JP4658661B2 - 袖を有する上衣の作成方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、脇下マチ片の長手方向の曲率が袖ぐりの曲率に比べて小さく、脇下マチ片の全長が袖ぐりの全長に対して50%未満の長さである脇下マチを有する上衣が開示されている。
また特許文献1に記載の発明では、身頃及び袖の部材とは別に脇下マチを別部材として用意し、身頃及び袖に縫着するといったコスト面と作業面の欠点があった。
(A−1)後袖下線15、25、65の袖口側は直線又は袖中心方向に凹になる曲線のいずれかで構成し、後袖下線の袖付け線側は袖中心方向に凸になるように湾曲させた曲線で構成する。
(B)前袖下線14、24、64の長さと後袖下線15、25、65の長さとを等しくする。
(C)後袖下線15、25、65と袖付け線18、28との交点1Aを通り袖中心線13、23、63と直角に交わる直線M1よりも、前袖下線14、24、64と袖付け線18、28との交点1Bが袖口と反対側にある。
(D)後袖下線15、25、65と袖口線との交点を交点1Cとし、前記の交点1Aと1Cとを結ぶ直線をM3とする。前記の直線M1から袖口側にむけて1〜10cmの範囲内で平行線M2を引き、平行線M2上を直線M3から袖中心に向けて2〜3cmの範囲内で移動した点を点Tとする。交点1Aと点Tとを曲線15aで結び、交点1Cと点Tとを曲線15bで結んで、後袖下線15、25、65とする。曲線15aの曲率半径は、曲線15bの曲率半径よりも小さくする。さらに、曲線15aの曲率半径は、袖付け線18、28に近づくほど小さくする。曲線15bは袖中心方向に凹になる曲線、又は直線、又は凸になる曲線とする。また、点Tの位置は、交点1Cを通り、直線M1と直角に交わる直線M4よりも外側に位置させる。
袖60は図7(a)に示すように、袖中心線63を挟んで前袖部61及び後袖部62で構成され、前袖下線64と後袖下線65は袖中心線63を挟んで、袖60の両側端部に位置し、袖幅66は袖口の幅67よりも大きくなっている。なお図7に記す形状では袖山を有さないので、袖幅66と袖付け線68の長さが等しくなっている。
身頃と袖の関係を分かりやすく表現するために、次のように仮定して説明する。身頃のアームホール69を単純な円形とし、また袖60は袖山がなく前後の袖下線が直線である略円筒状の袖60とする。この袖を袖付け線68で身頃のアームホール69に縫着すると、図7(c)に示すように、水平に伸びた袖が身頃から出ているような状態になる。以下の説明ではこのような袖60の形状を基準として本発明に係る袖の形状を説明する。
図1(a)に示すように、本発明に係る袖10は、袖中心線13を挟んで前袖部11及び後袖部12で構成され、袖幅16は袖口の幅よりも大きくなっており、後袖下線15の袖付け線18付近を袖中心方向に凸になるように大きく湾曲させる。湾曲させることで基準の直線状の後袖下線(点線で記載)に比べて、後袖下線を長くすることができる(袖にした場合の袖下寸法が長くなる。)。前袖下線14は後袖下線15の湾曲によって長くなった分に合わせて寸法を伸ばす。この場合、図2に示すように、前袖下線14と袖付け線18との交点1Bが、後袖下線15と袖付け線18との交点1Aを通り袖中心線13と直角に交わる直線M1よりも、袖口と反対側(図2では、直線M1よりも上側)にくるようにすると、図1(a)に示すように、袖幅16の長さを基準の袖の場合と変えずに、或いはほぼ同等の範囲内で、前袖下線14の長さを長くすることができる。また、図1(b)に示すように、袖幅16が大きくなるように、袖付け線18を延長することで前袖下線14の長さを長くしてもよい。
また、図1(a)に示した形状では、基準となる袖の袖幅と比べても、袖幅をほぼ同等の範囲内とすることができるのでたるみが少なく、また袖下線を延ばすことで腕を挙げやすくし、かつ後袖下線に設けた湾曲によって腕を下ろした状態では人体の前腋点近傍に沿うように立体的に折りたたまれる袖形状とすることができる。
本実施例は、セットインスリーブタイプの半袖で、男性用のLサイズの場合を示す。基本的な形状は図5で説明したところと同様であり、袖20は袖中心線23を挟んで前袖部21及び後袖部22で構成され、袖山29を有する。
袖20における各寸法は、前袖下線24が17.9cm、後袖下線25が17.9cm、袖幅L1が50cm、袖口の幅L2が37cm、袖中心線の長さL3が21.5cm、袖山の高さは前袖側L4が5cm、後袖側L5が6cm、袖付け線28の長さが51.4cmである。
11、21、61 前袖部
12、22、62 後袖部
13、23、63 袖中心線
14、24、64 前袖下線
15、25、65 後袖下線
16、66 袖幅
18、28 袖付け線
19、29 袖山
15a 曲線、湾曲部
15b 曲線
67 袖口の幅
68 袖付け線
69 アームホール
70 皮膚
1A、1B、1C 交点
M1、M2、M3、M4 直線
T 点
L1 袖幅
L2 袖口の幅
L3 袖中心線の長さ
L4、L5 袖山の高さ
Claims (1)
- 袖中心線(13、23)を挟んで前袖部(11、21)及び後袖部(12、22)で袖(10、20)が作成され、前記袖の前袖下線(14、24)と後袖下線(15、25)とを縫着し筒状とした袖を有する上衣の作成方法であって、前記後袖下線の袖口側及び袖付け線側が、それぞれ袖口及び袖付け線からの長さが全体の長さの1/6〜1/2程度の範囲内であり、前記の袖が少なくとも以下の(A−1)、(B)、(C)、(D)の要件の全てを含むように作成されることを特徴とする袖(10、20)を有する上衣の作成方法。
(A−1)後袖下線(15、25)の袖口側は直線又は袖中心方向に凹になる曲線のいずれかで構成し、後袖下線の袖付け線側は袖中心方向に凸になるように湾曲させた曲線とする。
(B)前袖下線(14、24)の長さと後袖下線(15、25)の長さとを等しくする。
(C)後袖下線(15、25)と袖付け線(18、28)との交点(1A)を通り袖中心線(13、23)と直角に交わる直線(M1)よりも、前袖下線(14、24)と袖付け線(18、28)との交点(1B)を袖口と反対側に位置させる。
(D)後袖下線(15)と袖口線との交点を交点(1C)とし、前記の交点(1A)と(1C)とを結ぶ直線を(M3)とする。前記の直線(M1)から袖口側にむけて1〜10cmの範囲内で平行線(M2)を引き、平行線(M2)上を直線(M3)から袖中心に向けて2〜3cmの範囲内で移動した点を点(T)とする。交点(1A)と点(T)とを曲線(15a)で結び、交点(1C)と点(T)とを曲線(15b)で結んで、後袖下線(15、25)とする。曲線(15a)の曲率半径は、曲線(15b)の曲率半径よりも小さくする。さらに、曲線15aの曲率半径は、袖付け線(18、28)に近づくほど小さくする。曲線(15b)は袖中心方向に凹になる曲線、又は直線、又は凸になる曲線とする。また、点(T)の位置は、交点(1C)を通り、直線(M1)と直角に交わる直線(M4)よりも外側に位置させる。
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