JP4666842B2 - エレベータの寸法測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ昇降路内の各部の寸法を、自動的に測定し得るエレベータの寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルなどに設置されているエレベータをリニューアルするような改修工事を行う際には、予め昇降路内の状況を正確に把握し、昇降路内の図面を作成する必要があり、そのために、作業員が現場に出向き、昇降路内の各部の寸法を実測して昇降路内の図面作成を行っていた。
【0003】
このような作業は、複数の作業員がエレベータ機械室や昇降路内のピットあるいは乗りかご上で、巻き尺や直尺を用いて各部の寸法を実測するものであり、作業に長時間を要するとともに作業員の安全上の問題もあり、機械化されることが要望されていた。
【0004】
このような要望に応えるために本出願人は、昇降路内寸法測定の自動化を目的としたエレベータの寸法測定装置を、特願2000一038453号として提案を行っている。
【0005】
先に提案したエレベータの寸法測定装置の概要を、図6ないし図8を参照して説明する。
【0006】
すなわち図6は、エレベータの昇降路1内を矢印Y方向に昇降する乗りかご2の上に設置されたエレベータの寸法測定装置3を示したものである。
【0007】
エレベータの寸法測定装置3は、水平距離計測用のレーザー距離計3aと、昇降路1内の乗りかご位置計測用のレーザー距離計3bと、これら両距離計3a、3bの計測データを取得して記憶するとともに、所定の演算処理を実行するコンピュータ3cとから構成されている。
【0008】
コンピュータ3cは、水平距離計測用のレーザー距離計3aに組み込まれたモータ3dをプログラム制御し、水平方向に360度の範囲にわたり回転角度データを取り込むとともに、レーザー距離計3a,3bによりそれぞれ測定された各距離データを記憶する。
【0009】
このように、レーザー距離計3aにより測定して得られた水平方向の距離データは、レーザー距離計3aの回転角度データ、および同じタイミングでレーザー距離計3bにより測定して得られた乗りかご位置データとともにコンピュータ3cの記憶部に記憶されるので、コンピュータ3cの演算部は記憶部に記憶された各データや制御演算プログラムを読み出し、乗りかご2の各位置における昇降路1内の側壁面間の寸法やレールゲージ寸法を算出することができる。
【0010】
図7は、レーザー距離計3aによる水平距離測定方法の概要を説明した平面図である。
【0011】
図7において、レーザー距離計3aから照射されるレーザー光4は、モータ3dの回転により、昇降路1内の構造物である乗りかご2用のガイドレール1bやつり合いおもり用のガイドレール1c、および昇降路壁1d等、当該レーザー距離計3aの周囲に位置する物体の表面を走査する。従って、レーザー光4の走査軌跡は、図7において符号4aで示す太線のようになり、レーザー距離計3aの測定距離データは、モータ3dの回転角度データに対応したデータとしてコンピュータ3cに供給記憶されるので、読み出し演算により昇降路壁面間寸法やレールゲージ寸法が算出される。
【0012】
図8は、コンピュータ3cによる昇降路壁面間寸法やレールゲージ寸法などの算定方法を説明したものであり、昇降路1の壁面間寸法(=A+B)は、レーザー距離計3aから昇降路壁1dまでの距離Aと、これとは180°反対側の壁1dまでの距離Bとから求められる。
【0013】
また、ガイドレール1b間のレールゲージ寸法Lは、レーザー距離計3aからガイドレール1b,1bの各刃面までの距離C及びDと、モータ3dの回転角度データから算出した両ガイドレール1b,1bの刃面間のなす角度αとから算定される。
【0014】
一方、図6において、かご位置計測用のレーザー距離計3bは、レーザー距離計3aの測定に同期して当該距離計3bから昇降路1の天井面1aまでの距離測定を行い、コンピュータ3cに供給するので、コンピュータ3cは、その昇降路1内での各高さ位置データと上記側壁面間の寸法やレールゲージ寸法とから、演算処理により、昇降路1の内側形状の図面データを算出することができる。
【0015】
このように先に提案したエレベータの寸法測定装置では、2台のレーザー距離計3a、3bにより昇降路1内の位置寸法を測定するものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、先に提案のエレベータの寸法測定装置においても、作業員による手作業の測定によることなく自動的にエレベータ昇降路内の壁面間寸法やレールゲージ寸法の測定を行うものであるが、先の提案では、昇降路1内の水平方向の距離を測定するためのレーザー距離計3aと、昇降路1内での乗りかごの位置を測定するためのレーザー距離計3bとを別々に設けたので、構成の複雑化は否めなかった。
【0017】
そこで本発明は、作業員の手作業による測定によらないのに加えて、1台のレーザー距離計を用いた簡単な構成により、エレベータの昇降路内の壁面間寸法やレールゲージ寸法等を自動的に測定できるエレベータの寸法測定装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、エレベータの昇降路内の寸法を測定するエレベータの寸法測定装置であって、レーザー光を照射して対象物までの距離を測定する距離測定手段と、この距離測定手段から送出されたレーザー光の光軸を水平方向に回転走査させる回転走査手段と、この回転走査手段によって水平方向に回転走査するレーザー光を受けて、これを垂直方向へ送出させるレーザー光方向変更手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
このように、本発明のエレベータの寸法測定装置は、レーザー光方向変更手段を有し、水平方向に回転走査する回転走査手段からのレーザー光を受け、これを垂直方向へ送出させるので、1台のレーザー距離計により、水平方向とともに垂直方向の距離をも同時に測定することができ、計測の自動化に加えて、その構成の簡素化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエレベータの寸法測定装置の一実施の形態について、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、これらの図において、図6ないし図8に示した構成と同一構成には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0021】
図1は、本発明に係るエレベータの寸法測定装置の第1の実施の形態を示した構成図である。
【0022】
すなわち、この第1の実施の形態のエレベータの寸法測定装置は、乗りかご上に設置されるものであり、図1に示すように、筐体10内に収納されたレーザー距離計11およびコンピュータ12と、筐体10の上蓋に貫通して取り付けられ、コンピュータ12に制御されつつレーザー距離計11から垂直方向に送出されたレーザー光4を水平方向へ向きを変えて回転走査させる回転走査手段13と、筐体10上に固定され、回転走査手段13からのレーザー光4をさらに垂直方向へ向きを変えて送出するレーザー光方向変更手段14とから構成されている。
【0023】
コンピュータ12は、パーソナルコンピュータで構成されていて、記憶部と演算部を有し、レーザー距離計11による距離測定データを導入して記憶するとともに、昇降路内の寸法測定のための演算処理を実行する。
【0024】
回転走査手段13は、回転中心部が中空状に形成された回転機構であるモータ13aと、そのモータ13aに回転駆動され、モータ13aの回転中心部を通過して導入されるレーザー光4を水平方向に反射させるミラー13bとから構成されている。
【0025】
また、レーザー光方向変更手段14は、同様にミラー14aで構成され、回転走査手段13のミラー13bの回転軸を中心とする円周上にあって、ミラー13bに対向し得る位置に固定して取り付けられている。
【0026】
従って、コンピュータ12によるレーザー距離計11およびモータ13aの制御により、レーザー距離計11から送出されたレーザー光4は、回転するミラー13bにより水平方向に360度回転走査され、対象物である昇降路の側壁面等に照射されて反射するので、その反射レーザー光がレーザー距離計11で受光されて距離測定される。
【0027】
また、その水平方向でのレーザー光4の回転走査の間で、ミラー14aに照射されたレーザー光4は、その光軸を垂直方向に変えて昇降路の天井壁に向けて照射されるので、レーザー距離計11は、昇降路内における水平方向の距離測定操作と同時に、その水平方向での距離測定時におけるかごの高さ位置をも同時に測定できる。
【0028】
図2は、図1に示した構成のエレベータの寸法測定装置のブロック図を示したもので、図2に示すように、コンピュータ12には、レーザ距離計11で測定されたデータや演算制御プログラムを記憶する記憶部12aと所定の演算処理を実行する演算部12bを備えている。従って、コンピュータ12は、上述のようにレーザー距離計11およびモータ13aの制御と同時に、レーザー距離計11から距離測定データを導入し、昇降路内の各部寸法データの算出、並びにその算出したデータに基づく図面データへの変換処理を行う。
【0029】
なお、コンピュータ12における距離計算方法は、図7及び図8に示した先の提案における装置と同様に、送出されたレーザー光4が対象物に照射されて反射光として戻ってくるまでの時間測定によるものであるが、この第1の実施の形態では、レーザー距離計11からミラー13bまでの距離や、同じくレーザー距離計11からミラー14aまでの距離は既知である。従って、コンピュータ12による昇降路内の各部寸法は、レーザー距離計11で得られた測定データから、レーザー距離計11とこれらミラー13b,14aまでの既知の距離分の補正処理が行われて算出される。
【0030】
図3は、乗りかご2が昇降路1内を矢印Y方向に昇降移動し、その乗りかご2上に設置されたエレベータの寸法測定装置が、レーザー光4を回転走査させつつ昇降路1の側壁面に向け照射し、またその間、レーザー光4をレーザー光方向変更手段14がその光軸を変えて昇降路内天井に向け照射して、それぞれ側壁面および天井面1aまでの距離を測定する様子を示したものである。
【0031】
このように、本実施の形態のエレベータの寸法測定装置は、1台のレーザー距離計11から送出されたレーザー光4が、ミラー13bにより水平方向に回転走査して距離測定を行う間に、レーザー光方向変更手段14により向きを90度変えて、昇降路1の天井面1aに照射し、高さ方向の距離をも同時に測定する。
【0032】
図4に示したフローチャートにより、上記構成による第1の実施の形態のエレベータの寸法測定装置の動作手順をさらに具体的に以下説明する。
【0033】
まず、測定開始に先立ち、ステップ1において、乗りかご2の停止状態で、モータ13aはコンピュータ12から原点復帰指令信号を受け、モータ13aは原点位置に復帰し待機する。すなわち、モータ13aに連結されたミラー13bは、基準となる方向を向いた状態で静止する。
【0034】
ステップ2において、コンピュータ12は、モータ13aから回転角度データを取得して、モータ13aの原点位置復帰が完了したことを確認する。
【0035】
ステップ3において、レーザー距離計11は、コンピュータ12から供給された距離測定開始指令信号に基づき、レーザー光4を送出して対象物までの距離測定を開始し、その測定距離データをコンピュータ12に供給して、測定動作を停止する。
【0036】
ステップ4において、コンピュータ12はレーザー距離計11から測定距離データを取得し、記憶部12aに記憶する。
【0037】
ステップ5において、モータ13aは、コンピュータ12から回転・停止指令を受け、あらかじめ制御プログラムに設定されている回転角度分だけ回転して待機する。すなわち、ここでミラー13bは、基準となる方向に対してある角度回転した方向を向いた状態で静止する。
【0038】
ステップ6において、コンピュータ12はモータ13aから回転角度データを取得する。このとき、受信した回転角度データが原点位置を示したものでないときには、ステップ3へ戻り、レーザー距離計11による対象物までの距離測定の開始、測定距離データのコンピュータ12への供給、および測定作業の停止を実行する。従って、ステップ6においては、モータ13aの回転制御により、所定の計測範囲分、つまり、所定の角度ステップで水平方向に360度の範囲にわたり距離測定が行われるまでステップ3からステップ6までの操作の繰り返され、最初の原点位置に到達したとき終了する。
【0039】
なお、乗りかご2が停止し、かつモータ13aが原点位置(すなわち、ミラー13bの回転角度零の位置)の状態において、レーザー距離計11からのレーザー光がレーザー光方向変更手段14に入射されるものとすれば、その原点位置における乗りかご2の高さ位置におけるモータ13aの回転により、水平面内での周囲距離データが求められる。
【0040】
この停止した乗りかご2の位置における上記一連の距離測定操作が終了した後、次にエレベータを操作し、乗りかご2を適宜上昇または下降させ、順次乗りかご2の位置を変えて距離測定操作を実行することで、昇降路全体の図形データを算出するのに必要な距離データを得て、コンピュータ12に供給することができる。 このようにして得られた距離データから、昇降路1内の各高さ位置に対応した、昇降路壁面間寸法やレールゲージ寸法がコンピュータ12により演算により算出されるので、CADを使用して、昇降路1の内側形状図面を自動的に作成して出力することができる。
【0041】
なお、上記実施の形態において、レーザー距離計11から送出されるレーザー光4は、モータ13aの中空の回転軸内を通してミラー13bに導くものとして説明したが、レーザー光4を、別途、光ファイバのような可撓性のある光伝送路を介してミラー13bに供給するように構成しても良い。
【0042】
また、モータ13aに中空の回転軸を設けてミラー13bを駆動したが、モータ13aをレーザー距離計11とミラー13bとの間のレーザー光4の光軸上を避ける位置に配置し、モータ13aの駆動力をベルトや歯車などを介してミラー13bを伝達するように構成することもできる。
【0043】
さらにまた、レーザー光方向変更手段14をミラー13bの回転軸を中心とする円周上に1個設けたが、円周上に複数個設置することにより、昇降路1内の垂直方向の測定データを増加させることができる。また、エレベータの寸法測定装置を乗りかご2の上に設置するものとして説明したが、乗りかご2の底面に設置し、レーザー光方向変更手段14から昇降路2のピットへ向けてレーザー光を送出させ、レーザー距離計11からピットまでの距離測定によりて乗りかご2の位置を特定することもできる。
【0044】
以上説明のように、この第1の実施の形態のエレベータの寸法測定装置によれば、従来のように作業員の手を煩わすことなく、しかも1つのレーザー距離計11を用いて水平方向と垂直方向の距離を同時に自動的に測定することができるので、測定装置の構成の簡素化と、軽量化を図ることができる。
【0045】
次に、本発明によるエレベータの寸法測定装置の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態とはその主要部の構成が同一であるので、主に相違点のみを以下説明する。
【0046】
図5は、エレベータ昇降路1内に置かれたエレベータの寸法測定装置の平面図である。
【0047】
図5に示すように、この第2の実施の形態では、新たに他のレーザー光方向変換手段15をミラー13bから離れた位置に固定して設け、ミラー13bの回転に伴ない水平方向に走査されるレーザー光4を受けて、これを同じく水平方向でかつ入射方向とは異なる方向へ光軸を変更させて対象物に向け照射するように構成されている。
【0048】
ミラー13bによるレーザー光の回転走査方向上で、かつミラー13bと距離測定対象物との間に、例えばエレベータの主ロープや乗りかご2上に設置された他のエレベータ器材等が距離測定上の障害物mとなって存在することがある。図5では、ミラー13bからのレーザー光4が、その障害物mに遮断されて死角となる領域部分Mは、斜線を施して示しているが、レーザー光4をミラー15aを有する他のレーザー光方向変更手段15を介すことによって、その照射方向の光軸が変更され、その領域部分M内に存在する対象物までの距離データを得ることができることを示している。
【0049】
すなわち、乗りかご2用の一対のガイドレール1b1、1b2のレールゲージの寸法測定に際し、一方のガイドレール1b2は、障害物mの存在により領域部分M内に存在するが、ガイドレール1b2は、ミラー15aを介したレーザー光4の光軸変更により照射され、対象物であるガイドレール1b2までの距離を測定することができる。
【0050】
このように、この第2の実施の形態によれば、他のレーザー光変更手段15を設け、回転走査手段13により水平方向に送出されたレーザー光4を受けて、そのレーザー光4の入射方向とは異なる水平方向へ光軸を変更させるので、障害物mにより死角となる領域部分Mにある対象物までの距離を測定できる。また、このことからレーザー光変更手段15の設置数を適宜増加させて、実質上、領域部分Mの範囲を狭めることができる。
【0051】
以上説明のように、この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、昇降路1内の図面作成に必要な距離データをより多く適切に収集することができ、図面データの信頼性をより向上させることができる。
【0052】
なお、上記第1及び第2の実施の形態の説明において、回転走査手段13やレーザー光方向変更手段14,15にミラーを採用するものとして説明したが、単なるミラー代えて、90度の方向へ反射または屈折させるミラーやプリズムなどを使用することもできる。またミラーに代えて、既に角度調整がなされている直角プリズム、ペンタプリズム等を採用することにより、光学上の角度調整作業を省略することができ、組み立て調整作業の効率向上を図ることができる。
【0053】
以上説明のように、本発明によるエレベータの寸法測定装置によれば、従来のように、作業員による人手によることなく、昇降路内を高精度で自動的に実測できるのに加えて、1台のレーザー距離計を採用して構成の簡易化を達成できるものであり、実用に際し顕著な効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、エレベータ昇降路内の壁面間寸法、レールゲージ寸法等の測定作業において、作業員の負担を軽減し、簡単な構成により、水平方向と垂直方向の距離を高精度で測定することができるものであり実用に際し得られる効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータの寸法測定装置の第1の実施の形態を示す構成説明図である。
【図2】図1に示した実施の形態のブロック図である。
【図3】図1に示した寸法測定装置の乗りかご上への設置状態、および使用状態を示した説明図である。
【図4】図1に示した装置の動作を説明するフローチヤートである。
【図5】本発明に係るエレベータの寸法測定装置の第2の実施の形態を示した平面図である。
【図6】既提案のエレベータの寸法測定装置の構成説明図である。
【図7】図6に示した装置の動作説明図である。
【図8】図6に示した装置での寸法算出動作の説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路
1a 天井面
1b1,1b2 ガイドレール
2 乗りかご
4 レーザー光
10 筐体
11 レーザー距離計
12 コンピュータ
13 回転走査手段
13a モータ
13b ミラー
14 レーザー方向変更手段
14a モータ
14b ミラー
15 他のレーザー方向変更手段
15a ミラー

Claims (5)

  1. エレベータの昇降路内の寸法を測定するエレベータの寸法測定装置であって、
    レーザー光を照射して対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
    この距離測定手段から送出されたレーザー光の光軸を水平方向に回転走査させる回転走査手段と、
    この回転走査手段によって水平方向に回転走査するレーザー光を受けて、これを垂直方向へ送出させるレーザー光方向変更手段と
    を具備することを特徴とするエレベータの寸法測定装置。
  2. 前記レーザー光方向変更手段を複数設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの寸法測定装置。
  3. 前記回転走査手段により水平方向へ送出されたレーザー光を受けて、これを入射方向とは異なる水平方向へ光軸を変更させる他のレーザー光方向変更手段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの寸法測定装置。
  4. 前記回転走査手段、前記レーザー光方向変更手段は、ミラーまたはプリズムで構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載のエレベータの寸法測定装置。
  5. 前記回転走査手段は、回転軸が中空状に形成された回転機構を備えるとともに、中空状の前記回転軸を介して前記距離測定手段からのレーザー光を導入するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載のエレベータの寸法測定装置。
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