JP4669608B2 - 外因性化学物質およびシロキサン界面活性剤を含有する貯蔵安定性組成物 - Google Patents
外因性化学物質およびシロキサン界面活性剤を含有する貯蔵安定性組成物 Download PDFInfo
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Description
(発明の分野)
本発明は、植物における生物学的活性を誘発させるために、水に希釈または分散させて植物の葉に施用するのに有用な外因性化学物質を含む組成物に関する。
【0002】
本明細書中で使用されている用語「外因性化学物質」は、天然または合成で得られるとしても、望ましい生物学的活性を発現させるために植物に施用される化学物質を意味する。本明細書中で使用されている用語「生物学的活性」は、刺激的、阻害的、調節的、治療的、毒性的または致死的な応答を、植物において、あるいは病原体、寄生虫、または植物の体内もしくはその表面に存在する摂食性生物において誘発することを意味する。外因性化学物質の例には、化学的な農薬(除草剤、殺藻剤、殺真菌剤、殺菌剤、殺ウイルス剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤および殺陸貝剤など)、植物成長調節因子、肥料および養分、ガメトシド、枯れ葉剤ならびにこれらの混合物などが含まれるが、これらに限定されない。
【0003】
(発明の背景)
農業における多くの目的および関連する努力のために、植物を様々な種類の外因性化学物質で処置することは望ましい。多くの外因性化学物質が葉(すなわち、葉および他の非樹木性の地上部)に施用されており、それらは、施用部の近くまたは離れたところのいずれかで植物での作用部位を有している。そのような物質は、本明細書中では、葉に施用される外因性化学物質と呼ばれている。
【0004】
典型的には、外因性化学物質が、当分野で知られている植物処置プロセスによって葉に施用された場合、施用された量の少量部が、外因性化学物質の所望する生物学的活性が有益的に発現され得る植物での作用部位に到達するだけである。従って、葉に施用される外因性化学物質が植物におけるその作用部位に送達される効率を高め、それによって、外因性化学物質が使用される目的に関する外因性化学物質の生物学的有効性を高めることは、農業および関連した努力において非常に求められていることである。
【0005】
当分野で知られているプロセスによる外因性化学物質の葉への施用は、一般には、作用部位への非効率的な送達をもたらしていない。状況により、そのようなプロセスは、外因性化学物質の使用割合が低い場合でさえも優れた生物学的有効性をもたらす。別の状況では、同じプロセスにより、同じ割合の外因性化学物質を使用して、不十分な生物学的有効性がもたらされる。従って、これらのプロセスは、得られる結果が一定しておらず、あるいは所望する結果を得るために信頼することができない。
【0006】
問題は、部分的には非常に多くの要因が送達効率に影響しているために、良好な生物学的有効性が得られるそのような状況を前もって確認することがほとんど不可能であるということである。このような要因には、施用前、施用中および施用後の天候(温度、相対湿度、昼間の長さ、曇り具合、降水、風など)、土壌の状態(肥沃度、通気性など)、植物の生育段階、健康状態および生理学的状態、装置に関連する施用時の不正確性、ならびに他の要因が含まれる。従って、葉に提供される外因性化学物質の確実で、あるいは一定した生物学的有効性を確保することを助けるために、使用者は、典型的には、そのような物質を、大部分の状況においては本当に必要とされているよりも大きな割合で適用している。
【0007】
野外条件での生物学的有効性における変動は、酸である外因性化学物質、および外因性化学物質がアニオン形態で存在する水溶性の塩として典型的には配合されている外因性化学物質の場合には特に面倒な問題である。時には、そのような酸物質をエステルに変換することによって、この変動を緩和することができる:しかし、多くの場合、エステルは、例えば、処置された植物の内部に入ったときに、もとの酸に戻る変換が不十分であるために低下した生物学的有効性を示す。葉に施用される外因性化学物質、特に、アニオン性の外因性化学物質の生物学的有効性を増強すること、その生物学的有効性の信頼性を増強することが依然として強く求められている。
【0008】
本明細書における「アニオン性の外因性化学物質」は、その分子構造が1つまたは複数の酸またはプロトン供与部位を含み、従って、プロトン受容体の存在下でアニオンを形成し得る外因性化学物質である。この用語は、双性イオン型である物質を包含する。外因性化学物質が本明細書において「アニオン性」と記載されている場合、外因化学物質が必ずアニオン形態であること、あるいは外因化学物質が解離していることを意味していない。
【0009】
生物学的有効性のより大きな確実性が得られるプロセスの利益には、一貫した生物学的有効性を犠牲にすることなく、外因性化学物質の適用割合を減少させ得ることが含まれる。農業界が感じている農薬(特に、除草剤)の使用を減少させる圧力は、アメリカ雑草科学会が1993年に開催したシンポジウムなどのこの問題に関するシンポジウムにより十分に立証されており、Weed Technology、8、331〜386(1994)に記載されている。使用割合の削減は、処置される単位面積あたりのコストを低下させるために、環境的な利益だけでなく、経済的な利益をももたらす。
【0010】
葉に施用される外因性化学物質は、多くの場合、両親媒性の物質(特に、両親媒性の界面活性剤)とともに、そうでなければ界面活性剤として知られている物質とともに施用されている。界面活性剤は、葉に施用される外因性化学物質の生物学的有効性に無数の方法で影響し得る。
【0011】
外因性化学物質の希薄な水性組成物が従来の水力スプレーによって葉に施用される場合、希薄な水性組成物における界面活性剤の存在は、スプレー液滴のサイズ分布を変化させることができ、典型的には、小さな液滴の形態でのスプレー容量の割合を低下させ、そして大きな液滴の形態でのスプレー容量の割合を増大させる。より小さな液滴は、より大きな液滴よりも小さな運動量を有するために、このようなより小さな液滴は、葉の表面から跳ね返る可能性がより小さくなり、従って、その表面に保持される可能性がより大きくなる。スプレーの保持はまた、スプレー液滴中の界面活性分子と、大部分の植物ではワックス性で疎水性である葉の表面との接着によって促進され得る。この接着は跳ね返りを減少させるだけでなく、葉の表面からスプレー液滴が流れることもまた低下させる。界面活性剤はまた、スプレー液滴と葉の表面との接触面積を大きくする傾向を有し、そして多くの場合、外因性化学物質が液滴から葉の表皮の内部に、そして葉の表皮を通過するように浸透して、内部の葉組織に到達することを強化する。
【0012】
植物の葉の内部への葉に施用される外因性化学物質の送達を強化するために特に注目されている一群の界面活性剤は、トリシロキサン基またはポリシロキサン基を形成するために酸素原子が結合したケイ素原子を3つ以上含む疎水性部分を特徴とする。そのような界面活性剤は、本明細書中では「シロキサン界面活性剤」と呼ばれているが、有機シリコーン界面活性剤のサブクラスであり、o−メトキシポリエトキシプロピルヘプタメチルトリシロキサンが例示される。これは、例えば、ウイティコ・コーポレーション(Witico Corporation)のOSiグループによりSilwet(Silwet)(登録商標)L−77として販売されている。
【0013】
Silwet(登録商標)L−77は、植物による除草剤のグリホセートを含む広範囲の外因性化学物質の葉からの吸収を増強することが報告されている。このような増強は、少なくとも部分的には、葉表面における気孔および他の微小装置の浸透によるものである。このような増強された吸収は、一般には、生物学的有効性の増強をもたらす。しかし、いくつかの植物種の場合、少なくとも特定の条件のもとでは、そのような増強された生物学的有効性が示されていない;実際には、Silwet(登録商標)L−77が存在することによって、多くの場合、外因性化学物質の生物学的有効性の拮抗作用が生じることが見出されている。本明細書中で使用されているように、「拮抗作用」は、ある物質(Silwet(登録商標)L−77など)が外因性化学物質との組み合わせで使用されたときに(除草剤などの)外因性化学物質の(除草剤などの)生物学的有効性が低下することをいう。
【0014】
特に、除草剤の場合、拮抗作用の危険性は、Silwet(登録商標)L−77などのシロキサン界面活性剤を使用することに対する妨げになる:多数の雑草種が典型的には同じ農場で処置され、そして界面活性剤が、存在する雑草種の少なくともいくつかに対して拮抗性であり得るからである。
【0015】
当分野でよく知られているが、Silwet(登録商標)L−77などのシロキサン界面活性剤を失望させるほど大量に使用する別の問題は、水性媒体におけるトリシロキサン部分またはポリシロキサン部分の加水分解に対する不安定性である。トリシロキサン部分またはポリシロキサン部分におけるケイ素−酸素結合の切断は、気孔浸透剤として効果的ではなく、そして葉に施用される外因性化学物質の生物学的有効性を増強することにおいて効果的でない分解産物をもたらす。加水分解は、葉に施用するために末端使用者によって調製された希薄な水性組成物中で生じているが、典型的には、このような組成物は使用直前に調製され、従って加水分解に利用される時間は短い。商業的に受け入れられるためには数ヶ月〜数年の貯蔵寿命を有しなければならない水性の高濃度組成物における加水分解の問題はより重要である。
【0016】
これは、水溶性の外因性化学物質を含む組成物に伴う特有の問題である:このような物質は水溶性の高濃度物として最も便利に、かつ経済的に配合されるからである。さらにより詳細には、それはアニオン性の外因性化学物質に伴う問題である:アニオン性の外因性化学物質は、多くの場合、pH<7で、すなわち、酸性pHで配合され、そのようなpHレベルでは、シロキサン界面活性剤の加水分解が加速されやすいからである。例えば、グリホセートは、水溶液で約4のpHをもたらすモノ塩として最も典型的には配合されている。
【0017】
気孔浸透剤として効果的なシロキサン界面活性剤を含有するグリホセート塩などの水溶性の外因性化学物質の水系高濃度組成物であって、シロキサン界面活性剤が受け入れられるほどの長期間の化学安定性を有する水系高濃度組成物が提供されることは当分野における大きな進歩である。
【0018】
グリホセート(N−ホスホノメチルグリシン)は、その厳密な意味では酸化合物である。しかし、用語「グリホセート」は、本明細書中では、別途示されている場合を除き、グリホセート酸だけでなく、その塩、付加物およびエステル、ならびに植物組織においてグリホセートに変換されるか、そうでなければグリホセートイオンを提供する化合物をも包含するために、あまり厳密な意味では使用されていない。グリホセートの最も商業的な配合物において、グリホセートは、水溶性の塩として存在している。これに関して、グリホセートは、酸であるか、またはアニオンを形成する多くの外因性化学物質の代表的なものである。
【0019】
グリホセートの除草剤塩が下記の特許に開示されている:例えば、米国特許第3,799,758号(Franz)、米国特許第3,853,530号(Franz)、米国特許第4,140,513号(Prill)、米国特許第4,315,765号(Large)、米国特許第4,405,531号(Franz)、米国特許第4,481,026号(Prisbylla)、および米国特許第4,507,250号(Bakel)。開示された塩の大部分において、グリホセートアニオンに対する対イオンは、比較的低分子量の非両親媒性のカチオンである。そのような塩の代表的なものはアルカリ金属(例えば、ナトリウムおよびカリウム)の塩であり;アンモニウム塩であり;合計で1個〜6個の炭素原子を含有する1個〜3個の有機基で置換されたアンモニウムカチオン、スルホニウムカチオンまたはスルホキソニウムカチオンを有する塩であり、例えば、ジメチルアンモニウム塩、イソプロピルアンモニウム塩、エタノールアンモニウム塩およびトリメチルスルホニウム塩である。
【0020】
グリホセート塩の市販の配合物には下記のものが含まれる:例えば、モンサント・カンパニー(Monsanto Company)のRoundup(登録商標)名の除草剤、Accord(登録商標)名の除草剤、Roundup(登録商標)Ultra名の除草剤、およびRoundup(登録商標)Xtra名の除草剤(これらはイソプロピルアンモニウム塩を含有する)、モンサント・カンパニーのRoundup(登録商標)Dry名の除草剤およびRival(登録商標)名の除草剤(これらはアンモニウム塩を含有する)、モンサント・カンパニーのRoundup(登録商標)Geoforce名の除草剤(これはナトリウム塩を含有する)、ならびにゼネカ(Zeneka)のTouchdown(登録商標)名の除草剤(これはトリメチルスルホニウム塩を含有する)。
【0021】
オーストラリア国特許第658150号は、グリホセートの塩、シロキサン界面活性剤のSilwet(登録商標)L−77によって例示されるシリコーンコポリマー湿潤剤、および両性界面活性剤を含む液体の水性高濃度組成物を開示している。
【0022】
(発明の要旨)
今回、連続した水相に分散された不連続な油相を有する連続した水相を含む液体組成物が提供される。水相は、組成物が適量の水で希釈され、そして植物の葉に施用されたときに生物学的に有効である量で水溶性の外因性化学物質が溶解している水である。油相は、(a)補助的な量の下記の式(I)のシロキサン界面活性剤:
【0023】
【化2】
(式中、xは0〜約100の整数または0〜約100の整数の平均であり、yは1〜約30の整数または1〜約30の整数の平均であり、各mは独立に1〜約20の整数であり、各nは独立に1〜約30の整数であり、各R基は独立に水素またはC1〜6ヒドロカルビル基であり、各R’基は独立に水素またはC1〜4アルキル基であり、そして各R”基は独立にC1〜20のヒドロカルビル基またはアシル基である)
および(b)シロキサン界面活性剤用の実質的に水に不溶性の有機溶媒を含む。有機溶媒は、実質的にすべてのシロキサン界面活性剤が油相に含有されるか、または油相と会合するような量で存在している。
【0024】
シロキサン界面活性剤の「補助的な量」は、組成物を適量の水で希釈して、希釈した組成物を植物の葉に施用したときに、組成物が、シロキサン界面活性剤を含まないそれ以外では類似する組成物と比較して、増強された生物学的有効性を示すような量を意味する。
【0025】
好ましくは、シロキサン界面活性剤は、希釈した組成物を植物の葉に施用するために組成物を適量の水で希釈したときに、微細孔浸透剤の効果的な浸透性濃度が得られるような量で存在している微細孔浸透剤である。本明細書中に包含される「微細孔浸透剤」は、水性組成物に溶解または分散したときに、水性組成物を疎水性表面での微細な孔に浸透させる特性を有する両親媒性薬剤である。この特性は、本明細書中に記載されるインビトロアッセイの手段によって試験することができる。微細孔浸透剤の「効果的な浸透性濃度」は、インビトロアッセイによって明らかにすることができる濃度であって、そのような微細な孔の浸透を可能にする濃度である。
【0026】
「シロキサン界面活性剤用の有機溶媒」の表現は、有機溶媒対シロキサン界面活性剤の重量/重量比が約10:1〜約1:10の範囲の少なくとも一部にある溶液が提供され得るように、シロキサン界面活性剤が溶解し得る有機溶媒、あるいはそれ自身がシロキサン界面活性剤に溶解し得る有機溶媒をいう。有機溶媒は、水には実質的に不溶性である;好ましくは、有機溶媒は、水における溶解度が20℃で約0.1重量%以下である。
【0027】
「シロキサン界面活性剤の実質的にすべてが油相に含有されるか、または油相と会合する」が本明細書中に与えられている場合、各相における成分の含有量を測定するために、水相および油相を分離することに関して当分野で広く知られている任意の技術によって、多くても非常に少ない量、例えば、約5%以下のシロキサン界面活性剤が水相に存在し、油相と会合していないことが明らかにされ得ることを意味する。そのような技術には、遠心分離、加熱、ろ過、および油相が安定に水相に分散されていない場合、より高密度の相を低密度相の下に単に静置させることが含まれる。
【0028】
(発明の詳細な説明)
本発明の液体組成物は、連続した水相に分散された不連続な油相を有する連続した水相を含む。包含される組成物は、長期間にわたって、必ずしも物理的に安定である必要はない。実際、そのような組成物のいくつかにおいては、油相は、連続的な攪拌の結果としてのみ、水相に分散されたままである。これは、葉への施用に好適な植物処置用組成物を得るために、組成物を水に希釈した後では特に当てはまる。植物処置用組成物を葉に施用するためのデバイス、例えば、農業用スプレー装置は、施用前または施用中におけるそのような組成物の均一な混合を維持するための撹拌装置を一般に備えている。
【0029】
好ましい組成物は、乳化システムを存在させることによって、少なくとも短時間は物理的に安定にされる。このような乳化システムは、高濃度組成物を安定化させるために適切であり得るが、得られる植物処置用組成物を安定化させるために水に組成物を希釈するときに必ずしも適切であるとは限らない。しかし、より好ましくは、乳化システムは、希釈された植物処置用組成物を安定化させるために十分な量で存在する。このことは、乳化システムは、高濃度組成物を水で希釈することによって植物処置用組成物が調製されたときから、例えば、スプレーすることによって植物処置用組成物が葉に施用されるときまでの通常的な農業使用における実質的な相分離を防止していることを意味している。実質的な相分離は、組成物が、指示された時間、攪拌することなく放置されたときに、明らかな油層が組成物の表面に出現することによって容易に認めることができる。典型的には、施用時間は、植物処置用組成物を調製したときから24時間以内である:しかし、これよりも短い期間で、例えば、1時間またはそれよりもさらに短い時間で相分離を示すエマルジョン組成物は、特に、適用装置により植物処置用組成物の良好な攪拌が可能な場合には、それにもかかわらず有用であり得る。
【0030】
本発明の1つの実施形態は、水溶性の外因性化学物質およびシロキサン界面活性剤を含み、そして(a)水溶性の外因性化学物質が溶解している水を含む水相、(b)シロキサン界面活性剤の実質的にすべてが油相に含有されるか、または油相と会合するような量の、シロキサン界面活性剤用の実質的に水に不溶性の有機溶媒、および(c)1つまたは複数の乳化剤を有する乳化システムの安定化量を有するエマルジョンである液体の高濃度組成物である。外因性化学物質の量は、葉に施用するための植物処置用組成物を作製するために適量の水で希釈したときに、生物学的有効量の外因性化学物質が得られるのに十分である。水の量は、水相において、外因性化学物質を溶液で維持するのに十分である。シロキサン界面活性剤は、本明細書中に規定されている補助的な量で存在する:シロキサン界面活性剤が微細孔浸透剤である好ましい実施形態において、シロキサン界面活性剤は、葉に施用するための植物処置用組成物を作製するために適量の水で希釈したときに、効果的な浸透性濃度のシロキサン界面活性剤が得られる量で存在する。
【0031】
本発明の液体高濃度組成物の場合、乳化システムの「安定化量」は、エマルジョンが約10℃〜約30℃の温度で貯蔵される少なくとも約30日の期間にわたって組成物の実質的な相分離を防止するのに十分な量である。エマルジョンは、実質的な相分離を、上記の条件のもとで少なくとも約180日の期間にわたって、あるいは約−10℃〜約40℃の温度で貯蔵される少なくとも約30日間にわたって示さないことが好ましい:実質的な相分離が約−10℃〜約40℃の貯蔵温度で少なくとも約180日の期間にわたって生じないことが特に好ましい。
【0032】
本発明の液体高濃度組成物は、水中油型のマクロエマルジョンまたは微エマルジョン、油中水型のエマルジョン、または水中油中水型の多重エマルジョンであり得る。サスポエマルジョン(suspoemulsion)を含むエマルジョンの特徴を有するすべてのタイプの高濃度配合物が本発明においては可能である。
【0033】
本発明の組成物の油相に存在するシロキサン界面活性剤は、上記のように、下記の式(I)に従う。
【0034】
【化3】
好ましいシロキサン界面活性剤において、xは0〜約10の整数または0〜約10の整数の平均であり、より好ましくは0または1であり、最も好ましくは0である。好ましいシロキサン界面活性剤において、yは1〜約10の整数または0〜約10の整数の平均であり、最も好ましくは1である。mは2〜6の整数であることが好ましく、最も好ましくは3である。nは約5〜約20であり、そしてすべてのR’基は水素であることが好ましい。R基は独立に、水素およびC1〜4アルキル基から選択されることが好ましく、水素およびメチル基が特に好ましい。R”は水素またはC1〜4アルキル基であることが好ましく、水素およびメチル基が、再度ではあるが、特に好ましい。
【0035】
式(I)のシロキサン化合物は、OSi Specialties,Inc.の製品文献(例えば、「Silwet(登録商標)界面活性剤」、OSi Specialties,Inc.、Danbury、CT、1994)に、そして米国特許第3,505,377号に一般的に記載されている。いくつかのポリオキシエチレントリシロキサン類が、OSi Specialtiesから、Silwet(登録商標)の界面活性コポリマーとして入手することができる。本発明の実施に必要な微細孔浸透剤として好適な例には、Silwet(登録商標)L−77、Silwet(登録商標)408およびSilwet(登録商標)800が含まれる。別の好適な微細孔浸透剤は、ダウ・コーニング(Dow Corning)のSylgard(登録商標)309である。
【0036】
特に注目される微細孔浸透剤には、水の表面張力を非常に低いレベル(典型的には、約25mN/m未満)に低下させることができる式(I)のシロキサン界面活性剤が含まれる。場合により、2つ以上のそのような界面活性剤の組み合わせ、または別の界面活性剤と一緒になった式(I)の界面活性剤は、特に強い微細孔浸透性を本発明の組成物において提供し得る。
【0037】
シロキサン界面活性剤が本発明の組成物においてグリホセートと同時に配合される場合、シロキサン界面活性剤対グリホセート酸等価物の重量/重量比は、好ましくは約1:20〜約5:1の範囲であり、より好ましくは約1:10〜約1:1の範囲である。
【0038】
上記に示されているように、好ましいシロキサン界面活性剤は微細孔浸透剤である。すなわち、水に適切な濃度で溶解または分散されたときに、疎水性表面における微細な孔に浸透する溶液または分散物が得られる。例えば、微細孔浸透剤は、植物処置用組成物が気孔または植物の葉における他の開口部(割れ部または傷など)に浸透し、そして最終的にはそれらに連結する内部空隙部に浸透することを可能にする。この特性は、本明細書中では「気孔浸透」として示されており、少なくとも一部は、微細孔浸透剤を含有する本発明の組成物の増強された生物学的有効性特性をもたらす一因であると考えられる。
【0039】
下記の試験は、式(I)のシロキサン界面活性剤が本発明の組成物における微細孔浸透剤として機能し得るかどうかを明らかにする際に有用であり得るいくつかの試験の1つである。適切な試験種の植物を、例えば温室または生育チャンバーで、植物が葉を十分に広げる程度にまで生育させる。イチビ(Abutilon theophrasti)はこの試験に関して便利な種であることが見出されたが、葉の上部表面に気孔を有する他の種も同様に有用である。試験直前の生育条件は、その気孔が開いている十分に広がった葉に好ましいようにすべきである:通常、これは、植物を、少なくとも約475マイクロアインシュタインの光強度に少なくとも1時間曝すこと、および植物が、水の過不足、過度な光または低温、あるいは他の有害な環境条件による生理学的ストレスを受けていないことを意味する。
【0040】
ここに記載の手順は、柔葉植物(velvetleaf:ビドードモウズイカ)に関する。別の種を選択する場合、修正が必要であるか望ましい。微細孔浸透剤の候補として試験すべきシロキサン界面活性剤は、所望の濃度で水に溶解または分散され、得られる液体にフロオレセインが0.1容積%で溶解される。自動注入器を用いて、フルオレセインを含む液体0.8μlを、1または2以上の充分に広がった葉の表面の3箇所のそれぞれに分配する。
【0041】
液体の分配から正確に10分後、各処理葉を、多量の水(例えば、少なくとも10ml)で洗って、実質的に全て、すなわち、全ての視覚的に知覚される量のフルオレセインを葉の表面から除去する。次に、葉を暗所に移し、処理葉を、長波長紫外線照射下に裸眼で観察する。フルオレセインが液体付着場所またはその近くにおいて観察される場合、液体が気孔浸透性を有すると判断される。そのような液体中に存在するシロキサン界面活性剤の候補は、微細孔浸透剤と考えられる。要すれば、蛍光の程度は、適当な装置により定量することができるが、これは、界面活性剤の候補が微細孔浸透剤であるかどうかを単に知ることが目的であるなら、不要である。観察蛍光の不足は、気孔浸透が少ないことを示しており、その場合、シロキサン界面活性剤の方向は気孔浸透剤ではないと結論付けることができる。
【0042】
植物が試験のための好適な条件にあることを証明するために、ポリオキシエチレントリシロキサン界面活性剤Silwet(登録商標)L−77のような既知の微細孔浸透剤を前記手順により試験することができる。0.05容積%のSilwet(登録商標)L−77の水溶液は、典型的には、弱い蛍光信号を発し、それは、穏やかな気孔浸透が起こったことを意味している。0.5容積%のSilwet(登録商標)L−77の水溶液は、典型的には、強い傾向信号を発し、それは、実質量の溶液が浸透された気孔を有することを示している。
【0043】
シロキサン界面活性剤の候補が微細孔浸透剤であるかどうか決めるための別の試験は、植物または他の生体材料を使用せず、従って、直前に記載されたもののような生体内アッセイに特徴的な正常な生物学的変動により影響を受けないという大きな利点を有する。生体材料の非使用を反映する生体外試験まはたアッセイとして記載されるこの別の試験を用いて、シロキサン界面活性剤の候補の水溶液または分散液が、葉の気孔のような疎水性表面の微細孔を貫通または浸透することができるかどうか決めることができる。
【0044】
生体外アッセイにおいて、所望の用途における使用濃度に依存して、候補の界面活性剤を水に任意の所望の濃度で溶解または分散することができる。適当な水中での濃度は、候補の界面活性剤に依存して、約0.1重量%〜約10重量%、例えば、約0.25重量%〜約3重量%である。
【0045】
対照的な色を有する滑らかな固体基材および不透明な膜フィルターが選択される。好ましくは、基材は暗色、例えば、黒色であり、膜フィルターは明るい色または白色である。膜フィルターは、疎水性材料、好ましくは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなり、複数の孔を有する。膜フィルターの孔寸法は、浸透が望まれる孔の典型的寸法を反映するように選択され;例えば、可能性のある気孔浸透剤として試験される界面活性剤の場合、直径約0.5〜約0.25μm、例えば、約1μmの膜フィルターを選択すべきである。
【0046】
選択された膜フィルターが基材上に置かれ;滑らかな表面および対向する粗い表面を有する膜フィルターの場合、膜フィルターは、基材に隣接する平滑な表面と共に配される。次に、候補界面活性剤の水溶液または分散液の1滴または2滴以上を、膜フィルター上に乗せる。従来の任意の液滴寸法および数を用いることができ;直径1μmの孔を有するPTFE膜フィルターの場合、各々の体積が1〜5μl、例えば、2μlである1〜10滴、例えば、3滴の液滴を適用することが有用であるとわかった。液滴は、膜フィルターの表面と、都合の良い長さの時間、接触を維持される。液滴がフィルター上に維持される時間は、試験を適用する用途に依存し、その最適な時間の長さは、過度の実験無しに容易に決めることができる。本用途の場合、フィルター上に液滴を最低1〜30分間、例えば、最低約15分間残すことが有用であるとわかった。
【0047】
この時間の最後に、液体が膜フィルターの孔を透過したかどうかが容易に分かる。何故なら、そのような透過により、膜フィルターがある程度透明になり、基材の対照的な色が膜フィルターを通して示されるからである。この試験における膜フィルターの孔の透過は、目的の用途に特徴的な疎水性表面の微細孔の貫通または浸透を正しく予想するものである。例えば、少なくとも約15分の期間後の1μmの間隙を有するPTFE膜フィルターにおける孔の透過は、植物の葉における気孔浸透を正しく予想するものである。
【0048】
式(I)で示されるシロキサン界面活性剤が有用な微細孔浸透剤であるかどうかを予想するのに用いることができる特別の試験条件は、以下の如くである。この化合物の溶液または分散液は、脱イオン水中0.5重量%の濃度で調製される。黒いビンのキャップ(直径約40mm)を、ビンキャップの閉鎖側が下で開いたねじ側が上となるように固体表面上に配する。好適なPTFE膜フィルター(直径47mm、間隙1.0μm、銘柄MSI、カタログ番号F10LP04700)は2つの面:すなわち、滑らかな輝きのある面と粗い鈍い色の面とを有する。フィルターを、粗い鈍い色の面が上を向くようにキャップの上に置く。この化合物の溶液または分散液の2μlの液滴の3滴を、PTFE膜フィルターの粗い鈍い色の面に適用する。液滴を、少なくとも15分間、フィルター上に放置する。この時間中、溶液または分散液がPTFE膜フィルターを透過したかどうかに注目する。これは、透過により白色フィルターが透明になり黒色ビンキャップをフィルターを通して見ることができるので、視覚的に決めることができる。15分後に、透過が起こらなかった場合、これは、陰性結果と見なされ、試験を終了する。陰性結果は、候補の界面活性剤が微細孔浸透剤として有用でないと予想されることを示している。15分以内に透過が生じた場合、これは陽性結果と見なされ、候補の界面活性剤が本発明の組成物中において有用な微細孔浸透剤として予想される。
【0049】
本発明の組成物の油相は、シロキサン界面活性剤のための有機溶媒を含む。適当な有機溶媒は、有機溶媒の水への不溶性または非混和性、およびシロキサン界面活性剤と有機溶媒との共溶解性、すなわち、これら2つの成分の相互溶解性に基づいて、過度の実験を行うことなく選択することができる。シロキサン界面活性剤と有機溶媒とは、混合したときに、有機溶媒とシロキサン界面活性剤との重量/重量比が約10:1〜約1:10の範囲の少なくとも一部に入る溶液を形成するように充分に共溶解性でなくてはならない。シロキサン界面活性剤と有機溶媒との共溶解性は、有機溶媒1重量部当たり約5〜約10重量部のシロキサン界面活性剤を含む溶液を形成するのに充分であることが好ましい。
【0050】
本発明の組成物において有用な有機溶媒は、好ましくは、引火点が約35℃より高く、より好ましくは、約90℃を超え、外因性化学物質の生物学的効果に拮抗的でないことが好ましい。適当な溶媒の例は、Exxon社から入手されるアルキルナフタレン系芳香族溶媒であるSolvesso(登録商標)Aromatic100およびAromatic200、および同様にExxon社から入手される溶解性の高い酢酸アルキルであるExxate(登録商標)1000を含む。特に、外因性化学物質がグリホセートである場合、芳香族溶媒が特に好ましい。
【0051】
有機溶媒は、実質的に全てのシロキサン界面活性剤が油相に含まれるまたは会合されるような量で存在する。理論に拘束されないが、シロキサン界面活性剤は、シロキサン界面活性時の有機溶媒中への高い溶解性のみならず、水相中に存在するイオンの「塩析」効果故に、主に油相中に残るまたは会合すると考えられる。「塩析」効果に貢献する水相中に存在するイオンは、外因性化学物質のイオンおよび対イオン、例えば、外因性化学物質がグリホセートのイソプロピルアンモニウム塩である場合はグリホセートアニオンおよびイソプロピルアンモニウムカチオンを含むことができる、またはそれらは、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム等のような製剤に添加される他の塩のイオンであり得る。
【0052】
本発明の組成物の水相は、選択された外因性化学物質が溶解されている水を含む。好ましい外因性化学物質は酸またはアニオン性化合物であり、本発明の組成物中に、1種または2種以上の水溶性塩として存在するのが最も有用である。水相は、外因性化学物質に加えて、任意に、水相のイオン強度に貢献する他の塩を含み得る。
【0053】
本発明の組成物中に有用に適用することができる水溶性の外因性化学物質は、通常、限定的ではないが、収穫物のような所望の植物の全身的生長または収率に有益な効果を有する、または雑草のような望ましくない植物の生長に有害または致死的効果を有するものである。そのような外因性化学物質の好ましい群は、植物の葉の発生後に通常施用されるもの、すなわち、葉に施用される外因性化学物質である。
【0054】
本発明は、特定のクラスの葉に施用される水溶性外因性化学物質に限定されないが、植物の全身的動作への生物学的効果に少なくとも部分的に依存する物質にとって有用な利点を提供することがわかった。植物における全体的動作は、木質部道管内および細胞内空間および細胞壁を含むアポプラスト(非生体)経路を通して、師部要素および、原形質糸により有機的に結合された細胞からなる他の素質を含むシンプラスト(生体)経路を通して、または、アポプラストおよびシンプラストの両方の経路を通して起こり得る。葉に施用される全身的外因性化学物質について、最も重要な経路は師部であり、本発明は、師部を移動する外因性化学物質のために最も大きな利益を提供すると考えられる。
【0055】
本発明の組成物は、外因性化学物質が葉に施用される除草剤、好ましくは、師部を動く葉に施用される除草剤である除草組成物として特に有用であるとわかった。本発明の組成物は、外因性化学物質が全身性である場合に最も大きな施用性を有するが、除草剤パラクアットのような非全身性外因性化学物質にも有用であり得る。
【0056】
好ましい全身性外因性化学物質は、使用される割合において生物学的に不活性または比較的不活性である生物学的活性イオンおよび対イオンを含む塩として存在する。そのような塩が、対イオンを除いて、約300を下回る分子量を有することがさらに好ましい。そのような塩のうち特に好適なものは、除草剤、植物成長調整剤および殺線虫剤であり、特に、1または2以上のアミン、カルボン酸、ホスホン酸塩またはホスフィン酸塩官能基を生物学的活性イオン中に有するものである。そのような特に好ましい外因性化学物質は、除草剤、例えば、グリホセートおよびグルホシナート、植物成長調整剤、例えば、エテホン、および殺線虫剤、例えば、米国特許第5,389,680号に記載のものを含む。この群の好ましい殺線虫剤は、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテン酸またはN−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)グリシンの塩である。
【0057】
本発明の方法で用いることができる除草剤の例としては、アシフルオルフェン、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラフォス、ブロマシル、ブロモキシニル、クロラムベン、クロピラリド、2,4−D、2,4−DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロプ、ジクロホプ、ジクワット、エンドサル、フェナク、フェノキサプロプ、フラムプロプ、フルアジホプ、フルミクロラク、フルオログリコフェン、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホセート、ハロキシホプ、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピク、イマザピル、イマザクイン、イマゼサピル、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロプ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、パラクワット、ピクロラム、キンクロラク、キザロホプ、スルファミン酸、2,3,6−TBA、TCAおよびトリクロピルを含む。本発明の方法で用いるのに公的な師部を動く除草剤は、限定はされないが、アミノトリアゾール、アシュラム、ビアラホス、クロピラジド、ジカムバ、グルホシナート、グリホセート、イミダゾリノン、例えば、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピク、イマザピル、イマザキンおよびイマゼサピル;フェノキシーズ、例えば、2,4−D、2,4−DB、ジクロルプロプ、MCPA、MCPBおよびメコプロプ;ピクロラムおよびトリクロピルを含む。
【0058】
前記除草剤の除草活性誘導体も、本発明の組成物において用いることができる。除草活性誘導体は、構造が少し変化したもの、最も一般的には限定はされないが、除草剤の塩またはエステルである任意の化合物であり、この化合物は、親除草剤に等しい性能を有する必要は無いが親除草剤の本質的活性を維持しているものである。通常、必ずしもそうではないが、誘導体は、処理植物に入る前または後に親除草剤に転化し、生体内で活性薬に転化するプロドラッグに類似している。除草剤または除草活性誘導体と他の成分との、または2種以上の除草剤の混合物または共組成物も、同じく、本発明により考えられる範囲に入る。
【0059】
本発明の組成物中において有用な特に好ましい除草剤はグリホセートであり、その酸状態のものはN−ホスホノメチルグリシンとして知られている。ここで有用なグリホセート塩の例が、米国特許第3,799,758号および第4,405,531号に開示されている。本発明により用いることができるグリホセート塩は、限定はされないが、アルカリ金属、例えば、ナトリウムおよびカリウムの塩;アンモニウム塩;C1〜16アルキルアンモニウム、例えば、ジメチルアンモニウムおよびイソプロピルアンモニウムの塩;C1〜16アルカノールアンモニウム、例えば、モノエタノールアンモニウムの塩;C1〜16アルキルスルホニウム、例えば、トリメチルスルホニウムの塩;これらの混合物などを含む。N−ホスホノメチルグリシン分子は異なるpKa値を有する3つの酸部位を有し;一、二および三塩基性塩、またはそれらの任意の混合物、または中和の任意の中間体の塩を用いることができる。
【0060】
グリホセート塩は、水溶性であるので、一部の市場で重要である。多くのアンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、アルキルスルホニウムおよびアルカリ金属塩は水溶性が高く、使用時点において水に希釈することができる高濃度の水溶液として調製することができる。本発明は、グリホセート塩を水溶液中に含む水相、および、適量の微細孔浸透剤を含むまたは会合している油相を含む濃厚組成物も対象とし、水への希釈に続いて植物の葉に施用したときに、グリホセートと微細孔浸透剤との両方が葉の上に付着するものである。
【0061】
グリホセートの考えられる液体濃厚組成物は、酸当量(酸当量g/リッター)で表した場合に、1リッター当たり約50〜約500gのグリホサーを含むことができる。より高いグリホセート濃度、例えば、約300〜約500酸当量g/リッターが好ましい。
【0062】
本発明の特定の態様において必要とされるように、塩含有水相中の有機溶媒の分散を安定化させるのに適当な乳化系は、過度の実験を行うこと無く、当業者により容易に選択される。乳化系が良好な安定性を提供する限り、特定の乳化系の選択が、得られる乳濁液の生物学的効果に重要であるとされることはなかった。乳化系の例を、ここで実施例に開示する。
【0063】
本発明の組成物は、外因性化学物質に加えて、任意に、有機溶媒およびシロキサン界面活性剤、他の所望の農業的に許容できる成分を含むことができる。少なくともグリホセート組成物の場合に、特に有用な成分は、シロキサン界面活性剤に加えられる界面活性剤であり、ここで「共界面活性剤」と呼ぶ。共界面活性剤は、種々の機能を有する。例えば、それらは、植物の葉の比較的疎水性である表面上に水性噴霧溶液を保持するのを補助し、また、グリホセートが葉のロウ様外側表面(表皮)を貫通し、葉内の生体組織に接触するのを助ける。共界面活性剤は、前述のように、有機溶媒およびシロキサン界面活性剤を安定な均質組成物中に混入させる乳化剤として作用することを含む他の有用な機能も果たす。
【0064】
本発明の組成物において用いることができる共界面活性剤の種類または化学的分類に制限はない。非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性のもの、またはその2種以上の組み合わせは、全て、特定の状況において有用である。しかしながら、グリホセート組成物については、存在する場合、共界面活性剤の少なくとも1種がアニオン性以外のものであることが通常好ましい。
【0065】
アニオン性界面活性剤のうち、特に好ましいクラスは、脂肪酸;アルキル置換ベンゼンスルノン酸塩およびジフェニルエーテルジスルホン酸塩;ナフタレンスルホン酸塩;アシルイセチオン酸塩、サルコシネート、スルホコハク酸塩、半スルホコハク酸塩、スルホスクシナメートおよびタウレート;アルカンおよびαーオレフィンスルホン酸塩;油脂エステルの硫酸塩およびスルホン酸塩;アルコール、アルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルコールおよびポリオキシエチレンアルキルフェノールの硫酸、スルホン酸およびリン酸モノおよびジエステル;およびポリオキシエチレンアルコールおよびポリオキシエチレンアルキルフェノールのカルボン酸塩を含む。これらは、酸の状態、または、塩として、例えば、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウム塩として用いることができる。
【0066】
カチオン性界面活性剤において、特に好ましいクラスは、ポリオキシエチレン3級アルキルアミンまたはアルケニルアミン、例えば、エトキシル化脂肪アミン、4級アンモニウム界面活性剤およびポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンを含む。そのようなカチオン性界面活性剤の代表的具体例は、ポリオキシエチレン(5)ココアミン、ポリオキシエチレン(15)獣脂アミン、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、N−ドデシルピリジンクロライドおよびポリオキシプロピレン(8)オキシエチレントリメチルアンモニウムクロライドを含む。特に好ましいポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンは、国際公開番号WO96/32839に開示のものである。
【0067】
種々の構造の多くのカチオン性4級アンモニウム界面活性剤が、当該分野において、グリホセートおよび他の外因性化学物質と組み合わせて有用であると知られており、ここで考えられる、式(VII)で示される4級アンモニウム界面活性剤のような組成物中に用いることができる。
【0068】
【化4】
(式中、Zは塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、サリチル酸塩、硫酸塩またはリン酸塩のような好適なアニオンであり;kおよびmはカチオン上の陽電荷がアニオン上の陰電荷と釣り合うような整数であり;Ra、Rb、RcおよびRdは、限定されないが、以下のように定められる:
(i)Raは、ベンジルまたはC8〜24、好ましくは、C12〜18アルキルまたはアルケニル基、およびRb、RcおよびRdは、独立に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチル基である;
(ii)RaおよびRbは、独立に、C8〜24、好ましくは、C12〜18アルキルまたはアルケニル基、およびRcおよびRdは、独立に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチル基である;
(iii)Raは、C8〜24、好ましくはC12〜18アルキルまたはアルケニル基、Rbは2〜100個のC2〜4アルキレンオキシド単位、好ましくはエチレンオキシド単位を有するポリオキシアルキレン鎖、およびRcおよびRdは、独立に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチル基である;
(iv)RaはC8〜24、好ましくは、C12〜18アルキルまたはアルケニル基、RbおよびRcは、合計約2〜100個のC2〜4アルキレンオキシド単位、好ましくは、エチレンオキシド単位を有するポリオキシアルキレン鎖、およびRdはC1〜4アルキル、好ましくは、メチル基である;または、
(v)Raは、C3〜4アルキレンオキシド単位、好ましくはプロピレンオキシド単位が主勢である約2〜約100個のC2〜4アルキレンオキシド単位を有するポリオキシアルキレン鎖、およびRb、RcおよびRdは、独立に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチルまたはエチル基である。)。この種の特に好ましい4級アンモニウム界面活性剤は、米国特許第5,464,807号に開示している。
【0069】
本発明の好ましい実施形態において、以下の式(VIII)で示される両親媒性4級アンモニウム化合物、またはそのような化合物の混合物が存在する。
【0070】
【化5】
(式中、Reは約6〜約22個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたはハロアルキル基であり;WおよびYは、独立に、OまたはNHであり;aおよびbは、独立に、0または1である、少なくともaおよびbの一方は1であり;XはCO、SOまたはSO2であり;nは2〜4であり;Rf、RgおよびRhは、独立に、C1〜4アルキルであり;k、mおよびZ−は、式(VII)中と同じ意味を有する。Reは、1つの特別の実施形態において、約12〜約18個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である。Reはフッ素化することもできる。1つの特定の態様において、Reは過フッ素化され、好ましくは約6〜約12個の炭素原子を有する。1つの特に好ましい態様において、Reは、約6〜約12個の炭素原子を有する飽和パーフルオロアルキル基、XはCOまたはSO2、YはNH、aは0、bは1、nは3、Rf、RgおよびRhはメチル基、kおよびmは各々1、およびZ−は塩化物、臭化物またはヨウ化物アニオンである。)。
【0071】
式(VIII)で示されるスルホニルアミノ化合物、すなわち、XがCO2、YがNH、aが0およびbが1である化合物が特に好ましい。好適な例は、例えば、3MカンパニーからFluorad(登録商標)FC−135として入手される、3−(((ヘプタデカフルオロオクチル)スルホニル)アミノ)−N,N,N−トリメチル−1−プロパミニウムヨージド、および対応する塩化物を含む。3MカンパニーのFluorad(登録商標)FC−754は、対応する塩化物を含むと考えられる。
【0072】
非イオン性界面活性剤のうち、特に好ましいクラスは、ポリオキシエチレンアルキル、アルケニルまたはアルキルアリールエステル、例えば、ポリオキシエチレン1級または2級アルコール、アルキルフェノールまたはアセチレン性ジオール;ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニルエステル、例えば、エトキシル化脂肪酸;ソルビタンアルキルエステルでエトキシル化されたものまたはされていないもの;グリセリルアルキルエステル:スクロースエステル;およびアルキルポリグリコシドを含む。そのような非イオン性界面活性剤の代表的具体例は、ポリオキシエチレン(9)ノニルフェノール、Shell製のNeodol(登録商標)25−7(ポリオキシエチレン(7)C12〜15線状1級アルコール)、BASF製のPlurafac(登録商標)A−38(ポリオキシエチレン(27)C16〜18線状1級アルコール)、Union Carbide製のTergitol(登録商標)15−S−9(ポリオキシエチレン(9)C12〜152級アルコール)、ICI製のTween(登録商標)20(ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート)、Air Products製のSurfynol(登録商標)465(ポリオキシエチレン(10)2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール)およびHenkel製のAgrimul(登録商標)PG−2069(C9〜11アルキルポリグルコシド)を含む。
【0073】
両性共界面活性剤のうち、特に好ましいクラスは、ポリオキシアルキレンアルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキル置換アミノ酸等を含む。
【0074】
本発明の組成物において有用な共界面活性剤の疎水性部分は、本質的に炭化水素系であり得る、または珪素原子を、例えば、シロキサン基として、またはフッ素原子を、例えば、部分的にフッ素化されたアルキルまたは過フッ素化アルキル基として含むことができる。ここで有用な共界面活性剤の炭化水素鎖は、典型的には、約8〜約20個、好ましくは約12〜約18個の炭素原子を有しており、分岐または非分岐で、飽和または不飽和である。本発明の組成物において有用な共界面活性剤のポリオキシアルキレン部分は、好ましくは、ポリオキシエチレンまたはポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン鎖である。
【0075】
前述のクラスに限定されずに、当業者が適当な共界面活性剤を選択することができる標準的参照源は、Handbook of Industrial Surfactants、第2版(1997年)、Gower,McCutcheon’s Emulsifiers and Detergents発行、North American and International Editions(1997年)、MC Publishing Company発行、およびInternational Cosmetic Ingredient Dictionary、第6版(1995年)、第1および2巻、Cosmetic,Toiletry and Fragrance Association発行を含む。
【0076】
本発明の組成物の他の任意成分は、色、粘度、ゲル化特性、凍結点、吸湿性、ケーキング挙動、溶解率、分散性、または他の組成物特性を変性させる試薬を含む。
【0077】
第2の外因性化学物質を任意に含むことができる。これは、例えば先に列挙したものから選択される、酸またはアニオン性外因性化学物質の水溶性塩であり得る。代わりの添加剤としてまたは加えて、酸またはアニオン以外である外因性化学物質を含むことができる。
【0078】
例えば、本発明のグリホセート組成物は、グリホセートに加えて、任意に、アニオン性除草性化合物、例えば、アシフルオルフェン、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラフォス、クロピラリド、2,4−D、2,4−DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロプ、ジクロホプ、フェノキサプロプ、フラムプロプ、フルアジホプ、フルオログリコフェン、フルオキシピル、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、ハロキシホプ、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピク、イマザピル、イマザクイン、イマゼサピル、MCPA、MCPB、メコプロプ、メチルアルソン酸、ノナン酸、スルファミン酸、2,3,6−TBA、TCAまたはトリクロピルを含むことができる。そのようなさらなるアニオン性化合物は、1種または2種以上の塩として存在する。同様に、アニオン性除草剤の塩を含む本発明の組成物は、任意に、アニオン性以外の除草性化合物、例えば、アニオン性除草剤のエステル誘導体、または、アセトクロル、アクロニフェン、アラクロル、アメトリン、アミドスルフロン、アニロフォス、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンフレサート、ベンスルフロン−メチル、ベンスリド、ベンゾフェナプ、ビフェノックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロル、ブタミフォス、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、クロロメトキシフェン、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリムロン−エチル、クロロトルロン、クロルニトリフェン、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルサル−ジメチル、クロルチアミド、シンメチリン、シノスルフロン、クレトジン、クロジナホプ−プロパルギル、クロマゾン、クロメプロプ、クロランスラム−メチル、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シハロホプ−ブチル、ダイムロン、デスメジファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジクロホプ−メチル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペラート、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメテンアミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェンアミド、ジチオピル、ジウロン、EPTC,エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメスルフロン−エチル、エトフメサート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロプ−エチル、フェヌロン、フラムプロプ−メチル、フラザスルフロン、フルアジホプ−ブチル、フルクロラリン、フルメトスラム、フルミクロラク−ペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルタモン、フルチアセト−メチル、ホメサフェン、ハロスルフロン、ハロキシホプ−メチル、ヘキサジノン、イマゾスルフロン、インダノファン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、イソキサピリホプ、ラクトフェン、レナシル、リヌロン、メフェナセト、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアズロン、メチルジムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロル、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリナート、モノリヌロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキシフルオルフェン、ペブラート、ペンジメタリン、ペンタノクロル、ペントキサゾン、フェンメジファム、ピペロフォス、プレチラクロル、プリミスルフロン、プロジアミン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザホプ、プロパジン、プロファム、プロピソクロル、プロピラミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、プラフルフェン−エチル、ピラゾリナート、プラゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリダート、ピリミノバク−メチル、キンクロラク、キンメラク、キザロホプ−エチル、リムスルフロン、セトキシジム、シズロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロル、チアゾピル、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアラート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロンおよびベルノラートから選択される除草剤を含むことができる。
【0079】
本発明の組成物において有用な外因性化学物質は、The Pesticide Manual,第11版、Btirish Crop Protection Council(1997年)、およびFarm Chemicals Handbook’97、Meister Publishing Company(1997年)のような標準的参照文献に列挙されたものから選択することができる。
【0080】
本発明の組成物を調製する方法は、種々の成分を適当な容器中で混合することを含む。成分添加の現時点で好ましい順番を以下に示す。まず、全ての必要な乳化剤を、外因性化学物質の濃厚水溶液に添加して第1混合物を形成する。シロキサン界面活性剤を攪拌下に有機溶媒に添加して第2混合物を形成する。次に、第2混合物を、攪拌下に第1混合物に添加して最終組成物を形成する。
【0081】
添加の別の順番を以下に示す。親水性乳化剤を、外因性化学物質の濃厚水溶液に攪拌下に添加して第1混合物を形成する。シロキサン界面活性剤および親油性乳化剤を、攪拌下に有機溶媒に添加して第2混合物を形成する。第2混合物を攪拌下に第1混合物を添加して最終組成物を形成する。
【0082】
所望の水準の生物学的活性を提供するための、特定の外因性化学物質を含む本発明の組成物の施用割合の選択は、農学の当業者の技術範囲である。当業者は、個々の植物の状況、天候および成長条件、ならびに、選択される特定の外因性化学物質が、本発明の組成物を用いて達成される結果に影響を与え得ることを理解している。外因性化学物質がグリホセートの場合、適当な施用割合についての多くの情報を、公開された文献において利用することができる。グリホセートの20年以上の使用およびその使用に関する公開された研究は、雑草制御の専門家が、特定の環境条件における特定の成長段階における特定の種に除草効果があるグリホセート施用割合を選択することができる多くの情報を提供した。通常、グリホセートについての好ましい施用割合は、約100〜約2500酸当量g/リッター、より好ましくは約250〜約1500酸当量g/リッターである。
【0083】
外因性化学物質がグリホセート、特に水溶性グリホセートである本発明の方法は、グリホセートが除草剤または植物成長調整剤として生物学的に効果的である任意かつ全ての植物種に適用することができる。これは、世界中の種々の植物種を包含する。同様に、グリホセートを含む本発明の組成物は、グリホセートが生物学的に効果的である任意かつ全ての植物種に適用することができる。
【0084】
世界中の種々の植物を制御するために、グリホセートまたはその誘導体の除草組成物が用いられる。本発明のグリホセート組成物は、除草的に効果的な量で植物に適用することができ、限定はされないが以下の属の1種または2種以上の1種または2種以上の植物種を選択的に制御することができる:Abutilon、Amaranthus、Artemisia、Asclepias、Avena、Axonopus、Borreria、Brachiaria、Brassica、Bromus、Chenopodium、Cirsium、Commelina、Convolvulus、Cynodon、Cyperus、Digitaria、Echinochloa、Eleusine、Elymus、Equisetum、Erodium、Helianthus、Imperata、Ipomoea、Kochia、Lolium、Malva、Oryza、Ottochloa、Panicum、Paspalum、Phalaris、Phragmites、Polygonum、Portulaca、Pteridium、Pueraria、Rubus、Salsola、Setaria、Sida、Sinapis、Sorghum、Triticum、Typha、Ulex、XanthiumおよびZea。
【0085】
グリホセート組成物が用いられる特に重要な一年生広葉種を、限定はしないが、以下に例示する:柔葉植物(Abutilon theophrasti)、ヒユ(Amaranthus spp.)、アメリカスズカケノキ(Borreria spp.)、菜種油(oilseed rape)、カノーラ、インデアンガラシ等(Brassica spp.)、ツユクサ(Commelina spp.)、オランダフウロ(Erodium spp.)、ヒマワリ(Helianthus spp.)、アサガオ(Ipomoea spp.)、コチア(Kochia scoparia)、ゼニアオイ(Malva spp.)、野生ソバ、タデ等(Polygonum spp.)、スベリヒユ(Portulaca spp.)、ロシアアザミ(Salsola spp.)、キンゴジカ(Sida spp.)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)およびオナモミ(Xanthium spp.)。
【0086】
グリホセート組成物が用いられる特に重要な一年生狭葉種を、限定はされないが、以下に例示する:カラスムギ(Avenafatua)、カーペットグラス(Axonopus spp.)、綿様スズメノチャヒキ(Bromus tectorum)、メシヒバ(Digitaria spp.)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、ヤエムグラ(Eleusine indica)、一年生ドクムギ(Lolium multiflorum)、米(Oryza sativa)、オロクロア(Ottochloa nodosa)、バヒアグラス(Paspalum notatum)、カナリアサード(Phalaris spp.)、foxtail(Setaria spp.)、コムギ(Triticum aestivum)およびトウモロコシ(Zea mays)。
【0087】
グリホセート組成物が用いられる特に重要な多年生広葉種は、限定はされないが、以下のものが例示される:ヨモギ(Artemisia spp.)、トウワタ(Asclepias spp.)、カナダアザミ(Cirsium arvense)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)およびクズ(Pueraria spp.)。
【0088】
グリホセート組成物が用いられる特に重要な多年生狭葉種は、限定はされないが、以下に例示される:ブラキアリア(Brachiaria spp.)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、キイロハマスゲ(Cyperus esculenrus)、紫ハマスゲ(C.rotundus)、バミューダグラス(Elymus repens)、チガヤ(Imperata cylindrica)、多年生ドクムギ(Lolium perenne)、ギニアグラス(Panicum maximum)、ダリスグラス(Paspalum dilatatum)、ヨシ(Phragmites spp.)、ヒメモロコシ(Sorghum halepense)およびガマ(Typha spp.)。
【0089】
グリホセート組成物が用いられる他の特に重要な多年生種は、限定はされないが、以下に例示される:トクサ(Equisetum spp.)、bracken(Pteridium aquilinum)、ブラックベリー(Rubus spp.)およびエニシダ(Ulex europaeus)。
【0090】
すなわち、本発明のグリホセート組成物、および、そのような組成物を用いて植物を治療する方法は、前記種のいずれにも有用であり得る。特に考えられる方法において、グリホセートを含む本発明の植物治療組成物は、許容できるグリホセートに遺伝的に形質転換された収穫植物の葉に、および同時にそのような収穫植物に隣接する雑草または望ましくない植物の葉に施用される。このプロセスにより、雑草または望ましくない植物が制御されると共に、収穫植物に実質的に害が残らない。許容できるグリホセートに遺伝的に形質転換された収穫植物は、その種子がMonsantoにより販売されている、またはRoundup Ready(登録商標)としてMonsantoからライセンスを与えられているものを含む。
【0091】
植物の葉への植物処理組成物の施用は、スプレーノズルまたは回転ディスクアトマイザーのような液体を噴霧するための従来の手段を用いて噴霧することにより好ましく達成される。本発明の組成物は、存在する特定の植物種、植物成長段階、土壌湿潤状態などの変化条件に依存して、農場の異なる部分に施用される外因性化学物質の量を変化させるために装置が用いられる精密な農業技術において用いることができる。そのような技術の1つの態様において、噴霧装置を用いて操作される世界的位置付けシステムを用いて、異なる量の組成物を農場の異なる部分に施用することができる。
【0092】
植物治療組成物は、標準的農業用噴霧装置を用いて容易に噴霧されるのに充分希薄であることが好ましい。本発明の好適な施用割合は、活性成分の種類および濃度および含まれる植物種のような因子に依存して変化する。葉を有する植物の農場への水性組成物の有用な施用割合は、噴霧施用により、約25〜約1000リッター/ヘクタール(L/ha)、好ましくは約50〜約300L/haである。
【0093】
(実施例)
下記実施例は、例証のみを目的として示されており、本発明の範囲を制限するものではない。これらの実施例において、パーセントの量は、他の記載がなければ重量パーセントのことを言う。
【0094】
いくつかのグリホセート配合物が、次の実施例において比較を目的として用いられた。これらには次のものが含まれていた:
配合物J:これは、界面活性剤と共に、水溶液中のグリホセートIPA塩41重量%から成っている。この配合物は、米国においてモンサント社(Monsanto Company)からROUNDUP(登録商標)ULTRAという商標で販売されている。配合物Jは、1リットルあたり356グラムのグリホセート酸当量(g a.e./l)を含んでいる。
【0095】
配合物L:これは、界面活性剤を含まず、水溶液中のグリホセートIPA塩62重量%から成っている。この配合物は、モンサント社からモン(MON)0139として入手しうる。配合物Lは、グリホセート570g a.e./lを含んでいる。
【0096】
用いられているその他の配合物は、これらが発生する特定の実施例において記載されている。
【0097】
実施例1
表1に示されている成分を有する、グリホセートのIPA塩を含む組成物1−1〜1−9及び1−12〜1−46を調製した。組成物1−10も1−11も存在しない。一般にこれらの組成物は、次のように調製した。まず最初に必要な乳化剤すべてを、攪拌しつつIPAグリホセートの62%水溶液に添加し、第一混合物を形成した。Silwet(登録商標)L−77を、攪拌しつつ有機溶媒に添加して第二混合物を形成した。ついでこの第二混合物を、攪拌しつつ第一混合物に添加して最終組成物を形成した。
【0098】
次の乳化剤を用いた。Agrimul(登録商標)PG2069は、ヘンケル社(Henkel)のC9〜11アルキル1,5ポリグルコシドである。Pluronic(登録商標)P−103は、バスフ社(BASF)の酸化エチレン酸化プロピレンブロックコポリマーである。Span(登録商標)40は、アイ・シー・アイ社(ICI)のソルビタンモノパルミテートである。Span(登録商標)65は、アイ・シー・アイ社のソルビタントリステアレートである。Span(登録商標)85は、アイ・シー・アイ社のソルビタントリオレエートである。Stepfac(登録商標)817は、ステパン社(Stepan)のポリオキシエチレンノニルフェノールのリン酸エステルである。Toximul(Toximul)(登録商標)タンス(TANS)−5は、ステパン社のアルキルフェノールエーテルスルフェートのポリオキシエチレンタローアミン塩である。Tryfac(登録商標)5552は、ヘンケル社のポリオキシエチレンデカノールのホスフェートエステルである。Variquat(登録商標)638は、溶媒としてイソプロパノールを含む、ウイトコ社(Witco)のメチルビス(2−ヒドロキシエチル)塩化ココアンモニウムである。Variquat(登録商標)638PGは、溶媒としてイソプロパノールの代わりにプロピレングリコールを含む以外は同様なものである。これらの実施例のいくつかの組成物は、表1に「非イオン性ブレンド」として示されているように、2つの非イオン性乳化剤、すなわちブチル酸化エチレン酸化プロピレンコポリマーとポリオキシエチレン20ソルビタントリタレートとのブレンドを含んでいる。
【0099】
組成物1−27、1−31、及び1−33において、水相のpHは、有機相と混合する前に約7に調節した。組成物1−27の場合、これは水酸化カリウムを添加して行なった。組成物1−31及び1−33の場合、これはイソプロピルアミンを加えて行なった。
【0100】
【表1】
【0101】
【表2】
【0102】
実施例2
表1に記載されているいくつかの組成物を、これらの調製の28〜32日後に、Silwet(登録商標)L−77の含量について分析した。重量分析及びHPLCによる、もとの組成物中のSilwet(登録商標)L−77の濃度及び経時サンプルにおいて見られた濃度を、表2に示す。
【0103】
【表3】
このようにして本発明の組成物は、Silwet(登録商標)L−77の化学的分解はほとんどなく、良好な化学的安定性を示した。
【0104】
実施例3
表1に記載されているいくつかの組成物を、これらの調製の29〜33日後に、Silwet(登録商標)L−77の含量について分析した。重量分析及びHPLCによる、もとの組成物中のSilwet(登録商標)L−77の濃度及び経時サンプルにおいて見られた濃度を、表3に示す。
【0105】
【表4】
このようにして実施例2においてのように、本発明の組成物は、Silwet(登録商標)L−77の化学的分解はほとんどなく、良好な化学的安定性を示した。
【0106】
実施例4
除草効果を測定するために、次の手順を組成物のテストのために用いた。
【0107】
この実施例に示されている植物種、すなわちベルベットリーフ(Abutilon theophrasti,ABUTH)及びイヌビエの変種であるインドヒエ(Echinochloa crus−galli,ECHCF)の種子を、85平方mmの植木鉢の土壌ミックスに植え付けた。この土壌ミックスは、予め蒸気殺菌されており、14−14−14NPK緩効性肥料で3.6kg/m3の割合で予備施肥された。これらの植木鉢を、地下灌漑を備えた温室に入れた。毛状体発生の約1週間後、必要に応じて苗木を間引いたが、これには、均一な一連のテスト植木鉢をつくるために、あらゆる不健康な又は異常な植物を除去することが含まれていた。
【0108】
これらの植物を、テスト期間の間温室に保持した。この温室では、植物は1日あたり最低14時間光が与えられた。自然光が1日の必要量を得るには不十分である場合、この差を補うために、約475マイクロアインシュタイン(microeinsteins)の強度の人工光を用いた。暴露温度は精密には制御しなかったが、平均して日中は約27℃、夜間は約18℃であった。適切な土壌湿分レベルを確保するために、植物はテストの間中地下灌漑された。
【0109】
植木鉢は、完全に無作為の実験設計で、異なる処理に割り当てられ、3つの複製実験(replication)を伴うものであった。1組の植木鉢は対照として未処理のままにした。この対照に対して、その後これらの処理の作用を評価することができた。
【0110】
グリホセート組成物の使用は、圧力166キロパスカル(kPa)で、1ヘクタールあたり93リットル(l/ha)の噴霧容積を送り出すように検量された950lEノズルが取付けられた、トラック噴霧器で噴霧することにより実施した。処理後、評価の準備ができるまで、植木鉢は温室に戻された。
【0111】
処理は、表1の予め配合された濃縮組成物を水で希釈することによって調製された希釈水性組成物を用いて実施した。比較のため、いくつかの処理には、希釈植物処理用組成物に、タンクミックス補助剤としてSilwet(登録商標)L−77を添加することが含まれていた。
【0112】
除草効力の評価のために、テスト中のすべての植物は、ただ一人の熟練技術者によって調べられた。この技術者は、阻害率パーセント、すなわち未処理植物との比較による各処理の効力の目視測定値を記録した。0%の阻害率は効果がないことを示し、100%の阻害率は、植物すべてが完全に枯れたことを示す。85%又はそれ以上の阻害率は、大部分の場合、通常の除草使用には許容しうると考えられる。しかしながら実施例のテストのような温室テストにおいては、85%未満の阻害率を生じる割合における組成物を使用するのが普通である。それは、これによって、様々なレベルの効力を有する組成物間での区別がより容易になるからである。
【0113】
この実施例において、これらの組成物は、植付けの20日後に使用され、除草阻害は処理の15日後に評価された。
【0114】
【表5】
【0115】
【表6】
【0116】
実施例5
ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti,ABUTH)及びインドヒエ(Echinochloa crus−galli,ECHCF)植物を成長させ、前記標準的手順で処理した。噴霧組成物の使用は、植付けの18日後に行ない、除草阻害の評価は、使用の21日後に実施した。各処理のすべての複製実験(replicate)について平均された結果を表5に示す。
【0117】
【表7】
【0118】
【表8】
【0119】
実施例6
グリホセート(6.0%a.e.)のIPA塩を含む水性組成物を、3.0%Silwet(登録商標)L−77を含有させて調製した。この組成物は、前記のいくつかの組成物がPTFEフィルター膜を透過する能力を比較するための標準として用いられた。
【0120】
本発明の4つの組成物を、この標準との比較のために6.0%グリホセートa.e.まで希釈した。各組成物について、黒いプラスチックビンキャップの上に水平に載っているPTFEフィルターの上部の(光沢のある)表面に2μlを加えた。溶液とフィルターとの最初の接触とこれを通る透過との間の経過時間を記録した。結果(平均±3つの複製実験又は標準の場合は12の複製実験の標準偏差)を表6に要約する。
【0121】
【表9】
このようにして、本発明の組成物は、グリホセートとSilwet(登録商標)L−77との単純なタンクミックス配合物と比較して、有意に遅い透過を示した。最も短い遅延時間を示した組成物1−34は、その他の3つの組成物又は標準よりもグリホセートに対して高い濃度でSilwet(登録商標)L−77を含んでいた。
【0122】
実施例7
ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti,ABUTH)及びインドヒエ(Echinochloa crus−galli,ECHCF)植物を成長させ、前記標準的手順で処理した。噴霧組成物の使用は、植付けの16日後に行ない、除草阻害の評価は、使用の22日後に実施した。各処理のすべての複製実験について平均された結果を表7に示す。
【0123】
【表10】
【0124】
【表11】
【0125】
【表12】
【0126】
【表13】
【0127】
実施例8
ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti,ABUTH)及びインドヒエ(Echinochloa crus−galli,ECHCF)植物を成長させ、前記標準的手順で処理した。噴霧組成物の使用は、植付けの16日後に行ない、除草阻害の評価は、使用の12日後に実施した。各処理のすべての複製実験について平均された結果を表8に示す。
【0128】
【表14】
【0129】
【表15】
【0130】
【表16】
【0131】
【表17】
【0132】
実施例9
本発明の組成物9−1、9−2、9−3、及び9−4を、次の成分を用いて調製した。
【0133】
組成物9−1:
IPAグリホセート、35.6%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、17.9%
Toximal(登録商標)タンス−5、1.1%
表1のような非イオン性ブレンド、0.9%
Aromatic200、3.0%
組成物9−2:
IPAグリホセート、33.9%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、19.5%
Variquat(登録商標)638、2.0%
Toximal(登録商標)タンス−5、1.1%
表1のような非イオン性ブレンド、0.9%
Aromatic200、3.0%
組成物9−3:
IPAグリホセート、34.2%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、19.6%
Variquat(登録商標)638、1.0%
Toximal(登録商標)タンス−5、1.1%
表1のような非イオン性ブレンド、0.9%
Aromatic200、3.0%
組成物9−4:
IPAグリホセート、33.9%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、19.5%
Variquat(登録商標)638、2.0%
Toximal(登録商標)タンス−5、1.1%
表1のような非イオン性ブレンド、0.9%
Aromatic100、3.0%
組成物9−1、9−2、9−3、及び9−4の残りの部分は水である。
【0134】
比較配合物C−1及びC−2は、次の成分を用いて調製した。
【0135】
組成物C−1
IPAグリホセート、15.0%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、2.5%
Aromox(Aromox)(登録商標)DMMC−W、10.0%
組成物C−2
IPAグリホセート、15.0%a.e.
Silwet(登録商標)L−77、17.0%
Aromox(登録商標)DMMC−W、10.0%
Aromox(登録商標)DMMC−Wは、アクゾ社(Akzo)の酸化ジメチルココアミンである。
【0136】
組成物C−1及びC−2の残りの部分は水である。組成物C−1は、オーストラリア特許第658150号の実施例3に記載されている組成物と実質的に同じである。組成物C−2は、本発明の前記組成物のものにさらに近い同様なSilwet(登録商標)L−77濃度を有する同じ組成物の修正版である。
【0137】
組成物9−1、9−2、9−3、及び9−4を、50℃の乾燥機に入れ、11日後に分析のためにサンプルを取った。組成物C−1及びC−2を、別々に50℃の乾燥機に入れ、9日後に分析のためにサンプルを取った。分析結果を表9に示す。
【0138】
【表18】
このようにして、Silwet(登録商標)L−77の化学的分解は、50℃で9日間の間で組成物C−1及びC−2において非常に有意であったが、一方、本発明の組成物において、Silwet(登録商標)L−77は、同じ条件下においてわずかに長い時間の間本質的に安定であった。
【0139】
本発明の特定の実施例についての前記の記載は、本発明のあらゆる可能な実施態様の完全なリストとして意図されているわけではない。当分野の業者なら、ここに記載された特定の実施形態に対して本発明の範囲内にあるような修正を行なうことができると分かるであろう。
Claims (14)
- 連続水相を含む、適切な容積の水への希釈後に、除草剤、殺藻剤、殺真菌剤、殺菌剤、殺ウイルス剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺陸貝剤、植物成長調節因子、肥料、養分、ガメトシド、枯れ葉剤、およびその混合物から選択される水溶性外因性化学物質を植物の葉に施用するための液体組成物であって、ここにおいて、前記組成物が前記適切な容積の水中に希釈されて前記葉に施用された時に、生物学的に有効な量で前記水溶性外因性化学物質が溶解され、ここにおいて、不連続油相が分散されており、前記油相は、(a)式(I):
- 前記不連続油相が前記連続水相中に安定的に分散されている水中油エマルジョンであり、さらに1つ又はそれ以上の乳化剤を有する乳化系の安定化量を含んでいる、請求項1に記載の組成物。
- 前記シロキサン界面活性剤が、微細孔浸透剤であり、かつ前記適切な容積の水中に希釈された時に前記シロキサン界面活性剤が浸透性濃度を生じる量で前記組成物中に存在している、請求項1に記載の組成物。
- 前記水溶性外因性化学物質は、1つ又はそれ以上の塩の形態におけるN−ホスホノメチルグリシンであり、前記組成物が前記適切な容積の水中に希釈されて前記葉に施用された時に除草的に有効な量で存在している、請求項1に記載の組成物。
- 前記N−ホスホノメチルグリシンが組成物全体において、50〜500g a.e./lの濃度で存在している、請求項4に記載の組成物。
- 前記N−ホスホノメチルグリシンが組成物全体において、300〜500g a.e./lの濃度で存在している、請求項4に記載の組成物。
- 前記シロキサン界面活性剤と前記N−ホスホノメチルグリシンとが、1:20〜5:1の重量比で存在している、請求項4に記載の組成物。
- 前記シロキサン界面活性剤と前記N−ホスホノメチルグリシンとが、1:10〜1:1の重量比で存在している、請求項4に記載の組成物。
- 有機溶媒は、前記有機溶媒と前記シロキサン界面活性剤とが、有機溶媒対シロキサン界面活性剤の重量/重量比が少なくとも10:1〜1:10部である溶液を形成するのに十分な程度に共溶性になるように選ばれる、請求項1に記載の組成物。
- 有機溶媒は、前記有機溶媒と前記シロキサン界面活性剤とが、有機溶媒対シロキサン界面活性剤の重量/重量比が1:5〜1:10である溶液を形成するのに十分な程度に共溶性になるように選ばれる、請求項1に記載の組成物。
- 有機溶媒がアルキルナフタレン芳香族溶媒またはアルキルアセテートである、請求項4〜8のいずれかに記載の組成物。
- 適切な容積の水中に請求項1に記載の組成物を希釈して植物処理用組成物を形成すること、及び前記植物処理用組成物を植物の葉に施用することを含む、植物において生物学的作用を顕在化させる方法。
- 適切な容積の水中に請求項4〜8のいずれかに記載の組成物を希釈して植物処理用組成物を形成すること、及び前記植物処理用組成物を植物の葉に施用することを含む、植物を枯らすか又は制御する方法。
- 水中に請求項4〜8のいずれかに記載の組成物を希釈して植物処理用組成物を形成すること、及び1ヘクタールあたり100〜2500グラムのN−ホスホノメチルグリシン酸当量を含む、1ヘクタールあたり25〜1000リットルの割合で、前記植物処理用組成物を植物の葉に施用することを含む、植物を枯らすか又は制御する方法。
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