JP4668477B2 - 眼鏡レンズの再生供給方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、キズ等によりコーティング膜の欠損した眼鏡レンズに表面処理を施して再生する方法、及び眼鏡レンズの再生供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常市販されているプラスチック製眼鏡レンズは、その基材表面に付加機能を付与させるために、1種又は2種以上の組み合わせからなる表面処理層が形成されている。そのような表面処理層として、例えば、耐磨耗性を備えた有機ケイ素系の硬化被膜(ハードコート)、無機の金属酸化物からなる単層又は多層の反射防止膜、フッ素系の超薄膜による撥水性膜、染色処理、プライマー等による耐衝撃膜、防曇処理、紫外線防止処理、調光処理等による基材の改質処理またはコーティング処理等の表面処理機能を挙げることができる。
【0003】
しかし、前述の表面処理技術は日々進化しており、眼鏡レンズの購買時より、より新しい機能や性能の優れた被覆処理が順次出現してくる。しかし、レンズに新しい被覆処理を施したい場合、従来の購買システムではレンズ自体を買い換えるしか方法がなかった。
【0004】
また、前述の表面処理層は上記の機能を含め日常的な装用に耐えうる十分な物理的、化学的耐久性は備えているものも、例えば眼鏡の落下や事故等によるレンズ面の衝突、特殊な化学薬品による汚染などを受けた場合には、それはキズとなり、あるいは膜ハゲといった現象を発生させる場合がある。
【0005】
一方、眼鏡の調製は、レンズ製造技術はもとより、患者の処方や装用環境に対応させたレンズとフレームとを組み合わせたレイアウト技術、縁ずり加工技術、フィッティング技術などの複合的な技術が組み合わせられたもので、これらの技術が一体化したものである。そのため、眼鏡店側では、接客ファイルの意味と処方値のデータベース的役割で顧客ファイルが保存されているにしても、再度同じ眼鏡を調製しようとしても、その再現は容易でない。
【0006】
従って、何らかのアクシデントにより表面処理層が破損したら簡便に再生できる方法があれば眼鏡装用者にとって非常に好ましい。しかし、新たに再生のための表面処理を行うにしても、既に、基材にキズがついている場合、再生での復元度について、顧客の満足が得られるかどうかの疑問が残される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題を解決するためにさなれたものであり、その目的は、信頼度が高く、かつ簡便な再生眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズの再生供給方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記目的を達成するために鋭意研究し、以下の発明を見出した。本発明の第1の態様は、枠入れされた表面被膜付き眼鏡レンズを眼鏡フレームから取り外し、眼鏡レンズを回収するスッテプと、
前記回収したレンズを少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液に浸漬して、表面被膜を除去して基材レンズを得るステップと、
前記基材レンズを所望の色で染色前に比べて染色濃度が5%以上増すように染色した後、ハードコートを設けるステップと、
前記基材レンズのハードコートに反射防止処理、撥水処理及び防曇処理からなる群から選ばれる少なくとも1種の表面処理を施すスッテプと
を含むことを特徴とする再生眼鏡レンズの製造方法である。
【0009】
本発明の第2の態様は、枠入れされた表面被膜付き眼鏡レンズを眼鏡フレームから取り外し、眼鏡レンズを回収するスッテプと、
前記回収したレンズを少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液に浸漬して、表面被膜を除去して基材レンズを得るステップと、
前記基材レンズを、ブルーイングしたハードコート液で処理してハードコートを設けるステップと、
前記基材レンズのハードコートに反射防止処理、撥水処理及び防曇処理からなる群から選ばれる少なくとも1種の表面処理を施すスッテプと
を含むことを特徴とする再生眼鏡レンズの製造方法である。
【0010】
本発明の第3の態様は、眼鏡レンズの発注側に設置されたコンピュータとこの発注側コンピュータに間接的或いは直接的に情報交換可能に接続された受注側コンピュータとを備えるシステムを用いる眼鏡レンズの再生供給方法であって、
発注側では、前記発注側コンピュータにより顧客の装用している眼鏡レンズの表面層状態情報及び再生の表面処理機能を指定する発注情報を受注側コンピュータに送信し、かつ前記眼鏡レンズを受注側に送付するステップと、
受注側では、コンピュータで発注を確認し、かつ発注情報と送付されてきた眼鏡レンズの状態とを検査して、再生可能かどうかの判断をして、その判断情報を発注側コンピュータに送信するステップと
を含む眼鏡レンズの再生供給方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1及び第2の態様において再生の対象となる眼鏡レンズは、枠入れされた表面被膜付き眼鏡レンズである。
[眼鏡レンズ]
本発明の方法で再生の対象となる眼鏡レンズは、プラスチック基材レンズに、種々の表面処理及び/または改質処理を施した物である。プラスチック基材レンズとしては、例えば、メチルメタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1種以上の他のモノマーをモノマー成分とする共重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートと1種以上の他のモノマーとをモノマー成分とする共重合体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、エピチオ系樹脂などのプラスチックであり、特にCR−39、シリアルイソ(テレ)フタレート、ベンジルメタクリレートの3元共重合体、m−キシリレンジイソシアネート、ペンタエリスリト−ルテトラキス(メルカプトプロピオネート)の反応物からなる基材レンズを挙げることができる。
【0012】
また、上記プラスチック基材レンズに設けられた表面被膜としては、例えば、ハードコート(有機ケイ素系被覆層)、酸化物被覆層(反射防止膜)、プライマー層、撥水膜層を1種または2種以上、組み合わせた複合構造膜であることができる。
【0013】
本発明の第1及び第2の態様においては、上記眼鏡レンズを眼鏡フレームから取り外し、眼鏡レンズを回収する。眼鏡レンズの眼鏡フレームからの取り外しは、常法により行うことができる。
【0014】
上記で回収した眼鏡レンズは、少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液に浸漬され、表面被膜を除去して、基材レンズを得る。上記ハードコート(有機ケイ素系被覆層)、酸化物被覆層(反射防止膜)、プライマー層、撥水膜層等は、除去剤として少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液に浸漬することにより除去できる。
少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液としては、例えば、(イ)フッ化水素化合物と界面活性剤とを含む水溶液、(ロ)フッ化水素化合物と過酸化水素との混合物からなる水溶液を挙げることができる。
【0015】
上記少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液は、(イ)の場合、例えば、フッ化水素化合物は1〜30重量%、(ロ)の場合、フッ化水素化合物と過酸化水素との合計で5〜50重量%の範囲とすることが適当である。浸漬時間は30秒〜8時間、水溶液の温度は5〜40℃の範囲とすることが適当である。さらに、上記水溶液への浸漬中に処理物品を揺動させることは、表面被膜の除去の促進に有効である。また、物品を除去水溶液から取り出した後、流水による洗浄後、洗剤による洗浄、乾燥および/または手拭きによる清浄乾燥を行うことで、表面被膜を設ける前と同様の基材レンズを回収することができる。
また、前記の除去水溶液の濃度、除去水溶液への浸漬時間及び除去水溶液の温度等は、除去液の種類や濃度及び除去対象である被覆層の種類及び厚み等により適宜決定変更することができる。
【0016】
本発明の第1の態様においては、回収したレンズ基材を所望の色で染色前に比べて染色濃度が5%以上増すように染色する。本発明では基材のキズや黄変度に対応させて、染料と染色濃度を決定する。染色濃度は少なくとも5%とし、好ましくは15%〜70%である。通常の場合は、15%〜50%が好ましい。
【0017】
上記染色は、所望の色を用いて行われる。色としては、限定はないが、例えば、グレー、茶、ワイン等の中間色、青色系、赤色系、黄色系等を挙げることができる。
染色濃度は、(100−透過率)(%)で表され、染色の色が中間色の場合、前記透過率は波長550nmでの透過率であり、染色の色が青色系の場合、前記透過率は波長585nmでの透過率であり、染色の色が赤色系の場合、前記透過率は波長525nmでの透過率であり、染色の色が黄色系の場合、前記透過率は波長630nmでの透過率である。
染色は、例えば、分散染料、カチオン染料などの染料を使用して、プラスチックレンズの染色に用いられる常法により行うことができる。
【0018】
上記で染色したレンズは次いで、ハードコート処理を行い、ハードコートを設ける。ハードコートは、例えば、酸化物微粒子を含む、又は含まない有機ケイ素系被覆層であることができる。
ハードコートを構成する有機ケイ素系被覆層は、例えば、下記一般式で示される有機ケイ素化合物および/若しくはその加水分解物を含むコーティング液、又は下記一般式で示される有機ケイ素化合物および/若しくはその加水分解物と酸化物微粒子とを含むコーティング液を基材レンズ上に塗布、硬化することで、設けることができる。
1 a2 b Si(OR34-a-b
(ここで、R1 、R2 は各アルキル基、アルケニル基、アリール基、またはハロゲン基、グリシドキシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキシ基あるいはシアノ基を有する炭化水素基、R3 は炭素数が1〜8のアルキル基、アルコキシアルキル基、アシル基、フェニル基、アリルアルキル基であり、aおよびbは0または1である。)
これらの有機ケイ素化合物は、1種のみならず2種以上を併用して使用することも充分可能である。
【0019】
また、前記コーティング液に含まれるる酸化物微粒子には、とくに制限はないが、例えば、ケイ素、アンチモン、チタン、アルミニウム、スズ、タングステン、ジルコニウム等が挙げられる。これらの酸化物微粒子は粒径が、例えば1〜300nmであり、該微粒子を水、有機溶媒またはこれらの混合溶媒に分散させたコロイド溶液の形で用いられ、硬化膜の屈折率、耐擦傷性を高め、さらに耐水性を向上させるためのものである。従って、再生する基材の屈折率に応じて、干渉縞が発現しないように、前記酸化物微粒子の種類を調製する。
【0020】
前記コーティング液は、反応を促進し、低温で硬化させるために、さらに硬化剤を含有することもできる。そのような硬化剤としては、たとえばアリルアミン、エチルアミン等のアミン類、またルイス酸やルイス塩基を含む各種酸や塩基、例えば有機カルボン酸、クロム酸、次亜塩素酸、ホウ酸、臭素酸、亜セレン酸、チオ硫酸、オルトケイ酸、チオシアン酸、亜硝酸、アルミン酸、炭酸などの金属塩、さらにアルミニウム、ジルコニウム、チタニウムのアルコキシドまたはこれらの錯化合物などが挙げられる。
【0021】
例えば、具体的なコーティング液(屈折率1.50程度)の調製および硬化被膜の形成方法は下記の通りである。
攪拌手段を備えたガラス製の容器にγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン120重量部を加え、攪拌しながら、0.1規定塩酸27重量部を滴下する。滴下終了後、24時間攪拌を行い、加水分解物を得る。ついで、水分散シリカ微粒子(固形分20%、平均粒子径15ミリミクロン)200重量部、溶媒としてイソプロピルアルコール100重量部、エチルセルソルブ100重量部、さらに滑剤としてシリコーン系界面活性剤1重量部、硬化剤としてアルミニウムアセチルアセトネート5重量部、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛1重量部を加え、十分攪拌した後、濾過を行い、コーティング液を得る。
次に、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(CR-39)を50℃の10%NaOH水溶液に5分間浸漬して十分に洗浄を行った後、上記のコーティング液を用いて、ディップ法(引き上げ速度14cm/分)によりコーティングを行い、さらに130℃で2時間加熱して有機ケイ素系被覆層を有するプラスチックレンズを得る。
【0022】
本発明の第2の態様においては、回収したレンズ基材を、ブルーイングしたハードコート液で処理して、ハードコートを設ける。ブルーイングしたハードコート液は、前記ハードコート液にブルーイング成分を添加したものである。ブルーイング成分としては、油溶染料が好ましく、例えば、アントラキノンバイオレット、アントラキノンブルー、ソルベント2.C.Iブルー、ソルベント25.C.I、ブルーソルベント35.C.I等が挙げられる。ブルーイング成分の濃度は染料の添加量により適宜調整できる。
【0023】
ブルーイングしたハードコート液は、例えば、γ―グリシドキシプロピルメトキシシラン212重量部に0.06規定塩酸水溶液54重量部を攪拌しながら滴下し、滴下終了後24時間攪拌を行い加水分解物を得る。そして、エポキシ化合物を68重量部、硬化剤としてチタニウムーiso−プロポキシオクチレングリコレートを34重量部、アントラキノンバイオレット#730 20ppmを添加し攪拌しながら更に100時間熟成することによって得られる。
【0024】
基材レンズとハードコート層との間に、プライマー処理をして耐衝撃膜層を設けることもできる。耐衝撃膜層としては、例えば、熱可塑または熱硬化型のポリウレタン系樹脂を使用でき、塗布条件は、平均的には、例えば、100℃〜140℃であり、膜厚は0.05〜5μm程度である。
【0025】
ハードコートを施した基材レンズは、次いで、ハードコート上に反射防止処理、撥水処理及び防曇処理からなる群から選ばれる少なくとも1種の表面処理を施す。
【0026】
反射防止処理は、反射防止膜を設ける処理であり、反射防止膜としては、例えば、単層または2層以上の酸化物被覆層を挙げることができる。酸化物を構成する金属成分としては、例えば、アルミニウム、セリウム、ハフニウム、インジウム、ランタン、ネオヂウム、アンチモン、スカンチウム、ケイ素、タンタル、チタン、イットリウム、亜鉛、ジルコニウム等が挙げられる。但し、これらに限定されるものではない。
【0027】
前記酸化物被覆層は、基材上に真空蒸着法、イオンビーム蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング、イオンクラスタービーム蒸着等により設けることができる。
具体的には、基材レンズ(プラスチック)を洗浄し、その表面に有機ケイ素系被覆層等のハードコートを施した後、または直接に5×10-5Torr以下の圧力でSiO2を1.5μmの膜厚まで真空蒸着し、その上にZrO2を約λ/17(λは550mμ)蒸着してから、その上にSiO2を、2物質の合計膜厚が約λ/4になるまで蒸着する。そして、その上にZrO2をλ/2蒸着した後、その上にSiO2をλ/4の膜厚になるまで蒸着して、酸化物被覆層である反射防止膜を有するプラスチックレンズを得る。
【0028】
撥水処理は、例えば、フッ素含有シラン系化合物をフッ素系溶媒に溶解して撥水性薄膜材料得て、該材料を多孔性材料の焼結フィルターに含浸させ、例えば、加熱温度:200〜600℃、真空蒸着装置内の真空度:10-3〜10-5 Torr、蒸着速度:1×10-3 mg/cm2 秒〜1×10-5 mg/cm2 秒の製造条件下で加熱しながら真空蒸着させることで行うことができる。
【0029】
防曇処理は例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸類、リン酸エステル類、脂肪酸エステル類及びそれらの塩類に代表される界面活性剤や、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチルの重合体や、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸などに代表される吸水性ポリマーを塗布する方法等が挙げられる。
また分子末端にクロロシリル基を有する物質、例えばClSi(CH3)2(CH2)10SiCl3、Cl3Si(CH2)10SiCl3や分子末端にクロルシリル基を有するフッ化炭化水素系界面吸着剤、例えばCl3Si(CH2)2(CF2)6(CH2)2SiCl3等を非水系溶媒に溶解させた液を上記酸化物被覆層である反射防止膜上の水酸基と反応させた後、有機溶剤等で洗浄することで余分の界面吸着剤を除去し、水洗することで表面に親水性官能基を有する防曇防汚性塗膜を吸着させることもできる。
塗布、吸着方法としてはディッピング法、スピン法、スプレー法、プラズマCVD法等が通常使用される。
【0030】
上記の反射防止処理、撥水処理及び防曇処理に加えて、その他の調光処理等の付加機能を加えてよい。
【0031】
本発明の第3の態様は、眼鏡レンズの発注側に設置されたコンピュータとこの発注側コンピュータに間接的或いは直接的に情報交換可能に接続された受注側コンピュータとを備えるシステムを用いる眼鏡レンズの再生供給方法である。
眼鏡レンズの発注側に設置されたコンピュータは、例えば、眼鏡店や眼科医に設置されたコンピュータである。また、受注側コンピュータは、例えば、眼鏡レンズを加工、再生する側のコンピュータである。これら発注側コンピュータと受注側コンピュータは、間接的或いは直接的に情報交換可能に接続されている。ここで、「間接的に情報交換可能に接続されている」とは、サーバーや中間のネットワークの中継地を介在させる場合を意味する。また、「直接的に情報交換可能に接続されている」とは、直接の専用回線で結ばれている場合を意味する。
【0032】
本発明の再生供給方法では、発注側では、発注側コンピュータにより顧客の装用している眼鏡レンズの表面層状態情報及び再生の表面処理機能を指定する発注情報を受注側コンピュータに送信する。眼鏡レンズの表面層状態情報としては、例えば、外径の破損状況、傷の状態、基材の黄変状態コーティング膜の状態等を挙げることができる。また、発注情報である再生の表面処理機能としては、例えば、ハードコート、染色、反射防止、紫外線カット処理、撥水処理、耐衝撃コート、調光処理等を挙げることができる。
さらに、発注側では、眼鏡レンズを受注側に送付する。送付する眼鏡レンズは、眼鏡フレームから取り外された状態であっても、眼鏡フレームに取り付けられた状態であっても良い。
【0033】
本発明の再生供給方法では、受注側では、コンピュータで発注を確認する。即ち、コンピュータにより送信されてきた眼鏡レンズの再生の注文を確認する。さらに、コンピュータにより送信されてきた発注情報と送付されてきた眼鏡レンズの状態とを検査して、再生可能かどうかの判断をする。そして、得られた判断情報を発注側コンピュータに送信する。
【0034】
受注された眼鏡レンズが再生可能であった場合、受注側コンピュータから再生可能との判断情報を発注側コンピュータに送信した後、受注側では送付されてきた眼鏡レンズを再生し、再生したレンズを発注者側に供給する。眼鏡レンズの再生には、前記本発明の製造方法を利用することかできる。
受注された眼鏡レンズが再生不能であった場合には、眼鏡レンズを、発注側に返送する。
【0035】
本発明の再生供給方法では、発注側コンピュータと受注側コンピュータとは所定の入力操作に応じて処理を行い、互いに情報交換を行いながら眼鏡レンズの発注及び/又は受注処理に必要な処理を行う。
具体的には、発注のためのエントリー画面を呼び出し、そのエントリー画面の案内に従って、マウスとキーボートで入力していく。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の第1〜第3の態様を、実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0037】
以下、本発明の第3の態様(眼鏡レンズの再生供給方法)について説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかる再生眼鏡レンズ供給方法を実施するためのシステムの概念図、図2はオーダーエントリー画面を示す図、図3は工場側のコンピュータに蓄積されている顧客ファイル画面、図4はレンズ評価テーブル画面(図2のオーダーエントリー画面の欄6)である。
【0038】
以下、これらの図面に基づいて、実施の形態にかかる眼鏡レンズの再生方法を説明する。
まず、再生レンズの受注・発注を行なうオーダシステムの態様について説明する。
図1において、顧客からの注文を受けて、再生処理の眼鏡レンズの手配を行なう眼鏡店には、受注・発注と顧客管理、在庫管理の各機能を備えたコンピュータが設置されており、そのコンピュータは、発注処理機能に関してはサーバーを介して、受注側コンピュータと公衆回線により情報交換可能に接続されている。また、前記回線はインターネットを利用するものであってもよい。
【0039】
前記サーバーには各製造工場に備えられたそれぞれのコンピュータが接続されており、各工場間のコンピュータはサーバーを介してネットワークが形成され、相互の情報交換が可能になっている。
また、受注側コンピュータには、通常、受注・発注の機能のほかに、加工指示を加工機側に伝達する機能も有する。
そして、更に、受注側コンピュータには受注した顧客の眼鏡の処方記録が顧客ファイル(図2、図3、図4参照)として蓄積されており、データベースとして備えられている。
【0040】
一方、眼鏡店には、端末コンピュータおよびフレーム形状測定器が設置される。端末コンピュータはキーボード入力装置やCRT画面表示装置、プリンターを備えるとともに、公衆回線に接続されている。本発明において、端末コンピュータは、キーボード入力装置から再生処理加工に必要な条件データを専用オーダーエントリー画面の項目へ入力し、その画面からサーバーを介して、所定の工場のコンピュータにオンラインで転送する。なお、インターネットの場合ではブラウザーがサーバーに変ってその機能を有することとなる。
【0041】
次に、眼鏡レンズが供給されるまでの処理を説明する。
スタート操作により、眼鏡店の端末コンピュータの再生レンズ注文処理プログラムが起動され、オーダエントリ画面が画面表示装置に表示される。眼鏡店のオペレータは、オーダエントリ画面を見ながら、キーボード入力装置により、注文を行う。
【0042】
図2のオーダエントリ画面を説明する。
まず、欄1に発注店名と納品先を入力し、次に、レンズ再生処理のみか新たなフレームによりヤゲン(薬研)加工を行うかを選択する。
欄2に左右のレンズの情報を入力する。既に既成のレンズメーカーの標準仕様(ハードコート、反射防止膜、撥水コートのセット)と同様な仕様で再生処理することを決定した場合には、メーカ側の商品区分記号を入力する。標準仕様でない場合は入力しない。
次に、染色の仕様(色、濃度)とレンズの屈折情報(球面屈折力、円柱屈折力、乱視軸、加入度)を入力する。
本発明では再生レンズの着色処理は必須要件である。着色方法としては、基材染色による方法とハードコート液での着色方法がある。
特に、基材が黄変している場合とキズの場合が予想され、着色処理により外観の悪さを抑制しようとするものである。
【0043】
欄3には、フレーム情報(メーカ名、品番、サイズ)を入力する。
ここでは、新たに、新規のフレームに基づき、縁ずり加工を希望する場合のみ入力する。その場合、予め、前記新規のフレームの玉型の有効径と再生レンズの有効径とを測定して、縁ずり可能であることを確認しておく。フレームデータは3次元フレーム形状測定装置を使用して、測定して、そのデータをフレームデータとして使用する。
【0044】
欄4には、処方値(PD,N(近用)PD,SEG(小玉)種、EP(アイポイント))情報とヤゲン情報を入力する。この情報は新規にヤゲン加工する場合に使用する。
【0045】
欄5には、表面処理の仕様を入力する。
ブルーイングハードコート、耐衝撃コート、防曇処理、撥水処理、紫外線カット処理、反射防止コートから選択する。ハードコートは本システムでは必須条件であり、ここでは、ハードコートのなかで、ブルーイング処理のハードコートを選択するかどうかの選択であり、ここで「なし」と入力すると自動的にブルーイング処理なしのハードコートが選択される。
即ち、再生処理ではハードコートを行うことで、キズなどの修復効果が得られることも狙っている。本発明者らの実験では研磨キズ程度の状態であれば、ハードコート工程にてかなり修復できることが確認されており、さらに着色すればよけいに深いキズでも目立たなくできることがわかっている。
【0046】
欄6は、レンズの表面処理状態の評価テーブルであり、所定の項目を入力する。
その評価項目は、例えば、下記のようになっており、時系列変化的要素と現状のキズの状態を評価する項目が設定される。
(1)キズの状態:多い、普通、少ない
(2)基材の状態(黄色度):黄色い、やや黄色い、通常
(3)コーティング膜の状態:膜はげが多い、普通、少ない
(4)購買日: 年 月 日
【0047】
以上、エントリー画面からデータを入力し、入力したデータを送信する。更に、そのデータをプリンターで打ち出し、レンズを梱包するとともにそれに付帯させて受注側(例えば、製造メーカー)に送付する。
なお、図示しないが、図2のオーダエントリ画面の下部に、ソフトキーメニューが表示されることができる。ここでは、画面に登録したデータを送信するための送信キー、画面入力したデータを登録する登録キー、画面をオーダー画面に切り換えるオーダーキー、クリアキー、頁指定キー、および登録の終了を示す終了キーが表示される。これらのソフトキーは、端末コンピュータのキーボード上にあるファンクションキーにより選択指定される。
【0048】
図5は、工場での処理の流れを示すフローチャートである。
1.(現品受付)→(洗浄)→(検査)→(判定)
レンズを受付け、予め送信されたデータと相異ないか、現品表と確認する。次に、まず、エーテル液を含ませたガーゼで手拭することにより、蛍光灯を使用したレンズ表面の目視検査とジルコンランプにより基材内部の状態の目視検査を行い、更にレンズメータで度数などのレイアウト情報を調査して、事前にオーダーエントリー画面で送付されている調査表と一致もしくは近似しているかを確認する。
【0049】
その結果、このレンズは、例えば、基材レンズがポリウレタン系プラスチックレンズ(屈折率1.60)であり、その上に被覆層として、有機ケイ素系被覆層及び多層反射防止膜(酸化物被覆層)及びフッ素系ケイ素化合物からなる撥水膜示す組み合わせで表面処理がされていることが確認できる。
ここで、基材の劣化、破損、等再生不可能とされる項目と表面処理での基材加熱の耐久性をチェックし、再生、可能か困難かを判定する。
困難と判定された場合は、眼鏡店にオンラインで連絡して返品処理を行う。
実施例のレンズは約2年前に購入されたものであって、基材は若干、黄変し、コート膜は基材にまで達するキズやぶっつけキズなど各所にキズがみられたが、再生可能と判断された。
従って、次に、再生処理を行う。
【0050】
2.(被膜除去)→(検査)
前記被膜材質に応じたレンズを、フッ化水素化合物を含有する膜剥し液を調製して、浸漬処理にて被膜除去処理を行なう。
本実施例では、フッ化水素化合物を20重量%と界面活性剤とを含む水溶液除去水溶液に前記レンズを液温23℃で1時間浸漬した。
浸漬後、水道水流水にて洗浄後、清浄乾燥を行った。その結果、いずれのレンズについても、被覆層は完全に除去されており、ハガレ状態は良好であり基材レンズが回収された。尚、剥がれの状態が悪い場合は再度剥がし処理することもできる。
こうして、膜の剥がれ状態を検査で確認してから次の表面処理状態を行なう。
次に、注文の仕様に従い、表面処理を行なう。
【0051】
3.(染色及び紫外線カット処理)
水1リットルに分散染料(カラーインデンクスディスパースオレンジ)5g(0.5Wt%)、界面活性剤2g、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤5gを添加し、染色液を調製し、温度90℃で30分染色させたところ、濃度15%のブラウン系の紫外線カット機能を有する染色レンズができた。
【0052】
4.(ハードコート用コーティング液の調製およびハードコートの形成)
攪拌手段を備えたガラス製の容器に、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン142重量部を加え、攪拌しながら、0.01規定塩酸1.4重量部、水32重量部を滴下した。滴下終了後、24時間攪拌を行いγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解物を得た。次に酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合体ゾル(エタノール分散、全金属酸化物31.5重量%、平均粒子径10〜15ミリミクロン)460重量部、エチルセロソルブ300重量部、さらに滑剤としてシリコーン系界面活性剤0.7重量部、硬化剤として、アルミニウムアルミニウムアセトネート8重量部を、上記γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解物中に加え、充分に攪拌した後、濾過を行ってコーティング液(屈折率1.59)を作製した。尚、ここでは、ハードコート層に干渉縞が発生しないようにコーティング液の屈折率を調製する。基材の屈折率に対応させ、予想被膜との屈折率差が0.03以内になるように、計算する。
前記染色レンズをアルカリ水溶液に浸漬処理し、充分に洗浄を行った後、上記コーティング液の中に浸漬させ、ディップ法(引き上げ速度14cm/分)により塗布した。塗布後、プラスチックレンズを130℃で2時間加熱して有機ケイ素系被覆層からなるハードコートを有する染色プラスチックレンズを得た。
【0053】
5.(多層反射防止膜(酸化物被覆層)の形成)
上記のようにプラスチックレンズ上に有機ケイ素系被覆層からなるハードコートを施した後、直接に先ず真空蒸着法(真空度2×10-5Torr)により二酸化ケイ素膜からなる第1層〔屈折率1.47、膜厚3/2λ(λは550nmである)〕を形成した。
次にこの第1層の上に、真空蒸着法(真空度2×10-5Torr)により酸化ジルコニウムと二酸化ケイ素の2層等価膜からなる第2層(屈折率1.80、膜厚λ/4)を形成した。
次にプラスチックレンズを加熱した状態でレンズに酸素イオンビームを照射しながら二酸化チタンを蒸発させた後、これを第2層上に蒸着させることにより、二酸化チタン膜からなる第3層(屈折率2.40、膜厚λ/2)を形成した。この酸素イオンビーム照射蒸着法による第3層の形成に際して、プラスチックレンズの加熱温度を77℃とした。
次に、上で得られた第3層上に、真空蒸着法(真空度2×10-5Torr)により二酸化ケイ素からなる第4層(屈折率1.47、膜厚λ/4)を形成して、酸化物被覆層である反射防止膜を有するレンズを得た。
【0054】
6.(撥水コートの成膜)
前記レンズの最外層の二酸化ケイ素膜の表面に、
C3F7-(OCF2CF7CF2)24-O(CF2)2-[CH2CH(Si-(OCH3)3)]1-10で表されるフッ素化合物をパーフルオロヘキサンで3重量%に希釈した溶液を撥水処理剤とし、前記撥水処理剤を0.75mlしみ込ませたステンレス製焼結フィルター(メッシュ80〜100ミクロン、18φ×3mm)を真空蒸着装置内にセットし、520℃に加熱した。装置の真空度は10-4Torr とした。上記条件で前記プラスチックレンズに成膜を行なった。
その検査結果、水接触角は110°であった。干渉色の色ムラ、干渉色変化は見られず、耐久性も良好であった。
【0055】
7.(防曇処理)
攪拌手段を備えたガラス製の容器に、水200重量部、ポリアクリル酸(MW.2000)5重量部を加え、攪拌しながら溶解させた。希釈溶媒としてエチレングリコール50重量部、界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量部を添加し、1時間攪拌を行い、防曇性組成物を得た。
次いで有機ケイ素系被覆層を有する染色プラスチックレンズ、酸化物被覆層である反射防止膜を有するプラスチックレンズ及び撥水コート層を有するレンズと、前記反射防止膜を施したレンズの表面上とに上記組成物をスプレー法にて塗布することで防曇性を有するレンズを得た。得られたプラスチックレンズの防曇性はともに良好であり、干渉色の色ムラ、干渉色変化は見られなかった。
以上の工程によりレンズの再生処理が行われた。
そして、最終の出荷検査が行われ、出荷される。
【0056】
【発明の効果】
本発明の再生眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズの再生供給方法により、基材の黄変やキズを着色により緩和させ、ハードコートの基材のキズの埋め込みの効果により目立たないようにした再生眼鏡レンズが得られる。得られた眼鏡レンズは、外観が向上し、耐久性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる再生眼鏡レンズ供給方法を実施するためのシステムの概念図。
【図2】オーダーエントリー画面を示す図。
【図3】受注側(工場側)のコンピュータに蓄積されている顧客ファイル画面。
【図4】レンズ評価テーブル画面(図2のオーダーエントリー画面の欄6)である。
【図5】再生工場での処理の流れを示すフローチャートである。

Claims (2)

  1. 眼鏡レンズの発注側に設置されたコンピュータとこの発注側コンピュータに間接的或いは直接的に情報交換可能に接続された受注側コンピュータとを備え、発注側コンピュータと受注側コンピュータとは所定の入力操作に応じて処理を行い、互いに情報交換を行いながら眼鏡レンズの発注及び/又は受注処理に必要な処理を行うシステムを用いる眼鏡レンズの再生供給方法であって、
    発注側では、前記発注側コンピュータにより顧客の装用している眼鏡レンズの表面層状態情報及び再生の表面処理機能を指定する発注情報を受注側コンピュータに送信するステップと、
    受注側では、コンピュータで発注を確認するステップを含み、
    発注側から前記レンズを受け取った時、
    発注情報と送付されてきた眼鏡レンズの状態とを検査して、再生可能かどうかの判断をして、その判断情報を発注側コンピュータに送信するステップとを含む眼鏡レンズの再生供給方法。
  2. 受注側では、再生可能と判断した場合、前記送付されてきた眼鏡レンズを少なくともフッ素系化合物を含有する水溶液に浸漬して、表面被膜を除去して基材レンズを得るステップと、
    前記送付されてきた眼鏡レンズにキズがある場合には、前記表面被膜の除去ステップ後に、基材染色及びハードコート処理を施すか、又はハードコート液での着色処理を施すことを特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズの再生供給方法。
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