JP3862638B2 - 共同検針システムおよび中継用端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はガスメータを含む複数種類のメータ端末の検針を行なうことができる共同検針システムに関し、特に、単一のシステムで複数種類のメータの検針を共同して行なうことのできる共同検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力メータ、ガスメータおよび水道メータなどの各種メータの設置環境により、該メータに対する最適な電源供給方法や通信のための電波伝搬特性が異なるため、1つの無線通信の方式で検針のシステム(以下、検針システムという)を構築することは困難であった。ここで、検針とは、電力・水道・ガスなどの使用量を計測するためのメーターの目盛り(計測値)を検出して検針データとして出力することを指し、検針システムは各メータの検針データを通信回線を経由してセンタ側のコンピュータで一括して収集することを指す。検針システムはメータの設置環境に応じて複数種類を設置する必要があったので、複数の異なる設置環境が混在する地域では、同一地域であっても複数種類の検針システムを設置する必要があって効率的でなくかつ経済的でなかった。
【0003】
特に、メータが、電力メータ、ガスメータおよび水道メータなどの複数種類になる場合、集合住宅ではガスメータ、水道メータなどはパイプシャフト内に設置されるので、比較的外部からの電源供給が容易であり外部電源仕様の通信装置も使用できるが、戸建住宅などでは、ガスメータおよび水道メータなどは電源のない場所に設置されることが多く、電池駆動型の通信装置を適用しないとこれらメータの検針データの収集は困難であった。
【0004】
また、検針データの収集のための通信方式についても、周波数が高い無線方式の方がデータ伝送が高速に行なわれて有利であるけれども、消費電力が高いので電池駆動型の通信装置を用いるのは困難であり対障害物性も低下するので、すべての種類のメータに該無線方式を適用することは困難であった。特に、地中に設置される水道メータについてこの無線方式を適用することは非常に困難であった。
【0005】
逆に、通信方式において周波数が低い無線方式の場合は、消費電力がわずかなので電池駆動型の通信装置を用いることが可能であり対障害物性にも優れるけれども、データ伝送速度は低く大容量通信は困難なため検針システムの性能としては低いものになっていた。
【0006】
そのため、メータの設置場所が外部から電源供給が可能かつ障害物が少ない環境では、周波数が高い無線通信のシステムを採用し、外部から電源供給が困難でかつ障害物が多い環境では、周波数の低い無線通信のシステムを採用するなど、メータの設置環境により異なる検針システムが設置されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常の家庭においては一般にガスのメータだけではなく電気のメータである電力量計、水道のメータである水道量計も設置されているけれども、これらのメータの検針システムは設置環境の相違により上述したように別個に設けられていた。基本的に同様の検針を行なう検針システムでありながら、ガス、電気および水道という設備ごとに個別に設ける必要があったので検針システムに係るコストは高くなっていた。
【0008】
それゆえにこの発明の目的は、単一の検針システムにより、異なる複数種類のメータ端末の共同検針を可能とする共同検針システムおよび中継用端末を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に係る共同検針システムは、検針データを収集する検針センタに回線を介して接続可能な親機と、検針データに関して親機と第1方式の無線通信をし、接続する有線を介して検針データを入力する第1中継機と、第1中継機と有線により接続可能で、それぞれが異なる種類の検針データを出力する複数種類のメータ端末と、第1中継機に有線により接続されて、受信した検針データを第1中継機に出力する中継端末と、入力した検針データに関して、中継端末と第1方式とは異なる第2方式の無線通信をし、複数種類のメータ端末のうちの1種類以上のメータ端末を接続可能な第2中継機とを備え、第1中継機は外部電源により駆動され、第2中継機は内部電池により駆動される。
【0010】
したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は内部電池で駆動される第2中継機に接続することにより、その検針データを、第2中継機と中継端末間の第2方式の無線通信および第1中継機と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0011】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は外部電源が供給されて駆動する第1中継機に接続することにより、その検針データを第1中継機と親機の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0012】
それゆえに、単一の検針システムにより、外部電源供給か否かなどのように異なる環境に設置され得る複数種類のメータ端末の検針データについての共同検針が可能となる。
【0013】
上述の共同検針システムでは、好ましくは第1中継機は相互に第1方式の無線通信をする。したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は第2中継機に接続することにより、その検針データを、第2中継機と中継端末間の第2方式の無線通信、第1中継機相互間の第1方式の無線通信および第1中継機と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0014】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は第1中継機に接続することにより、その検針データを第1中継機相互間の第1方式の無線通信および第1中継機と親機の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0015】
上述の共同検針システムでは、好ましくは第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり、第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である。
【0016】
したがって、第1中継機相互間および第1中継機と親機間では、第1中継機が外部電源供給により駆動されるので電力消費量は多くてもPHSトランシーバモードで高速情報伝送することができ、第2中継機と中継端末間では、情報伝送は低速であるけれども特定小電力無線通信で電力消費量を少なくできるので、第2中継機は内部電池により駆動されるとしても長期にわたり安定して情報伝送することができる。
【0017】
上述の共同検針システムでは好ましくは、第1中継機に接続される種類のメータ端末は外部電源により駆動可能であり、第2中継機に接続される種類のメータ端末は内部電池により駆動可能である。
【0018】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置されるメータ端末は第1中継機に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置されるメータ端末は第2中継機に接続して、その検針データを収集することができる。
【0019】
上述の共同検針システムでは好ましくは、第1中継機に接続される種類のメータ端末には、電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、第2中継機に接続される種類のメータ端末には、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれる。
【0020】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置され得る電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータは第1中継機に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置され得るガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータは第2中継機に接続して、その検針データを収集することができる。
【0021】
この発明の他の局面に係る中継用端末は、検針データを収集する検針センタに回線を介して接続可能な親機と第1方式の無線通信をして外部電源により駆動される中継用端末であって、中継用親機およびそれぞれが異なる種類の検針データを出力する複数種類のメータ端末を有線により接続可能なインターフェイス手段と、インターフェイス手段を介して入力した検針データおよび他の中継用端末から受信した検針データを、親機に送信する通信手段とを備えて、中継用親機は、内部電池により駆動される1つ以上の中継用子機を、第1方式とは異なる第2方式の無線通信により接続し、中継用子機は、複数種類のメータ端末のうちの1種類以上のメータ端末を接続可能であり、入力した検針データを中継用親機に送信する。
【0022】
したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は内部電池で駆動される中継用子機に接続することにより、その検針データを、中継用子機と中継用親機間の第2方式の無線通信および中継用端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0023】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は外部電源が供給されて駆動する中継用端末に接続することにより、その検針データを、中継用端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0024】
それゆえに、単一の検針システムにより、外部電源供給可能か否かなどのように異なる環境に設置され得る複数種類のメータ端末の検針データについての共同検針が可能となる。
【0025】
上述の中継用端末では好ましくは、中継用端末は相互に第1方式の無線通信をする。したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は中継用子機に接続することにより、その検針データを、中継用子機と中継用親機間の第2方式の無線通信、中継用端末相互間の第1方式の無線通信および中継用端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0026】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は中継用端末に接続することにより、その検針データを、中継用端末相互間の第1方式の無線通信および中継用端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0027】
上述の中継用端末では好ましくは、第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である。
【0028】
したがって、中継用端末相互間および中継用端末と親機間では、中継用端末が外部電源供給により駆動されるので電力消費量は多くてもPHSトランシーバモードで高速情報伝送することができ、中継用親機と中継用子機間では、情報伝送は低速であるけれども特定小電力無線通信で電力消費量を少なくできるので、中継用子機は内部電池により駆動されるとしても長期にわたり安定して情報伝送することができる。
【0029】
上述の中継用端末は好ましくは、インターフェイス手段を介して接続される種類のメータ端末は外部電源により駆動可能であり、中継用子機に接続される種類のメータ端末は内部電池により駆動可能である。
【0030】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置されるメータ端末はインターフェイス手段を介して中継用端末に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置されるメータ端末は中継用子機に接続して、その検針データを収集することができる。
【0031】
上述の中継用端末では好ましくは、インターフェイス手段を介して接続される種類のメータ端末には、電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、中継用子機に接続される種類のメータ端末には、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれる。
【0032】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置され得る電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータはインターフェイス手段に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置され得るガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータは中継用子機に接続して、その検針データを収集することができる。
【0033】
この発明のさらなる他の局面に係る中継用端末は、複数種類のメータ端末が出力する検針データを収集する検針センタに回線を介して接続された親機との間で検針データに関して第1方式の無線通信をする通信端末に、有線により接続するためのインターフェイス手段と、複数種類のメータ端末のうちの1種類以上のメータ端末を接続可能な子端末との間で、該子端末が接続するメータ端末から入力した検針データに関して第1方式とは異なる第2方式の無線通信をする通信手段とを備えて、通信端末は外部電源により駆動されて複数種類のメータ端末を有線により接続可能であり、子端末は内部電池により駆動される。
【0034】
したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は内部電池で駆動される子端末に接続することにより、その検針データを、子端末と中継用端末間の第2方式の無線通信および通信端末と親機の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0035】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は外部電源が供給されて駆動する通信端末に接続することにより、その検針データを、通信端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0036】
それゆえに、単一の検針システムにより、外部電源供給か否かなどのように異なる環境に設置され得る複数種類のメータ端末の検針データについての共同検針が可能となる。
【0037】
上述の中継用端末では好ましくは、通信端末は相互に第1方式の無線通信をする。したがって、複数種類のメータ端末のうち外部電源の供給が不可能な環境に設置される種類のメータ端末は子端末に接続することにより、その検針データを、通信端末相互間の第1方式の無線通信および子端末と中継用端末間の第2方式の無線通信および通信端末と親機の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0038】
また、外部電源の供給が可能な環境に設置される種類のメータ端末は通信端末に接続することにより、その検針データを、通信端末相互間の第1方式の無線通信および通信端末と親機間の第1方式の無線通信を介して検針センタにまで送信して収集することができる。
【0039】
上述の中継用端末では好ましくは、第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である。
【0040】
したがって、通信端末相互間および通信端末と親機間では、通信端末が外部電源供給により駆動されるので電力消費量は多くてもPHSトランシーバモードで高速情報伝送することができ、子端末と該中継用端末間では、情報伝送は低速であるけれども特定小電力無線通信で電力消費量を少なくできるので、子端末は内部電池により駆動されるとしても長期にわたり安定して情報伝送することができる。
【0041】
上述の中継用端末は好ましくは、通信端末に接続される種類のメータ端末は外部電源により駆動可能であり、子端末に接続される種類のメータ端末は内部電池により駆動可能である。
【0042】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置されるメータ端末は通信端末に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置されるメータ端末は子端末に接続して、その検針データを収集することができる。
【0043】
上述の中継用端末では好ましくは、通信端末に接続される種類のメータ端末には電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、子端末に接続される種類のメータ端末にはガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれる。
【0044】
したがって、外部電源が供給可能な環境に設置され得る電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータは通信端末に接続して、その検針データを収集することができ、外部電源を供給するのが困難な環境に設置され得るガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータは子端末に接続して、その検針データを収集することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0046】
図1はこの発明に係る共同検針システムの全体構成における要部を示すブロック図である。図1を参照して共同検針システムは、受理したデータを選択した通信路に送出するPHS(Personal Handy Phone System)トランシーバ親機1、PHSトランシーバ親機1に公衆のPHS30を介して接続される電力会社などに相当の電力検針センタ2、水道局などに相当の水道検針センタ3およびガス会社などに相当のガス検針センタ4が接続され、図中一点鎖線で示されるPHSのトランシーバモード31を介してPHSトランシーバ親機1に接続される集合住宅エリア内に設置された端末群および戸建住宅エリア内に設置された端末群を含む。電力検針センタ2、水道検針センタ3およびガス検針センタ4にはそれぞれ図示されないがコンピュータが設けられて、該コンピュータは検針データを収集する処理と収集された検針データを処理する機能を有する。
【0047】
PHSトランシーバ親機1は、集合住宅エリア内に設置された端末群および戸建住宅エリア内に設置された端末群を総括する親機ともいえる。
【0048】
集合住宅エリアにおいては、電力量計ユニット(図中、電力Uと示す)9、水道量計ユニット(図中、水道Uと示す)13およびガスメータユニット(図中、ガスUと示す)17をケーブルを介して接続するPHSの端局5、電力量計ユニット10、水道量計ユニット14およびガスメータユニット18をケーブルを介して接続するPHS端局6、電力量計ユニット11、および特定小電力無線通信32を行なう特定小電力無線親機(以下、特小親機という)21をケーブルを介して接続するPHS端局7、特定小電力無線通信32を行なって特小親機21と通信する子機22および23、および子機22および23のそれぞれを介して特小親機21と通信する水道量計ユニット15およびガスメータユニット19を含む。
【0049】
戸建住宅エリアにおいては電力量計ユニット12をケーブルを介して接続するPHS端局8、特小親機21と特定小電力無線通信32により通信する子機24および25、ならびに子機24および25のそれぞれを介して特小親機21と通信する水道量計ユニット16およびガスメータユニット20を含む。
【0050】
PHS端局は相互にPHS方式に従いトランシーバモード31を行なうとともに、PHSトランシーバ親機1との間でPHS方式に従うトランシーバモード31を行なう。
【0051】
実際には、複数のPHSトランシーバ親機1が設けられて、各PHSトランシーバ親機1について複数のPHS端局が接続されるが、ここでは説明を簡単にするために、PHSトランシーバ親機1を1台のみ示している。また、PHSトランシーバ親機1に接続されるPHS用の通信端末として機能するPHS端局を、ここではPHS端局5〜8の4台を示しているが4台に限定されない。また、特小親機21に接続される子機は子機22〜25の4台としているが、これに限定されない。各PHS端局は後述のように外部から電源供給されて駆動されて電池切れを考慮しなくてよいから、ケーブルを介して接続可能な位置に配置された機器であれば電力量計ユニット、水道量計ユニット、ガスメータユニットおよび特小親機のそれぞれを接続できて、この他に、たとえば温水メータ、カロリーメータなども接続できる。各子機は、後述のように電池により駆動されるので外部から電源供給するのが困難な位置に配置されて内部電池で駆動する機器、すなわち水道量計ユニットおよびガスメータユニットのそれぞれが接続されて、この他に、たとえば温水メータ、カロリーメータなども接続される。
【0052】
上述の温水メータおよびカロリーメータは地域または宅内の冷暖房のために供給される温水についての流量および熱量のそれぞれを検針する。具体的には温水メータは素材が耐熱性を有する他は水道のそれと同様の構成であり、温水の供給流量を検針する。カロリーメータは宅内に使用のために供給され温水(冷水)の流量と使用前後の温度差とから、冷暖房に供された熱量を検針する。
【0053】
図1に示されるように電力検針センタ2、水道検針センタ3およびガス検針センタ4それぞれにより各電力量計ユニットにおける検針データ、各水道量計ユニットにおける検針データおよび各ガスメータユニットおける検針データそれぞれを通信によりデータ収集するために、各端末には一意に識別するための識別子が予め割当てられる。具体的には、PHS端局5〜8のそれぞれには識別子PS−IDに“1”、“2”、“3”および“4”のそれぞれが割当てられ、電力量計ユニット9〜12のそれぞれには識別子Eに“01”、“02”、“03”および“04”のそれぞれが割当てられ、水道量計ユニット13〜16には識別子Wに“21”、“22”、“23”および“24”がそれぞれ割当てられ、ガスメータユニット17〜22には識別子Gに“11”、“12”、“13”および“14”がそれぞれ割当てられ、特小親機21には識別子P−IDに“41”が割当てられ、子機24と25には識別子C−IDに“53”と“54”がそれぞれ割当てられる。
【0054】
図1においては水道量計ユニット15およびガスメータユニット19はPHS端局7から離れて設置されているためケーブルによる引き回しが煩雑となるので、PHS端局7に接続されることなく、子機22および23を介して特定小電力無線通信32により特小親機21に接続される。また、水道量計ユニット16とガスメータユニット20についても同様に最寄のPHS端局8にケーブルで接続されることなく、特小親機21に子機24および25のそれぞれを介して特定小電力無線通信32により接続されている。
【0055】
図1に示されるように共同検針システムは、PHSトランシーバ親機1との間、および他のPHS端局との間を無線接続できるPHS端局、PHS端局とケーブル接続される複数の端末装置(電力量計ユニット、水道量計ユニットおよびガスメータユニットなど)または特小親機、特小親機と特定小電力無線通信32により接続されて特小親機と水道量計ユニットまたはガスメータユニットとの間の通信を中継する子機で構成される。このシステムでは、PHSトランシーバ親機1〜各PHS端局間と特小親機〜子機間の無線通信には異なった方式が適用されることにより、端末装置(電力量計ユニット、水道量計ユニットおよびガスメータユニットなど)の設置場所、すなわち外部電源供給か否かに応じた通信のための中継器(PHS端局または特小親機〜子機)を選択できる。
【0056】
ここで、特定小電力無線通信32とPHSのトランシーバモード31との特徴について説明する。特定小電力無線通信32においては、電波の直進性は弱いため回り込みが多くなり、親子機間は1段のみ可能であり即時性が高く情報速度は遅いが電力消費量が小さく、電池駆動を強いられるガスメータ検針に向いているという特性がある。
【0057】
一方、PHSのトランシーバモード31の場合は、電波の直進性が強いため回り込みは少なく親子機間は多段通信が可能であるが、一方で下位のメータにおける通信は即時性が低くなる。情報速度は速く大量情報を伝達可能であるが、電力消費量が比較的大きく外部電源の供給が容易な電力量計の検針に向いているという特性がある。
【0058】
図1の共同検針システムでは1回線の公衆PHS30に接続された親機であるPHSトランシーバ親機1を用いて電力およびガスを含む各種のメータ端末の検針データを検針センタ側へ送信できるため、電力側、ガス側および水道側それぞれにおいて通信コスト、親機(RAS1)を含む設備コストを分担でき、各側においてコストを低減できる。また、親機(PHSトランシーバ親機1)設置の労力も低減できてシステム構築のための設備投資費用も低減できる。
【0059】
電力量計ユニットには近くに外部電源供給設備があるため、PHSによるトランシーバモード31を用いて接続し、ガスメータユニットは、情報伝達の即時性がありかつ省電力化により電池駆動が可能な特定小電力無線通信32を用いて接続するため、それぞれのシステムに最適な方法を用いた接続が行われる。ガスメータユニットではガス漏れの自動検知なども行なっており、検知した場合には即発呼をあげる機能を担っているため情報の即時性が要求されるが、特定小電力無線通信32は、この要求を満足させることができる。
【0060】
ここでは公衆PHS30は設備のコスト上好ましいのでPHSの回線が採用されるが、これに限定されない。
【0061】
図2(A)と(B)には図1のPHSトランシーバ親機の構成例が示される。図2(A)においてPHSトランシーバ親機1はPHSトランシーバ親機1自体を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)35、テーブルTB1を含む各種のデータおよびプログラムを格納するためのメモリ36およびPHS送受信部37を含む。PHS送受信部37はアンテナ371、信号の変調および復調を行なうためのPHSモデム372および該PHS送受信部37とCPU35とを接続するためのシリアルI/F(インターフェイスの略)373を含む。
【0062】
図2(B)にはテーブルTB1の内容例が示される。テーブルTB1には、PHSトランシーバ親機1と通信するPHS端局5〜8のそれぞれについて、該PHS端局の識別子PS−ID、該PHS端局にケーブルを介して接続される電力量計ユニット、ガスメータユニット、水道量計ユニットおよび特小親機それぞれの識別子E、G、WおよびP−IDが登録される。
【0063】
図3には図1のPHS端局の構成例が示される。PHS端局には図3に示されるように該PHS端局を集中的に制御および監視するためのCPU40、識別子PS−IDおよび送信情報SIを含むデータおよびプログラムを格納するためのメモリ41、電力量計ユニット、水道量計ユニット、ガスメータユニットおよび特小親機などのそれぞれを接続するためのI/F42およびPHS送受信部37を含み、これらの各部は外部から商用電源が供給されることにより動作する。また、I/F42およびケーブルを介して、そこに接続される電力量計ユニット、水道量計ユニット、ガスメータユニットおよび特小親機などのそれぞれにも商用電源が供給される。送信情報SIについては後述する。
【0064】
図4(A)と(B)には図1の特小親機21の構成例が示される。図4(A)を参照し特小親機21は該特小親機を集中的に制御および監視するためのCPU45、識別子P−IDとテーブルTB2を含む各種データおよびプログラムを格納するメモリ46、特定小電力無線通信32のための無線I/F47およびアンテナ48、ならびにPHS端局と接続するためのPHS端局I/F49を含む。
【0065】
図4(B)にはテーブルTB2の構成例が示される。図4(B)を参照してテーブルTB2には、該特小親機21に特定小電力無線通信32により接続される子機のそれぞれについて、識別子C−ID、該子機に接続されるガスメータユニットおよび水道量計ユニットの識別子GおよびWが登録される。
【0066】
図5(A)〜(D)には、電力量計ユニット、ガスメータユニット、水道量計ユニットおよび子機の構成例が示される。図5(A)を参照して電力量計ユニットは、該ユニットを集中的に制御および監視するためのCPU50、識別子Eを含むデータおよびプログラムを格納するためのメモリ51、電力量を検針するための電力量計52およびPHS端局と接続するためのI/F53を含む。
【0067】
図5(B)を参照してガスメータユニットは、該ユニットを集中的に監視および制御するためのCPU54、識別子Gを含むデータおよびプログラムを格納するためのメモリ55、ガスの使用量を検針するためのガスメータ56、PHS端局または子機と接続するためのI/F57を含む。
【0068】
図5(C)を参照して水道量計ユニットは該ユニット自体を集中的に制御および監視するためのCPU58、識別子Wを含むデータおよびプログラムを格納するためのメモリ59、下水道または上水道の使用量を検針するための水道量計60およびPHS端局または子機と接続するためのI/F61を含む。
【0069】
電力量計52、ガスメータ56および水道量計60のそれぞれにより出力される検針結果は、対応のCPUを介して検針データとして必要に応じて対応のメモリに格納されたり、対応のI/Fを介してPHS端局または子機に出力される。
【0070】
図5(D)を参照して子機は該子機自体を集中的に制御および監視するためのCPU62、識別子C−IDを含むデータおよびプログラムを格納するためのメモリ63、ガスメータユニットまたは水道量計ユニットなどをコネクタなどで接続するためのI/F64、特小親機と特定小電力無線通信32をするための通信I/F65およびこれら各部に電源供給する電池66を含む。
【0071】
次に、図6(A)の電力量計52の検針データ収集手順について説明する。電力量計52による検針値は、15分ごとに検出されて検針データとして読取られる。読取られた検針データは、対応のPHS端局により送信先情報SIにより示される上位の機器宛てに送信される。送信先情報SIは、該PHS端局が検針データ収集時に検針データを送信すべき相手機器、すなわち他のPHS端局またはPHSトランシーバ親機1を指定する情報である。この他のPHS端局は最寄のPHS端局のうちPHSトランシーバ親機1により近いPHS端局を指す。PHSトランシーバ親機1では、各PHS端局を中継して送信された各電力量計52の検針データを受信し内部のメモリ36に蓄積する。その後、電力検針センタ2から検針データ送信の要求を受信すると、メモリ36に蓄えていた各電力量計52の検針データを公衆PHS30を介して電力検針センタ2に送信する。
【0072】
図6(B)には、各電力量計ユニットからPHS端局を介して送信される検針データのフォーマットが示される。図6(B)に示されるように電力量計ユニットの検針データの送信フォーマットはヘッダHDとデータ部DDを含む。ヘッダHDには電力検針データの送信であることを示す識別子HD1を含み、データ部DDには対応の電力量計ユニットに割当てられた識別子Eを示すデータD1と電力量計52による検針データD2を含む。
【0073】
図6(A)を参照して、具体的には、まず各電力量計ユニットにおいては、CPU50は内部の図示されないタイマにより、前回の検針から15分経過したか否かを判定する(ステップS(以下、単にSと略す)1)。15分経過してなければ処理S1が繰返される。15分経過したときは(S1でYES)、CPU50は電力量計52から検針データを読取り(S2)、読取られた検針データをI/F53を介して対応のPHS端局に出力する(S3)。その後、処理S1に戻る。
【0074】
PHS端局では、対応の電力量計ユニットから検針データを入力するまで、または下位のPHS端局から検針データを受信するまで待機するが(S4)、検針データを入力または受信すると(S5)、入力または受信した検針データをメモリ36の送信先情報SIに基づいて他のPHS端局およびPHSトランシーバ親機1のいずれか一方宛てに送信する(S6)。その後、処理S4に戻る。
【0075】
PHSトランシーバ親機1では、PHS端局から検針データを受信するまで待機するが(S7)、検針データを受信すると(S8)、受信した検針データをメモリ36に蓄積する(S9)。その後、電力検針センタ2から送信の要求を受信するか否か判定し(S10)、受信しない間は処理S7に戻るが受信すると、メモリ36に蓄えていた各電力量計52の検針データを読出して、要求元の電力検針センタ2に送信する(S11)。その後、処理S7に戻る。
【0076】
図1の共同検針システムでは、ガスメータ56および水道量計60の検針データの収集は、ガス検針センタ4または水道検針センタ3からのポーリングに従う送信要求の問合せに応じて行なわれる。図7(A)には、ポーリングに従う送信要求の問合せに従う検針データの伝送手順が示される。図7(B)には、ポーリングに従う送信要求の問合せのフォーマットが示される。送信要求の問合せのフォーマットは図7(B)に示されるようにヘッダHDとデータ部DDとを含む。ヘッダHDには、該データがポーリングによる送信要求の問合せであることを識別するための識別子HD2を含み、データ部DDには送信要求の問合せがなされる水道量計ユニットまたはガスメータユニットの識別子WまたはEを示すデータD3を含む。
【0077】
図7(A)を参照して、動作においてPHSトランシーバ親機1は、水道検針センタ3またはガス検針センタ4からポーリングに従う送信要求の問合せがあるまで待機するが(S15)、送信要求の問合せを受信すると(S16)、受信した送信要求の問合せのデータD3で示される識別子に基づいて該送信要求の問合せの宛先を特定する(S17)。具体的には、受信した送信要求の問合せのデータD3で示される識別子に基づいてテーブルTB1を検索し、該識別子に対応して登録されている識別子PS−IDを特定する(S18)。特定されれば後述する処理S20に移行する。
【0078】
対応の識別子PS−IDが未登録で特定できなければ(S18でNO)、送信要求の問合せのデータD3で示される識別子に対応のガスメータユニットまたは水道量計ユニットは、あるPHS端局の特小親機に接続されているかもしれないのでテーブルTB1において識別子P−IDが登録された識別子PS−IDを特定し(S19)、処理S20に移行する。
【0079】
処理S20では、処理S18または処理S19で特定した識別子PS−IDのPHS端局宛に、図7(B)の送信要求の問合せを送信する。その後、後述の処理S53に移行する。
【0080】
各PHS端局においては、送信要求の問合せをPHSトランシーバ親機1から受信するまで待機するが(S25)、送信要求の問合せを受信すると(S26)、受信した送信要求の問合せを接続されている全ての端末(水道量計ユニット、ガスメータユニットおよび特小親機)に出力する(S27)。その後、後述の処理S50に移行する。
【0081】
図8(A)と(B)にはポーリングに従う送信要求の問合せをPHS端局から入力した機器における処理手順が示される。ポーリングに従う送信要求の問合せを入力したガスメータユニットまたは水道量計ユニットは図8(A)の手順に従い動作し、同様に特小親機は図8(B)の手順に従い動作する。
【0082】
図8(A)を参照して、ガスメータユニットのCPU54または水道量計ユニットのCPU58は、対応のPHS端局または子機から送信要求の問合せを入力するまで待機するが(S30)、送信要求の問合せを入力すると(S31)、入力した送信要求の問合せ(図7(B)参照)は自己宛のものであるか否か判定する(S32)。具体的には、入力した図7(B)の送信要求の問合せのデータD3で示される識別子が自己に予め割当てられたメモリ55または59の識別子GまたはWに一致するか否かにより自己宛のものであるか否かを判別する。不一致であり自己宛のものでないと判別すれば(S32でNO)、処理S30に戻るが、一致して自己宛のものと判別すると(S32でYES)、対応のガスメータ56または水道量計60による検針データを読取り(S33)、読取られた検針データを対応のPHS端局または子機に出力する(S34)。その後、処理S30に戻る。
【0083】
図8(B)を参照して、特小親機は対応のPHS端局から送信要求の問合せを入力するまで待機し(S40)、送信要求の問合せを入力すると(S41)、該送信要求の問合せがなされている子機を特定する(S42)。
【0084】
この子機の特定は、入力した送信要求の問合せのデータD3で示される識別子がテーブルTB2に登録された識別子GまたはWのいずれと一致するか判定する。一致する識別子GまたはWが登録されておらず特定できなければ、処理S40に戻る。一致する識別子GまたはWが登録されていて、一致した識別子GまたはWに対応して登録されている識別子C−IDを特定できれば(S43でYES)、特定された識別子C−IDをテーブルTB2から読出し、読出された識別子C−IDで特定される子機宛てに、該送信要求の問合せを送信する(S44)。その後、後述の処理S50に移行する。
【0085】
処理S44において、特小親機から送信されたポーリングの送信要求の問合せは、特定された子機において受信されるので、子機のCPU62はI/F64を介して接続されているガスメータユニットまたは水道量計ユニットに対して受信した送信要求の問合せを出力するので、接続されているガスメータユニットまたは水道量計ユニットは図8(A)の処理S31において該送信要求の問合せを入力する。その後、処理S32以降を同様に行ない検針データを対応のPHS端局または特小親機に出力する。
【0086】
図9(A)と(B)には、ポーリングによる送信要求の問合せに対する応答のための手順が示され、図9(C)の応答のためのフォーマットはヘッダHDとデータ部DDを含む。ヘッダHDにはポーリングの送信要求の問合せに対する応答であることを示す識別子HD3を含み、データ部DDには送信要求の問合せに応答したガスメータユニットまたは水道量計ユニットの識別子GまたはWを示すデータD4と、応答したガスメータユニットまたは水道量計ユニットにおける検針データD5を含む。
【0087】
ポーリングによる送信要求の問合せの応答に対する動作において、PHS端局または特小親機では、図9(A)に示されるようにCPU40または45はポーリングの送信要求の問合せに対する図9(C)の応答を入力または受信するまで待機し(S50)、データを入力または受信すると(S51)、上位の機器であるPHSトランシーバ親機1またはPHS端局に送信し(S52)処理S50に戻る。
【0088】
図9(B)を参照してPHSトランシーバ親機1は、ポーリングの送信要求の問合せに対する応答を受信するまで待機するが(S53)、これを受信すると(S54)、受信した図9(C)の応答の電文を問合せ元の水道検針センタ3またはガス検針センタ4に送信する(S55)。
【0089】
図1の共同検針システムでは、上述のフローチャートで示されるように、PHSトランシーバ親機1に蓄えられていた各電力量計52の検針データは電力検針センタ2が検針データ収集のための要求を発したことに応じて、電力検針センタ2側に送信され、また各ガスメータ56および各水道量計60の検針データはガス検針センタ4および水道検針センタ3側のポーリングで一挙に当該センタまで伝送されるので、PHSトランシーバ親機1と電力検針センタ2、水道検針センタ3およびガス検針センタ4とを接続する公衆PHS30においてデータ伝送における輻輳が生じることはない。
【0090】
ここでは、PHS端局にガスメータ56または水道量計60の検針データをPHS端局に送信するのに特定小電力無線通信32を利用しているが、これに限定されず、たとえばBluetoothを利用することも可能である。
【0091】
ここでは特小親機と特定小電力無線通信32をする子機には1台の端末(ガスメータユニットまたは水道量計ユニット)が接続されているが、1台に限定されず複数台または複数種類の端末を接続することもできる。
【0092】
ここでは、検針データを収集するために検針データの種類に応じて電力検針センタ2、水道検針センタ3およびガス検針センタ4を別個に設けているが、これらを1つの検針センタにまとめて、該検針センタで検針データを一括して収集し内部で各社ごとに振分けるようにデータ処理してもよい。
【0093】
このように本実施の形態によればPHS端局に、PHSトランシーバ親機1〜PHS端局間、PHS端局同士間のPHSに従うトランシーバモード31とは異なる特定小電力無線通信32に従い特小親機が接続されるので、各端末装置(電力量計ユニット、ガスメータユニットおよび水道量計ユニット)ごとに、設置環境(駆動用電源の供給方式)に適した通信方式を図1のような1つの共同検針によるデータ収集システム内で選択することが可能となった。
【0094】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る共同検針システムの全体構成における要部を示すブロック図である。
【図2】 (A)と(B)には図1のPHSトランシーバ親機の構成例を示す図である。
【図3】 図1のPHS端局の構成例が示す図である。
【図4】 (A)と(B)は図1の特小親機の構成例を示す図である。
【図5】 (A)〜(D)は、電力量計ユニット、ガスメータユニット、水道量計ユニットおよび子機の構成例を示す図である。
【図6】 (A)と(B)は電力量計52の検針データ収集手順と検針データのフォーマットを示す図である。
【図7】 (A)と(B)は、ポーリングに従う送信要求の問合せに従う検針データの伝送手順と、ポーリングに従う送信要求の問合せのフォーマットを示す図である。
【図8】 (A)と(B)はポーリングに従う送信要求の問合せをPHS端局から入力した機器における処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 (A)〜(C)は、ポーリングによる送信要求の問合せに対する応答のための手順と、応答のためのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 PHSトランシーバ親機、2 電力検針センタ、3 水道検針センタ、4ガス検針センタ、5〜8 PHS端局、9〜12 電力量計ユニット、13〜16 水道量計ユニット、17〜20 ガスメータユニット、21 特小親機、22〜25 子機、31 PHSのトランシーバモード、32 特定小電力無線通信。
Claims (12)
- 検針データを収集する検針センタに回線を介して接続可能な親機と、
前記検針データに関して前記親機と第1方式の無線通信をし、接続する有線を介して前記検針データを入力する第1中継機と、
前記第1中継機と前記有線により接続可能で、それぞれが異なる種類の前記検針データを出力する複数種類のメータ端末と、
前記第1中継機に前記有線により接続されて、受信した前記検針データを前記第1中継機に出力する中継端末と、
入力した前記検針データに関して、前記中継端末と前記第1方式とは異なる第2方式の無線通信をし、前記複数種類のメータ端末のうちの1種類以上の前記メータ端末を接続可能な第2中継機とを備え、
前記第1中継機は外部電源により駆動され、前記第2中継機は内部電池により駆動される、共同検針システム。 - 前記第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり、前記第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である、請求項1に記載の共同検針システム。
- 前記第1中継機に接続される種類の前記メータ端末は、前記外部電源により駆動可能であり、前記第2中継機に接続される種類の前記メータ端末は、前記内部電池により駆動可能である、請求項1または2に記載の共同検針システム。
- 前記第1中継機に接続される種類の前記メータ端末には、電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、前記第2中継機に接続される種類の前記メータ端末には、前記ガスメータ、前記水道量計、前記温水メータおよび前記カロリーメータが含まれる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の共同検針システム。
- 検針データを収集する検針センタに回線を介して接続可能な親機と第1方式の無線通信をして、外部電源により駆動される中継用端末であって、
中継用親機およびそれぞれが異なる種類の前記検針データを出力する複数種類のメータ端末を有線により接続可能なインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段を介して入力した前記検針データおよび他の前記中継用端末から受信した前記検針データを、前記親機に送信する通信手段とを備えて、
前記中継用親機は、内部電池により駆動される1つ以上の中継用子機を、前記第1方式とは異なる第2方式の無線通信により接続し、
前記中継用子機は、前記複数種類のメータ端末のうちの1種類以上の前記メータ端末を接続可能であり、入力した前記検針データを前記中継用親機に送信する、中継用端末。 - 前記第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり、前記第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である、請求項5に記載の中継用端末。
- 前記インターフェイス手段を介して接続される種類の前記メータ端末は、前記外部電源により駆動可能であり、前記中継用子機に接続される種類の前記メータ端末は、前記内部電池により駆動可能である、請求項5または6に記載の中継用端末。
- 前記インターフェイス手段を介して接続される種類の前記メータ端末には、電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、前記中継用子機に接続される種類の前記メータ端末には、前記ガスメータ、前記水道量計、前記温水メータおよび前記カロリーメータが含まれる、請求項5ないし7のいずれか1項に記載の中継用端末。
- 中継用端末であって、
複数種類のメータ端末が出力する検針データを収集する検針センタに回線を介して接続された親機との間で前記検針データに関して第1方式の無線通信をする通信端末に、有線により接続するためのインターフェイス手段と、
前記複数種類のメータ端末のうちの1種類以上のメータ端末を接続可能な子端末との間で、当該子端末が接続する前記メータ端末から入力した前記検針データに関して前記第1方式とは異なる第2方式の無線通信をする通信手段とを備えて、
前記通信端末は外部電源により駆動されて前記複数種類のメータ端末を前記有線により接続可能であり、前記子端末は内部電池により駆動される、中継用端末。 - 前記第1方式の無線通信はPHSトランシーバモードであり、前記第2方式の無線通信は特定小電力無線通信である、請求項7に記載の中継用端末。
- 前記通信端末に接続される種類の前記メータ端末は、前記外部電源により駆動可能であり、前記子端末に接続される種類の前記メータ端末は、前記内部電池により駆動可能である、請求項9または10に記載の中継用端末。
- 前記通信端末に接続される種類の前記メータ端末には、電力量計、ガスメータ、水道量計、温水メータおよびカロリーメータが含まれて、前記子端末に接続される種類の前記メータ端末には、前記ガスメータ、前記水道量計、前記温水メータおよび前記カロリーメータが含まれる、請求項9ないし11のいずれか1項に記載の中継用端末。
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