JP4667949B2 - 庫内棚、略l字型棚及びそれらを着脱可能な冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫の貯蔵室内に備える食品を載置可能な庫内棚、略L字型棚の構造及びそれらを着脱可能な冷蔵庫に関する。
従来から、貯蔵室内に食品等(ビンや容器等を含む)を載置可能な棚を備えた冷蔵庫が存在する。この冷蔵庫は、高さの異なる食品を収納するために、棚の高さを調節できるようになっている。つまり、貯蔵室内に左右方向に並設された複数の棚のうち、上下方向に延在する側壁部を備えた第1の棚と、この側壁部と貯蔵室の内側壁面とにより複数の高さ位置に支持される棚面を有する第2の棚とを備えて棚の高さ調節を可能にしている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−50647号公報(第3頁、第1図)
従来の冷蔵庫は、棚に他の棚や部品を取り付けるための係止部を設けて、棚の高さを変更可能にしていることが多い。この係止部は、一般的に貫通穴や溝形状等の構造で形成されている。そして、これらの係止部を貯蔵室内に接続して固定するようになっている。また、棚に他の棚を固定する場合には、棚に設けた係止部同士を接続して固定するようになっている。なお、貯蔵室内に収納する食品の大きさや形状に対応可能なように種々の棚が存在している。
しかしながら、このような構造の係止部では、棚の上に飲料や調味料等の液体をこぼしてしまうと、その係止部から液体が流出して被害が拡大してしまうという問題があった。特に、係止部が貫通穴で構成されている場合は、棚の下方へ液体が流出してしまい、大きな被害となることも多かった。また、係止部が溝形状で構成される場合は、液体が溝に溜まってしまい、清掃性が悪化することになっていた。さらに、溝に溜まった液体が放置されてしまうと、衛生的にも問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、庫内棚上で液体がこぼれてしまっても、その庫内棚より下方への液体の流出を防止する庫内棚を提供することを目的とする。また、その庫内棚に着脱可能で食品の載置スペースを有効利用を可能にした略L字型棚を提供することを目的とする。さらに、それらの棚を有するとともに、食品の載置スペースを有効利用するためのレイアウト変更が容易な可変棚を備えた冷蔵庫を提供することも目的とする。
本発明に係る庫内棚は、食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、前記第1の係止部を、前記食品載置面と直交する方向に貫通させた貫通穴で構成し、前記貫通穴の上端部を前記外周リブよりも高くしたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る庫内棚は、食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、前記第1の係止部を、前記食品載置面と直交する方向に貫通させ、その上端部を前記食品設置面よりも高くした貫通穴と、前記食品載置面上に突出させたリブとで構成したことを特徴とする。
本発明に係る略L字型棚は、上記の庫内棚に設けられた第1の係止部に着脱可能に取り付けられる第2の係止部と、食品が載置される食品載置面と、片側にのみ設けた前記食品載置面を支持するための側壁面と、を有する冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な略L字型棚であって、前記第2の係止部を前記側壁面に設けたことを特徴とする。
本発明に係る庫内棚は、食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、前記第1の係止部を、前記食品載置面と直交する方向に貫通させた貫通穴で構成し、前記貫通穴の上端部を前記外周リブよりも高くしたので、液体の貫通穴から下方への流出を防止することができる。また、清掃性がよく、冷蔵庫内を衛生的に保つことが可能となる。
さらに、本発明に係る庫内棚は、食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、前記第1の係止部を、前記食品載置面と直交する方向に貫通させ、その上端部を前記食品設置面よりも高くした貫通穴と、前記食品載置面上に突出させたリブとで構成したので、液体の貫通穴から下方への流出を防止することができる。また、清掃性がよく、冷蔵庫内を衛生的に保つことが可能となる。さらに、製造過程における手間及び製造費用の低減が可能になる。
本発明に係る略L字型棚は、上記の庫内棚に設けられた第1の係止部に着脱可能に取り付けられる第2の係止部と、食品が載置される食品載置面と、片側にのみ設けた前記食品載置面を支持するための側壁面と、を有する冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な略L字型棚であって、前記第2の係止部を前記側壁面に設けたので、着脱が容易となり、清掃性がよく、冷蔵庫内を衛生的に保つことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る庫内棚50の構成の一例を示す斜視図である。
庫内棚50は、食品載置面5と、外周リブ3と、補強部材4とで構成される。また、食品載置面5には、第1の係止部である貫通穴2が設けられている。
食品載置面5は、食品(ビンや容器等を含む)が実際に載置されるものであり、合成樹脂等の透明部材で形成するとよい。外周リブ3は、庫内棚50の外周に形成されており、その上端が食品載置面5よりも高いものとなっている。つまり、食品載置面5で液体(飲料や調味料等)がこぼれても、庫内棚50の外周から液体を流出させないようにするものである。貫通穴2は、この庫内棚50に他の庫内棚や部品等を取り付け可能にするものである。補強部材4は、庫内棚50の前部に取り付けられており、アルミニウム合金等で形成するとよい。
図2は、庫内棚50のa−a断面を示す断面図である。
図に示すように、貫通穴2の上端面は、食品載置面5よりも高くなるように設定されている。また、貫通穴2の上端面と食品載置面5との高低差(h2)は、外周リブ3の上端面と食品載置面5との高低差(h1)よりも大きくなるように設定されている。つまり、貫通穴2の上端面と食品載置面5との高低差(h2)を、外周リブ3の上端面と食品載置面5との高低差(h1)と同等、あるいは高くすることで、食品載置面5に液体がこぼれても貫通穴2から流出させないようにしているのである。
図3は、本発明の実施の形態1に係る庫内棚50の構成の別の一例を示す斜視図である。
なお、図1と同一箇所については同一符号を付し、説明を省略する。庫内棚50の食品載置面5には、貫通穴2ではなく、第1の係止部として係止部6が設置されている。この係止部6は、食品載置面5上に突出させるリブで形成されている。したがって、この係止部6を食品載置面5に備えるようにすれば、食品載置面5に液体がこぼれても、その液体は流出しないようになっている。
図4は、庫内棚50のb−b断面を示す断面図である。
図に示すように、庫内棚50の食品載置面5には係止部6が設置されている。すなわち、食品載置面5に係止部としての貫通穴2を設けていないので、食品載置面5にこぼれた液体が流出することはないのである。したがって、庫内棚50を成型する際に、食品載置面5に上下方向の貫通穴2を形成しなくて済み、製造過程における手間を省くことができる。
図5は、庫内棚50を成型するための金型30の概略を示す模式図である。
金型30は、上側金型31と、下側金型32とで構成されている。また、上側金型31には、係止部6の形状に対応したスライド式金型33が備えられている。このスライド式金型33は、係止部6の形状に対応させなければならないので、係止部6の形状によっては複雑な構造となってしまうことになる。そうすると、スライド式金型33の製造に手間がかかり、また製造費用も増加してしまうことになる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る庫内棚50の構成のさらに別の一例を示す斜視図である。
なお、図1及び図3と同一箇所については同一符号を付し、説明を省略する。庫内棚50の食品載置面5には、第1の係止部として係止部6aと貫通穴2aとを配設したものである。この庫内棚50は、食品載置面5にこぼれた飲料等の液体を流出させないようにするとともに、製造過程における手間及び製造費用の低減を可能にしたものである。
図7は、庫内棚50のc−c断面を示す断面図である。
図に示すように、貫通穴2aの上端面は、食品載置面5よりも高くなるように設定されている。また、貫通穴2aの上端面と食品載置面5との高低差(h4)は、外周リブ3の上端面と食品載置面5との高低差(h3)よりも高くなるように設定されている。つまり、貫通穴2aの上端面と食品載置面5との高低差(h4)を、外周リブ3の上端面と食品載置面5との高低差(h3)と同等、あるいは高くすることで、食品載置面5に飲料等の液体がこぼれても貫通穴2から流出させないようにしているのである。
図8は、庫内棚50を成型するための金型40の概略を示す模式図である。
金型40は、上側金型41と、下側金型42とで構成されている。この金型40は、係止部6aの形状に対応させる必要がある。しかしながら、庫内棚50の係止部6aには貫通穴2aが設けられているので、上側金型41及び下側金型42のみで金型40を成型することが可能になる。すなわち、スライド式金型33のようなものを製造しなくて済むのである。このようにして、製造過程における手間及び製造費用の低減を可能にしている。
以上のように、実施の形態1では、庫内棚50の構造(すなわち、第1の係止部の構造)で、液体を下方(他の貯蔵室)に流出させないようにしつつ、製造過程における手間及び費用の低減を可能にしている。すなわち、庫内棚50で液体がこぼれても庫内棚50外部に流出させないために、冷蔵庫内の衛生面を保つことが可能になる。また、庫内棚50の成型に複雑な金型を製造しなくて済むので、製造過程における手間及び製造費用を低減することが可能になる。
[実施の形態2]
図9は、本発明の実施の形態2に係る略L字型棚60の設置状態を示す設置状態正面図である。
略L字型棚60は、食品を載置可能な食品載置面62とこの食品載置面62を支持するための側壁面61とで構成されている。なお、この側壁面61の下部には、庫内棚50と接続するための第2の係止部である係止部65が設けられている。また、この貯蔵室の左右の壁面10には、略L字型棚60や庫内棚50の上下方向の荷重を支えるためのレール12が複数設けられている。つまり、略L字型棚60は、下部を貯蔵室内の壁面10に固定された庫内棚50に、側面を壁面10に設けられているレール12に、それぞれ固定されて保持されるようになっている。
図10は、本発明の実施の形態2に係る略L字型棚60の設置状態を示す設置状態斜視図である。
図に示すように、略L字型棚60の側壁面61は、貯蔵室内の食品収納スペースを確保するために前半分程がカットされた構造となっている。そのために、略L字型棚60の食品載置面62に載置される食品の載置場所や重さによっては、略L字型棚60は前倒れし易いという性質を有している。なお、庫内棚50は、貫通穴2aと係止部6aとを備えたもの(図6参照)である場合を図示している。
図11は、略L字型棚60と庫内棚50との接続状態を示すd−d断面図である。
庫内棚50には、貫通穴2aと係止部6aとが設けられている。また、略L字型棚60には、庫内棚50の貫通穴2aと係止部6aとに取り付けるための係止部65が設けられている。つまり、略L字型棚60の係止部65は、庫内棚50の貫通穴2aと係止部6aとに接続して、略L字型棚60の下部が固定されるようになっているのである。
図12は、略L字型棚60と庫内棚50との接続状態を示す斜視図である。
図11で示したように、略L字型棚60の側壁面61には係止部65が設けられており、この係止部65が庫内棚50の貫通穴2aと係止部6aとに接続されて、略L字型棚60が固定されている。すなわち、係止部65の先端が貫通穴2bに嵌合し、係止部65が係止部6bに組み合わさるように接続されて、略L字型棚60が庫内棚50に固定されているのである。
このように、略L字型棚60を庫内棚50に固定するようになっているので、略L字型棚60の前倒れ防止が可能になっている。また、貫通穴2aの上端面と庫内棚50の食品載置面5との高低差(h6)は、庫内棚50の外周リブ3の上端面と庫内棚50の食品載置面5との高低差(h5)よりも高くなるように設定するとよい。そうすれば、庫内棚50の食品載置面5や略L字型棚60の食品載置面62に液体がこぼれても貫通穴2aから流出させないことが可能になる。
図13は、略L字型棚60とレール12との接続状態を示す斜視図である。
略L字型棚60の側面は、貯蔵室内の壁面10に複数設けられているレール12で固定されている。すなわち、略L字型棚60は、上述したように下部を庫内棚50に、側面をレール12に、それぞれ固定されて保持されるようになっている。こうすることで、略L字型棚60がさらに前倒れしにくい構造となっている。
図14は、略L字型棚60とレール12との接続状態を示す拡大斜視図である。
レール12は、貯蔵室の左右の壁面10に設けられており、略L字型棚60の上下方向の荷重を支えるものである。また、レール12は、係止部17及び係止部18が設けられており、略L字型棚60の側面を固定するようになっている。つまり、係止部17は、略L字型棚60を前後方向に移動しないようにするもの(すなわち、ズレを防止するもの)であり、略L字型棚60をロックするような構造となっている。また、係止部18は、略L字型棚60の上下方向の荷重を支持するものであり、壁面10から突出するような構造となっている。
[実施の形態3]
図15は、庫内棚50が撓んだ状態を示す説明図である。
庫内棚50の食品載置面5や略L字型棚60の食品載置面62に食品が載置されると、その荷重によって、庫内棚50の食品載置面5が撓むことになる。つまり、略L字型棚60の側壁面61は、略L字型棚60の上下方向の荷重を支持するものであり、その側壁面61に加わる荷重は、庫内棚50で支持されるのである。したがって、庫内棚50に加わる荷重が大きい場合には、その荷重によって庫内棚50が撓んでしまうことになる(図で示す点線)。庫内棚50が大きく撓むと、その撓み量が略L字型棚60にも大きく影響することになる。すなわち、略L字型棚60の変位量が増大してしまうのである。
図16は、本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す正面図である。
ここでは、庫内棚50が、貯蔵室内に設けられている最下段のレール12に固定されている場合を例に示している。この庫内棚50には、略L字型棚60が設けられている。そして、略L字型棚60は、図10で示した実施の形態2と同様に、下部を庫内棚50に、側面を壁面10のレール12にそれぞれ固定されて、保持されている。
一方、庫内棚50の下部には、庫内棚50を支持するための仕切り壁70が設けられている。仕切り壁70は、強固な貯蔵室隔壁20上に、庫内棚50の下方を左右に分割するように配設されている。また、仕切り壁70は、略L字型棚60の側壁面61と上下方向に略直線配置となる位置に配設されている。こうすることで、庫内棚50の撓み量を低減している。つまり、略L字型棚60や庫内棚50に大きな荷重が加わったとしても、庫内棚50の撓み量を低減するので、略L字型棚60の変位量を小さくすることを可能にしているのである。
図17は、本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。
ここでは、仕切り壁70が、略L字型棚60の側壁面61と上下方向に略直線配置となる位置に一つ配設されている場合を例に示すが、これに限定するものではなく、仕切り壁70を複数備えて、庫内棚50をより強固に支持してもよい。なお、庫内棚50は、貫通穴2aと係止部6aとを備えたもの(図6参照)で構成すれば、液体が下方に流出することを防止しつつ、略L字型棚60の変位量を小さくすることができる。
[実施の形態4]
図18は、本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫に配設する庫内棚50の斜視図である。
上述したように、略L字型棚60bは、前倒れし易いという性質を有している。そこで、略L字型棚60の係止部65を庫内棚50の貫通穴2aと係止部6aとに接続して、前倒れしにくい構造としている。しかしながら、応力集中により略L字型棚60が破損する恐れがある。
図19は、係止部の幅と最大応力値との関係を示す説明図である。
図において、横軸は係止部6a及び係止部65の幅(略L字型棚60の全幅との割合)を、縦軸は係止部6a及び係止部65に生じる最大応力値をそれぞれ示している。図に示すように、係止部6a及び係止部65の幅W(図18参照)が、略L字型棚60の全幅の20%以上あれば、安全応力レベルであることがわかる。
そこで、係止部6a及び係止部65の幅Wを略L字型棚60の全幅の20%以上とし、応力集中を緩和するようにしている。なお、庫内棚50は、貫通穴2aと係止部6aとを備えたもの(図6参照)で構成すれば、液体が下方に流出することを防止できる。すなわち、略L字型棚60の変位量を抑制可能にするとともに、略L字型棚60の下側の食品収納スペースの確保と荷重支持との両立を可能にしているのである。
[実施の形態5]
図20は、本発明の実施の形態5に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。
図に示すように、略L字型棚60の側壁面61には、第3の係止部である棚受部66が備えられている。この棚受部66と壁面10のレール12とで、可変棚21を支持するようになっている。この可変棚21は、貯蔵室の前後方向に分割可能な前棚部22と後棚部23とで構成されており、前棚部22が後棚部23に収納可能になっている。したがって、貯蔵室内に収容する食品の形状に応じたレイアウト変更が容易に可能となっている。また、レイアウト変更が容易に可能なために、ユーザの利便性も向上する。
[実施の形態6]
図21は、本発明の実施の形態6に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。
図に示すように、略L字型棚60の側壁面61には、棚受部66と軸受部68とが備えられている。この棚受部66と壁面10のレール12とで、図20と同様に可変棚21を支持するようになっている。一方、後棚部23には、回転軸67が設けられている。また、後棚部23の軸受部68の反対側は、壁面10に前後方向に備えられている挟持手段等によって挟持される構造になっている。
すなわち、回転軸67を中心に前棚部22及び後棚部23が貯蔵室の奥へ収納可能となり、貯蔵室内に収納される食品の形状に応じた貯蔵室のレイアウト変更が容易に可能となる。なお、前棚部22は、後棚部23に収納可能に構成される可変棚21である場合を例に示しているが、これに限定するものではない。また、レイアウト変更が容易に可能なために、ユーザの利便性も向上する。
特に、実施の形態5及び実施の形態6については現在の冷蔵庫では、貯蔵室の幅全部が可変する可変棚が一般的であるが、幅の広い冷蔵庫において、可変棚の幅全部が可変してしまうと、必要な収納スペースまで奪われることが多い。しかしながら、実施の形態5及び実施の形態6においては、貯蔵室の幅の一部のみを可変させることが可能なため、効率よく収納物を収納することが可能となり、利便性も向上する。
実施の形態1に係る庫内棚の構成の一例を示す斜視図である。 庫内棚のa−a断面を示す断面図である。 実施の形態1に係る庫内棚の構成の別の一例を示す斜視図である。 庫内棚のb−b断面を示す断面図である。 庫内棚を成型するための金型の概略を示す模式図である。 実施の形態1に係る庫内棚の構成のさらに別の一例を示す斜視図である。 庫内棚のc−c断面を示す断面図である。 庫内棚を成型するための金型の概略を示す模式図である。 実施の形態2に係る略L字型棚の設置状態を示す設置状態正面図である。 実施の形態2に係る略L字型棚の設置状態を示す設置状態斜視図である。 略L字型棚と庫内棚との接続状態を示すd−d断面図である。 略L字型棚と庫内棚との接続状態を示す斜視図である。 略L字型棚とレールとの接続状態を示す斜視図である。 略L字型棚とレールとの接続状態を示す拡大斜視図である。 庫内棚が撓んだ状態を示す説明図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す正面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。 実施の形態4に係る冷蔵庫に配設する庫内棚50の斜視図である。 係止部の幅と最大応力値との関係を示す説明図である。 実施の形態5に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。 実施の形態6に係る冷蔵庫の貯蔵室内を示す斜視図である。
符号の説明
2 貫通穴(第1の係止部)、2a 貫通穴(第1の係止部)、3 外周リブ、4 補強部材、5 食品載置面、6 係止部(第1の係止部)、6a 係止部(第1の係止部)、10 壁面、12 レール、17 係止部、18 係止部、20 貯蔵室隔壁、21 可変棚、22 前棚部、23 後棚部、30 金型、31 上側金型、32 下側金型、33 スライド式金型、40 金型、41 上側金型、42 下側金型、50 庫内棚、60 略L字型棚、61 側壁面、62 食品載置面、65 係止部(第2の係止部)、66 棚受部(第3の係止部)、67 回転軸、68 軸受部、70 仕切り壁。

Claims (9)

  1. 食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、
    上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、
    前記第1の係止部を、
    前記食品載置面と直交する方向に貫通させた貫通穴で構成し、前記貫通穴の上端部を前記外周リブよりも高くした
    ことを特徴とする庫内棚。
  2. 食品が載置される食品載置面を有し、冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な庫内棚であって、
    上端が前記食品載置面よりも高くした外周リブを前記食品載置面の外周に、前記食品載置面に部品を取り付けるための第1の係止部を前記食品載置面に、それぞれ設け、
    前記第1の係止部を、
    前記食品載置面と直交する方向に貫通させ、その上端部を前記食品設置面よりも高くした貫通穴と、前記食品載置面上に突出させたリブとで構成した
    ことを特徴とする庫内棚。
  3. 前記請求項1又は2に記載の庫内棚に設けられた第1の係止部に着脱可能に取り付けられる第2の係止部と、
    食品が載置される食品載置面と、
    片側にのみ設けた前記食品載置面を支持するための側壁面と、
    を有する冷蔵庫の貯蔵室内に着脱可能な略L字型棚であって、
    前記第2の係止部を前記側壁面に設けた
    ことを特徴とする略L字型棚。
  4. 食品が載置される食品載置面をそれぞれに備えた前棚部と後棚部とで構成され、前記前棚部が前記後棚部に収納可能な可変棚を取り付けるための第3の係止部を備え、
    前記第3の係止部を、
    前記可変棚の食品載置面が前記略L字型棚の食品載置面に対して水平となるように該略L字型棚の側壁面に設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の略L字型棚。
  5. 前記請求項1又は2に記載の庫内棚と、前記請求項3又は4に記載の略L字型棚と、前記請求項4に記載の可変棚とが着脱可能な冷蔵庫であって、
    前記冷蔵庫の側壁面にそれらの棚を支持するためのレールを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 前記庫内棚の下方位置に、該庫内棚を支持するための仕切り壁を設けた
    ことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記仕切り壁を、
    前記庫内棚に前記略L字型棚を取り付けた際における、
    該略L字型棚の前記側壁面と上下方向に略直線配置となる位置に配設する
    ことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記第1の係止部及び前記第2の係止部の長さを、
    前記略L字型棚の全幅の長さの20%以上の長さにして前記貯蔵室内に配設する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 前記可変棚の後棚部に回転軸を、
    前記略L字型棚の側壁面に前記回転軸を支持する軸支持部をそれぞれ備え、
    前記可変棚が前記回転軸を中心に回転可能であり、
    前記可変棚を支持するための挟持手段を側壁面に設けた
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の冷蔵庫。
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