JP4659978B2 - 液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造 - Google Patents

液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造に係り、特に、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することのできる液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶表示装置の一種として、液晶表示パネルの外部に液晶表示パネル用パネルヒータを取り付けた構成のものが知られている。
【0003】
このような液晶表示パネル用パネルヒータにおいては、電源からの電力を供給するコネクターケーブルが可撓性を有する可撓配線基板を介して電気的に接続されることで、液晶表示パネル用パネルヒータに設けられた透明発熱層に外部の電力を供給して透明発熱層を発熱させている。
【0004】
図12および図13は、従来の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の要部を示すものであり、液晶表示パネル用パネルヒータ1とコネクターケーブル2とは、可撓配線基板3を介して電気的に接続されている。
【0005】
具体的に説明すると、前記液晶表示パネル用パネルヒータ1は、透明なガラスなどにより平面ほぼ矩形状に形成された透明基板4を有している。この透明基板4の一面たる表面には、酸化インジウム錫(ITO)などの透明導電膜により形成された透明発熱層5が積層形成されており、この透明発熱層5のうちの図13において上下に示す対向する二辺には、それぞれ透明発熱層5に対して電力を供給するのに用いるパネル電極5aが設けられている。この液晶表示パネル用パネルヒータ1は、例えば、縦116mm、横255.8mm、厚さ1.1mm程度の大きさに形成されている。
【0006】
前記可撓配線基板3は、ポリイミド樹脂などの可撓性を有する絶縁性フィルムからなるベースフィルム6の片面に、銅箔などの金属製薄膜から形成された配線基板側電極7を設けることにより、全体として帯状に形成されている。また、可撓配線基板3の長さは、前記液晶表示パネル用パネルヒータ1のパネル電極5aの長手方向の長さより長く形成されている。
【0007】
前記液晶表示パネル用パネルヒータ1のパネル電極5aと、可撓配線基板3の配線基板側電極7とは、図示しない異方性導電膜を介して電気的に接続するように固着されている。また、可撓配線基板3の図12および図13において右方に示す一端は、透明基板4の端縁から突出するように配設されており、この突出している部位により配線基板突出部8が形成されている。この配線基板突出部8に位置する配線基板側電極7aには、図12に示すように、配線基板側電極7aとコネクタケーブル2の出力リード2aとをハンダ付けすることにより形成されたハンダ付け部9が設けられており、配線基板側電極7aと出力リード2aとが電気的に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の液晶表示パネル用パネルヒータ1とコネクターケーブル2との接続構造においては、可撓配線基板3の配線基板突出部8に位置する配線基板側電極7aに対してコネクタケーブル2の出力リード2aを直接ハンダ付けする構成とされているため、液晶表示装置の組み立て時の手曲げ、振動などの外力によるコネクタケーブル2の動きが配線基板側電極7aと出力リード2aとのハンダ付け部9に直接伝達し、ハンダ付け部9近傍の配線基板側電極7aの表面に亀裂が生じ、その後、亀裂の発生部で配線基板側電極7aが折れてベースフィルム6から剥離し、断線に至るという問題点があった。
【0009】
この配線基板側電極7aの断線は、ハンダ付け部9が薄膜で柔軟性のある配線基板側電極7aとそれに比べて剛体であるハンダとにより構成されるため、図14の(a)に示すように、可撓配線基板3の配線基板側電極7aにハンダ付け部9を設けた初期状態においては何ら問題はないが、コネクタケーブル2が動いて可撓配線基板3が変形する時に、図14の(b)に示すように、可撓配線基板3のハンダ付け部9は変形せずに、ハンダ付け部9の端部に可撓配線基板3の変形する支点BPが生じ、可撓配線基板3が支点BPで曲がることになる。そして、可撓配線基板3が繰り返し変形すると、変形する毎に力が支点BPに集中し、その結果、図14の(c)に示すように、可撓配線基板3が変形する際の支点BPに位置する配線基板側電極7aの表面に亀裂Cが生じ、この亀裂Cは、可撓配線基板3の変形が生じる毎に進行し、図14の(d)に示すように、亀裂Cがベースフィルム6に到達すると、配線基板側電極7aが折れてベースフィルム6から剥離して断線する。
【0010】
そこで、可撓配線基板の配線基板側電極が断線するのを防止できる液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造、すなわち、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することのできる液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造が求められている。
【0011】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することのできる液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため請求項1に係る本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の特徴は、透明基板の一面に設けられた透明発熱層および該透明発熱層の対向する二辺に設けられたパネル電極を有する液晶表示パネル用パネルヒータと、この液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極に電気的に接続される配線基板側電極を有する可撓配線基板と、導電性素材により形成され前記液晶表示パネル用パネルヒータを板厚方向に挟持可能な挟持部を具備するクリップと、液晶表示パネル用パネルヒータに電力を供給するためのコネクターケーブルとを有し、クリップの挟持部が、可撓配線基板を介して液晶表示パネル用パネルヒータを挟持しているとともに、前記可撓配線基板の配線基板側電極と前記コネクターケーブルの出力リードとがクリップを介して電気的に接続されている点にある。また、請求項2に係る本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の特徴は、請求項1において、前記クリップの挟持部が、平板状の基板体と、前記基板体の上方に配置される平板状の挟持片と、前記基板体および挟持片のそれぞれの一端を連結する平板状の連結板とを備え、前記基板体が前記液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極が形成されていない面に弾接し、前記挟持片が前記液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極が形成されている面に前記可撓配線基板を介して弾接している点にある。
【0013】
また、請求項に係る本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の特徴は、請求項1または2において、前記可撓配線基板と前記クリップとが、前記配線基板側電極が上方に露出した電極露出部で接続されている点にある。
【0014】
また、請求項に係る本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の特徴は、請求項において、前記電極露出部が、前記可撓配線基板の一端を折り曲げて形成されている点にある。
【0016】
そして、これらのような構成を採用したことにより、コネクタケーブルの出力リードがクリップに接続されるので、コネクタケーブルの動きが可撓配線基板に直接伝達するのを防止できるため、コネクタケーブルの動きにより可撓配線基板の配線基板側電極が変形して断線するのを防止することができる。したがって、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0018】
図1から図3は本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第1実施形態の要部を示すものであり、図1は正面図、図2は右側面図、図3は平面図である。
【0019】
図1から図3に示すように、本実施形態の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造(以下、単に接続構造と記す)11は、液晶表示パネル用パネルヒータ(以下、単にパネルヒータと記す)1と、コネクターケーブル2と、可撓性を有する可撓配線基板3と、クリップ12とにより構成されている。
【0020】
前記パネルヒータ1は、従来と同様に、透明なガラスなどにより平面ほぼ矩形状に形成された透明基板4を有している。この透明基板4の一面たる表面には、酸化インジウム錫(ITO)などの透明導電膜により形成された透明発熱層5が積層形成されており、この透明発熱層5のうちの図3において上下方向に位置する対向する二辺には、それぞれ透明発熱層5に対して電力を供給するのに用いるパネル電極(一方のみ図示)5aが設けられている。このパネルヒータ1は、例えば、縦116mm、横255.8mm、厚さ1.1mm程度の大きさに形成されている。
【0021】
前記可撓配線基板3は、従来と同様に、ポリイミド樹脂などの可撓性を有する絶縁性フィルムからなるベースフィルム6の片面に、銅箔などの金属製薄膜から形成された配線基板側電極7を設けることにより、全体として帯状に形成されている。また、可撓配線基板3の長さは、前記パネルヒータ1のパネル電極5aの長手方向の長さより長く形成されている。
【0022】
前記パネルヒータ1のパネル電極5aと、可撓配線基板3の配線基板側電極7とは、従来と同様に、図示しない異方性導電膜を介して電気的に接続するように固着されている。また、可撓配線基板3の図1および図3において右方に示す一端は、透明基板4の端縁から突出するように配設されており、この突出している部位により配線基板突出部8が形成されている。
【0023】
前記パネルヒータ1と可撓配線基板3との固着部のうちの可撓配線基板3の配線基板突出部8近傍には、クリップ12が装着されている。このクリップ12は、導電性素材、本実施形態においてはばね用リン青銅(C5210:JIS H3130)を素材とした厚さ0.2mmの板材に、切断、折曲などの加工を施すことにより形成されている。なお、導電性素材としては、良好な導電性と、パネルヒータ1を挟持するのに必要な弾性をもたせることのできる素材、例えば鉄、銅、白金などを用いてもよい。
【0024】
前記クリップ12は、パネルヒータ1を板厚方向に挟持可能な挟持部13を有している。この挟持部13は、平板状の基板体14と、この基板体14の上方に平行に延在する平板状の挟持片15と、基板体14および挟持片15のそれぞれの一端を板厚方向に連結する平板状の連結板16とにより、全体として断面コ字状に形成されている。そして、クリップ12の基板体14がパネルヒータ1のパネル電極5aが形成されていない図1下方に示す裏面に弾接し、挟持片15がパネルヒータ1のパネル電極5aが形成されている図1上方に示す表面を可撓配線基板3を介して弾接するようにされている。したがって、基板体14の自由端と挟持片15の自由端との間隔は、透明基板4の厚さより狭く形成されている。
【0025】
前記挟持片15の図1左右方向に示す長さは、基板体14の図1左右方向に示す長さより短く形成されており、基板体14の左端の上方に挟持片15の左端を位置させることで、基板体14の右端が挟持片15の右端より突出するように形成されている。この基板体14の右端は、図1および図3に示すように、パネルヒータ1の右端から外側に突出されており、この基板体14の右端には、ほぼ平板状の配線基板接続部17が形成されている。
【0026】
前記配線基板接続部17は、図1に示すように、基板体14の右端縁から板厚方向に対して直交するように下方に向けて延出形成されている。また、配線基板接続部17の基端部と先端部との間には、図2左方に示す一側端が開口とされた板厚方向に貫通する横長の配線基板挿通口18が形成されており、この配線基板挿通口18には、可撓配線基板3の配線基板突出部8が挿通されている。そして、配線基板挿通口18に可撓配線基板3の配線基板突出部8を挿通した状態で、配線基板突出部8に位置する配線基板側電極7aと配線基板接続部17とがハンダ付けされて第1ハンダ付け部19(図1)が形成されている。
【0027】
さらに、配線基板接続部17の図2右方に示す他側端には、平板状のケーブル接続部20が延出形成されており、このケーブル接続部20には、コネクタケーブル2の出力リード2aがハンダ付けされて第2ハンダ付け部21(図2、図3)が形成されている。
【0028】
すなわち、配線基板接続部17およびケーブル接続部20は、ともにクリップ12の挟持部13からそれぞれ延出形成されている。
【0029】
したがって、本実施形態の接続構造11は、クリップ12の挟持部13をパネルヒータ1に装着するとともに、可撓配線基板3の配線基板側電極7とコネクターケーブル2の出力リード2aとをクリップ12を介して電気的に接続した構成となっている。
【0030】
さらに説明すると、本実施形態の接続構造11は、クリップ12に、可撓配線基板3の配線基板側電極7との接続に用いる配線基板接続部17およびコネクターケーブル2の出力リード2aとの接続に用いるケーブル接続部20を挟持部13からそれぞれ延出形成し、可撓配線基板3の長さをパネル電極5aの長さより長く形成し、パネル電極5aと配線基板側電極7とを電気的に接続するように固着するとともに、可撓配線基板3の一端を透明基板4の端面から突出させて配線基板突出部8を設け、配線基板突出部8に位置する配線基板側電極7aとクリップ12の配線基板接続部17とをハンダ付けし、クリップ12のケーブル接続部20にコネクターケーブル2の出力リード2aを電気的に接続した構成となっている。
【0031】
なお、クリップ12と可撓配線基板3とを電気的に接続する構成としては、例えば図4に示す導電性素材を用いた「はとめ」、図示しない「ねじ止め」などの機械的な締結による構成としてもよく、本実施形態のハンダ付けに限定されるものではない。
【0032】
また、クリップ12とコネクターケーブル2の出力リード2aとを電気的に接続する構成としては、例えば、図5に示す配線基板接続部17を「かしめ」などの圧着による構成としてもよく、本実施形態のハンダ付けに限定されるものではない。
【0033】
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、可撓配線基板3の配線基板突出部8に位置する配線基板側電極7aの基端部とこの基端部に隣位するパネルヒータ1の端面との境界部を、シリコーンシーラントなどからなる弾性部材22によって被覆する構成となっており、パネルヒータ1の端面位置において配線基板側電極7aが折れるのを防止することができるようになっている。この弾性部材22による被覆は、設計コンセプトなどの必要に応じて設ければよい。
【0034】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
【0035】
図1に示すように、本実施形態の接続構造11によれば、可撓配線基板3の配線基板側電極7とコネクターケーブル2の出力リード2aとの両者がクリップ12を介して間接的に電気的に接続されている。すなわち、コネクタケーブル2の出力リード2aが剛体のクリップ12に接続されるので、コネクタケーブル2の動きが可撓配線基板3に直接伝達するのを防止できるため、コネクタケーブル2の動きにより可撓配線基板3の配線基板側電極7が変形して断線するのを防止することができる。したがって、本実施形態の接続構造11によれば、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することができる。
【0036】
このことは、本実施形態の接続構造11を用いたパネルヒータ1を試料として、周波数10〜55Hz、振幅1.52mmP−P、X,Y,Z方向に各2時間(合計6時間)の条件で振動試験を実施した結果、試料数10個のすべての試料において配線基板側電極7の断線の発生がないことにより確認できた。
【0037】
なお、従来の接続構造を用いたパネルヒータに対して同一条件で振動試験を実施したところ、試料数10個のすべての試料において配線基板側電極の断線の発生が生じた。
【0038】
図6から図8は本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第2実施形態を示すものである。
【0039】
本実施形態の接続構造11Aは、配線基板側電極とクリップとのハンダ付け作業の作業性を向上させたものである。
【0040】
すなわち、図6から図8に示すように、本実施形態の接続構造11Aにおけるクリップ12Aの挟持部13Aの一部を構成する挟持片15の中央部分には、配線基板側電極7aとの電気的な接続に用いるための板厚方向に貫通する貫通孔23が形成されており、挟持片15自身が配線基板接続部17Aの機能を有する構成とされている。また、可撓配線基板3は、透明基板4に固着された可撓配線基板3の上に折り重ねられており、配線基板側電極7aが透明基板4の表面の上方に露出された電極露出部9を形成している。そして、この電極露出部9の配線基板側電極7aに、クリップ12Aの挟持片15が弾接されている。さらに、電極露出部9の配線基板側電極7aとクリップ12Aの挟持片15とが貫通孔23の内部に配設されたハンダによってハンダ付けされて第1ハンダ付け部19Aが形成されている。また、クリップ12Aの基板体14の右端は、パネルヒータ1の右端から外側に突出されており、この基板体14の右端には、挟持片15の配設方向から離間するように板厚方向に対して直交する下方に延出形成された平板状のケーブル接続部20Aが延出形成されている。このケーブル接続部20Aには、コネクタケーブル2の出力リード2aがハンダ付けされて第2ハンダ付け部21Aが形成されている。
【0041】
したがって、本実施形態の接続構造11Aにおいても、可撓配線基板3の配線基板側電極7とコネクターケーブル2の出力リード2aとをクリップ12Aを介して電気的に接続することができるようになっている。
【0042】
その他の構成は、前述した第1実施形態の接続構造11と同一とされているので、その詳しい説明は省略する。
【0043】
このような構成の本実施形態の接続構造11Aによれば、前述した第1実施形態の接続構造11と同様の効果を奏することができるとともに、第1ハンダ付け部19Aのハンダ付け作業の作業性を容易に向上させることができる。
【0044】
図9から図11は本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第3実施形態を示すものである。
【0045】
本実施形態の接続構造11Bは、配線基板側電極とクリップとのハンダ付け作業の作業性を向上させたものの他例である。
【0046】
すなわち、図9から図11に示すように、本実施形態の接続構造11Bにおける可撓配線基板3Bは、可撓性を有する絶縁性フィルムにより形成されたベースフィルム6の両面に配線基板側電極7Bが設けられている。これらの配線基板側電極7Bは、スルーホール24を用いて電気的に接続されている。さらに、スルーホール24の形成部位を除く一方の配線基板側電極7Bの表面は、可撓性を有する絶縁性フィルムにより形成されたカバーフィルム25により被覆されている。また、可撓配線基板3の長さは、パネル電極5aの長さと同一あるいは若干短く形成されている。そして、パネルヒータ1と可撓配線基板3Bとは、パネルヒータ1のパネル電極5aに可撓配線基板3Bのカバーフィルム25により被覆されていない側の配線基板側電極7Bを図示しない異方性導電膜を用いて電気的に接続することで固着されている。また、可撓配線基板3Bのカバーフィルム25側に位置する配線基板側電極7Bのスルーホール24の形成部位は、透明基板4の表面の上方に露出されている電極露出部9に形成されている。
【0047】
また、本実施形態のクリップ12Bの挟持部13Bの一部を構成する挟持片15の中央部分には、前述した第2実施形態の接続構造11Aのクリップ12Aと同様に、配線基板側電極7aとの電気的な接続に用いるための板厚方向に貫通する貫通孔23が形成されており、挟持片15自身が配線基板接続部17Bの機能を有する構成とされている。そして、電極露出部9のスルーホール24の形成部位に位置する配線基板側電極7Bに、クリップ12Bの挟持片15が弾接されている。さらに、スルーホール24とクリップ12Bの挟持片15の貫通孔23とがそれぞれの内部に配設されたハンダによってハンダ付けされて第1ハンダ付け部19Bが形成されている。また、クリップ12Bの基板体14の右端は、パネルヒータ1の右端から外側に突出されており、この基板体14の右端には、挟持片15の配設方向から離間するように板厚方向に対して直交する下方に延出形成された平板状のケーブル接続部20Bが延出形成されている。このケーブル接続部20Bには、コネクタケーブル2の出力リード2aがハンダ付けされて第2ハンダ付け部21Bが形成されている。
【0048】
したがって、本実施形態の接続構造11Bにおいても、可撓配線基板3Bの配線基板側電極7Bとコネクターケーブル2の出力リード2aとをクリップ12Bを介して電気的に接続することができるようになっている。
【0049】
その他の構成は、前述した第2実施形態の接続構造11Aと同一とされているので、その詳しい説明は省略する。
【0050】
このような構成の本実施形態の接続構造11Bによれば、前述した第2実施形態の接続構造11Aと同様に、前述した第1実施形態の接続構造11と同様の効果を奏することができるとともに、第1ハンダ付け部19Bのハンダ付け作業の作業性を容易に向上させることができる。
【0051】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造によれば、コネクタケーブルの出力リードがクリップに接続されるので、コネクタケーブルの動きが可撓配線基板に直接伝達するのを防止できるため、コネクタケーブルの動きにより可撓配線基板の配線基板側電極が変形して断線するのを防止することができるなどの極めて優れた効果を奏する。したがって、本発明の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造によれば、安定した機能を長期間に亘り確実に保持することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第1実施形態の要部を示す正面図
【図2】 図1の右側面図
【図3】 図1の平面図
【図4】 図1のクリップと可撓配線基板とを電気的に接続する構成の他例を示す図2と同様の図
【図5】 図1のクリップと可撓配線基板とを電気的に接続する構成の他例を示す図2と同様の図
【図6】 本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第2実施形態の要部を示す正面図
【図7】 図6の右側面図
【図8】 図6の平面図
【図9】 本発明に係る液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造の第3実施形態の要部を示す正面図
【図10】 図9の右側面図
【図11】 図9の平面図
【図12】 従来の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造を示す正面図
【図13】 図12の平面図
【図14】 図12の可撓配線基板とコネクターケーブルとの初期状態(a)、変形状態(b)、配線基板側電極に亀裂が生じた状態(c)およびその亀裂がベースフィルムに到達した状態(d)をそれぞれ示す拡大正面図
【符号の説明】
1 液晶表示パネル用パネルヒータ
2 コネクターケーブル
2a 出力リード
3、3B 可撓配線基板
4 透明基板
5 透明発熱層
5a パネル電極
6 ベースフィルム
7、7a 7B 配線基板側電極
8 配線基板突出部
9 電極露出部
11 (液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルの)接続構造
12、12A、12B クリップ
13、13A、13B 挟持部
14 基板体
15 挟持片
16 連結板
17、17A、17B 配線基板接続部
18 配線基板挿入口
19、19A、19B 第1ハンダ付け部
20、20A、20B ケーブル接続部
21、21A、21B 第2ハンダ付け部
23 貫通孔
24 スルーホール
25 カバーフィルム

Claims (4)

  1. 透明基板の一面に設けられた透明発熱層および該透明発熱層の対向する二辺に設けられたパネル電極を有する液晶表示パネル用パネルヒータと、この液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極に電気的に接続される配線基板側電極を有する可撓配線基板と、導電性素材により形成され前記液晶表示パネル用パネルヒータを板厚方向に挟持可能な挟持部を具備するクリップと、前記液晶表示パネル用パネルヒータに電力を供給するためのコネクターケーブルとを有し、
    前記クリップの挟持部が、前記可撓配線基板を介して前記液晶表示パネル用パネルヒータを挟持しているとともに、前記可撓配線基板の配線基板側電極と前記コネクターケーブルの出力リードとが前記クリップを介して電気的に接続されていることを特徴とする液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造。
  2. 前記クリップの挟持部が、平板状の基板体と、前記基板体の上方に配置される平板状の挟持片と、前記基板体および挟持片のそれぞれの一端を連結する平板状の連結板とを備え、前記基板体が前記液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極が形成されていない面に弾接し、前記挟持片が前記液晶表示パネル用パネルヒータのパネル電極が形成されている面に前記可撓配線基板を介して弾接していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造。
  3. 前記可撓配線基板と前記クリップとが、前記配線基板側電極が上方に露出した電極露出部で接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造。
  4. 前記電極露出部が、前記可撓配線基板の一端を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示パネル用パネルヒータとコネクターケーブルとの接続構造。
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