JP4666201B2 - ベッド - Google Patents

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Description

本発明は使用者の身体を休めるベッドに関する。
使用者は、急激な社会環境の変化により、通常の社会生活においても知らず知らずのうちに多大なストレスが加わっている。近年、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質)の向上についての関心が高まり、これらストレスを解消する手法についても種々提案されている。その中でも、ストレス解消効果の観点からは質の高い睡眠を確保することが重要であることが知られているが、質の高い睡眠を確保することは困難になっている。ここで、質の高い睡眠を実現するために音楽や振動を利用することが効果的であることが知られており、従来、使用者の頭部の左右に配置したスピーカと、使用者の足部の左右に配置した振動装置とを有する寝具類が提案されている(特許文献1)。心地よい音楽や振動を入眠時乃至は睡眠中に身体に加えることで高いリラクゼーション効果が発揮でき質の高い睡眠が得られるものと考えられる。
特開2000−83766号公報
また、産業界では、リラクゼーション効果等が発揮できる有用振動をベッド上の使用者に与えることができるベッドの開発が要望されている。本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、睡眠を誘導する誘眠振動やマッサージ振動等といった有用振動をベッド上の使用者の身体に効果的に与えることができるベッドを提供することにある。
発明に係るベッドは、使用者が横たわる寝具類を載置できるベッド本体と、ベッド本体上に横たわる使用者の足側に位置するようにベッド本体に設けられたフット側部材とをもつベッドにおいて、
ベッド本体上の使用者の身体に直接的にまたは間接的に有用振動を与える振動部を有する振動ユニットがフット側部材に設けられており、
ベッドのフット側部材は、ベッド本体の幅方向(Z方向)に延設されたZガイド部と、ベッド本体の高さ方向(Y方向)に延設されたYガイド部と、ベッド本体の長さ方向(X方向)に延設されたXガイド部とをもち、
振動ユニットは、フット側部材に設けられているZガイド部、Yガイド部およびXガイド部によって3次元的に位置調整可能に設けられていることを特徴とするものである。
発明に係るベッドによれば、ベッド本体上の使用者の身体に直接的にまたは間接的に、振動部をもつ振動ユニットが誘眠振動やマッサージ振動等の有用振動を与えることができる。ベッドのフット側部材は、ベッド本体の幅方向(Z方向)に延設されたZガイド部と、ベッド本体の高さ方向(Y方向)に延設されたYガイド部と、ベッド本体の長さ方向(X方向)に延設されたXガイド部とをもつ。更に振動部をもつ振動ユニットは、ベッド本体の幅方向(Z方向)に延設されたZガイド部と、ベッド本体の高さ方向(Y方向)に延設されたYガイド部と、ベッド本体の長さ方向(X方向)に延設されたXガイド部とよって、高さ方向、長さ方向、幅方向において位置調整可能とされており、3次元的に位置調整可能に設けられている。
このため振動部をもつ振動ユニットの高さ位置を3次元的に調整すれば、有用振動を使用者の身体に効果的に加えたり、あるいは、有用振動を加える高さ位置を調整できる。故に、振動部をもつ振動ユニットによる誘眠振動やマッサージ振動等の有用振動をベッド本体上の使用者の身体に効果的に与えることができる。例えば、厚みが異なるマットレス等の寝具類を用いる場合に良好に対処することができる。
本発明に係るベッドによれば、誘眠振動やマッサージ振動等に代表される有用振動を振動部をもつ振動ユニットがベッド本体上の使用者の身体に直接または寝具類等を介して間接的に与えることができる。更に、振動部は、ベッド本体上に横たわる使用者の足側に対面するようにベッド本体に設けられたフット側部材に設けられており、ベッド本体の高さ方向、長さ方向および幅方向において位置調整可能とされているため、足枕、マットレスの寝具類のサイズ等の事情により、振動部と寝具類との間に隙間が生成されるようなときであっても、その隙間を低減または解消させる方向に振動部をもつ振動ユニットを位置調整できる。従って振動部による誘眠振動やマッサージ振動等の有用振動をベッド本体上の使用者の身体に与えることができる。故に、使用者の好みに応じた厚み、硬さ、形状、感触、意匠等をもつマットレス、足枕等の寝具類を用いることができる。
本発明に係るベッドによれば、振動ユニットは、フット側部材において、前述したように、ベッド本体の幅方向(Z方向)、ベッド本体の高さ方向(矢印Y方向)、ベッド本体の長さ方向(矢印X方向)に沿って、3次元的に移動可能とされている。このため、マットレス等の寝具類や足枕等の寝具類の高さ寸法、厚み寸法の変動に対処するのに有利となり、マットレス等の寝具類や足枕等の寝具類の厚みや高さを使用者の好みに応じて選択することができる。
本発明に係るベッドによれば、振動部をもつ振動ユニットは、ベッド本体上の使用者の身体に直接または寝具類等の振動伝達媒体を介して間接的に有用振動を与える。振動伝達媒体は、ベッド本体上の使用者の足を載せる足枕、または、使用者の身体を載せるマットレスを例示でき、場合によってはベッド本体上の使用者の頭部を載せる頭枕を例示できる。また、ベッド本体上に横たわる使用者の足側に対面するフット側部材、または、使用者のアクチュエータの頭側に対面するヘッド側部材が設けられている形態を採用できる。この場合、振動部をもつ振動ユニットはフット側部材及びヘッド側部材の一方または双方に設けられていることが好ましい。振動部をもつ振動ユニットがフット側部材及びヘッド側部材のうちの一方または双方に設けられている形態を採用できる。この場合、振動部をもつ振動ユニットがマットレス等の寝具類に内蔵されている形態に比較して、使用者等が振動部を踏んで損傷させるといった不具合を解消することができ、振動部をもつ振動ユニットの保護性及び耐久性が向上する。更に振動部の振動騒音の低減にも有利である。フット側部材はベッド本体のうちベッド本体に横たわる使用者の足側に設けられている部材である。ヘッド側部材はベッド本体のうちベッド本体に横たわる使用者の頭側に設けられている部材である。フット側部材は、一般的には、ベッド本体に載せられている寝具類のうち使用者の足側のずれを抑制する機能を奏するフットフレームで形成できる。ヘッド側部材は、一般的には、ベッド本体に載せられている寝具類のうち使用者の頭側のずれを抑制する機能を奏するヘッドフレームで形成できる。フットフレームとしては、ベッド本体に取り付けられたフットボードとすることができるが、必ずしもボード状に限定されず、パイプや棒材等をフレーム状に組み付けたものでも良い。フットフレームは、ベッド本体に一体的に取り付けられていても良いし、あるいは、分離可能に設けられていても良い。ヘッドフレームとしては、ベッド本体に取り付けられたヘッドボードとすることができるが、必ずしもボード状に限定されず、パイプや棒材等をフレーム状に組み付けたものでも良い。フットフレーム、ヘッドフレームは、ベッド本体に一体的に取り付けられていても良いし、あるいは、分離可能に設けられていても良い。
振動ユニットの振動部の振動方向は、ベッド本体の高さ方向であっても良いし、ベッド本体の長さ方向(ベッドに寝る使用者の身長方向)であっても良いし、ベッド本体の幅方向(ベッドに寝る使用者の幅方向)であっても良い。振動部をもつ振動ユニットはフット側部材及び/またはヘッド側部材よりもベッド上の使用者側に突出可能であることが好ましい。振動部をもつ振動ユニットがベッド上の使用者側に突出可能であれば、マットレスのサイズが短いときであっても、対処することができる。ベッド本体の使用者の足を載せる足枕を設けることにしても良い。足枕は、足裏面に対向する足裏対向面を有することにしても良い。足裏面にはいわゆるツボが集中しており、刺激に敏感であるため、誘眠作用、マッサージ効果を高めるのに有利である。足裏対向面は、立直面状としても良いし、あるいは、ベッド本体上に横たわる使用者の足の足裏面と近似した凹凸形状とすることもできる。好ましくは、足枕は、ベッド本体上に横たわる使用者の足の足裏面に対向する足裏対向面の他に、ベッド本体上に横たわる使用者の足のふくらはぎに対向する足側対向面を有しており、足枕の足裏対向面および足側対向面に有用振動を伝播させる形態を採用することができる。
振動部をもつ振動ユニットと寝具類(例えばマットレスまたは枕)との圧接度を相対的に高める強モードと、振動部をもつ振動ユニットと寝具類(例えばマットレスまたは枕)との圧接度を強モードのときよりも相対的に低める弱モードとが設けられており、振動部をもつ振動ユニットをベッド本体に位置調整することにより強モード及び弱モードを切替える形態を採用できる。また、振動部をもつ振動ユニットはベッド本体の高さ方向に位置調整可能であることが好ましい。この場合、マットレス等の寝具類の高さ寸法、高さ寸法の変動に対処するのに有利となり、ベッド上の使用者への振動伝播性も複数の形態に変化させるのに有利となる。更に振動部をもつ振動ユニットはベッド本体の幅方向に位置調整可能であることが好ましい。この場合マットレス、枕等の寝具類の幅寸法の変動に対処するのに有利となる。
好ましくは、ベッド本体上の使用者の身体を直接または間接的に暖める加熱部が設けられている形態を採用することができる。加熱部としては、使用者の腕、使用の腰、使用者の足(殊に足裏面、ふくらはぎ、足首等)のうちの少なくとも一つを加熱することができる。加熱部が設けられていれば、ベッド上の使用者の身体を暖めることができ、適度な誘眠振動等の有用振動と暖めとを併用した複合作用により誘眠効果、マッサージ効果等のリラクゼーション効果を更に向上させることができる。特に、冷え症に悩む使用者(女性、高齢者等)に適する。加熱部は、ベッド上の寝具類、ベッド本体、フット側部材のうちの少なくとも一つに設けることができ、足枕、マットレスが設けられているときには、足枕、マットレスに加熱部を設けることができる。加熱部は電気で加熱される電気ヒータ式が好ましいが、蓄熱機能または発熱機能を有する他の方式でも良い。
以下、本発明の各実施例について図面を参照して説明する。図面は概念図を示すものであり、細部まで規定するものではない。
(実施例1)
図1〜図5は実施例1を示す。ベッドは、使用者が横たわる寝具類16(マットレス)を載置できる載置面10をもつベッド本体1と、ベッド本体1の載置面10上に載置されたマットレス16(振動伝達媒体、寝具類)に横たわる使用者の足側に位置するようにベッド本体1に設けられたフットフレームとしてのフットボード11と、ベッド本体1の載置面10上のマットレス16に横たわる使用者の頭側に位置するようにベッド本体1に設けられたヘッドフレームとしてのヘッドボード12と、サイド部材としてのサイドボード13をもつ。フットボード11は、ヘッドボード12に対向する第1表面11fと、ヘッドボード12に背向する第2表面11sをもつ。ベッド本体1はサイドボード13をもつ。ベッド本体1上の載置面10に載置されたマットレス16に使用者が横たわるとき、その使用者の足に適度な有用振動を与える振動部としての振動ユニット3(3P)が足枕4に対向する位置にフットボード11に着脱可能または固定的に内蔵されている。またヘッド本体1の載置面10に載せられているマットレス16の端部16eに対向する位置に、振動部としての振動ユニット3(3M)がフットボード11に着脱可能または固定的に内蔵されている。このように振動ユニット3(3P,3M)はベッド本体1のフットボード11に内蔵されている。振動ユニット3(3P,3M)は軸芯Kをもち、振動方向はK1,K2方向(ベッド本体1の長さ方向)である。振動ユニット3Pの有用振動は主として足枕4を介して使用者の足に伝播される。振動ユニット3Mは振動ユニット3Pよりも下方に配置されており、振動ユニット3Mの有用振動は主としてマットレス16の長さ方向の端部16eを介して使用者の身体に伝播される。なお振動ユニット3P,3Mから給電線3wが導出されている。フットボード11に形成された開口部をもつ空洞部に振動ユニット3(3P,3M)が嵌め込まれて内蔵されている。その状態で振動ユニット3は、ベッド本体1のヘッドボード12に間隔を隔てて対向するように、つまり、使用者の足の足裏面に対向するように保持されている。
固定手段としては公知の構造を採用することができる。固定手段としては、例えば、ボルトで振動ユニット3をその位置に保持するねじ止め構造を採用できる。この場合には、ボルトがねじ込み可能な雌ねじ孔を、振動ユニット3(3P,M)の移動方向に沿って多数個列設した雌ねじ孔群をフットボード11に予め形成しておく。そして振動ユニット3の位置調整を行った後に、振動ユニット3(3P,M)の図略の透孔を通したボルトを、雌ねじ孔群のうち所望の雌ねじ孔に着脱可能にねじ込んで固定する。これにより位置調整後の振動ユニット3(3P,M)が移動しないようにフットボード11に固定する方式を採用することができる。
また前記した固定手段としては、振動ユニット3(3P,M)が自由落下などにより不用意に位置が変位しないように、ピンが差込可能なピン孔を、振動ユニット3(3P,M)の移動方向に沿って多数個列設したピン孔群をフットボード11に予め形成しておく。そして振動ユニット3の位置調整を行った後に、振動ユニット3(3P,M)の図略の透孔を通したピンを、ピン孔群のうち所望のピン孔に着脱可能に差込んで固定する。これにより位置調整後の振動ユニット3(3P,3M)が移動しないようにフットボード11に固定する方式を採用することができる。また前記した固定手段としては、振動ユニット3(3P,3M)に電磁石を取り付けておき、電磁石を消磁した状態で振動ユニット3の位置調整を行ない、振動ユニット3の位置調整後に、電磁石を励磁し、振動ユニット3(3P,M)を、フットボード11の磁気吸着材料で形成された吸着部に着脱可能に吸着する方式を採用することができる。また前記した固定手段としては、逆に、ベッド本体1側であるフットボードト11に電磁石を取り付けておき、電磁石を消磁した状態で振動ユニット3の位置調整を行ない、振動ユニット3の位置調整後に、電磁石を励磁する。これにより位置調整後の振動ユニット3(3P,M)のうち磁気吸着材料で形成された吸着部をフットボード11に着脱可能に吸着する方式を採用することもできる。本実施例によれば、上記したように振動ユニット3(3P,3M)はフットボード11に内蔵されている。フットボード11の材質は特に限定されず、木製でも、金属製でも、樹脂製でも良い。なお、空洞部は、フットボード11の第1表面11f及び第2表面11sの双方に開口するが、これに限らず、第1表面11f及び第2表面11sのいずれか一方に開口する形態でも良い。
図1に示すように、ベッド本体1には高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って複数(2個)のYガイド部105が延設されている。振動ユニット3(3P,3M)は、ベッド本体1に設けられたの高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って延設されたYガイド部105に沿ってそれぞれ位置調整可能とされている。位置調整された振動ユニット3(3P,3M)は、上記した図略の固定手段により調整後の高さ位置に固定される。振動ユニット3P,3Mは、ベッド本体1上に横たわる使用者に有用振動を与えるように使用者の幅方向(矢印W方向)に沿って複数個並設された振動源30と、複数個の振動源30をまとめて保持する振動伝播性を有する装填材料で形成された保持部31と、保持部31を保持するベース32とを有する。保持部31を構成する装填材料としては特に限定されず、樹脂系、ゴム系、発泡材料系、繊維集合体、金属系等を基材として採用することができる。隣設する振動源30間には装填材料が介在しているため、隣設する振動源30による振動干渉等を抑制するのに有利となる。振動源30は振動機能を有するものである。振動源30の振動原理としては、磁気で振動子を振動させる方式、圧電作用で振動子を振動させる方式、磁歪作用で振動子を振動させる方式、モータ駆動により振動子を振動させる方式、超音波振動させる方式等のように公知の振動方式を採用することができる。振動源30の軸芯K方向はベッド本体1の長さ方向(使用者の身長方向)であるが、これらに限定されるものではなく、振動源30の軸芯K方向はベッド本体1の高さ方向であっても良い。振動源30はこれの軸芯Kに沿って矢印K,K2方向に振動する。
図1に示すように、足枕4(振動伝達媒体、寝具類)は、少なくとも一部が振動ユニット3Pに対面するように、ベッド本体1の載置面10上のマットレス16に脱着可能に載せられている。足枕4は、マットレス16に沿って延設された横部42と、ベッド本体1に横たわっている使用者の足の足裏面及び振動ユニット3の双方に対向するように横部42からフットボード11に沿って上向きに立設された縦部41とを有しており、側面4s及び端面4kを有する。足枕4は、使用者の足の足裏面に対向する足裏対向面43と、ベッド本体1上に横たわる使用者の足のふくらはぎ及び足首に対向する足側対向面44とを有する。ここで、足裏対向面43は足枕4の縦部41の側面に設けられている。足裏対向面43は、使用者の足裏面の土踏まず領域に対面するように膨出する膨出部43aを有する。足側対向面44は足枕4の横部42の上面に設けられている。足枕4の足側対向面44は使用者のふくらはぎ及び足首の形状に近似した形状をもち、使用者の足の足首に対面する突部45をもつ。なお足枕4及びマットレス16は、身体に負担がかからない材料を基材として形成されている。このように基材としては、ウレタン樹脂、綿、羽毛、ビーズ、ゲル材料などのうちの少なくとも1種が例示される。マットレス16はコイルバネ等のバネを内蔵していても良い。コイルバネの軸芯はマットレス16の厚み方向に延設されていることができる。
本実施例では、振動を開始する振動開始部と、振動を停止する振動停止部とが設けられていることが好ましい。振動開始部として、使用者がベッド本体1に横たわった信号を出力する横たわりセンサを設けることができる。入力振動停止部として、使用者が睡眠に入ったことを推定または検知する睡眠センサを設けることができる。振動開始部からの指令により振動源30が振動を開始し、睡眠センサの信号により振動源30の振動を停止する方式を例示することができる。使用者の横たわりを検知する横たわりセンサとしては、例えば、使用者の体重を検知するためにのマットレス16に内蔵された加圧センサで形成することができる。あるいは、横たわりセンサとしては、使用者の意思に基づいて使用者の指先等で操作されるスイッチで形成することができる。また睡眠センサとしては、振動源30による誘眠振動が開始されてから所定時間経過したら、使用者が睡眠に誘導されたと推定するタイマー機能をもつものとすることができる。また睡眠センサとしては、ベッド上に横たわっている使用者の呼吸及びまたは心臓の鼓動に基づく物理量の変化(例えば胸または腹の変位量、胸または腹の変位周期、鼓動の変位量、鼓動の周期)を検知するセンサを例示することができる。あるいは、睡眠センサとしては、使用者の脳波を検知するセンサ、使用者のいびき音等を検知するいびき音センサを例示することができる。
使用時には、ベッド本体1の載置面10上に載置されているマットレス16に、使用者が横たわる。使用者の足は足枕4に載せられる。振動ユニット3Mの有用振動は主としてマットレス16の端部16eを介して使用者の身体に伝播される。振動ユニット3Mは使用者の足側に設けられているため、使用者の足側への振動伝播は効果的であり、足、腰等へマッサージ性を高めることができるものの、使用者の頭側への振動伝播は少なく、誘眠性、マッサージ性を高めることができる。また一般的には、ベッド本体1上に横たわる使用者の足のふくらはぎ及び足首は、足枕4の足側対向面44に載せられて対向する。また使用者の足の足裏面は足枕4の足裏対向面43に対向する。この状態で、振動ユニット3(3P,3M)の振動源30が振動する。振動源30の振動は有用振動として足枕4の足、殊に足裏対向面43に伝播され刺激する。これによりベッド本体1上に横たわっている使用者にマッサージ振動、誘眠振動等のリラクゼーション効果を発揮できる有用振動を与えることができる。更に、足枕4の足側対向面44を介して、使用者の足のふくらはぎ及び足首にも適度な有用振動が与えられるため、使用者の快適性を高めるのに有利である。上記したようにフットボード11に内蔵されている振動源30の有用振動を足枕4、マットレス16を介して伝播させるため、有用振動が足枕4、マットレス16により適度に減衰され、振動源30の振動が間接的に使用者の足に伝播されることになり、快適性を向上させることができる。
図5及び図6は振動ユニット3(3P,3M)を3次元方向に可動機構100の概念を示す。図6、図7に示すように、可動機構100は、ベッド本体1の幅方向(矢印Z1,Z2方向)に沿って延設されたZガイド部101と、Zガイド部101に沿って幅方向(矢印Z1,Z2方向)に沿って移動可能なスライダ103に設けられ且つベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って延設されたYガイド部105と、Yガイド部105に沿って高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って移動可能なスライダ106に設けられ且つベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って延設されたXガイド部107とをもつ。Xガイド部107と振動ユニット3(3P,3M)とは接続されている。このような可動機構100により、振動ユニット3(3P,3M)は、ベッド本体1の幅方向(Z1,Z2方向)、ベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)、ベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って、3次元的に移動可能とされている。そして図略の固定手段により、振動ユニット3(3P,3M)は移動した位置に保持できるようにされている。固定手段としては、振動ユニット3(3P,3M)が変位しないように、振動ユニット3(3P,3M)をボルトやナットでその位置に保持するねじ止め構造を採用できる。また固定手段としては、振動ユニット3(3P,3M)が自由落下などにより位置が変位しないように、差込ピンを振動ユニット3(3P,3M)またはベッド本体1に差し込んで固定するピン止め構造を採用しても良い。故に、スライダ103,106をボルトやナット等のねじ締め構造でその位置に保持することができる。差込ピンをスライダ103,106等に差込むことによりにより、スライダ103,106等をその目標位置に保持し、ひいては振動ユニット3(3P,3M)を目標位置に保持することができる。
上記したように本実施例によれば、使用者の好みに応じて、振動ユニット3(3P,3M)の位置を3次元的に調整することができる。この場合、マットレス16や足枕4等の寝具類の高さ寸法、厚み寸法の変動に対処するのに有利となり、マットレス16や足枕4等の寝具類の厚みや高さを使用者の好みに応じて選択することができる。本実施例によれば、前述したように振動ユニット3M,3Pは高さ方向つまり矢印Y1,Y2方向に沿って位置調整可能とされている。このため使用者の好みに応じて、図7に示すように、主に足枕4の高さ方向の上部に振動を加えるモードP1、主に足枕4の高さ方向の中間部に振動を加えるモードP2、主に足枕4の高さ方向の下部に振動を加えるモードP3と変更することができる。また、振動ユニット3Mは高さ方向つまり矢印Y1,Y2方向に位置調整可能とされているため、図8に示すように、マットレス16の厚み方向の上部に振動を加えるモードM1、マットレス16の厚み方向の中間部に振動を加えるモードM2、マットレス16の厚み方向の下部に振動を加えるモードM3と変更することができる。モードM1,M2,M3では、マットレス16の厚みの影響を受けるため、振動形態が異なったものとなりやすい。一般的には、マットレス16の厚み方向の上部に振動を加えれば、マットレス16の厚みよる振動減衰性が少ないため、ベッド本体1の長さ方向における振動伝播距離を増加させることができ、振動ユニット3Mが使用者の足側に配置されていたとしても、使用者の足ばかりか、腰部、背中まで有用振動を伝播させるのに有利となる。場合によっては肩付近まで伝播させるのに有利となる。マットレス16の厚み方向の下部に振動を加えれば、マットレス16の厚みよる振動減衰性が多いため、ベッド本体1の長さ方向における振動伝播距離を減少させることができ、使用者の足を中心として有用振動を加えることができる。このように使用者の好みに応じてベッド上の使用者への振動伝播形態を複数のモードに変化させるのに有利となる。更に振動ユニット3はベッド本体1の幅方向(矢印Z1,Z2方向)においても位置調整可能であるため、使用者の体格、マットレス16や足枕4等の寝具類の幅寸法の変動、ベッドに寝る使用者の人数の変動等に対処し、有用振動を使用者の身体に加えることができる。この意味においても、使用者が好みに応じて有用振動を利用することができる利点が得られる。
図9〜図11は他の可動機構100Bを示す。この可動機構100Bは、ベッド本体1の幅方向(矢印Z1,Z2方向)に沿って延設されたZガイド部101と、Zガイド部101に沿って幅方向(矢印Z1,Z2方向)に沿って移動可能なスライダ103に設けられ且つベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って延設されたYガイド部105と、Yガイド部105に沿って高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って移動可能なスライダ106に設けられ且つベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って延設されたXガイド部107とをもつ。従って、可動機構100Bにより振動ユニット3(3P,3M)は、ベッド本体1の幅方向(Z1,Z2方向)、ベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)、ベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って、3次元的に移動可能とされている。位置調整された振動ユニット3(3P,3M)は固定手段により保持可能とされている。固定手段としては、例えばボルトやナットで振動ユニット3をその位置に保持するねじ止め構造を採用できる。
図12は他の可動機構100Cを示す。この可動機構100Cは、フットボード11に設けられ且つベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って延設されたYガイド部105と、Yガイド部105に沿って高さ方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って移動可能なスライダ106に設けられ且つベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って延設されたXガイド部107とをもつ。Xガイド部107と振動ユニット3とは接続されている。従って、可動機構100Cにより振動ユニット3(3P,3M)は、ベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)、ベッド本体の長さ方向(矢印X1,X2方向)に沿って移動可能とされている。位置調整された振動ユニット3(3P,3M)は固定手段により保持可能とされている。固定手段としては、例えば、ボルトやナットで振動ユニット3をその位置に保持するねじ止め構造を採用できる。
以上説明したように本実施例によれば、振動ユニット3(3P,3M)はベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)において位置調整可能とされている。このため、例えば、マットレス16や足枕4の厚み、高さ等の事情により、振動ユニット3P,3Mの高さ位置が適応してないときであっても、振動ユニット3Mをマットレス16の良好な位置にあてがうと共に、振動ユニット3Pを足枕4の良好な位置にあてがうことができる。従って振動ユニット3M,3Pによる誘眠振動やマッサージ振動等のリラクゼーション効果を与える有用振動をベッド本体1上の使用者の身体に効果的に与えることができる。ベッドに予め据え付けられているものではなく、使用者の好みに応じた厚み、高さ等をもつマットレス19及び足枕4を用いるときに、高さの相違が発生しやすい。
加えて本実施例によれば、図1に示すように、振動ユニット3(3P,3M)はベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)において位置調整可能とされている。このため振動ユニット3M,3Pと寝具類(マットレス16や足枕4等)との間に隙間L(図1参照)が生成されるときであっても、振動ユニット3P,3Mを矢印X1方向に移動させてフットボード11の第1表面11sから突出させれば、その隙間Lを低減または解消させる方向に振動ユニット3P,3Mを位置調整できる。例えば、マットレス16や足枕4のサイズ等の事情により、振動ユニット3P,3Mと足枕4との間、振動ユニット3M,3Pとマットレス16との間に隙間Lが生成されるときであっても、図1に示すようにその隙間Lを低減または解消させる方向に振動ユニット3M,3Pをフットボード11の第1表面11fよりもベッド上の使用者側に突出させ、振動ユニット3Mをマットレス16の端部16eにあてがうと共に、振動ユニット3Pを足枕4にあてがうことができる。従って振動部である振動ユニット3M,3Pによる誘眠振動やマッサージ振動等の有用振動をベッド本体1上の使用者の身体に効果的に与えることができる。なお、ベッドに予め据え付けられているものではなく、使用者の好みに応じた硬さ、厚み、形状、感触、意匠等をもつマットレス19及び足枕4を用いるときに、隙間Lが生じ易い。ベッドに予め据え付けられているマットレス19及び足枕4であっても、隙間Lが生じることがある。
更に本実施例によれば、振動ユニット3Mの矢印X1,X2方向における位置調整を行うことにより、振動ユニット3Mとマットレス16との圧接度、振動ユニット3Pと足枕4との圧接度を調整でき、振動ユニット3Mとマットレス16、足枕4との間の振動伝播率を調整できる。故に、誘眠効果、マッサージ効果等のリラクゼーション効果を調整できる。ここで、振動伝搬率を高めたいときには、振動ユニット3Mとマットレス16との圧接度、振動ユニット3Pと足枕4との圧接度を相対的に高める強モードとすれば良い。振動伝搬率を低めにしたいときには、振動ユニット3Mとマットレス16との圧接度、振動ユニット3Pと足枕4との圧接度を強モードのときよりも相対的に低めとする弱モードとすれば良い。振動伝搬率を中間にしたいときには、振動ユニット3Mとマットレス16との圧接度、振動ユニット3Pと足枕4との圧接度を強モードと弱モードとの中間とする中間モードとすれば良い。このように振動ユニット3P、3Mの振動を足枕4、マットレス16介して使用者に伝播させるため、振動が強い場合等であっても、不快感を無くすのに有利となる。
本実施例によれば、振動部である振動ユニット3(3P,3M)がフットボード11に設けられているため、フットボード11が振動ユニット3のハウジングやケーシングとしての機能を果たすことができ、振動源30に対する耐衝撃性を向上させることができ、振動源30に対する保護性及び耐久性を向上させることができ、振動源30の長寿命化に有利である。更に、振動源30がフットボード11に内蔵されているため、マットレス等の寝具類に振動部が内蔵されている形態に比較して、使用者が振動源30を踏んで損傷させるといった不具合を解消することができる。振動源30がフットボード11に内蔵されているため、振動騒音の外部への伝播を抑制でき、振動双方の低減にも貢献できる。
本実施例では電気ヒータ式の加熱部5(図1参照)が設けられている。従って、ベッド上に横たわっている使用者の足を加熱部5により暖めることができ、有用振動と暖めとを併用した複合効果により、使用者の快適性を高め、使用者を睡眠に誘導する誘眠作用またはマッサージ作用を向上させることができる。特に、冷え症に悩む使用者(女性、高齢者等)の誘眠に適する。加熱部5は足枕4の下面に設けられているため、使用者の足の皮膚と加熱部5との直接的な接触を避けることができ、足に対する暖めが間接的になり、適度に暖めることができる。
(実施例2)
図13及び図15は実施例2の概念図を示す。本実施例は前記した実施例1と基本的には同様の構成及び作用効果を有し、振動ユニット3は、ベッド本体1の幅方向、ベッド本体1の高さ方向、ベッド本体1の長さ方向に沿って、3次元的に移動可能とされている。以下、相違する部分を中心として説明する。振動ユニット3P,3Mはフットボード11に搭載されており、フットボード11に対してベッド本体1の高さ方向(矢印Y1,Y2方向)、ベッド本体1の幅方向(矢印Z1,Z2方向)に移動可能とされている。更に、振動ユニット3P,3Mを搭載するベッド本体1の長さ方向(ベッドに寝ている使用者の身長方向)に沿って、つまり、使用者に近づく方向(矢印X1方向)または使用から離れる方向(矢印X2方向)に移動可能とされている。これによりフットボード11に内蔵されている振動ユニット3P,3Mはベッド本体1の長さ方向において位置調整可能とされている。図13、図14に示すように、フットボード11には、凸または凹からなるベッド本体1の長さ方向(矢印X1,X2方向)にのびるガイド部11rが設けられている。ベッド本体1には、ベッド本体1の長さ方向に延びる凹または凸からなる被ガイド部1rが設けられている。被ガイド部1r及びガイド部11rのスライド嵌合により、フットボード11は、ひいてはフットボード11に搭載されている振動ユニット3(3P,3M)はベッド本体1の長さ方向(ベッドに寝ている使用者の身長方向)つまり矢印X1,X2方向に沿って移動可能とされている。このためマットレス16や足枕4のサイズ等の事情により、振動ユニット3P,3Mと足枕4との間、振動ユニット3M,3Pとマットレス16との間に隙間Lが生成されるときであっても、図13,図1ヘッドボード12に向けて矢印X1方向に向けて、その隙間Lを低減または解消させる方向にフットボード11を移動させれば、振動ユニット3Mをマットレス16の長さ方向の端部16eにあてがうと共に、振動ユニット3Pを足枕4にあてがうことができる。従って振動ユニット3M,3Pによる誘眠振動やマッサージ振動等のリラクゼーション効果を与える有用振動をベッド本体1上の使用者の身体に効果的に与えることができる。更に振動ユニット3Mとマットレス16との圧接度、振動ユニット3Pと足枕4との圧接度を調整でき、使用者の好みに応じて振動伝播率を調整できる。
図15に示す実施例では、振動源30の振動方向(K1,K2方向)は、ベッド本体1の高さ方向に沿った方向、つまり、マットレス16の厚み方向に沿った方向とされている。図16に示す実施例では、振動源30の振動方向(K1,K2方向)は、ベッド本体1の高さ方向に沿った方向、つまり、足枕4の足裏対向面43に沿った方向とされている。
図17は前記した振動源30の一例を示す。図17に示すように、この振動源30では、円筒形の外ケース316の内部に筒形のコイル312が同軸的に収納され、コイル312の内側に磁石で形成された振動子313、313が、スペーサ315を挟んで磁極の方向を相互に対向させて配置されている。振動子313、313の両端部にはバネ部材314、314が配置されている。これらの各部品が外ケース316内に収容されている。コイル312に所定の周波数の電気信号を入力すると、磁石で形成された振動子313、313が振動方向に交互に移動し、振動源30の振動子313は振動作用を発揮する。振動方向は外ケース316の軸長方向である。入力電気信号の周波数、振幅等を変化させることで、振動源30の振動の振動数、振幅等を制御できる。そして、図18に示すように、複数の振動源30は発泡ウレタン等の高分子材料で形成された保持部31の格納空間31mに並設状態に保持されている。その他に使用できる振動部を例示すると、リニアモータ型や偏心モータ型の振動部が挙げられる。両者ともに振動させたい周波数にてモータを駆動することで振動を発生する。
(他の実施例)
図19〜図29は他の実施例(実施例1,実施例2を前提にできる)を示す。図19〜図29に示す場合においても振動ユニット3P,3Mはベッド本体1の高さ方向及び幅方向、あるいは長さ方向に移動可能とされている。図19に示す実施例では、足枕4の下面に、足を加熱できる加熱部5が取り付けられている。図20に示す実施例では、ベッド本体1のフットボード11のうち足枕4の縦部41に対向する位置に、足裏面を加熱できる加熱部5が取り付けられている。ここで、図20に示すように足枕4の足裏対向面43,加熱部5,振動ユニット3の順に配置されている。これによりベッド上に横たわっている使用者の足の足裏面のうち、振動ユニット3で誘眠振動、マッサージ振動等のリラクゼーション効果を与える有用振動を与える領域を加熱部5で効果的に暖めることができる。この場合にも、使用者の足の皮膚と加熱部5との直接的な接触を避けることができる。図21に示す例では、マットレス16のうち使用者の足側の上面16uに加熱部5が一体的に設けられている。この場合、ベッド上に横たわっている使用者の足の足裏面に振動ユニット3により誘眠振動、マッサージ振動等の有用振動を与えると共に、その足のふくらはぎ等を効果的に暖めることができる。この場合にも、誘眠振動、マッサージ振動等の有用振動と暖めとを併用した複合作用により使用者を睡眠に効果的に誘導する誘眠作用またはマッサージ作用を向上させることができる。
図22に示す例では、足枕4は、足枕4に適する材料で形成された足枕本体40と、足枕本体40の横部42の下面に設けられた電気ヒータ式の加熱部5と、加熱部5及び足枕本体40を覆う表層46とを有する。加熱部5は主として足のふくらはぎ及び足首を暖めることができる。この場合にも、使用者の足の皮膚と加熱部5との直接的な接触を避けることができる。図23に示す例では、足枕4は、足枕本体40と、フットボード11に対向する縦部41の立面41v及びマットレス16に対面する横部42の下面42dにかけて設けられた電気式の加熱部5と、加熱部5及び足枕本体40を覆う表層46とを有する。加熱部5は使用者の足の足裏面、ふくらはぎ、足首を暖めることができる。図24に示す例では、足枕4は、足枕本体40と、フットボード11に対向するように縦部41に埋設された遠赤外線効果をもつ第1加熱部5fと、マットレス16に対向するように横部42に埋設された遠赤外線効果をもつ第2加熱部5sと、足枕本体40を覆う表層46とを有する。第1加熱部5fは足裏面を暖め、第2加熱部5sは使用者のふくらはぎ及び足首を暖めることができる。なお加熱部5f、5sは備長炭、天然鉱石としても良い。
図25に示す例では、足枕4は、使用者の足の足裏面に対向する足裏対向面43と、ベッド本体1上に横たわる使用者の足のふくらはぎに対向する足側対向面44とを有しており、更に、マットレス16の長さ方向の端部16eとフットボード11との間に挿入された延設部48とを有する。フットボード11に内蔵されている振動ユニット3の有用振動は足枕4の足裏対向面43に伝播されるとともに、足枕4の延設部48及び端部16eを介して足枕4の足側対向面44にも伝播させることができる。延設部48は、足枕4のうち延設部48以外の部分と同一の材料で形成しても良い。場合によっては、振動伝播の減衰を抑えるべく、延設部48は、足枕4のうち延設部48以外の部分よりも硬い材料で形成することもできる。
図26に示す実施例では、足枕4は、使用者の足の足裏面に対向する直立状の足裏対向面43と、ベッド本体1上に横たわる使用者の足のふくらはぎに対向する水平面状の足側対向面44とを有する。この足枕4に足が載せられると、足枕4は軟質であるため、足枕4の形状は足の形状に沿って弾性変形する。
図27に示す例では、足枕4は、足枕本体40と、フットボード11に対向する縦部41の立面41v及びマットレス16に対面する横部42の下面42dにかけて設けられた電気式の加熱部5と、加熱部5及び足枕本体40を覆う表層46とを有する。足枕本体40は、使用者の足の足裏面に背向する足表面(足爪側の面)を覆う覆い部47をもつ。これにより使用者の足のホールド性が向上し、使用者の足がフットボード11から大きく離間することが抑制され、使用者の足の足裏面と足枕4の足裏対向面43との接触性を維持するのに有利となる。
本発明に係るベッドによれば、振動源30、振動ユニット3はヘッドボード12に搭載させても良い。また、1個の振動ユニット3あたり搭載されている振動源30の数は1個でも複数でも良い。足枕4及びマットレス16の双方に対面するように振動源30、振動ユニット33が設けられているが、これに限らず、足枕4のみに対面するように振動源30、振動ユニット33が設けられている形態を採用しても良い。あるいは、マットレス16のみに対面するように振動源30、振動ユニット33が設けられている形態を採用しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。
本発明は使用者の身体を休めるベッドに利用することができる。
振動ユニットをベッド本体のフットボードに取り付けたベッドの正面図である。 振動ユニットをベッド本体のフットボードに取り付けたベッドの平面図である。 振動ユニットをフットボードに取り付けたベッドの側面図である。 振動ユニットの一例を示す断面図である。 振動ユニットを可動させる可動機構の要部を示す構成図である。 振動ユニットを可動させる可動機構の要部を示す斜視図である。 高さを変えた振動ユニットの振動を足枕に加える形態を示す構成図である。 高さを変えた振動ユニットの振動をマットレスに加える形態を示す構成図である。 振動ユニットを可動させる別の例に係る可動機構を示す構成図である。 振動ユニットを可動させる可動機構を示す平面視である。 振動ユニットを可動させる可動機構を示す側面視である。 別の可動機構を示す構成図である。 実施例2に係り、振動ユニットをもつフットボードをベッド本体に接近させる前の状態のベッドの正面図である。 実施例2に係り、振動ユニットをもつフットボードをベッド本体に接近させた状態のベッドの正面図である。 マットレスに振動を加える振動ユニットの振動部の軸芯をベッド本意の高さ方向に配置した状態の構成図である。 足枕に振動を加える振動ユニットの振動部の軸芯をベッド本体の高さ方向に配置した状態の成図である。 振動部の内部構造の一例を示す断面図である。 振動ユニットの保持部が振動部を保持する状態を示す斜視図である。 他の例に係り、振動ユニットを内蔵したフットボード及び足枕付近を示す構成図である。 他の例に係り、振動ユニットを内蔵したフットボード及び足枕付近を示す構成図である。 他の例に係り、振動ユニットを内蔵したフットボード及び足枕付近を示す構成図である。 他の例に係り、加熱部を有する足枕付近を示す断面図である。 他の例に係り、加熱部を有する足枕付近を示す断面図である。 他の例に係り、加熱部を有する足枕付近を示す断面図である。 他の例に係り、延設部を有する足枕付近を示す構成図である。 他の例に係り、足枕付近を示す構成図である。 他の例に係り、覆い部を有する足枕付近を示す断面図である。
図中、1はベッド本体、11はフットボード(フット側部材)、16はマットレス(寝具類)、3(3P,3M)は振動ユニット(振動部)、30は振動源、4は足枕(寝具類)、5は加熱部を示す。

Claims (3)

  1. 使用者が横たわる寝具類を載置できるベッド本体と、前記ベッド本体上に横たわる使用者の足側に位置するようにベッド本体に設けられたフット側部材とをもつベッドにおいて、
    前記ベッド本体上の使用者の身体に直接的にまたは間接的に有用振動を与える振動部を有する振動ユニットが前記フット側部材に設けられており、
    前記ベッドの前記フット側部材は、前記ベッド本体の幅方向(Z方向)に延設されたZガイド部と、前記ベッド本体の高さ方向(Y方向)に延設されたYガイド部と、前記ベッド本体の長さ方向(X方向)に延設されたXガイド部とをもち、
    前記振動ユニットは、前記フット側部材に設けられている前記Zガイド部、前記Yガイド部および前記Xガイド部によって3次元的に位置調整可能に設けられていることを特徴とするベッド。
  2. 請求項1において、前記寝具類はマットレスであり、前記振動ユニットは、前記ベッド本体に載置されたマットレスに横たわる使用者の足裏面に対向した位置に配置されていることを特徴とするベッド。
  3. 請求項1または2において、前記寝具類はマットレスであり、前記振動ユニットは、前ベッド本体に載置された寝具類上に配置される足枕を介して使用者にリラクゼーション効果を与える有用振動を付与することを特徴とするベッド。
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