JP4656914B2 - ワイヤロープ交差部締結具およびワイヤロープ交差部締結構造 - Google Patents

ワイヤロープ交差部締結具およびワイヤロープ交差部締結構造 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤロープを網目状ないしは格子状に交差させて、斜面(法面)の浮石や転石を押さえ、落石を防止する落石防止工法において、ワイヤ交差部を締結するワイヤロープ交差部締結具および締結構造に関する。
従来より、この種のワイヤロープ交差部締結具としては、例えば、特許文献1〜4に示されるように、ロープ嵌合溝をそれぞれ設けられた2個ないしは3個の金属製の締付体を、前記ロープ嵌合溝に互いに交差するワイヤロープを嵌合した状態で、ボルト等により互いに締め付けてワイヤロープを挾持するものが知られている。そして、従来のこのような形式のワイヤロープ交差部締結具としては、締付体を鋳物或いは鍛造製とし、締付体の厚みを厚くしたものが通常使用されていたが、締付体を比較的薄い金属板からプレス加工したものも存在した。
特開2003−129484号公報 特開2003−206535号公報 特開2004− 76294号公報 特開2004−244946号公報
実際に前記落石防止工法を施工するときは、一人一人の作業者が多数のワイヤロープ交差部締結具を腰にぶら下げる等して自ら携行し、斜面で作業を行うことになる。しかるに、前記従来の鋳物或いは鍛造製のワイヤロープ交差部締結具は、重いため、その重量により作業者が斜面上でバランスを崩してしまい、斜面から転落して重大な事故となることがあるという問題があった。
他方、プレス加工品からなる従来のワイヤロープ交差部締結具は、軽量とすることはできるが、ロープ嵌合溝は設けられていても全体に平板に近い形状とされていたので、剛性が小さいため、締め付けても締付体に対しワイヤロープが滑ってしまい、十分な締結強度が得られないという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ワイヤロープ交差部締結具を軽量とすることができるワイヤロープ交差部締結具およびワイヤロープ交差部締結構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、締結強度を大きくすることができるワイヤロープ交差部締結具およびワイヤロープ交差部締結構造を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
本発明によるワイヤロープ交差部締結具は、落石防止工法において網目状ないしは格子状に交差されるワイヤロープの交差部を締結するワイヤロープ交差部締結具であって、
金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第一のロープ嵌合溝と、ねじ挿通穴および(または)ねじ穴とを有する第一の締付体と、
前記第一の締付体とは別体であって、金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第二のロープ嵌合溝と、ねじ挿通穴および(または)ねじ穴とを有する第二の締付体とを有してなり、
前記第一および第二のロープ嵌合溝は前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでおらず、
前記第一および第二の締付体は、前記周壁部の先端側同士をそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、互いに交差する前記ワイヤロープを前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝にそれぞれ嵌合されるとともに、前記ワイヤロープの交差部を該第一および第二の締付体の前記底部間に収容した状態で、前記ねじ挿通穴に挿通された雄ねじおよび(または)前記ねじ穴に螺合された雄ねじを用いて互いに締め付けられることにより、前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝部分で前記ワイヤロープをそれぞれ挾持するようになっており、
前記ワイヤロープは前記雄ねじの外周には巻き掛けられておらず、かつ前記第一および第二のロープ嵌合溝が前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでいないことにより、前記ワイヤロープは互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合うようになっているものである。
また、本発明によるワイヤロープ交差部締結構造は、落石防止工法において網目状ないしは格子状に交差されるワイヤロープの交差部を締結するワイヤロープ交差部締結構造であって、
金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第一のロープ嵌合溝とを有する第一の締付体と、
前記第一の締付体とは別体であって、金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第二のロープ嵌合溝とを有する第二の締付体と、
前記第一および第二の締付体を締め付ける雄ねじを有する締付手段とを有してなり、
前記第一および第二のロープ嵌合溝は、それぞれ前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでおらず、
前記第一および第二の締付体は、前記周壁部の先端側同士をそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、互いに交差する前記ワイヤロープを前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝にそれぞれ嵌合されるとともに、前記ワイヤロープの交差部を該第一および第二の締付体の前記底部間に収容した状態で、前記締付手段により締め付けられることにより、前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝部分で前記ワイヤロープをそれぞれ挾持しており、
前記ワイヤロープは前記雄ねじの外周には巻き掛けられておらず、かつ前記第一および第二のロープ嵌合溝が前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでいないことにより、前記ワイヤロープは互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合っているものである。
本発明においては、ワイヤロープ交差部締結具の各締付体は、底部と周壁部とを有し、周壁部にロープ嵌合溝を設けられているので、全体の肉厚を薄くし、軽量化することができる。何故ならば、周壁部を十分高くしさえすれば、各締付体の厚みを厚くしなくても、ロープ嵌合溝の深さを十分な深さとすることができるからである。
また、各締付体は、底部と周壁部とを有しているので、剛性を大きくし、これにより締結強度を大きくすることができる。
さらに、各ワイヤロープは、各締付体のロープ嵌合溝間で挾持されるだけではなく、互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合うので、これによってもロープ交差部のすべりを抑止し、締結強度を大きくすることができる。
また、第一および第二の締付体を金属製とするとともに、プレス絞り加工により容器状とすれば、各締付体の剛性を大きくし、さらに一層締結強度を大きくすることができる。
本発明のワイヤロープ交差部締結具および締結構造においては、ワイヤロープ交差部締結具を軽量化するとともに締結強度を大きくすることができる。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1〜15は本発明の実施例1を示している。図1〜5は本実施例におけるワイヤロープ交差部締結具1の第一の締付体2を示しており、この第一の締付体2は、基本的には鋼鉄等の金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、大略おむすび形をなす底部3と、この底部3の周縁部から全周に渡って立ち上がった周壁部4とを有している。前記底部3には、雌ねじを設けられていない2つのねじ挿通穴5,6と1つのバーリング加工されたねじ穴7とが設けられている。前記周壁部4には、該周壁部4の先端4a(上端)から底部3側に落ち込む第一のロープ嵌合溝8の第一の部分8aおよび第二の部分8b、並びに第二のロープ嵌合溝9の第一の部分9aおよび第二の部分9bが設けられている。前記第一のロープ嵌合溝8の第一および第二の部分8a,8bは、周壁部4のうちの互いに対向する2箇所の位置に分断されて設けられている。同様にして、前記第二のロープ嵌合溝9の第一および第二の部分9a,9bは、周壁部4のうちの互いに対向する2箇所の位置に分断されて設けられている。そして、前記第一および第二のロープ嵌合溝8,9は互いに垂直をなす方向に設けられている。前記第一のロープ嵌合溝8の第一および第二の部分8a,8bの底面、並びに第二のロープ嵌合溝9の第一および第二の部分9a,9bの底面はそれぞれ横断面円弧状とされている。
図6〜10は本実施例におけるワイヤロープ交差部締結具1の第二の締付体10を示しており、この第二の締付体10も、基本的には鋼鉄等の金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、基本的には第一の締付体2と上下対称形状とされているが、第一の締付体2と異なり、雌ねじを有するねじ穴は設けられておらず、3つのねじ挿通穴11,12,13を設けられている。すなわち、この第二の締付体10も、大略おむすび形をなす底部14と、この底部14の周縁部から全周に渡って立ち上がった周壁部15とを有している。前記底部14には、前記ねじ挿通穴11,12,13が設けられている。前記周壁部15には、該周壁部15の先端15a(下端)から底部14側に落ち込む第一のロープ嵌合溝16の第一の部分16aおよび第二の部分16b、並びに第二のロープ嵌合溝17の第一の部分17aおよび第二の部分17bが設けられている。前記第一のロープ嵌合溝16の第一および第二の部分16a,16bは、周壁部15のうちの互いに対向する2箇所の位置に分断されて設けられている。同様にして、前記第二のロープ嵌合溝17の第一および第二の部分17a,17bは、周壁部15のうちの互いに対向する2箇所の位置に分断されて設けられている。そして、前記第一および第二のロープ嵌合溝16,17は互いに垂直をなす方向に設けられている。前記第一のロープ嵌合溝16の第一および第二の部分16a,16bの底面、並びに第二のロープ嵌合溝17の第一および第二の部分17a,17bの底面はそれぞれ横断面円弧状とされている。
なお、本実施例においては、第一および第二の締付体2,10の各ロープ嵌合溝8,9,16,17の横断面の円弧の径は、ワイヤロープの呼び径より若干小さくされている。ただし、各ロープ嵌合溝8,9,16,17の横断面の円弧の径は、種々の条件に応じて適宜に定めることができる。
また、本実施例では、第一および第二の締付体2,10の第一および第二のロープ嵌合溝8,9,16,17は切削加工により加工されているが、これらのロープ嵌合溝8,9,16,17はプレス加工で加工したり、他の加工方法で加工してもよい。
図11および12は、本実施例におけるワイヤロープ18(図13〜15では、互いに交差するワイヤロープを区別するために18a,18bと符号を付けている)を示しており、ワイヤロープ18は3本のストランド19を撚り合わせてなり、各ストランド19はさらに複数の鋼線20(素線)を撚り合わせてなる。ただし、図11においては、便宜上、各ストランド19を単線として描いている。また、次に説明する図13〜15においては、便宜上、ワイヤロープ18全体をあたかも単線であるかのように描き、その横断面も円形に描いているが、実際にはワイヤロープ18の端面は図12のようになっており、ワイヤロープ18の径は位置によって異なつている。
図13〜15は、本実施例におけるワイヤロープ交差部締結構造を示している。第一および第二の締付体2,10は、第一のロープ嵌合溝8,16同士、第二のロープ嵌合溝9,17同士をそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、第一のロープ嵌合溝8,16間および第二のロープ嵌合溝9,17間に互いに交差するワイヤロープ18a,18bをそれぞれ嵌合されるとともに、ワイヤロープ18a,18bの交差部を底部3,14間の空間に収容した状態で、ねじ挿通穴5,11,6,12に挿通された雄ねじ(ボルト)19,20およびこれらの雄ねじ19,20に螺合されたナット22(雄ねじ19に螺合されたナットは図示していない)、並びにねじ挿通穴13に挿通されるとともにねじ穴7に螺合された雄ねじ(ボルト)21により互いに締め付けられている。これにより、第一および第二の締付体2,10の第一のロープ嵌合溝8,16間および第二のロープ嵌合溝9,17間でワイヤロープ18a,18bがそれぞれ挾持されている。そして、各ワイヤロープ18a,18bは、互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合っている。
なお、本実施例では、適正に締め付けられた後も、第一および第二の締付体2,10間に若干の間隙23が残るようにされているが、本発明においては、締付完了後には第一および第二の締付体2,10が互いに当接されるようにしてもよい。
このワイヤロープ交差部締結具1および締結構造においては、各締付体2,10は、底部3,14と周壁部4,15とを有し、周壁部4,15にロープ嵌合溝8,9,16,17を設けられているので、全体の肉厚を薄くし、軽量化することができる。何故ならば、周壁部4,15を十分高くしさえすれば、各締付体2,10の厚みを厚くしなくても、ロープ嵌合溝8,9,16,17の深さを十分な深さとすることができるからである。
また、各締付体2,10は、底部3,14と周壁部4,15とを有しているので、剛性を大きくし、これにより締結強度を大きくすることができる。特に、本実施例では、各締付体2,10がプレス絞り加工により容器状とされているので、各締付体2,10の剛性をより大きくし、締結強度をより大きくすることができる。
また、各ワイヤロープ18a,18bは、各締付体2,10のロープ嵌合溝8,9,16,17間で挾持されるだけではなく、互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合うので、これによってもロープ交差部のすべりを抑止し、締結強度を大きくすることができる。
なお、本実施例では、雄ねじ19,20,21およびナット22等に締め付けられることにより、ワイヤロープ18a,18bの交差部が第一および第二の締付体2,10の底部3,14間でも挾持されるようになっているが、本発明においては、必ずしもワイヤロープ18a,18bの交差部が第一および第二の締付体2,10の底部3,14間では挾持されなくてもよい。ただし、ワイヤロープ18a,18bの交差部が第一および第二の締付体2,10の底部3,14間でも挾持されるようにすれば、締結強度のより一層の増大を期待できる。
図16は、本発明の実施例2を示している。本実施例においては、第一および第二の締付体2,10に設けられたロープ嵌合溝8,9,16,17は、横断面台形状とされている。他の構成は実施例1の場合と同様である。
本発明においては、ロープ嵌合溝の横断面形状は、実施例1のように該溝の底面の横断面が円弧状となる形状に限られることはなく、本実施例のように横断面台形状としてもよいし、その他の形状、例えば、三角形状等としてもよい。
図17は、本発明の実施例3を示している。本実施例においては、第一の締付体2には第一のロープ嵌合溝8のみ、第二の締付体10には第二のロープ嵌合溝17のみが設けられており、第一および第二の締付体2,10が締め付けられたとき、ワイヤロープ18aは第一の締付体2の第一のロープ嵌合溝8と第二の締付体10の周壁部15の先端15aのうちのロープ嵌合溝が設けられていない部分との間に、ワイヤロープ18bは第二の締付体10のロープ嵌合溝17と第一の締付体2の周壁部4の先端4aのうちのロープ嵌合溝が設けられていない部分との間にそれぞれ挾持されるようになっている。他の構成は前記実施例1と同様である。
本実施例においても前記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。また、締付体の製造コストを低減することが可能である。ただし、実施例1の場合の方が、第一および第二の締付体2,10の両方に第一および第二のロープ嵌合溝8,9,16,17が設けられており、各ワイヤロープ18a,18bが両方の締付体2,10のロープ嵌合溝8,9,16,17に両側から嵌合されるので、締結強度をより大きくするという点では有利と考えられる。

なお、本発明におけるワイヤロープ交差部締結具1は、アンカーは挿通しない所謂クロスクリップとしてのみならず、斜面に挿入するアンカーを挿通される所謂クロスアンカークリップとしても使用できるものである。
また、本発明における締付体の形状は、実施例以外の形状でもよく、例えば大略正方形、矩形、円形、三角形、小判型等であってもよい。
また、前記各実施例では、一方の締付体(具体的には第一の締付体2)にねじ穴7とねじ挿通穴5,6との両方を設けているが、一方の締付体にねじ穴のみ設けたり、両方の締付体に雌ねじがないねじ挿通穴のみを設けてもよい。
また、前記各実施例では、各締付体2,10の底部3,14に雄ねじ挿通穴(または)ねじ穴を設けているが、各締付体の底部以外の部分に雄ねじ挿通穴(または)ねじ穴を設けてもよい(例えば、周壁部4,15の先端から外側に広がるフランジ状部を設け、該フランジ状部に雄ねじ挿通穴(または)ねじ穴を設けてもよい)。
さらに、前記各実施例では、雄ねじ、ナット、および締付体に設けたねじ穴(雌ねじ)を締付手段とし、これらにより第一および第二の締付体を締め付けているが、本発明においては、他の締付手段により第一および第二の締付体を締め付けるようにしてもよい。
以上のように本発明によるワイヤロープ交差部締結具およびワイヤロープ交差部締結構造は、ワイヤロープを網目状ないしは格子状に交差させて、落石を防止する落石防止工法において、ワイヤ交差部を締結する締結具および締結構造として有用である。
本発明の実施例1におけるワイヤロープ交差部締結具の第一の締付体を示す斜視図である。 前記第一の締付体を示す平面図である。 前記第一の締付体を示す正面図である。 前記第一の締付体を示す側面図である。 前記第一の締付体を示す底面図である。 本発明の実施例1におけるワイヤロープ交差部締結具の第二の締付体を示す斜視図である。 前記第二の締付体を示す平面図である。 前記第二の締付体を示す正面図である。 前記第二の締付体を示す側面図である。 前記第二の締付体を示す底面図である。 前記実施例1におけるワイヤロープを示す側面図である。 図11のXII−XII線における拡大端面図である。 前記実施例1におけるワイヤロープ交差部締結構造を示す平面図である。 図13のXIV−XIV線における断面図である。 図13のXV−XV線における断面図である。 本発明の実施例2におけるワイヤロープ交差部締結具のロープ嵌合溝部分を示す横断面図である。 本発明の実施例3におけるワイヤロープ交差部締結構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤロープ交差部締結具
2 第一の締付体
3 底部
4 周壁部
4a 周壁部の先端
5,6 ねじ挿通穴
7 ねじ穴(締付手段)
8 第一のロープ嵌合溝
8a 第一のロープ嵌合溝の第一の部分
8b 第一のロープ嵌合溝の第二の部分
9 第二のロープ嵌合溝
9a 第二のロープ嵌合溝の第一の部分
9b 第二のロープ嵌合溝の第二の部分
10 第二の締付体
11,12,13 ねじ挿通穴
14 底部
15 周壁部
15a 周壁部の先端
16 第一のロープ嵌合溝
16a 第一のロープ嵌合溝の第一の部分
16b 第一のロープ嵌合溝の第二の部分
17 第二のロープ嵌合溝
17a 第二のロープ嵌合溝の第一の部分
17b 第二のロープ嵌合溝の第二の部分
18,18a,18b ワイヤロープ
19,20,21 雄ねじ(ボルト、締付手段)
22 ナット(締付手段)

Claims (5)

  1. 落石防止工法において網目状ないしは格子状に交差されるワイヤロープの交差部を締結するワイヤロープ交差部締結具であって、
    金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第一のロープ嵌合溝と、ねじ挿通穴および(または)ねじ穴とを有する第一の締付体と、
    前記第一の締付体とは別体であって、金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第二のロープ嵌合溝と、ねじ挿通穴および(または)ねじ穴とを有する第二の締付体とを有してなり、
    前記第一および第二のロープ嵌合溝は前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでおらず、
    前記第一および第二の締付体は、前記周壁部の先端側同士をそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、互いに交差する前記ワイヤロープを前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝にそれぞれ嵌合されるとともに、前記ワイヤロープの交差部を該第一および第二の締付体の前記底部間に収容した状態で、前記ねじ挿通穴に挿通された雄ねじおよび(または)前記ねじ穴に螺合された雄ねじを用いて互いに締め付けられることにより、前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝部分で前記ワイヤロープをそれぞれ挾持するようになっており、
    前記ワイヤロープは前記雄ねじの外周には巻き掛けられておらず、かつ前記第一および第二のロープ嵌合溝が前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでいないことにより、前記ワイヤロープは互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合うようになっているワイヤロープ交差部締結具。
  2. 前記第一および第二の締付体の両方が、前記周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第一および第二のロープ嵌合溝をそれぞれ有しており、
    前記第一および第二の締付体は、前記第一のロープ嵌合溝同士および前記第二のロープ嵌合溝同士がそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、前記第一のロープ嵌合溝間および前記第二のロープ嵌合溝間に互いに交差する前記ワイヤロープをそれぞれ嵌合されるとともに、前記ワイヤロープの交差部を前記底部間に収容した状態で、前記第一のロープ嵌合溝間および前記第二のロープ嵌合溝間で前記ワイヤロープをそれぞれ挾持するようになっている請求項1記載のワイヤロープ交差部締結具。
  3. 前記第一および第二の締付体の前記第一および第二のロープ嵌合溝は、それぞれ前記周壁部のうちの2箇所の部分に分断されて設けられている請求項1または2記載のワイヤロープ交差部締結具。
  4. 前記ねじ挿通穴および(または)前記ねじ穴は前記第一および第二の締付体の前記底部に設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のワイヤロープ交差部締結具。
  5. 落石防止工法において網目状ないしは格子状に交差されるワイヤロープの交差部を締結するワイヤロープ交差部締結構造であって、
    金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第一のロープ嵌合溝とを有する第一の締付体と、
    前記第一の締付体とは別体であって、金属板をプレス絞り加工により容器状に成形してなり、底部と、この底部から立ち上がる周壁部と、この周壁部に設けられた、該周壁部の先端側から前記底部側に落ち込む第二のロープ嵌合溝とを有する第二の締付体と、
    前記第一および第二の締付体を締め付ける雄ねじを有する締付手段とを有してなり、
    前記第一および第二のロープ嵌合溝は、それぞれ前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでおらず、
    前記第一および第二の締付体は、前記周壁部の先端側同士をそれぞれ対向されるようにして向かい合わされ、互いに交差する前記ワイヤロープを前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝にそれぞれ嵌合されるとともに、前記ワイヤロープの交差部を該第一および第二の締付体の前記底部間に収容した状態で、前記締付手段により締め付けられることにより、前記第一のロープ嵌合溝および前記第二のロープ嵌合溝部分で前記ワイヤロープをそれぞれ挾持しており、
    前記ワイヤロープは前記雄ねじの外周には巻き掛けられておらず、かつ前記第一および第二のロープ嵌合溝が前記第一および第二の締付体の底部に達するまで深くは落ち込んでいないことにより、前記ワイヤロープは互いの交差部において湾曲した状態で互いに重なり合っているワイヤロープ交差部締結構造。
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