JP4666324B2 - 商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム - Google Patents
商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4666324B2 JP4666324B2 JP2000343009A JP2000343009A JP4666324B2 JP 4666324 B2 JP4666324 B2 JP 4666324B2 JP 2000343009 A JP2000343009 A JP 2000343009A JP 2000343009 A JP2000343009 A JP 2000343009A JP 4666324 B2 JP4666324 B2 JP 4666324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- order
- file
- customer
- product
- processing system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 108
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータネットワークを使用して所定数の事業体で取り扱う商品の受発注を行う商品受発注システム及びこれに伴う代金処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のコンピュータネットワークを使用して商品の受発注を行ういわゆる電子商取引が盛んになってきている。インターネットを使用した電子商取引には、事業体対一般消費者、事業体間同士で行う形態が一般的であり、多事業体対一般消費者間の取引ではインターネット上にいわゆるショッピングモールと称される取引空間を仮想的に開設し、この取引空間に一般消費者がアクセスして商品購買を行う。
【0003】
また、事業体間同士の電子商取引ではインターネットを通信媒体として電子カタログの提示から購入依頼、納品予定や請求書の発行等の事務処理を電子データの交信で行おうというものである。特に、例えば顧客から特定のサプライヤに対して商品注文を行う場合に該当のサプライヤのインターネット上に開設した取引空間に当該顧客がアクセスして商取引を電子的に行う形態であり、別のサプライヤに商品注文を行う場合にはそれぞれの該当サプライヤの取引空間にそれぞれアクセスして電子商取引を行う形態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、事業体間同士の電子商取引は、その形態が上述のように一事業体対一事業体で行われることから、一事業体対多事業体の商取引の形態では、それぞれの該当事業体に対する手続等、受発注処理が効率的でなく煩雑であると共に、代金処理において発注者は発注商品代金の請求が該当の各事業体毎になされ、代金振り込みが各事業体毎に行わなければならず煩雑であるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、事業体間の電子商取引における受注処理、代金請求処理の効率化、簡易化を図り、代金振り込みの手続の簡便化を図る商品受注処理システム及び代金処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、少少なくとも、所定数の顧客端末および所定数の商品を扱う所定数の事業体の各事業体端末が接続されたコンピュータネットワークに接続されるもので、当該所定の顧客端末からの、予め定められる所定数の事業体で扱う商品のオーダに対して受注処理を行い、一の請求書ファイルを複数の金融機関に対して振り込み自在として作成する商品受注処理システムであって、前記所定の顧客端末より、前記所定の事業体で扱う商品のオーダデータを取得し、各事業体毎のオーダデータとしてオーダファイルを作成するオーダ処理手段と、前記取得したオーダデータを一時格納するオーダ格納手段と、少なくとも、前記オーダ格納手段に格納されているオーダデータを読み出し、前記対象顧客端末の顧客毎に、前記オーダ商品の各事業体毎の請求を振込先の各金融機関を含む一の電子的な請求書ファイルとして作成し、また、当該請求書ファイルより前記対象顧客における前記各対象事業体毎の請求を抜き出した事業体向請求書ファイルを作成する請求書発行作成手段と、前記作成された顧客毎の請求書ファイルを、前記対象顧客端末毎に送信すると共に、作成された各事業体向請求書ファイル及び前記オーダ処理手段で作成された各事業体毎のオーダファイルを該当の対象事業体端末に送信する配信手段と、を有する構成とする。
【0007】
請求項2,3の発明では、「前記各事業体で扱う商品に関する情報を格納する商品情報格納手段を備え、前記オーダ処理手段が所定の顧客からの前記オーダデータに関する商品の情報を、上記商品情報格納手段を参照して取得する」構成であり、
「前記請求書発行作成手段は、前記顧客毎の商品オーダに関する明細ファイルを作成し、前記配信手段が前記対象顧客端末毎に送信する」構成である。
【0008】
請求項4の発明では、請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の商品受注処理システムより電子的な請求書ファイルを取得する所定数の顧客端末が接続されたコンピュータネットワークに接続される所定数の金融機関サーバを有する各金融機関が備える代金処理システムであって、前記所定の顧客端末より、振込のための振込先の各金融機関を含む前記請求書ファイルの請求データを、振込先の一金融機関として取得し、決済する前記金融機関毎に区分けするデータ区分手段と、少なくとも、前記区分けされた前記金融機関に関して、自己に該当する部分については決済処理を行い、他の金融機関に該当する部分についてはそれぞれに送金処理するための送金ファイルを作成し、決済処理、送金処理の後に、処理を行った旨の通知ファイルを各顧客毎に作成する決済処理手段と、少なくとも、前記他の金融機関毎に作成された前記送金ファイルを、当該対象金融機関サーバにそれぞれ送信すると共に、前記通知ファイルを各対象顧客端末毎に送信する配信手段と、を有する構成とする。
【0009】
請求項5の発明では、「前記配信手段は、前記通知ファイルを各対象事業体端末毎に送信する」構成である。
【0010】
このように、商品受注処理システムにおいて、所定の顧客端末からの商品オーダデータをオーダ格納手段に一時格納すると共に、各事業体毎のオーダファイルを作成し、一方、オーダ格納手段に格納されているオーダデータを読み出して顧客毎にオーダ商品の各事業体毎の請求を振込先の各金融機関を含む一の電子的請求書ファイルとして作成して該当の顧客端末に送信すると共に、請求書ファイルから事業体向請求書ファイルを作成して該当の対象事業体端末に送信する。すなわち、所定数の事業体毎における商品の一括した受注を行って一の請求書ファイルを作成することから、事業体間の電子商取引における受注処理、代金請求処理の効率化、簡易化を図ることが可能となる。
【0011】
また、代金処理システムにおいて、所定の顧客端末より振込先の一金融機関として請求書ファイルを取得したときに、各金融機関の振込先を含む請求データを決済する金融機関毎に区分けし、自己に該当する部分については決済処理を行い、他の金融機関に該当する部分については送金処理のための送金ファイルを作成して該当の金融機関サーバに送信すると共に、決済処理、送金処理の後に、処理を行った旨の通知ファイルを各顧客毎に作成して各対象顧客端末毎に送信する。すなわち、顧客側において一の請求書ファイルで複数の金融機関に対する振り込み等を行うことが可能となることから手続の簡便化を図ることが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る商品受注処理システムの構成図を示す。図1(A)は本システムがネットワークに接続されている状態の構成図であり、図1(B)は本システムのブロック構成図である。図1(A)において、商品受注処理システム11は、コンピュータネットワーク(ここではインターネットとする)12に、サーバ機能を有するものとして接続されると共に、所定数の顧客端末の集合としての顧客端末群13、各金融機関としての取引銀行におけるサーバの集合としての取引銀行サーバ群14および各事業体端末の集合としての事業体端末群15が接続される。
【0013】
ここで、上記各事業体端末における各事業体は、取り扱っている商品を顧客に提供するもので、上記顧客端末群13における各顧客は商品のサプライヤとしての各事業体となり得、上記事業体端末群14における各事業体および上記取引銀行サーバ群14における各取引銀行(金融機関)は各顧客(この場合はクライアント端末となる)ともなり得るものである。また、後述するが、各取引銀行サーバ群14を有する各金融機関である取引銀行ではそれぞれ代金処理システム(図6)が備えられる。
【0014】
そこで、図1(B)に示すように、本発明の商品受注処理システム11は、コンピュータネットワーク12と接続させたり、システムの全体を統括制御する図示しない手段の他に、データ入出力手段21、オーダ処理手段22、オーダ格納手段23、請求書発行手段24、配信手段25、データベース(DB)管理手段26、各事業体の取り扱う商品の情報が格納される商品情報格納手段である事業体商品DB27および各事業体単位で有するそれぞれの顧客の情報が格納される各顧客DB28を備える。また、上記データ入出力手段21は、認証手段31および認証テーブル32を備える。
【0015】
上記データ入出力手段21は、コンピュータネットワーク12を介して顧客端末群13等とのデータ授受を行うと共に、認証手段31でログイン要求に対して識別符号である顧客ID(識別子)とパスワードのアクセス符号を取得し、認証テーブル32を参照して登録された端末からのアクセスか否かを判断してログインを監視する。上記オーダ処理手段22は、所定の顧客端末13より、前記所定の事業体で扱う商品のオーダデータを取得し、各事業体毎のオーダデータとしてオーダファイルを作成すると共に、該当の事業体商品DB27を参照して所定の顧客からのオーダデータに関する商品の情報を取得する(図2(A)で説明する)。
【0016】
上記オーダ格納手段23は、各顧客端末13からの商品オーダを、オーダデータとして一時格納する。上記請求書発行手段24は、少なくとも、オーダ格納手段23に格納されているオーダデータを読み出し、対象顧客端末13の顧客毎に、オーダ商品の各事業体毎の請求を一の電子的な請求書ファイルとして作成するもので、適宜顧客毎の商品オーダに関する明細ファイルを作成する(図2(B)で説明する)。上記配信手段25は、作成された顧客毎の請求書ファイル、明細ファイルを、対象顧客端末13毎に送信し、適宜オーダ処理手段22で作成された各事業体毎のオーダファイル、請求書発行手段24で作成された事業体向請求書ファイルを各対象事業体端末15毎に送信する。
【0017】
上記DB管理手段26は、各事業体に関するデータおよび取り扱っている商品のデータが少なくとも格納される事業体商品DB27、および顧客に関するデータが格納されている顧客DB28のそれぞれに対して、読み出し、データ更新等のアクセスを管理する。
【0018】
ここで、図2に、図1のオーダ処理手段および請求書発行手段のブロック構成を示す。図2(A)はオーダ処理手段のブロック構成図であり、図2(B)は請求書発行手段のブロック構成図である。図2(A)において、オーダ処理手段22は、適宜商品データ取得手段41、事業体名寄手段42およびオーダファイル作成手段43を備える。商品データ取得手段41は、上記データ入出力手段21で取得した顧客データ(顧客ID)に基づいてDB管理手段25を介して対象の顧客DB27より当該顧客に関する情報(例えば顧客名、顧客ID、商品納入先、電話番号等)を取得し、取得した商品データに基づいて対象の事業体商品DB26より該当の商品に関する情報(例えば商品名、単価等)を取得する。そして、当該商品情報を付したオーダデータとしてオーダ格納手段23に格納する。
【0019】
上記事業体名寄手段42は、所定タイミング(例えば月または日の所定処理日時)の処理指令に基づき、オーダ格納手段23より格納されている各商品オーダ情報を取得して当該オーダ商品を扱っている各事業体毎に名寄せする。オーダファイル作成手段43は、名寄せした各事業体毎のオーダ商品について顧客IDを付したオーダファイルを作成し、配信手段25より該当の各事業体端末15に送信させる。
【0020】
また、図2(B)において、上記請求書発行手段24は、適宜、商品データ取得手段51、顧客名寄手段52および電子請求書ファイル作成手段53を備える。この請求書発行手段24は所定タイミング(例えば月内の所定処理日)の処理指令に基づいて処理を開始するもので、商品データ取得手段51はオーダ格納手段23より格納されている各商品オーダ情報を取得する。顧客名寄手段52は、取得した各商品オーダ情報を各顧客毎に名寄せする。
【0021】
そして、電子請求書ファイル作成手段53は、各顧客毎の商品オーダデータに基づいて、当該オーダ商品が複数の事業体にまたがっていても一の電子的な請求書ファイルを作成し、また、適宜オーダ商品の明細ファイルを作成して配信手段25より該当の顧客端末13に送信させる。また、適宜、作成した請求書ファイルより当該対象顧客における該当事業体毎の請求を抜き出した事業体向請求書ファイルを作成して配信手段25より該当の事業体端末15に送信させる(図3で説明する)。
【0022】
続いて、図3に、本発明に係るオーダ商品明細および電子請求書のファイルの一例の説明図を示す。図3(A)はオーダ商品明細のファイルの一例を示したもので、図3(B)は電子的な請求書ファイルの一例を示したものである。図3(A)においてオーダ商品明細ファイル61は、顧客名、顧客IDで特定され、例えば日付、商品コード、商品名、取扱メーカ、数量、単価、金額がオーダ商品毎に表示され、その合計金額が表示される。
【0023】
この場合、顧客による商品オーダは、例えば顧客ID、商品コードおよび数量で行われるもので、上記顧客名は該当の顧客DB27より取得され、上記商品名、取扱メーカ、単価は商品コードより特定された該当の事業体商品DB26より取得される。また、日付はアクセス日で自動的に付与され、各商品毎の金額、合計金額は数量と単価より算出される。
【0024】
また、図3(B)において、請求書ファイル62は、顧客名、顧客IDで特定される電子的な一の請求書ファイルとして作成されるもので、例えば図に示すようにオーダ商品を取り扱うAA株式会社、株式会社DD、MM株式会社毎の請求が一のファイルとして、各振込先の金融機関(銀行)の口座名が表示されて作成される。この場合、各事業体毎の合計金額と、総合計金額が算出されて表示されるものである。
【0025】
そこで、図4および図5に、本発明に係るオーダ処理および電子請求書発行の処理フローチャートを示す。図4はオーダデータをオーダ格納手段に格納するまでのフローチャートであり、図5はオーダファイル作成および請求書ファイル作成のフローチャートである。図4において、まず、所定の顧客端末13からのオーダ要求に対して、各顧客に予め付与している顧客ID、パスワードを要求するための画面ファイルを、配信手段25が当該対象顧客端末13に送信する(ステップ(S)1)。
【0026】
データ入出力手段21が対象顧客端末13より顧客IDおよびパスワードを取得すると、認証手段31が認証テーブル32を参照して認証を行う(S2)。認証の結果(S3)、正規の顧客端末からのものでないと認証した場合には改めて顧客ID、パスワードを要求するための画面ファイルを当該アクセス要求した端末に送信する。認証の結果(S3)、正規の顧客端末13からの場合には、オーダ商品(商品コード)等を入力するオーダ入力画面ファイルを、配信手段25が当該顧客端末13に送信する(S4)。例えば、図3(A)に示すファイルのうち、商品コード(取扱事業体が特定できるコードが含まれる)、数量を入力するエリアで構成される。
【0027】
そこで、データ入出力手段21が対象顧客端末13よりオーダデータ(商品コード、数量)を取得すると、オーダ処理手段22が当該対象顧客の顧客ID、及び入力された上記オーダデータを取得する(S5)。取得したオーダデータの各商品コードに基づいて該当の事業体商品DB27を参照して該当商品の情報(商品名、単価、取扱事業体名等)を取得する(S6)。そして、上記商品情報を付したオーダデータを、オーダ日、オーダ者(顧客ID)を特定させてオーダ格納手段23に格納する(S7)。
【0028】
続いて、図5(A)において、オーダ処理手段22における事業体名寄手段42が、所定タイミング(例えば、月または日の定められた処理日時)の処理指令でオーダ格納手段23より対応オーダ期間のオーダデータを読み出し、各商品取扱事業体毎に名寄せする(S11)。名寄せしたオーダデータを各事業体毎にオーダファイルを作成して(S12)、配信手段25が各対象事業体の各事業体端末15に送信する(S13)。
【0029】
一方、図5(B)において、請求書発行手段24における商品データ取得手段51が、所定タイミング(例えば、月内の定められた処理日)の処理指令でオーダ格納手段23より対応オーダ期間のオーダデータを読み出し、顧客名寄手段52がオーダを行った各顧客(注文主)毎に名寄せする(S21)。名寄せしたオーダデータは、電子請求書ファイル作成手段53において、当該商品の取扱事業体毎に並べ替えられ(S22)、各商品取扱事業体毎の請求代金、全事業体分のトータルの請求代金を算出する(S23)。
【0030】
そして、対象顧客に対して各事業体毎に区分けした一の電子的な請求書ファイルを作成し(S24)、これを配信手段25で対象顧客端末13に送信させるものである(S25)。なお、ここでは示さないが、上記電子請求書ファイル作成手段53は、上記請求書ファイルを作成した顧客に対してオーダ商品の明細ファイルも適宜作成され、配信手段25より送信させる。また、上記請求書ファイルより対象顧客における各対象事業体毎の請求を抜き出した事業体向請求書ファイルを適宜作成して、配信手段25より該当の対象事業体端末15に送信させるものである。
【0031】
このように、所定数の事業体毎における商品の一括した受注を行って一の請求書ファイルを作成することから、事業体間の電子商取引における受注処理、代金請求処理の効率化、簡易化を図ることができるものである。
【0032】
次に、図6に、本発明に係る代金処理システムのブロック構成図を示す。図6に示す代金処理システムは、上記図1(A)に示す取引銀行サーバ群14に備えられるものである。すなわち、上記商品受注処理システム11より電子的な請求書ファイルを取得する所定数の顧客端末13が接続されたコンピュータネットワーク12に接続される所定数の金融機関サーバとしての取引銀行サーバ群14を有する各金融機関である取引銀行のそれぞれに備えられる代金処理システムである。
【0033】
図6において、代金処理システムは、システムの全体を統括制御する図示しない手段の他に、データ入出力手段71、データ区分手段72、決済処理手段73、配信手段74及び当該銀行に口座を有する顧客に関する情報(預金額を含む)が格納されている口座顧客DB75を備える。また、上記データ入出力手段71には認証手段81及び認証テーブル82を備え、上記決済処理手段73は自行決済手段83及び他行送金手段84を備える。
【0034】
上記データ入出力手段71は、図1(B)と同様に、コンピュータネットワーク12を介して顧客端末群13等とのデータ授受を行うと共に、認証手段81でログイン要求に対して顧客IDとパスワードを取得し、認証テーブル82を参照して登録された顧客による顧客端末13からのアクセスか否かを判断してログインを監視する。登録された顧客は、適宜自行に口座を有する顧客に限らず、自行と連携された他行に口座を有する顧客をも含む。
【0035】
上記データ区分手段72は、所定の顧客端末13より取得する請求書ファイルの請求データを、決済する取引銀行(振込先銀行)毎に区分けする。上記決済処理手段73は、少なくとも、区分けされた振込先の取引銀行に関して、自行に該当する部分については自行決済手段83が口座顧客DB75を参照しながら決済処理を行い、他の取引銀行に該当する部分については他行送金手段がそれぞれに送金処理するための送金ファイルを作成する。また、決済処理手段73は、上記決済処理、送金処理の後に、処理を行った旨の通知ファイルを各顧客毎に作成して配信手段74より当該通知ファイルを各対象顧客端末13毎に送信させると共に、各事業体毎の通知ファイルを作成して配信手段74より該当の各事業体端末15毎に送信させる。
【0036】
そして、配信手段74は、少なくとも他の取引銀行毎に作成された送金ファイルを、当該対象の取引銀行サーバ14にそれぞれ送信するもので、適宜上記作成された通知ファイルを各対象顧客端末毎、および各対象事業体端末毎に送信する。
【0037】
そこで、図7に、図6における代金処理のフローチャートを示す。図7において、まず、所定の顧客端末13からの電子振り込みのアクセス要求があった場合(S31)、各顧客に予め付与している顧客ID、パスワードを要求するための画面ファイルを、配信手段25が当該対象顧客端末13に送信する(S32)。この場合の顧客IDおよびパスワードは、上述の顧客IDおよびパスワードと同一であることが望ましいが、当該取引銀行で独自に付与したものであってもよい。
【0038】
データ入出力手段71が対象顧客端末13より顧客IDおよびパスワードを取得すると、認証手段81が認証テーブル82を参照して認証を行う(S33)。認証の結果(S34)、正規の顧客端末からのものでないと認証した場合には改めて顧客ID、パスワードを要求するための画面ファイルを当該アクセス要求した端末に送信する。認証の結果(S34)、正規の顧客端末13からの場合には、上記商品受注処理システム11で発行した図3(B)に示す電子的な請求書ファイルを送信させるための画面ファイルを送信する(S35)。
【0039】
そこで、データ入出力手段71が、電子請求書ファイルを取得すると(S36)、決済処理手段73が当該請求書ファイルの総合計金額が当該顧客の口座内金額の範囲内かを口座顧客DB75を参照して確認する(S37)。確認の結果(S38)、範囲内のときには、データ区分手段72が、振込先の自行に関する部分と、他行に関する部分とについての請求データを各銀行毎に区分けする(S39)。自行分に関する振り込みに対しては、自行決済手段83において該当の事業体口座への振り込み決済処理を行う(S40)。
【0040】
また、他行分に関する振り込みに対しては、他行送金手段84において所定数の他行に対する該当事業体口座への送金処理を行うもので、他の各取引銀行への送金ファイルを作成して配信手段74より該当の各取引銀行サーバ14に送信する処理を行う(S41)。そして、決済処理手段73が、総ての決済処理、送金処理の後に、その旨の通知ファイルを顧客毎および商品受注処理システム11若しくは該当事業体毎に作成して、対象顧客端末13および上記商品受注システム11若しくは該当の事業体端末15に配信手段74より送信させる(S42)。
【0041】
一方、ステップ37,38において、決済処理手段73が、当該顧客の口座に総合計金額の預金がなく、不足している場合には、不足金額を提示する画面ファイルを配信手段74より当該顧客端末13に送信させるものである(S43)。
【0042】
なお、上記実施形態における代金処理システムを取引銀行で備えさせる場合を示したが、クレジット会社等の金融機関に適用させても同様であり、この場合には上記コンピュータネットワーク12にはクレジット会社等の金融機関のサーバ群が接続され、図3(B)に示す請求ファイルには決済処理を行うクレジット会社等の金融機関が明記される。
【0043】
このように、顧客(商品代金振り込み者)側において一の請求書ファイルで複数の取引銀行(金融機関)に対する振り込み等を行うことができることから振り込み手続の簡便化を図ることができるものである。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の商品受注システムによれば、所定の顧客端末からの商品オーダデータをオーダ格納手段に一時格納すると共に、各事業体毎のオーダファイルを作成し、一方、オーダ格納手段に格納されているオーダデータを読み出して顧客毎にオーダ商品の各事業体毎の請求を振込先の各金融機関を含む一の電子的請求書ファイルとして作成し、該当の顧客端末に送信すると共に、請求書ファイルから事業体向請求書ファイルを作成して該当の対象事業体端末に送信することにより、事業体間の電子商取引における受注処理、代金請求処理の効率化、簡易化を図ることができる。
【0045】
また、本発明の代金処理システムによれば、所定の顧客端末より振込先の一金融機関として請求書ファイルを取得したときに、各金融機関の振込先を含む請求データを決済する金融機関毎に区分けし、自己に該当する部分については決済処理を行い、他の金融機関に該当する部分については送金処理のための送金ファイルを作成して該当の金融機関サーバに送信すると共に、決済処理、送金処理の後に、処理を行った旨の通知ファイルを各顧客毎に作成して各対象顧客端末毎に送信することにより、顧客側において一の請求書ファイルで複数の金融機関に対する振り込み等を行うことが可能となって手続の簡便化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る商品受注処理システムの構成図である。
【図2】図1のオーダ処理手段および請求書発行手段のブロック構成図である。
【図3】本発明に係るオーダ商品明細および電子請求書のファイルの一例の説明図である。
【図4】本発明に係るオーダ処理および電子請求書発行の処理フローチャート(1)である。
【図5】本発明に係るオーダ処理および電子請求書発行の処理フローチャート(2)である。
【図6】本発明に係る代金処理システムのブロック構成図である。
【図7】図6における代金処理のフローチャートである。
【符号の説明】
11 商品受注処理システム
12 コンピュータネットワーク
13 顧客端末群
14 取引銀行サーバ群
15 事業体端末群
22 オーダ処理手段
23 オーダ格納手段
24 電子請求書発行手段
25,74 配信手段
61 オーダ商品明細ファイル
62 電子請求書ファイル
72 データ区分手段
73 決済手段
83 自行決済手段
84 他行決済手段
Claims (5)
- 少なくとも、所定数の顧客端末および所定数の商品を扱う所定数の事業体の各事業体端末が接続されたコンピュータネットワークに接続されるもので、当該所定の顧客端末からの、予め定められる所定数の事業体で扱う商品のオーダに対して受注処理を行い、一の請求書ファイルを複数の金融機関に対して振り込み自在として作成する商品受注処理システムであって、
前記所定の顧客端末より、前記所定の事業体で扱う商品のオーダデータを取得し、各事業体毎のオーダデータとしてオーダファイルを作成するオーダ処理手段と、
前記取得したオーダデータを一時格納するオーダ格納手段と、
少なくとも、前記オーダ格納手段に格納されているオーダデータを読み出し、前記対象顧客端末の顧客毎に、前記オーダ商品の各事業体毎の請求を振込先の各金融機関を含む一の電子的な請求書ファイルとして作成し、また、当該請求書ファイルより前記対象顧客における前記各対象事業体毎の請求を抜き出した事業体向請求書ファイルを作成する請求書発行作成手段と、
前記作成された顧客毎の請求書ファイルを、前記対象顧客端末毎に送信すると共に、作成された各事業体向請求書ファイル及び前記オーダ処理手段で作成された各事業体毎のオーダファイルを該当の対象事業体端末に送信する配信手段と、
を有することを特徴とする商品受注処理システム。 - 請求項1記載の商品受注処理システムであって、前記各事業体で扱う商品に関する情報を格納する商品情報格納手段を備え、前記オーダ処理手段が所定の顧客からの前記オーダデータに関する商品の情報を、上記商品情報格納手段を参照して取得することを特徴とする商品受注処理システム。
- 請求項1または2記載の商品受注処理システムであって、前記請求書発行作成手段は、前記顧客毎の商品オーダに関する明細ファイルを作成し、前記配信手段が前記対象顧客端末毎に送信することを特徴とする商品受注処理システム。
- 請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の商品受注処理システムより電子的な請求書ファイルを取得する所定数の顧客端末が接続されたコンピュータネットワークに接続される所定数の金融機関サーバを有する各金融機関が備える代金処理システムであって、
前記所定の顧客端末より、振込のための振込先の各金融機関を含む前記請求書ファイルの請求データを、振込先の一金融機関として取得し、決済する前記金融機関毎に区分けするデータ区分手段と、
少なくとも、前記区分けされた前記金融機関に関して、自己に該当する部分については決済処理を行い、他の金融機関に該当する部分についてはそれぞれに送金処理するための送金ファイルを作成し、決済処理、送金処理の後に、処理を行った旨の通知ファイルを各顧客毎に作成する決済処理手段と、
少なくとも、前記他の金融機関毎に作成された前記送金ファイルを、当該対象金融機関サーバにそれぞれ送信すると共に、前記通知ファイルを各対象顧客端末毎に送信する配信手段と、
を有することを特徴とする代金処理システム。 - 請求項4記載の代金処理システムであって、前記配信手段は、前記通知ファイルを各対象事業体端末毎に送信することを特徴とする代金処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000343009A JP4666324B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000343009A JP4666324B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002150060A JP2002150060A (ja) | 2002-05-24 |
JP4666324B2 true JP4666324B2 (ja) | 2011-04-06 |
Family
ID=18817449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000343009A Expired - Fee Related JP4666324B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4666324B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004038673A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Anabuki Network:Kk | 集金代行システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06325057A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-25 | Toppan Moore Co Ltd | 請求書発行方法 |
JPH11250129A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-17 | Takasaki Kyodo Keisan Center:Kk | 通販管理システム |
JP2000132596A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-12 | Ntt Data Corp | 電子商取引システム及び電子商取引センタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000148785A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-05-30 | Hitachi Ltd | 商取引管理システム |
-
2000
- 2000-11-10 JP JP2000343009A patent/JP4666324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06325057A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-25 | Toppan Moore Co Ltd | 請求書発行方法 |
JPH11250129A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-17 | Takasaki Kyodo Keisan Center:Kk | 通販管理システム |
JP2000132596A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-12 | Ntt Data Corp | 電子商取引システム及び電子商取引センタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002150060A (ja) | 2002-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7900826B2 (en) | Systems, methods, and devices for selling transaction instruments via web-based tool | |
US7590597B2 (en) | Electronic business transaction system | |
US6873974B1 (en) | System and method for use of distributed electronic wallets | |
JP3887854B2 (ja) | 電子取引支援方法 | |
US7918392B2 (en) | Systems, methods, and devices for selling transaction instruments | |
KR20030040403A (ko) | 자동화 지불 시스템 | |
JP2004507842A (ja) | 電子商取引による電子領収書管理システム及びその方法 | |
EP1077419A2 (en) | System and method for use of distributed electronic wallets | |
WO2001031593A1 (en) | Electronic commerce delivery system | |
JP4326165B2 (ja) | Icカード及び電子マネー入金システム | |
JP2001043451A (ja) | 販売ポイント総合管理システム | |
JPH10171897A (ja) | Icカードを利用した電子マネーシステム | |
JP2003178123A (ja) | 保証システム及び方法 | |
JP4666324B2 (ja) | 商品受注処理システムおよびこれに伴う代金処理システム | |
CN112907184A (zh) | 实现货到付款交易的物流配送方法 | |
JP2003122946A (ja) | 受託購入方式での仲介取引を成立させる電子商取引装置 | |
KR20010085205A (ko) | 전자상거래에 의한 전자영수증 관리 시스템 및 그 방법 | |
JP2002265058A (ja) | 商品流通支援システム、商品流通支援装置、商品流通支援方法、これらを実行するプログラム並びに記録媒体 | |
JP2001250172A (ja) | 販売もしくは決済情報管理システム | |
JP2005284524A (ja) | ネットワーク購入商品の代金決済システム、ネット店舗端末、コンビニ端末、および代金決済方法 | |
JP7034516B1 (ja) | 即時決済システム | |
JP2002366784A (ja) | オンラインショッピングの補助方法及び補助システム | |
KR20010094823A (ko) | 결제보증에 의한 원격지상거래 대금결제방법 및 시스템 | |
JP5188735B2 (ja) | 決済処理システムおよび方法 | |
JP4493177B2 (ja) | ケータリング商品受発注システムおよび商品受発注方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100323 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110105 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110105 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |