JP4663226B2 - 周波数逓倍回路 - Google Patents

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Description

本発明は、周波数逓倍回路に関するものである。
従来より、PLL回路を用いる周波数逓倍回路が知られている。図7は、PLL回路を用いた周知の周波数逓倍回路200の構成を示す図である。周波数逓倍回路200は、入力信号SINの周波数FINをN倍して、周波数FOUT(=FIN×N)の信号SOUTを出力する。
周波数逓倍回路200は、位相差検出器(図中、PDと示す)201、ローパスフィルタ(図中、LPFと記す)202、電圧制御発振器(図中、VCOと記す)203、及び、1/N分周器204とで構成される。
1/N分周器204は、電圧制御発振器203より出力される信号SOUTの周波数位FOUTを1/N倍した信号を、位相差検出器201のV(主PLL)信号入力端子に入力する。位相差検出器201のR(副PLL)信号入力端子には、周波数FINの入力信号SINが入力される。位相差検出器201は、R(副PLL)信号入力端子に入力される入力信号SINの立ち上がり又は立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される1/N分周後の信号の立ち上がり又は立ち下がりタイミングの時間的なずれの量に応じた長さだけHigh又はLowレベルのPDO信号を出力する。ローパスフィルタ202は、上記PDO信号の積分値に応じた電位レベルの信号Vを出力する。電圧制御発振器203は、ローパスフィルタ202より出力される信号Vの電位レベルに対応する周波数FOUTの信号SOUTを出力する。上記構成を採用することで、電圧制御発振器203から出力される信号SOUTの周波数FOUTが、FIN×Nの値に調整される。周波数逓倍回路200については、例えば、以下の非特許文献に説明されている。
「志村正道による著書、"電子回路I[リニア編]第2版"、137頁〜138頁、"5.3.2 PLL"及び"5.3.3 周波数シンセサイザ"を参照」
上述するように、上記位相差検出器201は、R(副PLL)信号入力端子に入力される入力信号SINの立ち上がり又は立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される1/N分周後の信号の立ち上がり又は立ち下がりタイミングの時間的なずれを検出する。このため、上記周波数逓倍回路200における周波数の増加倍率を高くすると、次に、上記ずれの量を検出するまでの間に、位相のずれを含んだ数多くの信号SOUTが出力されることになる。
例えば、上記周波数逓倍回路200が、N=8逓倍の信号を出力する場合を想定する。この場合、図8に示すように、入力信号SINと出力信号SOUTの位相のずれは、出力信号SOUTの4周期に1回しか調べられないことになる。この場合、ずれの補正量が適正値を中心にぶれることになり、安定した周波数の信号を得ることができない。この問題は、倍率が100倍、1000倍と増加するにつれて顕著になる。
そこで、本発明は、従来に比べ、より頻繁に位相のずれを補正して正確な周波数の信号を出力し得る、高倍率化に適した周波数逓倍回路を提供することを目的とする。
請求項1に記載の周波数逓倍回路は、入力信号(Sin)の周波数(Fin)をN倍した周波数(Fout1)の第1信号(Sout1)を出力する周波数逓倍回路であって、第1回路(C1)と、第2回路(C2)と、第3回路(C3)と、を含んでおり、上記第1回路が、第1位相差検出・LPFと、第1電圧制御発振器(3)と、1/N分周回路(4)と、を含んでおり、1のPLLを用いて、上記第1信号を形成して出力する第1周波数逓倍回路であって、上記1のPLLが、第1位相差検出・LPFの第1信号入力端子(R)に上記入力信号が入力され、第1位相差検出・LPFと第1電圧制御発振器と1/N分周回路とが順に接続され、1/N分周回路が出力する1/N分周信号の出力端子が、第1位相差検出・LPFの第2信号入力端子(V)に接続されることによって形成されており、上記第1位相差検出・LPFが、第1信号入力端子に入力される上記入力信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、第2信号入力端子に入力される1/N分周信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、1/N分周信号が遅い場合又は速い場合の第1ずれ量を無くすように、第1電圧制御発振器の出力する第1信号の周波数を増減させる信号V1を出力するものであり、上記第1電圧制御発振器が、第1位相差検出・LPFの出力する信号V1と、第3回路からの信号V3と、に応じて定まる周波数の第1信号を出力するものであり、上記第2回路が、1のPLLを用いて、上記入力信号の周波数をM倍した周波数(Fout2)の第2信号(Sout2)を形成して出力する第2周波数逓倍回路であり、上記Mが、上記Nより小さく、かつ、1より大きな上記Nの公約数の1つであり、上記第3回路が、上記第2信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、上記第1電圧制御発振器の出力する第1信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、第1信号が遅い場合又は速い場合の第2ずれ量を無くすように第1信号の周波数を増加又は減少させる信号V3を、上記第1回路の第1電圧制御発振器に出力するものである、ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の周波数逓倍回路は、請求項1に記載の周波数逓倍回路であって、上記第1電圧制御発振器(3)が、第4回路(30)と、リングオシレータ(50)とを含んでおり、上記第4回路が、第1、第2Pチャンネル型MOSFET(31、32)と、第1乃至第3Nチャンネル型MOSFET(33、34、35)と、を備えており、上記第1、第2Pチャンネル型MOSFETのソース電極に、電源電圧Vccが印加されており、第1、第2Pチャンネル型MOSFETのゲート電極が互いに接続されており、第1Pチャンネル型MOSFETに関し、ゲート・ドレイン間が、短絡されており、かつ、ドレイン電極が、信号V1がゲートに入力されている第1Nチャンネル型MOSFET(33)のドレイン電極と、信号V3がゲートに入力されている第2Nチャンネル型MOSFET(34)のドレイン電極と、に接続されており、第2Pチャンネル型MOSFETに関し、ドレイン電極が、ゲート・ドレイン間が短絡されている第3Nチャンネル型MOSFET(35)のドレイン電極に、接続されており、上記第1乃至第3Nチャンネル型MOSFETの各ソース電極が接地されており、上記リングオシレータ(50)が、上記第1、第2Pチャンネル型MOSFETのゲート電極に流れる信号VPと、上記第3Nチャンネル型MOSFETのゲート電極に流れる信号VNと、の電位レベルに応じた周波数(Fout)の信号(Sout)を出力するものである、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の周波数逓倍回路は、入力信号(Sin)の周波数(Fin)をN倍した周波数(Fout1)の第1信号(Sout1)を出力する周波数逓倍回路であって、第1回路(C1)と、第2回路(C2)と、第3回路(C3)と、を含んでおり、上記第1回路が、第1位相差検出・LPFと、第1電圧制御発振器(3)と、1/N分周回路(4)と、を含んでおり、1のPLLを用いて、上記第1信号を形成して出力する第1周波数逓倍回路であって、上記1のPLLが、第1位相差検出・LPFの第1信号入力端子(R)に上記入力信号が入力され、第1位相差検出・LPFと第1電圧制御発振器と1/N分周回路とが順に接続され、1/N分周回路が出力する1/N分周信号の出力端子が、第1位相差検出・LPFの第2信号入力端子(V)に接続されることによって形成されており、上記第1位相差検出・LPFが、第1信号入力端子に入力される上記入力信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、第2信号入力端子に入力される1/N分周信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、1/N分周信号が遅い場合又は速い場合の第1ずれ量を無くすように、第1電圧制御発振器の出力する第1信号の周波数を増減させる信号V1を出力するものであり、上記第1電圧制御発振器が、第1位相差検出・LPFの出力する信号V1と、第3回路からの信号V3と、の合計電圧に比例して定まる周波数の第1信号を出力するものであり、上記第2回路が、1のPLLを用いて、上記入力信号の周波数をM倍した周波数(Fout2)の第2信号(Sout2)を形成して出力する第2周波数逓倍回路であり、上記Mが、上記Nより小さく、かつ、1より大きな上記Nの公約数の1つであり、上記第3回路が、上記第2信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、上記第1電圧制御発振器の出力する第1信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、第1信号が遅い場合又は速い場合の第2ずれ量を無くすように第1信号の周波数を増加又は減少させる信号V3を、上記第1回路の第1電圧制御発振器に出力するものである、ことを特徴とする。
請求項1乃至3に記載の周波数逓倍回路は、第2、第3回路を備えたことによって、入力信号の立ち上がり又は立ち下がりタイミングに基づいて出力信号との位相のずれを検出する従来の周波数逓倍回路に比べ、M倍の頻度で位相のずれを検出することになり、正確な周波数(Fout1)の第1信号(Sout1)を出力することができる。
また、請求項1乃至3に記載の周波数逓倍回路では、第1回路の含んでいる1のPLLのみでN倍の周波数の信号を生成する。例えば、N=1000倍の周波数の出力信号を得ようとする場合に、10倍×10倍×10倍=1000倍と成るように、3段の周波数逓倍回路を用意する場合に比べ、次段の周波数逓倍回路が前段の周波数逓倍回路の誤差を引き継ぐことを防止することができるといった利点も有する。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の周波数逓倍回路の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る周波数逓倍回路100の構成を示す図である。周波数逓倍回路100は、入力信号SINの周波数FINをN倍して、周波数FOUT1の信号SOUT1を出力する。周波数逓倍回路100は、大きく分けて3つの回路C1,C2,C3で構成される。
回路C1は、入力される信号SINの周波数FINをN倍した周波数FOUT1の出力信号SOUT1として出力する周波数逓倍回路であり、位相差検出器(図中、PDと記す)1、ローパスフィルタ(図中、LPFと記す)2、電圧制御発振器(図中、VCOと記す)3、及び、1/N分周器4で構成される。1/N分周器4は、電圧制御発振器3より出力される信号SOUT1の周波数位FOUT1を1/N倍した信号を、位相差検出器1のV(主PLL)信号入力端子に入力する。位相差検出器1のR(副PLL)信号入力端子には、周波数FINの入力信号SINが入力される。位相差検出器1は、R(副PLL)信号入力端子に入力される入力信号SINの立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される1/N分周後の信号の立ち下がりタイミングの時間的なずれの量に応じた長さだけHigh又はLowレベルのPDO1信号を出力する。ローパスフィルタ2は、上記PDO1信号の積分値に応じた電位レベルの信号V1を出力する。電圧制御発振器3は、ローパスフィルタ2より出力される信号V1の電位レベルに対応する周波数FOUT1の信号SOUT1を出力する。
上記回路C1では、電圧制御発振器3が、ローパスフィルタ2の出力する信号V1の電位レベルだけでなく、後述する回路C3のローパスフィルタ(図中、LPFと記す)6の出力する信号V3の電位レベルにも応じて周波数を増減させて、入力信号SINの立ち下がりタイミングと、出力信号SOUT1の立ち下がりタイミングのずれを修正する周波数補正回路(図5に示す、FET33を含む電圧電流変換回路30がこれに相当する)を有することを特徴とする。また、出力信号SOUT1は、外部に出力されるだけでなく、回路C3にも出力される。位相差検出器1及び電圧制御発振器3の詳細な構成については、後に説明する。
回路C2は、入力信号SINの周波数FINをM倍した周波数FOUT2の信号SOUT2を出力する周波数逓倍回路であり、位相差検出器(図中、PDと記す)7、ローパスフィルタ(図中、LPFと記す)8、電圧制御発振器(図中、VCOと記す)9、1/M分周器10で構成される。1/M分周回路10の分周率であるMの値は、上記回路C1の1/N分周回路4の分周率であるNの値より小さく、かつ、1より大きなNの公約数のうちの1つである。例えば、N=8の場合、Mの値は2又は4である。
1/M分周器10は、電圧制御発振器9より出力される信号SOUT2の周波数位FOUT2を1/M倍した信号を、位相差検出器7のV(主PLL)信号入力端子に入力する。位相差検出器7のR(副PLL)信号入力端子には、周波数FINの入力信号SINが入力される。位相差検出器7は、R(副PLL)信号入力端子に入力される入力信号SINの立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される1/M分周後の信号の立ち下がりタイミングの時間的なずれの量に応じた長さだけHigh又はLowレベルのPDO2信号を出力する。ローパスフィルタ8は、上記PDO2信号の積分値に応じた電位レベルの信号V2を出力する。電圧制御発振器9は、ローパスフィルタ8より出力される信号V2の電位レベルに対応する周波数FOUT2の信号SOUT2を回路C3の備える位相差検出器5に出力する。位相差検出器2及び電圧制御発振器9の構成については、後に説明する。
回路C3は、位相差検出器(図中、PDと記す)5、及び、ローパスフィルタ6で構成され、出力信号SOUT2の立ち下がりタイミングを基準として、出力信号SOUT1の立ち下がりタイミングのずれの程度に応じた電位レベルの信号V3を出力する。より具体的には、位相差検出器5は、R(副PLL)信号入力端子に入力される出力信号SOUT2の立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される出力信号SOUT1の立ち下がりタイミングとの位相のずれを検出し、ずれに応じた期間、High又はLowレベルのPDO3信号を出力する。ローパスフィルタ6は、PDO3信号の積分値に応じた電位レベルの信号V3を、上記回路C1の電圧制御発振器3に出力する。
なお、上記周波数逓倍回路100では、R(副PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングとの位相のずれを検出するタイプの位相差検出回路を用いたが、当然、各信号入力端子に入力される信号の立ち上がりタイミングのずれを検出するタイプの位相差検出回路を用いても良い。
周波数逓倍回路100では、上述した構成の回路C2及び回路C3を設けたことにより、回路C1に入力される信号の周期T=1/FINよりも2倍以上、具体的には、M倍だけ細かな間隔で位相のずれを補正することができる。これにより、位相のずれの少ない安定した周波数の信号を出力することができる。
図2は、基本周波数FINのN(=8)倍の信号を出力する上記構成の周波数逓倍回路100において、回路C2において生成する信号の周波数を上記基本周波数FINのM(=4)倍にする場合に実行される位相のずれ検出のタイミングを表す図である。周波数の低いFINの代わりに、当該周波数FINのM(=4)倍の周波数FOUT2の立ち下がりタイミング毎に、N(=8)倍の周波数FOUT1との位相のずれを検出し、当該ずれに基づく検出信号V3を電圧制御発振器3に出力する。これにより、図7に示した従来の周波数逓倍回路200に比べて、M(=4)倍の頻度で位相のずれを検出することに成る。これにより、正確な周波数FOUT1の信号SOUT1を生成することが可能になる。
ここで、1000倍の周波数の出力信号を得ようとする場合に、10倍×10倍×10倍=1000倍と成るように、3段の周波数逓倍回路を用意する場合を考察する。この場合、一度に1000倍する場合に比べて細かな間隔で出力の補正を行うことができるが、前段の周波数逓倍回路から出力される位相のずれを含んだ信号が、そのまま次段の周波数逓倍回路に入力されるため、最終段より出力される位相のずれが次第に増加するといった問題を有する。これに対して、周波数逓倍回路100では、回路C1において一度に1000倍の周波数増加を行うと共に、入力される信号の位相のずれをM倍の頻度で細かく修正することで、より安定した周波数の信号を出力することができる。
以下、周波数逓倍回路100のより詳細な構成の説明を行う。図3(a)は、回路C1の位相差検出器1、及び、回路C2の位相差検出器7の具体的な回路構成を示し、図3(b)は、回路C3の位相差検出器5の具体的な回路構成を示す。また、図4(a)及び(b)は、位相差検出器1,5,7のR(副PLL)信号入力端子に入力される信号との立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号とのずれ量に基づいて出力されるHigh又はLowレベルのPDO信号(PDO1信号、PDO2信号、及び、PDO3信号に相当する)を示すタイムチャートである。
位相差検出器1,7と位相差検出器5は、回路構成を図面上で上下逆にしたのものであり、それぞれ同じ構成要素には同じ参照番号を付して表してある。以下、代表して図3(a)に示す位相差検出器1の構成について説明する。
位相差検出器1は、9個のNANDゲート10,11,12,13,14,15,16,17,18、1個のインバータ19、Pチャンネル型MOSFET20、及び、Nチャンネル型MOSFET21で構成される。2入力NANDゲート10の一方の信号入力端子は、R(副PLL)信号入力端子である。残りの信号入力端子は、3入力NANDゲート11の出力端子が接続されている。また、NANDゲート10の出力端子は、上記3入力NANDゲート11の信号入力端子の1つに接続されている。2個のNANDゲート12,13は、フリップフロップF1を構成している。当該フリップフロップF1の信号入力端子、即ち、NANDゲート12の信号入力端子には、NANDゲート10の出力端子が接続されており、当該フリップフロップF1の信号出力端子、即ち、NANDゲート12の出力端子は、NANDゲート11,14の信号入力端子の1つに接続されている。フリップフロップF1のリセット端子に相当するNANDゲート13の信号入力端子には、4入力NANDゲート14の出力端子が接続されている。NANDゲート11の出力端子は、上述したNANDゲート10の信号入力端子の他に、Pチャンネル型MOSFET20のゲートに接続されている。
2個のNANDゲート15,16は、フリップフロップF2を形成している。フリップフロップF2のリセット端子に相当する、NANDゲート15の信号入力端子には、NANDゲート14の出力端子が接続されている。フリップフロップF2の信号入力端子に相当するNANDゲート16の入力端子は、NANDゲート18の出力端子が接続されており、フリップフロップF2の出力端子に相当するNANDゲート16の出力端子は、NANDゲート14,17の信号入力端子の1つに接続されている。2入力NANDゲート18の一方の信号入力端子は、V(主PLL)信号入力端子であり、残りの信号入力端子は、3入力NANDゲート17の出力端子に接続されている。
NANDゲート14の信号出力端子は、上述したNANDゲート13,15の信号入力端子の他、NANDゲート11,17の信号入力端子に接続されている。NANDゲート17の信号出力端子は、上述したNANDゲート18の信号入力端子に接続される他、インバータ19を介してNチャンネル型MOSFET21のゲートに接続されている。
上記構成を採用することで、図4(a)及び(b)に示す通り、位相差検出器1,5,7のR(副PLL)信号入力端子に入力される信号との立ち下がりタイミングを基準として、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号とのずれ量に応じたHigh又はLowレベルのPDO1信号が出力される。
図4(a)に示すように、R(副PLL)信号入力端子に入力される信号の周波数よりも、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号の周波数が低い場合、R(副PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングから、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングまでの間、ハイインピーダンスの状態からHighレベルに切り換えられたPDO信号(PDO1信号、PDO2信号、PDO3信号の各々に相当する。)が出力される。電圧制御発振器3,9は、PDO信号がHighレベルになっている期間の長さに応じて、出力信号SOUT1,SOUT2の周波数FOUT1,FOUT2を増加する。
また、図4(b)に示すように、R(副PLL)信号入力端子に入力される信号の周波数よりも、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号の周波数が高い場合、V(主PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングから、R(副PLL)信号入力端子に入力される信号の立ち下がりタイミングまでの間、ハイインピーダンスの状態から、Lowレベルに切り換えられたPDO信号(PDO1信号、PDO2信号、PDO3信号の各々に相当する。)が出力される。電圧制御発振器3,9は、PDO信号がLowレベルになっている期間の長さに応じて、出力信号SOUT1,SOUT2の周波数FOUT1,FOUT2を減少する。
図5(a)は、電圧制御発振器3の具体的な構成を示し、図5(b)は、電圧制御発振器9の具体的な構成を示す。図5の(a)に示す、電圧制御発振器3は、大きく分けて電圧電流変換部30とリングオシレータ50とで構成される。電源電圧Vccが互いのゲートが接続されたPチャンネルMOSFET31,32のソースに印加されている。FET31のゲート・ドレイン間は、短絡されており、ドレインは、ソース接地の2個のNチャンネル型MOSFET33,34のドレインに接続されている。Pチャンネル型MOSFET32のドレインは、ソース接地のNチャンネル型MOSFET35のドレインに接続されている。FET35のゲート・ドレイン間は短絡されている。
上記構成の電圧電流変換部30では、FETのアナログ動作領域(ゲート印加電圧の増加に応じてドレイン・ソース間に流れる電流が増加する領域のことをいう)を利用してFET33,34のゲートに印加される信号V1,V3の電位(例えば、FET33,34が同じ場合、信号V1と信号V3の合計電圧)に比例した電位の信号VP及び信号VNを出力する。即ち、FET33を含む電圧電流変換回路30は、上記回路C3の位相差検出器5による比較結果に基づいて、上記入力信号SINの立ち下がりタイミングと、出力信号SOUT1の立ち下がりタイミングのずれを修正する周波数補正回路として機能する。信号VPは、FET31,32のゲート電位を表す信号であり、信号VNは、FET35のゲート電位を表す信号である。
リングオシレータ50は、入力される信号VP及び信号VNの電位レベルに応じた周波数FOUTの信号SOUTを出力する。なお、リングオシレータ50の構成については、後に説明する。
上記構成の電圧制御発振器3では、ローパスフィルタ2より出力される信号V1だけでなく、回路C3のローパスフィルタ6より出力される信号V3の値に応じて信号VP,VNの値を調整し、リングオシレータ50より出力される信号SOUTの周波数FOUTを調節することができる。
図5(b)に示す電圧制御発振器9は、大きく分けて電圧電流変換部40とリングオシレータ51とで構成される。リングオシレータ51は、上述した電圧制御発振器3のリングオシレータ50と同じである。電源電圧Vccが互いのゲートが接続されたPチャンネルMOSFET41,42のソースに印加されている。FET41のゲート・ドレイン間は、短絡されており、ドレインは、ソース接地のNチャンネル型MOSFET43のドレインに接続されている。Pチャンネル型MOSFET42のドレインは、ソース接地のNチャンネル型MOSFET44のドレインに接続されている。FET44のゲート・ドレイン間は短絡されている。
上記構成の電圧電流変換部40では、FETのアナログ動作領域(ゲート印加電圧の増加に応じてドレイン・ソース間に流れる電流が増加する領域のことをいう)を利用してFET43のゲートに印加される信号V2の電位に応じた電位の信号VP及び信号VNを出力する。上記信号VPは、FET41又は42のゲート電位を表す信号であり、信号VNは、FET44のゲート電位を表す信号である。
リングオシレータ51は、入力される信号VP及び信号VNの電位レベルに応じた周波数FOUTの信号SOUTを出力する。なお、リングオシレータ51の構成については、後に説明する。
図6は、リングオシレータ50の構成を示す図である。なお、リングオシレータ51の構成は、リングオシレータ50と全く同じであり、重複した説明は省く。リングオシレータ50及び51は、CMOSインバータを構成するPチャンネル型MOSFET52aとNチャンネル型MOSFET52bの電源を印加する側の端子、即ち、FET52aのソースに、電源電圧Vccを直接印加する代わりに、Pチャンネル型MOSFET52cのドレインを接続する。当該FET52cのソースに電源電圧Vccを印加し、ゲートに信号VPを印加する。また、FET52bのソースを接地する代わりに、Nチャンネル型MOSFET52dのドレインを接続し、当該FET52dのソースを接地し、ゲートに信号VNを印加する。上記4個のFET52a,52b,52c,52dで構成される回路を53a〜53d、54a〜54d、…と多段に構成する。CMOSインバータの出力端子、例えば、FET52a及びFET52bのドレインは、1つ後段のCMOSインバータの入力端子、例えば、FET53a及びFET53bのゲートに接続されている。
上記構成のリングオシレータ50,51は、入力される信号VP及び信号VNの電位レベルに応じた周波数FOUTの信号SOUTを出力する。
実施の形態にかかる周波数逓倍回路の構成を示す図である。 入力信号と、当該入力信号の周波数をN倍及びM倍した出力信号と、これらの信号に基づいて行われる位相のずれの検出タイミングを示す図である。 (a)及び(b)は、位相差検出器の具体的な構成を示す図である。 (a)及び(b)は、位相差検出器のV(主PLL)信号入力端子及びR(副PLL)信号入力端子に入力される信号と、出力されるPDO信号を示すタイムチャートである。 (a)及び(b)は、電圧制御発振器の回路構成を示す図である。 リングオシレータの回路構成を示す図である。 従来の周波数逓倍回路の構成図である。 従来の周波数逓倍回路内において行われていた、入力信号と、当該入力信号の周波数をN倍した出力信号と、これらの信号に基づいて行われる位相のずれの検出タイミングを示す図である。
符号の説明
1,5,7 位相差検出器、2,6,8 ローパスフィルタ、3,9 電圧制御発振器、4 1/N分周回路、10 1/M分周回路。

Claims (3)

  1. 入力信号(Sin)の周波数(Fin)をN倍した周波数(Fout1)の第1信号(Sout1)を出力する周波数逓倍回路であって、
    第1回路(C1)と、第2回路(C2)と、第3回路(C3)と、を含んでおり、
    上記第1回路が、第1位相差検出・LPFと、第1電圧制御発振器(3)と、1/N分周回路(4)と、を含んでおり、1のPLLを用いて、上記第1信号を形成して出力する第1周波数逓倍回路であって、
    上記1のPLLが、第1位相差検出・LPFの第1信号入力端子(R)に上記入力信号が入力され、第1位相差検出・LPFと第1電圧制御発振器と1/N分周回路とが順に接続され、1/N分周回路が出力する1/N分周信号の出力端子が、第1位相差検出・LPFの第2信号入力端子(V)に接続されることによって形成されており、
    上記第1位相差検出・LPFが、第1信号入力端子に入力される上記入力信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、第2信号入力端子に入力される1/N分周信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、1/N分周信号が遅い場合又は速い場合の第1ずれ量を無くすように、第1電圧制御発振器の出力する第1信号の周波数を増減させる信号V1を出力するものであり、
    上記第1電圧制御発振器が、第1位相差検出・LPFの出力する信号V1と、第3回路からの信号V3と、に応じて定まる周波数の第1信号を出力するものであり、
    上記第2回路が、1のPLLを用いて、上記入力信号の周波数をM倍した周波数(Fout2)の第2信号(Sout2)を形成して出力する第2周波数逓倍回路であり、上記Mが、上記Nより小さく、かつ、1より大きな上記Nの公約数の1つであり、
    上記第3回路が、上記第2信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、上記第1電圧制御発振器の出力する第1信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、第1信号が遅い場合又は速い場合の第2ずれ量を無くすように第1信号の周波数を増加又は減少させる信号V3を、上記第1回路の第1電圧制御発振器に出力するものである、
    ことを特徴とする周波数逓倍回路。
  2. 請求項1に記載の周波数逓倍回路であって、
    上記第1電圧制御発振器(3)が、第4回路(30)と、リングオシレータ(50)とを含んでおり、
    上記第4回路が、第1、第2Pチャンネル型MOSFET(31、32)と、第1乃至第3Nチャンネル型MOSFET(33、34、35)と、を備えており、
    上記第1、第2Pチャンネル型MOSFETのソース電極に、電源電圧Vccが印加されており、第1、第2Pチャンネル型MOSFETのゲート電極が互いに接続されており、
    第1Pチャンネル型MOSFETに関し、ゲート・ドレイン間が、短絡されており、かつ、ドレイン電極が、信号V1がゲートに入力されている第1Nチャンネル型MOSFET(33)のドレイン電極と、信号V3がゲートに入力されている第2Nチャンネル型MOSFET(34)のドレイン電極と、に接続されており、
    第2Pチャンネル型MOSFETに関し、ドレイン電極が、ゲート・ドレイン間が短絡されている第3Nチャンネル型MOSFET(35)のドレイン電極に、接続されており、
    上記第1乃至第3Nチャンネル型MOSFETの各ソース電極が接地されており、
    上記リングオシレータ(50)が、上記第1、第2Pチャンネル型MOSFETのゲート電極に流れる信号VPと、上記第3Nチャンネル型MOSFETのゲート電極に流れる信号VNと、の電位レベルに応じた周波数(Fout)の信号(Sout)を出力するものである、
    周波数逓倍回路。
  3. 入力信号(Sin)の周波数(Fin)をN倍した周波数(Fout1)の第1信号(Sout1)を出力する周波数逓倍回路であって、
    第1回路(C1)と、第2回路(C2)と、第3回路(C3)と、を含んでおり、
    上記第1回路が、第1位相差検出・LPFと、第1電圧制御発振器(3)と、1/N分周回路(4)と、を含んでおり、1のPLLを用いて、上記第1信号を形成して出力する第1周波数逓倍回路であって、
    上記1のPLLが、第1位相差検出・LPFの第1信号入力端子(R)に上記入力信号が入力され、第1位相差検出・LPFと第1電圧制御発振器と1/N分周回路とが順に接続され、1/N分周回路が出力する1/N分周信号の出力端子が、第1位相差検出・LPFの第2信号入力端子(V)に接続されることによって形成されており、
    上記第1位相差検出・LPFが、第1信号入力端子に入力される上記入力信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、第2信号入力端子に入力される1/N分周信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、1/N分周信号が遅い場合又は速い場合の第1ずれ量を無くすように、第1電圧制御発振器の出力する第1信号の周波数を増減させる信号V1を出力するものであり、
    上記第1電圧制御発振器が、第1位相差検出・LPFの出力する信号V1と、第3回路からの信号V3と、の合計電圧に比例して定まる周波数の第1信号を出力するものであり、
    上記第2回路が、1のPLLを用いて、上記入力信号の周波数をM倍した周波数(Fout2)の第2信号(Sout2)を形成して出力する第2周波数逓倍回路であり、上記Mが、上記Nより小さく、かつ、1より大きな上記Nの公約数の1つであり、
    上記第3回路が、上記第2信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを基準として、上記第1電圧制御発振器の出力する第1信号の信号レベルの立ち上がり、又は、立ち下がりタイミングを比較し、第1信号が遅い場合又は速い場合の第2ずれ量を無くすように第1信号の周波数を増加又は減少させる信号V3を、上記第1回路の第1電圧制御発振器に出力するものである、
    ことを特徴とする周波数逓倍回路。
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