JP4658796B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
従って、単にメモリ容量を入出力手段の性能を満たすだけ搭載すれば、その部品構成上、最高の機能・性能を提供することが可能となるが、メモリ容量増加は単純にコストアップにつながることは言うまでも無い。
このような背景の基に、取り込んだ画像をリムーバブルメディアに記録する技術は既に公知となっているが、さらにシステム性能を最適化するための改良技術が求められている。
そこで、本発明ではこのリムーバブルメディアの性能を利用し、本体内蔵メモリの代わりに画像メモリとして利用するにあたり、リムーバブルメディアとの通信速度を把握することでシステム性能を最適化することを目的とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記メデイア制御部は、リムーバブルメデイアに画像データを上書きする場合には、リムーバブルメデイアに保存した通信速度情報は上書きを行わないように制御を行うことを特徴とする。
図1は本発明の画像形成装置の基本構成を示すブロック図である。基本機能としては、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、FAX機能を有する。
各ブロックへの指示や制御等を行うCPU1があり、ROM2に実行するプログラムが格納されており、システムによっては複数個搭載することで処理性能を向上させるシステムもある。RAM3はRAM制御部4を介してCPU1をはじめ、各ブロックの処理のデータ一時保存に活用される。
コピー、スキャナ機能における画像の入力手段としてスキャナエンジン5があり、その制御を司るスキャナ制御部6、スキャナエンジン5からの出力データを取り込む画像読み取り部7がある。画像読み取り部7に画像処理部10が接続されている。
更に、外部ホスト機器11を必要としないリムーバブルメディア13によるダイレクトプリント機能を搭載している。リムーバブルメディア13の種類としては、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、SDカード、MMC(マルチメディアカード)、メモリスティック、USBメモリ、CD、DVD等があるがこれらに限らない。
操作部16は機器操作のためのボタンや機器状態表示のためのインジケーター(LEDやLCD等の表示器、スピーカー等)等、機器操作者とのマンマシンインターフェース部であり、操作部I/F制御部17は操作部17と情報入出力を行う。プリンタ制御部18は印刷出力手段としてのプリンタエンジン19の制御を司る。
プリンタエンジン19はレーザー方式、LED方式、インクジェット方式等の作像方式がある。プリンタエンジン19は画像書き込み部20から印刷データが入力される。NVRAM21は不揮発メモリであり、機器固有の情報(例えばコピー枚数のカウンタ値等)を保持させる用途に使われる。
スキャナ制御部6により制御されたスキャナエンジン5から出力される原稿データは、画像読み取り部7でA/D変換等信号処理された後、画像処理部8に入力される。ここで印刷用データに画像処理され、RAM制御部4により本体RAM3に保存されるというのが一般的な処理の流れである。
ここでリムーバブルメディア13の制御を行うメディア制御部15に通信速度検出部22が設けられており、リムーバブルメディア13が挿入された場合に、メディア制御部15によりCPU1に割り込み等で通知され、CPU1からこの通信速度検出部22が起動され、通信速度が検出される。
テストデータ生成部32から生成されたテストデータはリムーバブルメディア13に書き込むために一旦データ送受信バッファ34に格納され、出力制御部23によりメモリ書き込みサイクルが発生され、データが出力される。書き込みに続き(S2)、読み出しサイクルを発生させ同データを読み出す(S3)。
このとき生成するテストデータは任意データで良いが、複数回読み書き動作をする場合には毎回インクリメントする等データを区別しても良い。読み出したデータがデータ送受信バッファ34に格納された時点で(S4)サイクルカウンタ33をストップさせる。
このカウンタ値が速度としてCPU1から読み出され、速度検出動作が完了し、図2の通信速度レジスタ24に一旦保存される(S6)と同時に、リムーバブルメディア13内にその情報を書き込んで良いかを操作部16の表示部を通してユーザーに確認を取る。書き込みOKかどうかを操作部16から入力してもらい、OKであればリムーバブルメディア13内に情報を書き込む。
図の例では「通信速度」情報の前後に「識別ID」、「登録日情報」を配置している。これら付帯情報を含めたデータはCPU1により管理、生成される。データサイズは例えば64bitで構成すると、「識別ID」は16bit、速度値は24bit、「登録日」は24bitである。
図2に戻り、通信速度レジスタ24に保存された速度情報からCPU1にてリムーバブルメディア13が画像メモリとして使用可能かどうかの判断をする。(この時の判断基準としては、さまざまな例が考えられるが、例えばプリンタエンジン19の持つ速度性能に対して、画像データ量の入出力が間に合うかどうか、どこまで印刷速度を上げることができるか等である。印刷速度を上げるためには、性能ボトルネックが本体メモリのスループットにある場合が考えられる。)
画像メモリとしてリムーバブルメディア13が使用可能と判断したら、保存先セレクタ25にて画像データ保存先をリムーバブルメディア13側に切り替えて、画像メモリとして利用する。
ここで通信速度情報を識別するために図5の例であれば識別IDにより認識することができるが、続くデータが通信速度情報であるかどうかもその値の範囲をあらかじめ決めておけばその識別の制度を上げることができる。
ここで通信速度情報が見当たらなかった場合は前述の速度検出動作を行い(S3)、速度情報を得て、リムーバブルメディア13へ速度情報書き込みしてよいかを操作部表示経由でユーザーに確認する(S4)。
操作部16からの入力により書き込みOKであれば(S5)、図5の例のような速度情報としてリムーバブルメディア13内に書き込み制御を行い(S6)、前記通信速度レジスタ24にコピーする(S7)。通信速度情報が既にリムーバブルメディア13内に存在していた場合は、速度検出動作は行わずその情報を前記通信速度レジスタ24にコピーする。得た速度情報を元に前述のように画像メモリとして使用可能かを判断し(S8)、使用可能であれば保存先セレクタ25により画像の保存先をリムーバブルメディア13に切り替える。
また、検出したリムーバブルメディアとの通信速度をリムーバブルメディア内に保存するので、検出した通信速度を対象のリムーバブルメディアに対応させて記録できる。
また、リムーバブルメディア内に保存する通信速度値を識別可能な通信速度情報として生成するので、リムーバブルメディア挿抜後でも情報を検索、再利用することができる。
また、挿入されたリムーバブルメディアの通信速度情報を検索するので、以前通信速度を検出し、記録された情報を再取得することができる。
また、挿入されたリムーバブルメディアの通信速度情報を検出した場合に通信速度検出の動作をキャンセルし、以前通信速度検出を行ったリムーバブルメディアに対して再度速度検出動作を行わないので、余計な処理を省き高速化を図ることができる。
また、検出したリムーバブルメディアとの通信速度をリムーバブルメディア内に保存してよいかをユーザーに確認することで、リムーバブルメディアを画像メモリとして利用する意図が無い場合や、リムーバブルメディア上にユーザーデータ等消去されては困るデータがあった場合に、上書きによるデータ消滅を防止することができる。
また、リムーバブルメディアに画像データを上書きする場合に保存した通信速度情報は上書きしないので、記録した通信速度情報を再利用することができる。
また、リムーバブルメディアを画像メモリとして使用するにあたり、メモリ書き込みの前段処理速度、読み出しの後段処理速度をメディア通信速度に応じて変更するので、メモリ速度に応じてシステム動作を最適化することができるため、メモリ速度を活かしたシステム性能を向上することができる。
15 メディア制御部
22 通信速度検出部
Claims (2)
- リムーバブルメデイアに対するデータの書き込み及び読み出しを行う画像形成装置において、リムーバブルメデイアに対するデータの書き込み及び読み出しを実現するための制御を司るメデイア制御部に備えられ、リムーバブルメデイアに対するデータの書き込み及び読み出しの速度を検出する通信速度検出部と、この通信速度検出部により検出したリムーバブルメデイアに対するデータの書き込み及び読み出しの速度情報を通信速度情報としてリムーバブルメデイア内に保存してよいかどうかを確認する機能を有する操作部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、前記メデイア制御部は、リムーバブルメデイアに画像データを上書きする場合には、リムーバブルメデイアに保存した通信速度情報は上書きを行わないように制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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