JP4663518B2 - 床置き式空気除菌装置 - Google Patents
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この構成によれば、支持皿の突部をレール溝に沿って移動させることにより、支持皿と循環ポンプとが干渉しないように支持皿を取り外すことができる。
この構成によれば、支持皿が取り付けられた状態から上下移動部に沿って支持皿を下側又は斜め下側に向けて誘導することができ、さらに、水平移動部に沿って支持皿を引き出し側へ引き出すことができる。
また、支持皿が取り付けられた状態から上下移動部に沿って支持皿を下側又は斜め下側に向けて誘導することができるので、支持皿の突部をレール溝に沿って移動させることにより、支持皿と循環ポンプとが干渉しないように支持皿を取り外すことができる。さらに、水平移動部に沿って支持皿を引き出し側へ引き出すことができるので、支持皿を傾けた状態にせずに水平に引き出すことができる。
図1において、符号1は、床置き式空気除菌装置を示す。この床置き式空気除菌装置1は、箱形の筐体2を備え、この筐体2は、脚片2Aと、前パネル2Bと、天パネル2Cとを含み、この天パネル2Cの両側には、操作蓋2D、開閉蓋2Eがそれぞれ横並びに配置されている。
図3は、図2の中央部で上下に切断した状態を示す側部断面である。中央に位置する除菌室41cには、図2及び図3に示すように、その下部に横長の吸込口3が形成され、この吸込口3の上方にはプレフィルター3Aが配置されている。このプレフィルター3Aの上方には送風ファン7が配置され、この送風ファン7の上方には、保水性の高い気液接触部材5が、図3に示すように、筋交い状に配置され、この気液接触部材5の上方には、横長の吹出口4が配置されている。
この気液接触部材5の下方には、水受け皿9(図3参照)が配置され、この水受け皿9の下流部の下側には、水受け皿9から流入する水を貯留するための支持皿10が給水室41bの内部に配設されている。この支持皿10には、当該支持皿10内に塩素イオンを含む水道水を供給する給水タンク11と、吸水口が支持皿10の内部に挿入される循環ポンプ13とが配置されている。この循環ポンプ13には電解槽31が接続され、この電解槽31には電解水供給管17が接続されている。この電解水供給管17は、外周部に多数の散水孔(図示せず)を備えて構成され、図5Bに示すように、気液接触部材5の上縁部に形成された散水ボックス5C中に挿入されている。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-)
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応が起こると同時に、
水に含まれる塩素イオン(水に予め添加されているもの)が、
2Cl-→Cl2+2e-
のように反応し、さらにこのCl2は水と反応し、
Cl2+H2O→HClO+HCl
となる。
レール溝53は、筐体2の表面部2Yから奥行き方向に水平に延びる水平移動部53aと、この水平移動部53aの奥側端部から上方斜め奥側に延びる上下移動部53bと、この上下移動部53bの上側端部から奥行き方向へ水平に少し延びる固定溝部53cとを備えている。
保持溝54は、固定溝部53cとほぼ同じ高さで、筐体2の表面部2Yから奥行き方向に水平に延在している。
支持皿10を筐体2の内部に取り付けた状態では、支持皿10の内部には、図6に示すように、循環ポンプ13と給水タンク11とが挿入されている。また、支持皿10は、図8に示すように、筐体2の内部の給水室41bに取り付けられたとき、突部50がレール溝53の固定溝部53cで係合すると共に、支持金具51が保持溝54に係合している。
この状態から支持皿10を取り外すには、まず支持皿10を筐体2の表面部2Y側に水平に引き出して、支持金具51と保持溝54との係合を解除する。この水平移動距離は、支持皿10の内壁と循環ポンプ13及び給水タンク11とが干渉しない長さとなっている。
なお、支持皿10を筐体2の内部に取り付ける場合には、逆の手順を行うことにより、支持皿10と循環ポンプ13及び給水タンク11とが干渉しないように取り付けることができる。
また、支持皿10が取り付けられた状態から上下移動部53bに沿って支持皿を斜め下側に向けて誘導することができるので、支持皿10の突部50をレール溝53に沿って移動させることにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。さらに、水平移動部53bに沿って支持皿10を引き出し側へ引き出すことができるので、支持皿10を傾けた状態にせずに水平に引き出すことができる。
本実施の形態では、支持皿10に突部50を設け、筐体2側にレール溝53を設けているが、支持皿10側にレール溝53を設けて、筐体2側に突部50を設けてもよい。これにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。
また、上下移動部53bを斜めに形成したが、上下方向に垂直に形成してもよい。これにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。
2 筐体
2X 側板
2Y 表面部
2Z 側面
5 気液接触部材
8 支持板
8a 開口部
9 水受け皿
10 支持皿
10a 仕切り壁
10b 溝
10c,10d 側面
11 給水タンク
13 循環ポンプ
13a 吸水口
31 電解槽
32、33 電極
40a,40b 仕切り板
40c 側面
41a 電装室
41b 給水室
41c 除菌室
50 突部
51 支持金具
52 案内板
53 レール溝
53a 水平移動部
53b 上下移動部
53c 固定溝部
54 保持溝
Claims (2)
- 床置き式の筐体内に配置された気液接触部材と、この気液接触部材に電解水を供給する電解水供給手段と、電解水が浸透した気液接触部材に室内の空気を送風する送風ファンと、前記気液接触部材の下方に滴下する電解水を貯留するための支持皿と、この支持皿に挿入され貯留している電解水を汲み上げる循環ポンプとを備え、
前記支持皿の側面およびこの支持皿の側面と対向する前記筐体内部の側面のいずれか一方に突部を形成し、他方の側面に前記突部と係合するレール溝を形成し、前記レール溝は、前記支持皿を前記筐体から着脱する際に、前記循環ポンプが前記支持皿の外側に位置するまで前記突部を下方に誘導する態様で形成されていることを特徴とする床置き式空気除菌装置。 - 前記レール溝は、前記支持皿を引き出す側から奥行き方向に向かって略水平に延びる水平移動部と、この水平移動部の奥端から上側又は斜め上側に向かって延びる上下移動部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の床置き式空気除菌装置。
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