れリンクレバー13が待機位置に位置する状態の側面図、図13は前倒れリンクレバー13が待機位置からレバー回転位置に変移した状態の側面図、図14は前倒れリンクレバー13がレバー回転位置から前倒れ操作位置に変移した状態の側面図である。
図12〜図14において、この第4実施形態と前記第1実施形態とを比較するに、解除レバー12、前倒れリンクレバー13、カムプレート15,引っ張りコイルスプリング16、カム解除手段17の各構成はほぼ同一構成であり、仲介レバー30が新たに付設され、この仲介レバー30に前倒れ用ケーブル11の先端が固定されている点が大きく相違する。
つまり、仲介レバー30は、一直線上の2箇所に長孔30a,30bを有し、この各長孔30a,30bにセンターシャフト5と軸ピン14が挿入されている。センターシャフト5と軸ピン14にガイドされることによって、仲介レバー30がシートバック3のリクライニング範囲のほぼ中間位置に沿ってスライド自在に取り付けられている。長孔30aは、下記に説明する前倒れリンクレバー13の回動を許容するため、センターシャフト5の直径より少し幅広に形成されている。
又、仲介レバー30には円孔30cが形成され、円孔30cに前倒れリンクレバー13のピン31が挿入されている。これにより、仲介レバー30のスライドによって前倒れレバー13が回動するようになっている。
更に、仲介レバー30にはピン32を介して前倒れ用ケーブル11の先端が接続されている。前倒れ用ケーブル11が接続されるピン32の位置は、センターシャフト5の近傍、つまり、シートバック3の回転支点の近傍に設定されている。
他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、その説明を省略し、図面上の前記第1実施形態と同一構成箇所には同一符号を付してその明確化を図る。
この第4実施形態の作用を説明する。図12の状態にあって、ユーザが前倒れ操作レバー(図示せず)を待機位置から前倒れ操作位置に操作すると、前倒れ用ケーブル11が図12の矢印方向に引かれる。すると、仲介レバー30がスライド移動し、このスライド移動によって前倒れリンクレバー13が引っ張りコイルスプリング16のバネ力に抗して図12の反時計回転方向に回転する。このように前倒れ操作レバー(図示せず)の操作力が仲介レバー30を介して前倒れリンクレバー13に伝達される。
それ以降の動作は、前記第1実施形態と同様である。簡単に説明すると、前倒れリンクレバー13は、図13に示すように、解除レバー12を共に回転させつつ待機位置からレバー回転位置まで回転する。前倒れリンクレバー13がレバー回転位置に達すると、図14に示すように、引っ張りコイルスプリング16のバネ力によってカムプレート15が図14の時計回転方向に回転すると共に前倒れリンクレバー13がレバー回転位置から前倒れ操作位置に移動してリクライニングロック機構(図示せず),(図示せず)がロック解除位置に保持されることになる。
ユーザが前倒れ位置のシートバック(図示せず)をニュートラル位置まで引き起こすと、カム解除壁21の傾斜壁部21aがカムプレート15のピン20を押圧して前倒れリンクレバー13が前倒れ操作位置からレバー回転位置まで変移し、更に、待機位置に戻される。前倒れリンクレバー13が待機位置に戻ると、解除レバー12及びセンターシャフト5がリクライニングロック機構(図示せず),(図示せず)のロック付勢力によって回転しリクライニングロック機構(図示せず),(図示せず)がロック位置とされる。これにより、シートバック(図示せず)がニュートラル位置でロックされる。
以上、この第4実施形態では、前倒れ操作レバー(図示せず)からの操作力をシートバック(図示せず)の回転支点の近傍で受け、この伝達された操作力によって前倒れリンクレバー13を待機位置から前倒れ操作位置に変移させる仲介レバー30を設けたので、前倒れ操作レバー(図示せず)と仲介レバー30間の連結距離がシートバック(図示せず)のリクライニング角度によって変化する量を極力小さくできるため、前倒れ操作レバー(図示せず)の操作性が向上する。
つまり、前記第1実施形態では、シートバック3の回転支点(センターシャフト5の位置)から離れた位置にしか前倒れリンクレバー13のピン18を設置出来なかったため、シートバック3のリクライニング角度が変化すると、前倒れ操作レバー9の位置と前倒れリンクレバー13のピン18間の距離がシートバックのリクライニング角度によって大きく変化する。そのため、前倒れ用ケーブル11の長さは、前倒れ操作レバー9の位置と前倒れリンクレバー13のピン18間の最大長さに合わせて設定する必要がある。このように設定すると、通常使用時では前倒れ用ケーブル11の長さが長くなるため、前倒れ操作レバー9の操作量が増大し、操作性が悪い。この第4実施形態は、この前倒れ操作レバー9の操作性の悪さを改善したものである。
又、第4実施形態では、前倒れ操作レバー(図示せず)と仲介レバー30間の連結距離をシートバック(図示せず)のリクライニング角度に拘わらずほぼ一定にすることが可能であり、ほぼ一定とすることにより、前倒れ操作レバー(図示せず)と仲介レバー30間の連結をアウターチューブ付きのケーブル11ではなく、ケーブル単体ものやロッドを利用して行うことができ、コスト低減になる。
尚、この第4実施形態の仲介レバー30では、前倒れ操作レバー(図示せず)からの操作力を受ける位置をシートバック(図示せず)の回転支点の近傍、つまり、センターシャフト5の近傍に設定されているが、シートバック(図示せず)の回転支点の近傍エリア内に設定すれば良い。シートバック(図示せず)の回転支点、つまり、センターシャフト5の回転位置に設定するのが最も好ましい。このように構成すると、前倒れ操作レバー(図示せず)と仲介レバー30間の連結距離がシートバック(図示せず)のリクライニング角度によって変化する量をほとんどゼロにできる。
この第4実施形態では、仲介レバー30は、シートバック(図示せず)のリクライニング範囲のほぼ中間位置に沿ってスライド自在に設けられたので、前倒れ操作レバー(図示せず)と仲介レバー30間の連結距離がリクライニング範囲の中間位置を基準に決定されるため、リクライニング最大角度での変化量とリクライニング最小角度での変化量を最も小さく抑えることができるため、前倒れ操作レバー(図示せず)の操作性が更に向上する。尚、図12では、シートバック(図示せず)に固定されるアームブラケット4の実線位置がリクライニング範囲内の位置を、二点鎖線の位置が前倒れ位置を、一点鎖線の位置が最大角度位置(フラット位置)をそれぞれ示す。
この第4実施形態では、仲介レバー30は、リクライニングロック機構(図示せず)を変移させるセンターシャフト5とカムプレート15を回転自在に支持する軸ピン14とにガイドされることによってスライド自在に設けられたので、既存のセンターシャフト5と軸ピン14を利用して仲介レバー30を設置するため、新たな部品を付設することなく仲介レバー30を設置できる。
尚、第4実施形態では、仲介レバー30に円孔30cを設け、前倒れリンクレバー13にピン31を設けたが、この逆に仲介レバー30にピンを設け、前倒れリンクレバー13に円孔を設けても良い。又、第4実施形態では、仲介レバー30のスライド移動によって前倒れリンクレバー13を回動させるため、仲介レバー30の長孔30aをセンターシャフト5の直径より少し幅広に形成したが、仲介レバー30の長孔30aをセンターシャフト5の直径とほぼ同一幅に形成し、且つ、仲介レバー30の円孔30cを前倒れリンクレバー13のピン31に対して長孔に形成しても良い。
尚、前記各実施形態によれば、左右一対のリクライニングロック機構7,(図示せず)の一方にのみニュートラル位置復帰手段10,10Aを付設したが、両方のリクライニングロック機構7,(図示せず)にニュートラル位置復帰手段10,10Aを付設しても良いことはもちろんである。
本発明の第1実施形態を示し、シートバックの回転範囲及び各回転位置を示す側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、シートリクライニング装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、シートリクライニング装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、シートリクライニング装置の上面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ニュートラル位置復帰手段等の動作説明をするための側面図である。 本発明の第3実施形態を示し、シートリクライニング装置のニュートラル位置復帰手段等の側面図である。 本発明の第4実施形態を示し、前倒れ操作レバー及び前倒れリンクレバーが待機位置に位置する状態の側面図である。 本発明の第4実施形態を示し、前倒れリンクレバーが待機位置からレバー回転位置に変移した状態の側面図である。 本発明の第4実施形態を示し、前倒れリンクレバーがレバー回転位置から前倒れ操作位置に変移した状態の側面図である。 従来例を示し、シートリクライニング装置の側面図である。 従来例を示し、図15のA−A線断面図である。 従来例を示し、図16のB−B線断面図である。
符号の説明
A シートリクライニング装置
1 シートクッション
3 シートバック
5 センターシャフト(シャフト)
6 渦巻きバネ(前倒れ付勢手段)
7 リクライニングロック機構
8 リクライニング操作レバー
9 前倒れ操作レバー
10,10A ニュートラル位置復帰手段
12 解除レバー(前倒れレバー)
13,13A 前倒れリンクレバー(前倒れレバー)
15 カムプレート
16 引っ張りコイルスプリング(スプリング,レバー付勢手段,カム付勢手段)
17 カム解除手段
20 ピン
21 カム解除壁
30 仲介レバー

Claims (10)

  1. シートクッションにシートバックを回転自在に支持し、このシートバックを前倒れ位置側に付勢する前倒れ付勢手段と、該シートバックをリクライニング範囲の任意の位置でロックするロック位置とロック解除するロック解除位置との間で変移し、該ロック位置側にロック付勢力が作用されたリクライニングロック機構と、このリクライニングロック機構を該ロック解除位置に変移させる前倒れレバーとを備え、この前倒れレバーを前倒れ操作位置に操作すると、該リクライニングロック機構が該ロック位置より該ロック解除位置に変移し、該前倒れ付勢手段の付勢力によって該シートバックが該前倒れ位置に変移するシートリクライニング装置において、
    前記シートバックがリクライニング範囲内に設定した所定のニュートラル位置より前傾側にあるとき、前記前倒れ操作位置に操作された前記前倒れレバーを該前倒れ操作位置に保持し、前記シートバックが前記ニュートラル位置より後傾側にあるとき、前記前倒れレバーを保持しないニュートラル位置復帰手段を備えたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 請求項1記載のシートリクライニング装置であって、
    前記前倒れレバーとは別に、前記リクライニングロック機構をロック解除位置に変移させるリクライニング操作レバーを備え、
    このリクライニング操作レバーをロック解除位置に操作したとき、前記前倒れレバーは前記前倒れ操作位置に操作されることなく待機位置に保持されることを特徴とするシートリクライニング装置。
  3. 請求項1、または請求項2記載のシートリクライニング装置であって、
    前記前倒れレバーは、前記リクライニングロック機構をロック位置とロック解除位置との間で変移させるシャフトに固定され、このシャフトと一体に回転する解除レバーと、
    前記シートバックの上部に設けられた前倒れ操作レバーに連動し、この前倒れ操作レバーが待機位置から前倒れ操作位置に変移されると、レバー付勢手段の付勢力に抗して待機位置からレバー回転位置まで変移し、この変移過程で前記解除レバーを共に回転させて前記リクライニングロック機構をロック位置からロック解除位置に変移させる前倒れリンクレバーとを備え、
    前記ニュートラル位置復帰手段は、この前倒れリンクレバーがレバー回転位置にある時、前記前倒れリンクレバーの回転を許容するレバー回転許容位置と前記前倒れリンクレバーの回転を阻止するレバー回転阻止位置との間で変移可能なカムプレートと、
    このカムプレートをレバー回転阻止位置側へ付勢するカム付勢手段と、
    前記シートバックが前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移された時、前記カム付勢手段の付勢力に抗して前記カムプレートをレバー回転阻止位置からレバー回転許容位置に変移させるとともに、前記シートバックが前記ニュートラル位置より後傾側にある時、前記カムプレートをレバー回転許容位置に保持するカム解除手段とを備えたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  4. 請求項3記載のシートリクライニング装置であって、
    前記前倒れリンクレバーは、前記シャフトを中心に回転自在で、且つ、前記シャフト及び前記解除レバーとは独立に回転するよう支持されたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  5. 請求項3記載のシートリクライニング装置であって、
    前記前倒れリンクレバーは、前記シャフトの中心とは別位置で回転自在に支持されたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれか1項記載のシートリクライニング装置であって、
    前記カム付勢手段と前記レバー付勢手段は、前記前倒れリンクレバーと前記カムプレートとの間に介在された単一のスプリングにて構成されたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  7. 請求項3〜請求項6のいずれか1項記載のシートリクライニング装置であって、
    前記カム解除手段は、カムプレートの自由端部に設けられたピンと、前記シートバックに連動して移動し、前記シートバックが前倒れ位置側から所定のニュートラル位置まで変移されると、前記ピンを押圧して前記カムプレートをレバー回転許容位置まで変移させるカム解除壁とから構成され、
    前記カム解除壁は、前記シートバックがリクライニング範囲のニュートラル位置より後傾側に位置する場合にも前記ピンに干渉して前記カムプレートをレバー回転許容位置に保持するよう構成されたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のシートリクライニング装置であって、
    前記前倒れレバー及び前記ニュートラル位置復帰手段は前記シートクッション側に、前倒れ操作レバーは前記シートバック側にそれぞれ取り付けられ、
    該前倒れ操作レバーからの操作力を該シートバックの回転支点を中心とする近傍エリア内で受け、この伝達された操作力によって該前倒れレバーを待機位置から前倒れ操作位置に変移させる仲介レバーを設けたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  9. 請求項8記載のシートリクライニング装置であって、
    前記仲介レバーは、前記シートバックのリクライニング範囲のほぼ中間位置に沿ってスライド自在に設けられたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  10. 請求項9記載のシートリクライニング装置であって、
    前記仲介レバーは、前記リクライニングロック機構を変移させる前記シャフトと前記カムプレートを回転自在に支持する軸ピンとにガイドされることによってスライド自在に設けられたことを特徴とするシートリクライニング装置。
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