JP4668387B2 - 郵便受け箱 - Google Patents

郵便受け箱 Download PDF

Info

Publication number
JP4668387B2
JP4668387B2 JP2000123144A JP2000123144A JP4668387B2 JP 4668387 B2 JP4668387 B2 JP 4668387B2 JP 2000123144 A JP2000123144 A JP 2000123144A JP 2000123144 A JP2000123144 A JP 2000123144A JP 4668387 B2 JP4668387 B2 JP 4668387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plate
mail
contact
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000123144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001299561A (ja
Inventor
英 伊藤
和俊 釜付
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd, Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2000123144A priority Critical patent/JP4668387B2/ja
Publication of JP2001299561A publication Critical patent/JP2001299561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4668387B2 publication Critical patent/JP4668387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上下動可能な蓋体によって開閉可能とされる取出し口を有する郵便受け箱、就中、多毛状接触部によって前記蓋体の案内保持をするようにした便受け箱の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便受け箱内の郵便物の取出しに用いられる取出し口は、通例、投入郵便物の保護などから開閉可能な扉などによって閉じられる構成としてある。
【0003】
しかしながら、このような軸回りで回動可能に備えられる扉にあっては、この扉の開閉に際して該扉を開き出すための比較的広い操作空間を当該取出し口周辺に必要とし、この扉の開き出し空間を有しない塀内側の狭い空間などに郵便受け箱を都合良く設置するのに不具合があった。
【0004】
また、縦軸回りで旋回されて開き出される扉にあっては、取出し口と該開き出される扉の上端側及び側端側との間から雨などが侵入し易く降雨時の郵便物の取出しに際して当該郵便物を濡らす不具合があった。
【0005】
かかる点から、郵便受け箱の取出し口に上下方向にスライドする蓋板を設けると共に、この蓋板を上方に移動して郵便物の取出しをなすように構成した郵便受け箱が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる郵便受け箱にあっては、郵便物の取出しに際して逐一上方に引き上げた蓋板を他方の手などの何等かの保持手段によって保持した状態で当該郵便受け箱内にある郵便物の取出しをなす必要があり、他に荷物を持っている場合や降雨時あるいは片手操作に難のある場合などにおける郵便物の円滑な取出しに不具合があった。
【0007】
また、このように取出し口に上下方向にスライドされる蓋板を備えた郵便受け箱にあっては、この上方に引き上げた蓋板を離した際に、この蓋板が取出し口の下端縁に衝突音を生じて落下される不具合があった。
【0008】
また、このように取出し口の上下方向に単にスライドするように備えられている蓋板にあっては、この蓋板のスライド部分から雨風などの吹き込みが予想され、郵便物の保護の面で十分とは考え難かった。
【0009】
この発明は、かかる従来の郵便受け箱における不具合を解消するものであって、片手操作によって郵便物を確実に且つ円滑に取出し、且つ、蓋体の緩衝的な閉込みを可能とし、しかも、雨水などによって汚損されないように郵便物の取出しをなし得るようにした郵便受け箱の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、郵便物の投入口と該投入口から投入される郵便物を受入れる郵便物の受入室と該受入室に備えられる郵便物の取出し口を有する郵便受け箱であって、
前記取出し口が互いに向き合って備えられる縦方向を向いた一対のガイド溝に両側端部を案内されて上下動可能に備えられる蓋体によって開閉可能としてあると共に、
この蓋体が、このガイド溝内において、前記ガイド溝の長手方向に沿って備えられて当該蓋体の一方の面に該蓋体を移動停止位置に保持し得る接触圧で接触される多毛状接触部を備えた案内手段と、該蓋体の他方の面に接触される凸部とで、移動可能かつ移動停止位置に保持可能に挟持されており、
しかも、前記蓋体を移動した際に、前記凸部の少なくとも先端側が係脱可能に係合される孔を該蓋体が備えており、
かつ、該蓋体の下端部には、前記取出し口における向き合った縦向きの面間に位置づけられるように補強縁材が備えられており、この補強縁材から外側に向けて板状をなす把手部が突き出すように当該補強縁材の略全幅にわたって備えられていることを特徴とする郵便受け箱としてある。
【0011】
このように構成される郵便受け箱にあっては、この郵便受け箱における郵便物の取出し口が上下方向に移動される蓋体によって開閉されることから該蓋体の開閉部分の周辺部に当該蓋体の開閉操作のための空間が必要でなく、比較的狭い空間内に当該郵便受け箱を設置することができる。
【0012】
また、開閉される蓋体は当該開閉位置において停止状態に保持されることから、郵便物の取出しや郵便物の受入室内の清掃あるいは補修などに際して逐一開き出し蓋体を他方の手などで保持する必要がなく、片手操作で郵便物の取出しなどをなすことができると共に両手を用いた受入室内の清掃や補修などをなすことができる。
【0013】
また、開閉される蓋体は前記案内手段の多毛状接触部によって緩衝的に保持されていることから、蓋体が取出し口下端縁に落下衝突される不具合がなく当該下端縁に向けて滑らかに押し下げ移動させることができる。
【0014】
また、前記蓋体と該蓋体の案内されるガイド溝との間に案内手段の多毛状接触部が備えられていることから、閉じ込み状態にある該蓋体と該ガイド溝との間からの雨水や塵埃などの侵入が効果的に防止される。
【0015】
また、前記蓋体は前記案内手段の多毛状接触部に面的に接触して該ガイド溝内で緩衝的に保持されると共に、該ガイド溝内を滑らかに案内される。
【0016】
また前記ガイド溝に案内される蓋体が該蓋体の一方の面を前記案内手段の多毛状接触部に接触可能とされ且つ他方の面を前記ガイド溝に備えられている凸部に接触可能とされていることから、この郵便受け箱の蓋体が、前記凸部に一方側の面を部分的に接しさせ且つ他方側の面を前記案内手段の多毛状接触部に接触させて、前記ガイド溝に沿って滑らかに移動可能とされる。
【0018】
また、前記凸部の接触される前記蓋体の面に該凸部の少なくとも先端側が係脱可能に係合される孔を備えている郵便受け箱の取出し口を開閉する蓋体は、該孔を、所定の開き出し、あるいは閉じ込み位置において、前記凸部に係合状態とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる典型的な各実施の形態にかかる郵便受け箱Aについて詳細に説明する。
【0023】
図1〜図13は、この典型的な第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aを示すものであって、図1は、この郵便受け箱Aを斜め上方から見て、図2は、仮想線で示される取付け対象構造体Bに前記郵便受け箱Aを備え付けた状態を断面の状態で示しており、図3は、蓋体33を閉じた状態の当該郵便受け箱Aの要部の縦方向の断面を、図4は、蓋体33を開いた状態の当該郵便受け箱Aの要部の縦方向の断面を、図5は、蓋体33を閉じた状態の当該郵便受け箱A下部側の要部を一部省略した縦方向の断面を、図6は、この蓋体33を上方に引き上げた状態の当該郵便受け箱A上部の要部を一部省略した縦方向の断面を示している。
図7は、当該郵便受け箱Aを水平の向きで断面して示しており、図8は、その要部の拡大断面を、更に、図9及び図10は、この要部を夫々向きを変えて切断した拡大断面である。
図11は、この郵便受け箱Aの構成に用いられる縦枠材35をガイド溝34の側から見て、図12は、この縦枠材35を上方から見て、更に、図13は、この郵便受け箱Aを構成する蓋体33を正面側から見て示している。
図14は、蓋体33の他の保持構造を備えた第2の実施の形態に係る郵便受け箱Aの要部を拡大断面の状態で、図15は、蓋体33の更に他の保持構造を備えた第3の実施の形態に係る郵便受け箱Aの要部を拡大断面の状態で示したものである。
【0024】
この実施の形態に係る郵便受け箱Aは、郵便物の投入口Vと該投入口Vから投入される郵便物を受入れる郵便物の受入室Wと該受入室Wに備えられる郵便物の取出し口Xを有する郵便受け箱Aであって、前記取出し口Xが互いに向き合って備えられる縦方向を向いた一対のガイド溝34に両側端部33aを案内されて上下動可能に備えられる蓋体33によって開閉可能としてあると共に、前記ガイド溝34に、該ガイド溝34の長手方向に沿って、該ガイド溝34内にある前記蓋体33の側端部33aに接触可能な多毛状接触部51aを備えた案内手段51を備えており、この案内手段51の多毛状接触部51aと前記蓋体33とが、該蓋体33を前記ガイド溝34内で、該蓋体33の移動停止位置に保持し得る接触圧で接触される構成としてある。
【0025】
かかる典型的な実施の形態にかかる郵便受け箱Aは、郵便物の投入口Vと該投入口Vから投入される郵便物を受入れる郵便物の受入室Wと該受入室Wに備えられる取出し口Xとを備えた構成としてある。
かかる郵便受け箱Aは、更に典型的には、郵便物の受入室Wを有する受け箱部10と、先端側に投入口Vを有すると共に該受入室Wに連通する投入路Yを備えるように該受け箱部10の上部側から前方に向けて一体に突設された投入路部11とを備えた構成としてあり、取付け対象構造体Bの一方の面Ba側に前記投入路部11の下方にある前記受け箱部10の面を向き合わせた状態で、前記投入路部11を該投入路部11の先端側を該取付け対象構造体Bの他方の面Bb側に露出するように該取付け対象構造体Bに組付け用いるように構成してある。
【0026】
図1〜図13において示される第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aは、各種の板状素材、例えば、ステンレス板材などによって構成されるものであって、一連に連続するように備えられている前記受入室Wを構成する受け箱部10と前記投入路Yを構成する投入路部11の側面を構成する一連に連続した一対の側板12、12と、この向き合って備えられている一対の側板12、12の上端縁間を塞ぐ上面板13と、前記投入路部11を構成する側板12の各下端縁間を塞ぐ投入路下面板14と、この投入路下面板14に連続して前記受け箱部10を構成する前記側板12における前端縁間を塞ぐ前板15と、この前板15に連続して前記受け箱部10を構成する前記側板12の各下端縁間を塞ぐように備えられている底板16とを備えて前記受け箱部10と投入路部11とを構成してあり、この受け箱部10に取出し口Xを設けるようにしてある。
【0027】
かかる構成からなる郵便受け箱Aは、更に具体的には、前記投入路部11の内側が前記受け箱部10の受入室Wに連通する投入路Yとされており、この投入路部11の先端に該受入室Wに郵便物を投入する投入口Vが備えられた構成としてあり、この投入路Yの投入口V側にねじりバネ22によって常時当該投入路Yの投入口Vを塞ぐように弾発付勢された開閉自在な口蓋23を備えた口金24が設けてある。
【0028】
また、この口金24の内側から前記受入室Wに向けて前記投入路下面板14に添うように案内板25が該投入口Vからの郵便物が前記受入室Wに容易に案内されるように設けてある。更に、この案内板25は、前記前板15の内側に添って前記底板16に到るように延びた構成としてあり、郵便物が安全且つ確実に該受入室Wに案内されるように構成してある。
【0029】
また、前記底板16は内側に内側底板16’を備えた二重底構造としてあり、外側底板16”に水抜き孔26を設けると共に、この水抜き孔26を構成する該外側底板16”の打抜き片27上に間隔を開けて前記内側底板16’を設けるように構成してあり、前記前板15と反対の側である後端縁16aから該底板16に直角に起立する起立板部21を備えた構成としてある。
【0030】
また、前記側板12は、前記前板15と反対の側にある該側板12の上下方向を向いた夫々の側端部12aを、この底板16の後端縁16aから更に後方に向けて突き出す構成としてあり、更に該側端部12aを一旦互いに近付く側に向けて直角に屈曲させて前記底板16の後端縁16aに平行な後面板部18とし、この後面板部18端から更に直角に前記底板16の後端縁16aに近付く向きに屈曲した開口面板部19として、該受け箱部10の後面に屈曲部を構成するようにしてある。
【0031】
また、この郵便受け箱Aの後面側を構成する開口面板部19の内側には、該開口面板部19端から直角に前記側板12に向けて屈曲されて前記後面板部18に平行に備えられる外側支持板部28と、この外側支持板部28端から直角に前記前板15に近付く向きに屈曲されて前記側板12に平行に備えられる側面支持板部29と、この側面支持板部29端から互いに近付く向きに直角に屈曲されて前記外側支持板部28に平行に備えられる内側支持板部30とを備えた構成としてある。
【0032】
なお、前記前板15、側板12、後面板部18及び開口面板部19の夫々の下端部分を前記底板16の下面側に折返して該底板16に一体に溶着してあり、また、この郵便受け箱Aの底板16の後部側の夫々の隅部に下座17をビスなどの適宜の取付手段によって止着してある。
【0033】
また、前記底板16の後端縁16aから起立して備えられる起立板部21は、その上端部を前記各開口面板部19、19間から外方に向けて略直角に屈曲して突き出すと共に該突出し板部に密着するように折返した受け板部31としてあり、追って説明する蓋体33の受け部を構成するようにしてある。
【0034】
また、前記上面板13は、その後端側13aを前記後面板部18の面に添って下方に屈曲して延設される開口上板部20としてあり、この開口上板部20は使用時に角縁によって被傷することのないように前記上面板13から一旦後方の下向きに傾斜させた傾斜部20aとして構成した後、前記後面板部18に密着して垂直に延設された開口上板部20bを備えた構成としてある。
【0035】
また、雨天時の雨仕舞いを良くするために前記後面板部18、18間にある該開口上板部20の下端から前記受入室Wの内方に向けてやや斜上するように屈曲した開口上面板部20cが設けられており、この開口上面板部20cは、その両側縁を前記開口面板部19に夫々接するようにして、その先端部を該開口面板部19よりもやや内側に突き出すよう備えられていると共に、その先端部から垂直方向に屈曲した起立板部20dを有する構成としてある。
【0036】
このように構成される前記受け箱部10における前記外側支持板部28と側面支持板部29と内側支持板部30との間に構成されて、互いに向き合うように備えられる一対の溝状部32の夫々に、蓋体33の側端部を受け入れるガイド溝34を備えた縦枠材35を嵌め入れ状態にして固定するようにしてある。
この夫々の溝状部32に組み付け状態に備えられる縦枠材35は、この夫々の縦枠材35におけるガイド溝34が互いに向き合うように該溝状部32に対して嵌め付け状態に固定されている。
【0037】
また、この溝状部32に組み付け備えられる縦枠材35は、その下端部が前記受け箱部10の底板16に支持された状態で該溝状部32内に起立状態に備えられていると共に、追って説明する蓋体33を、その両側端部を摺動可能に前記ガイド溝34に納め入れるように該一対の縦枠材35、35間に備えさせ、また、この各縦枠材35、35間に亙って外部塞ぎ板36と内部塞ぎ板37とを組み付けた状態で該縦枠材35、35の上端間に上部枠材38を止着して、前記溝状部32を構成する内側支持板部30に対して前記内部塞ぎ板37及び上部枠材38と共にビス40を用いて一体に組み付けてある。
【0038】
このように前記開口面板部19の内側にあって、互いに向き合っている前記一対の溝状部32内に嵌め入れの状態で前記内側支持板部30に一体にビス40で止め付けられている前記縦枠材35は、その互いに向き合った面側に前記蓋体33の両側端部を夫々に受け入れ案内するガイド溝34を備えた構成としてあり、この図示例にあっては、前記各ガイド溝34の夫々に隣り合って外部塞ぎ板36の組み付けに用いられる組付け溝39を有する構成としてある。
【0039】
この図示例に係る縦枠材35は、各種長尺材、典型的には各種の長尺形材、例えば、アルミの押出し形材などによって構成されるものであって、より具体的には、外側板部35aと内側板部35bと、この外側板部35a及び内側板部35bの夫々の中間部を接続するように備えられている中間板部35cと、この中間板部35cから前記外側板部35a及び内側板部35b間に該外側板部35a及び内側板部35bに平行に突き出されている仕切り板部35dと、この仕切り板部35dの先端部から前記内側板部35bの側に向けて一旦直角に屈曲された側面板部35eとされた後に前記中間板部35cの側に向けて直角に屈曲された溝面板部35fと、この溝面板部35f端に向けて前記中間板部35cから直角に屈曲して突き出されている突出し片部35gと、前記内側板部35bにおける前記蓋体33の組み付け側端から内外に向けて直角に突き出す鍔状部35hと、この鍔状部35hの内方に突き出す鍔状部35h’と略同一の突き出し幅で前記内側板部35bから前記中間板部35cの延長線上に突き出される受けリブ35iとを備えた構成としてあり、この外側板部35aと内側板部35bの前記溝状部32に対する嵌め合い側にあって互いに向き合う側に屈曲凸縁35jを突き出し状態に備えた構成としてある。
【0040】
かかる縦枠材35は、前記外側支持板部28と側面支持板部29及び内側支持板部30との間に構成される前記溝状部32内に前記屈曲凸縁35jのある側から嵌め入れの状態で組み付けてあり、この図示例にあっては、前記外側支持板部28に外側板部35aを密着し且つ前記屈曲凸縁35j端側から前記受けリブ35i間にある前記内側板部35bを前記内側支持板部30に密着させると共に該屈曲凸縁35jのある各外側板部35a及び内側板部35bの端部を前記側面支持板部29の面に当接するようにして組みつけられている。
【0041】
このように前記溝状部32に組み付けの状態にある該縦枠材35は、その互いに向き合った側にある前記外側板部35aと仕切り板部35d及び前記中間板部35cとの間が、追って説明する外部塞ぎ板36の組付け溝39とされており、また、この互いに向き合った側にある前記仕切り板部35dの溝面板部35f及び前記突出し片部35gと前記内側板部35bと前記中間板部35cとの間が、追って説明する蓋体33の上下方向に向けた案内に用いられるガイド溝34として構成されている。
【0042】
かかる受け箱部10の後面側にあって互いに向き合うように備えられる一対の溝状部32の夫々に備えられる各縦枠材35、35間に外部塞ぎ板36と内部塞ぎ板37とが組み付けられている。
【0043】
この各縦枠材35、35間に備えられる外部塞ぎ板36は、該縦枠材35の比較的上部側間に亙って備えられているものであって、各種の素材からなる略四角形状の板状体、典型的には、各種のプラスチック板材、より典型的には透明なプラスチック板材、例えば、透明なポリカーボネイト板材などによって構成してあり、その両側縁部を該縦枠材35における前記組付け溝39内に入れ込んだ状態で、その上端部と下端部とを該組付け溝39内に前記中間板部35cから突き出されている支持片42、42によって支持されており、且つ、その側面を前記中間板部35cから突き出されている押当て片43によって該外部塞ぎ板36を前記外側板部35aとの間で保持するように構成してある。
【0044】
このように各縦枠材35、35間に備えられる外部塞ぎ板36は、その上端部36aが前記開口上板部20の起立板部20dの内奥側の面に接触するように備えられており、前記起立板部20dの長さ方向に亙って設けられている板バネ材からなるクリップ41によって該外部塞ぎ板36の上端部36aが該起立板部20dに一体に挟持されている。
【0045】
また、この外部塞ぎ板36は、その下端部36bに補強縁材44を備えた構成としてある。
この外部塞ぎ板36に備えられる補強縁材44は該外部塞ぎ板36の下端部36bの前面側に沿って備えられる各種長尺体、典型的には各種の押出し形材、例えば、アルミの押出し形材によって構成される長尺体としてあり、その下部側に該外部塞ぎ板36の下端縁を受け入れて該外部塞ぎ板36の背面側に延びるように備えられる屈曲板部44aによって構成される溝状部44b内に前記下端部36bを受け入れて該外部塞ぎ板36にビス45などによって止めつけてある。
【0046】
また、この外部塞ぎ板36の備えられる側に向き合った前記縦枠材35の内奥側に、該縦枠材35の納め入れられる前記内側支持板部30の面と該縦枠材35の前記受けリブ35i並びに鍔状部35h’に添装されるように、該縦枠材35、35間の上部側に亙って内部塞ぎ板37がビス40によって該縦枠材35に止めつけてある。
【0047】
この内部塞ぎ板37は前記受入室V内にある郵便物が、この内部塞ぎ板37と前記外部塞ぎ板36との間に移動される蓋体33の引き上げ操作に際して、この引上げ蓋体33の上端に引っ掛かる不具合を回避するものであって、各種の板状材、典型的には各種のプラスチック板材、更に典型的には透明なプラスチック板材、例えば、ポリカーボネイト板材によって構成してある。
【0048】
このように構成されている前記向き合って備えられている一対の開口面板部19と、前記起立板部21の受け板部31と、該外部塞ぎ板36の補強縁材44及び内部塞ぎ板37の下端との間が、郵便物の取出し口Xとされており、この取出し口Xを開閉する蓋体33が、この取出し口Xの両側部の内側に備えられている前記各縦枠材36、36のガイド溝34に、その両側端部33aを案内されて該取出し口Xを開閉するように、前記外部塞ぎ板36と内部塞ぎ板37との間に送り込み可能に設けてある。
【0049】
かかる取出し口Xを開閉するように前記縦枠材35に備えられている蓋体33は、典型的には各種の板状材によって構成されており、典型的には、各種のプラスチック板材、更に典型的には、透明なプラスチック板材、例えば、透明なポリカーボネイト板によって構成してある。
【0050】
この互いに向き合って縦枠材35、35の夫々に備えられている各ガイド溝34間に両側端部33aを入れ込んで上下動可能に備えられる蓋体33は、略四角形状をなす構成としてあり、このガイド溝34に嵌め合っていない部分の板状部の上端部33bと下端部33cとに上部補強縁材46と下部補強縁材47とを備えた構成、即ち、この蓋体33を備えて構成される取出し口Xにおける向き合った開口面板部19、19間に下部補強縁材47が突き出すように備えられる構成としてある。
【0051】
この蓋体33に備えられる上部補強縁材46と下部補強縁材47は、各種の長尺材、典型的には各種の押出し形材、例えば、アルミ押出し形材によって構成される。
【0052】
この蓋体33の下端部33cに備えられる下部補強縁材47は、この蓋体33の下端部33cから該蓋体33の背面側に延びる屈曲板部47aによって該下端部33cを収め入れる溝状部47bを内側の下端側に備えた構成としてあり、また前記上部補強縁材46は、前記蓋体33の上端部33bから該蓋体33の背面側に延びる屈曲板部46aによって該上端部33bを収め入れる溝状部46bを内側に備えた構成としてあり、この下部補強縁材47の前記溝状部47b内に前記蓋体33の下端部33cを嵌め入れると共に上部補強縁材46の溝状部46b内に該蓋体33の上端部33bを嵌め入れ状態として、該蓋体33の外側面に夫々下部補強縁材47と上部補強縁材46とを添装状態にして、夫々ビス48によって該蓋体33に止め付けてある。
【0053】
また、前記下部補強縁材47は該下部補強縁材47から外側に向けて板状をなす把手部47cを突き出し状態に該下部補強縁材47の略全幅に亙って一体に備えた構成としてある。そして、この下部補強縁材47に備えられる把手部47cは、前記起立板部21の受け板部31上に突き出すと共に、前記開口面板部19に連続する前記受け板部31に沿って備えられている鍵受け板49上に延びる比較的幅拡の板状把手部47c’を備えており、この鍵受け板49上にある該板状把手部47c’の面に前記鍵受け板49に備えられる孔49aに挿通される南京錠などの鍵杆を挿通する挿通孔47dが設けてあって、前記取出し口Xを閉じ込み状態とした前記蓋体33を当該閉じ込み状態に施錠可能としてある。また、この板状把手部47c’は、その先端側をやや下方に傾くように設けてあり、該部における雨水を外側に案内するようにしてある。
【0054】
また、この把手部47cの下面側には、前記取出し口Xを該蓋体33が閉じた際に、前記受け板部31に当接される突条片47eが設けてあり外部からの雨水の侵入を防止できる構成としてある。
なお、前記構成の板状把手部47c’は前記下部補強縁材47の略全幅に亙って備えられていることから、この板状把手部47c’による蓋体33の開閉操作が容易とされ、急いでいる場合や暗闇などであっても当該蓋体33の開閉操作を確実になすことができる。
【0055】
なお、この縦枠材35に備えられる蓋体33は、この蓋体33を前記取出し口Xを閉じた状態に当該縦枠材35、35間に備えた際に、この蓋体33における前記下部補強縁材47の板状把手部47c’における突条片47eが前記起立板部21の受け板部31上に接するように該受け板部31上を覆った構成とされ、また、前記上部補強縁材46を備えた該蓋体33の上部側が前記外部塞ぎ板36における補強縁材44を備えた下端縁よりも上方に位置される雨仕舞いに都合の良い形態に構成してある。
【0056】
かかる蓋体33の側端部33aの案内されるガイド溝34は、このガイド溝34を構成する前記縦枠材35の内側板部35bから突き出す凸部50を、この縦枠材35の上下方向に所定間隔毎に設けてあり、この凸部50の先端部を、該ガイド溝34内を案内される前記蓋体33の一方の面に接触させるように移動可能とし、且つ、この凸部50の先端部を該蓋体33に設けられている係合孔33dに対して係脱可能に係合し得るようにしてある。
【0057】
また、この凸部50の備えられている内側板部35bに向き合った前記仕切り板部35dの側に、前記ガイド溝34内に案内される蓋体33の他方側の面に接触される多毛状接触部51aを備えた案内手段51を設けてあり、この案内手段51における前記多毛状接触部51aと前記凸部50との間で、前記ガイド溝34内に案内される蓋体33を、当該蓋体33の移動停止位置に当該蓋体33を保持可能に挟持するように構成してある。
【0058】
この蓋体33の一方側の面に接触される前記凸部50は、前記内側板部35bにおける板面から該内側板部35bの長さ方向に向けた断面が弧状をなすように湾曲状に突き出された構成としてあり、前記蓋体33の両側端部33aにおける上下方向に所定間隔毎に設けられている係合孔33dに係合可能な構成としてある。
【0059】
また、前記縦枠材35に備えられる案内手段51は、前記蓋体33を前記凸部50との間で保持可能な各種の多毛状接触部51bを備えたものとして構成してあり、前記ガイド溝34の長さ方向に亙って設けてあり、典型的には、各種の素材の毛状体からなる多毛状接触部51aを、各種の素材からなる帯状基材51bに、各種の方法で設けた案内手段51が用いられる。
【0060】
この図示例に係る案内手段51は、各種の素材からなる複数の毛状体を起毛や植毛などの任意の方法で帯状基材51bに設けて多毛状接触部51aとした案内手段51を用意し、この案内手段51における前記帯状基材51bを、この案内手段51の前記多毛状接触部51aが前記溝面板部35fと突出し片部35gとの間のスリット35kから前記内側板部35bに向けて突き出すように該仕切り板部35dと側面板部35eと溝面板部35f及び突出し片部35gとの間に構成される溝状部35mの略全長に亙るように差し入れ止めつけることによって前記縦枠材35に設けるようにしてある。
【0061】
かかる案内手段51の多毛状接触部51aは、前記凸部50に支持されている前記蓋体33を、その移動位置、例えば、所定の引上げ位置において、その引上げ動作を停止した状態に維持可能とする接触圧で当該蓋体33に接触される構成としてあり、かかる条件を満たす弾発性を備えるように、用いられる素材に対応した形状、長さ、太さを備えたものとして構成される。
かかる多毛状接触部51aは、例えば、ポリプロピレン樹脂を用いて構成される帯状基材51bから、モノフイラメント状に所定太さで、所定の長さに群立されるポリプロピレン樹脂製の毛状体によって構成することができる。
【0062】
このように取出し口Xに備えられガイド溝34と、このガイド溝34に備えられる蓋体33は、前記蓋体33を該取出し口Xを閉じた状態で前記凸部50が該蓋体33における上下にある各係合孔33dに係合状態とされ、また、この蓋体33を該取出し口Xを開き出すように引き上げた際に、所定位置で該凸部50に該蓋体33の該係合孔33dが係合可能とされ、かつ、この蓋体33を該取出し口Xを開き出した状態に上方に引上げた位置で、該蓋体33の上下にある係合孔33dに前記凸部50が係合され得るように前記凸部50と前記係合孔33dとを備えた構成としてある。
【0063】
このように取出し口Xに備えられる蓋体33は、前記ガイド溝34内において前記凸部50に支持された状態で前記多毛状接触部51aによって該蓋体33を移動させる別段の外力を加えない限り、当該蓋体33の停止位置に効果的に停止状態で弾発維持されると共に、その閉じ込み位置や、その開き出し位置や、その開き出し途中における所定の位置において、前記凸部50に対して係脱可能に係合されて、より確実な停止状態を維持される構成としてある。
【0064】
このように構成される郵便受け箱Aにあっては、この郵便受け箱A内にある郵便物の取り出しや、この郵便受け箱A内の清掃や、この郵便受け箱A内の補修などに際して、この郵便受け箱Aにおける蓋体33を適宜上方に引上げると共に、その引上げ操作の手を離した状態で、この郵便受け箱A内から郵便物を取り出し、あるいは、この郵便受け箱A内の清掃をなし、あるいは、この郵便受け箱A内の補修をなすことができる。
【0065】
また、かかる郵便物の取り出しに際して、蓋体33を上方に向けて必要最小限度に引上げて、その下方に構成される取出し口から当該郵便物の取り出しをなし得ることから、取り出し郵便物を雨水などによって濡らすことがない。
【0066】
また、このように上方に引き上げられた蓋体33は、その自重によって落下することがなく、この蓋体33の下方に向けた押し下げ操作によって閉じ込まれることから、蓋体33の落下による衝撃音を生ずる不具合がない。
【0067】
また、このようにガイド溝34内にあって、このガイド溝34内にある蓋体33の側端部33aの面に接して多毛状接触部51aが設けてあることから、この蓋体33の嵌め込み位置からする雨、風などの吹き込みが効果的に防止され、郵便受け箱A内に雨水や塵埃などが侵入する不具合が防止される。
【0068】
このように構成される郵便受け箱Aは、典型的には、当該郵便受け箱Aを適宜の受け台上にセットし、あるいは各種構造物に組み付けて用いる。
【0069】
図2では、この郵便受け箱Aを取付対象構造体Bの典型的な事例とされるブロック塀に備えつけ用いる状態を、この取付対象構造体Bとして示されるブロック塀を仮想線で示して図示したものであって、該郵便受け箱Aにおける投入路部11を該ブロック塀の積み込みブロック上に乗せ掛け、該郵便受け箱Aの受け箱部10の前面側に備えた隙間調整具52を該取付対象構造体Bの面Baに当接させ、且つ、該郵便受け箱Aの投入口Vを該取付対象構造体Bの他方の面Bb側に露出させるようにして該投入路部11上に更にブロックを積み込み、この郵便受け箱Aを該取付対象構造体Bに組み付けたものであって、この取付対象構造体Bにおける面Ba側における蓋体33の開け閉めが、この蓋体33の上下方向に向けた移動操作のみで可能とされる。
【0070】
図14は、第2の実施の形態に係る郵便受け箱Aの主要部を拡大平断面の状態で示したものである。
【0071】
この第2の実施の形態に係る郵便受け箱Aは、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aにおける蓋体33の係合孔33dに対応する係合孔を設けないで蓋体33を構成し、この蓋体33の面に前記凸部50を当接させるように設けた以外の構成を前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aの構成と同一の構成又は実質的に同一の構成としてある。
【0072】
従って、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aの構成と同一又は実質的に同一の構成部分については同一の番号を付してその説明を省略する。
【0073】
この実施の形態に係る郵便受け箱Aにあっては、この郵便受け箱Aの取出し口Xに備えられる蓋体33が、前記ガイド溝34内において、一方の側の面に凸部50を、且つ、他方の側の面を多毛状接触部51aで支持されており、前記凸部50で支持されている該蓋体33に対する前記多毛状接触部51aの接触支持圧が、前記蓋体33を移動停止位置において当該停止状態に維持し得る接触支持圧となるように構成してある。
【0074】
このように構成される郵便受け箱Aは、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aにおけると同様に用いることができ、この郵便受け箱A内にある郵便物の取り出しや、この郵便受け箱A内の清掃や、この郵便受け箱A内の補修などに際して、この郵便受け箱Aにおける蓋体33を適宜上方に引上げると共に、その引上げ操作の手を離した状態で、この郵便受け箱A内から郵便物を取り出し、あるいは、この郵便受け箱A内の清掃をなし、あるいは、この郵便受け箱A内の補修をなすことができる。
【0075】
また、かかる郵便物の取り出しに際して、蓋体33を上方に向けて必要最小限度に引上げて、その下方に構成される取出し口から当該郵便物の取り出しをなし得ることから、取り出し郵便物を雨水などによって濡らすことがない。
【0076】
また、このように上方に引き上げられた蓋体33は、その自重によって落下することがなく、この蓋体33の下方に向けた押し下げ操作によって閉じ込まれることから、蓋体33の落下による衝撃音を生ずる不具合がない。
【0077】
また、このようにガイド溝34内にあって、このガイド溝34内にある蓋体33の側端部33aの面に接して多毛状接触部51aが設けてあることから、この蓋体33の嵌め込み位置からする雨、風などの吹き込みが効果的に防止され、郵便受け箱A内に雨水や塵埃などが侵入する不具合が防止される。
【0078】
図15は、第3の実施の形態に係る郵便受け箱Aの主要部を拡大平断面の状態で示したものである。
【0079】
この第3の実施の形態に係る郵便受け箱Aは、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aにおける蓋体33の一方の側の面に接する凸部50を設けることなく、この蓋体33の両側の面に夫々多毛状接触部51’a、51’aを接触するように一対の案内手段51’、51’を設けるようにした以外の構成を前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aの構成と同一の構成又は実質的に同一の構成としてある。
【0080】
従って、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aの構成と同一又は実質的に同一の構成部分については同一の番号を付してその説明を省略する。
【0081】
この実施の形態に係る郵便受け箱Aは、前記仕切り板部35dの側に前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aの溝状部35mと同様の溝状部35mを備えていると共に、前記内側板部35bの側に、この仕切り板部35dに備えられる溝状部35mと同様の溝状部35nを、この内側板部35bの先端側から直角に屈曲して備えられる側面板部35tと、この側面板部35tから前記中間板部35cの側に向けて直角に屈曲して備えられる溝面板部35pと、この溝面板部35pに向けて前記中間板部35cから直角に突き出し状態に備えられる突出し片部35qとの間に備え、この突出し片部35qと前記溝面板部35pとの間がスリット35sとして構成してある。
【0082】
かかる溝状部35m及び溝状部35nに備えられる案内手段51’は、前記案内手段51と同様の帯状基材51’bと多毛状接触部51’aとを有する構成としてあり、この多毛状接触部51’aを前記各スリット35k及びスリット35sから突き出すように、夫々の溝状部35m、35nに案内手段51’における夫々の帯状基材51’bを嵌め入れ止めつけた構成としてある。
【0083】
この実施の形態に係る郵便受け箱Aにあっては、この郵便受け箱Aの取出し口Xに備えられる蓋体33が、前記ガイド溝34内において、一方の側の面を一方の案内手段51’の多毛状接触部51’aで、且つ、他方の側の面を他方の案内手段51’の多毛状接触部51’aで支持されており、この一方の多毛状接触部51’aで支持されている蓋体33に対する他方の多毛状接触部51’aの接触支持圧が、前記蓋体33を移動停止位置において当該停止状態に維持し得る接触支持圧となるように構成してある。
【0084】
このように構成される郵便受け箱Aは、前記第1の実施の形態に係る郵便受け箱Aにおけると同様に用いることができ、この郵便受け箱A内にある郵便物の取り出しや、この郵便受け箱A内の清掃や、この郵便受け箱A内の補修などに際して、この郵便受け箱Aにおける蓋体33を適宜上方に引上げると共に、その引上げ操作の手を離した状態で、この郵便受け箱A内から郵便物を取り出し、あるいは、この郵便受け箱A内の清掃をなし、あるいは、この郵便受け箱A内の補修をなすことができる。
【0085】
また、かかる郵便物の取り出しに際して、蓋体33を上方に向けて必要最小限度に引上げて、その下方に構成される取出し口から当該郵便物の取り出しをなし得ることから、取り出し郵便物を雨水などによって濡らすことがない。
【0086】
また、このように上方に引き上げられた蓋体33は、その自重によって落下することがなく、この蓋体33の下方に向けた押し下げ操作によって閉じ込まれることから、蓋体33の落下による衝撃音を生ずる不具合がない。
【0087】
また、このようにガイド溝34内にあって、このガイド溝34内にある蓋体33の側端部33aの夫々の面に接して多毛状接触部51a、51’aが設けてあることから、この蓋体33の嵌め込み位置からする雨、風などの吹き込みが効果的に防止され、郵便受け箱A内に雨水や塵埃などが侵入する不具合が防止される。
【0088】
【発明の効果】
この発明に係る郵便受け箱は、郵便物の投入口と該投入口から投入される郵便物を受入れる郵便物の受入室と該受入室に備えられる郵便物の取出し口を有する郵便受け箱であって、前記取出し口が互いに向き合って備えられる縦方向を向いた一対のガイド溝に両側端部を案内されて上下動可能に備えられる蓋体によって開閉可能としてあると共に、前記ガイド溝に、該ガイド溝の長手方向に沿って、該ガイド溝内にある前記蓋体の側端部に接触可能な多毛状接触部を備えた案内手段を備えており、この案内手段の多毛状接触部と前記蓋体とが、該蓋体を前記ガイド溝内で、該蓋体の移動停止位置に保持し得る接触圧で接触される構成としてあることから、
郵便物の取り出し操作において前記蓋体の開閉部分の周辺部に当該蓋体の開閉操作のための空間を必要とすることがなく、比較的狭い空間内に当該郵便受け箱を設置、使用できる利点を有している。
【0089】
また、開閉される蓋体は当該開閉位置において停止状態に保持されることから、郵便物の取出しや郵便物の受入室内の清掃あるいは補修などに際して逐一開き出し蓋体を他方の手などで保持する必要がなく、片手操作で郵便物の取出しなどをなすことができると共に両手を用いた受入室内の清掃や補修などをなすことができる利点を有している。
【0090】
また、開閉される蓋体は前記案内手段の多毛状接触部によって緩衝的に保持されていることから、蓋体が取出し口下端縁に落下衝突される不具合がなく当該下端縁に向けて滑らかに押し下げ移動させることができる利点を有している。
【0091】
また、前記蓋体と該蓋体の案内されるガイド溝との間に案内手段の多毛状接触部が備えられていることから閉じ込み状態にある該蓋体と該ガイド溝との間からの雨水や塵埃などの侵入が効果的に防止できる利点を有している。
【0092】
また、前記蓋体は前記案内手段の多毛状接触部に面的に接触して該ガイド溝内で緩衝的に保持されると共に、該ガイド溝内を滑らかに案内される利点を有している。
【0093】
また、前記構成に係る郵便受け箱において、前記ガイド溝に案内される蓋体が該蓋体の一方の面を前記案内手段の多毛状接触部に接触可能とされ且つ他方の面を前記ガイド溝に備えられている凸部に接触可能とすることによって、前記蓋体を、前記凸部に一方側の面を部分的に接しさせ且つ他方側の面を前記案内手段の多毛状接触部に接触させて、前記ガイド溝に沿って滑らかに移動させることができる利点を有している。
【0094】
また、前記構成に係る郵便受け箱において、前記凸部の接触される前記蓋体の面に該凸部の少なくとも先端側が係脱可能に係合される孔を備えている構成とすることによって、前記蓋体を、所定の開き出し、あるいは閉じ込み位置において、前記凸部に係合状態とすることができる。
【0095】
また、前記構成に係る郵便受け箱において、前記ガイド溝に案内される蓋体が、該蓋体の両面に接触される前記案内手段の多毛状接触部で保持されている構成とすることによって、前記蓋体を、その両面側から前記多毛状接触部によって緩衝的に保持し且つ当該保持状態で移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な第1の実施の形態に係る郵便受け箱の斜視図
【図2】同仮想線で示される取付対象構造体に組み付けた状態の縦断面図
【図3】同蓋体を閉じた状態の要部縦断面図
【図4】同蓋体を開いた状態の要部縦断面図
【図5】同下部側を一部省略して示す要部縦断面図
【図6】同上部側を一部省略して示す要部縦断面図
【図7】同受け箱部の平断面図
【図8】同要部の拡大平断面図
【図9】図8におけるM−M矢視断面図
【図10】図8におけるN−N矢視断面図
【図11】同縦枠材のガイド溝側から見た側面図
【図12】同拡大平面図
【図13】同蓋体の正面図
【図14】典型的な第2の実施の形態に係る郵便受け箱の要部拡大平断面図
【図15】典型的な第3の実施の形態に係る郵便受け箱の要部拡大平断面図
【符号の説明】
A 郵便受け箱
B 取付対象構造体
W 受入室
V 投入口
X 取出し口
Y 投入路
10 受け箱部
11 投入路部
33 蓋体
34 ガイド溝
50 凸部
51 案内手段
51a 多毛状接触部

Claims (1)

  1. 郵便物の投入口と該投入口から投入される郵便物を受入れる郵便物の受入室と該受入室に備えられる郵便物の取出し口を有する郵便受け箱であって、
    前記取出し口が互いに向き合って備えられる縦方向を向いた一対のガイド溝に両側端部を案内されて上下動可能に備えられる蓋体によって開閉可能としてあると共に、
    この蓋体が、このガイド溝内において、前記ガイド溝の長手方向に沿って備えられて当該蓋体の一方の面に該蓋体を移動停止位置に保持し得る接触圧で接触される多毛状接触部を備えた案内手段と、該蓋体の他方の面に接触される凸部とで、移動可能かつ移動停止位置に保持可能に挟持されており、
    しかも、前記蓋体を移動した際に、前記凸部の少なくとも先端側が係脱可能に係合される孔を該蓋体が備えており、
    かつ、該蓋体の下端部には、前記取出し口における向き合った縦向きの面間に位置づけられるように補強縁材が備えられており、この補強縁材から外側に向けて板状をなす把手部が突き出すように当該補強縁材の略全幅にわたって備えられていることを特徴とする郵便受け箱。
JP2000123144A 2000-04-24 2000-04-24 郵便受け箱 Expired - Fee Related JP4668387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123144A JP4668387B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 郵便受け箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123144A JP4668387B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 郵便受け箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001299561A JP2001299561A (ja) 2001-10-30
JP4668387B2 true JP4668387B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=18633505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123144A Expired - Fee Related JP4668387B2 (ja) 2000-04-24 2000-04-24 郵便受け箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4668387B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4797798B2 (ja) * 2006-05-26 2011-10-19 パナソニック電工株式会社 埋込式郵便箱

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5378058U (ja) * 1976-12-01 1978-06-29
JPS5545858U (ja) * 1978-09-19 1980-03-25
JPH0340802U (ja) * 1989-08-25 1991-04-19

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5378058U (ja) * 1976-12-01 1978-06-29
JPS5545858U (ja) * 1978-09-19 1980-03-25
JPH0340802U (ja) * 1989-08-25 1991-04-19

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001299561A (ja) 2001-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2210894T3 (es) Cubierta, especialmente para compartimiento portaobjetos de un vehiculo de motor.
US4217012A (en) Storage unit
US5247719A (en) Vacuum cleaner tool storage
US5799443A (en) Door and door frame protector assembly
CA2643462A1 (en) Fenestration unit and screening assembly
SK123694A3 (en) Motor vehicle inner rearview mirror with integrated glove box
US4804238A (en) Torsion spring powered door
JP4668387B2 (ja) 郵便受け箱
US5775578A (en) Mailbox slidable hooded tray insert
US4465187A (en) Card file box
US20070056217A1 (en) Tilt-latch and window sash assembly
US5709171A (en) Disposable cat litter box
US5054685A (en) Clad mailbox
US20020070269A1 (en) Mail catcher
US7052063B2 (en) Functional device for a motor vehicle loading area
JP3424982B2 (ja) 荷物等自動受け渡しボックス
JP2522656Y2 (ja) オープンカー
US5657619A (en) Umbrella sack fitting device
JP4668386B2 (ja) 郵便受け箱
US20040188036A1 (en) Self-mounting automobile window screen
JPH0773540B2 (ja)
KR810001138Y1 (ko) 가변 창문
JP2891887B2 (ja) 戸 袋
KR200154903Y1 (ko) 덮개가 구비된 서랍
KR20080006032A (ko) 다목적 차량의 테일 게이트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4668387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees