JP4668973B2 - 画像処理装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4668973B2
JP4668973B2 JP2007300762A JP2007300762A JP4668973B2 JP 4668973 B2 JP4668973 B2 JP 4668973B2 JP 2007300762 A JP2007300762 A JP 2007300762A JP 2007300762 A JP2007300762 A JP 2007300762A JP 4668973 B2 JP4668973 B2 JP 4668973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
data
image processing
image
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007300762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009130450A (ja
Inventor
美智子 藤原
京介 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007300762A priority Critical patent/JP4668973B2/ja
Priority to US12/313,232 priority patent/US8284448B2/en
Priority to CN2008101767316A priority patent/CN101442601B/zh
Publication of JP2009130450A publication Critical patent/JP2009130450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4668973B2 publication Critical patent/JP4668973B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、2種類以上の画像からなるカラー画像データを処理する画像処理装置及びコンピュータプログラムに関し、特に2種類以上の画像を含むカラー画像データを、良好な色あいで出力する技術に関する。
近年、会議、発表会等におけるプレゼンテーションツールとして、大型ディスプレイ及びこれに接続されるPC(Personal Computer)等を含む表示装置が広く採用されつつある。PCは、スキャナ等の外部装置から入力されたデータ等を大型ディスプレイに表示させる。大型ディスプレイは、データ表示の点で、会議出席者に対して視覚的に訴える効果が高く、プレゼンテーションの臨場感を高める。
こうした表示装置をさらに効果的に利用する一方法として、表示装置を画像形成装置と接続してシステム化することが挙げられる。表示装置の表示データを印刷することができれば、これを会議中の資料としたり、議事録としたりすることができる。このことによる効果として、会議参加者が会議内容への理解をより高めること、会議関係者が会議に出席せずして会議の内容を的確に把握できること、等がある。
表示装置において、会議中に例えば、スキャナから読込んだデータ(以下「読込データ」と呼ぶ。)を大型ディスプレイに表示した上で、表示画像の一部を指示したり、メモを記入したりするために、描画アプリケーション等により、ユーザが電子的な図形及び文字データ等を書込む場合がある。以下、このように書込まれたデータを、書込データと呼ぶ。読込データと書込データとの合成データが画面に表示される場合、書込データは読込データに比べ、より明るく鮮やかな態様となる傾向がある。これは、ユーザが書込データを作成する際、背景の読込データとは違う、鮮明な色を選択することが多いためである。このように、表示画像上で書込データが読込データと区別して表示されることにより、書込データはポインタの役割を果たすことができる。
このように、異なる種類のデータを合成した画像をあるデバイスに出力する場合、出力しようとする画像に不都合が生じる場合がある。
たとえば、複数種類のフォーマットの画像信号を扱う放送画像(以下「マルチフォーマットデータ画像」と呼ぶ。)では、次のような問題が生じることがある。マルチフォーマットデータ画像とは、動画、静止画、文字放送など、異なるフォーマットの画像信号が一画面に表示されることをいう。動画、静止画、文字放送などについては互いに画像の性格が異なり、ある種類の画像の画質を高く表示しようとすると、他の種類の画像が見づらくなってしまうという問題がある。
この問題を解決するための方策が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術は、マルチフォーマットの放送画像において、各フォーマットのデータを互いに分離してレイヤー画像信号を生成し、レイヤー画像信号ごとに、各データの特性に合わせて予め設定されたパラメータにしたがってそれぞれ異なる画像処理を行なった後、これを合成して表示する。これにより各フォーマットのデータの表示画質をいずれも向上させることができる。
特開2002−44559号公報
読込データと書込データとを重ねた合成データを表示する画像処理装置において、この合成データを印刷した場合、特に書込データについて、表示の態様に比べて不鮮明となったり、暗くくすんだ色になったりする傾向がある。これは、読込データと書込データとについて、ディスプレイ上で取り得るRGB値の範囲に相違があることに起因する。
図1は、読込データと、書込データのそれぞれが大型ディスプレイ上でとり得るRGB値を3次元グラフである。図1(A)には、グラフ1は読込データのRGB値の範囲を示す。図1(A)において、横軸はR値を、奥行きはG値を、縦軸はB値を、それぞれ示す。R値、G値及びB値の数値範囲は、それぞれ、0.0〜255.0である。図1(B)において、グラフ2は書込データのRGB値の範囲を示す。グラフ2の表示方法はグラフ1と同様である。
グラフ1(読込データ)とグラフ2(書込データ)とを比較すると、読込データは書込データに比べ、R値、G値及びB値のそれぞれにおいて数値範囲が狭いことが分かる。これは、スキャナなどの画像読取装置の特性による。このように、互いにRGB値の範囲の異なる画像を単純に重ねて、印刷のために画像処理を行なった場合には、全ての画像を好ましい形態で印刷することはできない。
特許文献1に開示の装置は、互いに異なるフォーマットの画像信号を重ねて表示する場合の表示画質を向上するためのものであり、このようにRGB値の範囲の異なる画像を合成して印刷する場合にそのまま適用することはできない。このため、特許文献1に開示の技術によっては、画像処理装置において読込及び書込データの合成データを適切に印刷できないという問題を解決することはできない。
また、書込データに特有の問題として、画面上では鮮やかな表示色で表示されているために良く視認できるが、印刷するときにはそうした鮮やかな色彩ではなくくすんだ色彩で印刷されてしまうため、読込データと区別できなくなってしまうという問題もある。こうした問題も、特許文献1に開示の技術では解決することができない。
すなわち、従来の技術では、第1の種類のカラー画像と、第2の種類のカラー画像とを含む画像について、適切に画像処理を行なうことができないという問題点があった。
したがって本発明の目的は、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なうことが可能な画像処理装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の別の目的は、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なって互いに重畳して出力することが可能な画像処理装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
本願発明の第1の局面に係る画像処理装置は、第1の種類のカラー画像データと、第2の種類のカラー画像データとを含むカラー画像データを記憶するための記憶手段と、予め定める画像処理の指示に応答して、第1の種類のカラー画像データに対する第1の色変換処理を実行するための第1の画像処理手段と、指示に応答して、第2の種類のカラー画像データに対して、第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を実行するための第2の画像処理手段とを含む。
第1の種類のカラー画像と、第2の種類のカラー画像とは、色の特性が異なることが多い。そのため、それらに対して同一の色変換処理を実行すると、少なくともいずれか一方のカラー画像の画質が劣化することが避けられない。それに対し、第1の種類のカラー画像に対しては第1の画像処理手段により第1の色変換処理を実行し、第2の種類のカラー画像に対して、第2の画像処理手段により、第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を施すことにより、双方の色変換を適切に行なうことが可能になる。その結果、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なうことが可能な画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、画像処理装置はさらに、第1の画像処理手段により色変換された第1の種類のカラー画像データに、第2の画像処理手段により色変換された第2の種類のカラー画像データを重畳して出力するための出力手段を含む。
出力手段を設けることにより、第1の画像処理手段によって色変換された第1の種類のカラー画像データに、第2の画像処理手段によって色変換された第2のカラー画像データを重畳して出力することができる。その結果、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なって互いに重畳して出力することが可能な画像処理装置を提供することができる。
より好ましくは、第1の画像処理手段は、画像処理の指示に応答して、第1の種類のカラー画像データに対して予め準備された第1の色変換プロファイルを指定して出力するための第1のプロファイル指定手段を含み、第2の画像処理手段は、画像処理の指示に応答して、第2の種類のカラー画像データに対して予め準備された、第1の色変換プロファイルと異なる第2の色変換プロファイルを指定して出力するための第2のプロファイル指定手段を含む。
このように、第1及び第2のカラー画像データに対して、予め準備されたプロファイルの中から、それぞれ第1の色変換プロファイルと第2の色変換プロファイルとを指定して出力することにより、そうしたカラー画像データを受信した印刷装置等の出力装置では、第1のカラー画像データに対しては第1の色変換プロファイルを使用して、第2のカラー画像データに対しては第2の色変換プロファイルを使用して、それぞれ色変換処理を行なうことができる。その結果、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、外部の印刷装置などの出力装置が適切な色変換を行なうことを可能とする画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、第2の画像処理手段を能動化及び不能化することが可能であり、第1の画像処理手段は、第2の画像処理手段が不能化されたときには、第2の種類のカラー画像データについても第1の色変換処理を実行することを特徴とする。
第2の画像処理手段を能動化すれば、上記したように第1の種類のカラー画像データと第2の種類のカラー画像データとの双方に対して適切な画像処理を実行することができる。一方、第1の種類の画像データと第2の種類の画像データとの間に画像の色分布の相違がそれほどない場合、又は別々の画像処理を行なうことを使用者が望まない場合には、第2の画像処理手段を不能化することで、両者をまとめて第1の画像処理手段で処理することができる。
本願発明の第2の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、第1の種類のカラー画像データと、第2の種類のカラー画像データとを含むカラー画像データを記憶するための記憶手段と、予め定める画像処理の指示に応答して、第1の種類のカラー画像データに対する第1の色変換処理を実行するための第1の画像処理手段と、指示に応答して、第2の種類のカラー画像データに対して、第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を実行するための第2の画像処理手段として機能させる。
以上のように本発明によれば、第1の種類のカラー画像に対しては第1の画像処理手段により第1の色変換処理を実行し、第2の種類のカラー画像に対して、第2の画像処理手段により、第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を施す。この構成により、双方の色変換を適切に行なうことが可能になる。したがって、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なうことが可能な画像処理装置及びコンピュータプログラムを提供することができる。
また、第1の画像処理手段により色変換された第1の種類のカラー画像データに、第2の画像処理手段により色変換された第2の種類のカラー画像データを重畳して出力することにより、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像を含む合成データに関し、第1の種類のカラー画像及び第2の種類のカラー画像の両方について、適切な色変換を行なって互いに重畳して出力できる。
以下、本実施の形態に係る画像処理システムについて説明する。以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照符号及び名所を付してある。それらの機能も同一である。したがって、それらについての詳しい詳細は繰返さない。
図2に、従来の技術による、第1の種類のカラー画像データである読込データと、第2の種類のカラー画像データである書込データとの合成画像の表示及び印刷の例を示す。最初に画像処理システムの表示部において、表示画像3として読込データ6のみが表示されているものとする。その後、データ7及び8を含む書込データ9が記入された場合には、読込データ6と書込データ9との合成データが表示画像4として表示される。
この合成画像を印刷する場合には、画像処理によって、表示の際のRGB表色系の値を、印刷に使用されるCMYK表色系の値に変換する。この変換の際に、RGB表色系の各値を、CMYK表色系の値に変換する必要がある。これを定めるのが色変換プロファイルと呼ばれるデータである。従来技術の問題点で説明した、合成画像の印刷時の問題は、合成画像中に読込データと書込データとが存在しており、それらのとり得るRGB値の範囲が互いに異なっているにもかかわらず、一つの色変換プロファイルを使用して画像処理をしていることによって生じていると考えられる。印刷用の色変換プロファイルとは、RGB表色系によって画面に表示したときの色あいと、CMYK表色系によって印刷したときの色あいとができるだけ一致するように適正化されたものである。
典型的には、上記した画像の印刷時には、読込データの特性に対して適正化された色変換プロファイルが使用される。そのため、同じ色変換プロファイルを使用して画像処理すると、書込データの色がくすんでしまうという問題が生じている。すなわち、書込データについては、適切でない色変換プロファイルを用いて画像処理されるため、表示時とは異なる色で印刷されてしまうという問題がある。
具体的には、図2に示される印刷後の印刷画像5において、読込データ10は、印刷前の読込データ6と変らない色あいで印刷されるが、書込データ13(データ11及び12を含む)は、印刷前に比べ、不鮮明になったり、色がくすんだりする傾向がある。
以下に説明する実施の形態では、この問題を解決するために、読込データと書込データとを別レイヤーに保持して互いに区別して記憶装置に保持しておき、印刷時には、それぞれ別の、読込データと書込データとにそれぞれ最適化された色変換プロファイルを使用することによりこの問題を解決する。
[第1の実施の形態]
図3に、以下に説明する本願発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムにおける、読込データと書込データとの合成画像の表示及び印刷の例を示す。最初に画像処理システムの表示部において、表示画像20として読込データ31のみが表示されているものとする。その後、データ35及び36を含む書込データ34が記入され、読込データ32と書込データ34とを重畳した合成データが表示画像22として表示される。本実施の形態では、このような合成データを、読込データ及び書込データに分別して記憶する。ここでは読込データ32は記憶領域24に、書込データ34は記憶領域25に記憶される。
この合成データに対して印刷指示があった場合、第1の実施の形態に係る画像処理システムは、読込データ32に対して読込データ用の第1の画像処理38を、書込データ34に対して、第1の画像処理38とは異なる、書込データ用の第2の画像処理40を実行する。具体的には、第1の画像処理38は、読込データに対して適切化された第1の色変換プロファイルを用いて読込データをCMYK変換し、第2の画像処理40は、書込データに対して適切化された第2の色変換プロファイルを用いて書込データをCMYK変換する。第1の色変換プロファイルは、従来の技術で用いられているものと同様である。第2の色変換プロファイルは、印刷される書込データの各色が、画像処理前の書込データの表示時の色と同様の色として視認されるように作成される。これら色変換プロファイルは、表示装置と印刷装置との特性の組合せにしたがって予め作成される。
第2の画像処理40は、書込データをより鮮明にして強調したい、もしくはより目立たないようにしたい等のユーザの要望に対応するため、太さ変換に関するテーブルを用いて、書込データの太さを変換する処理をさらに含む。ここで使用する太さ変換テーブルは、書込データについては、印刷時に、処理前のデータを構成する線の太さを変換するように予め作成される。例えば、太さ変換テーブルを用いて書込データの太さがより太く変換され、表示画像での視認太さに比べ、より見易い書込データが印刷画像内に形成される。
本実施の形態では、図3に示すように、読込データ32は第1の色変換プロファイルを使用した第1の画像処理38により処理され、読込データ42として記憶領域28に記憶される。書込データ34は第2の色変換プロファイルを使用した第2の画像処理40により処理され、書込データ44として記憶領域30に記憶される。これらのデータは記憶領域48において合成される。この合成データについて印刷が実行される。印刷データにおいて、書込データ44(データ45及び46を含む)は、従来技術と異なり、表示時の書込データ34と同程度の色あいで印刷され、読込データと明確に区別できる。
このように、本実施の形態では、読込画像及び書込データのそれぞれに対し、適切な画像処理が行なわれる。これにより従来技術のように、印刷の際に書込データのみ不鮮明になったり、色がくすんだりすることを回避することができる。
−構成−
<外観構成>
図4に、本実施の形態に係る画像処理システムの一部である情報表示装置52の外観を斜視図により示す。
図2を参照して、情報表示装置52は、会議を行なう際等に利用される大型の情報表示装置である。情報表示装置52は、会議の主催者等によって使用される、表示装置上の位置を指定するタッチペン54等によるユーザ指示にしたがい、後述する表示領域に会議の議事内容を表示する。
情報表示装置52は、台座58と、台座58の上面上に設置され、横長の長方形形状をなす大型LCD(Liquid Crystal Display)60と、大型LCD60と同様の形状を有し、大型LCD60の前面に一体的に重ねて設けられる透明タッチパネル62と、大型LCD60及び透明タッチパネル62の下側に設置され、前面に上下一対の開口64A,64Bが形成されるカラースキャナ64と、台座58に設置されるPC66とを含む。
台座58は、平坦な上面を有する基台68と、この基台68及び大型LCD60の両者を連結する左右一対の脚70とを備えている。基台68の底部には、情報表示装置52を移動させるための4つのキャスタ輪68Aが回転自在に取り付けられている。各脚70は、幅広の薄板部材であって、所定の間隔を隔てた状態で基台68の上面に直立している。これら脚70の各先端面に大型LCD60が取り付けられている。脚70の間にPC66が配置されている。
大型LCD60は、その前面に形成された画像情報の画面表示を行なうための表示領域を有する。この大型LCD60の表示領域は、大型LCD60の外郭形状と相似形状を有しており、大型LCD60の前面の大部分を占めている。
カラースキャナ64は、プレゼンテーション原稿等を読取るための装置であって、上側の開口64Aから上記原稿が搬入されて下側の開口64Bから上記原稿が排出される。PC66は、情報表示装置52を制御するための装置である。これについては後述する。
タッチペン54を使用して大型LCD60上の位置を指定することにより、透明タッチパネル62がその位置を検知し、座標情報として出力する。PC66がこの情報を受けると、適切な画像処理プログラムによって使用者により入力された書込データを作成することができる。すなわち、PC66によって、使用者の入力画像が作成される。
<ハードウエア構成>
図5に、本実施の形態に係る画像処理システム50のハードウエア構成をブロック図形式で示す。図5を参照して、画像処理システム50は、情報表示装置52と、情報表示装置52から出力される印刷データを印刷する画像形成装置90とを含む。
情報表示装置52は、前述したとおり、表示・入力部59、カラースキャナ64、及びPC66を含む。画像形成装置90は、PC66に接続され、PC66から与えられる印刷データにしたがって画像を形成し印刷する機能を有する。PC66から出力される印刷データは、後述するようにRGB表色系で表現された印刷対象データと、その印刷対象データを色変換する際に使用する色変換テーブルとからなる。本実施の形態では、この印刷対象データと色変換テーブルとの組合せが、読込データと書込データとの双方に対して作成され、PC66から画像形成装置90に与えられる。
図6に、図5に示す表示・入力部59のハードウエア構成をブロック図形式で示す。図6を参照して、表示・入力部59は、PC66に接続され、カラースキャナ64により読込まれた読込画像等の、PC66から与えられる画像を表示するための大型LCD60と、PC66に接続され、図4に示すタッチペン54によりユーザが大型LCD60上に触れた位置を示す座標データをPC66に出力するための透明タッチパネル62とを含む。PC66は、この座標データを受けることにより、ユーザからの指示を判定したり、ユーザが書込んだデータの形状を決定したりする。
図7に、図5に示すPC66のハードウエア構成をブロック図形式で示す。図7を参照して、PC66は、大型LCD60、透明タッチパネル62及びカラースキャナ64が接続された双方向のバス132と、バス132に接続され、図示しないキーボード及びマウス等により構成され、ユーザからの入力を受けユーザ指示を信号に変えてバス132上に出力するための入力部120と、バス132及び画像形成装置90に接続され、画像形成装置90とバス132上の各ブロックと間のデータの送受信を仲介するためのインターフェイス(以下「I/F」と呼ぶ。)128と、バス132に接続され、表示・入力部59に表示された読込データ及び書込データにそれぞれ、印刷のための別々の画像処理を行なうための所定のプログラム、及び、情報表示装置52の一般的機能を実行するためのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)122と、PC66のブートアッププログラム及びCPU122がプログラム実行の際に使用する定数などを記憶するためのROM(Read−Only Memory)124と、バス132に接続されたRAM(Random Access Memory)126と、バス132に接続され、CPU122が実行するプログラム及び大型LCD60に表示するためのデータ等を格納するためのHDD(Hard Disk Drive)130とを含む。なお、PC66は図示しない外部装置との通信を行なうための通信部をさらに含む。
後述する印刷のための画像処理プログラムは、通信部を介して他の装置からPC66に送信され、HDD130に記憶される。通信部に代えて、磁気テープ、カセットテープ等のテープ、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical Disc)、MD(Mini Disc)、及びDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、並びに、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)及びフラッシュメモリ等の半導体メモリの読取りが可能な装置を設けることで、外部記憶媒体に記憶されたプログラムをPC66中に導入することができることは、当業者であれば容易に理解できるであろう。
図8は、図7に示すHDD130に格納され、印刷指示を受けてCPU122がそのコピーを作成し、RAM126により記憶される、図3に示す第2の画像処理40が使用する第2の色変換プロファイルの一例である。ここではプロファイルは所定のテーブル情報(色変換テーブル180)の形式で予め準備されるものとする。図8を参照して、色変換テーブル180は、色を識別するための色番号を示す色番号カラムと、図6に示す大型LCD60に表示される各色のRGB値を示す表示装置カラムと、画像形成装置90により印刷される際の各色のCMYK値を指示する出力装置カラムとを含む。例えば、色番号510は白に相当し、表示装置(大型LCD60)において、R=255、G=255、B=255である。印刷時、色番号510は出力装置(画像形成装置90)においてC=0、M=0、Y=0、K=0に変換される。
図9に、図7に示すHDD130に格納された、図3に示す第2の画像処理40における太さ変換テーブルの一例を示す。太さ変換テーブル182は、大型LCD60に表示される際、ユーザにより選択されたペン入力の太さを示す入力装置カラムと、画像形成装置90により出力される際の各ペン入力太さに対するプリンタドット数を示す出力装置カラムとを含む。例えば、入力装置(大型LCD60)においてペン太さ0で入力された書込データは、印刷時、出力装置(画像形成装置90)ではプリンタドット数21により印刷される。
図10は、画像形成装置90の内部構造を説明するための図である。図10を参照して、画像形成装置90は、実質的にはデジタル複合機であって、画像形成部188と、画像形成部188の上部に配置された原稿画像読取装置186と、画像形成部188の下部に配置された用紙給紙部190とを含む。
原稿画像読取装置186は、原稿台200と、原稿台200に載置された原稿を後述する画像情報読取部へ送るための原稿自動搬送部202と、画像読取処理が終了し排紙された原稿を受ける原稿排紙トレイ203とを含む。
原稿画像読取装置186は、上面に配置され、原稿画像読取装置186により原稿読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取るための画像情報読取部192を含む。画像情報読取部192は、画像情報読取部192の上面に沿って平行に往復移動する、図示しない原稿走査ユニット、光学レンズ、及び光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを含む。画像情報読取部192は、原稿の白黒及びカラー画像を読取り、該画像の画像情報を出力する。
原稿画像読取装置186は、画像情報読取部192及び図示しないPC66等の外部装置の出力信号を受けるように接続され、画像情報読取部192及び外部装置から与えられた信号に対して印刷のための画像変換処理を実行して画像情報を出力するための、後述する画像処理部と、画像処理部の出力信号を受けるように接続され、画像処理部からの画像信号に基づいて画像を形成するための画像形成部193とを含む。画像形成部193は通常のカラー印刷装置と同様の構成を持ち、感光体ドラムと、入力信号に基づいてレーザ光を照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成するレーザスキャニングユニット(LSU)201と、形成された静電潜像に基づきトナー像を記録紙に形成するための現像器及び転写ユニット等とを含む。
画像形成装置90は、さらに、画像形成部193において形成され、記録紙に転写された画像を記録紙に定着させるための定着部195と、画像が定着された記録紙の排出を受けるための排紙部196と、画像形成装置90の全体の動作を制御するための制御部197とを含む。本実施の形態では、制御部197は画像処理部を兼ねる。
用紙給紙部190は、画像形成部193に対して記録紙を供給するための記録紙供給部194と、大量の記録紙を収容し供給するためのLCC(Large Capacity Cabinet)204とを含む。
図11に、画像形成装置90のハードウエア構成を概略ブロック図で示す。図11を参照して、画像形成装置90は、双方向のバス162と、バス162に接続され、ユーザ指示を信号に変換してバス162上に出力するための入力部170と、バス162に接続された制御部197と、制御部197に接続され、制御部197からの指示に従い印刷を行なうためのプリンタエンジン174とを含む。
制御部197は、PC66のI/F128に接続され、PC66との間の通信を仲介するためのI/F150と、I/F150及びバス162に接続され、PC66より受信した読込データ及び書込データを、それぞれに添付される色変換プロファイルにしたがって画像処理し印刷するための所定の画像処理プログラム、及び、画像形成装置90としての一般的機能を実現するためのプログラムを実行するためのCPU152と、バス162及びプリンタエンジン174に接続され、CPU152とプリンタエンジンとの間の通信を仲介するためのエンジンI/F158と、バス162に接続されたROM154、RAM156、及びHDD160とを含む。
<プログラム構成>
図12は、図7に示すPC66の入力部120による印刷指示に応答して起動され、CPU122により実行される、読込データ及び書込データのそれぞれに対し異なる処理を実行して、別々の色変換プロファイルを添付して画像形成装置90に出力するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、図7に示すHDD130には、予め読込データ用の色変換プロファイルと、書込データ用の色変換プロファイル及び太さ変換テーブルとが格納されている。
図12を参照して、このプログラムは、印刷対象データのうち、読込データを印刷用のデータフォーマットに変換し、第1の色変換プロファイルを指定して読込データに添付するステップ230と、印刷対象データに書込データがあるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ232と、ステップ232において書込データがあると判定されたことに応答して実行され、書込データを印刷用のデータフォーマットに変換し、さらに、図8に示す色変換テーブル180のような第2の色変換プロファイルを指定して、書込データに添付するステップ234と、ステップ234の後に実行され、書込データに対し、図8に示す太さ変換テーブル182のような太さ変換テーブルを指定して添付するステップ236と、ステップ236の後、及びステップ232においてNOと判定された事に応答して実行され、印刷対象データ及び添付された各プロファイルを画像形成装置90に出力するステップ238とを含む。ステップ238の後、処理は終了する。
ステップ238において、印刷対象データが読込データのみの場合は、読込データ及び第1の色変換プロファイルを、印刷対象データが読込及び書込データの合成データの場合は、読込データ、第1の色変換プロファイル、書込データ、第2の色変換プロファイル、及び、太さ変換テーブルを、それぞれ、画像形成装置90へ出力する。
図13は、画像形成装置90において、図11のCPU152が、PC66より、印刷指示を示す信号、並びに印刷対象データ及び添付プロファイルを受けたことに応答して起動され、CPU152が実行する、読込及び書込データのそれぞれに対し異なる画像処理を行ない印刷するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図13を参照して、このプログラムは、印刷対象データのうち読込データを第1の色変換プロファイルに基づきRGB表示からCMYK表示へ変換するステップ250と、ステップ250の後に実行され、印刷対象データに書込データがあるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ252と、ステップ252において、書込データがあると判定されたことに応答して実行され、書込データに添付された太さ変換テーブルに基づき、書込データの太さを変換するステップ254と、ステップ254の後に実行され、書込データに添付された第2の色変換プロファイルに基づき、書込データをRGB表示からCMYK表示へ変換するステップ256と、ステップ256の後に実行され、CMYK表示の読込データ及び書込データを合成するステップ258と、ステップ258の後、及び、ステップ252において書込データが無いと判定されたことに応答して実行され、印刷を実行するステップ260とを含む。ステップ260の後、処理は終了する。
−動作−
以上に構成を説明した画像処理システム50は、以下のように動作する。なお、以下の説明において、便宜上、画像処理システム50に係る全ての構成要素の主電源は常時投入されているものとする。
図14を参照して、画像処理システム50において、カラースキャナ64及び原稿画像読取装置186等から読込まれた読込データ300aが大型LCD60上に表示されていたものとする。ユーザがタッチペン54により透明タッチパネル62に書込データ300bを入力したものとする。読込データ300a及び書込データ300bはそれぞれ別のレイヤーのデータとしてRAM126内に保持される。CPU122は大型LCD60上に、読込データ300a及び書込データ300bを合成して合成データ300として表示する。読込データ300a及び書込データ300bは共にRGB表色系によって表されている。この記憶の態様は、合成データ300がユーザ指示に応じてHDD130に格納された場合も同様である。
前述の印刷指示に応答して、図12に制御構造を示すプログラムが起動される。図12に示すステップ230において、CPU122は読込データ300aを印刷用のデータフォーマットの読込データ302aに変換する。CPU122は、さらに、読込データ302aに対し、HDD130に格納される画像処理情報の中からRGB表示をCMYK表示へ変換するための、読込データ用の第1の色変換プロファイル304aを指定する。
図12に示すステップ232〜ステップ236において、CPU122は書込データ300bを印刷用のデータフォーマットの書込データ302bに変換する。CPU122は、さらに、書込データ302bに対し、HDD130に格納される画像処理情報の中からRGB表示をCMYK表示へ変換するための、書込データ用の第2の色変換プロファイル304bと、太さ変換テーブル306とを指定する。
図12に示すステップ238において、CPU122は、I/F128を介して、前述の読込データ302a、第1の色変換プロファイル304a、書込データ302b、第2の色変換プロファイル304b、及び太さ変換テーブル306を含むデータ310を画像形成装置90へ出力する。
なお、印刷対象データに書込データが含まれていない場合は、読込データ302a及び第1の色変換プロファイル304aのみが出力される。
これに応答して、画像形成装置90は以下のように動作する。図11及び図14を参照して、I/F150が、PC66からの印刷指示信号及びデータ310を受けたことに応答して、図13に制御構造を示すプログラムが起動される。CPU152は、データ310に対し以下のような画像処理を行ない、処理後のデータをRAM156内に記憶する。すなわち、図13に示すステップ250において、CPU152は読込データ302aを第1の色変換プロファイル304aによりCMYK表示に変換し読込データ312aを作成し記憶する。図13に示すステップ252〜256において、書込データ302bに対し、太さ変換テーブル306を用いて太さ変換をし、さらに、第2の色変換プロファイル304bによってCYMK変換することにより書込データ312bを作成し記憶する。
ステップ258において、CPU152は読込データ312a及び書込データ312bを合成してデータ314を作成し、印刷する。
なお、入力された印刷対象データが読込データのみであった場合、読込データ312aのみを印刷する。
より具体的な例として、図15は、第1の色変換プロファイル304a及び第2の色変換プロファイル304bにより、読込データ及び書込データをそれぞれ、RGB表示からCMYK表示へ変換した場合の色数値の変換例を示す。
図15(A)及び図15(C)は読込データの、図15(B)及び図15(D)は書込データの典型的な変換例を、それぞれ示す。これらの図において、左側のR,G,Bの値はそれぞれ、情報表示装置52の大型LCD60でのある画素のRGB表示の値を、右側のC,M,Y,Kの値はそれぞれ、左側のR,G,Bにより示される色を色変換プロファイルを用いて変換したことにより、画像形成装置90により印刷される際のCMYK表示の値を示す。図15(A)及び図15(B)は白色の、図15(C)及び図15(D)は黒色の例である。
図15(A)及び図15(B)により、白色における読込データ及び書込データの色変換を比較すると、表示データの値は図15(A)ではR,G,Bいずれも230、図15(C)ではR,G,Bいずれも255となっているのに対し、印刷時は図15(A)(C)ともにC=M=Y=K=0となっている。
また、図15(C)及び図15(D)により、黒色における読込データ及び書込データの色変換を比較すると、R,G,B値がいずれも15か、いずれも0である、という相違があり、印刷時は、CMYK値はいずれも異なっている。
この変換の相違は、読込データと、書込データとについて、それぞれ最適な色変換プロファイルを使用しているために生じている。
このことから、読込データと書込データとで、異なる色変換を行ない印刷することにより、処理前後で、読込データと書込データとの各々について、色あいに相違が生ずることをできるだけ抑えているといえる。したがって、本実施の形態によれば、読込データのみならず、書込データも、印刷時に色あいの変化を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態に係る画像処理システム50により、読込及び書込データを含む合成データを印刷する際、読込及び書込データの両方について、それぞれ適切な画像処理を行なって印字することが可能となる。さらに、読込及び書込データの両方について、表示色及び表示態様を表示時と同様に再現することが可能となる。本画像処理システムによれば、合成データの印字において、書込データの鮮やかな表示色を印字に反映させることができる。
[変形例]
第1の実施の形態において、処理前のデータの画像処理は画像形成装置で行なわれていた。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。読込及び書込データに対しそれぞれに最適な画像処理が行なわれ、印刷することにより表示色を印刷に反映させることができれば、どのような態様であっても良い。例えば、情報表示装置が、処理前の読込及び書込データに対しそれぞれ適切な色変換プロファイルに基づいて画像処理を行ない、画像処理後の読込及び書込データを合成した合成データを画像形成装置に出力する態様であっても良い。この場合、印刷対象データが読込データのみの場合は、画像処理後の読込データを画像形成装置へ出力する。
また、上記した実施の形態では、書込データが存在する場合には常に、第2の画像処理40が能動化されており、読取データと書込データとに対し別々の色変換プロファイルを適用して印刷を行なっている。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。たとえば、ある設定値によって第2の画像処理40を不能化することによって、従来と同様、読取データと書込データとの双方に同一の第1の色変換プロファイルを適用するような動作モードに切替えるようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、カラースキャナで読取った画像と、書込データとによるRGB値の範囲の相違による印刷時の問題を解消している。しかし、本システムで取り扱うデータは、カラースキャナで読取った画像には限定されない。たとえばカメラなど、装置に特有のRGBの範囲で画像を形成するような装置であれば、カラースキャナと同様、特別な色変換プロファイルを用意し、書込データと区別して画像処理を行なうようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、底の記載された文言と均等の意味を世に範囲内での全ての変更を含む。
読込データ及び書込データのそれぞれが大型LCDに表示される際にとり得るRGB値を示す3次元グラフである。 従来の技術による読込データと書込データとの合成データの表示及び印刷の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る読込データと書込データとの合成データの表示及び印刷の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る情報表示装置52の外観図である。 本実施の形態に係る画像処理システム50のハードウエアブロック図である。 図5に示す表示・入力部59のハードウエアブロック図である。 図5に示すPC66のハードウエアブロック図である。 書込データの色変換テーブル180を示す図である。 書込データの太さ変換テーブル182を示す図である。 図5に示す画像形成装置90の内部構造を示す図である。 画像形成装置90のハードウエアブロック図である。 図7に示すCPU122により実行される、読込及び書込データのそれぞれに、異なる画像処理プロファイルを作成するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図11に示すCPU152により実行される、読込及び書込データのそれぞれに対し異なる画像処理を行ない印刷するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 表示及び印刷の際にPC66及び画像形成装置90の記憶領域にそれぞれ記憶される情報の推移を模式的に示す図である。 画像処理システム50において表示した読込及び書込データを印刷した際の色を示す数値の変化の様子を説明するための図である。
符号の説明
50 画像処理システム
52 情報表示装置
54 タッチペン
60 大型LCD
62 透明タッチパネル
64 カラースキャナ
66 PC
90 画像形成装置
120、170 入力部
122、152 CPU
124、154 ROM
126、156 RAM
128、150、158 I/F
130、160 HDD
174 プリンタエンジン

Claims (5)

  1. カラー画像データに対し、表示に使用されるRGB表色系の値を印刷に使用されるCMYK表色系の値に変換する画像処理を行なう画像処理装置であって、
    第1の種類のカラー画像データと、書込データである第2の種類のカラー画像データとを含むカラー画像データを記憶するための記憶手段と、
    予め定める画像処理の指示に応答して、前記第1の種類のカラー画像データに対して、前記第1の種類のカラー画像データに対して最適化された第1の色変換プロファイルを用いて、第1の色変換処理を実行するための第1の画像処理手段と、
    前記指示に応答して、前記第2の種類のカラー画像データに対して、前記書込データに対して最適化された第2の色変換プロファイルを用いて、前記第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を実行するとともに、ユーザの要望に対応して予め作成される太さ変換テーブルを用いて、前記書込データの太さを変換する処理を実行するための第2の画像処理手段と、を含み、
    前記第2の色変換プロファイルは、色を識別するための色番号を示すカラムと、表示される際の各色のRGB値を示すカラムと、印刷される際の各色のCMYK値を指示するカラムと、を含む所定の色変換テーブルであり、
    前記太さ変換テーブルは、表示される際の書込データの太さを示すカラムと、印刷される際の、各書込データの太さに対応するプリンタドット数を示すカラムと、を含む、画像処理装置。
  2. さらに、前記第1の画像処理手段により色変換された前記第1の種類のカラー画像データに、前記第2の画像処理手段により色変換された前記第2の種類のカラー画像データを重畳して出力するための出力手段を含む、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像処理手段は、前記画像処理の指示に応答して、前記第1の種類のカラー画像データに対して予め準備された第1の色変換プロファイルを指定して出力するための第1のプロファイル指定手段を含み、
    前記第2の画像処理手段は、前記画像処理の指示に応答して、前記第2の種類のカラー画像データに対して予め準備された、前記第1の色変換プロファイルと異なる第2の色変換プロファイルを指定して出力するための第2のプロファイル指定手段を含む、請求項1〜請求項2のいずれかに記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の画像処理手段を能動化及び不能化することが可能であり、
    前記第1の画像処理手段は、前記第2の画像処理手段が不能化されたときには、前記第2の種類のカラー画像データについても、前記第1の色変換処理を実行することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、
    カラー画像データに対し、表示に使用されるRGB表色系の値を印刷に使用されるCMYK表色系の値に変換する画像処理を行なう画像処理装置であって、 第1の種類のカラー画像データと、書込データである第2の種類のカラー画像データとを含むカラー画像データを記憶するための記憶手段と、
    予め定める画像処理の指示に応答して、前記第1の種類のカラー画像データに対して、前記第1の種類のカラー画像データに対して最適化された第1の色変換プロファイルを用いて、第1の色変換処理を実行するための第1の画像処理手段と、
    前記指示に応答して、前記第2の種類のカラー画像データに対して、前記書込データに対して最適化された第2の色変換プロファイルを用いて、前記第1の色変換処理と異なる第2の色変換処理を実行するとともに、ユーザの要望に対応して予め作成される太さ変換テーブルを用いて、前記書込データの太さを変換する処理を実行するための第2の画像処理手段とを含み、
    前記第2の色変換プロファイルは、色を識別するための色番号を示すカラムと、表示される際の各色のRGB値を示すカラムと、印刷される際の各色のCMYK値を指示するカラムと、を含む所定の色変換テーブルであり、
    前記太さ変換テーブルは、表示される際の書込データの太さを示すカラムと、印刷される際の、各書込データの太さに対応するプリンタドット数を示すカラムと、を含む、画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
JP2007300762A 2007-11-20 2007-11-20 画像処理装置、及びコンピュータプログラム Active JP4668973B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300762A JP4668973B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 画像処理装置、及びコンピュータプログラム
US12/313,232 US8284448B2 (en) 2007-11-20 2008-11-18 Image processing apparatus performing color conversion
CN2008101767316A CN101442601B (zh) 2007-11-20 2008-11-20 进行颜色变换处理的图像处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300762A JP4668973B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 画像処理装置、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130450A JP2009130450A (ja) 2009-06-11
JP4668973B2 true JP4668973B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=40721349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300762A Active JP4668973B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 画像処理装置、及びコンピュータプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8284448B2 (ja)
JP (1) JP4668973B2 (ja)
CN (1) CN101442601B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101882034B (zh) * 2010-07-23 2013-02-13 广东威创视讯科技股份有限公司 触摸装置的触摸笔颜色识别装置及方法
CN102073413B (zh) * 2010-09-21 2012-10-31 广东威创视讯科技股份有限公司 一种触摸笔颜色识别装置及方法
JP5482626B2 (ja) * 2010-11-15 2014-05-07 セイコーエプソン株式会社 印刷システム、対応関係情報作成方法
CN104635998B (zh) * 2013-11-15 2018-03-23 联想(北京)有限公司 一种信息处理方法及电子设备
JP6784115B2 (ja) * 2016-09-23 2020-11-11 コニカミノルタ株式会社 超音波診断装置及びプログラム
CN110263306B (zh) * 2018-03-12 2023-04-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像处理系统以及图像形成装置
US10685267B2 (en) * 2018-08-06 2020-06-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus converting target partial image data to partial print data using first profile or second profile
CN113392670A (zh) * 2021-07-30 2021-09-14 新疆金牛能源物联网科技股份有限公司 卡带、卡带读取设备、设备配置装置及配置方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358954A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Canon Inc 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2005094306A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置
JP2005117407A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JP2006287693A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Noritsu Koki Co Ltd カラーマネジメント処理装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068524A (ja) 1992-06-26 1994-01-18 Canon Inc 画像記録装置
US5835098A (en) * 1996-05-10 1998-11-10 Apple Computer, Inc. Method and system for managing color profiles in a document for making the document portable to other systems
JPH11112791A (ja) * 1997-04-10 1999-04-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH11216881A (ja) * 1997-10-30 1999-08-10 Xerox Corp プリンタドライバの生成方法及びプリンタドライバを用いたカラープリントシステム
JP2001024899A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Nec Corp カラー画像記録装置
US6681041B1 (en) * 2000-04-24 2004-01-20 Microsoft Corporation System and method for converting color data
JP2002044559A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Sony Corp 画像処理方法および画像処理装置
JP2003302962A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Sharp Corp 表示装置、文字・図形表示方法、文字・図形表示プログラムおよび可読記録媒体
JP2004088734A (ja) * 2002-06-27 2004-03-18 Ricoh Co Ltd プリンタドライバ、色変換方法、記録媒体、およびカラー画像形成システム
US7369271B2 (en) * 2002-06-28 2008-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and its method, and control method
JP2004053694A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Sharp Corp 表示装置、文字・図形表示制御方法、文字・図形表示プログラムおよび可読記録媒体
US20060007455A1 (en) * 2004-06-25 2006-01-12 Global Graphics Software, Inc. Method for increasing the efficiency of color management in job ticket workflows
JP4637686B2 (ja) 2004-12-17 2011-02-23 シャープ株式会社 色変換装置、画像形成装置、色変換方法、及びコンピュータプログラム
KR100667818B1 (ko) * 2005-09-27 2007-01-11 삼성전자주식회사 객체별 미리보기 화상의 생성장치 및 방법
US20080235564A1 (en) * 2007-03-21 2008-09-25 Ricoh Co., Ltd. Methods for converting electronic content descriptions
JP2009080773A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Fuji Xerox Co Ltd 筆記情報管理装置、筆記情報管理システムおよび筆記情報管理プログラム
JP4998594B2 (ja) * 2010-05-31 2012-08-15 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 表示装置、表示方法、表示プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358954A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Canon Inc 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2005094306A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置
JP2005117407A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JP2006287693A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Noritsu Koki Co Ltd カラーマネジメント処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101442601A (zh) 2009-05-27
JP2009130450A (ja) 2009-06-11
CN101442601B (zh) 2011-09-14
US20090147325A1 (en) 2009-06-11
US8284448B2 (en) 2012-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4668973B2 (ja) 画像処理装置、及びコンピュータプログラム
JP4881902B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
US9069392B2 (en) Operational display device and method of controlling the same, and recording medium
US11283968B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium for generating preview image for printing
US6470155B1 (en) Multi-market optimized user interface assembly and a reprographic machine having same
JP2006003568A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像処理システム、および画像処理装置
CN101753754B (zh) 成像设备及其方法
JPH0771187B2 (ja) 画像記録装置
JP2010137467A (ja) 画像形成装置及び印刷支援方法並びに印刷支援プログラム
JP2008301489A (ja) 無彩色近傍の画素の色の着色を抑制する方法、画像処理装置、プログラム及び記録媒体
US7414745B2 (en) Image reading system and image reading method
JP5412038B2 (ja) 画像形成装置および画像情報保存方法
US8213044B2 (en) Printing device for printing image data as displayed, printing method for printing image data as displayed, and computer program product for printing image data as displayed
US8576428B2 (en) Image forming apparatus forms an output image from an image-repeated image
US11122179B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
US11481170B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
US11494142B2 (en) Image processing apparatus, non-transitory computer readable medium, and method for processing image
JP2009237976A (ja) 顔画像出力制御装置、顔画像出力制御方法、顔画像出力制御プログラムおよび印刷装置
US7978209B2 (en) Image forming apparatus, image forming method and image forming program
JP2006224538A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2009278373A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP2009232033A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5359713B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2021052261A (ja) 画像形成装置
JP2008281770A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4668973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150