JP4664843B2 - 位置検出装置、センサパネル、および、表示装置 - Google Patents

位置検出装置、センサパネル、および、表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、位置検出装置、センサパネル、および、表示装置に関する。
従来、ペン型の位置指示器により指示された位置を検出する位置検出装置が知られている。また、最近、液晶表示装置と一体に構成された位置検出装置を用い、表示画面上で位置指示器を操作して、位置入力操作を行えるものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
通常、液晶表示装置等の表示装置はノイズを多く発生する。また、表示装置の下方に、他の機器や基板等が重ねて配設された場合には、これらの機器や基板等から多くのノイズがもたらされる。
このノイズに対する対策として、上記従来の位置検出装置は、例えば、液晶表示装置における描画走査のタイミングと、位置指示器から位置検出装置への信号送信のタイミングとを調整する等の処理を行っていた。
特開2002−215317号公報
ところで、上記従来の位置検出装置では、位置指示器による操作を検出するためのループコイルを液晶表示パネルの裏側に配設し、このループコイルと位置指示器とが液晶表示パネルを挟んで信号を送受信する。
この場合、上記ノイズに対する対策が必要になるが、出願人は、上記の問題を解決するための全く別の手法として、液晶表示パネルの表示面に位置検出装置のループコイルを配置することを想定した。この手法を用いた場合、表示画面上にループコイルの配線が位置することから、表示画面を見る際に配線が見えてしまい、表示画面の視認性に影響を及ぼすことが懸念される。
本発明は、上述した問題に鑑み、表示画面の視認性を損なうことなく、表示画面の表示面側に重なる位置に配線を敷設できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、表示画面を有する表示装置において、前記表示画面は、面状に拡がって配設された透光性の表示用導体と、所定幅の導体からなる基線部と、この基線部に両端を接続された前記所定幅より細い細線状導体が複数並列に接続されてなる細線部とを有する検出用導体とを備え、前記検出用導体は、前記表示用導体と同一面に配設されていること、を特徴としている。
この構成によれば、表示画面を有する表示装置において、センサとして利用可能な検出用導体が表示装置の表示用導体と同一平面にあり、この検出用導体が細線部を有する。この検出用導体は細幅に形成されたことによって視認されにくくなっており、表示画面の視認性を損なうことなく、センサとして利用可能な表示装置を実現できる。また、細線状導体は複数並列に接続されているので、幅を細くしても電気抵抗値が小さく、センサとして好適であるという利点がある。さらに、表示用導体と検出用導体とが同一面に配設されているので、表示装置の厚みを増すことなく検出用導体を設けることができ、薄型の表示装置においても容易に適用できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、外部の表示装置の表示面に重ねて配設されるセンサパネルであって、所定幅の導体からなる基線部と、この基線部に両端を接続された前記所定幅より細い細線状導体が複数並列に接続されてなる細線部とを有する検出用導体が複数配設され、これら複数の前記検出用導体は、少なくとも前記表示装置の表示領域に重なる部分が前記細線部により構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、表示装置の表示面に重ねて配設されるセンサパネルの検出用導体が、表示装置の表示領域に重なる部分において細線部で構成されている。細線状導体は細幅に形成されているので、それ自体が視認されにくく、表示装置により表示される画面の視認性を損なわない。従って、画面の視認性に殆ど影響を及ぼすことなく、検出用導体を備えたセンサパネルを表示装置の表示面に配設することが可能となる。また、細線状導体は複数並列に接続されているので、幅を細くしても電気抵抗値が小さいという利点がある。
また、本発明において、前記検出用導体には、前記細線状導体が平行に並ぶ平行配線部が形成され、この平行配線部における細線状導体同士の間隔と、隣り合う前記平行配線部の間隔とが等しい構成としてもよい。この場合、平行配線部内における細線状導体の配列と、隣り合う平行配線部の両端に位置する細線状導体の配列状態とが一致するので、表示領域全体において平行配線部の配列状態が均一になるので、検出用導体が視認されにくくなり、画面の視認性に対する影響がより軽微になるという利点がある。
さらに、前記表示装置は、所定方向に並ぶ複数の画素の状態を変化させることにより前記画面を表示するものであって、当該センサパネルは、前記表示装置の画素の中心が、前記平行配線部において隣接する細線状導体の中央に位置するよう配設されるものとしてもよい。この場合、画素の面積のうち細線状導体によって覆われる面積が最小となるので、これら画素により表示される画面の視認性に対する影響が、より一層軽微になるという利点がある。
また、本発明において、前記表示装置は、所定方向に並ぶ複数の画素の状態を変化させることにより前記画面を表示するものであって、前記平行配線部における細線状導体は、隣接する画素の境界上に配設されるものとしてもよい。この場合、細線状導体は、画素の境界上に配設されるので、より一層視認されにくくなるので、センサパネルによる画面の視認性に対する影響を、さらに軽微なものとすることができる。
さらにまた、本発明において、前記検出用導体は、一ターンまたは複数ターンのループコイルを形成するものとしてもよい。
本発明は、上記センサパネルと、前記センサパネルに配設された各々の前記検出用導体と、外部の位置指示器との間の電磁的作用を検出することにより、前記位置指示器による位置入力操作を検出する検出回路とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、表示装置の画面の視認性を損なうことなく、表示装置の表示面に配設されたセンサパネルの検出用導体を利用して、位置指示器による位置入力操作を検出する。ここで、検出用導体が表示装置の表示面に重ねて配設されたことで、検出用導体と位置指示器との間の距離が短く、かつ、間にノイズを発する障害物がないことから、位置入力操作を極めて容易に、確実に検出することが可能になる。さらに、検出用導体を用いて位置指示器に対して信号を送信する場合には、信号送信に係る電流と検出用導体の電気抵抗値との関係から低電圧での駆動が可能となり、低消費電力の位置検出装置を実現できる。
本発明において、前記検出回路は、前記センサパネルに配設された複数の前記検出用導体から一の検出用導体を選択する選択手段と、前記位置指示器から信号が送信された場合に、前記選択手段によって選択された検出用導体により受信した前記信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段により検出された信号に基づいて、前記位置指示器により指示された位置を求める検出処理手段と、を備える構成としてもよい。この場合、表示装置の表示面に配設されたセンサパネルの検出用導体により受信される信号をもとに位置を検出するので、信号を確実に受信して位置を検出できるという利点がある。
また、本発明において、画面を表示する表示装置をさらに備え、前記センサパネルは、前記表示装置の表示面に重ねて配設された構成としてもよい。
本発明は、少なくとも一つのコイルを備えた位置指示器と、前記位置指示器による位置入力操作を検出する位置検出装置とを有する位置入力装置であって、前記位置検出装置は、上記センサパネルと、前記センサパネルに配設された各々の前記検出用導体と、前記位置指示器が有するコイルとの間の電磁的作用を検出することにより、前記位置指示器による位置入力操作を検出する検出回路とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、少なくとも一つのコイルを備えた位置指示器と、前記位置指示器による位置入力操作を検出する位置検出装置とを備えた位置入力装置を有するコンピュータシステムにおいて、前記位置検出装置は、上記センサパネルと、前記センサパネルに配設された各々の前記検出用導体と、前記位置指示器が有するコイルとの間の電磁的作用を検出することにより、前記位置指示器による位置入力操作を検出する検出回路とを備えること、を特徴としている。
この構成によれば、表示装置の画面の視認性を損なうことなく、表示装置の表示面に配設されたセンサパネルの検出用導体を利用して、位置指示器による位置入力操作を検出するので、位置入力操作を極めて容易に、確実に検出することが可能になる。さらに、検出用導体を用いて位置指示器に対して信号を送信する場合には、信号送信に係る電流と電気抵抗値の関係から低電圧での駆動が可能となるので、位置入力装置、および、この位置入力装置を備えたコンピュータシステム全体を低消費電力のものとすることができる。
本発明によれば、検出用導体を備えるセンサパネルを、表示装置の画面の視認性を損なうことなく、表示装置の表示面に重ねて配設することが可能となる。これにより、検出用導体に対する表示装置背面の磁気ノイズの影響を確実に回避でき、また、多様なサイズおよび形状の表示装置にセンサパネルを配設することができる。さらに、表示装置にセンサパネルを簡単に組み付けることが可能となり、製造工程の効率化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るコンピュータシステム1の概略構成を示す外観図である。図1に示すように、コンピュータシステム1は、タブレット型コンピュータ3と、タブレット型コンピュータ3上で位置入力操作を行うための位置指示器2とを備えて構成される。タブレット型コンピュータ3は、各種画面を表示するとともに、位置指示器2による位置入力操作を検出する機能を有する表示入力部30を備える。
表示入力部30の上面は、図1に示すようにほぼ矩形に構成される。表示入力部30においては、上記矩形の長辺方向をX方向、同短辺方向をY方向とするX−Y直交座標系が仮想的に設定され、位置指示器2の位置入力操作が行われると、位置指示器2により指示された位置のX座標及びY座標が検出される。
タブレット型コンピュータ3は、位置指示器2による位置入力操作に対応して、各種アプリケーションプログラムを実行する機能を備えたパーソナルコンピュータである。タブレット型コンピュータ3においては、その上面に露出する表示入力部30の表面が、実行中のプログラムに係る各種画面を表示する表示部と、位置指示器2による操作が可能な入力エリアとを兼ねており、この入力エリア内で位置指示器2の位置入力操作が検出される。
位置指示器2はペン型のケース21を有し、このケース21の先端からは芯22が突出する。また、ケース21の側面には、ユーザの手指により押圧操作されるスイッチ23、24が並べて配設されている。位置指示器2は、コイル25(図8)およびコンデンサ26(図8)を備えた共振回路27(図8)を内蔵し、この共振回路27と図6に示す位置検出部4(位置検出装置)との間で無線信号を送受信することにより、位置検出部4に対して位置を指示する。これら位置指示器2と位置検出部4とによって、位置入力装置が構成される。
位置入力操作時には、ユーザにより、位置指示器2の先端から突出する芯22が表示入力部30の表面に押し付けられる。位置指示器2は、共振回路27の機能により、芯22に加わる押圧力(筆圧)に対応する信号を生成して位置検出部4へ送信する。
さらに、位置指示器2が有する共振回路27は、スイッチ23、24の操作状態に対応する信号を生成して位置検出部4へ送信する。位置検出部4においては、共振回路27から送信される信号に基づいて、位置入力操作された位置と、操作時の筆圧と、スイッチ23、24の操作状態とを検出できる。
図2は、表示入力部30の構成を示す要部断面図であり、特に、表示パネル5の表示面側の構成を示す。
図2の断面図に示すように、表示入力部30は、表示パネル5(表示装置)の表示面の上に、絶縁層41、ループコイル群42、絶縁層43、ループコイル群44が順に重ねて配設された構成となっており、タブレット型コンピュータ3の表面には表面パネル45が露出する。なお、図2に示す構成では表示パネル5と絶縁層41との間に空間が存在しているが、この空間はなくてもよい。
絶縁層41、43は、PET樹脂等の各種樹脂等の絶縁体により構成される板または膜であり、表示パネル5に表示される画面の視認性を確保できる程度の光透過性(透明度)を有する。絶縁層41は、ループコイル群42の保護及び絶縁を目的として配設され、少なくともループコイル群42を構成する導体の表面を覆い、好ましくはループコイル群42のほぼ全体を覆うように配設される。また、絶縁層43は、ループコイル群42とループコイル群44とを絶縁する目的で配設され、少なくともループコイル群42またはループコイル群44のいずれか一方の導体の表面を覆い、好ましくはループコイル群42、44の両方の表面をほぼ全面にわたって覆うように配設される。
これら絶縁層41、43は、塗布、蒸着、印刷(吹付を含む)或いは貼付等の方法により形成される。
ループコイル群42、44においては、それぞれ、銅や銀等の金属またはこれら金属の化合物等の導体で構成され、一ターンまたは複数ターン(好ましくは2ターン)をなす複数のループコイル(検出用導体)が、互いに平行に並べられている。各ループコイルをなす導体は、上記の金属等の不透明なもの、及び、ITO(Indium-Tin Oxide)等の透明導電体と称されるものを含む。ループコイル群42、44の各ループコイルの形状については後述するが、これらのループコイルは、塗布、蒸着、印刷(吹付を含む)或いは貼付等の方法により、若しくは、これらの方法により形成した面状の導体にエッチングを施すことにより形成される。
表面パネル45は、ガラス、アクリル、ガラス或いはポリカーボネート等の合成樹脂等、表示パネル5に表示される画面の視認性を確保できる程度の光透過性(透明度)と、望ましくは絶縁性を有する板である。この表面パネル45は、表示入力部30の表面に露出するものであり、その表面に、アンチグレア効果やアンチリフレクション効果を有する層を形成しても良いし、耐摩耗性を高めるための層を配したものとしてもよい。また、位置指示器2の芯22を表面パネル45の表面に接触させた場合の感触を変化させるべく、表面パネル45の表面に、表面パネル45とは摩擦係数が異なる層を設けてもよい。
図2に示す構成は、例えば、ループコイル群42、44と、これらループコイル群42、44を挟む絶縁層41、43と、表示パネル5とを組み合わせてなる部分を接着等して一体に形成した配線基板(センサパネル)を形成し、この配線基盤を表示パネル5の表示面側に載せることで、容易に実現可能である。
図3は、表示パネル5における画素50の配置状態を模式的に示す平面図である。
本実施形態では、表示パネル5として、LCD(液晶表示)パネルを用いる。表示パネル5には、光の透過状態を2段階またはそれ以上に切換可能な表示要素としての画素50が、マトリクス状に配置される。より詳細には、画素50が、上述のように仮想的に設定されるX−Y直交座標系のX方向、及びY方向に直線状に並ぶ構成を有する。以下の説明では、表示パネル5の画素50が配設された領域のうち、タブレット型コンピュータ3の外側から見て視認される領域を表示領域と呼ぶ。
本実施形態では、一例として、12インチ、XGA(横1024ドット×縦768ドット)表示の液晶表示パネルからなる表示パネル5について説明する。この表示パネル5は、横(X方向)1024個、縦(Y方向)768個の画素50を有する。
表示パネル5は、R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色に対応する3種類の色を表示可能な画素50を有するカラーLCDパネルであってもよいし、或いは、1種類の画素50のみを有するモノクロLCDパネルであってもよい。
図4は、ループコイル群42、44の概略構成を示す要部分解斜視図である。なお、図4においては、絶縁層41、43等の図示を省略する。
図4に示すように、ループコイル群42は、上記X−Y座標系のY方向に沿って並ぶ64本のループコイル42-1〜42-64から構成される。
また、ループコイル群44は、上記X−Y座標系のX方向に沿って並ぶ64本のループコイル44-1〜44-64から構成される。
本実施形態では、これらループコイル42-1〜42-64、44-1〜44-64を、いずれも、上記X−Y座標系が設定された平面において二重の輪を構成する2ターンのループコイルとした例について説明する。
図5は、ループコイル群42、44のループコイルの構成を詳細に示す要部拡大平面図であり、ループコイル42-1、42-2の、表示パネル5の表示領域に重なる部分を特に拡大して示す。ループコイル群42、44における全てのループコイルの構成は、いずれも、図5に示すループコイル42-1、42-2と同様である。
図5に示すように、ループコイル42-1、42-2は、所定幅を有する基線部4Aと、この基線部4Aより細幅に形成された4本の細線4B(細線状導体)からなる細線部4Cとを有する。4本の細幅4Bは、それぞれ、分岐接続部4Dを介して基線部4Aに電気的に接続される。ここで、基線部4Aと細線4Bとは導通していればよく、基線部4Aと細線4Bとを別に形成した後に接続してもよいし、基線部4Aと細線4Bとを一体に形成してもよい。
細線部4Cは、表示パネル5の表示領域と重なる部分において、4本の細線4Bが各々等間隔をあけて平行に配設される。この部分は平行配線部に相当する。さらに、隣り合うループコイル42-1とループコイル42-2の間隔は、4本の細幅4Bの間隔に等しい。従って、ループコイル群42、44においては、多数(本実施形態では、1024本)の細線4Bが等間隔で並ぶ構成となる。
ループコイル42-1、42-2の、表示パネル5の表示領域に重なる部分は、細線4Bとなっており、他のループコイルも同様である。このため、表示入力部30において、ループコイル群42、44のループコイルのうち、ユーザからは細線4Bのみが視認され、基線部4Aは、例えばタブレット型コンピュータ3の筐体に隠れた場所に位置し、タブレット型コンピュータ3の外から見えない。
ここで、基線部4A及び細線4Bの具体的な幅については、細線4Bが基線部4Aより細ければ任意であるが、以下に述べる観点から幅を決定することが望ましい。
第1に、ループコイル群42、44は表示パネル5の表面側に配設されるものであるから、表示パネル5に表示される画面の視認性を損なわないように、ループコイル群42、44自体の視認性が低く、ユーザから見えにくい方が好ましい。
第2に、ループコイル群42、44は、後述するように信号を送受信するために用いられる。従って、ループコイル群42、44の電気抵抗値が小さいほど、低電圧で大電流を流すことが可能となり、送受信時の信号強度を強くすることができるので、好ましい。
第1の観点からみれば、細線4Bの幅は細い方が好ましく、30μm(マイクロメートル)以下であれば、ループコイル群42、44に不透明な導体(例えば、銅や銀、或いはこれらの化合物等)を用いた場合であっても、視認性が極めて低くなり、ユーザから殆ど見えなくなるので、好ましい。さらに、細線4Bをエッチングにより形成する場合には、10μm以上であれば、形成が容易になり、好ましい。
第2の観点からみれば、細線4Bの幅は太い方が好ましいが、図5に示すように、本実施形態におけるループコイル群42、44のループコイルは、複数の細線4Bが並列に基線部4Aに接続された構成となっているので、1本の細線4Bが細くても、ループコイル全体としての電気抵抗値を小さく抑えることが可能である。このため、細線4Bの幅が、上述した30μm以下であっても、何ら問題なく信号を送受信できる。さらに、上記のように、細線4Bの幅が30μm以下であれば、不透明な導体であっても問題なく利用できるので、特に電気抵抗値の小さい導体(例えば、銅や銀、或いはこれらの化合物)を用いることで、ループコイルの電気抵抗値をより小さく抑えることができる。
まとめると、細線4Bの幅が30μm以下であれば、ループコイル自体の視認性を低く抑え、かつ、電気抵抗値を抑えることができ、非常に好ましい。また、ループコイルを構成する導体は、電気抵抗値が小さいほど好ましい。
加えて、ループコイルの材料として銅を用いる場合には、表示入力部30の表面に露出して視認される面に、酸化等による黒化処理を施すことで、より視認性を低くすることが可能となり、好ましい。
なお、ループコイルの材料として透明な導電体(例えば、ITO)を用いる場合は、細線4Bの視認性は極めて低くなるので、細線4Bの幅が上記の値より太くてもよい。
また、基線部4Aの幅については特に制限はなく、例えばループコイル群42、44として各々64本のループコイルを設けるのに支障がない範囲において、太くすればよい。
そして、各ループコイルの細線4Bのピッチは、表示パネル5の画素50のピッチと等しくなっている。
図6は、ループコイル群42、44の各ループコイルと画素50との位置関係を示す要部拡大平面図である。なお、図6においては、説明の便宜を図るためにループコイル42-1、42-2の2本のループコイルのみを図示するが、ループコイル群42、44の他のループコイルの配置状態も同様である。
図6に示すように、ループコイル42-1、42-2が有する各細線4Bのピッチ4Pは、画素50のピッチ5Pと等しい。このため、画素50の配列状態と細線4Bの配列状態とが均一であり、表示パネル5の表示領域において一様な幾何学的配置をなすことから、細線4Bが目立たず、視認されにくいという利点がある。
さらに、図6に示す構成では、隣接する画素50と画素50との間に細線4Bが位置している。この構成では、画素50が細線4Bによって覆われる面積が最小となり、また、各画素50が細線4Bにより覆われる面積がほぼ均一となるので、細線4Bが、より一層視認されにくくなっている。
図6に示す構成を別の見方で捉えれば、ループコイルの細線4Bが、隣接する画素50の境界上に位置し、これによって細線4Bの視認性が低くなっているといえる。なお、本実施形態では、2本の細線4Bの間に1個の画素50が位置する構成としているが、例えば、2本の細線4Bの間に複数の画素50が並ぶ構成としてもよい。この場合も、細線4Bが画素50の境界の上を通るので、細線4Bが視認されにくい。また、1個の画素50の上に複数本の細線4Bが位置する構成としてもよい。この場合は、画素4Bのサイズが細線4Bの幅に比べて大きいので、細線4Bが見えにくいといえる。特に、カラー表示をする液晶表示パネルからなる表示パネル5において、一つの画素50はR、G、Bの3つのセグメントにより構成される。この場合、細線4Bを、セグメントの境界の上を通るように配設すれば、一つの画素50の上に複数本の細線4Bが配置されていても、細線4Bが表示を妨げることがなく、好適である。
次に、以上のように構成される位置検出部4を備えたタブレット型コンピュータ3の構成及び動作について説明する。
図7は、タブレット型コンピュータ3の機能的構成を示すブロック図である。
タブレット型コンピュータ3は、各種制御プログラムを実行することによりタブレット型コンピュータ3の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)31と、CPU31により実行される制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)32と、CPU31により実行されるプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成するRAM(Random Access Memory)33と、CPU31により実行される制御プログラム、アプリケーションプログラム、及び、これらプログラムに係るデータを記憶する記憶部34とを備える。
また、タブレット型コンピュータ3は、表示入力部30(図1)における位置指示器2(図1)の位置入力操作を検出する位置検出部4と、位置検出部4により検出された位置入力操作に対応する操作情報を生成してCPU31に出力する入力部35と、CPU31により生成された画面表示用データを解析して、表示パネル5を駆動する表示部36と、表示部36により駆動されて、文字、静止画像、動画像等の各種の表示オブジェクトを含む画面を表示する表示装置としての表示パネル5と、タブレット型コンピュータ3の外部の機器に接続されるI/F37とを備える。上記の各部はバス38により相互に接続される。
CPU31は、ROM32に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、タブレット型コンピュータ3の各部を制御するとともに、記憶部34に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出してRAM33のワークエリアに展開して実行し、各種データの処理を行う。また、CPU31は、基本制御プログラム及びアプリケーションプログラムの実行中に、当該プログラムに係る画面を表示するための画面表示用データを生成して表示部36に出力し、表示パネル5に上記画面を表示させる。また、CPU31は、位置指示器2による位置入力操作に対応した操作情報が入力部35から入力された場合に、この操作情報と表示部36に出力した画面表示用データとに基づいて、位置入力操作による指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。
位置検出部4は、表示入力部30(図1)に配設されたハードウェアにより実現される。位置検出部4は、入力エリアたる表示入力部30の表面における位置指示器2の位置入力操作に対応し、この位置入力操作により指示された位置、操作時の筆圧、及び、操作時におけるスイッチ23、24の操作状態を検出し、これらを含む操作信号を入力部35に出力する。そして、入力部35は、位置検出部4から入力された操作信号を解析して、位置指示器2による位置入力操作に対応した操作情報を生成し、CPU31に出力する。
図8は、位置検出部4の内部回路40の構成を示す図である。
この図8には、理解の便宜を図るため、内部回路40とともに、位置指示器2の内部回路及び表示入力部30を図示する。
図8に示すように、位置指示器2はコイル25およびコンデンサ26からなる共振回路27を内蔵する。このコイル25およびコンデンサ26の数値は所定の周波数foを共振(同調)周波数とする値に設定されている。この共振回路27には、図示しないコンデンサがスイッチ23、24を介してコンデンサ26に並列に接続され、スイッチ23、24が操作された場合に共振回路27の共振周波数が小さく(低く)なるよう構成されている。
一方、位置検出部4の内部回路40は、切替回路401、制御部402、処理部403、インタフェース404、信号発生部410、および信号検出部420の各部を備えて構成される。
切替回路401は、表示入力部30に配設されたループコイル群42、44の各ループコイル、および、信号発生部410と信号検出部420とに接続される。切替回路401は、制御部402の制御のもと、ループコイル群42、44から一のループコイルを順次切り替えて選択する。また、切替回路401は、信号発生部410と信号検出部420とを切り替えて選択する。これにより、ループコイル群42、44の一のループコイルに対し、信号発生部410または信号検出部420が接続され、送信または受信動作が可能となる。
信号発生部410は、ランダムアクセスメモリ(RAM)41、デジタル・アナログ変換器(D/Aコンバータ)42、低域フィルタ(LPF)43及びドライブアンプ414を備え、任意の周波数、位相、振幅を有する交流信号を発生する。
RAM411は、処理部403又はホストコンピュータに予め用意された任意の交流信号に対応する複数ビット、ここでは6ビットのデジタルデータのうち、発生しようとする交流信号に対応するデータを記憶する。D/Aコンバータ412はRAM411より読出されるデジタルデータを順次アナログパルス(PAM)信号に変換する。低域フィルタ413はPAM信号中より高周波成分を除去し、そのエンベロープ成分のみを出力する。ドライブアンプ414はエンベロープ成分を適当なレベルまで増幅し、目的とする交流信号として出力する。RAM411におけるデータの書込み及び読出し、並びにD/Aコンバータ412における変換は制御部402からの情報に従って実行される。なお、RAM411の代わりに少なくとも一つの交流信号に対応するデジタルデータを記憶したリードオンメモリを用いても良く、また、処理部403に高速なCPUを用いればバスバッファとしても良い。
信号検出部420はプリアンプ421、アンプ422、424、減衰器(ATT)423、アナログ・デジタル変換器(A/Dコンバータ)425及び演算回路426からなっており、受信信号中の任意の周波数成分に対する振幅及び位相角を検出する。
プリアンプ421、アンプ422,424及び減衰器423は受信信号を適当なレベルまで増幅する。A/Dコンバータ425は増幅後の受信信号を所定の周期、ここでは250nsecでサンプリングし、6ビットのデジタルデータに変換する。演算回路426はデジタルデータを用いて所定の演算、例えば後述する離散フーリエ変換演算を行ない、受信信号中の任意の周波数成分に対する振幅及び位相角を算出する。減衰器423における減衰度の調節、A/Dコンバータ425における変換、並びに演算回路426における演算は制御部402からの情報に従って実行される。
制御部402は処理部403よりの指令に基づいて動作し、予め設定されたシーケンスに従って各部のタイミングを制御する。なお、消費電力を減らすため、電波を発生(送信)する時は信号検出部420を待機状態とし、また、電波を受信する時は信号発生部410を待機状態とし、さらにまた、一定時間以上受信信号が得られない、即ち位置指示器が検出されない時は信号発生部410及び信号検出部420ともに待機状態とする。
インタフェース404は、入力部35(図7)を介してCPU31(図7)との間でデータをやりとりするためのもので、入力部35に直結した少なくとも2つのレジスタからなっている。該レジスタはFIF0メモリ構造になっており、ホストコンピュータはこのレジスタを数回アクセスすることにより決められたデータフォーマットに従ってデータを読出すよう構成されている。
処理部403は指定位置の座標値の計算等を行うとともに、ホストコンピュータとのデータ伝送、各部の総合的なコントロールを行うもので、周知のマイクロプロセッサ、必要なプログラムやデータが書込まれたROM,RAM等からなっている。
以下、内部回路40の動作を説明する。
まず、処理部403は各部を初期化して、信号発生部410のRAM411に予め用意した周波数fo、ここでは500kHzの正弦波信号に対応するデジタルデータを書込む。このデジタルデータは、は所定の送信期間(ここでは32μsec)内に送出可能な500kHzの16波の正弦波信号を表わす128個の6ビットのデジタルデータである。
次に、処理部403はループコイル42-1〜64およびループコイル44-1〜64を順次切り替えるための切替データを制御部402に書込むとともに、制御部402に電波の送受信を実行させる。
この電波の送受信は、次のように行われる。すなわち、制御部402は切替データの1番目を切替回路401に送出し、信号発生部410を起動するとともに信号発生部410を選択させるデータを切替回路401に送出する。これにより、切替回路401によって選択されたループコイルに信号発生部410が接続され、信号の送信が可能となる。
次に、制御部402はクロックを供給してRAM411内のデジタルデータをD/Aコンバータ412に順次転送し、D/A変換を実行させて該デジタルデータをPAM信号に変換させる。このPAM信号は前述したように低域フィルタ413により高周波成分が除去されて、エンベロープ成分、即ち500kHzの交流信号とされ、さらにドライブアンプ414により適当なレベルまで増幅されて切替回路401に送出される。なお、上記PAM信号は実際にはプラス成分又はマイナス成分のみの単極性信号であり、低域フィルタ413又はドライブアンプ414もしくはその間に挿入された図示しないコンデンサにより直流分がカットされて両極性信号となる。
そして、信号発生部410から送出された交流信号は切替回路401を経てループコイルに供給され、電波となって発信する。この際、表示入力部30上にて位置指示器2が略直立状態、即ち使用状態に保持されていると、該電波は位置指示器2のコイル25を励振し、その共振回路27に交流信号に同期した誘導電圧を発生させる。
一方、制御部402は前述した32μsecの送信期間が終了すると、信号発生部410を待機状態に信号検出部420を起動するとともに、切替回路401に対して信号検出部420を選択させるデータを送出する。ここで、切替回路401により信号検出部420が選択されると、ループコイルから発信中の電波は直ちに消滅するが、位置指示器2の共振回路27に発生した誘導電圧はその損失に応じて徐々に減衰するとともにコイル25より電波を発信させる。該電波は、表示入力部30のループコイルを逆に励振するため、切替回路401を介して信号検出部420に接続されたループコイルにはコイル25からの電波による誘導電圧(受信信号)が発生する。
ループコイルに発生した受信信号はプリアンプ421、アンプ422,424及び減衰器423により適当なレベルまで増幅されてA/Dコンバータ425に入力される。制御部402は信号検出部420を起動した後、クロックを供給してA/Dコンバータ425により受信信号を250nsec毎に128回サンプリングさせA/D変換を実行させるとともに、演算回路426により後述する離散フーリエ変換演算を行わせ、その結果を処理部403へ送出する。なお、前述した受信信号を250nsec毎に128回サンプリングするのに要する時間(32μsec)を受信期間と称する。
次に、制御部402は切替回路401に対する切替データを2番目のデータに更新させて上記の一連の処理を実行させる。この一連の動作では、切替回路401によってループコイル群42、44のうち次のループコイルが選択され、電波を送信する動作、および受信する動作が行われる。この動作は、ループコイル群42、44の全てのループコイルを順次切り替えて選択しながら繰り返される。
ループコイル群42、44の全てのループコイルに対する上記処理が終了すると、処理部403は、各ループコイルを選択した際の受信信号レベルのパターンをもとに演算処理を行う。詳細には、処理部403は、予め、各ループコイル上に位置指示器2が位置している際に得られる受信信号レベルのパターンを記憶しており、この記憶したパターンと、実際に各ループコイルを選択して得られたパターンとを比較演算し、必要に応じて補間演算を行うことで、位置指示器2に最も近いループコイルを特定する。
そして、処理部403は、特定したループコイルに対応する座標、すなわち入力エリアにおける位置指示器2の位置を示す座標(絶対位置座標)を示す操作信号を生成して、入力部35(図7)に出力する。
また、処理部403は、各ループコイルの選択中の受信信号をもとに共振回路27の共振周波数の変化を検出し、この変化に基づいて、スイッチ23、24の操作状態とともに、芯22に加わった筆圧を検出する。そして処理部403は、位置指示器2が備えるスイッチ23、24の操作状態および筆圧を示す操作信号を生成して、インタフェース404を介して入力部35(図7)に出力する。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、位置指示器2による位置入力操作を検出する位置検出部4が有する表示入力部30において、表示パネル5の表示面側にループコイル群42、44を配設した構成を有し、このループコイル群42、44の各ループコイルは、表示パネル5の表示領域に重なる部分が複数の細線4Bからなる細線部4Cで構成されている。
このため、表示パネル5の表示領域においては、ループコイル群42、44のループコイルの視認性は極めて低くなっており、ループコイル自体が見えて見苦しい印象を与えることがなく、さらに、表示パネル5に表示される画面の視認性を損なうことがない。
そして、ループコイル群42、44のループコイルの細線部4Cにおいては、基線部4Aに両端を接続された細線4Bが複数並列に接続されているので、細線4Bを細くしても細線部4C全体としての電気抵抗値を小さく抑えることができる。
そして、表示パネル5の表示面側に配設されたループコイル群42、44を用いて位置指示器2の位置入力操作を検出する場合、位置指示器2とループコイル群42、44との間の距離が極めて近く、かつ、その間にノイズを発する障害物を介さないので、位置指示器2とループコイル群42、44との間の電磁的作用を位置検出部4によって容易に検出できる。このため、内部回路40から位置指示器2に信号を送信する動作に係る電流と電気抵抗値との関係から、内部回路40を低電圧で駆動することが可能となる。これにより、内部回路40の消費電力を抑えることができ、タブレット型コンピュータ3の消費電力量を抑制し、タブレット型コンピュータ3の長時間の駆動を可能とする等の利点がある。
さらに、ループコイル群42、44を表示パネル5の表示面側に設けることで、表示パネル5の形状やサイズの制約を受けることがない。このため、様々な形状・サイズの表示パネルを表示パネル5として用いることができ、汎用の表示パネルを用いて低コスト化を図ることも、或いは、表示パネル5の大型化を図ることも容易である。加えて、表示パネル5に対してループコイル群42、44を簡単に配設することができるので、組立容易性を高めることができ、製造工程の効率化を図ることができる。
なお、上記実施形態においては、ループコイル群42、44のループコイルは、基線部4Aに4本の細線4Bが分岐接続部4Dにおいて接続された構成としたが、この分岐接続部4Dの構成を変更して、電気抵抗値をより小さくすることができる。この場合について、変形例として説明する。
[変形例1]
図9は、本発明を適用した実施形態の第1の変形例におけるループコイルの構成を示す要部拡大平面図である。
この図9には、ループコイル42-1、42-2を例示するが、ループコイル群42、44における全てのループコイルの構成は、いずれも、図5に示すループコイル42-1、42-2と同様である。
図9に示す構成では、上記実施形態におけるループコイル42-1、42-2の分岐接続部4Dに代えて、分岐接続部4Eが形成される。この分岐接続部4Eは、基線部4Aと細線4Bとを接続する部分であって、基線部4A及び細線4Bと同様の導体からなる。分岐接続部4Eは、表示パネル5の表示領域の外側において、細線4Bの両端の細線部4Cの間に広がる形状を有する。この分岐接続部4Eは、上記の分岐接続部4Dと比較して明らかに面積が大きいので、基線部4Aと細線部4Cとの接続部分における電気抵抗値が小さくなることが期待できる。これにより、ループコイルの電気抵抗値を小さく抑えることにより、内部回路40の低消費電力化を達成することができ、タブレット型コンピュータ3の消費電力量をより一層抑えることができるという利点がある。
[変形例2]
図10は、本発明を適用した実施形態の第2の変形例における表示パネルの構成を示す要部斜視図であり、一部に破断面を示す。
この第2の変形例では、液晶表示パネル6の内部にループコイル群42、44のループコイルを形成した例について説明する。
図10に示す液晶表示パネル6は、下層から順に、偏光板61、ガラス基板62、透明導体層63、液晶層64、透明導体層65、カラーフィルタ66、ガラス基板67、および偏光板68を積層して構成される液晶表示パネルであり、下方からの透過光(例えば、冷陰極管によるバックライト光)により発色する。
液晶表示パネル6は、セグメントは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のいずれかを呈色するセグメントに分割され、これら3色のセグメントが1個ずつ組み合わされて一つの画素50を構成する。カラーフィルタ66には各セグメントに対応する区画が設けられ、各区画はR、G、Bのいずれかに着色されている。
透明導体層63は、例えばガラス基板62にITOを蒸着させて形成される透明な導体の層であり、この導体を分割することで、各セグメントに対応するセグメント電極71が形成される。さらに、透明導体層63には、セグメント電極71の間を縦横に延びる走査信号線72およびデータ信号線73が配設され、これら走査信号線72およびデータ信号線73からセグメント電極71に電圧を印加することにより、セグメント電極71の電位が変化して、各セグメントに対応する位置で液晶層64の透光度が変化する。
ここで、透明導体層63に形成される走査信号線72およびデータ信号線73は、透光性の表示用導体に相当する。
この透明導体層63には、データ信号線73と平行に、検出用導体としてのループコイルを構成する細線4Bが配設される。また、図示はしないが、走査信号線72と平行な方向に、ループコイル群42のループコイルを構成する細線4Bが配設される。
この細線4Bは、セグメント電極71、走査信号線72およびデータ信号線73と同様に、平面状の透明導体層63を分割することで形成される。
また、この場合のループコイルの基線部4A、分岐接続部4Dは、液晶表示パネル6においてセグメントが配設された領域の外側に配設される。
この図10に示す液晶表示パネル6を表示入力部30として用いた場合、ループコイル群42、44が液晶表示パネル6の透明導体層63に形成されているので、液晶表示パネル6に重ねてループコイル群42、44を配設する必要がなく、表示入力部30をより薄くすることができる。また、ループコイル群42、44のループコイルが液晶表示パネル6の透過光を減衰させない位置にあるので、表示品質を全く損なうことがないという利点がある。
この図10に示す構成では、細線4Bの太さが極めて細くなるが、上述のように、ループコイル群42、44のループコイルは複数の細線4Bを束ねた構成を有するので、十分な電流を流すことができ、位置指示器2による操作を確実に検出できる。
この図10に示す構成においては、データ信号線73がループコイルの細線4Bを兼ねる構成としてもよく、走査信号線72がループコイルの細線4Bを兼ねる構成としてもよい。
なお、上記実施形態及び変形例では、ループコイル群42、44のループコイルが2ターンのコイルとして構成される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ループコイルのターン数は任意である。
また、上記実施形態及び変形例では、一例として、12インチ、XGA表示の液晶表示パネルからなる表示パネル5を用いた場合について説明したが、液晶表示パネルのサイズや解像度は任意であるし、ループコイル群42、44のループコイルの数についても、表示パネル5のサイズや解像度に応じて適宜決定すればよい。
さらに、表示パネル5としては、液晶表示パネルに限らず、有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル、プラズマディスプレイ(PDP)、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display:表面電界ディスプレイ)を含むFED(Field Emission Display:電界放出ディスプレイ)等を表示パネル5として用いることも可能である。表示パネル5をPDPにより構成した場合、縦及び/又は横に並べて配置された放電セルが、上記実施形態における画素50に対応する。また、例えば表示パネル5をSEDにより構成した場合、縦及び/又は横に並べて配置された電子源及び蛍光体が、上記実施形態における画素50に対応する。さらに、表示パネル5に代えてCRT(Cathode Ray Tube)を用いることも可能であり、この場合、画面に区分して配置される個々のドット、すなわち3色に対応する蛍光体を各々1個ずつ組み合わせたものが、上記実施形態における画素50に対応する。
また、上記実施形態及び変形例において、位置指示器2は、タブレット型コンピュータ3が内蔵する位置検出部4(図3)との間で無線信号を送受信することにより、位置を指示する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、位置指示器2が電源装置を内蔵し、位置指示器2から位置検出部4に対して一方的に信号を送信するものとしてもよい。また、例えば、位置検出部4を、ループコイル群42、44における静電容量又はその変化を検出可能な検出回路として構成し、位置指示器2或いはユーザの手指等を指示体として、この指示体による位置入力操作によってループコイル群42、44の静電容量が変化した場合に、この変化に基づいて位置入力操作を検出するものとしてもよい。
さらに、上記実施形態及び変形例においては、タブレット型コンピュータ3のタブレット型コンピュータ3に表示入力部30を有する位置検出部4を設けた構成を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図7に示す各機能部(CPU31、ROM32、RAM33、記憶部34、入力部35、表示部36、I/F37及びバス38)に相当するハードウェアを収容するコンピュータ本体と、位置検出部4とを別体として構成してもよい。この場合、ユーザが操作する位置検出部4を小型化することが可能となる上、異なるコンピュータ本体に繋ぎ変えて使用できるという利点がある。
また、本発明は、上記実施形態及び変形例で説明したタブレット型コンピュータに限定されず、表示画面の表示面側に配設される全ての配線において、配線自体の視認性を抑えることにより画面の視認性を損なわないようにし、かつ、配線の電気抵抗値を抑制する目的で、広汎に適用可能である。
本発明を適用した実施形態に係るコンピュータシステムの概略構成を示す外観図である。 表示入力部の構成を示す要部断面図である。 表示パネルにおける画素の配置状態を模式的に示す平面図である。 ループコイル群の概略構成を示す要部分解斜視図である。 ループコイルの構成を詳細に示す要部拡大平面図である。 ループコイルと画素との位置関係を示す要部拡大平面図である。 タブレット型コンピュータの機能的構成を示すブロック図である。 位置検出部の内部回路の構成を示す図である。 本発明を適用した実施形態の第1の変形例におけるループコイルの構成を示す要部拡大平面図である。 本発明を適用した実施形態の第2の変形例における表示パネルの構成を示す一部破断斜視図である。
符号の説明
1 コンピュータシステム
2 位置指示器
3 タブレット型コンピュータ
4 位置検出部(位置検出装置)
5 表示パネル(表示装置)
6 液晶表示パネル(表示装置)
25 コイル
26 コンデンサ
27 共振回路
30 表示入力部
40 内部回路
41、43 絶縁層
42、44 ループコイル群
45 表面パネル
4A 基線部
4B 細線(細線状導体)
4C 細線部
4D、4E 分岐接続部
50 画素
63 透明導体層
71 セグメント電極
72 走査信号線(表示用導体)
73 データ信号線(表示用導体)
401 切替回路(選択手段)
402 制御部(検出処理手段)
403 処理部(信号検出手段)
404 インタフェース
410 信号発生部
420 信号検出部

Claims (5)

  1. 位置検出をするためのセンサを備えた位置検出装置において、
    前記センサは表示領域を有する表示部に重畳して配置されると共に
    前記センサを構成する導体は、所定の幅を有する基線部と、基線部幅より細い幅で前記基線部から分岐された複数の細線部とから構成されている、
    ことを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記センサの前記基線部は
    前記表示部の前記表示領域の外側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の位置検出装置
  3. 前記センサは、光透過性を有する材質で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の位置検出装置
  4. 表示領域を有する表示部に重畳して設けられる、位置検出をするためのセンサパネルにおいて
    該センサパネルを構成する導体は、所定の幅を有する基線部と、該基線部の幅より細い幅で前記基線部から分岐された複数の細線部とから構成されている、
    ことを特徴とするセンサパネル。
  5. 表示領域を有する表示部と該表示部に重畳して配置されたセンサと、を備えた表示装置において
    前記センサを構成する導体は、所定の幅を有する基線部と、該基線部の幅より細い幅で前記基線部から分岐された複数の細線部とから構成されている、
    ことを特徴とする表示装置
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