JP4655651B2 - 垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法 - Google Patents

垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は架橋間巨大分子の機械的延伸で可撓性を付与し、その可撓性を利用して異方性の方向を垂直方向からラジアル方向に転換できる小型モータやアクチュエータに応用可能な垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法に関する。更に詳しくは、抗張力に代表される機械的性質を保持しながら、厚さが300〜1500μmで、且つ(BH)maxが140kJ/m3を越える垂直磁気異方性薄板磁石の製造する方法に関する。
電気電子機器のモバイル・ウエアラブル化などの小型・軽量化に対応し、ミリサイズメートル以下の高出力小型モータ、アクチュエータ等が求められている。それらの要求に応えるには、先ず、工業的に利用可能な厚さ300〜500μmの垂直磁気異方性薄板磁石が求められる。
例えば、高(BH)maxで知られるR2Fe14B(RはNdまたは/およびPr)を主相とする希土類焼結磁石は、磁界中圧縮成形後の厚さ(圧縮方向厚さ)Lcが1mm未満の成形が実質的に不可能であるとしている(例えば、特許文献1参照)。
一方、希土類磁石の物理的な堆積による製造方法としてはスパッタリングが一般的である。R2Fe14B(RはNdまたは/およびPr)を主相とする磁石のスパッタリングによる最適成膜条件に関して、例えば、基板温度530〜570℃、製膜速度0.1〜4μm/hr、ガス圧力0.05〜4Paであることが開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、堆積中に磁石が劣化するため、スパッタリングで300μmを越える厚さの磁石の製造は困難である。
一方、J.T.pferらはSm2CoTM17(TMはFe,Cu,Zrなどの遷移金属元素)などの希土類磁石粉末を有機結合剤と共に基材に塗布し、得られたグリーンシートを焼付け、厚さ100〜800μmの磁石が製造できるとしている(非特許文献1参照)。この磁石はドクターブレードによって100μmを越える任意の膜厚が一挙に作製できる利点がある。しかし、多量の結合剤が不可欠で磁石粉末を85〜90wt.%と減らさざるを得ない。その結果、固有保磁力HCJは0.3〜1.3MA/mであるものの、磁石の密度が低いために残留磁化Jrが300〜430mTと低水準に止まる。したがって、(BH)maxは40kJ/m3を越えない。
S.Sugimotoらは成膜時間短縮と結合剤を不要とするAD(Aerosol Deposition)法によるSm2Fe173磁石を報告している。(非特許文献2参照)。このAD法は物理的堆積による成膜法の一種で、製膜速度が2〜10μm/minとスパッタリングに比べると製膜速度が極めて速く、厚さ50μm以上の磁石が僅か5min程度の製膜時間で、結合剤なしで得られる。しかしながら、この方法でSiO2基板上に製膜した厚さ3〜45μmのSm2Fe173磁石は磁気的には等方性である。また、膜の堆積時にSm2Fe173磁石粉末が破砕される結果、固有保磁力HCJは1.8MA/mと向上するものの、残留磁化Jrが400mTと低下し、密度の割にJrの水準が落ち込む欠点がある。AD法による磁石の残留磁化Jrの水準はJ.T.pferらの結合剤を用いた希土類磁石膜と同水準であり、結合剤の有無に拘らず、AD法であっても(BH)maxは40kJ/m3を越えない。
上記、スパッタリング、AD法以外の物理的堆積法による磁石の作製例として、M.Nakanoらによるパルスレーザディポジッション(PLD)法が知られている(非特許
文献3参照)。この方法の製膜速度はスパッタリング法とAD法との概ね中間に位置付けられ、厚さ200〜300μmの等方性Nd2Fe14B磁石が得られている。(BH)maxは55kJ/m3となるものの、本発明が目的とする(BH)maxが140kJ/m3を越える垂直磁気異方性薄板磁石には遥かに及ばない。
J.T.pferらの結合剤を用いる所謂ボンド磁石に関してK.Ohmoriらは射出成形法で、厚さ350μmのSm2Fe173ボンド磁石を得ている(非特許文献4参照)。この磁石は射出成形ボンド磁石の結合剤として一般的なポリアミドでなく、不飽和ポリエステル樹脂を採用することで結合剤を低粘度化し、射出成形時の流動性を高めているとしている。そして、得られた磁石の密度は4.79Mg/m3、(BH)maxは94.7kJ/m3とされている。
特許第3357421号公報 特開平08−83713号公報 J.T.pfer,B.Pawlowski,"Thermal stability of rare−earth magnet thick films", ICM 2003−Rome,Italy,(2003)5P−pm−06 S.Sugimoto,T.Maeda,R.Kobayashi,J.Akedo,M.Lebedev,K.Inomata,"Magnetic properties of Sm−Fe−N thick film magnets prepared by aerosol deposition method",IEEE.Trans.Magn.,Vol.39,pp.2986−2988(2003) M.Nakano,S.Sato,R.Kato,and H.Fukunaga,F.Yamashita,S.Hoefinger and J.Fidler,"Application of PLD−made Nd−Fe−B film magnets",18thInt.Workshop on HPMA,pp.793−799(2004) K.Ohmori,S.Hayashi,S.Yoshizawa,"Injection molded Sm−Fe−N anisotropic magnets using unsaturated polyester resin",Rare−Earths’04 in NARA,JO−02,(2004)
本発明の目的である(BH)maxが140kJ/m3を越える垂直磁気異方性薄板磁石に最も近いK.Ohmoriらの射出成形法による厚さ350μm、(BH)maxが94.7kJ/m3のSm2Fe173ボンド磁石は不飽和ポリエステル樹脂を用いている。不飽和ポリエステル樹脂を用いた理由としてポリアミドを用いた射出成形Sm2Fe173ボンド磁石よりも溶融粘度が低く、薄板磁石を得るには有利としている。
しかし、上記射出成形法による磁石は結合剤の種類に拘らず密度が5Mg/m3以上のものは得られず[K.Ohmori,“New era of anisotropic
bonded SmFeN magnets”,Polymer Bonded Magnet 2002,Chicago(2002)]、本発明にかかる密度5.7Mg/m3以上、且つ最大エネルギー積(BH)max140kJ/m3以上、厚さ300〜1500μmの垂直磁気異方性薄板磁石には(BH)maxが及ばない。
ところで、不飽和ポリエステル樹脂とは飽和ジカルボン酸とその無水物、或いはそのジアルキルエステルと不飽和カルボン酸、或いはその無水物、およびグリコールをエステル化して得られる不飽和基を有する線状ポリエステルアルキドをビニル系、或いはアリル系
共重合性単量体に溶解したものを言う。射出成形法でSm2Fe173ボンド磁石を製造する際には、重合硬化特性、流動性、可使時間などが調整される一方、可塑剤、低収縮剤、離型剤などの各種添加剤が必要に応じて適宜用いられる。重合硬化特性や流動性、可使時間などは成形法、成形条件、成形手順などに応じて調整されるものであるが、不飽和ポリエステル樹脂の成形加工性、作業性、生産性などに重大な影響を与えるもので、その調整方法や調整のための添加剤に関して多くの考案や工夫がなされている。例えば、不飽和ポリエステル樹脂成形材料の流動性に関しては線状ポリエステルアルキドの分子量を小さくしたり、不飽和ポリエステルアルキドの構成成分を低粘度化させる原料に代えたり、共重合性単量体の濃度を高めたり、或いは可塑剤を添加することなどが考えられる。
しかし、本発明は架橋間巨大分子の延伸配向によって、その延伸方向に生じる可撓性を制御して磁気異方性の方向を面垂直からラジアル方向に転換させる機能を付与し、磁石の形状任意性を高めることを必要な要件としているため、結合剤の低粘度化に関しては成形した磁石の機械的性質を著しく損なうために好ましくない。
また、上記不飽和ポリエステル樹脂を用いたSm2Fe173ボンド磁石は射出成形のスプルーやランナー部分が再利用できない欠点もある。加えて、磁石に可撓性がなく磁気異方性の方向を面に垂直方向からラジアル方向に転換するなど、小型モータやアクチュエータに応用するに際しての形状対応力に乏しい欠点もある。
本発明は密度5.7Mg/m3以上、最大エネルギー積(BH)max140kJ/m3以上、厚さ300〜1500μmの垂直磁気異方性薄板磁石の製造する条件として、ポリアミドの溶融時の見掛粘度を上昇させる極性基とアルキル基とからなる添加剤、並びにエポキシオリゴマーで表面被覆した平均粒子径1〜5μmのSm2Fe173微粉末を平均粒子径50〜200μmのNd2Fe14B粒子と共に前記ポリアミドに分散し、磁界中圧縮成形の際、添加剤の系外への溶出による潤滑作用を利用する。
とくに、添加剤として極性基が水酸基(−OH)、アルキル基(−Cn2n+1)が炭素数16〜20のヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル基であり、1つの極性基と3個のアルキル基を有する化合物の1種または2種以上を採用し、磁界中圧縮成形する際に添加剤の系外への溶出が、添加剤無添加の90%以上の抗張力を保持する条件下で垂直磁気異方性薄板磁石の製造する。
更に好ましくは、ポリアミド、エポキシオリゴマー、並びに必要に応じて適宜加える架橋剤により架橋間巨大分子を形成させ、前記架橋間巨大分子の延伸配向によって延伸方向に生じる可撓性を制御して磁気異方性の方向を面垂直からラジアル方向に転換させる機能を付与し、磁石に必要な形状任意性を高める。
本発明は密度5.7Mg/m3以上、最大エネルギー積(BH)max140kJ/m3以上、厚さ300〜1500μmの垂直磁気異方性薄板磁石の製造する条件として、ポリアミドの溶融時の見掛粘度を上昇させるような極性基とアルキル基とからなる添加剤、並びにエポキシオリゴマーで表面被覆した平均粒子径1〜5μmのSm2Fe173微粉末を平均粒子径50〜200μmのNd2Fe14B粒子と共に前記ポリアミドに分散し、磁界中圧縮成形の際、添加剤の系外への溶出による潤滑作用を利用して垂直磁気異方性薄板磁石を製造するものである。
とくに、添加剤として極性基が水酸基(−OH)、アルキル基(−Cn2n+1)が炭素数16〜20のヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル基
であり、1つの極性基と3個のアルキル基を有する化合物の1種または2種以上を採用し、磁界中圧縮成形する際に添加剤の系外への溶出が、添加剤なしの90%以上の抗張力を保持する条件下で垂直磁気異方性薄板磁石の製造することができる。
更に、ポリアミド、エポキシオリゴマー、並びに必要に応じて適宜加える架橋剤により架橋間巨大分子を形成させ、前記架橋間巨大分子の延伸配向によって延伸方向に生じる可撓性を制御して磁気異方性の方向を面垂直からラジアル方向に転換させる機能を付与し、磁石に必要な形状任意性を高めることができるので、小型モータ、アクチュエータなどの小型高性能化に有用である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
本発明はポリアミドの溶融時の見掛粘度を上昇させる極性基とアルキル基とからなる添加剤、並びにエポキシオリゴマーで表面被覆した平均粒子径1〜5μmのSm2Fe173微粉末を平均粒子径50〜200μmのNd2Fe14B粒子と共に前記ポリアミドに分散し、添加剤の系外への溶出によるアルキル基の潤滑作用下で磁界中圧縮成形し、垂直磁気異方性薄板磁石を製造するものである。
本発明で言うポリアミドとしては、例えば、160℃での溶融粘度が略23Pa・sの低溶融粘度のものが好ましい。更に、前記ポリアミドの溶融時の見掛粘度を上昇させる。すなわちポリアミドに完溶せず、均質に分散するような極性基とアルキル基とを含む添加剤とする。更に詳しくは、極性基が水酸基(−OH)、アルキル基(−Cn2n+1)が炭素数16〜20のヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル基であり、1つの極性基と3個のアルキル基を有する化合物の1種または2種以上を添加剤とする。極性基がなし、或いは炭素数16〜20のアルキル基であっても2個、または1個でポリアミドに完溶するものは、仮にエポキシオリゴマーで表面被覆した平均粒子径1〜5μmのSm2Fe173微粉末と共にポリアミドに分散しても添加剤の系外への溶出性が乏しく、潤滑作用は観測されない。また、潤滑作用が乏しく、結合剤と相溶性の高い場合は添加剤が結合剤中に残存し、抗張力に代表される磁石の機械的性質の著しい低下を招くことになる。
図1(a)は希土類磁石粉末、(b)、および(c)は結合剤を用いた磁界中成形における流動状態を示す概念図であり、それぞれ本発明にかかる概念図(b)と従来の概念図(c)とを示している。図において、六角形状で示したMは希土類磁石粉末で、それらの六角形状に示した矢印の方向(C−axis)は当該希土類磁石粉末の磁化容易軸と、その方向を示している。また、bM並びにcMは磁石粉末を含む結合剤、bH並びにcHは配向磁界、b1、b1’並びにc1、c1’は成形型、b2並びにc2の矢印群とその大きさは磁石粉末を含む結合剤bM、cMの流動の方向と流動速度、b3並びにc3は成形型b1、b1’、c1、c1’と磁石粉末を含む結合剤bM、cMとの間に生じるせん断応力の方向とその大きさを示している。
先ず、射出成形や圧縮成形に拘らず結合剤を低粘度化した場合の技術的な課題について図1(c)で説明する。成形型c1c1’によって形成された空間に配向磁界cHを印加して希土類磁石粉末Mの磁化容易軸C−axisを垂直方向に揃えた状態で、前記希土類磁石粉末Mを含む低粘度化した結合剤cMがc2の矢印群で示される方向に流動するとき、低粘度化した結合剤cMは成形型c1c1’との界面に結合剤濃度が高い表層が生じ、c2のような速度勾配下で流動する。すると、成形型c1c1’と希土類磁石粉末Mを含む結合剤cMとの間に速度勾配に比例するようなせん断応力c3が作用する。このようなせん断応力c3とせん断速度νの比である見掛粘度ηは結合剤を低粘度化しても必ずしも
低下しない。従って、c2のような速度勾配が生じる場合、図1(c)のように、せん断応力c3は希土類磁石粉末Mの磁化容易軸C−axisを配向磁界cH方向からずれるように作用する。とくに薄板磁石の場合には低粘度化した結合剤cMの結合剤濃度が高い表層の割合が増すために、薄板磁石の厚さ方向に対するせん断応力を受ける領域の割合が増し、結果として磁石全体の高い配向度や均質な配向に基づく高(BH)max磁石が得難くなるという課題がある。
例えば、不飽和ポリエステル樹脂を結合剤として希土類磁石粉末Mを分散した系の流動性に関しては、線状ポリエステルアルキドの分子量を小さくしたり、不飽和ポリエステルアルキドの構成成分を低粘度化させる原料に代えたり、共重合性単量体の濃度を高めたり、或いは可塑剤を添加することなどの方法で結合剤自体を低粘度化した場合も、低粘度化することによって結合剤cMの結合剤濃度が高い表層の割合が増すためにせん断速度νの増加に伴う速度勾配c2が大きくなり、見掛粘度ηの減少が抑制され、磁化容易軸C−axisは配向磁界cHの垂直方向から、より強くずれるように作用する。加えて、低粘度化による磁石の機械的性質の低下が危惧される。
本発明は、上記のように結合剤を低粘度化するのでなく、添加剤を用いて結合剤の見掛粘度を上昇させる。すなわち本発明で言う添加剤は可塑剤のように結合剤に完溶して結合剤を減粘するのではなく、結合剤に均質に分散するような極性基とアルキル基とをバランスよく含ませた添加剤を選択し、極性基によって結合剤に均質に分散するようにする。このように添加剤が完溶せず液滴としての分散状態であって結合剤は減粘しない。
本発明は、図1(b)のように希土類磁石粉末Mを含む増粘した結合剤bMに分散した液滴状態の添加剤を成形加工時に系外への溶出させ、溶出した添加剤のアルキル基による潤滑作用を利用する。すると、希土類磁石粉末Mを分散した結合剤bMと成形型b1b1’との間に生じるせん断応力b3は溶出した添加剤のアルキル基による潤滑作用で低減する。このような状態下では図1(b)のように、速度勾配b2は著しく抑制され、せん断応力b3によって希土類磁石粉末Mの磁化容易軸C−axisは配向磁界bH方向からずれ難くなる。また、成形加工の際に添加剤が略溶出すれば、残存した添加剤によって磁石の機械的性質が大きく損なわれることもない。
以上のような潤滑作用によって、せん断応力b3が減少することは、せん断速度b2との比で定義される希土類磁石粉末Mを含む結合剤cMの見掛粘度ηの減少を意味し、厚さ方向に対して配向度と機械強度を維持した垂直磁気異方性薄板磁石の製造が可能となる。
次に、本発明で言う平均粒子径1〜5μmのSm2Fe173微粉末とは、例えば、特開平2−57663号公報に記載される溶解鋳造法、特許第17025441号や特開平9−157803号公報などに開示される還元拡散法より、R−Fe系合金、又はR−(Fe、Co)系合金を製造し、これを窒化した後、微粉砕して得られる磁気的に異方性の微粉末である。微粉砕はジェットミル、振動ボールミル、回転ボールミルなど、公知の技術を適用でき、フィッシャー平均粒径で1.5μm以下、好ましくは1.2μm以下となるように微粉砕したものを言う。なお、微粉末は、発火防止などハンドリング性を向上させるため、例えば特開昭52−54998号公報、特開昭59−170201号公報、特開昭60−128202号公報、特開平3−211203号公報、特開昭46−7153号公報、特開昭56−55503号公報、特開昭61−154112号公報、特開平3−126801号公報等に開示されているような、湿式ないし乾式処理による徐酸化皮膜を表面に形成したものが望ましい。また、特開平5−230501号公報、特開平5−234729号公報、特開平8−143913号公報、特開平7−268632号公報や、日本金属学会講演概要(1996年春期大会、No.446、p184)等に開示されている金属皮膜を形成する方法や、特公平6−17015号公報、特開平1−234502号公
報、特開平4−217024号公報、特開平5−213601号公報、特開平7−326508号公報、特開平8−153613号公報、特開平8−183601号公報等による無機皮膜を形成する方法など1種以上の表面処理Sm2Fe173微粉末であっても差し支えない。
次に、本発明で言う平均粒子径50〜200μmのNd2Fe14B粒子とはHDDR処理(水素分解/再結合)、すなわち、希土類−鉄系合金(R2[Fe,Co]14B)相の水素化(Hydrogenation,R2[Fe,Co]14BHx)、650〜1000℃での相分解(Decomposition,RH2+Fe+Fe2B)、脱水素(Desorpsion)、再結合(Recombination)する、所謂HDDR処理などで作製した多結晶集合型の希土類磁石粉末である。このような、希土類磁石粉末を用いる理由は磁石体積分率を増して密度5Mg/m3に達しないSm2Fe173磁石の密度を、本発明にかかる密度5.7Mg/m3以上に引き上げるために使用する。
上記必須元素Rは、10原子%未満では結晶構造がα−Feと同一構造の立方晶組織となるため、高磁気特性、特に高保磁力HCJが得られず、30原子%を超えるとRリッチな非磁性相が多くなり、飽和磁化Jsが低下する。よって、Rは10〜30原子%の範囲が望ましい。加えて必須元素Bは、2原子%未満では菱面体構造が主相となり、高い保磁力HCJは得られず、28原子%を超えるとBリッチな非磁性相が多くなり、飽和磁化Jsが低下する。よって、Bは2〜28原子%の範囲が望ましい。
一方、必須元素Feは、65原子%未満では飽和磁化Jsが低下し、80原子%を超えると高い保磁力HCJが得られない。よって、Feは65〜80原子%が望ましい。また、Feの一部をCoで置換することは、磁石粉末の磁気特性を損なうことなく、キュリー温度Tcの上昇によって実使用温度範囲の残留磁化Jrの温度係数を改善できる。しかしながら、CoのFe置換量が20原子%を超えると飽和磁化Jsが減少する。すなわち、Co置換量が5〜15原子%の範囲では、残留磁化Jrが一般に増加するため、高(BH)maxを得るには好ましい。
他方では、R、B、Feのほか、工業的生産上不可避な不純物の存在は許容できる。例えば、Bの一部を4重量%以下のC、或いはP、S、Cuの中、少なくとも1種、合計量で2重量%以下の存在は一般的な許容範囲である。
更に、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、Ga、Sn、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち少なくとも1種は、当該粉末の保磁力HCJ、減磁曲線の角型性Hk/HCJなどの改善のために適宜添加することができる。また、組成の10原子%〜30原子%を占める希土類元素Rは、Nd、Pr、Dy、Ho、Tbの中、少なくとも1種、或いは、La、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、Tm、Yb、Lu、Yの中、少なくとも1種を含む。通常Rのうち1種をもって足りるが、実用上は2種以上の混合物(ミッシュメタル、シジム等)を使用することもできる。なお、このRは工業上入手可能な範囲で製造上不可避な不純物を含有できる。
なお、上記希土類磁石粉末Mを表面被覆するエポキシオリゴマーとは1分子中に少なくとも2個以上のオキシラン環をもつ有機化合物である。
次に、本発明にかかる架橋間巨大分子の形成を図2の分子構造の概念図を用いて説明する。ただし、図において、領域Aは希土類磁石粉末Mの固定成分としてのオリゴマーで、例えば、エポキシ当量205〜220g/eq,融点70−76℃のノボラック型エポキシ、領域Bは架橋間巨大分子を形成するポリアミドで、例えば、融点80℃,分子量4000〜12000のポリアミド、領域Cはケミカルコンタクトで、例えば、融点80〜1
00℃のイミダゾール誘導体を例示できる。また、領域Dが領域A,B,Cの架橋反応により形成した架橋間巨大分子である。
以上のような本発明にかかる架橋間巨大分子の形成は、例えば、Sm2Fe173微粉末、並びにNd2Fe14B粒子にエポキシオリゴマーを0.5〜1.0wt.%程度表面被覆し、ポリアミド、前記ポリアミドに完溶せず、均質に分散するような極性基とアルキル基とを含む添加剤と共に溶融混練する。ただし、添加剤の量はポリアミドに溶融混練可能な10〜15PHR程度とする。その後、室温に冷却して粗粉砕し、ケミカルコンタクトを0.28重量部混合して希土類磁石粉末Mを分散した結合剤bMとする。更に前記希土類磁石粉末Mを分散した結合剤bMを、例えば160℃に加熱した成形型b1’に図3のように配置し、例えば1.4MA/m以上の配向磁界bHを印加し、例えば500kNで圧縮し、例えば150℃で20min程度の熱処理を施す。
上記のような圧縮成形は射出成形に比べて希土類磁石粉末Mを高濃度で分散した結合剤bMを使用し、低圧力で成形でき、成形設備も比較的廉価で、スプルーやランナーが存在しないので歩留まりが良い利点もある。
以上により、本発明にかかる架橋間巨大分子を含む厚さ300〜1500μmの垂直磁気異方性薄板磁石を作製できる。なお、薄手方向厚さ下限に関しては希土類磁石粉末増量のために用いる平均粒子径50〜200μmのNd2Fe14B粒子の粒子径を下限側にシフトすると共に外部滑性作用のための添加剤を溶融混練可能な上限付近まで引き上げることで対応できる。なお、添加剤が過剰になると溶融混練時にも潤滑作用が強まるために希土類磁石粉末Mを分散した結合剤bMへの混練が不可能となる。このため混練可能な上限が存在する。一方、任意の厚さに制御するには、例えば成形型b1b1’の間に所望の厚さの非磁性スペーサを介在させればよい。
なお、上記垂直磁気異方性薄板磁石の熱処理をする前の20℃での抗張力は約1.8MPaであるが、20min熱処理したとき,ケミカルコカタクトを中心にエポキシオリゴマー、ポリアミド間で架橋反応が起こり、室温での抗張力が増加し、150℃で18MPaを越え飽和する。このように、最適化した熱処理によって垂直磁気異方性薄板磁石の抗張力は熱処理前の略10倍以上に達する。図2の例では、オリゴマーのオキシラン環とポリアミドのアミノ活性水素(−NHCO−)の反応、ケミカルコンタクト(イミダゾール誘導体)のアミノ活性水素との反応が主反応と思われる。
上記架橋反応によって、結合剤は3次元網目構造となる。とくに、エポキシオリゴマーは、その極性と高い架橋密度で希土類磁石粉末Mを強固に固定する。一方のポリアミドの一部は架橋間巨大分子を形成する。そして、この架橋間巨大分子が薄板磁石に含まれることによって、垂直磁気異方性薄板磁石全体の機械的な延伸が可能となる。このように、延伸による架橋間巨大分子の配向は薄板磁石全体の可撓性の担い手となり、磁気異方化の方向を板に垂直からラジアル方向に転換できる源となるため、磁石の形状任意性が高まる。
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。ただし、本発明は実施例に限定されない。
本発明にかかる添加剤として、極性基を1つ、アルキル基として炭素数17のヘプタデシル基を3つ有する(HO−CH)−C−[OOC−(CH16CHを選択し、前記添加剤0.28重量部、SmFe17微粉末38.20重量部、NdFe14B粒子57.44重量部にエポキシオリゴマーを1重量部表面被覆した希土類磁石粉末Mと共に120〜130℃でポリアミド2.8重量部と溶融混練した。然る後、室温に冷却して350μm以下に粗粉砕した。その後、ケミカルコンタクト(イミダゾール誘導体)を0.28重量部乾色混合して希土類磁石粉末Mと添加剤を分散した結合剤bMを用意した。前記希土類磁石粉末Mと添加剤を分散した結合剤bMを160℃の成形型に5g円錐状に置き、1.4MA/m以上の平行磁界中、500kNで圧縮し、150℃で20min程度の熱処理によって架橋間巨大分子鎖Dを含む厚さ300〜1500μmの垂直磁気異方性薄板磁石を作製した。
ただし、Sm2Fe173微粉末はRD処理した平均粒子径3μmのSm2Fe173微粉末、Nd2Fe14B粒子はHDDR処理した平均粒子径120μmのNd12.3Dy0.3Fe64.7Co12.36.0Ga0.6Zr0.1粒子、エポキシオリゴマーはエポキシ当量205〜220g/eq,融点70−76℃のポリグリシジルエ−テル−o−クレゾールノボラック型エポキシ、ポリアミドは融点80℃、酸価10以下、アミン価20以下、分子量4000〜12000のポリアミド粉末、ケミカルコンタクトは平均粒子径3μm、融点80−100℃のイミダゾール誘導体である。
一方、比較例Aとして添加剤なし、比較例BとしてHO−CH2CH(−OH)−CH2OOC−(CH220CH3、比較例CとしてCH3(CH216−COO−(CH216CH3、比較例DとしてHO−(CH216CH3を、それぞれ2.8重量部添加したものを用意した。
図4は本発明例、比較例A、B、C、およびDにおいて、ポリアミドに対して各添加剤を10PHRとしたときの溶融粘度と垂直磁気異方性薄板磁石を作製したときの直径を円盤流れとしてプロットした特性図である。ただし、測定温度は何れも160℃である。
図4において添加剤なしの比較例Aを基準としたとき、図から明らかなように本発明例以外の添加剤を用いた場合には何れも結合剤(ポリアミド)の溶融粘度が減少した。また、添加剤の分子量にほぼ比例し、減粘の程度は小さくなる。
他方では、希土類磁石粉末Mを含む円盤流れは添加剤なしの比較例Aに比べて減粘の程度に応じ、暫時良化する傾向を示すが、その水準は高々1.1倍以下であり、殆ど変化していない。これは、結合剤自体を減粘しても希土類磁石粉末Mを多量に混練した系では図1(c)のように速度勾配c2が大きくなり、せん断応力c3の増加によって見掛粘度ηが殆ど減少しないことを意味している。
これに対して本発明例では円盤流れが比較例Aに比べて1.65倍に達する。このように、希土類磁石粉末Mを多量に混練した系では図1(b)のように、速度勾配b2が小さくなり、せん断応力b3の減少によって見掛粘度ηが大きく減少したことを意味している。
図5は得られた垂直磁気異方性薄板磁石の抗張力を示す。添加剤なしの比較例Aを基準とした本発明例の抗張力の保持率は96%と、他の添加剤よりも明らかに優れている。このような、本発明にかかる垂直磁気異方性薄板磁石が機械的性質を保持できる理由は、希土類磁石粉末Mを含む増粘した結合剤bMに分散した液滴状態の添加剤を成形加工時に系外へ溶出するため、架橋時の添加剤残存率が比較例B、C、およびDに比べて少ないためである。
図6は本発明例、比較例1、並びに従来例の密度と(BH)maxの関係を示す特性図である。5gの試料を1.4MA/mの磁界中、500kNで圧縮して得られた本発明例の垂直磁気異方性薄板磁石の密度は厚さ300μm以上で厚さを制御することができ、密度は5.7〜5.97Mg/m3で、比較例Aに比べて均質である。
一方、本発明例にかかる垂直磁気異方性薄板磁石は密度5.7Mg/m3で(BH)maxは略140kJ/m3に達し、同一密度では比較例に比べて略10kJ/m3高い値となった。このように、同一密度基準で(BH)maxが略10kJ/m3高い理由は図1(b)のように、希土類磁石粉末Mを分散した結合剤bMと成形型b1b1’との間に生じるせん断応力b3が溶出した添加剤のアルキル基による潤滑作用で、速度勾配b2は著しく抑制され、せん断応力b3によって希土類磁石粉末Mの磁化容易軸C−axisが配向磁界bH方向からずれ難くなったからである。
更に、従来例である不飽和ポリエステル樹脂で結合剤を減粘し、Sm2Fe173微粉末を多量に混練した射出成形磁石はNd2Fe14B粒子による希土類磁石粉末の増量効果がないために、密度は5.0Mg/m3を越えることはなく、(BH)maxも100kJ/m3に達していない。
以上、本発明にかかる垂直磁気異方性薄板磁石は架橋間巨大分子を延伸配向すると、延伸方向に可撓性が発現する。そこで、この可撓性を利用して磁気異方性の方向を面に垂直方向からラジアル方向に転換することもできるため磁石として高い形状任意性を兼ね備えている。
なお、本発明例で用いた添加剤は極性基を1つ、アルキル基として炭素数17のヘプタデシル基を3つ有する(HO−CH)−C−[OOC−(CH16CHを選択したが、1つの極性基、3つのアルキル基として炭素数20のエイコシル基を有する(HO−CH)−C−[OOC−(CH 19 CHも本発明例と同様に結合剤を増粘するが、希土類磁石粉末Mを多量に混練した系では本発明例と同様に見掛粘度ηが大きく減少した。よって、アルキル基として炭素数16〜20の範囲であれば本発明例と同様な効果が発現する。
本発明は、磁石に必要な形状任意性を高めることができるので、小型モータ、アクチュエータなどの小型高性能化に有用である。
磁界中成形の流動状態を示す概念図 架橋間巨大分子鎖の分子構造概念図 垂直磁気異方性薄板磁石の成形加工概念図 結合剤の溶融粘度と流動性の関係を示す特性図 抗張力を示す特性図 密度と(BH)maxの関係を示す特性図
符号の説明
M 希土類磁石粉末
C−axis 磁化容易軸とその方向
bMcM 磁石粉末を含む結合剤
bHcH 配向磁界
b1b1、c1c1 成形型
b2c2 流動の方向と速度
b3c3 せん断応力の方向とその大きさ

Claims (3)

  1. ポリアミドと、
    エポキシオリゴマーで表面被覆した平均粒子径1〜5μmのSmFe17微粉末および平均粒子径50〜200μmのNdFe14B粒子と、
    一般式 OCOR

    RCOO−C−CHOH

    OCOR
    ただし、Rは炭素数が16〜20のアルキル基(−C2n+1)を示す、
    であらわされる添加剤と、を溶融混練するステップと、
    次に、室温冷却後粗粉砕し、ケミカルコンタクトを混合するステップと、
    さらに、磁界中圧縮成形するステップと、を有する垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法であって、
    前記添加剤は、前記ポリアミドの溶融時の見掛粘度を上昇させ、前記磁界中圧縮成形時に系外へ溶出することを特徴とする垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法。
  2. 前記磁界中圧縮成形するステップにおいて、前記添加剤の系外への溶出が、得られる垂直磁気異方性薄板磁石が前記添加剤無添加時の90%以上の抗張力を保持する条件で行われることを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法。
  3. 密度5.7Mg/m以上、最大エネルギー積(BH)max140kJ/m 以上、厚さ300〜1500μmである請求項1または2に記載の垂直磁気異方性薄板磁石の製造方法。
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