JP4660248B2 - フィルタ自動調整装置およびフィルタ調整方法ならびに携帯電話システム - Google Patents

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Description

本発明は、調整機能を有するフィルタの特性周波数調整を目標周波数に調整するためのフィルタ自動調整装置およびフィルタ調整方法、ならびにフィルタ自動調整部を備えた携帯電話システムに関し、特に精度の良いフィルタ調整と、それに伴う低消費電力化に係る技術に関するものである。
最近の通信機(例えば携帯電話)においては、低消費電力や小型化に力が注がれていて、多くの無線部品についても集積化される傾向にある。フィルタについても同様の傾向にあり、内蔵化されることが多い。
一般に集積回路の製造過程におけるバラツキは、抵抗で±10数パーセント、容量で±10数パーセントであり、抵抗と容量によって構成されるフィルタの特性周波数は、±20パーセント以上のばらつきを生じる。このバラツキを補正することが、フィルタの内蔵化において重要な課題となっている。
特性周波数とは、バンドパスフィルタ(BPF)については中心周波数fを、ハイパスフィルタ(HPF)とローパスフィルタ(LPF)については遮断周波数(−3dBポイントにおける周波数)を意味する。
フィルタを内蔵する携帯電話において、フィルタの消費電力が大きければ、1回の電池充電で可能な、携帯電話の通話時間が短くなる。長い通話時間を確保するために電池を大きくすると、携帯電話の小型化が実現しない。そういう状況下では、できるだけ低消費電力のフィルタが必要である。
特許文献1に、基準フィルタの入力信号と基準フィルタの出力信号の位相を比較し、その位相比較結果を主フィルタにフィードバックさせることにより、主フィルタを調整するというフィルタ調整方法が開示されている。
特許文献1におけるフィルタ調整装置を図9と図10を参照して説明する。
図9において、基準信号発生器1からは、基準フィルタ2のバラツキがないときの特性周波数である信号が出力される。基準フィルタ2の出力信号と、基準フィルタ2の入力信号は、位相差検出器3に入力される。位相差検出器3の出力は、位相差からフィルタの調整を行う制御電圧発生器4に入力され、制御電圧発生器4から出される出力を受け、主フィルタ5が調整される。
図10は前記主フィルタ5の構造を示す図であり、11,12は抵抗、13,14はコンデンサ、15はオペアンプである。
前記基準フィルタ2と主フィルタ5は同じような構成であることが多く、基準フィルタ2の特性周波数を調整すれば、主フィルタ5の特性周波数も調整されるという構成になっている。また、通常の動作時において、このフィルタ調整に関する図9における1〜4のブロックに示す部材は常時動作しており、例えば電源変動などの理由で、基準フィルタ2および主フィルタ5の特性周波数がずれた場合でも、すぐに主フィルタ5が調整されるようになっている。
特許文献2には、基準フィルタの入力信号と基準フィルタの出力信号の位相を比較し、その出力結果をデジタル処理し、内部ラッチに格納することにより、通常動作時はフィルタ調整に関するブロックの電源をオフすることができる方法が開示されている。
特許文献2に記載のフィルタ調整装置を図11〜図13を参照して説明する。
図11において、基準信号発生器21から出された信号が分周器22にて分周される。この分周で、基準信号21は、基準フィルタ23のバラツキがないときの特性周波数である周波数に変換される。分周器22の出力は、基準フィルタ23に入力され、基準フィルタ23の入力と出力が位相差検出器24に入力される。位相差検出器24の出力はコンパレータ25によって方形波にされる。カウンタ26にコンパレータ25の出力と基準信号21を入力し、カウントする。また、図11において、29は主フィルタであって、抵抗31(1)〜31(n),32(1)〜32(n)と、コンデンサ33,34と、オペアンプ35から構成されている。
カウント時の動作の状態を図12に示し、またカウント数とばらつきの関係の一例を図13に示す。
図12において、CRバラツキがないときのコンパレータ25の出力のあるL(low)区間を基準周波数でカウントすると、8カウントとなる。一方、CR積が−26%のときには、コンパレータ出力のあるL区間を基準周波数でカウントすると、10カウントとなる。
図13に示すように、コンパレータ25の出力のある区間をカウントすることにより、CRバラツキが分かる。カウント結果はデコーダ27に入力され、デコード結果はレジスタ28に入力される。レジスタ出力36(1)〜36(n)は、主フィルタ29の抵抗31(1)〜(n)および32(1)〜(n)の抵抗をスイッチで切り替える。この抵抗値は、図13に示す抵抗上の補正値を基に設計されており、見た目上の抵抗バラツキを抑えることができる。
また、特許文献2のフィルタ調整方法では、調整結果はレジスタに格納されるため、一度調整すれば、フィルタの自動調整に関するブロックをオフすることができ、低消費電力の面で大きな優位性を有している。
特開2002−76842号公報 特開2004−172911号公報
特許文献1のフィルタ自動調整では、常時フィルタ調整回路をオンしておき、フィードバックループをかけているため、電源変動や温度変動によっても、主フィルタの特性周波数がずれにくいという長所はあるものの、本来の無線通信に不要である図9に示す基準フィルタ2,位相差検出器3,制御電圧発生器4の消費電力が無駄に使われているため、低消費電力という点では問題がある。
特許文献2のフィルタ調整では、調整した結果を図11に示すレジスタ28に格納するため、一度調整を行えば、フィルタ調整に必要なブロックの電源をオフにして、低消費電力化を図れるという点で、特許文献1の調整よりも優れている。
しかしながら、主フィルタと同じ構成である基準フィルタが、ノイズ特性の悪いフィルタや入力ダイナミックレンジが小さいフィルタ、いわゆるC/N特性が悪いフィルタであった場合には、調整が失敗することがある。
調整を失敗する例について、図14,図15を参照して説明する。
図14は良好に調整できる場合の例であり、コンパレータ出力のある区間Cを基準信号でカウントした回数を基にフィルタ調整される。
調整が良好に行われない場合が図15に示す例である。図15に示す例は、基準フィルタのC/N特性が悪く、Aのポイントでフィルタ出力が欠けてしまった例である。この場合、位相差検出器出力はB部分のようになり、コンパレータ出力は図15のC部分のようになる。図14の例と比較して、図15の例ではCの区間が長いため、この区間を基準信号でカウントをするとCRバラツキを間違って認識してしまい、その結果、フィルタ調整を間違ってしまうという問題がある。
本発明の目的は、前記従来の技術の課題を解決し、調整機能を有するフィルタにおいて、高い調整精度をもち、かつ低消費電流化が容易にできるバラツキ補正可能なフィルタ自動調整装置およびフィルタ調整方法ならびに携帯電話システムを提供することにある。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、フィルタの特性周波数を目標周波数に調整するためのフィルタ自動調整装置であって、基準信号を発生する基準信号発生源と、前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数回カウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備えたことを特徴とする。
前記構成によって、カウンタから複数回出されるカウント信号より、最も確からしいカウント回数を判定する判定回路を設けることにより、例えば基準フィルタのノイズ特性が悪い場合や、入力ダイナミックレンジが小さい場合、すなわち基準フィルタのC/N特性が悪い場合でも、安定した調整結果を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、主フィルタおよび基準フィルタは、オペアンプを用いたアクティブフィルタであることを特徴とし、オペアンプを用いたアクティブフィルタは、ほとんど抵抗と容量のみで特性周波数が決まるため、電源変動や温度変動に強く、一度だけ調整した結果を保持する本発明には大変都合がよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、主フィルタおよび基準フィルタは、複数のトランスコンダクタンスアンプと複数のキャパシタとを有するgm−Cフィルタであることを特徴とし、gm−Cフィルタは、電流可変や電圧可変制御によってフィルタの特性周波数を変えることができ、抵抗や容量が少なくて済み、小型化や内蔵化という面で大きいメリットがある。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、基準フィルタは、位相特性上、特性周波数の信号が与えられたときに生じるべき位相差が90度または−90度になることを特徴とし、基準フィルタの位相差が90度または−90度になる場合、位相差検出器に掛け算回路を用いることができ、回路規模を小さくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路にて複数回であるN回のカウント結果より、N/2回より多いカウント回数を選択することを特徴とし、N/2回より多いカウント回数が得られないと調整が終了しないため、調整結果が信頼のおける結果となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路にて複数回であるN回のカウント結果より、最も頻度の高いカウント回数を選択することを特徴とし、最も最頻の高いカウント数がN/2回より多くなくても、最も確からしい値をとることができる。C/N特性が悪いフィルタで、N/2回以上のカウント数を取れない場合に最適である
請求項7に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路にて、同じカウント回数が複数回連続で続いたときに、カウント回数を選択することを特徴とし、この構成は高速調整に向いており、例えば、2回連続で同じカウント数が出た場合は判定回路の出力とすれば、基準フィルタやその他の回路が比較的安定している場合は、最も速く調整を終えることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路にて3回のカウント結果より2回以上同じであるカウント回数を選択することを特徴とし、ファイタのC/N特性が比較的良い場合において、通常は1回のカウントで調整できるが、万一の失敗したときに使用する場合に最適である。
請求項9に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、カウンタは、コンパレータ出力を入力する端子と、基準信号を入力する端子と、判定回数と同じ回数のタイミング信号を出力する端子と、判定回路をリセットするリセット端子と、カウント数に応じて、異なった信号を出力する手段とを備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路は、データをリセットするための、リセット信号の入力端子と、カウンタの出力であるカウント数を示す信号を入力する端子と、複数回のカウント結果を保持するタイミングを提供するタイミング信号入力端子と、前記カウント回数の頻度が、判定基準以上であるときに、その結果を出力する出力端子とを備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、コンパレータ出力をカウントする回数をN回としたとき、1回目〜N回目のカウント回数をそれぞれメモリに格納し、そのカウント数の中で最も頻度の高いカウント数を選び、その最も頻度の高いカウント数がN/2回より多ければ、そのカウント数を選択し、前記最も頻度の高いカウント数がN/N回以下であれば、1回目から再度カウントし直すことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1記載のフィルタ自動調整装置において、判定回路にて複数回であるN回のカウント結果が選択条件に合わない場合に、再調整やエラーの出力や以前の結果を使うことを特徴とし、この機能を有することにより、より信頼性が高いフィルタ調整を行うことができる。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載のフィルタ自動調整装置において、N回全てのカウント結果を待たずに、判定回路にてカウント回数を選択することを特徴とし、例えば3回のカウントで判定する場合、1回目のカウント結果と2回目のカウント結果が同じであれば、3回目のカウント結果を待たずに、1回目のカウント結果を最も確からしい値として調整を終了することができる。この機能を有することにより、より短い時間で低消費電力のフィルタ調整を行うことができる。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか1項に記載のフィルタ自動調整装置において、基準フィルタを備えずに切り替え動作を行うことにより、主フィルタを前記基準フィルタに代えて用いることを特徴とし、主フィルタを用いてバラツキを見るため、基準フィルタが不要であるという小型化に関する優位性と、基準フィルタと主フィルタの相対バラツキをなくすことができるという優位性がある。
請求項15に記載の発明は、基準信号を発生する基準信号発生源と、前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数回カウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備え、前記主フィルタに信号を入力し、フィルタした信号を出力することを特徴とするフィルタ調整方法である。
請求項16に記載の発明は、基準信号を発生する基準信号発生源と、前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数買いカウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備えたことを特徴とする携帯電話システムである。
本発明によれば、基準フィルタの入力信号と出力信号の位相比較結果をカウントする際に、1回の判定ではなく複数回の判定を持って最も確からしいカウント数を選択するため、電源変動が大きい場合や、C/N特性の悪いフィルタであっても、精度が良く、低消費電流のフィルタ調整を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態を説明するためのフィルタ自動調整回路の構成図である。
図1において、101は基準信号発生源、102は分周器、103は基準フィルタである。103の基準フィルタは、実際に信号を処理するためのものでなく、集積回路のバラツキを検知するためのものであり、ここでいうバラツキとは、主に集積回路製造時の抵抗バラツキとコンデンサのバラツキを指す。
基準フィルタ103は、既述した図10に示すようなLPFで構成されており、基準フィルタ103に、基準フィルタ103の特性周波数である信号を入力すると、入力波形と出力波形の位相差は90°になるように設計されていて、抵抗バラツキとコンデンサのバラツキがある場合は、位相差が90°と違う値をとるようになっている。
基準信号発生源101から出された信号を、分周器102を通して、信号波形のデューティ50%で、基準フィルタ103の特性周波数である信号を生成する。その信号を基準フィルタ103に入力し、基準フィルタ103の出力信号と入力信号の位相を、位相差検出器104に入力する。本実施形態では、位相差検出器104は掛け算回路で構成されている。位相差検出器104の出力波形をコンパレータ105で方形波に変換し、その方形波のデューティ比をカウンタ106でカウントする。
前記動作の一例を図14を参照して説明すると、分周器102の出力は、Sin波となっていて、基準フィルタ103の出力は、分周器102の出力と比較して、位相が90°遅れている。この分周器102の出力と基準フィルタ103の出力を位相差検出器104に入れた出力が図9の位相差検出器出力の波形である。ちょうど、分周器102の出力の周波数を2倍にしたものとなっている。この分周器102の出力をコンパレータ105によって方形波に変換する。
コンパレータ105の出力から、バラツキを判断する方法を図12,図13を参照して説明する。図12はコンパレータ105の出力をカウンタ106でカウントしている状態を示し、コンパレータ出力のLの区間を基準信号でカウントしたとき、バラツキなし(CR積=±0%)のときは8カウント、またバラツキあり(CR積=−26%)のときは、10カウントとなっている。
図13には、図12でコンパレータ105の出力をカウントしたときの、CRバラツキとカウント数の関係の一例を示しており、CR積がばらつくと、基準フィルタ103の出力の位相が、基準フィルタ103の入力の波形と比較して90°からずれ、その結果、コンパレータ105の出力のデューティ比が図12に示すように変わる。図13を基にし、カウント数に応じた抵抗111(1)〜111(n)と抵抗112(1)〜112(n)とを選ぶことにより、主フィルタ109の見かけ上のバラツキを小さくすることができる。
なお、図1における主フィルタ109において、113,114はコンデンサ、115はオペアンプである。
例えば、カウント数が9回であったとき、図13からCR積のばらつきは−13.1%から−25%だと分かるため、その場合は、抵抗値を通常設計の1.235倍したものを選ぶことにより、見かけ上のCRバラツキを7.4〜−7.4にすることができる。このようにして、主フィルタ109を調整することができる。
なお、本実施形態では、基準フィルタ103は、バラツキがないときに位相が90°ずれると説明したが、90°以外でもCRバラツキと位相に関係があればよい。また、位相差検出器104は、掛け算回路を用いたが、基準フィルタ103出力と入力信号の位相差を判定できる回路であれば、他の回路でもよい。また、基準信号発生源101の信号を分周器102にて分周したが、もともと基準信号発生源101の出力が、基準フィルタ103のバラツキがないときの特性周波数であれば、特に設ける必要はない。
以上のフィルタ調整をより高精度に行うために、判定回路110をカウンタ106の後に設ける。今回のフィルタ調整において、コンパレータ105の出力のカウントは間違ってはいけない重要な位置付けであるが、図15に示すように、基準フィルタ103の出力が欠けてしまった場合、図14に示すコンパレータ105の出力が欠けなかった場合と比較して、コンパレータ出力がLの区間が変わってしまい、カウント数を間違えてしまう。このようなミスジャッジが起きないように判定回路110を動作させる。
判定回路110の動作を図2に示す。図2では、コンパレータ105の出力がLの区間を3回カウントしている。カウント数は、それぞれ10回,8回,8回となっている。この結果から判定回路が動作して、最も確からしいカウント数を8回と判定し、カウント10回については、何らかの影響によるミスジャッジであるという扱いとする。
前記判定のアルゴリズムを図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、カウントスタートとなったら、1回目のカウントを行い、結果をメモリM[1]に格納する(S1)。同様に2回目,3回目のカウント数をメモリM[2],M[3]に格納する(S2,S3)。ここで1〜3回目のカウント数に着目して、3回のカウントのうち、2回以上、同じカウント数があれば(S4のYes)、そのカウント数を解としてメモリM[0]に格納し(S5)、3回とも違うカウント数であれば、再度1回目のカウントからやり直す(S4のNo)。
前記のように3回のカウント回数で判定する場合の回路構成図を図4,図5に示し、その回路動作のタイミングを図6のタイミングチャートに示す。
図4において、121はカウント回路、122(1)〜(n)は2回判定回路である。bk2回判定回路の回路構成は図5に示すようになっており、3回の入力のうち2回以上H(high)なら、出力がHになる回路となっている。図5において、123〜125はデータフリップフロップ回路、126〜128はAND回路、129はOR回路である。
図6に示すように、コンパレータ105の出力と、基準信号101がカウント回路121に入力され、コンパレータ105の出力のLのところで、カウント動作が始まる。例えば、カウント回数が10回であったら、カウント10回用の2回判定回路122(10)にHが入力され、タイミング1の信号を受けて、カウント10回用の2回判定回路122(10)にHが蓄積される。後の2回の判定も同様に行い、2回目の判定もカウント数が10回であれば、カウント10回用の2回判定回路122(10)に再度Hが入力され、タイミング2の信号を受けて再度Hを蓄積する。2回以上Hが入力されると、図5に示すOR回路129の出力はHとなり、その結果がデコーダ107に送られる。図5に示す回路を見て分かるように、3回の判定のうち、2回以上であれば、順番に関係なくHが出力される。
デコーダ107では、送られてきたカウント数を元に、116(1)〜116(n)の制御信号をデコードする。そして、その結果は、レジスタ108に格納され、一度、フィルタ調整をしてデータをレジスタ108に入力すれば、それ以降はフィルタ調整に関するブロックをオフして、低消費電力化を図る。
本実施形態では、基準フィルタ103の出力が比較的安定していたため、3回の判定で十分であり、3回とも違うカウント数が2回以上でることはなかった。しかし、基準フィルタ103の出力が安定しない場合は、3回とも違うカウント数が何回か続けばフィルタ調整をエラー終了したり、以前に調整した結果があれば、その結果を読み込むなどの工夫も考えられし、他にはN回のカウント回数(Nは4以上)で判定する方法もよい。
N回のカウント回数(Nは4以上)で判定する場合のアルゴリズムを図7のフローチャートを参照して説明する。
基本的には、図3に示すステップ(S1)〜(S3)における3回調整のときと同じことをN回で行っているが(S11)、判定基準が多少違っており、前記3回の場合は2回以上同じカウント数があれば、その答えが選択されたが、本例のN回の場合は、N/2回より多い回数のカウント数があれば、その回数を選択し(S12のYes)、そのカウント数を解としてメモリM[0]に格納し(S13)、N回とも違うカウント数であれば、再度1回目のカウントからやり直す(S12のNo)。
他のアルゴリズムとしては、N回のうち、最も回数の多いカウント数を選ぶ方法や、加算器を用いてカウント数の平均を取る方法、2回以上のある回数連続で同じカウント数だったときにそのカウント数を選ぶ方法なども考えられる。
判定回数N回のうち、最も回数の多いカウント数を選ぶ方法の場合は、明らかに調整が失敗しているような場合でも調整を完了してしまう。例えば、6カウント1回、7カウント1回、8カウント1回、10カウント2回であったとすれば、10カウントが選ばれてしまう。しかしながら、このようにカウント回数がバラバラの場合は、調整失敗とした方が良い時もあるので、最も回数の多いカウント数を選ぶが、最低何回以上でないといけないというような条件を追加するなど、注意が必要である。
加算器を用いてカウント数の平均を取る場合は、1回のカウント数が明らかに間違っている場合、例えば2カウント1回、8カウント2回であれば、平均をとって6カウントが解となってしまい、最も確からしい8カウントを選べなくなってしまうので、この判定基準を使う場合も注意が必要である。
2回以上のある回数連続で同じカウント数だったときにそのカウント数を選ぶ方法の場合も注意が必要である。例えばコンパレータ105の出力のLの期間が、ちょうどカウント回数8回と9回の間、すなわち9回目のカウントが始まるか始まらないかのうちに、Lの期間が終了するような場合には、カウント数が8回,9回,8回,9回と、なかなか2回以上連続で同じ回数にならないおそれがある。この場合は、9回目のカウントが始まるか始まらないかのうちに、Lの期間が終了しているということを判定するアルゴリズムが必要である。
また、どのような判断基準を採用した場合でも、N回の判定のうち、N回目のカウント結果を待たずに答えが決まる場合がある。例えば3回のカウント回数で、はじめの2回のカウント数が同じであった場合、3回目のカウントを待たずに解が出る。このような場合は、最後までカウントせずに調整終了をする機能を持つことにより、より低消費電力でより高速なフィルタ調整を行うことができる。
既述した特許文献1の調整方法の場合、基準フィルタが常時動作していたため、信号処理を行う主フィルタとは別に基準フィルタが必要であった。しかしながら、本実施形態においては、基準フィルタ103はフィルタ調整時にしか使わないため、スイッチ切り替えをすることにより、フィルタ調整をするときには、主フィルタ109を使ってフィルタ調整をし、調整が終了するとスイッチを切り替えて主フィルタ109を、そのまま信号処理に使うことができる。このように、基準フィルタ103を備えないことにより、更なる小型化が図れ、また基準フィルタ103と主フィルタ109の相対バラツキがないという面でもメリットがある。
前記実施形態において、いくつかの判定基準を合わせることにより、より高速で調整精度をよくすることができる。例えば、はじめ3回の判定で、2回以上同じカウント数が出れば調整を終了し、3回とも違う結果の場合は、再度3回の判定をした後、それでも違えば、N回(例えば5回)でN/2回(この場合3回)以上同じカウント数であれば、調整を終了し、それでも違えばN回の判定で再頻のカウント数を解とするというように、複数個の判定基準を組み合わせることにより、同じアルゴリズムでも、自動調整装置の精度の良いときは高速で終了し、自動調整の精度がそれほど良くない場合は、調整時間をかけて、できるだけ精度良く調整することができる。
前記本実施形態のフィルタ自動調整の構成は携帯電話システムに使用することができる。本発明に係る携帯電話システムの実施形態の構成を図8に示す。なお、図1にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して説明は省略する。
図8において、アンテナ130から入力された信号を、既述したように調整された主フィルタ109によってフィルタリングし、目的周波数と異なる周波数の妨害波を除去する。妨害波を除去された信号は、主フィルタ109からベースバンド処理部131に入力され、ベースバンド処理部131にて、音声やデータに変換される。
本発明は、携帯電話システムなどに適用され、調整機能を有するフィルタの特性周波数調整を目標周波数に調整するためのフィルタ自動調整装置,方法として有用であり、特に精度の良いフィルタ調整と、それに伴う低消費電力化が要求されるフィルタ自動調整に実施して有効である。
本発明の実施形態を説明するためのフィルタ自動調整回路の構成図 本実施形態における判定回路の動作に係るタイミングチャート 本実施形態における判定のアルゴリズムに係るフローチャート 本実施形態におけるカウント回路と判定回路の回路構成図 本実施形態における2回判定回路の回路構成図 本実施形態における2回判定回路動作のタイミングチャート 本実施形態に係るN回のカウント回数で判定する場合のアルゴリズムのフローチャート 本発明に係る携帯電話システムの実施形態の構成図 従来のフィルタ調整装置の構成図 フィルタ調整装置における主フィルタの一例を示す構成図 従来の他のフィルタ調整装置の構成図 フィルタ調整装置のフィルタ調整動作の説明図 フィルタ調整装置のフィルタ調整動作における基準フィルタのCRバラツキとカウント数の関係を示す図 フィルタ調整装置のフィルタ調整動作における各ブロックの出力信号の説明図 フィルタ調整装置のフィルタ調整動作において調整がずれる可能性があることを説明するための各ブロックの出力信号の説明図
符号の説明
101 基準信号発生源
102 分周器
103 基準フィルタ
104 位相差検出器
105 コンパレータ
106 カウンタ
107 デコーダ
108 レジスタ
109 主フィルタ
110 判定回路
111(1)〜(n) 抵抗
112(1)〜(n) 抵抗
113,114 コンデンサ
115 オペアンプ
121 カウント回路
122(1)〜(n) 2回判定回路
123〜125 データフリップフロップ回路
126〜128 AND回路
129 OR回路
130 アンテナ
131 ベースバンド処理部

Claims (16)

  1. フィルタの特性周波数を目標周波数に調整するためのフィルタ自動調整装置であって、
    基準信号を発生する基準信号発生源と、
    前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、
    前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、
    前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、
    前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、
    前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数回カウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、
    前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、
    前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、
    前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、
    前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備えたことを特徴とするフィルタ自動調整装置。
  2. 前記主フィルタおよび基準フィルタは、オペアンプを用いたアクティブフィルタであることを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  3. 前記主フィルタおよび基準フィルタは、複数のトランスコンダクタンスアンプと複数のキャパシタとを有するgm−Cフィルタであることを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  4. 前記基準フィルタは、位相特性上、特性周波数の信号が与えられたときに生じるべき位相差が90度または−90度になることを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  5. 前記判定回路にて複数回であるN回のカウント結果より、N/2回より多いカウント回数を選択することを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  6. 前記判定回路にて複数回であるN回のカウント結果より、最も頻度の高いカウント回数を選択することを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  7. 前記判定回路にて、同じカウント回数が複数回連続で続いた時に、前記カウント回数を選択することを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  8. 前記判定回路にて3回のカウント結果より2回以上同じであるカウント回数を選択することを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  9. 前記カウンタは、
    前記コンパレータ出力を入力する端子と、
    前記基準信号を入力する端子と、
    前記判定回数と同じ回数のタイミング信号を出力する端子と、
    前記判定回路をリセットするリセット端子と、
    前記カウント回数に応じて、異なった信号を出力する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  10. 前記判定回路は、
    データをリセットするための、リセット信号の入力端子と、
    前記カウンタの出力であるカウント数を示す信号を入力する端子と、
    複数回のカウント結果を保持するタイミングを提供するタイミング信号入力端子と、
    前記カウント回数の頻度が、判定基準以上であるときに、その結果を出力する出力端子とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  11. 前記コンパレータ出力をカウントする回数をN(Nは整数)回としたとき、1回目〜N回目のカウント回数をそれぞれメモリに格納し、そのカウント数の中で最も頻度の高いカウント数を選び、その最も頻度の高いカウント数がN/2回より多ければ、そのカウント数を選択し、前記最も頻度の高いカウント数がN/N回以下であれば、1回目から再度カウントし直すことを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  12. 前記判定回路にて複数回であるN回のカウント結果が選択条件に合わない場合に、再調整を行うか、エラー表示の出力を行うか、以前の結果を用いることを特徴とする請求項1記載のフィルタ自動調整装置。
  13. N回全てのカウント結果を待たずに、前記判定回路にてカウント回数を選択することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のフィルタ自動調整装置。
  14. 前記基準フィルタを備えずに切り替え動作を行うことにより、前記主フィルタを前記基準フィルタに代えて用いることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のフィルタ自動調整装置。
  15. 基準信号を発生する基準信号発生源と、
    前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、
    前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、
    前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、
    前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、
    前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数回カウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、
    前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、
    前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、
    前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、
    前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備え、
    前記主フィルタに信号を入力し、フィルタした信号を出力することを特徴とするフィルタ調整方法。
  16. 基準信号を発生する基準信号発生源と、
    前記基準信号を分周して分周信号を出力する分周器と、
    前記分周信号を入力信号とする基準フィルタと、
    前記基準フィルタの出力信号と前記分周器からの分周信号とを入力信号として、前記基準フィルタにおける入力信号と出力信号の所定の位相差からのズレ量に対応しデューティ比を有する信号を出力する位相差検出器と、
    前記位相差検出器の出力信号を入力信号として、方形波に変換して出力するコンパレータと、
    前記位相差検出器の出力信号と前記基準信号とを入力信号として、前記基準フィルタによる位相差に対応したデューティ比を複数回カウントし、複数のカウント信号を出力するカウンタと、
    前記カウンタから出力される複数カウント信号が示すカウント値の中から、いずれかのカウント値を選択する判定回路と、
    前記判定回路の出力信号からバラツキ補正のための制御信号をデコードするデコーダと、
    前記デコーダから出力された制御信号を保持かつ出力するレジスタと、
    前記レジスタから出力された制御信号に応じて特性周波数を選択する信号処理を行う主フィルタとを備えたことを特徴とする携帯電話システム。
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