本発明の請求項1に対応する実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の遊技情報管理装置となるホールコンピュータ140並びに収集ユニット5が適用され本実施例の遊技用システムを示すシステム構成図であり、図1に示すように、本実施例の遊技用システムは、遊技機であるパチンコ機2の遊技情報を収集する収集ユニット5と、これら各収集ユニット5にて収集された当遊技場に設置されているパチンコ機2の遊技情報を受信し、受信したパチンコ機2の遊技情報に基づいてパチンコ機2における各種の遊技情報を管理するホールコンピュータ140とから主に構成されている。
本実施例の収集ユニット5は、遊技場内に設置されているパチンコ機2の所定台数(本実施例では4台)に対応して1台の収集ユニット5が設けられて該4台のパチンコ機2と接続されており、これら接続されているパチンコ機2並びに該パチンコ機2から排出されるアウト玉を計数するために該パチンコ機2の下方に1対1に設けられているアウト玉計数機26(図4参照)から出力される各種の信号が入力されるようになっている。
また、各収集ユニット5は、ハブ7及び通信ケーブル8を介してホールコンピュータ140に接続されており、各収集ユニット5とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされている。収集ユニット5は、信号の入力状態の変化に基づいて、図7に示す送信データ列をホールコンピュータ140に送信するようになっている。
まず、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について説明すると、該パチンコ機2は、本発明における特定遊技状態である大当り状態が発生するとともに、該大当り状態の発生後に、該大当り状態とするか否かの抽選における当選確率の高い後述する確率変動状態(確変状態)が発生する、現行において既に遊技場に設置されているいわゆる確変機である。
これらパチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103が設けられている。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部118が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
操作部118の上面には、図3に示すように、並設されるカードユニット3(図1参照)においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出スイッチ16と、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却スイッチ15とが設けられている。
ガラス扉枠102の後方には、図1に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示されるともに各種の演出表示がなされる演出表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示される普通変動表示部110とを有する演出表示装置108が設けられている。
演出表示部109はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されており、特別図柄である「1」〜「9」の数字を変動表示可能とされているとともに、所定の各種演出映像を表示可能とされている。具体的に、演出表示部109の表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの変動表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して変動表示できるようになっている。普通変動表示部110は、7セグメントLEDよりなる1つの図柄表示エリアに、前記普通図柄が変動表示される。
また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通変動表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。尚、普通変動表示部110の変動表示中に打球が通過ゲート111を通過した場合にはその通過が記憶され、普通変動表示部110が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して普通変動表示部110が変動表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
普通変動表示部110の変動表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば「7」)となった場合に、可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、打球が始動入賞口114に入賞すると、演出表示部109の特別図柄の変動を開始できる状態であれば、演出表示部109に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに変動表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できない状態でなければ、演出表示部109の下部に設けられている、始動入賞口114に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器118における始動入賞記憶を一つ増やす。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器118のLEDが1つ追加して点灯する。そして、演出表示部109において特別図柄の変動表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
始動入賞記憶表示器118にLEDが1つも点灯されていない状態で始動入賞口114にパチンコ玉が入賞するか、或いは始動入賞記憶表示器118にLEDが1つ以上点灯しているときに前回の変動表示並びに演出表示が終了すると、パチンコ機2の内部に設けられている後述する遊技制御基板231において大当り状態とするか否かの大当り抽選と、リーチ演出をするか否並びにどの種類のリーチ演出を実施するかのリーチ抽選が実施される。そして、演出表示部109においてリーチ抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の変動表示並びに演出表示が開始される。
そして、パチンコ機2において大当り抽選の結果が特定遊技状態である大当り状態に当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出されるように制御される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である大当り状態(特定遊技状態)が発生する。大当り状態(特定遊技状態)が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、本発明における予め定められた抽選条件の成立となる前記始動入賞口114への入賞に応じて実施される大当り抽選においては、特定遊技状態(大当り状態)のみを発生させる抽選とともに、特定遊技状態(大当り状態)に続いて、該特定遊技状態(大当り状態)となる可能性が低い遊技状態である通常遊技状態における抽選での当選確率よりも高くなることで、該通常遊技状態と比較して特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が高い確率変動状態を発生させる抽選も実施され、前記抽選結果が確率変動状態を発生させる抽選に当選している抽選結果である場合には、その停止表示結果が予め定められた確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように変動表示が停止される演出制御が実施され、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態である大当りとするための遊技状態制御、具体的には、前記繰返し継続制御による「大当り状態」とされるとともに、該「大当り状態」の終了後に、次の大当りが発生するまでの間において再度大当りとなる当選確率が通常遊技状態の当選確率よりも高い確率状態となる確率変動状態(確変状態)となる。
この確率変動状態中においては、大当りの当選確率を高める制御とともに、さらに、後述するように、次回の大当り発生時まで普通変動表示部110の1回の変動表示時間や、演出表示部109における変動表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施される後述の時短状態にもなり、本実施例では、これら確変状態と時短状態が同時発生している状態も確率変動状態とし、これら短縮制御されている遊技状態を短縮モードと呼称し、これら短縮制御されていない遊技状態、具体的には、通常遊技状態と大当り状態とを通常モードと呼称する。尚、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら大当り状態中において後述する大当り1信号と大当り2信号とが外部出力され、確率変動状態中において後述する大当り2信号が外部に出力される(図5参照)。
つまり、本実施例のパチンコ機2は、演出表示装置108における演出時間が短い本発明における第1の状態となる短縮モードと、該第1の状態と比較して演出時間が長い第2の状態となる通常モードとを有する遊技機である。
確率変動状態においては、確率変動状態であることがパチンコ機2の前面に設けられている遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様に変更されることで報知されるとともに、前述したように、次の大当りが発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)される時短状態にもなることで、前記演出表示部109での変動表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
つまり、本実施例のパチンコ機2は、予め定められた抽選条件の成立となる始動入賞に応じて、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態となる大当り状態を発生させるか否かの抽選を行い、当該抽選における当選に応じて前記特定遊技状態に制御するとともに、前記抽選における当選確率の低い低確状態となる確率変動状態以外の遊技状態(通常遊技状態、時短状態、大当り状態)と、該低確状態と比較して前記抽選における当選確率の高い高確状態となる確変状態とを有する遊技機である。
そして、確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となるため、「確変大当り」が連続して発生することで大当り状態の連荘が継続する。
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常大当り」であった場合には、確率変動状態が終了するとともに、該大当り状態の終了後に前記確率変動状態とならずに、前記演出表示部109が変動表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは前記大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、前記始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで向上することにより、遊技者の持ち玉が大きく減少しないように制御されるとともに、演出表示部109における変動表示時間が通常遊技状態(通常モード)中よりも短縮制御され、再度大当りとなる抽選確率は通常の確率状態と同じ低い確率状態となる時短状態が発生する。尚、この時短状態中において、大当り2信号並びに時短信号が外部出力される(図5参照)。
つまり、本実施例のパチンコ機2においては、図5に示すように、大当り1信号と大当り2信号がともに出力状態であって時短信号が非出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が大当り状態であると判定でき、大当り1信号と時短信号が非出力状態であって、大当り2信号のみが出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が確変状態であると判定でき、大当り1信号が非出力状態であって大当り2信号と時短信号が出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が時短状態であると判定でき、いずれの信号も非出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が通常遊技状態であると判定できる。
また、本実施例のパチンコ機2では、図5に示すように、時短状態並びに確変状態において前述の短縮制御が実施されるので、これら時短状態並びに確変状態が本発明における第1の状態となる短縮モードに該当し、これら短縮制御が実施されない通常遊技状態並びに大当り状態が本発明における第2の状態である通常モードに該当する。
演出表示部109の変動表示においては、前述のリーチ抽選の抽選結果に基づいて、抽選に当選していないときには、リーチ演出のない所定の変動表示のみが実施される通常変動が表示され、ノーマルリーチに当選しているときには、本発明における通常第2演出となる通常リーチ状態(ノーマルリーチ)のリーチ演出を伴う変動表示が表示され、更に、スーパーリーチに当選しているときには、本発明における特別第2演出となる特別リーチ状態(スーパーリーチ)のリーチ演出を伴う変動表示が表示される。
つまり、本実施例のパチンコ機2は、本発明における第2の演出となるリーチ状態として、演出表示装置108における演出時間が短いノーマルリーチ(通常第2演出)と、当該ノーマルリーチ(通常第2演出)と比較して演出時間が長いスーパーリーチ(特別第2演出)とを有する遊技機である。
尚、本実施例のパチンコ機2には、複数種類のスーパーリーチ、例えば、台番号101番のパチンコ機2であればA〜Dの4種類を有しており、これらのスーパーリーチの内、どのスーパーリーチのリーチ演出を実施するかの抽選も、リーチ抽選において実施され、該リーチ抽選において抽選された種類のスーパーリーチのリーチ演出を伴う変動表示が演出表示部109に表示される。
具体的に、これらリーチ演出の演出表示の内、ノーマルリーチの演出表示としては、演出表示部109の変動表示が開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、大当りの表示態様となる表示条件から外れていない表示態様となるように演出表示される。すなわち、リーチ状態においては、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態となるように演出表示される。
つまり、本実施例のパチンコ機2であれば、左右(左中又は中右)の特別図柄が同一の特別図柄で停止した状態において、中(左または右)の特別図柄が変動している状態や、前記した左、中、右の特別図柄の内、いずれか1つが停止した状態で、残りの2つの特別図柄の組み合わせが揃った状態を維持しながら変動表示させる等の、遊技者を盛り上げる演出を行う状態も、リーチ状態に含まれる。
また、これらリーチ演出の演出表示の内、スーパーリーチの演出表示としては、例えば、特定の表示態様の特定図柄の組合せが揃った状態を維持しながら変動表示を行う状態、具体的には同一の特定図柄が揃って回転する全回転表示状態となるように演出表示される。
更に、リーチ抽選においては、ノーマルリーチとスーパーリーチで当選確率に差が設けられており、ノーマルリーチの当選確率はスーパーリーチの当選確率に比較して高く設定されていることから、本実施例のパチンコ機2においては、ノーマルリーチの出現頻度は高く、スーパーリーチの出現頻度は低くなる。
これらリーチ状態においては、通常の演出表示部109の変動表示である通常変動(第1の演出)に加えて、第2の演出となるリーチ演出表示がなされるので、図11の変動表示データテーブルに示すように、前述の通常モードにおいても短縮モードにおいても、ノーマルリーチとならない通常変動表示の変動表示時間よりも長く変動表示が実施されるので、通常の変動表示の変動表示時間の上限値と、ノーマルリーチの変動時間の下限値までの間の時間を閾値時間(リーチ閾値時間)とすることで、リーチ状態の発生の有無を判別することができる。
また、本実施例のパチンコ機2は、図11の変動表示データテーブルに示すように、例えば、台番号115番のパチンコ機2であれば、スーパーリーチとしてA〜Cまでの3種類のスーパーリーチを有している機種とされており、これら各スーパーリーチにおける変動表示時間が、各々、重複することのない変動表示時間とされているので、これら変動表示時間を計時して、該変動表示データテーブルのデータと計時時間を照合することで、スーパーリーチが発生したか否か、並びに、どのスーパーリーチが発生したかを特定できるようになっている。
パチンコ機2には、図4におけるブロック図に示すように、演出表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231からの払出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる払出制御及び並設されるカードユニット3からの貸出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる貸出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、遊技状態などを示す外部出力信号を出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の抽選などを含む遊技の制御を行う遊技制御基板231と、が搭載されている。
また、賞球制御基板237は、図4に示すように、信号ケーブル9の一部を通じて収集ユニット5に接続されており、賞球制御基板237からは、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号が出力され、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
情報出力基板298は、図4に示すように、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に接続されており、情報出力基板298からは、図5に示すように、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、並びに始動入賞信号、演出終了信号からなる外部出力信号が出力され、これらの外部出力信号が信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
具体的に、本実施例のパチンコ機2に搭載された情報出力基板298からは、図5に示すように、大当り1信号は大当り状態の期間中において出力状態とされる信号であり、大当り2信号は大当り状態、確変状態、時短状態のいずれの期間中においても出力状態とされる信号であり、時短信号は時短状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、始動入賞信号は、始動入賞口114への始動入賞が検出されたときに出力される所定幅のパルス信号であり、演出終了信号は、演出表示部109の表示結果が全て導出表示されて変動表示が終了した際に出力される所定幅のパルス信号である。
次に、これら各種の信号が入力される本実施例の収集ユニット5について説明すると、 収集ユニット5には、パチンコ機1台につき端子1〜7の7本の入力端子が設けられており、各々の入力端子に接続される信号線の種別が割り当てられている。詳しくは、端子1〜7に対して、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、演出終了信号、始動入賞信号、賞球信号、アウト玉計数信号が順番に割り当てられており、収集ユニット5は、各信号線が対応する入力端子に接続されることで、これら7種類の信号の入力状況を識別できるようになっている。
つまり、収集ユニット5の端子1〜端子3に入力される大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号により、本発明における第2の状態となる通常モードに該当する通常遊技状態と大当り状態と、本発明における第1の状態となる時短モードに該当する確変状態並びに時短状態とを識別することができるので、これら大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号が本発明における状態識別信号に該当し、これら大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号が入力される収集ユニット5が本発明における状態識別信号検出手段を構成する。
また、収集ユニット5の端子1においては、パチンコ機2における遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)であるときに該パチンコ機2から出力される大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出しており、該収集ユニット5によって本発明における特定遊技状態信号検出手段が構成されている。
また、収集ユニット5の端子3においては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動を含む変動表示、つまり演出が終了したことに伴ってパチンコ機2から出力される演出終了信号を検出しており、該収集ユニット5によって本発明における演出終了信号検出手段が構成されている。
また、収集ユニット5の端子4においては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動の開始、つまり演出の契機となる始動入賞に伴ってパチンコ機2から出力される始動入賞信号を検出しており、該収集ユニット5によって本発明における始動入賞信号検出手段が構成されている。
収集ユニット5は、図7に示すように、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、演出終了信号、始動入賞信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力状態を示す端子入力データ
(端子1〜7の入力状態を示す7ビットのデータであり、1:HIGH0:LOWまたは未使用をそれぞれ示す)を生成し、端子入力データに変化が生じたときに、所定のデータヘッダに続いて、該収集ユニット5を識別可能に付与されたユニットIDと、対応するパチンコ機2の台番号と、その時点の端子入力データと、送信データのエラー修正に使用されるECCデータが配列された送信データ列を送信する。尚、端子4〜7に入力される各信号は、所定時間幅のパルス信号であるので、これら1つのパルス信号の入力に応じて1つの送信データ列を送信するようになっているが、端子6並びに端子7の賞球信号並びにアウト玉計数信号に関しては、その他の端子1〜端子5の入力状態が変化して送信データ列を送信まで、若しくは、所定時間(例えば10秒)が経過するまでの間に入力されたパルス数をカウントしておき、これら端子6と端子7のカウント数を含む送信データ列を送信し、該送信に応じて端子6と端子7のカウント数をリセットすることで、送信データ列の送信頻度を低減するように構成しても良い。
これら収集ユニット5には、ホールコンピュータ140との間とのデータ通信を行うための通信部が設けられており、該通信部並びにハブ7を介してホールコンピュータ140とのデータ通信、具体的には、各パチンコ機2から出力された各信号の端子入力データを含む送信データ列の送信を実施し、ホールコンピュータ140は、該送信された送信データ列に基づいて、各収集ユニット5が収集した各パチンコ機2の情報を集計・管理するようになっている。
図6は、本実施例に用いたホールコンピュータ140の構成を示すブロック図である。ホールコンピュータ140は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、処理プログラムに従って演算を行い、ホールコンピュータ140を動作させるための処理を行うCPU(セントラルプロセッシングユニット)142、該CPU142のワークメモリ等として使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)143、時間情報を出力するRTC(リアルタイムクロック)144、ハードディスクからなる記憶装置145、キーボードやマウスからなる入力装置146、各種データを表示する表示装置147、各種データをプリント出力するプリンタ148、収集ユニット5やハブ7との通信を行う通信部149が接続された通常のコンピュータである。
CPU142は、記憶装置145に記憶された処理プログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、収集ユニット5から受信した送信データ列に基づいて記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルのデータの更新を行うデータ更新処理、記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別履歴テーブル並びにリーチ履歴テーブルのデータに基づいて必要なデータを算出するとともに、遊技情報テーブルや台別履歴テーブル並びにリーチ履歴テーブルのデータやこれらのデータから算出されたデータを表示装置147に表示出力する出力処理、入力装置146にて入力されたパチンコ機の設定を記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや変動表示データテーブルに登録する処理、などを実行する。
また、RAM143には、各台番号に対応付けて、変動表示時間を計時するためのタイマ並びに、ノーマルリーチ状態またはスーパーリーチ状態の発生を判定するためのリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間がセットされるカウントダウンタイマが記憶されており、これら各タイマの計時並びにカウントダウンは、後述する更新処理のS11のステップにおいて開始されるようになっている。
記憶装置145には、CPU142が実行する処理プログラムに加えて、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機2の設定情報や遊技情報が格納される遊技情報テーブル(図8参照)と、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機の遊技状態毎の履歴が格納される台別遊技状態履歴テーブル(図9参照)と、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機のリーチ履歴が格納されるリーチ履歴テーブル(図10参照)と、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機2における変動表示に関するデータが格納される変動表示データテーブル(図11参照)とが記憶されている。
遊技情報テーブルには、図8に示すように、パチンコ機2の台番号に対応付けて、当該パチンコ機2の機種名並びに機種コードからなる設定情報と、本発明における検出数となるその時点における保留玉数、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1〜端子3の入力状態、0:LOW、1:HIGH)、前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ)、営業開始時点からのアウト玉計数信号に基づき集計された総打込玉数、営業開始時点からの賞球信号に基づき集計された総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、営業開始時点からの演出終了信号に基づき集計された総スタート回数、最新の大当り後からの演出終了信号に基づき集計された当り後スタート回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変回数、営業開始時点からの時短回数、営業開始時点から当該パチンコ機2において発生した全リーチ回数である総リーチ回数、営業開始時点から当該パチンコ機2において発生したノーマルリーチの回数であるノーマルリーチ回数、営業開始時点から当該パチンコ機2において発生したスーパーリーチの回数であるスーパーリーチ回数からなる遊技情報と、が格納されており、これら遊技情報は、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
また、台別遊技状態履歴テーブルには、図9に示すように、パチンコ機2の台番号毎に、各遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態)、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、当該遊技状態の期間中のスタート回数、当該遊技状態の発生時点の総打込玉数、当該遊技状態の期間中の打込玉数、当該遊技状態の発生時点の総賞球数、当該遊技状態の期間中の賞球数、当該遊技状態の期間中の差玉(賞球数−打込玉数)、からなる状態別データが、当該パチンコ機にて発生した順に格納されるようになっており、これら状態別データのうち最新の遊技状態の状態別データが、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
また、リーチ履歴テーブルには、図10に示すように、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機2において発生したリーチの発生履歴が記憶されている。具体的には、リーチが発生したスタート回数と、当該リーチが発生したときのモード種別(通常、短縮)と、発生したリーチ状態の種別(ノーマルリーチは「01」、スーパーリーチは「1X」)と、該リーチにより大当りとなったか否かの結果(ハズレ「0」、アタリ「1」)とが、各リーチ毎に発生順に記憶されている。
また、本実施例の変動表示データテーブルには、図11に示すように、パチンコ機2の台番号毎に、各変動表示種別、具体的には、通常変動、ノーマルリーチ、スーパーリーチである、例えば台番号101番のパチンコ機2であれば、A〜Dの各リーチに対応付けて、当該変動表示の種別コード(リーチのみ)、通常モードにおける変動表示時間と、短縮モードにおける変動表示時間とが記憶されており、これら変動表示データテーブルに格納されるデータは、図12に示す変動表示データ設定画面にて設定されたデータが格納される。
この本実施例のホールコンピュータ140における変動表示データ設定画面には、図12に示すように、設定対象台を選択する設定対象台選択部と、機種名を選択する機種名選択部と、各種の変動表示の通常モードの変動表示時間と、短縮モードの変動表示時間とを入力並びに選択する変動表示データ設定部と、キャンセルボタンと、設定ボタンと、が設けられている。
設定対象台選択部では、島単位で選択するか、台単位で選択するか、を指定できるようになっており、島単位で選択する場合には、島単位を指定し、島番号を入力すれば良く、台単位で選択する場合には、台単位を指定し、台番号を入力すれば良い。
機種名選択部においては、設定対象台選択部で設定対象としたパチンコ機2の機種名を選択する。
変動表示データ設定部には、図12に示すように、機種名選択部において選択した機種における各種の変動表示を選択する変動表示選択部と、該変動表示選択部にて選択された変動表示における通常モードの変動表示時間(終了下限時間と終了上限時間)を入力するための通常モード変動時間入力部と、該変動表示選択部にて選択された変動表示における短縮モードの変動表示時間(終了下限時間と終了上限時間)を入力するための短縮モード変動時間入力部とが設けられており、具体的には、変動表示選択部において通常変動、ノーマルリーチ、A〜Dの各スーパーリーチを選択するとともに、これら選択した各変動表示の通常モード変動時間並びに短縮モード変動時間を入力並びに選択すれば良い。
そして、これら各設定項目を全て入力した後、該変動表示データ設定画面の下方に設けられている設定ボタンを入力することにより、当該変動表示データ設定画面にて設定された設定データが、変動表示データテーブルにおいて設定対象のパチンコ機のデータとして更新される。
次に、本実施例のホールコンピュータ140のCPU142が、送信データ列の受信に応じて実施する、遊技情報テーブルの遊技情報及び台別遊技状態履歴テーブルの状態別データ、並びにリーチ履歴テーブルのリーチ履歴を更新するためのデータ更新処理について説明する。
まず、CPU142は、送信データ列の受信に応じて、ECCデータに基づくエラーコレクトを実施するとともに、該受信した送信データ列に含まれる台番号と端子入力データとを抽出する。
そして、該抽出した台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されている遊技状態データ(現在)のデータと、端子入力データに含まれる端子1〜端子3の入力状態データ、つまり先頭の3ビットのデータを比較して、該台番号のパチンコ機2における遊技状態が変化したか否かを判定する(S1)。
そして遊技状態に変化がない場合にはS2のステップに進んで、端子4における演出終了信号の入力、すなわち、端子入力データの4ビット目のデータが演出終了信号の入力を示す「1」であるか否かを判定し、該判定において4ビット目のデータが「1」でない、つまり「0」である場合にはS3のステップに進み、端子5における始動入賞信号の入力、すなわち、端子入力データの5ビット目のデータが始動入賞信号の入力を示す「1」であるか否かを判定し、該判定において5ビット目のデータが「1」でない、つまり「0」である場合にはS4のステップに進み、端子6における賞球信号または端子7におけるアウト玉計数信号の入力、すなわち、端子入力データの6ビット目または7ビット目のデータが賞球信号またはアウト玉計数信号の入力を示す「1」であるか否かを判定する。
パチンコ機2において遊技状態が変化、具体的には、大当りの発生(通常遊技状態、確変状態または時短状態の終了)、大当りの終了(確変状態または時短状態の発生)、時短状態の終了(通常遊技状態の発生)したときには、該パチンコ機2から出力される大当り1信号、大当り2信号、時短信号の出力状態が、図5に示すように変化するので、これら大当り1信号、大当り2信号、時短信号が入力される端子1〜端子3の入力状態の変化を示す端子入力データの変化が、S1のステップにて検知されてS5のステップに進み、該新たな端子入力データに該当する遊技状態を特定する遊技状態特定処理を実施する。
具体的には、前述したように、受信した端子入力データの先頭の3ビットのデータが、大当り1信号(端子1)と大当り2信号(端子2)と時短信号(端子3)の全てが非出力状態であることを示す「000」の状態であれば通常遊技状態であると判定し、「110」の状態であれば大当り状態であると判定し、「010」の状態であれば確変状態であると判定し、「011」の状態であれば時短状態であると判定する。
そして、これら遊技状態特定処理にて新たに発生した遊技状態を特定した後、該遊技状態の変化に伴い台別遊技状態履歴テーブルの当該台番号に対応する最新の状態別データを変更前の状態別データとして確定する一方、状態別データを新規に追加登録するとともに、該追加登録した状態別データの遊技状態として、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態と、その時点における総スタート回数、スタート回数、打込玉数、総賞球数、賞球数、差玉(0)の各数値を格納して、遊技状態履歴テーブルを更新する(S6)。
更に、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する遊技情報テーブルの遊技状態データ(前回)の項目に、遊技状態データ(現在)のデータを移行するとともに遊技状態データ(現在)のデータに、変更後の遊技状態を示す3桁の状態データを格納し、該当するデータ、具体的には、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が大当り状態であれば大当り回数に1を加算更新し、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が確変状態であれば確変回数に1を加算更新し、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が時短状態であれば時短回数に1を加算更新する。
そして、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が大当り状態である場合には、リーチ履歴テーブルに当該台番号に対応するリーチ履歴として、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する総スタート回数の項目に格納されているその時点における回数と同じ回数がスタート回数に格納されているリーチ履歴が存在する場合に、該リーチ履歴の結果をハズレである「0」から大当りである「1」に更新するとともに、その時点においてS11のステップにて計時が開始されている場合には、該計時を中止して当該更新処理を終了する(S6)。
また、パチンコ機2またはアウト玉計数機26から賞球信号またはアウト玉計数信号が入力された場合には、受信した送信データ列に含まれる端子入力データには、賞球信号またはアウト玉計数信号の入力を示す端子入力データ、つまり、6ビット目または7ビット目の数値が「1」の端子入力データを含む端子入力データが含まれているので、これら6ビット目または7ビット目の数値が「1」であることがS4のステップにて検知されてS15のステップに進み、該受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する遊技情報テーブルのデータと遊技状態履歴テーブルにおける最新の状態別データを更新した後、当該更新処理を終了する。
具体的には、賞球信号の入力を示す6ビット目が「1」である場合には、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する遊技情報テーブルの総賞球数に所定数(本実施例では、10球のカウント毎に賞球信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総賞球数に基づいて差玉数を更新するとともに、台別遊技状態履歴テーブルにおいては、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する最新の状態別データにおける総賞球数、賞球数に所定数である10を加算するとともに、遊技情報テーブルと同様に、該状態別データにおける打込玉数と加算後の賞球数とに基づいて差玉を更新する。
また、アウト玉計数信号の入力を示す7ビット目が「1」である場合には、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する遊技情報テーブルの総打込玉数に所定数(本実施例では、10球のカウント毎に賞球信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総打込玉数に基づいて差玉数を更新するとともに、台別遊技状態履歴テーブルにおいては、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応する最新の状態別データにおける総打込玉数、打込玉数に所定数である10を加算するとともに、遊技情報テーブルと同様に、該状態別データにおける加算後の打込玉数と賞球数とに基づいて差玉を更新する。
また、パチンコ機2において変動表示が終了して演出終了信号が出力された場合には、受信した送信データ列に含まれる端子入力データには、演出終了信号の入力を示す端子入力データ、つまり、4ビット目の数値が「1」の端子入力データを含む端子入力データが含まれているので、これら4ビット目の数値が「1」であることがS2のステップにて検出されてS7のステップに進み、該終了した変動表示の開始時において計時並びにカウントダウンを開始された、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応するタイマの計時並びにカウントダウンを終了するとともに、遊技情報テーブルの該台番号に対応する保留玉数の数値から1を減算更新する。
また、更新処理のS7のステップにおいては、演出終了信号検出手段となる収集ユニット5における演出終了信号の検出に基づく送信データ列の受信に応じて、本発明の検出数となる遊技情報テーブルの保留玉数の数値から1を減算しており、該更新処理のS7のステップを実施するCPU142によって本発明における始動入賞検出数演算手段が構成されている。
そして、S8のステップに進んで、S7のステップにて計時を終了したタイマの計時時間に基づいて、受信した台番号のパチンコ機2において終了した変動表示の変動表示状態が、通常変動状態であるか、ノーマルリーチ状態であるか、いずれのスーパーリーチ状態であるかを特定する変動表示状態特定処理を実施する。
具体的には、その時点における遊技状態が、通常モードとなる通常遊技状態であるか、或いは短縮モードとなる確変状態または時短状態であるかを、受信した台番号の遊技情報テーブルにおける遊技状態(現在)から特定し、通常モードに該当する遊技状態、つまり通常遊技状態である場合には、変動表示データテーブルの受信した台番号の通常モード変動時間において、S7のステップにて計時を終了したタイマの計時時間が該当する変動表示種別を特定し、短縮モードに該当する遊技状態、つまり確変状態または時短状態である場合には、変動表示データテーブルの受信した台番号の短縮モード変動時間において、S7のステップにて計時を終了したタイマの計時時間が該当する変動表示種別を、該台番号のパチンコ機2における変動表示の変動表示状態として特定する。
そしてS9のステップに進み、S8のステップにて特定した変動表示状態が通常変動の変動表示状態である場合には、遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する総スタート回数、当り後スタート回数に1を加算更新するとともに、台別遊技状態履歴テーブルの受信した台番号に対応する最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新した後、S10のステップに進む一方、S8のステップにて特定した変動表示状態が通常変動以外の変動表示状態、つまり、ノーマルリーチまたはいずれかのスーパーリーチ状態である場合には、遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する総スタート回数、当り後スタート回数、並びに台別遊技状態履歴テーブルの受信した台番号に対応する最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新するとともに、該リーチ履歴をリーチ履歴テーブルの受信した台番号に対応するリーチ履歴として追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点の遊技状態が該当するモード種別(通常遊技状態であれば通常、確変状態または時短状態であれば短縮)を遊技状態の項目に格納し、更に、S8のステップにて特定した変動表示状態のリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納する。尚、この結果の項目のデータは、該リーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
次に、S10のステップに進み、受信した台番号のパチンコ機2におけるその時点の保留玉数を、遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
そして、保留玉数が0である場合には、受信した台番号のパチンコ機2においては、新たに変動表示が開始されることはないので新たな計時を開始することなく当該更新処理を終了する一方、保留玉数が0でない場合、つまり保留玉数が1〜4である場合にはS11のステップに進み、受信した台番号に対応するタイマの計時を新たに開始するとともに、図14のリーチ判定処理においてリーチ状態の発生並びにスーパーリーチ状態の発生を検知するための、その時点のモード状態(通常または短縮)に応じた(スーパー)リーチ閾値時間をカウントダウンタイマにセットしてカウントダウンを開始する。
つまり、更新処理のS10並びにS11のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0でないときに、本発明の演出終了信号検出手段となる収集ユニット5が演出終了信号を検出したことに基づく送信データ列を受信したこと、すなわち、S2において「Yes」と判定されたことに応じて計時を開始しており、該更新処理のS10並びにS11のステップを実施するCPU142によって本発明における計時開始手段が構成されている。
尚、S11のステップにおいてセットされるリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間としては、具体的には、当該台番号のパチンコ機のその時点の遊技状態が通常モードとなる通常遊技状態であれば、変動表示データテーブルの該台番号のノーマルリーチ並びにAリーチに対応する通常モード変動時間の下限値をそれぞれセットし、短縮モードとなる確変状態または時短状態であれば、変動表示データテーブルの該台番号のノーマルリーチ並びにAリーチに対応する短縮モード変動時間の下限値をそれぞれセットする。
また、パチンコ機2において始動入賞口114への入賞により始動入賞信号が出力された場合には、受信した送信データ列に含まれる端子入力データには、始動入賞信号の入力を示す端子入力データ、つまり、5ビット目の数値が「1」の端子入力データを含む端子入力データが含まれているので、これら5ビット目の数値が「1」であることがS3のステップにて検出されてS12のステップに進み、受信した台番号のパチンコ機2におけるその時点の保留玉数を、遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
そして、保留玉数が0である場合には、S11のステップに進んで、前述したように、新たにタイマの計時並びにモード状態(通常または短縮)に応じたリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマのカウントダウンを開始して、該更新処理を終了する。
つまり、更新処理のS12並びにS11のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0のときに本発明の始動入賞信号検出手段となる収集ユニット5において始動入賞信号を検出したことに基づく送信データ列を受信したときに計時を開始しており、該更新処理のS12並びにS11のステップを実施するCPU142によって本発明における計時開始手段が構成されている。
一方、保留玉数が0でない場合にはS13のステップに進んで、階保留玉数が4未満であるか否かを判定し、保留玉数が4である場合には、既に上限に達しているので加算を実施することなく該更新処理を終了し、保留玉数が4でない場合、つまり1〜3の値である場合には、S14のステップに進んで、遊技情報テーブルの受信した台番号に対応する保留玉数(現在)のデータに1を加算更新することで、保留玉数に1を加算して該更新処理を終了する。
つまり、更新処理のS13並びにS14のステップにおいては、始動入賞信号検出手段となる収集ユニット5における始動入賞信号の検出に基づき送信される送信データ列の受信に応じて、予め定められた上限値である4までの範囲内で保留玉数(検出数)に1を加算しており、該更新処理のS13並びにS14のステップを実施するCPU142によって本発明における始動入賞検出数演算手段が構成されている。
次に、本実施例のCPU142において前述の更新処理と並行して実施されるリーチ判定処理について、図14に基づいて説明する。
まず、Sb1のステップにおいては、前述のS11のステップにおおてリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップしたかどうかを判定し、タイマアップしていない場合には、Sb2のステップに進んで、前述のS11のステップにおおてスーパーリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップしたかどうかを判定し、タイマアップしていない場合には再度Sb1に戻ることで、各カウントダウンタイマのタイマアップ待ち状態となる。
この状態において、パチンコ機2においてリーチ状態が発生した場合には、リーチの演出表示により演出終了信号が出力されないので、リーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップすることになり、該リーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップがSb1において検知されてSb3のステップに進み、該タイマアップしたカウントダウンタイマが対応する台番号のパチンコ機2においてノーマルリーチ状態が発生したと判定する。
そして、Sb4のステップに進み、遊技情報テーブルにおいて該タイマアップしたカウントダウンタイマが対応する台番号に対応する総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数に1を加算更新してSb1に戻る。
そして、パチンコ機2においてスーパーリーチ状態が発生した場合には、該スーパーリーチの演出表示により演出終了信号が出力されない状態が維持されるので、スーパーリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップすることになり、該スーパーリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマのタイマアップがSb2において検知されてSb5のステップに進み、該タイマアップしたカウントダウンタイマが対応する台番号のパチンコ機2においてスーパーリーチ状態が発生したと判定する。
そして、Sb6のステップに進み、遊技情報テーブルにおいて該タイマアップしたカウントダウンタイマが対応する台番号に対応するノーマルリーチ回数から1を減算するとともに、スーパーリーチ回数に1を加算更新してSb1に戻る。
つまり、リーチ判定処理のSb3並びにSb5のステップにおいては、本発明の計時開始手段となる更新処理のS11のステップにて、カウントダウンが開始された計時時間が、予め設定(セット)された閾値時間であるリーチ閾値時間またはスーパーリーチ閾値時間以上となったこと、すなわちタイマアップしたことを条件に、該カウントダウンタイマが対応する台番号のパチンコ機2において本発明における第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定しており、該リーチ判定処理のSb3並びにSb5のステップを実施するCPU142によって本発明における第2演出発生判定手段が構成されている。
また、リーチ判定処理のSb4並びにSb6のステップにおいて、本発明の第2演出発生判定手段となるSb3並びにSb5のステップにおいて第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定された回数、つまり、総リーチ発生回数、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数を集計しており、該Sb4並びにSb6のステップのステップを実施するCPU142によって本発明における第2演出発生回数集計手段が構成されている。
また、本実施例のリーチ判定処理において本発明の第2演出発生判定手段となるCPU142は、本発明の状態識別信号検出手段となる収集ユニット5にて第1の状態である短縮モードに該当する確変状態或いは時短状態を識別可能な状態識別信号、すなわち、確変状態である「010」或いは時短状態である「011」に該当する大当り1信号、大当り2信号、時短信号を検出している端子入力データを含む送信データ列を受信したときにはリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間として、S11のステップにおいてセットされた該短縮モードに対応するリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間に基づいてリーチの発生の有無を判定し、状態識別信号検出手段となる収集ユニット5にて第2の状態である通常モードに該当する通常遊技状態或いは大当り状態(尚、通常モードには大当り状態中も該当するが、該大当り状態中には計時は開始されることがないので、事実上通常遊技状態のみ)を識別可能な状態識別信号、すなわち、通常遊技状態である「000」或いは大当り状態である「110」に該当する大当り1信号、大当り2信号、時短信号を検出している端子入力データを含む送信データ列を受信したときには、リーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間として、S11のステップにおいてセットされた該通常モードに対応するリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間に基づいてリーチの発生の有無を判定している。
次に、入力装置146の入力により指定された台番号のパチンコ機2の遊技情報の出力操作がなされた際に、CPU142が実行するデータ出力処理の処理内容を、図15に示すフローチャートに基づいて説明する。
データ出力処理では、まず、選択された台番号における遊技情報テーブル及び台別履歴テーブルに基づいて表示データを取得し(Sp1)、選択された台番号のパチンコ機における遊技状態履歴を表示する履歴表示部、大当り回数、確変回数、時短回数、総スタート回数、大当り確率、大当り間スタート回数の各データからなる台別情報画面(図16参照)を生成し(Sp2)、生成された台別情報画面を表示装置147に表示出力する(Sp3)。
具体的に、台別情報画面の履歴表示部に表示される遊技状態履歴は、選択された台番号に対応付けて台別遊技状態履歴テーブルに記憶されている遊技状態履歴のデータの内、遊技状態と、その発生時刻と、当該遊技状態において演出終了信号が出力された回数である遊技状態別スタート回数となるスタート回数の項目に記憶されているデータと、当該遊技状態における差玉である遊技状態別差玉となる差玉の項目に記憶されているデータが表示される。
また、大当り回数、確変回数、時短回数、総スタート回数は、選択された台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されている各データを抽出して表示するとともに、大当り回数を総スタート回数で除した値(1/***)を算出して大当り確率として表示し、さらには、台別遊技状態履歴テーブルのデータに基づいて、台別遊技状態履歴テーブルに記憶されている最新の大当りからのスタート回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとその前の大当り(前回)との間のスタート回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとその前の大当り(前々回)との間のスタート回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、5回前までの大当り間スタート回数を、台別遊技状態履歴テーブルにおいてこれらの各大当りに対応する総スタート回数の差(最新の大当りからのスタート回数はその時点の総スタート回数との差)から、それぞれ特定して表示する。
尚、営業開始からあまり時間が経過していない場合で、発生した大当り回数が5回に満たない場合には、最も古い大当り、すなわち、営業開始から1回目の大当りに対応する大当り間スタート回数は、営業開始時点から当該1回目の大当りが発生した時点までのスタート回数であり、この場合には、当該1回目の大当りに対応付けて遊技状態履歴テーブルに記憶されている総スタート回数自体が大当り間スタート回数となる。
次いで、入力装置146によるプリント要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp4)、プリント要求操作が検出されていない場合にはSp6のステップに進み、プリント要求操作が検出された場合には、現在表示出力されているデータの内容をプリント出力した後(Sp5)、Sp6のステップに進む。
Sp6のステップにおいては、入力装置146によるリーチ履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、リーチ履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp8のステップに進み、リーチ履歴の出力要求操作が検出されている場合には、図17に示すリーチ履歴画面を生成して更新表示した後、Sp4のステップに戻る。
この本実施例のリーチ履歴画面は、図17に示すように、前述の台別情報画面と同様の構成とされており、リーチ履歴テーブルにおいて選択された台番号に対応付けて記憶されているリーチ履歴を表示する履歴表示部と、リーチの種別毎の発生回数とノーマルリーチで大当りとなった回数とがモードの種別毎に表示される(1)種別リーチデータと、(2)リーチ間スタート回数、(3)大当り間リーチ回数の各データを履歴表示部の下方に有している。
具体的に、履歴表示部に表示されるリーチ履歴としては、図17に示すように、選択された台番号に対応するリーチ履歴テーブルのデータに基づいて、各リーチ履歴のスタート回数、種別(ノーマルかスーパー)、結果(ハズレかアタリ)を、通常モード中に発生したリーチ履歴である通常モード履歴と、短縮モード中に発生したリーチ履歴である短縮モード履歴とに分けて表示する。
具体的に、これらの各リーチ履歴は、リーチ履歴テーブルに選択された台番号に対応付けて記憶されているリーチ履歴の内、通常モード履歴としては遊技状態の項目に「通常」が格納されているリーチ履歴を全て抽出してスタート回数の若い順に配列表示し、短縮モード履歴としては遊技状態の項目に「短縮」が格納されているリーチ履歴を全て抽出してスタート回数の若い順に配列表示する。
尚、本実施例では、履歴表示部の表示面積があまり大きくないので、リーチ履歴の数が多い場合には、履歴表示部の表示を下方にスクロール表示させることで、全てのリーチ履歴を確認することができる。
また、本実施例では、履歴表示部において、リーチ種別としてノーマルまたはスーパーの種別のみを表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらスーパーリーチの種別である、Aリーチ、Bリーチ、Cリーチ、Dリーチ…の名称等を表示するようにしても良い。
リーチ履歴画面における(1)種別リーチデータのデータとしては、図17に示すように、選択された台番号に対応する遊技情報テーブル並びにリーチ履歴テーブルのデータに基づいて、営業開始時点からの総リーチ発生回数、通常モードの全リーチ回数並びに該回数が総リーチ発生回数に占める割合(%)、短縮モードの全リーチ回数並びに該回数が総リーチ発生回数に占める割合(%)、営業開始時点からの総ノーマルリーチ回数、通常モードのノーマルリーチ回数並びに該回数が総ノーマルリーチ回数に占める割合(%)、短縮モードのノーマルリーチ回数並びに該回数が総ノーマルリーチ回数に占める割合(%)、営業開始時点からの総スーパーリーチ回数、通常モードのスーパーリーチ回数並びに該回数が総スーパーリーチ回数に占める割合(%)、短縮モードのスーパーリーチ回数並びに該回数が総スーパーリーチ回数に占める割合(%)、営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数、通常モードにおいて大当りとなった全てのノーマルリーチ回数並びに該回数が営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数に占める割合(%)、短縮モードにおいて大当りとなった全てのノーマルリーチ回数並びに該回数が営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数に占める割合(%)とが表示される。
具体的に総リーチ発生回数、総ノーマルリーチ回数、総スーパーリーチ回数は、その時点において遊技情報テーブルの選択された台番号に対応する総リーチ発生回数、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数にて集計されている回数から特定し、通常モードの全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、遊技状態として「通常」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、遊技状態として「通常」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、遊技状態として「通常」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
また、短縮モードの全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、遊技状態として「短縮」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、遊技状態として「短縮」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、遊技状態として「短縮」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
また、営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数、通常モードにおいて大当りとなった全てのノーマルリーチ回数、短縮モードにおいて大当りとなった全てのノーマルリーチ回数は、リーチ履歴テーブルにおける選択された台番号のリーチ履歴の内、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなったノーマルリーチ回数を集計し、これら種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴の内、更に遊技状態の項目に「通常」が格納されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなった通常モード中のノーマルリーチ回数を集計し、これら種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴の内、更に遊技状態の項目に「短縮」が格納されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなった短縮モード中のノーマルリーチ回数を集計する。
つまり、本実施例のCPU142は、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、短縮モード(第1の状態)において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)と、通常モード(第2の状態)において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)とを集計しており、これらCPU142並びにリーチ履歴テーブルによって本発明における状態別第2演出発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計された短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)並びに通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)とが、表示装置147の本実施例のリーチ履歴画面において表示出力されており、該リーチ履歴画面を表示出力する表示装置147によって本発明における状態別第2演出発生回数出力手段が構成されている。
更に本実施例のCPU142は、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理にてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定され且つスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されなかった回数であるノーマルリーチ回数、並びにスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定された回数であるスーパーリーチ回数の双方と、短縮モード(第1の状態)において発生したノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数、通常モード(第1の状態)において発生したノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数とを集計しており、これらCPU142並びにリーチ履歴テーブルによって本発明における第2演出種別発生回数集計手段が構成されているとともに、該集計された各ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数が、表示装置147のリーチ履歴画面において表示出力されており、該リーチ履歴画面を表示出力する表示装置147によって本発明における第2演出種別発生回数出力手段が構成されている。
尚、本実施例では、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数の双方を集計、表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみであっても良い。
また、本実施例のリーチ履歴画面において、本発明の第2演出発生回数集計手段となるリーチ判定処理にて遊技情報テーブルにて集計された回数である、総リーチ発生回数が表示されており、該該リーチ履歴画面を表示出力する表示装置147によって本発明における第2演出発生回数出力手段が構成されている。
また、本実施例のCPU142は、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理においてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定された後、計時開始手段となるS11のステップにより次の計時が開始されるまでの間に、スーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されることなく、本発明の特定遊技状態信号検出手段となる収集ユニット5において大当り1信号(特定遊技状態信号)が検出され、該大当り1信号を検出したことを示す端子状態データを含む送信データ列を受信することにより、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴をカウントすることで、営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数(通常第2演出特定遊技状態発生回数)を集計しており、該CPU142によって本発明における通常第2演出特定遊技状態発生回数集計手段が構成され、該集計された営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数(通常第2演出特定遊技状態発生回数)が、表示装置147のリーチ履歴画面に表示出力されており、該表示装置147によって本発明における通常第2演出特定遊技状態発生回数出力手段が構成されている。
リーチ履歴画面における(2)リーチ間スタート回数のデータとしては、図17に示すように、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴に基づいて、最新のリーチ履歴(ノーマル、スーパーのいずれでも良い)からのスタート回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新のリーチとその前のリーチ(前回)との間のスタート回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回のリーチとその前のリーチ(前々回)との間のスタート回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、10回前までのリーチ間スタート回数を、リーチ履歴テーブルにおいてこれらの各リーチ履歴に対応する総スタート回数の差(最新のリーチからのスタート回数はその時点の総スタート回数との差)から、それぞれ特定して、全リーチの項目表示に対応してリーチ間スタート回数として表示する。
また、同様にリーチ履歴テーブルにおいて選択された台番号に対応付けて記憶されている最新のスーパーリーチ履歴、つまり、種別の項目にスーパーリーチに該当するリーチ種別コードである「1X」のコードが記憶されている最新のリーチ履歴からのスタート回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新のスーパーリーチとその前のスーパーリーチ(前回)との間のスタート回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回のスーパーリーチとその前のスーパーリーチ(前々回)との間のスタート回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、10回前までのスーパーリーチ間スタート回数を、リーチ履歴テーブルにおいてこれらの各スーパーリーチの履歴に対応する総スタート回数の差(最新のリーチ履歴がスーパーリーチの履歴である場合には、該スーパーリーチからのスタート回数はその時点の総スタート回数との差)から、それぞれ特定して、スーパー(S)リーチの項目表示に対応してスーパーリーチ間スタート回数として表示する。
つまり、本実施例のCPU142は、リーチ履歴テーブルに選択された台番号に対応付けて記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理においてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定してから、次にリーチ状態(第2の演出)が発生したと再度判定するまでの遊技期間、すなわち、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴間において、演出終了信号検出手段となる収集ユニット5において演出終了信号を検出したことに基づく送信データ列を受信した回数であるリーチ間スタート回数(第2演出間始動回数)を集計しており、該CPU142によって本発明における第2演出間始動回数集計手段が構成されているとともに、該集計されたリーチ間スタート回数(第2演出間始動回数)が、表示装置147のリーチ履歴画面に表示出力されており、該表示装置147によって本発明における第2演出間始動回数出力手段が構成されている。
また、本実施例のCPU142は、リーチ履歴テーブルに選択された台番号に対応付けて記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理においてスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定してから、次にスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと再度判定するまでの遊技期間、すなわち、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴の内、種別としてスーパーリーチに該当するリーチ種別コードである「1X」のコードが記憶されている隣接するスーパーリーチ履歴間において、演出終了信号検出手段となる収集ユニット5において演出終了信号の検出に基づく送信データ列を受信した回数、つまり、隣接するスーパーリーチ履歴のスタート回数の差をスーパーリーチ間スタート回数(特別第2演出間始動回数)として集計しており、該CPU142によって本発明における特別第2演出間始動回数集計手段が構成され、該集計されたスーパーリーチ間スタート回数(特別第2演出間始動回数)が、表示装置147のリーチ履歴画面に表示出力されており、該表示装置147によって本発明における特別第2演出間始動回数出力手段が構成されている。
リーチ履歴画面における(3)大当り間リーチ回数のデータとしては、図17に示すように、選択された台番号に対応するリーチ履歴テーブルのデータに基づいて、各大当り間において発生した総リーチ、ノーマルリーチ、スーパーリーチのそれぞれの回数と、大当り間平均リーチ回数とを、前述の、図16に示す大当り間スタート回数とともに表示する。
具体的に、総リーチの大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のリーチ履歴の数をカウントして、該カウント値に1を加えた数をリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からの総リーチ発生回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、10回前までの大当り間リーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
つまり、本実施例のCPU142は、特定遊技状態信号検出手段となる収集ユニット5の端子1において大当り1信号(特定遊技状態信号)の検出が終了してから次に大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出するまでの遊技期間、すなわち、収集ユニット5の端子1において大当り1信号が検出されることにより、該検出に基づく端子状態データを含む送信データ列を受信することでリーチ履歴テーブルの「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間において、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理においてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定した回数、すなわち、「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間に登録されているリーチ履歴の数に1を加算した回数である総リーチ発生回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間第2演出発生回数)を集計しており、該CPU142によって本発明における特定遊技状態間第2演出発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計された総リーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間第2演出発生回数)が、表示装置147のリーチ履歴画面に表示出力されており、該表示装置147によって本発明における特定遊技状態間第2演出発生回数出力手段が構成されている。
同様に、ノーマルリーチ(Nリーチ)の大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のノーマルリーチ履歴、つまり、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」のリーチ種別コードが格納されているリーチ履歴の数をカウントし、新しい側の大当りとなったリーチ履歴がノーマルリーチの場合であるときには該カウント値に1を加えた数をノーマルリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からのノーマルリーチ回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のノーマルリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のノーマルリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、10回前までの大当り間ノーマルリーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
さらに、スーパーリーチ(Sリーチ)の大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のスーパーリーチ履歴、つまり、種別の項目にスーパーリーチを示す「1X」のリーチ種別コードが格納されているリーチ履歴の数をカウントし、新しい側の大当りとなったリーチ履歴がスーパーリーチの場合であるときには該カウント値に1を加えた数をスーパーリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からのスーパーリーチ回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のスーパーリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のスーパーリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、10回前までの大当り間スーパーリーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
つまり、本実施例のCPU142は、特定遊技状態信号検出手段となる収集ユニット5の端子1において大当り1信号(特定遊技状態信号)の検出が終了してから次に大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出するまでの遊技期間、すなわち、収集ユニット5の端子1において大当り1信号が検出されることにより、該検出に基づく端子状態データを含む送信データ列を受信することでリーチ履歴テーブルの「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間において、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ判定処理においてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定され且つスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されなかった回数であるノーマルリーチ回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)と、リーチ判定処理においてスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定された回数であるスーパーリーチ回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方を集計しており、該CPU142によって本発明における特定遊技状態間第2演出種別発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計されたノーマルリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)とスーパーリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方が、表示装置147のリーチ履歴画面に表示出力されており、該表示装置147によって本発明における特定遊技状態間第2演出種別発生回数出力手段が構成されている。
尚、本実施例では、大当り間リーチ回数(本日)画面において、ノーマルリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)とスーパーリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみを集計、表示するようにしても良い。
更に、(1)種別リーチデータとして表示する営業開始時点からの総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数とスーパーリーチ回数を、それぞれ、営業開始時点から発生した大当り回数で除した値である大当り間平均リーチ回数をそれぞれについて算出し、総リーチ、ノーマルリーチ、スーパーリーチに対応する位置にそれぞれ表示する。
図15のフロー図に戻り、Sp6のステップにおいてリーチ履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp8のステップに進み、リーチ間スタート回数の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、リーチ間スタート回数の出力要求操作が検出されている場合には、リーチ間スタート回数の詳細を示すリーチ間スタート回数詳細画面を生成して更新表示した後、Sp4のステップに戻る。
また、Sp8のステップにおいてリーチ間スタート回数の出力要求操作が検出されていない場合にはSp10のステップに進み、大当り間リーチ回数の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、大当り間リーチ回数の出力要求操作が検出されている場合には、大当り間リーチ回数の詳細を示す大当り間リーチ回数詳細画面を生成して更新表示した後、Sp4のステップに戻る。
そして、Sp10のステップにおいて大当り間リーチ回数の出力要求操作が検出されていない場合にはSp12のステップに進み、表示画面が更新されてから所定の更新時間(例えば30秒)が経過したか否かを判定し、所定の更新時間が経過していれば、Sp1のステップに戻り、現在のデータに基づいて最新の台別情報画面に更新するとともに、所定時間が経過していなければ、入力装置146による終了要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp13)、終了要求操作が検出されていなければSp4のステップに戻り、終了要求操作が検出されていれば、データ出力処理を終了する。
つまり、本実施例のリーチ履歴画面には、10回目までの最近のリーチ間スタート回数が表示されるようになっているが、これら11回目よりも古いリーチ間スタート回数を含む、全てのリーチ間スタート回数のデータを表示させたい場合には、リーチ間スタート回数の出力要求操作、例えば、リーチ間スタート回数のメニューが割り当てられた入力スイッチを操作することで、該リーチ間スタート回数の出力要求操作がSp8のステップにて検知されて、全てのリーチ間スタート回数を含むリーチ間スタート回数詳細画面が表示される。
また、同様に、本実施例のリーチ履歴画面には、10回目までの最近の大当り間リーチ回数が表示されるようになっているが、これら11回目よりも古い大当り間リーチ回数を含む、全ての大当り間リーチ回数のデータを表示させたい場合には、大当り間リーチ回数の出力要求操作、例えば、大当り間リーチ回数のメニューが割り当てられた入力スイッチを操作することで、該大当り間リーチ回数の出力要求操作がSp10のステップにて検知されて、全ての大当り間リーチ回数を含む大当り間リーチ回数詳細画面が表示される。
次に、本発明の請求項2に対応する実施例2に関して、図18を参照して説明する。尚、本実施例2の特徴としては、前記実施例1のホールコンピュータ140においては、ノーマルリーチの発生並びに各種のスーパーリーチの発生を、リーチ判定処理を実施することにより、リーチ閾値時間並びに各種のスーパーリーチ閾値時間がセットされたカウントダウンタイマがタイマアップした時点、つまり、ノーマルリーチやスーパーリーチの発生時において迅速にノーマルリーチの発生やスーパーリーチの発生を判定しているのに対し、本実施例2においては、これらノーマルリーチの発生並びに各種のスーパーリーチの発生を、該発生の時点で判定せず、パチンコ機2の変動表示終了によって出力される演出終了信号の出力時に計時時間の計時を終了して、該終了した計時時間に基づいて各パチンコ機2におけるノーマルリーチまたはスーパーリーチの発生を判定する点、つまり、各パチンコ機2における変動表示の終了後においてノーマルリーチまたはスーパーリーチの発生を判定する点が異なり、その他の構成等は、前記実施例1と同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分、つまり、更新処理のS2のステップにおいて、演出終了信号の入力、すなわち、端子入力データの4ビット目のデータが演出終了信号の入力を示す「1」である場合に実施されるS7〜S13の処理について以下に説明する。
パチンコ機2において演出表示部109の変動表示が終了することにより、演出終了信号が出力された場合には、収集ユニット5から、該演出終了信号が出力されたことを示す4ビット目のデータが演出終了信号の入力を示す「1」である端子入力データを含む送信データ列が送信され、受信した送信データ列の端子入力データの4ビット目のデータが「1」であることがS2のステップにて検知されてS7のステップに進む。
そして、パチンコ機2において終了した変動表示の開始時において計時を開始された、受信した送信データ列から抽出した台番号に対応するタイマの計時を終了するとともに、遊技情報テーブルの該台番号に対応する保留玉数の数値から1を減算更新する。
つまり、本実施例2の更新処理のS7のステップにおいて、本発明における計時開始手段となる後述するS11’のステップにて開始された計時の計時中に、本発明の演出終了信号検出手段となる収集ユニット5における演出終了信号を検出したことに基づく送信データ列の受信、つまりS2のステップにて「Yes」と判定されることに応じて該計時中の計時を終了しており、該更新処理のS7のステップを実施するCPU142によって本発明における計時終了手段が構成されている。
また、本実施例2の更新処理のS7のステップにおいては、演出終了信号検出手段となる収集ユニット5における演出終了信号の検出に基づく送信データ列の受信に応じて、本発明の検出数となる遊技情報テーブルの保留玉数の数値から1を減算しており、該更新処理のS7のステップを実施するCPU142によって本発明における始動入賞検出数演算手段が構成されている。
そしてS8’のステップに進み、S7のステップにて計時を終了した計時時間が、後述するS11’のステップにて設定されているリーチ閾値時間未満であるか否かを判定する。
該判定においてリーチ閾値時間未満である場合には、S9’やS9’+のステップを実施することなく、遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する総スタート回数、当り後スタート回数、並びに遊技状態履歴テーブルの最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新した後、S10のステップに進む。
一方、S8’のステップでの判定においてリーチ閾値時間未満でない場合、つまり、計時時間がリーチ閾値時間以上である場合にはS8’+のステップに進んで、該計時時間がスーパーリーチ閾値時間未満であるか否かを判定する。
そして、該判定において計時時間がスーパーリーチ閾値時間未満である場合には、S9’のステップに進み、抽出した台番号のパチンコ機2において、ノーマルリーチが発生したと判定し、該リーチ履歴を抽出した台番号に対応するリーチ履歴としてリーチ履歴テーブルに追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点のモード状態(通常または短縮)の種別を遊技状態の項目に格納し、更に、ノーマルリーチのリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納するとともに、遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数に1を加算更新する。尚、この結果の項目のデータは、該リーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
一方、S8’+のステップでの判定においてスーパーリーチ閾値時間未満でない場合、つまり、計時時間がスーパーリーチ閾値時間以上である場合にはS9’+のステップに進み、抽出した台番号のパチンコ機2においてスーパーリーチが発生したと判定するとともに、A〜Dのいずれのスーパーリーチ状態であるかを該計時時間と変動表示データテーブルに抽出した台番号に対応付けて記憶されているデータから特定する。そして、該リーチ履歴を抽出した台番号のリーチ履歴としてリーチ履歴テーブルに追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点のモード状態(通常または短縮)の種別を遊技状態の項目に格納し、更に、特定したA〜Dのいずれのスーパーリーチ状態のリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納するとともに、遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する総リーチ発生回数とスーパーリーチ回数に1を加算更新する。尚、この結果の項目のデータは、該スーパーリーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
つまり、本実施例2の更新処理におけるS8’〜S9’+のステップにおいては、本発明の計時開始手段となるS11’のステップにて開始され、本発明の計時終了手段となるS7のステップにて終了された計時時間が、予め設定された閾値時間となる(スーパー)リーチ閾値時間以上であることを条件に、受信した送信データ列に含まれる台番号のパチンコ機2において本発明における第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定しており、これらS8’〜S9’+のステップを実施するCPU142によって本発明における第2演出発生判定手段が形成されている。
また、本実施例2の更新処理のS9’並びにS9’+のステップにおいて、本発明の第2演出発生判定手段となるS8’〜S9’+のステップにおいて第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定された回数を集計しており、該S9’並びにS9’+のステップを実施するCPU142によって本発明における第2演出発生回数集計手段が構成されている。
次に、S10のステップに進み、その時点の保留玉数を遊技情報テーブルの抽出した台番号に対応する保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
そして、保留玉数が0である場合には、受信した台番号のパチンコ機2においては、新たに変動表示が開始されることはないので新たな計時を開始することなく当該更新処理を終了する一方、保留玉数が0でない場合、つまり保留玉数が1〜4である場合にはS11’のステップに進み、受信した台番号に対応するタイマの計時を新たに開始するとともに、S8’並びにS8’+においてリーチ状態の発生並びにスーパーリーチ状態の発生を判定するための、その時点のモード状態(通常または短縮)に応じた(スーパー)リーチ閾値時間を、受信した台番号に対応して変動表示データテーブルに記憶されているデータから特定してセットした後、該更新処理を終了する。
つまり、更新処理のS10並びにS11のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0でないときに、本発明の演出終了信号検出手段となる収集ユニット5において、受信した台番号のパチンコ機2から演出終了信号が出力されたことに基づく送信データ列を受信したことに応じて計時を開始しており、該更新処理のS10並びにS11のステップを実施するCPU142によって本発明における計時開始手段が構成されている。
以上、前記各実施例によれば、音や振動、光を検出するような装置を設ける必要がなく、始動入賞信号や演出終了信号は、現状において遊技場に設置されている現行のパチンコ機から出力される信号であるので、これら始動入賞信号や演出終了信号を使用して、これら現行のパチンコ機における第2の演出回数である総リーチ発生回数を正確に集計、出力することができる。
また、前記各実施例によれば、演出時間が異なる第1の状態である短縮モードと第2の状態である通常モードとが発生するパチンコ機2であっても、総リーチ発生回数を正確に集計、出力することができる。
また、前記各実施例によれば、第1の状態となる短縮モードにて発生した短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)と、第2の状態となる通常モードにて発生した通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、ノーマルリーチ回数(通常第2演出発生回数)とスーパーリーチ回数(特別第2演出発生回数)の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、特定遊技状態間第2演出発生回数である大当り間リーチ発生回数(図17の総リーチの回数)の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、図17に示すように、通常第2演出発生回数となる営業開始時点からのノーマルリーチ発生回数と特別第2演出発生回数となる営業開始時点からのスーパーリーチ発生回数の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、図17に示すように、第2演出間始動回数となるリーチ間スタート回数(全リーチ)の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、図17に示すように、特別第2演出間始動回数となるリーチ間スタート回数(Sリーチ)の情報を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、図17に示すように、通常第2演出特定遊技状態発生回数となる、ノーマルリーチで当たった回数の情報を提供することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、主に、表示装置147にリーチに関わる各種の情報を表示出力するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、出力処理におけるSp5のステップにおいてプリント出力が可能とされているように、本発明における各出力手段としては、言うまでもなくプリンタ148も含まれる。
また、前記実施例では、特別図柄の変動表示とリーチ演出表示の双方を同一の演出表示部109に表示する遊技機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、特別図柄の変動表示が遊技領域107の下方側部位置に設けられた特別変動表示部において表示され、演出表示部109においては、通常変動に該当する演出表示や、リーチ演出表示のみが表示されるもの、すなわち、特別図柄の変動表示とリーチ演出表示とが個別の表示部で表示されるものであっても良い。具体的には、遊技領域107の下方側部位置に設けられた特別変動表示部においては、前記実施例の演出表示装置108における普通図柄の表示と同様に、1桁乃至3桁の7セグメント表示による特別図柄が変動表示されるとともに、この変動表示と共に、前記実施例のパチンコ機2における演出表示部109と同様に、遊技領域107の中央部に設けられた種々の演出表示が可能な、フルカラー液晶等から成る演出表示部において、前述のリーチ抽選に当選していない場合には、通常変動に伴う演出表示、例えば、格闘家のキャラクターが対戦する演出表示において、互いに1回のみパンチングを実施する演出表示が表示され、リーチ抽選において当選している場合には、表示されている格闘家のキャラクターが、2発以上パンチングを実施する演出表示が実施され、更にリーチ抽選においてスーパーリーチに当選している場合には、表示されている格闘家のキャラクターが、その得意技による攻撃をする等の演出表示が実施されるものであっても良い。
また、特別図柄が変動表示される特別変動表示部を有せず、特別図柄が変動表示されないリーチ演出のみが実施される演出表示装置108のみを有する遊技機であっても良い。
尚、特別変動表示部において2桁の7セグメント表示により特別図柄が変動表示される場合には、停止した1つ目の図柄が特定の種類(例えば3や7)の場合において、演出表示部109においてリーチ演出が実施されるので、これら停止した1つ目の図柄が特定の種類(例えば3や7)である場合もリーチ状態に含まれる。また、これら特別変動表示部において1桁の7セグメント表示により特別図柄が変動表示される場合には、これら変動表示が停止されることなく、演出表示部109においてリーチ演出が実施されて変動表示が継続されるので、該特別図柄の変動表示の変動時間が通常の変動表示時間よりも長い場合もリーチ状態に含まれる。
また、これら格闘家のキャラクターが対戦する演出表示以外に、例えば、通常変動に伴う演出表示がジェット機同士がミサイルを単発にて発射して戦闘する演出表示が実施され、リーチ抽選において当選している場合には、複数のミサイルが発射されて、該ミサイルが敵機を追跡する演出表示が実施され、更にリーチ抽選においてスーパーリーチに当選している場合には、発射して敵機を追跡しているミサイルが、該敵機をロックオンする演出表示が実施される遊技機であっても良い。
つまり、本発明における遊技機としては、演出表示部109においてリーチ演出の演出表示のみを行う遊技機、すなわち、所定の演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い第1の演出(通常変動)と、当該第1の演出と比較して演出時間の長い第2の演出(ノーマルリーチ、スーパーリーチのリーチ演出)とを行う遊技機であれば良い。
また、前記実施例では、演出表示部109において3列の特別図柄が変動表示するパチンコ機2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら特別図柄が2列にて変動表示するものであって、始動口1には図柄1が対応し、始動口2には図柄2が対応するものであっても良く、この場合にあっても、始動口1への始動入賞により出力される始動入賞信号1と、図柄1の変動表示の終了により出力される演出終了信号1に基づいてリーチ状態の発生を判定するとともに、始動口2への始動入賞により出力される始動入賞信号2と、図柄2の変動表示の終了により出力される演出終了信号2に基づいてリーチ状態の発生を判定するようにすれば良い。
また、前記実施例では、保留玉の減算を演出終了信号の入力に基づく送信データ列の受信時において計時を終了する際に減算更新するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの減算更新を、計時の開始時において実施するようにしても良い。
また、前記実施例において用いたパチンコ機2においては、確率変動状態中も時短状態になるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、確率変動状態中は時短状態とならないパチンコ機であっても良い。
また、前記実施例における図17に示すリーチ履歴画面においては、前述したように、通常モードの総リーチ回数並びに短縮モードの総リーチ回数と、通常モードのノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数、更に、短縮モードのノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数を表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図19に示すように、これら通常モードや短縮モードに代えて、大当り状態となる抽選確率の低い低確率状態となる通常遊技状態と時短状態と大当り状態において発生したリーチ回数である低確率中の総リーチ回数、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数と、大当り状態となる抽選確率の高い高確率状態となる確変状態において発生したリーチ回数である高確率中の総リーチ回数、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数とを、その比率とともに表示するようにしても良く、このようにした場合には、前記本実施例に示した確率変動中(確変中)において時短状態となるパチンコ機と、確率変動中(確変中)において時短状態とならないパチンコ機、のいずれのパチンコ機であっても確変中のリーチ回数と確変中以外のリーチ回数を表示することができる。
また、通常遊技状態では、スーパーリーチの種別としてA,B,Cが存在し、確変状態においてはスーパーリーチの種別としてA,B,C、Dが存在する(E,F、Gでも良い)ようなパチンコ機であれば、図17に示す種別の欄に、スーパーリーチの種別(例えば、スーパーリーチD)を表示することによって、より興味深いデータを提供することが可能となる。
具体的に、これら低確率中並びに高確率中の表示を実施する場合においてCPU142は、図10に示すリーチ履歴テーブルにおける遊技状態に代えて、その時点の確率状態、つまり、その時点の遊技状態が低確率状態となる通常遊技状態と時短状態と大当り状態であれば「低確」を格納し、その時点の遊技状態が高確率状態となる確変状態であれば「高確」を格納するようにしておくとともに、図17のリーチ履歴画面の表示における処理と同様に、総リーチ発生回数、総ノーマルリーチ回数、総スーパーリーチ回数は、その時点において遊技情報テーブルの選択された台番号に対応する総リーチ発生回数、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数にて集計されている回数から特定し、低確率の全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、確率状態として「低確」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、確率状態として「低確」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、確率状態として「低確」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
また、高確率の全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの選択された台番号に対応するリーチ履歴の内、確率状態として「高確」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、確率状態として「高確」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、確率状態として「高確」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出するようにすれば良い。
つまり、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、低確状態において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である低確中の全リーチ回数(低確状態第2演出発生回数)と、本発明における高確状態において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である高確中の全リーチ回数(高確状態第2演出発生回数)とを集計して状態別第2演出発生回数集計手段を形成し、これら集計された低確中の全リーチ回数(低確状態第2演出発生回数)並びに高確中の全リーチ回数(高確状態第2演出発生回数)とを、表示装置147のリーチ履歴画面において表示して状態別第2演出発生回数表示手段を形成しても良い。
また、前記実施例では、S11のステップにおいて開始された計時を、RAM143に各台番号に対応して設定されたタイマやカウントダウンタイマにより実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、RTC144からの出力時間に基づくタイムスタンプにより計時するようにしても良い。
また、前記実施例では、図17に示すリーチ履歴画面に、指定された台番号のパチンコ機のリーチ履歴と、当該パチンコ機のリーチに関する各種のデータとが、全て表示されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、個々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するようにしても良い。また、リーチ履歴画面には、1台分のパチンコ機のデータのみが表示されるようになっているが、複数台のパチンコ機のデータが表示されるようにしても良い。更に、個々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するとともに、各々の画面において複数台のパチンコ機の該当するデータが表示されるようにしても良い。
また、前記実施例では、その当日のデータを表示する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのデータとして、前日、前々日等のデータも記憶しておき、これら前日、前々日等のデータに基づいて、図17に示すリーチ履歴画面と同様のリーチ履歴画面(前日)、リーチ履歴画面(前々日)等を表示するようにしても良い。
また、前記実施例においては、収集ユニット5とホールコンピュータ140とを、ハブ7を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら収集ユニット5とホールコンピュータ140との間に、収集ユニット5とホールコンピュータ140とのデータ通信をとりもつ、例えば、遊技島毎に1台ずつ設置される中継ユニットを介して接続するようにしても良い。
また、前記実施例では、パチンコ機2から出力される各種の信号を検出する各検出手段として収集ユニット5を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホールコンピュータ140に、各パチンコ機2から出力される各種の信号を入力するための多数のI/Oポートを有するI/O部を設けて、各パチンコ機2から出力される各種の信号をホールコンピュータ140に直接入力できるようにしても良く、この場合においては、これらI/O部が本発明における、始動入賞信号検出手段、演出終了信号検出手段、状態識別信号検出手段、特定遊技状態信号検出手段に該当し、これら各検出手段となるI/O部を備えるホールコンピュータ140が、単体にて本発明における遊技情報管理装置となる。
また、前記実施例においては、4台のパチンコ機2に対して1台の収集ユニット5を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら収集ユニット5が対応する台数は、適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例においては、通常モードや短縮モードの識別や、通常遊技状態、大当り状態、確変状態、時短状態の識別をホールコンピュータ140にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの識別を例えば収集ユニット5や、前記中継ユニットにおいて実施して、該識別結果であるモード種別や遊技状態をホールコンピュータ140に送信するようにしても良い。
また、前記実施例においては、リーチ判定処理をホールコンピュータ140において実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、リーチ判定処理を収集ユニット5や、前記中継ユニットにおいて実施するとともに、S11において、各リーチ閾値時間を収集ユニット5や中継ユニットにセットしてカウントダウンタイマのカウントダウンを開始させ、該カウントダウンタイマのタイマアップに基づくリーチ判定の結果を、収集ユニット5または中継ユニットがホールコンピュータ140に通知するようにしても良い。
また、遊技機であるパチンコ機2に対応して、例えば、遊技情報を表示可能な表示部を備える呼び出しランプ等の情報表示装置を設けるようにし、ホールコンピュータ140にて集計・管理している各種データを、各情報表示装置において表示出力することで、これらリーチ状態に関する遊技情報、特には、対応するパチンコ機2における遊技情報を表示出力して、遊技者に提供できるようにしても良い。具体的には、情報表示装置において遊技者から情報要求操作を受付けることにより送信される、対応するパチンコ機2の台番号を特定可能な情報、例えば台番号自身を含む情報要求の受信に応じて、ホールコンピュータ140が、受信した情報要求に含まれる台番号に対応して管理している情報、例えば、該受信した台番号に対応してリーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴データを特定し、該特定したリーチ履歴データを情報要求の送信元の情報表示装置に返信することで、該リーチ履歴データが情報表示装置において表示されるようにすれば良い。
また、遊技機であるパチンコ機2に対応して、例えば、遊技情報を表示可能な表示部を備える呼び出しランプ等の情報表示装置を設けるようにし、ホールコンピュータ140にて集計・管理している各種データを、各情報表示装置において表示出力する場合において、ホールコンピュータ140に記憶・管理されている、当該情報表示装置が対応するパチンコ機2のリーチ履歴テーブルのリーチ履歴等のデータが更新される毎に、該更新後のリーチ履歴等のデータを、該情報表示装置に予め送信してメモリ等の記憶手段に記憶しておき、遊技者から情報要求操作を受付けることにより、前記メモリ等の記憶手段に記憶している更新後のリーチ履歴等のデータを表示出力するようにしても良い。