JP4670448B2 - データ収集システム、データ収集方法およびデータ収集プログラム - Google Patents

データ収集システム、データ収集方法およびデータ収集プログラム Download PDF

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Description

本発明は、収集の対象となるデータを持つ複数の端末からデータを収集するデータ収集システム、データ収集方法およびデータ収集プログラムに係わり、特にこれらの複数の端末から少ない通信回数でデータを収集するときに好適なデータ収集システム、データ収集方法およびデータ収集プログラムに関する。
従来から、熱や音、位置などの様々な情報を検出するセンサのデータをネットワークにより収集するセンサネットワークシステムや、水道や電気およびガス等の使用量を計測する計測器の検針データをネットワークにより収集するデータ収集システムが存在している。これらのデータ収集システムでは、センサや計測器はそれぞれ通信機能を備え、ネットワークを通じて各データをデータ収集装置に送信するようになっている。
データ収集システムには各種の通信形態が存在するが、センサや測定器を順に経由する形でネットワークを構築してデータを収集するデータ収集システムがこのうちの1つとして提案されている(たとえば特許文献1参照)。この提案によれば、広域に設置された個々の通信端末装置は、他の通信端末装置を経由しながら最終的にデータ収集装置にデータを送り届けるようになっている。このような通信方法をマルチホップ(multi-hop)通信という。この提案のデータ収集システムでは、データ収集装置はマルチホップ通信で通信可能なエリア外に存在している。そのため、マルチホップ通信網を構成する複数の通信端末装置のうち1台が、公衆回線網に接続し、公衆回線網を介してデータ収集装置にデータを送ることができる通信端末装置となっている。この公衆回線網に接続された通信端末装置を親機とすると、子機となるその他の通信端末装置は、ぞれぞれのデータをマルチホップ通信で親機まで送り届け、さらに親機から公衆回線網によりデータをデータ収集装置に送るようになっている。
ところで、このようなデータ収集システムでは、収集対象となるデータを持つ通信端末装置の数が増えると、これらの各データを収集するためにシステム全体として必要とする通信回数の総和も増加する。これに伴って、データ収集に掛かる時間も増え、システム全体として効率が悪いものになってしまう。そこで、この提案のデータ収集システムでは、親機の通信端末装置がマルチホップ通信で各子機の通信端末装置のデータを集め、一括してデータ収集装置に送るようにしている。この手法によれば、親機を単なる中継点にして子機1台ずつがデータ収集装置にデータを送信するより、システム全体としてデータ収集に必要な通信回数を少なく抑えることができる。
特開2002−218080号公報(段落0017、図1)
ところが、この提案のデータ収集システムでは、親機が各子機からデータを収集するために必要となる通信回数がかなりの数になるという問題がある。すなわち、親機と各通信端末装置との通信はマルチホップ通信であるが、マルチホップ通信では、通信端末装置間でデータ転送を繰り返して通信が行われるため、たとえば末端に位置する1台の通信端末装置からデータ収集するだけでも、このデータを順次転送する各通信端末装置の通信として複数回の通信が必要となる。したがって、マルチホップ通信によるシステムでは、各通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数の総和は、通信端末装置数の増加に伴い、容易に大きな値となってしまう。この結果として、データ収集システムとして非効率な通信が行われることになった。
そこで本発明の目的は、収集の対象となるデータを持つ複数の通信端末装置が順にデータ転送の繰り返すことで通信を行うマルチホップ通信網で、より効率的な通信を可能とするデータ収集システム、そのデータ収集方法およびデータ収集プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをデータ収集装置を基点としてそれぞれの通信端末をツリー構造で連結した通信網として表わした通信網データを入力する通信網データ入力手段と、(ロ)この通信網データ入力手段により入力した通信網データからツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出手段と、(ハ)通信網データ入力手段により入力した通信網データからツリー構造におけるデータ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出手段と、(ニ)この末端通信端末抽出手段によって抽出された末端通信端末のうちでデータ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出手段と、(ホ)この最大ホップ数通信端末検出手段によって検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけデータ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定手段と、(ヘ)このクラスタホスト設定手段によって設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから分岐点通信端末抽出手段で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定手段と、(ト)この第1のクラスタ設定手段によって設定された第1のクラスタを構成する通信端末を通信網データから削除して最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定手段と、(チ)これら第1のクラスタ設定手段ならびに残りクラスタ設定手段で設定したそれぞれのクラスタについて、クラスタホスト設定手段によってそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データをツリー構造に沿ってデータ収集装置に送出する集約データ送出手段とをデータ収集システムに具備させる。
また、本発明では、(イ)データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをデータ収集装置を基点としてそれぞれの通信端末をツリー構造で連結した通信網として表わした通信網データを入力する通信網データ入力手段と、(ロ)この通信網データ入力手段により入力した通信網データからツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出手段と、(ハ)通信網データ入力手段により入力した通信網データからツリー構造におけるデータ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出手段と、(ニ)この末端通信端末抽出手段によって抽出された末端通信端末のうちでデータ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出手段と、(ホ)この最大ホップ数通信端末検出手段によって検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけデータ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定手段と、(ヘ)このクラスタホスト設定手段によって設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから分岐点通信端末抽出手段で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定手段と、(ト)通信網データ入力手段により入力した通信網データをこの第1のクラスタ設定手段で設定した第1のクラスタを構成する全ての通信端末をまとめて1つの通信端末としてのクラスタホストで置き換えた通信網データに更新し、最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、この通信網データにデータ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定手段と、(チ)これら第1のクラスタ設定手段ならびに残りクラスタ設定手段で設定したそれぞれのクラスタについて、クラスタホスト設定手段によってそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データをツリー構造に沿ってデータ収集装置に送出する集約データ送出手段とをデータ収集システムに具備させる。
更に、本発明では、(イ)データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをツリー構造で連結し各通信端末に順次データ転送させる形で構築される通信網を表わす通信網データを入力する通信網データ入力ステップと、(ロ)この通信網データ入力ステップで入力した通信網データからツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出ステップと、(ハ)通信網データ入力ステップで入力した通信網データからツリー構造におけるデータ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出ステップと、(ニ)この末端通信端末抽出ステップで抽出された末端通信端末のうちでデータ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出ステップと、(ホ)この最大ホップ数通信端末検出ステップで検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけデータ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定ステップと、(ヘ)このクラスタホスト設定ステップで設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから分岐点通信端末抽出ステップで抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定ステップと、(ト)この第1のクラスタ設定ステップで設定された第1のクラスタを構成する通信端末を通信網データから削除して最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定ステップと、(チ)これら第1のクラスタ設定ステップならびに残りクラスタ設定ステップで設定したそれぞれのクラスタについて、クラスタホスト設定ステップでそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データをツリー構造に沿ってデータ収集装置に送出する集約データ送出ステップとをデータ収集方法に具備させる。
更にまた、本発明では、(イ)データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをツリー構造で連結し各通信端末に順次データ転送させる形で構築される通信網を表わす通信網データからツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出処理と、(ロ)通信網データからツリー構造におけるデータ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出処理と、(ハ)この末端通信端末抽出処理で抽出された末端通信端末のうちでデータ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出処理と、(ニ)この最大ホップ数通信端末検出処理で検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけデータ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定処理と、(ホ)このクラスタホスト設定処理で設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから分岐点通信端末抽出処理で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定処理と、(ヘ)この第1のクラスタ設定処理で設定された第1のクラスタを構成する通信端末を通信網データから削除して最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定処理と、(ト)これら第1のクラスタ設定処理ならびに残りクラスタ設定処理で設定した各クラスタに対応するクラスタホストそれぞれに、同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約しこれら集約データをツリー構造に沿ってデータ収集装置に送出することを要求する集約データ送出要求処理とを具備したデータ収集プログラムをコンピュータに実行させる。
以上説明したように本発明では、データ収集装置がマルチホップ通信で通信端末からデータを収集するデータ収集システムで、これらの通信端末から通信データの収集のグループとしてのクラスタを設定するようになっている。このようにして設定された各クラスタに対応して設定されるクラスタホストは、同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約して、それぞれデータ収集装置に一括して送出するようになっている。したがって、マルチホップ通信で各通信端末が1台ずつデータ収集装置にデータを送信するより、システム全体として、通信の回数を抑えて各データを収集することができる。また、本発明のデータ収集システムは、クラスタ生成を単純化しているため、大規模なシステムにおいても、効率的にクラスタ生成処理を行うことができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例によるデータ収集システムの構成の概要を表わしたものである。データ収集システム200は、第1〜第10の通信端末装置211〜220と、これらから収集対象となるデータを収集し、通信ケーブル225によりサーバ230に接続してインターネット240へ配信するデータ収集通信端末装置250によって構成されている。また、第8〜第10の通信端末装置218〜220のひとまとまりは第1のクラスタ(cluster)261、第4〜第7の通信端末装置214〜217のひとまとまりは第2のクラスタ262、第1および第3の通信端末装置211、213のひとまとまりは第3のクラスタ263となっている。クラスタについては、後で説明を行う。第1〜第10の通信端末装置211〜220は、データ収集通信端末装置250を基点としたツリー(tree)構造で接続されているが、そのツリー経路270についても、後で説明を行うことにする。ここでは、第1〜第10の通信端末装置211〜220がセンサを備え、それぞれが検出したデータをデータ収集通信端末装置250が収集するとして説明を行うことにする。
図2は、第1の通信端末装置の構成の概要を表わしたものである。ここでは、第1の通信端末装置211を例としてその構成の説明を行うが、第2〜第10の通信端末装置212〜220も同様の構成となっている。第1の通信端末装置211は、温度やメータの情報を検出するセンサ部301を備えている。さらに、第1の通信端末装置211は、アンテナ303を使用して無線で通信を行う無線部302を備えている。これらセンサ部301、無線部302に接続された制御部304は、図示しないCPU(中央処理装置)、動作を制御するプログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)、およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等のメモリによって構成されている。バッテリ305は、第1の通信端末装置211の各部に電源を供給するために使用される。そして、電源供給回路306は、バッテリ305から各部への電源供給を制御する。これらの各部はデータバスなどのバス307により接続されている。
無線部302は、間欠的に無線でパケット通信を行うようになっている。パケットには、データの前にヘッダとして、送信先のID(Identification)、送信元のIDおよび宛て先IDが含まれている。無線部302は間欠的に電波をモニタしてヘッダの確認を行い、自分宛ての信号が来ると、電源供給回路306を介して制御部304を起動しその後の信号制御を含む処理を行わせる。自分宛てでなければ信号処理を行わないため、無駄なバッテリ305消費が抑えられる。図1のツリー経路270は第1〜第10の通信端末装置211〜220それぞれの無線部3021〜30210の無線通信により実現される通信経路により構成されたものである。
図3は、データ収集通信端末装置の構成の概要を表わしたものである。図1および図2と共に説明を行う。データ収集通信端末装置250は、サーバ230と通信ケーブル225で接続し、この通信ケーブル225を介して信号の送受信を行う通信回路312と、アンテナ313により無線で通信を行う無線部314を備えている。これら通信回路312、無線部314と接続された制御部315は、図示しないCPU(中央処理装置)、動作を制御するプログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)、およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等のメモリによって構成され、通信回路312および無線部314の信号処理をはじめとしたデータ収集に関する各種処理を行うようになっている。電源供給回路316は電源ケーブル317を介して外部から供給された電源を、データ収集通信端末装置250の各部に供給している。これらの各部はデータバスなどのバス318により接続されている。
図4は、本実施例のデータ収集通信端末装置が第1〜第10の通信端末装置からクラスタを生成してデータを収集する処理の流れを表わしたものである。図1および図3と共に説明を行う。データ収集通信端末装置250は、電源供給回路316により電源の供給を受けるとその動作を開始し、最初にツリー経路270の構築を行う(ステップS101)。ツリー経路270の構築のために、まず、データ収集通信端末装置250は無線で直接通信可能な通信端末装置を検索する。これは、無線部314により検索信号を送出することで行われる。この検索信号は、全ての通信端末装置に宛てに送信され、受信した通信端末装置に応答信号の返信を要求するものとなっている。第1〜第10の通信端末装置211〜220のうち、第1および第2の通信端末装置211、212はデータ収集通信端末装置250と無線通信可能な位置に存在しており、これらは検索信号を受信すると、それに対して応答信号を返すようになっている。データ処理通信端末装置250はこの応答信号の受信により、無線で通信可能なのは第1および第2の通信端末装置211、212であるという検索結果を得ることができる。同様にして、第1〜第10の通信端末装置211〜220はそれぞれ自装置と無線で通信可能な通信端末装置を検索するようになっている。
図5は、データ処理通信端末装置および第1〜第10の通信端末装置ごとに無線通信可能な通信端末装置の検索結果を表わしたものである。検索信号と応答信号をやり取りすることで、このように各通信端末装置ごとに無線通信可能な通信端末装置を検索した結果が得られる。
図6は、データ処理通信端末装置と第1〜第10の通信端末装置それぞれを結ぶ経路を示す経路テーブルを表わしたものである。図1と共に説明を行う。データ処理通信端末装置250は、第1〜第10の通信端末装置211〜220のそれぞれから図5に示した検索結果を収集し、これらを基にして、第1〜第10の通信端末装置211〜220に至る経路および第1〜第10の通信端末装置211〜220から自装置に至る経路の作成を行う。この図6で、例えば、送信元がデータ処理通信端末装置250で、送信先が第3の通信端末装置213のデータの進路は、「250→211→213」となっている。ただし、「→」は、装置間でデータが送信される方向を示している。したがって、これは、データ処理通信端末装置250から、第1の通信端末装置211に転送され、さらに第3の通信端末装置213に転送されてデータの送信が完了する、ということを表わしている。経路の作成は、データ転送される回数が最少になるように行われている。このように、データの宛て先ごとにその経路を示した経路テーブルは、第1〜第10の通信端末装置211〜220、およびデータ収集通信端末装置250それぞれの制御部304(図2参照)、315(図3参照)のメモリに備えられ、これにしたがったデータの転送および送信が行われるようになっている。
ところで、送信元がデータ処理通信端末装置250で、送信先が第7の通信端末装置217の場合、この図6で、経路は「250→211→214→217」と示されているが、同じ通信回数で「250→211→213→217」という経路も可能である。本実施例では、同じ通信回数の場合、無線の強度に応じて、経路を選択させることとする。これは、データ処理通信端末装置250および第1〜第10の通信端末装置211〜220それぞれは受信した検索信号の強度を測定し、その信号強度の情報も、図5の検索結果に含まれるようにすることで実現可能である。これ以外にも、例えば「250→211→214→217」および「250→211→213→217」の経路ごとに、この後に説明するクラスタを生成する処理を行わせたとき、システム全体の通信回数の総和が少なくなる方を計算させ、経路を選択するようにしてもよい。以上のようにして、経路テーブルの作成およびツリー経路270の構築が行われる。
図4に戻って説明を続ける。データ処理通信端末装置250は、このようにステップS101で構築されたツリー経路270の経路データを用いて、第1〜第10の通信端末装置211〜210からクラスタを生成する処理を行う(ステップS102)。このクラスタ生成処理により、図1に示した例では、第1〜第3のクラスタ261〜263が生成する。
図7は、図4のステップ102のクラスタ生成処理を具体的に表わしたものである。図1と共に説明を行う。まず、データ収集通信端末装置250に2ホップ以上でつながるツリーリストが存在するかの判断処理が行われる(ステップS301)。存在しない場合は(N)、クラスタを生成することなく処理を終了する(エンド)。存在する場合は(ステップS301:Y)、経路の分岐点に位置する通信端末装置を全て検索し、該当する通信端末装置があれば、これらにフラグを立てる(ステップS302)。図1に示した例では、第1および第4の通信端末装置211、214にフラグが立てられる。次に、データ収集通信端末装置250から最も多いホップ数の通信端末装置を検出して、その1ホップ前の通信端末装置をクラスタホストとする(ステップS303)。図1に示した例では、最多ホップ数の通信端末装置が、第10の通信端末装置220に相当するので、第1のクラスタホストは第9の通信端末装置219となる。
このようにして選ばれたクラスタホストから1ホップで通信できる通信端末装置を全て検出し、そのうちステップS302の処理でフラグが立てられていない通信端末装置の集合でクラスタを生成する(ステップS304)。したがって、図1に示した例では、第8〜第10の通信端末装置218〜219により第1のクラスタ261が生成されることになる。次に、ツリーリストからこのクラスタに含まれる通信端末装置を削除して、新しいツリーリストを作成する(ステップS305)。この新しいツリーリストに通信端末装置が含まれていなければ(ステップS306:N)、クラスタ生成処理は終了し(エンド)、そうでなければ(ステップS306:Y)、ステップS301の処理に戻って、再度クラスタ生成処理を繰り返す。このように既に生成したクラスタに含まれる通信端末装置を削除することにしたのは、同一の通信端末装置が異なったクラスタに重複する形で含まれないようにするためである。
図1に示した例では、第1のクラスタ261に含まれる通信端末装置を除いた第1〜第7の通信端末装置211〜217により新しいツリーリストが作成され、この中から第1のクラスタ261の生成と同様にして、第2のクラスタ262が生成される。第2のクラスタ262に含まれるのは第4〜第7の通信端末装置214〜217で、第2のクラスタホストは第4の通信端末装置214である。なお、第1の通信端末装置211は、ステップS302でフラグが立てられているので、第2のクラスタ262には含まれない。
第3のクラスタ263も同様に、前回のツリーリストから更に第2のクラスタ262に含まれる通信端末装置を除き、このクラスタ生成アルゴリズムを適用して生成される。これにより、第1の通信端末装置211をクラスタホストとし、第3の通信端末装置213とで構成された第3のクラスタ263が生成される。最後に第2の通信端末装置212が残るが、ステップS301の処理判断により(N)、これ以上クラスタを生成することなく処理は終了される(エンド)。
図4に戻って説明を続ける。データ収集通信端末装置250は、ステップS102でクラスタを生成すると、ステップS103の電源がオフにされたかどうか判断する処理を行う。電源がオフにされると(Y)、処理を終了する(エンド)。一方、電源がオフされなければ(Y)、データ収集要求の受信を判断する処理が行われる(ステップS104)。データ収集要求は、例えば、インターネットに接続する要求元からサーバ230を介して受信したり、データ収集通信端末装置250に操作部を備え、所定の操作がデータ収集要求の受信となるよう設定してもよい。このようなデータ収集要求を受信したと判断すると(Y)、まず、クラスタに属さない通信端末装置からデータの収集を行う(ステップS105)。ここでのデータ収集は、データを収集する対象となる通信端末装置を1台ずつ指定して行われる。このように通信端末装置を1台ずつ指定して、マルチホップ通信でデータを収集する場合に行われる通信について、例を用いて次に説明する。
図8は、データ収集通信端末装置がデータを収集する対象となる通信端末装置を指定してマルチホップ通信でデータを収集するときに行われる通信の例について図解したものである。図1〜図3と共に説明を行う。ここでは、データ収集通信端末装置250は第1の通信端末装置211を経由して2ホップ目の第3の通信端末装置213からデータを収集する処理を例にとって説明を行う。図1に示した例では、どのクラスタにも属さないのは第2の通信端末装置212だけであるが、ここでは説明のため、第3の通信端末装置213がどのクラスタにも属さないとして、そのデータの収集方法を説明することにする。図2の各部で、第1の通信端末装置211のものを指すときは添え字「1」、第3の通信端末装置213のものを指すときは添え字「3」を付して表わすことにする。まず、データ収集通信端末装置250は、第3の通信端末装置213に直接、信号を送ることができないため、第1の通信端末装置211に収集要求信号401を送信する。第1の通信端末装置211では、ヘッダの宛て先に自装置のIDが含まれることから、制御部3041を起こしてデータを第3の通信端末装置213に転送する処理を行う。このようにして第1の通信端末装置211が送信した信号は、データ収集通信端末装置250にも届き、データ収集通信端末装置250ではこれを、正常なデータ転送が行われたことを示すメッセージであるACK(Acknowledge)信号402Aとして受信する。収集要求信号402を受信した第3の通信端末装置213は、収集対象である自己のデータ403をセンサ部3013から取得して、制御部3043により第1の通信端末装置211に送信する。これを受け、第1の通信端末装置211はデータ収集通信端末装置250にデータ404を送信する。これが同時に第3の通信端末装置213へのACK信号404Aとなる。データ収集通信端末装置250は、転送されたデータ404を受け取ると、ACK信号405を第1の通信端末装置211に送信して、データ収集が完了する。
このように、iホップ目の通信端末装置を指定してデータを収集するために必要な通信回数Wiは、次の(1)式で表わすことができる。
Wi=2*i+1・・・・・(1)
したがって、経路テーブルに従って、1台ずつからデータ収集を行う場合、全ての通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Wは、ツリーリストのiホップ目の通信端末装置の数をhiとすると、次の(2)式で表わすことができる。
W=Σ(hi*Wi)・・・(2)
図1に示した例では、1、2、3、4および5ホップ目の通信端末装置の数はそれぞれ、“2”、“2”、“4”、“1”および“1”であるため、仮に全てのデータをこの手法で収集すると、必要な通信回数Wは64となる。
図4のステップS105の処理に戻って説明を続ける。図1に示した例では、データ処理通信端末装置250はどのクラスタにも属さない第2の通信端末装置212にデータ収集要求信号を送信する。そして、これに対して第2の通信端末装置212から送られてきたデータを受信し、図8に示したようにACK信号を送信して、データの収集処理を完了する。
次に、変数mを“1”として(ステップS106)、第mのクラスタホストにデータ収集コマンドを送信する(ステップS107)。これを受けた第mのクラスタホストは、第mのクラスタに属する全ての通信端末装置からデータを集め、一旦自分のメモリに貯める。第mのクラスホストは、全てのデータを集約すると、まとめてデータ収集通信端末装置250に送信するようになっている。データ収集通信端末装置250は、このようにしてまとめられたデータを受信すると、ACK信号を返送して第mのクラスタからのデータ収集を完了する(ステップS108)。図1に示した例では、これにより第1のクラスタ261に属する、第8〜第10の通信端末装置218〜220のデータが一度に収集できることになる。
次に、変数mを1つだけカウントアップして(ステップS109)、それがクラスタの総数より小さく、全クラスタからのデータ収集が完了していなければ(ステップS110:N)、ステップS107の処理から繰り返す。全クラスタからのデータ収集が完了すれば(ステップS110:Y)、収集結果をデータ収集の要求元に返す処理を行う(ステップS111)。図1に示した例では、ステップS104で受信したデータ収集要求に対する処理を完了するために、この後、さらに第2および第3のクラスタ262、263に対しても同様にデータ収集処理が繰り返される。そして、収集結果をデータ収集の要求元に返す処理として、例えば、サーバ230を介してデータをインターネットに接続する要求元に送信したり、データ収集通信端末装置250にディスプレイを備え、そこに表示させたりする処理が行われる。データ処理通信端末装置250は、以上のようにしてデータ収集を完了すると、ステップS103に戻り、そこからの処理を繰り返す。ところで、ステップS104でデータ収集要求を受信しないうちに(N)、第1〜第10の通信端末装置211〜220の位置が変わるなどして、ツリー経路270の再構築が必要になると(ステップS112:Y)、ステップS101に戻ってツリー経路構築処理が再び行われる。もちろん再構築の必要がなければ(N)、電源がオフされない限り(ステップS103:N)、ツリー経路270のままでデータ収集要求の受信を待機する。
この実施例のデータ収集システム100のようにクラスタ生成が行われるシステムで、jホップ目にクラスタホストを持つ、あるクラスタpに含まれる通信端末装置がkp台とすると、このクラスタの全通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Tjpは、次の(3)式で表わすことができる。
Tjp=2*kp+2*(j−1)+1・・・・(3)
したがって、jホップ目にクラスタホストを持つクラスタの数をcjとし、これらのjホップ目にクラスタホストを持つ全クラスタに含まれる全通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Tjは、次の(4)式で表わすことができる。
Tj=Σ(cj*Tjp)・・・・・(4)
したがって、図4のデータ収集処理によって、すべての通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Tは、次の(5)式で表わすことができる。
T=Σ(hi*Wi)+ΣΣ(cj*Tjp)・・・・・(5)
図1に示した例では、1ホップ目にクラスタホストを持つクラスタの数c1は“1”、2ホップ目にクラスタホストを持つクラスタの数c2は“1”、および4ホップ目にクラスタホストを持つクラスタの数c4は“1”であるから、次のように計算することができる。
T=1*(2*1+1)
+1*(2*2+2*(1−1)+1)
+1*(2*4+2*(2−1)+1)
+1*(2*3+2*(4−1)+1)
=3+5+11+13=32
したがって、必要な通信回数Tは32となり、クラスタを生成せず第1〜第10の通信端末装置211〜220を1台ずつ指定してデータを収集する場合の通信回数Wに比べて、半分の通信回数で済むことになる。
以上説明したように、本実施例のデータ収集装置によれば、データ収集通信端末装置250は、クラスタを生成するアルゴリズムを備え、データ収集の対象となる第1〜第10の通信端末装置211〜220からいくつかのクラスタを生成するようにしている。さらに、各クラスタにはクラスタホストとよばれるクラスタの他の全てのメンバーに1ホップで通信可能な通信端末装置を設定し、クラスタホストに設定された通信端末装置が、クラスタ内の全てのデータを収集するようにしている。そして、データ収集通信端末装置250は、クラスタに含まれる通信端末装置のデータを収集する際は、各クラスタホストのみに収集要求信号を送信し、各クラスタ内のデータをまとめて受信するようにしているので、データ収集システム200全体として少ない通信回数で効率よくデータ収集を行うことができる。また、データ収集にかかる時間も通信回数に応じて短縮するので、データ収集要求に対して、迅速な収集結果を得ることができる。もちろん、全ての通信端末装置が通信線などでデータ収集通信端末装置と直接接続され、1ホップで通信できる場合は、本発明による手法でクラスタは生成されない。本実施例では、マルチホップ通信は全て無線で行われているとして説明したが、他の複数の通信端末装置を経由しながらデータ転送を繰り返すことで通信が行われる形態であれば、この通信効率の問題は、全てあるいは一部が有線により構築されたネットワークでも同様に存在する。
ところで、計測器およびセンサの電源供給にはバッテリが使用され、電源供給ラインの敷設が困難な場所にも設置可能となっているのが一般的である。したがって、自動検針データ収集システムおよびセンサネットワークシステムで、長期にわたってデータを収集するためには、各計測器およびセンサの低消費電力化が必須である。このため、これらのアンテナで無線信号が受信されても、自分宛てでなければその後の処理を行わないようにして、無駄な電力消費を防いでいる。しかし、データ収集の効率が悪く、全体としての通信回数を抑えられないシステムでは、各計測器およびセンサのバッテリへの負担も大きくなってしまう。しかし、本実施例のデータ収集装置によれば、このように全体として効率よくデータ収集を行うことができるので、消費電力を低下させ、長期にわたってデータを収集することができる。
<本発明の変形例>
図9は、変形例によるデータ収集システムの構成の概要を表わしたものである。この図9で図1と同一の部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。変形例のデータ収集システム200Aは、インターネット240、サーバ230、データ収集通信端末装置250A、および第1〜第10の通信端末装置211〜220によって構成されている。そして、第8〜第10の通信端末装置218〜220のひとまとまりは第1のクラスタ261、この第1のクラスタ261および第4〜第7の通信端末装置214〜217のひとまとまりは第2のクラスタ262A、第2のクラスタ262Aおよび第1と第3の通信端末装置211、213のひとまとまりは第3のクラスタ263Aとなっている。
図10は、この変形例のデータ収集システムにおけるクラスタ生成処理を具体的に表わしたものである。この図10で図7と同じ処理には、同じステップ番号を付し、適宜説明を省略する。図9と共に説明を行う。ステップS304で生成したクラスタをクラスタホストの位置にある1つの通信端末装置とみなして、新しいツリーリストを作成する(ステップS305A)。そしてステップS301の処理に戻って再度クラスタ生成処理を繰り返す。図9の例では、第8〜第10の通信端末装置218〜219により第1のクラスタ261が生成されると、これをたとえば第Zの通信端末装置として新しいツリーリストが作成される。したがって、第2のクラスタ262Aは、この第Zの通信端末装置および第4〜第7の通信端末装置214〜217のひとまとまりとして生成される。さらにこの第2のクラスタ262Aをたとえば第Yの通信端末装置とすると、第3のクラスタ263Aは第Yの通信端末装置および第1と第3の通信端末装置211、213のひとまとまりとして生成され、これは例えば第Xの通信端末装置としてみなされることになる。
この図9に示した例で、すべての通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Tを計算する。まず、データ収集システム200Aにおいて、データ収集通信端末装置250Aが1ホップで通信できる位置にある通信端末装置の全てからデータを収集するために必要な通信回数W1は、(2)式で計算することができる。図9の例で1ホップで通信できる位置にあるのは、第2の通信端末装置102および第Xの通信端末装置の2つであるから、(2)式においてツリーリストの1ホップ目の通信端末装置の数は“2”であるから、次の(6)式のように計算することができる。
W1=2*(2*1+1)=6・・・・・(6)
次に、ある第qのクラスタに含まれるクラスタホストからiホップ目の通信端末装置がkqi台とすると、このクラスタの全通信端末装置からクラスタホストがデータを収集するために必要な通信回数Sqは、次の(7)式で表わすことができる。
Sq=Σkqi*2*i・・・・・・(7)
図9に示した例で、各クラスタホストが各通信端末装置からデータを収集するために必要な通信回数Sは、第1のクラスタ261に含まれる第1のクラスタホストから1ホップ目の通信端末装置の数k11は“2”、第2のクラスタ262Aに含まれる第2のクラスタホストから1ホップ目の通信端末装置の数k21は“3”、第2のクラスタ262Aに含まれるク第2のラスタホストから2ホップ目の通信端末装置の数k22は“1”、および第3のクラスタ263Aに含まれる第3のクラスタホストから1ホップ目の通信端末装置の数k31は“2”であるから、次の(8)式のように計算することができる。
S=ΣSq=2*2*1+3*2*1+1*2*2+2*2*1=14・・・・・(8)
したがって、図9に示した例で、データ収集通信端末装置250Aが第1〜第10の通信端末装置211〜220の全てからデータを収集するのに必要な通信回数Tは、(6)式と(8)式の結果を足し合わせたものとなるため、通信回数Tは20と計算される。この変形例のデータ収集システム200Aのクラスタ生成処理によれば、図7の実施例のクラスタ生成処理で生成したクラスタを利用するよりも、さらに少ない回数でデータを収集することが可能になる。
本発明の一実施例によるデータ収集システムの構成の概要を表わした構成図である。 第1の通信端末装置の構成の概要を表わした構成図である。 データ収集通信端末装置の構成の概要を表わした構成図である。 データ収集通信端末装置が第1〜第10の通信端末装置からクラスタを生成してデータを収集する処理の流れを表わした流れ図である。 データ処理通信端末装置および第1〜第10の通信端末装置ごとに無線通信可能な通信端末装置の検索結果を表わした説明図である。 データ処理通信端末装置と第1〜第10の通信端末装置それぞれを結ぶ経路を示す経路テーブルを表わした説明図である。 図4のステップ102のクラスタ生成処理の流れを具体的に表わした流れ図である。 データ収集通信端末装置がデータを収集する対象となる通信端末装置を指定してマルチホップ通信でデータを収集するときに行われる通信の例について図解した説明図である。 変形例によるデータ収集システムの構成の概要を表わした構成図である。 変形例のデータ収集システムにおけるクラスタ生成処理の流れを具体的に表わした流れ図である。
符号の説明
200、200A データ収集システム
211、212、213、214、215、216、217、218、219、220 通信端末装置
250、250A データ収集通信端末装置
261、262、262A、263、263A クラスタ
301 センサ部
302、314 無線部
303、313 アンテナ
304、315 制御部
305 バッテリ
306、316 電源供給回路
312 通信回路

Claims (7)

  1. データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とを前記データ収集装置を基点としてそれぞれの通信端末をツリー構造で連結した通信網として表わした通信網データを入力する通信網データ入力手段と、
    この通信網データ入力手段により入力した前記通信網データから前記ツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出手段と、
    前記通信網データ入力手段により入力した前記通信網データから前記ツリー構造における前記データ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出手段と、
    この末端通信端末抽出手段によって抽出された前記末端通信端末のうちで前記データ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出手段と、
    この最大ホップ数通信端末検出手段によって検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけ前記データ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定手段と、
    このクラスタホスト設定手段によって設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから前記分岐点通信端末抽出手段で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定手段と、
    この第1のクラスタ設定手段によって設定された第1のクラスタを構成する通信端末を前記通信網データから削除して前記最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、前記データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定手段と、
    これら第1のクラスタ設定手段ならびに残りクラスタ設定手段で設定したそれぞれのクラスタについて、前記クラスタホスト設定手段によってそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データを前記ツリー構造に沿って前記データ収集装置に送出する集約データ送出手段
    とを具備することを特徴とするデータ収集システム。
  2. データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とを前記データ収集装置を基点としてそれぞれの通信端末をツリー構造で連結した通信網として表わした通信網データを入力する通信網データ入力手段と、
    この通信網データ入力手段により入力した前記通信網データから前記ツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出手段と、
    前記通信網データ入力手段により入力した前記通信網データから前記ツリー構造における前記データ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出手段と、
    この末端通信端末抽出手段によって抽出された前記末端通信端末のうちで前記データ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出手段と、
    この最大ホップ数通信端末検出手段によって検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけ前記データ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定手段と、
    このクラスタホスト設定手段によって設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから前記分岐点通信端末抽出手段で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定手段と、
    前記通信網データ入力手段により入力した前記通信網データをこの第1のクラスタ設定手段で設定した前記第1のクラスタを構成する全ての通信端末をまとめて1つの通信端末としての前記クラスタホストで置き換えた通信網データに更新し、前記最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、この通信網データに前記データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定手段と、
    これら第1のクラスタ設定手段ならびに残りクラスタ設定手段で設定したそれぞれのクラスタについて、前記クラスタホスト設定手段によってそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データを前記ツリー構造に沿って前記データ収集装置に送出する集約データ送出手段
    とを具備することを特徴とするデータ収集システム。
  3. 前記最大ホップ数通信端末検出手段によって検出した最大ホップ数通信端末が複数のときいずれか1つを最大ホップ数通信端末装置とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ収集システム。
  4. 前記データ収集装置はインターネットを介してデータ収集要求を受信するデータ収集要求受信手段と、このデータ収集要求に対して得られたデータ収集結果をインターネットを介して要求元に送出するデータ収集結果送出手段とを更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ収集システム。
  5. 前記集約データ送出手段で複数の前記通信端末の通信データを集約した集約データを前記ツリー構造に沿って前記データ収集装置に送出するのと逆に、前記データ収集装置はこれらの複数の前記通信端末ごとにデータの収集要求を集約した集約データ収集要求を行う集約データ収集要求手段をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ収集システム。
  6. データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをツリー構造で連結し各通信端末に順次データ転送させる形で構築される通信網を表わす通信網データを入力する通信網データ入力ステップと、
    この通信網データ入力ステップで入力した前記通信網データから前記ツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出ステップと、
    前記通信網データ入力ステップで入力した前記通信網データから前記ツリー構造における前記データ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出ステップと、
    この末端通信端末抽出ステップで抽出された前記末端通信端末のうちで前記データ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出ステップと、
    この最大ホップ数通信端末検出ステップで検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけ前記データ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定ステップと、
    このクラスタホスト設定ステップで設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから前記分岐点通信端末抽出ステップで抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定ステップと、
    この第1のクラスタ設定ステップで設定された第1のクラスタを構成する通信端末を前記通信網データから削除して前記最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、前記データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定ステップと、
    これら第1のクラスタ設定ステップならびに残りクラスタ設定ステップで設定したそれぞれのクラスタについて、前記クラスタホスト設定ステップでそれぞれ設定したクラスタホストを用いて同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約し、これら集約データを前記ツリー構造に沿って前記データ収集装置に送出する集約データ送出ステップ
    とを具備することを特徴とするデータ収集方法。
  7. コンピュータに、
    データの収集を行うデータ収集装置とこのデータ収集装置に対して各々の測定したデータを送信する複数の通信端末とをツリー構造で連結し各通信端末に順次データ転送させる形で構築される通信網を表わす通信網データから前記ツリー構造の分岐点に存在する通信端末としての分岐点通信端末を抽出する分岐点通信端末抽出処理と、
    前記通信網データから前記ツリー構造における前記データ収集装置を基点としたときのそれぞれ末端に位置する通信端末としての末端通信端末を抽出する末端通信端末抽出処理と、
    この末端通信端末抽出処理で抽出された前記末端通信端末のうちで前記データ収集装置からのホップ数が最大となる最大ホップ数通信端末を検出する最大ホップ数通信端末検出処理と、
    この最大ホップ数通信端末検出処理で検出した最大ホップ数通信端末から1ホップだけ前記データ収集装置側に位置する通信端末を、通信データの収集の拠点となる通信端末としてのクラスタホストに設定するクラスタホスト設定処理と、
    このクラスタホスト設定処理で設定したクラスタホストから1ホップで通信でき、かつこれから前記分岐点通信端末抽出処理で抽出した分岐点通信端末を除外した集合を、通信データの収集のグループとしての第1のクラスタとして設定する第1のクラスタ設定処理と、
    この第1のクラスタ設定処理で設定された第1のクラスタを構成する通信端末を前記通信網データから削除して前記最大ホップ数通信端末を再度検出しながら、前記データ収集装置とどのクラスタにも属さない通信端末が残るまで第2のクラスタ以降のクラスタを順次設定する残りクラスタ設定処理と、
    これら第1のクラスタ設定処理ならびに残りクラスタ設定処理で設定した各クラスタに対応する前記クラスタホストそれぞれに、同一クラスタ内の各通信端末のデータを集約しこれら集約データを前記ツリー構造に沿って前記データ収集装置に送出することを要求する集約データ送出要求処理
    とを実行させることを特徴とするデータ収集プログラム。
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