JP4661348B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
公知のドアロック装置が、後述の特許文献1に記載されている。この装置は、車体に設けられるストライカと、ドアに設けられ、ドアを車体に対して保持すべくストライカと係合するラッチと、ラッチとストライカとの係合を解除すべく作動する解除レバーと、解除レバーを作動させる駆動力を発生するモータと、モータにて発生した駆動力を所定の減速比のもとで増大させるウォーム減速機と、増大した駆動力をウォーム減速機から解除レバーに伝達する伝達レバーと、モータ及びウォーム減速機を収容するケースとを備えている。
ウォーム減速機は、モータの出力軸に設けられるウォームと、ウォームに係合するウォームホイールとを備えた公知の減速機構である。伝達レバーの一端は、ウォームホイールにおける一方の面にピンを介して回転自在に連結されている。伝達レバーの他端は、解除レバーに連係されている。伝達レバーは、ケースに設けられたガイド部に摺動自在に支持されている。
特開2001−182399号公報(図6参照)
上述の装置においては、ウォームホイールと伝達レバーとがピンを介して相対的に回転するように、ピンと伝達レバーとの連結部に隙間を設ける必要がある。したがって、ウォームホイールから伝達レバーに駆動力が伝達される場合には、ピンと伝達レバーとの相対的移動により、伝達される駆動力が減損(ロス)していた。さらには、伝達レバーとケースのガイド部との摺動部分においても、駆動力のロスが生じていた。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、駆動力の伝達効率の向上したドアロック装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車体若しくはドアの何れか一方に設けられるストライカと、前記車体若しくは前記ドアの何れか他方に設けられ、前記ドアを前記車体に対して保持すべく前記ストライカと係合するラッチと、該ラッチと前記ストライカとの係合を解除すべく作動するようシャフト部にて回動自在に支持された解除部材と、該解除部材を作動させる駆動力を発生するモータと、該モータにて発生した駆動力を所定の減速比のもとで増大させる減速機構と、増大した前記駆動力を前記減速機構から前記解除部材に伝達するよう前記シャフト部と平行な支持軸にて回転自在に支持された伝達部材と、を備える車両用ドアロック装置であって、前記減速機構は、前記駆動力により回転するセクタギヤを備え、該セクタギヤは、前記伝達部材を構成するとともに、前記セクタギヤの回転軌跡を含む平面上に位置して該平面上にて前記解除部材を前記セクタギヤの回転方向に押動するレバー部を一体に有していることである。
請求項1に記載の発明によれば、モータの駆動力を減速機構から解除部材に伝達する伝達部材が、減速機構のセクタギヤに一体に形成されている。この構造においては、セクタギヤと伝達部材との間で伝達される駆動力にロスが生じない。これにより、減速機構にて増大した駆動力が、伝達部材を介して減損なく解除部材に伝達され、駆動力の伝達効率が向上する。
また、セクタギヤの回転軸の軸方向に関して、セクタギヤ、伝達部材、及び解除部材が同じ位置にある。つまり、セクタギヤ、伝達部材、及び解除部材は、セクタギヤの回転軸に直交する同一平面上にある。これにより、セクタギヤの回転軸の軸方向に関して、セクタギヤに一体に形成される伝達部材と、セクタギヤの回転にともなって伝達部材が押動する解除部材、すなわち、駆動力の伝達部分が小型化される。また、伝達部材と解除部材との間で駆動力が伝達される間、伝達部材のセクタギヤに対するねじれ、傾きが発生しない。これにより、セクタギヤと解除部材との間で伝達される駆動力のロスが減り、駆動力の伝達効率がより向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明のドアロック装置10(車両用ドアロック装置)を配設した車両1の後部を示す斜視図である。図2は、ドアロック装置10及びその周辺構造を概略的に示す図(図1におけるA−A線に沿う断面図)、図3は、ドアロック装置10の正面図(図2におけるB方向矢視図)、図4は、ドアロック装置10の上面図(図3におけるC方向矢視図)である。
車両1の後部には、ドア2が配設されている。ドア2は、公知な構成のバックドアである。ドア2は、車両1のボデー3に形成された開口部3aを開閉する。ドア2の下部には、ドアロック装置10が配設されている。
ドアロック装置10は、ロック機構20と、リリース機構30とを備えている。ドアロック装置10において、リリース機構30は、ロック機構20の上方に積まれるように配置されている。ドアロック装置10は、ドア2の内部に設けられ、スクリュ等(図示なし)の固定手段を用いてドア2に固定されている。ドアロック装置10のロック機構20は、ドア2のインサイドパネル2bに形成された開口(図示なし)を介して、ドア2の外部に面している。
まず、ロック機構20について、図5を参照して説明する。図5は、ロック機構20の分解斜視図である。ロック機構20は、上述の様にドア2に設けられ、ボデー3の開口部3aの縁に固定されたストライカ4(図2参照)と係脱する。
ロック機構20において、ベース21及びサブベース22は、構造上の基部として機能する。ベース21は、金属材を用いて形成され、箱状を成している。ベース21には、凹状の収容部21aが設けられている。サブベース22は、ベース21と同じく金属材を用いて形成され、板状を成している。サブベース22には、第1部分221と第2部分222が設けられている。
ベース21は、連結ピン23を介してサブベース22の第1部分221と連結される。連結ピン23は、一端に頭部を持った金属棒である。連結ピン23は、ベース21とサブベース22の第1部分221との間に延在している。連結ピン23は、その他端の側からサブベース22の第1部分221、ベース21に順に挿通される。ベース21に挿通された連結ピン23の他端をベース21にかしめることで、連結ピン23の一端及び他端がサブベース22の第1部分221及びベース21にそれぞれ係止される。これにより、ベース21とサブベース22とが互いに連結され、ベース21の収容部21aがサブベース22の第1部分221によって覆われる。連結されたベース21及びサブベース22は、板状の取り付け部21m、22mにて、スクリュ等の締結部材(図示なし)を用いてドア2(図2参照)に固定される。
ベース21は、収容部21aにて、支持軸24、ラッチ25、ポール26、樹脂ボデー27、及び検出スイッチ28を収容している。
支持軸24は、金属材を用いて形成され、ベース21の収容部21a内にて延在している。支持軸24の一端24aは、ベース21に形成された支持孔21bに挿通され、支持軸24の他端24bは、サブベース22に形成された支持孔22bに挿通される。支持軸24において、一端24aと他端24bとの間には、鍔状のフランジ部24fが設けられている。支持軸24の一端24aは、ベース21の支持孔21bに挿通された後、ベース21にかしめられる(かしめにより固定される)。この支持軸24のかしめに関しては、後述する。
ラッチ25は、二股に分かれた爪形状を有し、支持軸24により回動自在に支持される。ラッチ25には、切欠部25aと、挿通孔25bが設けられている。切欠部25aは、略U字状を成している。ラッチ25は、切欠部25aを介してストライカ4(図2参照)に係合する。挿通孔25bは、ラッチ25の回動中心を成す。挿通孔25bには、支持軸24の一端24aが挿通される。挿通孔25bの内径は、支持軸24のフランジ部24fの外径よりも小さく形成されている。ラッチ25は、ねじりばね25cの一端を係止している。ねじりばね25cの他端は、ブロック状の樹脂ボデー27に係止されている。これにより、ラッチ25は、支持軸24を中心に一方向に回転するように付勢されている。
ポール26は、丸棒状のシャフト部26aと、ブロック状の係合部26bを備えている。シャフト部26aの一端は、ベース21に形成されたポール孔21cに挿通され、シャフト部26aの他端は、サブベース22の第1部分221に形成されたポール孔22cに挿通される。シャフト部26aは、ベース21及びサブベース22の第1部分221により回動自在に支持されている。ポール孔21cに挿通されたシャフト部26aの他端には、リフトレバー29が固定されている。このリフトレバー29は、後述するリリース機構30のレバー部33に連係する。係合部26bは、シャフト部26aの一端に一体に設けられている。ポール26は、係合部26bを介して、ラッチ25に係合する。ポール26は、リフトレバー29と一体的に回動する。ポール26は、ラッチ25と同じく、ねじりばね26cの一端を係止している。ねじりばね26cの他端は、樹脂ボデー27に係止されている。これにより、ポール26は、シャフト部26aを中心に一方向に回転するように付勢されている。
図6は、ラッチ25とストライカ4との間の係合関係をポール26と共に模式的に示す図である。なお、図6において、ラッチ25及びポール26は、ねじりばね25c、26c(図5参照)により、矢示D1、D2方向にそれぞれ回転付勢されている。
ドア2がボデー3に対して閉じられている場合(ドアの閉状態)、図6に示す様に、ストライカ4がラッチ25の切欠部25aに係合している(フルラッチ状態)。この状態においては、ポール26の係合部26bがラッチ25に係合することで、ラッチ25のD1方向への回動が規制され、ストライカ4は、ラッチ25の切欠部25aから図6中矢示E方向(図2参照)に離脱できない。これにより、ラッチ25を備えたロック機構20が、ボデー3に固定されたストライカ4を保持することとなり、ドア2がボデー3に閉状態で保持される。
フルラッチ状態において、ポール26に固定されたリフトレバー29がリリース機構30のレバー部33からレバー作動力Foを受けると、ポール26は、ねじりばね26c(図5参照)の付勢力に抗してF方向に回動し、ポール26の係合部26bがラッチ25から離脱する。これにともない、ラッチ25は、ねじりばね25cの付勢力によりD1方向に回動し、ストライカ4が、ラッチ25の切欠部25aから矢示E方向に離脱可能となる(アンラッチ状態)。この状態においては、ドア2はボデー3に対して開放可能である。(ドアの開状態)
検出スイッチ28は、作動レバー28aを備えた公知のマイクロスイッチである。検出スイッチ28は、樹脂ボデー27に保持されている。検出スイッチ28の作動レバー28aは、ラッチに係脱可能である。検出スイッチ28には、信号線28bの一端が電気的に接続されている。信号線28bは、銅線をより合わせた心線と、この心線を同軸に被覆する絶縁体の被覆材とで形成された汎用のものである。信号線28bの他端には、金属製の端子28cが接続される。検出スイッチ28は、車両1に設けられた制御ユニット(図示なし)に信号線28b及び端子28cを介して接続される。作動レバー28aは、ラッチ25の回動にともない、ラッチ25から離脱した初期位置とラッチ25と当接した当接位置との間で動かされる。これら2つの位置は、上述したラッチ25とストライカ4との係合状態(アンラッチ状態、ラッチ状態)にそれぞれ対応すると共に、検出スイッチ28のOFF状態、ON状態にそれぞれ対応している。つまり、検出スイッチ28は、ラッチ25の回動位置に応じて2つの異なる信号を出力し、ラッチ25とストライカ4との係合状態を電気的に検出している。
上述した様に、支持軸24の一端24aは、ラッチ25の挿通孔、ベース21の支持孔21bに挿通された後、ベース21にかしめられる。この支持軸24のかしめについて、図7(a)〜(c)を参照して説明する。図7(a)〜(c)は、支持軸24の一端24aをベース21にかしめる時の態様を模式的に示す図である。
まず、支持軸24を、所定のかしめ治具Tに設置する。このとき、支持軸24の他端24bをかしめ治具Tに支持させ、支持軸24の一端を、他端24bに対して上方に位置させる(図7(a))。続いて、設置された支持軸24のフランジ部24fにラッチ25が係合するように、支持軸24の一端24aを、ラッチ25の挿通孔25b、ベース21の支持孔21bにこの順で挿通する(図7(b))。そして、ベース21の支持孔21bに挿通された支持軸24の一端24aに所定のかしめ荷重Fcを加え、支持軸24の一端24aをベース21にかしめる(図7(c))。以上の態様により、ラッチ25は、フランジ部24fとベース21との間に挟持される。これにより、ラッチ25の位置が、支持軸24の軸方向(図7示上下方向)に関して、ベース21に対して保持される。つまり、支持軸24に沿ったラッチ25の移動が規制される。この構造においては、支持軸24を中心にラッチ25が回動する場合に、支持軸24の軸方向に関してラッチ25がガタつくことがなく、ラッチ25の回動がより安定することとなる。
次に、リリース機構30について、図8を参照して説明する。図8は、リリース機構30の分解斜視図である。
リリース機構30は、モータ31の駆動力により、上述したポール26とラッチ25との係合(ストライカ4とラッチ25との係合)を解除(リリース)するもので、モータ31の駆動力をレバー作動力Fo(図6参照)として出力するアクチュエータを形成している。リリース機構30は、モータ31と、減速機構40と、ハウジング34とを備えている。
モータ31は、回転シャフト31aを備えた公知のものである。モータ31は、金属製の端子(後述する)に接続される。モータ31への給電は、この端子を介して成される。モータ31が給電されると、回転シャフト31aが回転し、駆動力(トルク)が発生する。
減速機構40は、ウォーム41と、ウォームホイール42と、ピニオンギヤ43と、セクタギヤ44によって形成されている。減速機構40は、これらギヤを介してモータ31の回転シャフト31aの回転速度を下げ(減速し)、モータ31にて発生した駆動力を増大させる。ウォーム41とウォームホイール42は、公知の機構である。ウォーム41は、モータ31の回転シャフト31aに同軸に固定される。ウォーム41は、ウォームホイール42に係合する。ピニオンギヤ43は、ウォームホイール42の径よりも小径な平歯車であり、ウォームホイール42に同軸に固定されている。ピニオンギヤ43は、セクタギヤ44に係合している。図9は、セクタギヤ44の構造を示す図である。セクタギヤ44は、円周の一部のみを備えたおうぎ形を成している。セクタギヤ44には、支持軸441と、ギヤ部442と、レバー部33が一体に設けられている。支持軸441は、セクタギヤ44の回転中心を成し、セクタギヤ44は、支持軸441を中心に回転する。支持軸441の両端には、係止部441a、441bがそれぞれ形成されている。図10は、一方の係止部441aの構造を示す図(図9におけるG−G線に沿う断面図の一部)である。なお、他方の係止部441bは係止部441aとほぼ同じ構造を有しており、ここでは係止部441bに関しての説明を省略する。係止部441aは、基部441cと、爪部441dとを備えている。基部441cは、支持軸441の骨格部分に連続して形成されている。爪部441dは、基部441cに一体に形成されている。爪部441dは、一端が固定端、他端が自由端を成す片持ち梁の様な構造を有している。爪部441dは、基部441cに対して、初期形状(図10中実線で示す)と変形形状(図10中2点鎖線で示す)との間で弾性変形可能である。ギヤ部442は、支持軸441を中心に円周方向に形成されている。ギヤ部442は、平歯車である。セクタギヤ44のギヤ部442は、ピニオンギヤ43に係合する。レバー部33は、アーム状に形成されている。レバー部33は、セクタギヤ44において、ギヤ部442に対し、支持軸441を挟んで設けられている。レバー部33は、上述したロック機構20のリフトレバー29に連係する(図6参照)。
減速機構40の減速比は、ウォーム41、ウォームホイール42、ピニオンギヤ43、及びセクタギヤ44(ギヤ部442)の歯数によって定まる。モータ31にて発生した駆動力は、この減速比のもとで増大され、最終的にセクタギヤ44のレバー部33へと伝達される。
ハウジング34は、サブベース22の第2部分222と、カバー35とによって形成されている。ハウジング34は、モータ31、減速機構40を収容している。ハウジング34は、ピニオンギヤ43を同軸に保持したウォームホイール42とセクタギヤ44とを、サブベース22(第2部分222)とカバー35との間で回転自在に支持している。サブベース22とカバー35は、スクリュ36を介して互いに連結している。スクリュ36は、カバー35に形成された連結孔35aに挿通され、サブベース22に形成された連結孔222dにねじ込まれる。
図11は、図8においてリリース機構30を下方から見た図、図12は、サブベース22の単品図(図8においてサブベース22を上方から見た図)である。
サブベース22には、段部22sを挟んで、第1部分221と第2部分222が一体に設けられている。第1部分221は、上述した様に、ロック機構20の一部を形成する。第2部分222は、板状を成し、リリース機構30のハウジング34の一部を形成する。つまり、リリース機構30とロック機構20は、サブベース22を共有している。
サブベース22の第2部分222には、レバー支持孔222aと、ギヤ支持孔222bと、案内面222cが設けられている。ギヤ支持孔222bは、第2部分222を貫通する貫通孔である。ギヤ支持孔222bは、カバー35に形成されるギヤ支持孔(図示なし)と共に、一体化されたウォームホイール42及びピニオンギヤ43を、回転自在に支持する。レバー支持孔222aは、第2部分222を貫通する貫通孔である。レバー支持孔222aは、カバー35に形成されたレバー支持孔35b(図8参照)と共に、セクタギヤ44の支持軸441を回転自在に支持する。レバー支持孔222aに支持されたセクタギヤ44は、図11に示す様に、ピニオンギヤ43と共にギヤ支持孔222bに支持されたウォームホイール42を、カバー35との間に挟みこむようになっている。図13は、案内面222cの構造を示す図である。案内面222cは、サブベース22の第2部分222の縁部に設けられている。案内面222cにおいては、第2部分222の縁部が部分的に切り取られている(面取りされている)。これにより、案内面222cは、傾斜状に形成されている。
カバー35は、樹脂製であり、サブベース22と共にハウジング34を形成する。カバー35には、連結部351が一体に設けられている。連結部351は、サブベース22の第2部分222に形成された案内面222cに係合すると共に、サブベース22の第2部分222に係止される。図14は、連結部351の構造を示す図である。連結部351は、基部351aと、爪部351bとを備えている。基部351aは、カバー35の縁を形成し、カバー35の骨格部分に連続している。爪部351bは、基部351aに一体に形成されている。爪部351bは、一端が固定端、他端が自由端を成す片持ち梁の様な構造を有している。爪部351bは、基部351aに対して、初期形状(図14において実線で示す)と変形形状(図14において2点鎖線で示す)との間で弾性変形可能である。
さらに、カバー35には、コネクタ352が一体に設けられている。図15は、コネクタ352の構造を示す図である。コネクタ352は、モータ31に接続される端子31bと、ロック機構20の検出スイッチ28から導出された信号線28bの端子28c(図5参照)とを保持する。モータ31に係る端子31bは、コネクタ352(カバー35)と共に予め一体に成形され(樹脂インサート成形)、モータ31に設けられた接続部(図示なし)に嵌合される。検出スイッチ28に係る端子28cは、コネクタ352に設けられた嵌合孔352aに嵌合される。検出スイッチ28に係る端子28cは、モータ31に係る端子31bを一体に備えたコネクタ352に、別個に嵌合される。モータ31に係る端子31b及び検出スイッチ28に係る端子28cを保持したコネクタ352には、車両1に設けられた制御ユニット(図示なし)が接続される。制御ユニットは、モータ31への給電と、検出スイッチ28からの出力信号の受信とを行う。
次に、本発明に係るドアロック装置10の組み立てについて、図16(a)〜(d)を参照して説明する。図16(a)〜(d)は、ドアロック装置10における一連の組み立て作業の態様を模式的に示す図である。
まず、図16(a)に示す様に、ベース21、サブベース22等を備えたロック機構20を組み立てる(図5参照)。これに並行して、リリース機構30のハウジング34の一部を形成するカバー35に、ウォーム41を保持したモータ31、一体化されたウォームホイール42及びピニオンギヤ43、ならびにレバー部33を一体に備えたセクタギヤ44を、この順番に組み付ける。このとき、モータ31は、カバー35に予め一体形成された端子31b(図15参照)に圧入嵌合により接続され、セクタギヤ44の支持軸441の係止部441aは、カバー35に形成されたレバー支持孔35bに連結される。ここで、セクタギヤ44の係止部441aをカバー35のレバー支持孔35bに連結する時の態様について、図17を参照して説明する。
まず、セクタギヤ44の支持軸441の軸方向(図17示上下方向)に関して、カバー35のレバー支持孔35bとセクタギヤ44の係止部441aとの位置を合わせる。(図17(a))。続いて、セクタギヤ44をカバー35に対して動かし、レバー支持孔35bに係止部441aを嵌合する。このとき、係止部441aの爪部441dは、レバー支持孔35bに弾性変形をともなって嵌合される(図17(b))。そして、セクタギヤ44をカバー35に対してさらに動かすと、弾性変形した係止部441aの爪部441dがレバー支持孔35bを貫通し、係止部441aの爪部441dが変形形状から初期形状に復帰する(図17(c))。これにより、支持軸441の軸方向に関して、係止部441aがレバー支持孔35bに係止される。つまり、レバー部33を一体に備えたセクタギヤ44が、カバー35に保持される。
セクタギヤ44がカバー35に係止された段階で、一体化されたウォームホイール42及びピニオンギヤ43は、セクタギヤ44により、カバー35との間に挟みこまれる。また、ウォームホイール42にウォーム41を介して連結するモータ31は、カバー35に一体に形成された端子31cによって保持されている。つまり、セクタギヤ44がカバー35に係止された段階で、カバー35は、ウォーム41を保持したモータ31、一体化されたウォームホイール42及びピニオンギヤ43、ならびにレバー部33を一体に備えたセクタギヤ44と共に一体化される。この構造によれば、これ以降の組み立て作業において、これらの部品がカバー35から脱落しないので、これらの部品をカバー35に対して保持する手段が必要ない。これにより、ドアロック装置10における組み立て作業を効率よく行うことができる。
次に、図16(b)、(c)に示す様に、モータ31、セクタギヤ44等を保持したカバー35を反転し、カバー35の連結部351とセクタギヤ44の係止部441b(図8参照)を、予め組み立てておいたロック機構20のサブベース22(第2部分222)にそれぞれ連結する。ここで、カバー35の連結部351をロック機構20のサブベース22に連結する時の態様について、図18を参照して説明する。
まず、カバー35の連結部351とサブベース22の案内面222cとの位置を合わせる。(図18(a))。続いて、カバー35をサブベース22に対して動かし、カバー35の連結部351を案内面222cに係合させる。このとき、連結部351の爪部351bは、案内面222cに弾性変形をともなって案内される(図18(b))。そして、カバー35をサブベース22に対してさらに動かすと、弾性変形した連結部351の爪部351bが案内面222cを乗り越え、連結部351の爪部351bが変形形状から初期形状に復帰する(図18(c))。これにより、連結部351の爪部351bがサブベース22に係止される。つまり、連結部351を備えたカバー35が、サブベース22の第2部分222に保持される。
カバー35の連結部351がロック機構20のサブベース22に連結されるのと並行して、カバー35に保持されたセクタギヤ44の係止部441bが、サブベース22のレバー支持孔222bに連結される。なお、セクタギヤ44の係止部441bをサブベース22に連結する態様は、図17に示す態様(セクタギヤ44の係止部441aをカバー35bのレバー支持孔35bに連結する時の態様)と同様であり、ここでの説明を省略する。
カバー35の連結部351、セクタギヤ44の係止部441bをサブベース22にそれぞれ連結した後、スクリュ36(図8参照)を用いて、カバー35とサブベース22とをさらに連結する。
カバー35とサブベース22との連結は、(1)カバー35の連結部351とサブベース22との係合、(2)セクタギヤ44の係止部441aとカバー35との係合、(3)セクタギヤ44の係止部441bとサブベース22との係合、ならびに(4)カバー35とサブベース22とのスクリュ36を介した係合によって成される。この構造においては、カバー35とサブベース22との間の連結強度が上記(1)〜(3)の手段によって十分に確保されれば、スクリュ36(手段(4))を必ずしも設けなくても良い。
上述の態様によりカバー35とサブベース22とが連結された後、図16(d)に示す様に、ロック機構20から導出された検出スイッチ28の信号線28bの端子28cを、カバー35のコネクタ352に嵌合する。ここで、検出スイッチ28の端子28cをカバー35のコネクタ352に嵌合する態様について、図19を参照して説明する。
まず、信号線28bの端子28cとコネクタ352の嵌合孔352aとの位置を、嵌合孔352aの軸方向(図19示左右方向)に関して合わせる(図19(a))。続いて、信号線28bの端子28cをコネクタ352に対して動かし、端子28cに形成された傾斜状のガイド部28dをコネクタ352の嵌合孔352aに形成された爪部352bに当接させる(図19(b))。そして、信号線28bの端子28cをコネクタ352に対してさらに動かすと、嵌合孔352aの爪部352bが端子28cのガイド部28dを乗り越え、端子28cにてガイド部28dに連続して形成された凹部28eに、嵌合孔352aの爪部352bが係止される。これにより、嵌合孔352aに嵌合された信号線28bの端子28cが、カバー35のコネクタ352に対して確実に保持される(図19(c))。以上、図16(a)〜(d)に示す態様により、ロック機構20とリリース機構30とを備えたドアロック装置10の組み立て作業が完了する。
最後に、ドア2が閉状態にある時のドアロック装置10の作動について、図6、図8、及び図20を参照して説明する。図20は、ドアロック装置10が作動する時のセクタギヤ44及びリフトレバー29の動きを示す図(図3におけるC方向矢視図)である。
図20において、リリース機構30のモータ31が給電されると、モータ31にて駆動力が発生し、この駆動力が、ウォーム41、ウォームホイール42、ピニオンギヤ43を介してセクタギヤ44に伝達される。これにともない、セクタギヤ44は、支持軸441を中心に、図20示時計回り方向に回転し、セクタギヤ44に一体に形成されたレバー部33が、初期位置(図20中実線で示す)からストローク位置(図20中2点鎖線で示す)へと作動する。このとき、ロック機構20のポール26に固定されたリフトレバー29は、初期位置からストローク位置へと作動するレバー部33に係合し、レバー部33から力(図6におけるレバー作動力Foに相当)を受ける。レバー部33から力を受けたリフトレバー29は、図20示反時計回り方向に回転し、初期位置(図20中実線で示す)からストローク位置(図20中2点鎖線で示す)へと作動する。上述した様に、リフトレバー29は、ロック機構20のポール26に固定されている。したがって、レバー部33からの力を受けてリフトレバー29が回転すると、ポール26も同じ方向(図6におけるF方向に相当)に回転する。これにより、ポール26とラッチ25との係合が解除され、閉状態にあったドア2が開状態に移行する。
図21は、セクタギヤ44とリフトレバー29の位置関係を模式的に示す図(図20におけるK−K線に沿う断面図)である。同図に示す様に、本発明のドアロック装置10においては、レバー部33は、セクタギヤ44の回転軌跡を含む平面Pr上にあり、レバー部33は、この平面Pr上にてリフトレバー29を押動する。この構造においては、ドアロック装置10の上下方向(図21示上下方向)に関して、リリース機構30のレバー部33と、ロック機構20のリフトレバー29、すなわち、駆動力の伝達部分の寸法が抑えられる。
なお、以上の説明においては、カバー35が連結部351を備え、この連結部351を介してカバー35とサブベース22とが連結される例を示したが、これに限定されない。例えば、連結部351に相当する構造をサブベース22に設ける構造であっても良い。なお、この構造においては、サブベース22に設けられ、連結部351に係合する案内面222cに相当する構造をカバー35に設けることとなる。
以上説明した様に、本発明のドアロック装置10によれば、モータ31の駆動力を減速機構40からリフトレバー29に伝達するレバー部33が、減速機構40のセクタギヤ44に一体に形成されている。この構造においては、セクタギヤ44とレバー部33との間で伝達される駆動力にロスが生じない。これにより、減速機構40にて増大した駆動力が、レバー部33を一体に備えたセクタギヤ44を介して減損なくリフトレバー29(ポール26)に伝達され、ドアロック装置10における駆動力の伝達効率が向上する。
また、本発明によれば、セクタギヤ44の支持軸441の軸方向に関して、セクタギヤ44、レバー部33、及びリフトレバー29が同じ位置にある。つまり、セクタギヤ44、レバー部33、及びリフトレバー29は、セクタギヤ44の支持軸441に直交する同一平面Pr上にある。これにより、セクタギヤ44の支持軸441の軸方向に関して、セクタギヤ44に一体に形成されるレバー部33と、セクタギヤ44の回転にともなってレバー部33が押動するリフトレバー29、すなわち、駆動力の伝達部分が小型化される。また、レバー部33とリフトレバー29との間で駆動力が伝達される間、レバー部33のセクタギヤ44に対するねじり、傾きが発生しない。これにより、セクタギヤ44とリフトレバー29との間で伝達される駆動力のロスが減り、駆動力の伝達効率がより向上する。
本発明のドアロック装置10を配設した車両1の後部を示す斜視図。 ドアロック装置10及びその周辺構造を概略的に示す図(図1におけるA−A線に沿う断面図)。 ドアロック装置10の正面図(図2におけるB方向矢視図)。 ドアロック装置10の上面図(図3におけるC方向矢視図)。 ロック機構20の分解斜視図。 ラッチ25とストライカ4との間の係合関係をポール26と共に模式的に示す図。 支持軸24の一端24aをベース21にかしめる時の態様を模式的に示す図。 リリース機構30の分解斜視図。 セクタギヤ44の構造を示す図。 セクタギヤ44の係止部441aの構造を示す図(図9におけるG−G線に沿う断面図の一部)。 図8においてリリース機構30を下方から見た図。 図8においてサブベース22を上方から見た図。 サブベース22の案内面222cの構造を示す図(図12におけるH−H線に沿う断面図)。 カバー35の連結部351の構造を示す図(図11におけるI−I線に沿う断面図)。 カバー35のコネクタ352の構造を示す図(図11におけるJ−J線に沿う断面図)。 本発明に係るドアロック装置10における一連の組み立て作業の態様を模式的に示す図。 セクタギヤ44の係止部441aをカバー35bのレバー支持孔35bに連結する時の態様を模式的に示す図。 カバー35の連結部351をロック機構20のサブベース22に連結する時の態様を模式的に示す図。 検出スイッチ28の端子28cをカバー35のコネクタ352に嵌合する時の態様を模式的に示す図。 ドアロック装置10が作動する時のセクタギヤ44及びリフトレバー29の動きを示す図(図3におけるC方向矢視図)。 セクタギヤ44とリフトレバー29の位置関係を模式的に示す図(図20におけるK−K線に沿う断面図)。
符号の説明
2 ドア
3 ボデー(車体)
4 ストライカ
10 ドアロック装置
25 ラッチ
26 ポール(解除部材)
29 リフトレバー(解除部材)
31 モータ
33 レバー部(伝達部材)
40 減速機構
44 セクタギヤ
Pr 平面

Claims (1)

  1. 車体若しくはドアの何れか一方に設けられるストライカと、
    前記車体若しくは前記ドアの何れか他方に設けられ、前記ドアを前記車体に対して保持すべく前記ストライカと係合するラッチと、
    該ラッチと前記ストライカとの係合を解除すべく作動するようシャフト部にて回動自在に支持された解除部材と、
    該解除部材を作動させる駆動力を発生するモータと、
    該モータにて発生した駆動力を所定の減速比のもとで増大させる減速機構と、
    増大した前記駆動力を前記減速機構から前記解除部材に伝達するよう前記シャフト部と平行な支持軸にて回転自在に支持された伝達部材と、
    を備える車両用ドアロック装置であって
    前記減速機構は、前記駆動力により回転するセクタギヤを備え、該セクタギヤは、前記伝達部材を構成するとともに、前記セクタギヤの回転軌跡を含む平面上に位置して該平面上にて前記解除部材を前記セクタギヤの回転方向に押動するレバー部を一体に有している車両用ドアロック装置。
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