JP4663027B2 - 表示装置、および表示装置の情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、および表示装置の情報処理方法に関する。
一般的に、有機EL(organic electroluminescence)表示パネル、液晶表示パネル、プラズマ発光表示パネル、等の表示装置の製造工程において、製品を管理するために識別ラベルを表示パネルそれぞれに貼り付け、その識別ラベルを読み取り、識別ラベルの識別情報を収集して、製品の管理を行う技術が知られている。
また、平面表示装置の基板上に、識別情報が記録されたRF−ID(Radio Frequency −Identification)回路を形成し、リーダライター間の無線通信により、識別情報を読み取り、識別情報を収集して、製品の管理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、電気光学装置の表示パネルに、ダミー配線を形成し、そのダミー配線間の導通の有無により表示パネルの種類を判別する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−92106号公報 特開2007−72244号公報
しかし、例えば、特許文献1に記載された平面表示装置では、比較的複雑な構造のRF−ID回路を基板上に形成するための工程を要し、一般的な表示装置と比較して製造コストが増大するという問題がある。
また、例えば、特許文献2に記載された電気光学装置の製造方法は、表示パネルの種類などを判別するための技術であり、ダミー配線間の導通関係により記録可能な情報量は数ビット程度であり比較的小さい。
しかし、例えば、有機ELパネルの有機EL素子の発光色毎の輝度情報、輝度補正値、生産ロット、等の比較的大きな情報量の情報を、上記特許文献2に記載された技術を用いて表示パネル側に記録するためには、比較的多数のダミー配線を形成することを要する。また、表示パネルの基板上に、多数の配線パターンを形成するために比較的大きな形成領域を要する。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、例えば、基板上にRF−ID回路等の特別な回路を設けることなく、表示パネルに関する情報を表示パネル側に記録し、その記録された情報を出力可能な、比較的簡単な構造の表示装置を提供すること、比較的低い製造コストの表示装置を提供すること、基板上の比較的小さな領域に、比較的大きな情報量を記憶することができる表示装置を提供すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
いに交差する複数の走査線と複数のデータ線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、前記データ線と情報出力線との間に形成され、前記データ線と前記情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、前記情報記録部では、前記データ線と前記情報出力線との間に設けられた導電性の配線パターンが形成されていることにより前記導通状態に設定され、前記導電性の配線パターンが切断されていることにより前記非導通状態に設定され、基板上に前記表示領域、前記情報記録部、および前記情報出力線が形成されていることを特徴とする表示装置。
示装置の情報処理方法であって、前記表示装置は、互いに交差する複数の走査線と複数のデータ線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、前記データ線と情報出力線との間に形成され、前記データ線と前記情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、基板上に前記表示領域、前記情報記録部、および前記情報出力線が形成されており、複数の前記データ線に駆動信号を供給する第1のステップと、複数の前記データ線に供給される前記駆動信号のタイミングと同期して、前記情報記録部および前記情報出力線を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて前記情報記録部に記録された前記導通状態または前記非導通状態の設定に基づく2進数で表現された情報を特定する第2のステップとを有することを特徴とする表示装置の情報処理方法。
本発明の第1実施形態に係る表示装置を説明するための回路図である。 図1に示した表示装置の全体図である。 図2に示した表示装置の表示領域210および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。 図2に示した表示装置の表示領域および引出配線部121付近のX−X線断面図である。 図2に示した表示装置の表示領域および情報記録部24付近の領域RBのY−Y線断面図であり、(A)は導通状態の情報記録部241を説明するための断面図であり、(B)は非導通状態の情報記録部241を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態に係る表示装置の表示領域20および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。 マスクを用いて非導通状態の情報記録部を形成する工程を説明するための図であり、(A)はマスクを用いた蒸着法により配線パターンおよび発光素子30を形成する前の状態を説明するための断面図であり、(B)はマスクを用いた蒸着法により配線パターンおよび発光素子30が形成された状態を説明するための断面図である。 図1に示した表示装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示した表示装置の情報読取部に記録されている情報を出力する方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示した表示装置の情報記録部に記録されている情報を出力する方法を説明するためのタイミングチャートであり、(A)は走査線K1〜KNの電位を示す図であり、(B)はデータ線A1の電位を示す図であり、(C)はデータ線A2の電位を示す図であり、(D)はデータ線A3の電位を示す図であり、(E)はデータ線AMの電位を示す図であり、(F)は情報記録部に記録されている情報を模式的に示す図であり、(G)は情報出力線B1の電位を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る表示装置1Aを説明するための回路図である。 本発明の第3実施形態に係る表示装置1Bを説明するための回路図である。 本発明の第3実施形態に係る表示装置1Bの表示領域20および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。
本発明に係る表示装置は、互いに交差する複数の走査線と複数のデータ線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、データ線と情報出力線との間に形成され、データ線と情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、基板上に表示領域、情報記録部、および情報出力線が形成されていることを特徴とする。
好適には、情報記録部は、データ線と情報出力線との間の導電性の配線パターンが切断されていることにより非導通状態に設定されることを特徴とする。
上記構成の表示装置では、基板上に、表示領域に形成されたデータ線を介して、データ線と情報出力線との間に形成され、データ線と情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部、表示領域、および情報出力線が形成されているので、基板上に特別な回路を設けることなく、例えば比較的簡単な構成により、表示パネルに関する情報を表示パネル側に記録し、その記録された情報を情報出力線から出力することができる。
また、情報記録部は、データ線と情報出力線との間の導電性の配線パターンが切断されていることにより非導通状態に設定され、データ線と情報出力線との間に導電性の配線パターンが形成されており導通状態に設定されているので、比較的簡単な構造により、表示パネルに関する情報を表示パネル側に記録することができる。
また、本発明に係る表示装置の情報処理方法は、複数のデータ線に駆動信号を供給する第1のステップと、複数のデータ線に供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部および情報出力線を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて情報記録部に記録された情報を特定する第2のステップとを有することを特徴とする。
上記表示装置の情報処理方法によれば、複数のデータ線に供給される駆動信号のタイミングに同期して、データ線、および情報記録部を介して情報出力線に出力された信号のレベルを検出し、その検出した結果に基づいて、データ線と情報出力線間の導通状態または非導通状態を判別して、その判別結果により情報記録部に記録された情報を特定するので、簡単に表示装置の情報記録部に記録された情報を読み出すことができる。
また、情報記録部に記録している情報を、例えば1本の情報出力線にてシリアル転送により、簡単にデータを読み出すことができる。また、基板上の比較的小さな領域に比較的大きな情報量の情報を記録することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置、および表示装置の情報処理方法を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る表示装置として、例えば有機EL発光パネル、液晶表示パネル、プラズマ発光表示パネル、等を採用することができる。以下、本発明に係る表示装置を採用したパッシブマトリクス駆動型有機EL発光装置(自発光装置)を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置を説明するための回路図である。図2は、図1に示した表示装置の全体図である。図3は、図2に示した表示装置の表示領域210および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。図4は、図2に示した表示装置の表示領域および引出配線部121付近のX−X線断面図である。図5は、図2に示した表示装置の表示領域および情報記録部24付近の領域RBのY−Y線断面図である。詳細には、図5(A)は、導通状態の情報記録部241を説明するための断面図であり、図5(B)は、非導通状態の情報記録部241を説明するための断面図である。
本実施形態に係る表示装置1は、支持基板(基板)10、表示領域210、陽極ドライバ回路22、走査線ドライバ回路23、情報記録部24(接続部241)、情報読取部50、制御部60、および情報出力線B1を有する。
また、本実施形態に係る表示装置1では、例えばガラスなどの所定の材料により形成された基板10上に表示領域210、情報記録部24、および情報出力線B1が形成されている。詳細には、図2に示すように、表示領域210の近傍に情報出力線B1や引出配線部121が形成されている。また、図1,2,3に示すように、情報記録部24が、表示領域210に隣接して形成されている引出配線部121に対して反対側に形成されており、情報出力線B1が、情報記録部24から表示領域210の辺に沿って引出配線側まで形成されている。
詳細には、表示領域210には、複数のデータ線Aとしての陽極線が縦方向(列方向)、複数の走査線Kとしての陰極線が横方向(行方向)に配列されている。詳細には、本実施形態に係る表示領域210には、N本の走査線としての陰極線K1〜KNが横方向に配列され、M本のデータ線としての陽極線A1〜AMが縦方向に配列されている。
また、この表示領域210には、互いに交差する複数の走査線Kと複数のデータ線Aの交点に発光素子30が形成されている。つまり、図1〜5に示すように、複数の発光素子30が表示領域210にマトリクス状に形成されている。
また、表示領域210には、発光素子30が、例えば画素数分マトリクス状に形成されていてもよいし、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)等の規定の色を発光する発光素子30がマトリクス状に形成されていてもよい。この際、複数色の発光素子30が一画素を形成する。
各発光素子30には、例えば図4,5に示すように、第1電極(下部電極)31と第2電極(上部電極)32との間に有機発光機能層を含む有機材料層を狭持されている。下部電極31はデータ線Aに相当し、上部電極32は走査線Kに相当する。
また、本実施形態に係る表示装置1は、図4,5に示すように、基板10上にシリコンなどの被覆層120Aが形成されており、被覆層120A上に形成された下部電極31がITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極からなる陽極に設定され、第2電極32がAl等の金属材料からなる陰極に設定され、基板10側から光を取り出すボトムエミッション方式を構成している。
また、有機材料層33としては、例えば図4,5に示すように、正孔輸送層33A、発光層33B、および電子輸送層33Cの3層構造を有する。また、図4に示すように、表示装置1は、基板10と封止部材111とを接着層112を介して貼り合わせることによって封止領域Sが形成され、この封止領域S内に有機EL素子30からなる自発光部を形成している。また、発光素子30は、この形態に限られるものではなく、例えば、正孔輸送層33A、電子輸送層33Cのどちらかを省略しても、両方の層を省略してもよい。また、例えば発光素子30に複数の正孔注入層や、電子注入層などの機能層を用途に応じて形成してもよい。また、発光層33Bを形成する発光材料においては、1重項励起状態から基底状態に遷移する際の発光(蛍光)と、3重項励起状態から基底状態に遷移する際の発光(りん光)のどちらを採用してもよい。
また、図4に示すように、複数の発光素子(有機EL素子)30が形成された表示領域210は、第1電極31を絶縁層34で区画しており、区画された第1電極31の下部側に各発光素子30による単位表示領域(30R,30G,30B)を形成している。また、封止領域Sを形成する封止部材111の内面には、例えば乾燥部材40が備えられており、湿気による発光素子30の劣化を防止している。
また、基板10の端部に形成される引出領域10A上には、例えば、第1電極31と同材料、同工程で形成される第1の電極層121Aが、第1電極31とは絶縁層34で絶縁された状態でパターン形成されている。また、第1の電極層121Aの引出配線部分には、例えば銀合金等を含む低抵抗配線部分を形成する第2の電極層121Bが備えられており、第1の電極層121A,第2の電極層121B,保護被膜121Cを備える引出配線部121が形成されている。そして封止領域S内端部で第2電極32の端部32Aが引出配線部121に接続されている。
第1電極31の引出配線は、図示省略しているが、第1電極31を延出して封止領域S外に引き出すことによって形成することができる。この引出配線においても、第2電極32の場合と同様に、Ag合金等を含む低抵抗配線部分を形成する電極層を備えることもできる。
引出配線部121には、陽極ドライバ回路22や走査線ドライバ回路23がフレキシブル配線基板等を介して接続してもよいし、例えば、COG(Chip On Glass)のように、基板10の引出配線部上にドライバ回路を搭載してもよい。
情報出力線B1は、例えば、図2に示すように、引出配線部121に隣接して形成されていてもよいし、引出配線部121と並んで形成されていてもよい。
陽極ドライバ回路22は、例えば制御部60の制御により、データ線A(陽極:下部電極31)に駆動信号を印加する。詳細には、陽極ドライバ回路22は、データ線Aそれぞれに対応して設けられた駆動電源(I1〜IM)、およびデータ線選択スイッチ(SA1〜SAM)を有する。駆動電源(I1〜IM)は、例えば所定電位VCCを基に、制御部60からの制御信号により定電流を生成して出力する。データ線選択スイッチ(SA1〜SAM)は、データ線A側に形成された可動接点と、基準電位(0ボルト)に接続された固定接点と、駆動電源(I1〜IM)の出力側に接続された固定接点とを有し、制御部60からの制御信号により、2つの固定接点のいずれかと可動接点を電気的に接続する。なお、前記データ線選択スイッチは、例えばトランジスタ等の半導体素子によって構成されている。
走査線ドライバ回路23は、制御部60からの制御信号により、走査線Kに対して印加する電位を制御する。詳細には、走査線ドライバ回路23は、走査線Kを選択する走査線選択スイッチ(SK1〜SKN)を有する。走査線選択スイッチ(SK1〜SKN)は、走査線側に形成された可動接点と、基準電位(0ボルト)に接続された固定接点と、逆バイアス電位(例えば所定電位VCC)に接続された固定接点とを有し、制御部60からの制御信号により、2つの固定接点のいずれかと可動接点を接続する。なお、走査線選択スイッチもデータ線選択スイッチと同様に、例えばトランジスタ等の半導体素子によって構成されている。
情報記録部24は、図1に示すように、データ線Aと情報出力線B1との間に形成され、データ線Aと情報出力線B1とを導通状態または非導通状態に設定可能である。この導通状態または非導通状態により、所定の表示装置に関する情報を記録する。
この情報記録部24には、例えば表示装置(表示パネル)に関する情報、例えば生産ロット情報、発光素子の輝度データ、輝度補正データ等が記録される。また、情報記録部24は、図1に示すように、接続部241、および整流素子30Aを有する。
接続部241は、一端部が情報出力線B1に接続され、他端部がデータ線Aに接続されている。本実施形態に係る接続部241は、一端部が情報出力線B1に接続され、他端部が整流素子30Aを介してデータ線Aに接続されている。本実施形態では、接続部241の導通状態または非導通状態により、所定の表示装置に関する情報を記録する。情報出力線は、例えばスイッチを介して情報読取部50に接続されている。また、情報読取部50とスイッチの間のノードは、プルダウン抵抗を介して基準電位(グランド)に接続されている。
整流素子30Aは、例えば、情報出力線B1とデータ線Aとの間に形成されており、詳細には、接続部241とデータ線Aとの間に形成されている。この整流素子30Aは、例えばダイオード特性を有し、情報記録部24の情報の読み出し時に、情報出力線B1からデータ線Aに向かって電流が逆流することを防止する機能を有する。
整流素子30Aとして、例えば発光素子30を採用してもよい。発光素子30を整流素子30Aとして用いることで、例えば新たに整流素子を形成することなく、簡単に本発明に係る整流素子30Aを形成することができる。
例えば発光素子30を整流素子30Aとして採用する場合、整流素子30Aによる発光が表示面に漏れないように、整流素子30Aをマスキングしてもよい。つまり、この整流素子30Aは、表示に寄与しない発光素子30である。
また、情報記録部24は、図5(A)に示すように、データ線Aと情報出力線B1との間に設けられた接続部241の導電性の配線パターン241Aが形成されていることにより導通状態に設定され、一方、図5(B)に示すように、データ線Aと情報出力線B1との間の導電性の配線パターン241Aが切断されていることにより非導通状態に設定される。
例えば、この配線パターン241Aは、例えば上部電極32を形成する工程時に、同時に形成される。この際、非導通状態は、予め図5(A)に示すように接続部241の導電性の配線パターン241Aが形成された状態で、例えば製造工程中のレーザーリペア工程でレーザー照射装置(レーザーリペア装置)610を用いてレーザー光を照射することにより、図5(B)に示すように、各接続部241におけるデータ線との電気的接続を切断することにより、非導通状態を形成してもよい。
図6は、本発明の他の実施形態に係る表示装置の表示領域210および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。図7は、マスクを用いて非導通状態の情報記録部を形成する工程を説明するための図である。詳細には、図7(A)はマスクを用いた蒸着法により配線パターンおよび発光素子30を形成する前の状態を説明するための断面図であり、図7(B)はマスクを用いた蒸着法により配線パターンおよび発光素子30が形成された状態を説明するための断面図である。
図6,7に示すように、例えば、マスク80を用いて、上部電極32と配線パターン241Aを同一の導電性材料により蒸着法などの規定の製造方法で形成してもよい。
蒸着法により配線パターンを形成する場合、このマスク80は、例えば接続部241の導通状態の箇所に対応する位置に形成された貫通孔部81と、接続部241の非導通状態の箇所に対応する位置に形成された遮蔽部82とを有する。このマスク80を用いて蒸着法により配線パターン241Aを形成することで、本発明に係る情報記録部24を簡単に形成することができる。
また、マスク80を用いて配線パターンを形成する場合、例えば図6,7に示すように、非導通状態の接続部241のラインに対応する整流素子30Aを形成しないようにパターニングしてもよい。このようにすることで確実に非導通状態の接続部241を作製することができる。
また、情報記録部24に、表示装置(表示パネル)の種類に対応した情報を記録する場合、詳細には同じ種類のパネルに同じ情報を記録する場合、各接続部241が所定の非導通状態または導通状態となるようにマスクを用いてパターニングを行ってもよい。このマスクを用いる製造方法では、例えばレーザー光照射等による接続部241を切断する工程が不要となるので、比較的簡単に且つ低コストにて表示パネル側に情報を記録することができる。
情報読取部50は、複数のデータ線Aに供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出する。また、情報読取部50は、情報出力線B1を介して出力される信号のレベルに基づいて、例えば規定レベル以上のレベルの信号を検出した場合には、駆動信号のタイミングに応じた情報記録部24の接続部241が導通状態であると判別し、規定レベルより小さいレベルの信号を検出した場合には、駆動信号のタイミングに応じた情報記録部24の接続部241が非導通状態であると判別する。
例えば、データ線A1に駆動信号を供給し、接続部241が導通状態の場合には、規定レベル以上の信号が情報出力線B1を介して出力され、情報として(1)のデータと判別する。また、データ線A1に駆動信号を供給して、接続部241が非導通状態の場合には、規定レベルより小さいレベルの信号が情報出力線B1を介して出力され、情報として(0)のデータと判別する。
そして情報読取部50は、順次、データ線A2,A3,・・・,AMについても同様な処理を行うことにより、情報記録部24に記録された情報を取得する。
制御部60は、例えば、陽極ドライバ回路22、走査線ドライバ回路23、および情報読取部50等の各構成要素を統括的に制御して、本発明に係る機能を実現する。
例えば、制御部60は、複数のデータ線Aに駆動信号を供給する。この時、駆動信号を供給するデータ線は駆動電源に接続され、駆動信号が供給されないデータ線は基準電位に接続され、全ての走査線は逆バイアス電位に接続される。次に、複数のデータ線Aに供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて情報記録部24に記録された情報を特定する。
図8は、図1に示した表示装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。
先ず、下部電極31(陽極:データ線A)の形成工程(ST1)では、例えば被覆層120Aが形成された基板10上に、ストライプ状にITO等の下部電極31がパターニングされる。このストライプ状にパターニングされた下部電極31上に直交する方向に沿って、逆台形状の陰極隔壁を形成する。
有機材料層形成工程(ST2)では、蒸着法などの規定の製造方法により、例えば図4に示すような、正孔輸送層33A、発光層33B、および電子輸送層33Cの3層構造を有する有機材料層33を形成する。
上部電極形成工程(ST3)では、例えば蒸着法やスパッタリングなどの規定の製造方法により、上部電極32(走査線K)を形成する。この工程では、図3,5に示すように、情報記録部24の接続部241の配線パターンが形成される。この配線パターンは予め情報記録部24に記録する情報に応じたパターンに設定されている。
また、上記工程(ST2,ST3)により、情報記録部24の整流素子30Aが形成される。
また、情報記録部24の配線パターンを形成する場合に、図6,7に示すように、マスク80を用いて、上部電極32と配線パターン24Aを同一の導電性材料により蒸着法などの規定の製造方法で、導通状態および非導通状態の接続部241を形成してもよい。
また、上部電極形成工程後に表示パネルに関する情報を情報記録部24に記録する場合や、マスクを用いずに非導通状態の接続部241を形成する場合には、例えば、図3,5に示すように、レーザ光の照射などにより接続部241の配線パターンを切断して、非導通状態の接続部241を形成して情報を記録する(ST4)。
図9は、図1に示した表示装置の情報読取部に記録されている情報を出力する方法を説明するためのフローチャートである。図10は、図1に示した表示装置の情報記録部に記録されている情報を出力する方法を説明するためのタイミングチャートである。図10(A)は走査線K1〜KNの電位を示す図であり、図10(B)はデータ線A1の電位を示す図であり、図10(C)はデータ線A2の電位を示す図であり、図10(D)はデータ線A3の電位を示す図であり、図10(E)はデータ線AMの電位を示す図であり、図10(F)は情報記録部に記録されている情報を模式的に示す図であり、図10(G)は情報出力線B1の電位を示す図である。
また、図10(F)は、データ線Aに対応して設けられた情報記録部24の接続部241の接続状態を示している。詳細には、本実施形態では、データ線A1に対応して設けられた接続部2411は導通状態(1)、データ線A2に対応して設けられた接続部2412は非導通状態(0)、データ線A3に対応して設けられた接続部2413は導通状態(1)、データ線ANに対応して設けられた接続部241Mは導通状態(1)にそれぞれ設定されている。
図9に示すように、ステップST11において、制御部60は、複数のデータ線A1〜AMそれぞれに選択的に駆動信号を供給する。この時、駆動信号を供給するデータ線は駆動電源に接続され、駆動信号が供給されないデータ線は基準電位に接続され、全ての走査線は逆バイアス電位に接続される。
ステップST12において、制御部60は、複数のデータ線A1〜AMに供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて情報記録部24に記録された情報を特定する。
詳細には、図10(A)に示すように、制御部60は、走査線選択スイッチ(SK1〜SKN)を制御させる制御信号を走査線ドライバ回路23に出力し、各走査線K1〜KNを所定電位VCCに設定する。また、制御部60は、データ線選択スイッチ(SA1〜SAM)を制御させる制御信号を、陽極ドライバ回路22に出力し、各データ線A1〜AMを基準電位(0ボルト)に設定する。この際、制御部60は、情報読取部50と情報出力線B1間に設けられているスイッチSB1を導通状態に設定する。このスイッチSB1は、情報出力時以外では非導通状態に設定されている。
制御部60は、図10(B)〜(E)に示すように、制御信号を陽極ドライバ回路22に出力して、データ線A1を駆動電源I1の出力に接続して、所定のレベルの駆動信号を出力させる。駆動電源I1から出力された駆動信号は、表示領域210のデータ線A1を介して情報記録部24に入力し、情報記録部24の整流素子30Aを介して接続部241に入力する。
図10(F)に示すように、本実施形態に係る接続部2411は導通状態に設定されているので、情報出力線B1には、信号線図10(G)に示すようにハイレベル(V1)の信号が出力され、情報読取部50によりその信号のレベルが検出される。情報読取部50は、データ線A1に供給される駆動信号のタイミングと、情報出力線B1の信号のレベルに基づいて、情報記録部24の接続部2411が導通状態であると判別する。
制御部60は、図10(B)〜(E)に示すように、制御信号を陽極ドライバ回路22に出力して、データ線A1を基準電位に接続する。そして、制御部60は、制御信号を陽極ドライバ回路22に出力して、データ線A2を駆動電源I2の出力に接続して、所定のレベルの駆動信号を出力させる。駆動電源I2から出力された駆動信号は、表示領域210のデータ線A2を介して情報記録部24に入力し、情報記録部24の整流素子30Aを介して接続部2412に入力する。
図10(F)に示すように、本実施形態に係る接続部2412は非導通状態に設定されているので、情報出力線B2には、信号線図10(G)に示すようにローレベル(0ボルト)の信号が出力され、情報読取部50によりその信号のレベルが検出される。情報読取部50は、データ線A2に供給される駆動信号のタイミングと、情報出力線B1の信号のレベルに基づいて、情報記録部24の接続部2412が非導通状態であると判別する。
また、制御部60は、図10(A)〜(G)に示すように、他のデータ線A3〜ANについても同様な処理を行う。
情報読取部50では、上述したように複数のデータ線A1〜AMに選択的に供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて情報記録部24に記録された情報を特定する。例えば、情報記録部24の接続部2411〜241Mの導通状態をハイレベル(1)、非導通状態をローレベル(0)とすることで、0又は1の2進数で表現された表示パネルに関する情報、例えば発光色毎の輝度データ、輝度補正値、生産ロット情報等の情報を特定することができる。
[第2実施形態]
図11は、本発明の第2実施形態に係る表示装置1Aを説明するための回路図である。
本実施形態に係る表示装置1Aは、情報記録部24の各接続部2411〜241Mに接続された複数の情報出力線B1〜BMを有する。
上記構成の表示装置1Aでは、例えば制御部60が、データ線A1〜AMに同時にハイレベルの駆動信号を入力すると、情報記録部24に記録された情報に対応して設定された導通状態または非導通状態に応じたレベルの信号が、情報出力線B1〜BMに出力される。情報読取部50では、情報出力線B1〜BMの信号のレベルを検出して情報を特定することができる。
つまり、本実施形態に係る表示装置1Aは、第1実施形態と比べて短時間に情報記録部24に記録された情報を出力することができる。同一の機能や構成については説明を省略する。
[第3実施形態]
図12は、本発明の第3実施形態に係る表示装置1Bを説明するための回路図である。図13は、本発明の第3実施形態に係る表示装置1Bの表示領域210および情報記録部24付近の領域RBの拡大図である。同一の機能や構成については説明を省略する。
第1実施形態に係る表示装置1では、一つの情報出力線B1で最大でデータ線Aの本数Mに対応するビット数Mの情報を記憶することができるが、この形態に限られるものではない。
例えば、複数の情報出力線を設け、情報出力線とデータ線Aの交点に対応するように、接続部241および整流素子30Aを備える情報記録部24を表示装置に形成してもよい。
詳細には、例えば図12,13に示すように、表示装置1Bは、複数の情報出力線B1〜B3を有し、情報出力線B1〜B3とデータ線A1〜AMの交点に対応するように、接続部241および整流素子30Aを備える情報記録部24が形成されている。
つまり、上記構成の表示装置1Bの情報記録部24では、データ線Aの本数MAと、信号出力線BのBAの数に対応して、最大でMA×BAのビット数の情報を記録することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲に属するように種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、表示装置1の情報記録部24がデータ線Aに接続されていたが、この形態に限られるものではない。例えば情報記録部24は、走査線Kに接続されていてもよい。つまり、表示装置は、互いに交差する複数の第1の導電線と複数の第2の導電線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、前記第1または第2の導電線と情報出力線との間に形成され、前記第1または第2の導電線と前記情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、基板上に前記表示領域、前記情報記録部、および前記情報出力線が形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、例えばレーザー光により配線パターンを切断したが、この形態に限られるものではない。例えば、規定値以上の過電流を流すことにより配線パターンを切断して、接続部241を導通状態から非導通状態に設定してもよい。
また、上記実施形態では、情報記録部24の配線パターンの接続状態により導通状態、非接続状態により非導通状態を設定し、その状態により情報を記録したが、この形態に限られるものではない。例えば、情報記録部24の接続部241に、記録する情報に応じた抵抗値の抵抗を設けてもよい。その情報記録部24の抵抗の抵抗値を読み取ることにより情報を取得してもよい。
また、上述した実施形態では基板上に表示領域210と情報記録部24と信号出力線Bが形成されていたが、この形態に限られるものではない。例えば基板上に、各ドライバ回路22,23や情報読取部50等を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明に係る表示装置として、パッシブマトリクス駆動型の有機EL発光装置を説明したが、この形態に限られるものではない。例えば、アクティブマトリクス駆動型の有機EL発光装置に、本発明に係る表示装置を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明に係る表示装置として、ボトムエミッションタイプの有機EL発光装置を説明したが、この形態に限られるものではなく、トップエミッションタイプの有機EL発光装置に適用してもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、本発明に係る表示装置を有機ELパネルに適用したが、この形態に限られるものではない。本発明に係る表示装置を、例えば、いわゆる液晶表示パネル、プラズマ発光表示パネル、等の表示装置に適用してもよい。
以上、説明したように、本発明に係る表示装置1は、互いに交差する複数の走査線Kと複数のデータ線Aの交点に形成された複数の発光素子30を備える表示領域210と、データ線Aと情報出力線B1との間に形成され、データ線Aと情報出力線B1とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部24とを有し、基板10上に表示領域210、情報記録部24、および情報出力線B1が形成されているので、例えば、基板上にRF−ID回路等の特別な回路を設けることなく、比較的簡単な構造で、表示装置(表示パネル)に関する情報を表示パネル側に記録し、その記録された情報を出力することができる。
また、本発明に係る表示装置1は、情報記録部24が、データ線Aと情報出力線B1との間に設けられた接続部241の導電性の配線パターン24Aが形成されていることにより導通状態に設定され、一方、データ線Aと情報出力線B1との間の導電性の配線パターン24Aが切断されていることにより非導通状態に設定されているので、比較的簡単な構造で、表示パネルに関する情報を表示パネル側に記録し、その記録された情報を出力することができる。
また、本発明に係る表示装置1は、上述した構成の情報記録部24を備えるので、基板10上の比較的小さな領域に、比較的大きな情報量を記憶することができる。詳細には、複数のダミー配線の接続関係により情報を記録する従来の表示装置と比べて、本発明に係る表示装置1は、上述した構成の情報記録部24を有するので、記録可能な情報量が比較的大きい。
このため、例えば、表示パネルに関する情報、生産ロット情報、発光素子の輝度データ、輝度補正データ等を、情報記録部24に記録させておき、例えば発光表示を行う場合に、それらの表示パネルに関する情報に基づいて、発光精度の高い表示を行うことができる。
また、例えば、生産ロット情報を情報記録部24に記録させておき、その記録された情報を読み取り収集することで、表示パネルの製品の管理を簡単に高精度に行うことができる。
また、情報記録部24が、上述したように配線パターンの導通状態または非導通状態により情報を記録するという簡単な構成なので、比較的低い製造コストで本発明に係る表示装置を作製することができる。
また、情報記録部は、情報出力線B1とデータ線Aとの間に整流素子30Aを備えるので、例えば情報記録部24に記録された情報を出力する際に信号の逆流を防止することができる。詳細には、整流素子30Aは、ダイオード特性を有し、情報記録部24の情報の読み出し時に、情報出力線B1からデータ線Aに向かって電流が逆流することを防止する機能を有する。
また、上述した実施形態では、表示に寄与しない発光素子30を、整流素子30Aとして利用しているので、新たに整流素子を形成する工程を省略することができ、比較的低い製造コストにて本発明に係る表示装置を作製することができる。
また、図6に示すような表示装置1は、例えば整流素子30Aが、導通状態に設定されている接続部241に対応するデータ線Aと情報出力線B1との間にのみ形成され、非導通状態に設定されている接続部241に対応するデータ線Aと情報出力線B1との間には形成されていない構造を有するので、簡単な構造で、確実に非導通状態および導通状態を形成することができる。
また、複数のデータ線Aに駆動信号を供給する駆動電源IMを備える陽極ドライバ回路22と、複数のデータ線Aに供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出する情報読取部50を有するので、情報読取部50が、情報記録部24に記録されている情報を確実に特定することができる(読み取ることができる)。
詳細には、表示装置1の情報処理方法は、陽極ドライバ回路22が、制御部60の制御により、複数のデータ線Aに駆動信号を供給する第1のステップと、情報読取部50が、制御部60の制御により、複数のデータ線Aに供給される駆動信号のタイミングと同期して、情報記録部24および情報出力線B1を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて情報記録部24に記録された情報を特定する第2のステップとを有するので、情報記録部24に記録されている情報を確実に特定することができる(読み取ることができる)。
また、表示装置1は、ドライバ回路22により出力される駆動信号が表示パネルのデータ線Aを介して情報記録部24に記録されている情報を出力する構成であるので、例えば別途、特別な読み出し回路を設けることなく、簡単に情報記録部24に記録されている情報を表示パネルの外部に出力することができる。

Claims (6)

  1. 互いに交差する複数の走査線と複数のデータ線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、
    前記データ線と情報出力線との間に形成され、前記データ線と前記情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、
    前記情報記録部では、前記データ線と前記情報出力線との間に設けられた導電性の配線パターンが形成されていることにより前記導通状態に設定され、前記導電性の配線パターンが切断されていることにより前記非導通状態に設定され、
    基板上に前記表示領域、前記情報記録部、および前記情報出力線が形成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記情報記録部は、前記情報出力線と前記データ線との間に整流素子が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記整流素子は、表示に寄与しない発光素子であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記整流素子は、前記導通状態に設定されている前記データ線と前記情報出力線との間にのみ形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の表示装置。
  5. 複数の前記データ線に駆動信号を供給する駆動電源を備えるドライバ回路と、
    複数の前記データ線に供給される前記駆動信号のタイミングと同期して、前記情報記録部および前記情報出力線を介して出力される信号のレベルを検出する情報読取部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 表示装置の情報処理方法であって、
    前記表示装置は、互いに交差する複数の走査線と複数のデータ線の交点に形成された複数の発光素子を備える表示領域と、
    前記データ線と情報出力線との間に形成され、前記データ線と前記情報出力線とを導通状態または非導通状態に設定可能な情報記録部とを有し、
    基板上に前記表示領域、前記情報記録部、および前記情報出力線が形成されており、
    複数の前記データ線に駆動信号を供給する第1のステップと、
    複数の前記データ線に供給される前記駆動信号のタイミングと同期して、前記情報記録部および前記情報出力線を介して出力される信号のレベルを検出し、当該検出した結果に基づいて前記情報記録部に記録された前記導通状態または前記非導通状態の設定に基づく2進数で表現された情報を特定する第2のステップと
    を有することを特徴とする表示装置の情報処理方法。
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