JP4658076B2 - 画像送信装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
このような画像送信装置としては例えば、特許文献1に記載のように、画像送信先のクライアント装置から事前に送られてくる読み取り解像度等のスキャン条件を格納し、そのスキャン条件が選択され、クライアント端末毎に設定されているパスワードの入力があった場合に、格納しておいた条件で画像の読み取りを行い、上記のクライアント端末に送信するネットワークスキャナ装置が知られている。
また、特許文献2に記載のような、ネットワーク接続対応のTWAINドライバを用い、画像データの送信先となる情報処理装置の側から画像送信装置に読み取り条件を設定して読み取りを行うネットワークスキャナも知られている。
そして、画像送信装置にこのような機能を設ければ、送信先の装置の側で特に操作を行わなくても、画像送信装置が自動的に送信先の装置に合った条件で画像の読み取りを行って読み取った画像データを送信できるため、画像送信装置の操作性を向上させることができる。
しかし、このような不一致があった場合に適切な動作が行えるようにする制御の手法は、従来知られていなかった。
さらに、上記画像管理手段が管理する画像データを、ユーザの指示に従って加工し、その画像データと対応する読み取り条件を、その加工後の画像データの内容に合わせて改変する手段を設けるとよい。
あるいは、どの項目についてなら、上記第2の読み取り条件の内容を偽っても送信先での処理に支障がないか、を示す設定を受け付ける偽装可能範囲設定手段を設け、上記偽装可否判断手段が、上記偽装可能範囲設定手段が受け付けた設定が示す項目について、条件の内容を偽っても支障がないと判断するようにしてもよい。
さらにまた、上記送信履歴記憶手段に記憶している送信履歴に含まれる上記第1の読み取り条件及び上記第2の読み取り条件から、任意の読み取り条件を選択して、ユーザから送信すべき画像の読み取りに使用する読み取り条件の設定を受け付ける際のデフォルト読み取り条件として使用する手段を設けるとよい。
また、上記偽装可否判断手順を、上記第2の読み取り条件による読み取りで得た画像データが、上記第1の読み取り条件による読み取りで得られる画像データ以下の容量のものであると判断した場合に、条件の内容を偽っても支障がないと判断する手順としてもよい。
また、上記の各制御方法において、上記画像送信装置に、画像データの送信を行った場合に、その画像データと共に、送信履歴として、上記第1の読み取り条件及び上記第2の読み取り条件を記憶する送信履歴記憶手順と、上記送信履歴記憶手順で記憶した情報に基づき、上記送信履歴と対応させて、上記第1の読み取り条件と上記第2の読み取り条件との相違有無及び、それらの読み取り条件の内容を表示する手順とを実行させるとよい。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の一実施形態である画像送信装置のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、この画像送信装置100は、CPU101,ROM102,RAM103,HDD(ハードディスクドライブ)104,操作パネル105,通信I/F106,スキャナエンジン107を備え、これらがシステムバス108により接続されている。
ROM102は、不揮発性の記憶手段であり、CPU101が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM102を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
HDD104は、CPU101が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値、スキャナエンジン107によって読み取った画像データ等の種々のデータを記憶する。HDD104に代えて光ディスク等の他の記憶手段をこの用途に用いてもよい。
逆に、先に画像送信装置100側で設定されている読み取り条件に従って読み取りを行い、その後、情報処理装置200にアクセスして読み取り条件を取得し、その条件を考慮した送信を行うこともできる。そして、この場合において、画像送信装置100側で設定されている読み取り条件と、送信先から取得した読み取り条件とが一致しない場合にも、その内容を考慮した適切な動作を行うことができる。
そして、情報処理装置200には、必須ではないが、電源投入時に、画像送信装置100に自身の存在を通知し、画像送信装置100との間で、互いに互いの存在を認識し合えるようにすると共に、画像送信装置100を利用可能なネットワークスキャナとして登録する機能を設けるとよい。
まず図2に、画像送信装置100及び情報処理装置200の、読み取り条件の設定と画像データの送信に関連する部分の機能ブロック図を示す。
この図に示すように、画像送信装置100は、読み取り条件の設定と画像データの送信に関連する機能を有する機能部として、画像送信アプリケーション110,パネル制御部120,通信管理部131,読み取り制御部132を有する。これらの各部の機能は、CPU101が適当な制御ソフトウェアを実行することにより実現されるものである。記憶装置133は、RAM103及びHDD104である。
読み取り制御部132は、スキャナエンジン107の制御権を有するアプリケーションからの要求に応じて、スキャナエンジン107を制御して指定された読み取り条件に従って原稿の画像を読み取らせ、その読み取りで得た画像データをアプリケーションに渡す機能を有する。
このうち、送信側条件記憶部111は、操作パネル105の操作により設定された読み取り条件や、読み取った画像データの送信先を示す宛先情報を記憶する機能を有する。ここに記憶された読み取り条件が、画像送信装置100側で設定されている読み取り条件となる。
また、宛先情報は、IPアドレス等により指定するが、図示しないアドレス帳等を利用して設定できるようにすることが考えられる。また、これらの情報は、ネットワークを介して通信可能な外部の装置(情報処理装置200であってもよい)から、ウェブブラウザやクライアントソフトウェアを用いて画像送信装置100にアクセスして設定できるようにしてもよい。
この改変に関する機能を実現するのが、差異抽出部114、偽装可否判定部115、および条件改変部116である。
偽装可否判定部115は、偽装可否判断手段であり、差異抽出部114が差異を検出した場合、送信する画像データの読み取りに使用した読み取り条件を偽装して送信先装置から取得した読み取り条件に合わせても送信先装置での処理に支障がないか否かを判断する機能を有する。
送信データ管理部118は、読み取りで得た画像データやその読み取りに用いた読み取り条件、画像データ送信中断通知等を管理し、送信時に通信管理部131に送信を要求する機能を有する。また、読み取り条件管理部113からの指示に基づき、画像データの読み取りに用いた読み取り条件を改変する機能も有する。
そして、通信管理部201は、通信I/Fを制御し、画像送信装置100を始めとする外部装置との間でのデータ通信を管理する機能を有する。
なお、読み取り条件に、情報処理装置200側の読み取り条件の使用を強制する強制情報(Must)や、情報処理装置200側の読み取り条件の使用を任意で要求する任意情報(Want)といった優先度の情報を付すこともできる。
上述の通り、画像データの送信の際には、画像送信装置100が情報処理装置200にアクセスし、情報処理装置200において設定されている読み取り条件を取得する。そして、この取得を画像データの読み取り前に行えば、スキャナエンジン107の能力の範囲内で、情報処理装置200から受信した読み取り条件に従って読み取りを行い、画像送信装置100側で読み取り条件を設定しなくても、情報処理装置200での利用に適した画像データを送信することができる。
この実施形態において特徴的な動作は、このように、先に画像の読み取りを行ってしまってから情報処理装置200にアクセスする場合の動作であるので、ここでは、このような場合の画像送信装置100及び情報処理装置200の動作について説明する。
図3に示す動作では、画像送信装置100は、操作パネル105により、読み取り条件及び画像データの送信先の設定を随時受け付けており(S11)、これらが設定された後、読み取り開始指示を検出すると(S12)、ステップS11で受け付けた画像送信装置100側の読み取り条件にてスキャナエンジン107を駆動し、原稿の画像を読み取ってその画像データを取得する(S13)。そして、読み取りが完了すると(S14)、画像データ送信準備完了通知を、送信先として設定されている情報処理装置200に送信する(S15)。
また、ステップS17〜S19及びS21〜S25の処理は、ステップS13で得られた画像データが複数ページのものである場合、画像1ページ毎に行う。そして、読み取り条件は、ページ毎に異なる場合もある。
また、ここでは送信先が1つだけである例について示したが、送信先が複数ある場合には、送信先毎にステップS15乃至S25の処理を行う。
図4及び図5は、この部分で行う処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、読み取りで得た画像データが複数ページのものであれば、ページ毎に行い、さらに、送信先が複数ある場合には送信先毎に行うものである。
図3のステップS17(図4に示す処理の開始)の時点までには、ステップS16で送信先から通知された読み取り条件を、図6に示すように、送信先毎に記憶しておく。ただし、各送信先と対応する処理は、並列して行うことができ、ある送信先に関する読み取り条件が記憶できていれば、その送信先については、図4及び図5に示す処理を進めることができる。また、図3のステップS13での読み取りで使用した読み取り条件は、これとは別に記憶しておく。
そして、まずステップS101で、送信先である情報処理装置200から取得した読み取り条件と、実際に読み取りに使用した読み取り条件とを比較して、これらが相違する項目を抽出する。なお、優先度の設定により、任意に従えばよい旨が指定された項目がある場合、その項目の条件には必ずしも従う必要がないため、「どんな設定でもよい」と解釈し、必ず読み取りに使用した読み取り条件と一致すると判断する。
このステップS102の処理では、CPU101が差異検出手段として機能する。
一方、ステップS102で相違する項目があった場合、読み取り条件の偽装について検討すべく、ステップS103以下に進む。
まず、ステップS105で、処理対象の項目は画像データの処理に影響のない項目か否か判断する。このような項目としては、例えば、ADFに載置した原稿を読み取るかコンタクトガラス上に載置した原稿を読み取るかを指定する原稿ハンドリングや、原稿の片面を読み取るか両面を読み取るかを指定する読取面の項目のように、原稿の取扱い方法を規定する項目が挙げられる。一般に、一旦読み取って画像データにしてしまえば、元の原稿がどこに置かれ、その原稿のどの面に画像が記載されていたかは、データが示す画像の内容には関係ないためである。
しかし、画像データを送信先の装置に処理させる際には内容を偽っても問題がない項目であっても、画像を見るユーザにとっては、画像の内容が想定と違うという問題が生じる場合がある。そこで、どの項目を、画像データの処理に影響のない項目として取り扱うかを、ユーザが設定できるようにすることも考えられる。
この図に示した条件選択画面140は、操作パネル105に備える表示部に表示させる画面である。そして、この画面においては、読み取り条件を設定可能な項目毎に、内容を偽って送信してよいか(OK:ステップS106でYESにする)、内容を偽ってまで送信しないか(NG:ステップS106でNOにする)の選択を受け付ける。
符号141で示すのが、項目を示す項目表示部であり、符号142で示すのが、OKとNGの選択を受け付けるためのボタンである。前ページボタン143と次ページボタン144は、別の項目についての設定を受け付けるページに切り換えるためのボタンである。OKボタン145は、設定を確定させて条件選択画面140から抜けるためのボタンである。
なお、条件選択画面140での設定は、読み取り条件を設定可能な全ての項目について受け付けてもよいし、予め一応画像データの処理に影響がないと思われる項目をピックアップしておき、その項目についてのみ受け付けるようにしてもよい。
ステップS105でYESの場合、処理はステップS110に進み、送信先に通知する読み取り条件のうち、処理対象としている項目を、送信先から通知された内容に合わせて改変し、図4のステップS103に戻る。
ステップS105でNOの場合、ステップS106に進み、画像条件判断が有効か否か判断する。画像条件判断は、ステップS107の判断であり、処理対象の項目における、送信先から通知された読み取り条件の内容と、実際に読み取りに使用した読み取り条件の内容との相違は、実際に読み取りに使用した読み取り条件の内容を偽って送信先から通知された読み取り条件の内容に合わせた場合に、原稿画像からの情報の欠落が生じるものか否かを基準とした、条件偽装可否判断である。詳細については後述する。
以上の処理において、ステップS105,S107,S109の処理では、CPU101が偽装可否判断手段として機能する。
また、ステップS106及びS108での有効/無効の判断は、ユーザが情報処理装置200に設定したパラメータの値に従って行う。
この図に示した基準選択画面150も、操作パネル105に備える表示部に表示させる画面である。そして、この画面においては、画像条件ボタン151及び容量条件ボタン152により、画質条件と容量条件の有効/無効の設定を、独立にトグルで受け付ける。
上述の通り、画像条件は、読み取り条件を偽装した場合に原稿画像からの情報の欠落が生じるか否かに基づく判断基準である。画像条件の場合、データ容量については考慮しない。
例えば、画像のサイズについて、送信先から「A4」の条件が通知されているにも関わらず、画像をA3サイズで読み取ってしまっていた場合を考える。この場合、読み取った画像データをA4だと偽って送信してしまうと、送信先では、そのA3サイズの画像のうちA4サイズの部分だけを切り出して処理に使用してしまい、それ以外の部分が欠落してしまうことが考えられる。送信先において、画像送信装置100から受け取った画像データを、予めサイズを決めて用意したキャンバスに貼り付ける処理を行うような場合には、この危険性が高い。
画像条件では、これらのように、送信先で処理用の画像を受け入れる領域として用意している領域からはみ出すことになる場合には、画像データからの情報の欠落が生じるため、読み取り条件の偽装はできないと判断する。
同様の例としては、送信先の条件より多いページ数の画像データを送信する、送信先の条件より多い色数の画像を送信する、送信先の条件より高い解像度の画像データを送信する等が挙げられる。
また、これ以外に、画像データを送信したとしても送信先においてその画像データを解釈できないと判断できる場合にも、画像データからの情報の欠落が生じるとする。例えば、画像データのデコードや圧縮の形式が送信先から通知されたものと異なる場合は、これに該当する。
上述の通り、容量条件は、画像データの容量に基づく判断基準である。容量条件の場合、画像条件とは逆に、画像情報の欠落については考慮しない。
例えば、画像の解像度について考えた場合、送信先から「100dpi」の条件が通知されているにも関わらず、画像を300dpiで読み取ってしまっていた場合を考える。この場合、送信する画像データの容量は、送信先で想定している容量よりも大きくなり、送信先でその画像データを記憶させるためのRAMやHDDの容量を圧迫し、送信先においてシステムリソースに対する負荷を想定以上に大きなものにしてしまうことが考えられる。そこで、このような場合には、読み取り条件を偽装できないと判断する。
ここでは、サイズ及びカラー設定の項目は、画像条件に従って判断し、解像度の項目は、容量条件に従って判断し、原稿ハンドリングの項目は、画像データの処理に影響のない項目として取り扱うとする。
これに対し、送信先である情報処理装置200からは、サイズがA4横であり、その他の項目は読み取りに用いたものと同じ値の読み取り条件が通知されたとする。
なお、このように一部のページの送信を中止する場合、その前後で画像データ送信のジョブを区切り、別の送信ジョブとして送信するようにしてもよい。
なお、仮に情報処理装置200から通知された読み取り条件においてサイズがA5横だったとすると、画像送信装置100は、この項目については偽装不可と判断することになる。従って、他の項目が偽装可であったとしても、画像データの送信を中止する。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。なお、ここで説明する変形例についても、上述した実施形態と対応する部分については、同じ符号を用いる。
上述した実施形態の変形としては、まず、画像データの送信前に、ユーザの指示により画像データを加工して、送信先から通知された読み取り条件に合わせることができるようにすることが考えられる。
このフローチャートに示す処理は、図5の破線部分の処理に、ステップS121乃至S124の処理を追加したものである。
そして、ステップS123で、加工可であったか否か判断し、加工可であれば、ステップS124に進み、送信用の画像データを、送信先から通知された読み取り条件に合わせて加工する。この加工の際には、元の画像を保存しておき、後で別の送信に使えるようにしておくとよい。
ステップS124の後は、図5のステップS111に進み、送信先に通知する読み取り条件のうち、処理対象としている項目を、送信先から通知された内容に合わせて(加工後の画像データに合ったものに)改変する。
この図に示す履歴画面160は、操作パネル105に備える表示部に表示させる画面である。そして、履歴リスト表示部161に、情報処理装置200が試みた画像データ送信ジョブの内容及び実行結果の情報を表示している。
前頁ボタン163及び次頁ボタン164は、履歴リスト表示部161に表示するジョブを切り換えるためのボタンである。削除ボタン165は、履歴リスト表示部161で選択したジョブの履歴を削除するためのボタンである。閉じるボタン166は、履歴画面160を閉じて前の画面に戻るためのボタンである。
この読取条件設定画面170においては、条件設定ボタン171により、送信する画像の読み取り条件の設定を受け付ける。図で黒白反転で示しているのが、各項目で現在選択されている条件を示すボタンであり、他のボタンを押下することにより、設定内容を変更することができる。前頁ボタン172及び次頁ボタン173は、画面に表示させる設定項目を切り換えるためのボタンである。スタートボタン174は、画像の読み取りと送信の開始を指示するためのボタンである。
なお、送信先から取得した読み取り条件と、読み取りに用いた読み取り条件の双方を表示することは必須ではないし、双方を表示する場合でも、条件は一方のみを記憶し、他方はその条件との差分として記憶するようにしてもよい。
まず、上述した実施形態では、画像データの送信時に読み取り開始指示があってから画像の読み取りを行う例について説明したが、画像送信装置が送信する画像データは、送信時に原稿を読み取って得たものには限らず、読み取り条件が把握できるものであれば、予め読み取ったり、他の装置から取得したりしてHDD等に蓄積しておいたものでもよい。また、読み取り条件の内容に相当するパラメータの値が把握できるものであれば、カメラで撮影する等、原稿読み取り以外の手段で得られた画像データでもよい。
また、複数の装置に画像データを送信する場合、一部の送信先から読み取り条件を取得し、他の送信先からは読み取り条件の取得が行えないうちに、タイムアウト等により読み取りを開始してしまうことも考えられる。このような場合には、読み取り条件を取得済みの送信先については、その読み取り条件を考慮した読み取りを行い、そうでない送信先については、上述した実施形態のように読み取り条件の偽装について考慮するようにしてもよい。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
従って、この発明を適用することにより、画像送信装置の使い勝手を向上させることができる。
104:HDD、105:操作パネル、106:通信I/F、
107:スキャナエンジン、108:システムバス、
110:画像送信アプリケーション、111:送信側条件記憶部、
112:送信先条件取得部、113:読み取り条件管理部、114:差異抽出部、
115:偽装可否判定部、116:条件改変部、117:読み取り条件設定部、
118:送信データ管理部、120:パネル制御部、121:操作受付部、
122:表示制御部、131:通信管理部、132:読み取り制御部、
133:記憶装置、200:情報処理装置
Claims (12)
- ネットワークを介して通信可能な外部装置に対して読み取りで得た画像データを送信する画像送信手段と、
読み取り済みの画像データ及びその画像データの各ページの読み取りに用いた読み取り条件を管理する画像管理手段と、
画像データの送信先の外部装置から送信する画像の読み取り条件として第1の読み取り条件を取得する読取条件取得手段と、
送信すべき画像のページ毎に、前記第1の読み取り条件と、該送信すべき画像の読み取りに用いた第2の読み取り条件との差異を検出する差異検出手段と、
該差異検出手段があるページの画像について差異を検出した場合、そのページの画像について、前記第2の読み取り条件の内容を偽って前記第1の読み取り条件に合わせても送信先での処理に支障がないか否か判断する偽装可否判断手段とを設け、
前記画像送信手段に、送信すべき複数ページの画像のうちあるページの画像について、該偽装可否判断手段が条件の内容を偽っても支障がないと判断した場合に、そのページの画像を前記第1の読み取り条件で読み取ったとして前記外部装置に画像データを送信し、該偽装可否判断手段が、前記あるページの画像について条件の内容を偽ると支障があると判断した場合に、そのページの画像の送信を中止して次のページの画像に関する処理に進む手段を設けたことを特徴とする画像送信装置。 - 請求項1記載の画像送信装置であって、
前記偽装可否判断手段が、前記第2の読み取り条件による読み取りで得た画像データを、前記第1の読み取り条件による読み取りで得た画像データであると解釈して処理に用いた場合でも、画像データからの情報の欠落が生じない場合に、条件の内容を偽っても支障がないと判断することを特徴とする画像送信装置。 - 請求項1又は2記載の画像送信装置であって、
前記画像管理手段が管理する画像データを、ユーザの指示に従って加工し、該画像データと対応する読み取り条件を、その加工後の画像データの内容に合わせて改変する手段を有することを特徴とする画像送信装置。 - 請求項1記載の画像送信装置であって、
前記偽装可否判断手段が、前記第2の読み取り条件による読み取りで得た画像データが、前記第1の読み取り条件による読み取りで得られる画像データ以下の容量のものであると判断した場合に、条件の内容を偽っても支障がないと判断することを特徴とする画像送信装置。 - 請求項1記載の画像送信装置であって、
どの項目についてなら、前記第2の読み取り条件の内容を偽っても送信先での処理に支障がないか、を示す設定を受け付ける偽装可能範囲設定手段を設け、
前記偽装可否判断手段が、前記偽装可能範囲設定手段が受け付けた設定が示す項目について、条件の内容を偽っても支障がないと判断することを特徴とする画像送信装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項記載の画像送信装置であって、
画像データの送信を行った場合に、その画像データと共に、送信履歴として、前記第1の読み取り条件及び前記第2の読み取り条件を記憶する送信履歴記憶手段と、
前記送信履歴記憶手段に記憶している情報に基づき、前記送信履歴と対応させて、前記第1の読み取り条件と前記第2の読み取り条件との相違有無及び、それらの読み取り条件の内容を表示する手段とを設けたことを特徴とする画像送信装置。 - 請求項6記載の画像送信装置であって、
前記送信履歴記憶手段に記憶している送信履歴に含まれる前記第1の読み取り条件及び前記第2の読み取り条件から、任意の読み取り条件を選択して、ユーザから送信すべき画像の読み取りに使用する読み取り条件の設定を受け付ける際のデフォルト読み取り条件として使用する手段を有することを特徴とする画像送信装置。 - ネットワークを介して通信可能な外部装置に対して読み取った画像データを送信する画像送信手段を有する画像送信装置の制御方法であって、
前記画像送信装置に、
読み取り済みの画像データ及びその画像データの各ページの読み取りに用いた読み取り条件を管理する画像管理手順と、
画像データの送信先の外部装置から送信する画像の読み取り条件として第1の読み取り条件を取得する読取条件取得手順と、
送信すべき画像のページ毎に、前記第1の読み取り条件と、送信すべき画像の読み取りに用いた第2の読み取り条件との差異を検出する差異検出手順と、
該差異検出手順であるページの画像について差異を検出した場合、そのページの画像について、前記第2の読み取り条件の内容を偽って前記第1の読み取り条件に合わせても送信先での処理に支障がないか否か判断する偽装可否判断手順と、
該偽装可否判断手順で、送信すべき複数ページの画像のうちあるページの画像について、条件の内容を偽っても支障がないと判断した場合に、そのページの画像を前記第1の読み取り条件で読み取ったとして前記画像送信手段により前記外部装置に画像データを送信し、該偽装可否判断手順で、前記あるページの画像について条件の内容を偽ると支障があると判断した場合に、そのページの画像の送信を中止して次のページの画像に関する処理に進む手順とを実行させることを特徴とする画像送信装置の制御方法。 - 請求項8記載の画像送信装置の制御方法であって、
前記偽装可否判断手順が、前記第2の読み取り条件による読み取りで得た画像データを、前記第1の読み取り条件による読み取りで得た画像データであると解釈して処理に用いた場合でも、画像データからの情報の欠落が生じない場合に、条件の内容を偽っても支障がないと判断する手順であることを特徴とする画像送信装置の制御方法。 - 請求項8記載の画像送信装置の制御方法であって、
前記偽装可否判断手順が、前記第2の読み取り条件による読み取りで得た画像データが、前記第1の読み取り条件による読み取りで得られる画像データ以下の容量のものであると判断した場合に、条件の内容を偽っても支障がないと判断する手順であることを特徴とする画像送信装置の制御方法。 - 請求項8記載の画像送信装置の制御方法であって、
前記画像送信装置に、
どの項目についてなら、前記第2の読み取り条件の内容を偽っても送信先での処理に支障がないか、を示す設定を受け付ける偽装可能範囲設定手順を実行させ、
前記偽装可否判断手順を、前記偽装可能範囲設定手順で受け付けた設定が示す項目について、条件の内容を偽っても支障がないと判断する手順としたことを特徴とする画像送信装置の制御方法。 - 請求項8乃至11のいずれか一項記載の画像送信装置の制御方法であって、
前記画像送信装置に、
画像データの送信を行った場合に、その画像データと共に、送信履歴として、前記第1の読み取り条件及び前記第2の読み取り条件を記憶する送信履歴記憶手順と、
前記送信履歴記憶手順で記憶した情報に基づき、前記送信履歴と対応させて、前記第1の読み取り条件と前記第2の読み取り条件との相違有無及び、それらの読み取り条件の内容を表示する手順とを実行させることを特徴とする画像送信装置の制御方法。
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