JP4655387B2 - ケイ素化合物、液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

ケイ素化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Download PDF

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    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な液晶性化合物および液晶組成物(以下、単に組成物と略記することがある)に関する。さらに詳しくは末端にSiH3基を有する液晶性化合物、およびこれらを含有する組成物、さらにはこの組成物を用いて構成した液晶表示素子に関する。なお、本願において液晶性化合物なる用語は、液晶相を示す化合物および液晶相を示さないが液晶組成物の成分として有用である化合物の総称として用いられる。
【0002】
【従来の技術】
ネマチック液晶相の特性を利用した液晶表示素子(LCD)は、パソコンのモニター、携帯電話をはじめ様々な用途に広く利用され、需要も年々高くなってきている。それにつれてLCDに要求される性能の改善項目も、可動温度範囲の拡大、表示画面の高密度化およびカラー化、応答の高速化や視野角の拡大等多岐にわたるようになった。これを解決する手段として、DS(動的散乱)モード、TN(ツイストネマチック)モード、GH(ゲストホスト)モード、STN(スーパーツイストネマチック(STN)モード、IPS(インプレーン スイッチング)モード、VA(バーチカリー アライメント)モード、OCB(オプティカリィ・コンペンセイテッド・ベンド)等の、電気光学効果を用いた表示方式が順次提案されてきた。
このような状況において、LCDに使用される組成物にも、それぞれの表示方式に応じて様々な特性を要求されている。まず、組成物の屈折率異方性値(△n)、誘電率異方性値(△ε)、粘度(η)、電導度および弾性定数比K33/K11(K33:ベンド弾性定数、K11:スプレイ弾性定数)等の物性値は、表示方式および素子の形状に最適な値である必要がある。さらには先に示した様ないずれのLCDにおいても高速応答を実現するために、粘度の低い組成物が求められており、液晶性化合物の粘度を低くすることも不可欠である。その他に組成物に要求される特徴の共通項として、使用環境下に通常に存在する水分、光、熱、空気等に対する安定性、電場および電磁放射に対する安定性があげられる。さらには組成物を構成する液晶性化合物が使用条件下で化学的に安定であり、かつ相互に良好な溶解性を持つことが重要である。
しかし、既存の液晶化合物や組成物だけではこれらの問題を解決するのは非常に難しいのが現状であり、上述の諸々の要求に応えられる新しい液晶性化合物および組成物の開発が急務である。
【0003】
近年液晶表示素子は画面の大型化を目的に様々な技術開発が試みられているが、なかでも消費電力の低下と高速応答に大きく寄与する組成物の開発が望まれている。消費電力を下げるには、組成物のしきい値電圧(E.Jakeman等、Phys.Lett.,39A.69(1972))のさらなる低下が必須である。また高速応答のためには低粘性であることも重要である。これらの目的を達成するためにかねてより種々の化合物が開発されている。例えば下記の式(a)、(b)および(c)に示す、分子中にシリル基を含む化合物が、それぞれ特開平6−9653、特開平7−2878および特開平7−2879により知られている。
【0004】
【化6】
Figure 0004655387
【0005】
これらの化合物はケイ素が三つのアルキルによって置き替えられている。例えば、本発明者等がプロピルジメチルシリルを有する下記の式(d)に示す化合物の物性値を測定したところ、粘性が著しく高いうえ、組成物を構成する他の成分との相溶性が充分でないといった問題点が分かった。
【0006】
【化7】
Figure 0004655387
【0007】
物性測定:メルク社製の組成物ZLI−1132のネマチック相−等方相転移温度(NI)と20℃における粘度(η)は、それぞれ72.6℃および26.7mPa・sであった。次いで、この組成物85重量%に式(d)の化合物15重量%を添加し、得られた組成物のNIとηを測定したところ、それぞれ15℃以下および39.7mPa・sであった。この結果から式(d)の化合物を用いて調製した組成物は、粘度が著しく高くなるうえ、50℃以上もNIが低下することが分かった。そして、さらに式(d)の化合物は他の組成物との相溶性が良くなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来技術の課題を克服するため、低粘性で、低いしきい値電圧を有し、相溶性が改善された新規ケイ素化合物、これを含む組成物および該組成物を用いた液晶表示素子を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願で特許請求される発明は以下の通りである。なお、「任意の」の語は「少なくとも1つの」を意味する。
[1]式(1)で表されるケイ素化合物。
【0010】
【化8】
Figure 0004655387
【0011】
(式中、Y1は炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2−は−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−S−と−S−、−O−と−S−、−O−とSiH3、および−S−とSiH3が隣接することはなく、またこのアルキレンの少なくとも1つの−Hは、ハロゲンまたは−CNで置き替えられてもよく;Y2は−H、ハロゲン、−CN、−C≡C−CN、または炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−S−と−S−または−O−と−S−が隣接することはなく、またこのアルキルの任意の−Hは、ハロゲンまたは−CNで置き替えられてもよく;A1、A2、A3およびA4は各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、または任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンであり、1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−シクロヘキセニレンの任意の−Hはハロゲンで置き替えられてもよく、また、これらの環の任意の−CH2−は−O−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、1,4−フェニレンの任意の−CH=は−N=で置き替えられてもよく;Z1、Z2およびZ3は各々独立して単結合、−(CH22−、−OCH2−、−CH2O−、−CH=CH−、−C≡C−、−(CH24−、−O(CH23−、−(CH23O−、−COO−、−OCO−、−OCF2−、または−CF2O−であり;p,qは各々独立して0または1である。)
[2] 前記の式(1)においてpおよびqが0であり、A1およびA2が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1が単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−(CH24−、−COO−、−OCO−、−OCF2−、または−CF2O−である前記[1]に記載のケイ素化合物。
[3] 前記の式(1)においてpが1、qが0であり、A1、A2およびA3が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1およびZ2が各々独立して、単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−(CH24−、−OCF2−、または−CF2O−である前記[1]に記載のケイ素化合物。
【0012】
[4] 前記の式(1)においてpおよびqが1であり、A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1、Z2およびZ3が各々独立して単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−(CH24−、−OCF2−、または−CF2O−である前記[1]に記載のケイ素化合物。
[5] 前記の式(1)においてY1は炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−O−とSiH3が隣接することはなく;Y2が炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルである前記[1]に記載のケイ素化合物。
[6] 前記の式(1)においてY1が炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−O−とSiH3が隣接することはなく;Y2がハロゲン、−CN、−C≡C−CNまたは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、少なくとも1つの−Hはハロゲンで置き替えられており;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1つの−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルである前記[1]に記載のケイ素化合物。
【0013】
[7] 前記の式(1)においてY1は炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−O−とSiH3が隣接することはなく;Y2が炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−S−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−S−と−S−および−O−と−S−が隣接することはなく;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、2位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、または2位および3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンであるが、A1、A2、A3およびA4のうち必ず1つは2位または3位にハロゲン置き替えられた1,4−フェニレンまたは2位および3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンである前記[1]に記載のケイ素化合物。
[8] [1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種類含有することを特徴とする液晶組成物。
[9] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第2成分として、式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
【0014】
【化9】
Figure 0004655387
【0015】
(式中、R1は炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、この基の任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;X1は−F、−Cl、−OCF3、−OCF2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2H、または−OCF2CFHCF3であり;L1およびL2は各々独立して−Hまたは−Fであり;Z4およびZ5は各々独立して−(CH22−、−(CH24−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、または単結合であり;環Bおよび環Cはそれぞれ独立して1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,4−フェニレン、または少なくとも1つの−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンであり;環Dは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、または少なくとも1つの−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンである。)
[10] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
【0016】
【化10】
Figure 0004655387
【0017】
(式中、R2およびR3は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、このアルキルの任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;X2は−CNまたは−C≡C−CNであり;環Eは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Fは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Gは1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;Z6は−(CH22−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または単結合であり;L3、L4およびL5は各々独立して−Hまたは−Fであり;a、bおよびcは各々独立して0または1である)
[11] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、式(7)、(8)および(9)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
【0018】
【化11】
Figure 0004655387
【0019】
(式中、R4およびR5は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、このアルキルの任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;環Iおよび環Jは各々独立して、1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;L6、L7、L8およびL9は各々独立して−Hまたは−Fであるが、すべてが同時に−Hであることはなく;Z7およびZ8は各々独立して−(CH22−、−COO−または単結合である)
[12] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記[9]に記載の式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
【0020】
【化12】
Figure 0004655387
【0021】
(式中、R6およびR7は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、このアルキルの任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;環K、環Mおよび環Nは各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2,5−ジイル、1,4−フェニレンまたは−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンであり;Z9およびZ10は各々独立して−C≡C−、−COO−、−(CH22−、−CH=CH−、または単結合である。)
[13] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記[10]に記載の式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記[12]に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
[14] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記[11]に記載の式(7)、(8)および(9)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記[12]に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
[15] 第一成分として、[1]〜[7]のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記[9]に記載の式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記[10]に記載の式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第四成分として、前記[12]に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする前記[8]に記載の液晶組成物。
[16] [8]〜[15]のいずれか1項に記載の液晶組成物に、さらに1種以上の光学活性化合物を添加したことを特徴とする液晶組成物。
[17] [8]〜[16]のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いることを特徴とする液晶表示素子。
【0022】
本発明の化合物(1)は末端基にSiH3を有し、2個から4個の六員環を持つ(以下、二環系から四環系と表記することがある)化合物であり、表示素子が使用される条件下で物理的および化学的にも極めて安定である。さらに、相溶性が良く、低粘性、低いしきい値電圧を有する。化合物(1)を構成する六員環、結合基または側鎖を適当に選ぶことにより、所望の物性値を任意に調整することが可能である。好ましい化合物を以下に示す。
【0023】
【化13】
Figure 0004655387
【0024】
【化14】
Figure 0004655387
【0025】
【化15】
Figure 0004655387
【0026】
【化16】
Figure 0004655387
【0027】
【化17】
Figure 0004655387
【0028】
【化18】
Figure 0004655387
【0029】
【化19】
Figure 0004655387
【0030】
【化20】
Figure 0004655387
【0031】
【化21】
Figure 0004655387
【0032】
【化22】
Figure 0004655387
【0033】
【化23】
Figure 0004655387
【0034】
【化24】
Figure 0004655387
【0035】
【化25】
Figure 0004655387
【0036】
【化26】
Figure 0004655387
【0037】
【化27】
Figure 0004655387
【0038】
【化28】
Figure 0004655387
【0039】
【化29】
Figure 0004655387
【0040】
【化30】
Figure 0004655387
【0041】
【化31】
Figure 0004655387
【0042】
1、Y2は前記[1]の記載と同じ意味を示す。
好ましいY1は、炭素数1〜10のアルキレン、アルキレンオキシ、アルキレンオキシアルキレン、アルケニレン、アルケニレンオキシ、アルケニレンオキシアルキレンもしくはアルキレンオキシアルケニレンを挙げることができる。その中でも特に好ましい基は、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、メチレンオキシ、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、ブチレンオキシ、ペンチレンオキシ、ヘキシレンオキシ、ヘプチレンオキシ、メチレンオキシメチレン、エチレンオキシメチレン、プロピレンオキシメチレン、メチレンオキシエチレン、エチレンオキシエチレン、メチレンオキシプロピレン、エチレンオキシプロピレン、ビニレン、1−プロペニレン、2−プロペニレン、1−ブテニレン、2−ブテニレン、3−ブテニレン、2−プロペニレンオキシ、2−ブテニレンオキシ等である。
好ましいY2は、炭素数1〜10のアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキルもしくはアルキルオキシアルケニル、アルキニル、フルオロアルキル、フルオロアルキルオキシ、ハロゲン、シアノ、シアノアルキニルを挙げることができる。その中でも特に好ましい基は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、プロポキシプロピル、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−プロペニルオキシ、2−ブテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、4−ペンテニルオキシ、2−プロペニルオキシメチル、2−プロペニルオキシエチル、3−ブテニルオキシメチル、3−メトキシ−1−プロペニル、3−メトキシ−1−ペンテニル、3−メトキシ−2−ペンテニル、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、−F、−Cl、−CN、−C≡C−CN、−CF3、−OCF3、−OCF2H等である。
【0043】
1とY2の一方または両方が光学活性基である化合物は、キラルドープ剤として特に有用である。これらを組成物に添加することによってリバース・ツイスト・ドメインの発生を防止することができる。
【0044】
化合物(1)はTN型、STN型およびTFT型用等をはじめとする種々の表示素子に使用する組成物の成分として好適に使用することができる。化合物(1)のうち二環、三環系化合物は低粘性を示し、三環、四環系化合物は高い等方相転移温度を示す。
分子内に2個以上のシクロヘキサン環を有する化合物(1)は、高い等方相転移温度と小さなΔnおよび低粘性を示す。また、ジオキサン環またはピリミジン環を有する化合物(1)は比較的大きなΔεを示す。
分子内にベンゼン環を1つ以上有する化合物(1)は、比較的大きなΔnと高い液晶配向パラメーターを示すので優れている。特に分子内に2個以上のベンゼン環を有する化合物は、特に大きなΔnと広い液晶温度範囲と化学的に高い安定性を有する。
【0045】
双極子モーメントが分子長軸方向に大きくなるように、−F、−CN、−CF3、−OCF3、−OCF2H等の基が置換した化合物(1)は、大きな正のΔε高い等方相転移点、比較的低い粘性を有する。これらの基がベンゼン環に置換した化合物は優れた安定性と特に大きな正のΔεを示す。さらに複数の基がベンゼン環に置換した化合物はより大きなΔεを示す。
双極子モーメントが分子短軸方向に大きくなるように、−Fが置換した化合物(1)は、大きな負のΔε、高い等方相転移点、比較的低い粘性を示す。ベンゼン環の側方位に−Fが置換した化合物は優れた化学的安定性と大きな負のΔεを示す。このような−Fを2個以上有する化合物は特に大きな負のΔεを示す。
1、Z2および/またはZ3に二重結合を有する化合物(1)は、広い液晶温度範囲と大きな弾性定数比を示すのでSTN用の組成物として用いるのに好適である。三重結合を有する化合物(1)は、大きなΔnを示す。
これらのことから環、側鎖および/または結合基を適当に選択することにより所望の物性を有する新たな液晶性化合物を得ることができる。また、化合物(1)は、それを構成する原子がその同位体で置き替えられた場合も、同様の特性を示すので用いることができる。
【0046】
以下、本発明の組成物に関して説明する。この組成物は、優良な特性を発現するために、少なくとも1種の化合物(1)(以下、第1成分という)を0.1〜99.9重量%含有するのが好ましい。より好ましい量は1〜80重量%、さらに好ましくは1〜60重量%である。
組成物は第一成分のみでもよい。第二成分として化合物(2)、(3)および(4)から選ばれた少なくとも1種の化合物(以下第二A成分と称する)および/または化合物(5)および(6)から選ばれた少なくとも1種の化合物(以下第二B成分と称する)を第一成分に加えてもよい。しきい値電圧、液晶相温度範囲、屈折率異方性、誘電率異方性および粘度等を調整する目的で、化合物(10)、(11)および(12)から選ばれる少なくとも1種類の化合物を第三成分として加えることもできる。
組成物の各成分である化合物は、各元素の同位体からなる類縁体でも、物理特性に大きな差異が無いので差し支えない。
上記第二A成分のうち、化合物(2)の好適な例は(2−1)〜(2−9)であり、化合物(3)の好適な例は(3−1)〜(3−97)であり、化合物(4)の好適な例は(4−1)〜(4−33)である。
【0047】
【化32】
Figure 0004655387
【0048】
【化33】
Figure 0004655387
【0049】
【化34】
Figure 0004655387
【0050】
【化35】
Figure 0004655387
【0051】
【化36】
Figure 0004655387
【0052】
【化37】
Figure 0004655387
【0053】
【化38】
Figure 0004655387
【0054】
【化39】
Figure 0004655387
【0055】
【化40】
Figure 0004655387
【0056】
【化41】
Figure 0004655387
【0057】
【化42】
Figure 0004655387
【0058】
【化43】
Figure 0004655387
【0059】
【化44】
Figure 0004655387
【0060】
式中、R1、X1は前記[9]の記載と同じ意味を表す。
これらの化合物(2)、(3)および(4)は、正の誘電率異方性を有し、熱安定性や化学的安定性が非常に優れているので、主としてTFT用の組成物に用いられる。TFT用の組成物を調製する場合、該化合物の量は、組成物の全重量に対して0.1〜99.9重量%の範囲である。好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。化合物(10)〜(12)を粘度調整の目的でさらに組成物に加えてもよい。
【0061】
前記第二B成分のうち、化合物(5)および(6)の好適な例は、それぞれ(5−1)〜(5−58)および(6−1)〜(6−3)である。
【0062】
【化45】
Figure 0004655387
【0063】
【化46】
Figure 0004655387
【0064】
【化47】
Figure 0004655387
【0065】
【化48】
Figure 0004655387
【0066】
【化49】
Figure 0004655387
【0067】
【化50】
Figure 0004655387
【0068】
【化51】
Figure 0004655387
【0069】
(式中、R2,R3およびX2は前記[10]の記載と同じ意味を表す)
これらの化合物(5)および(6)は、正の非常に大きな誘電率異方性を有するので、主としてSTN、TN用の組成物に用いられる。これらの化合物は特にしきい値電圧を低くする目的で使用される。粘度および屈折率異方性を調整する、液晶相温度範囲を広げる、および急峻性を改良する目的にも使用される。STNまたはTN用の組成物を調製する場合、化合物(5)および(6)の使用量は0.1〜99.9重量%の範囲である。好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。しきい値電圧、液晶相温度範囲、屈折率異方性、誘電率異方性および粘度等を調整する目的で後述の第三成分をさらに加えることもできる。
【0070】
垂直配向モード(VAモード)等に適した、誘電率異方性が負の組成物を調製する場合には化合物(7)〜(9)から選ばれた少なくとも一種の化合物(以下第二C成分)を混合するのが好ましい。第二C成分の化合物(7)〜(9)の好適な例は、それぞれ(7−1)〜(7−3)、(8−1)〜(8−5)および(9−1)〜(9−3)である。
【0071】
【化52】
Figure 0004655387
【0072】
【化53】
Figure 0004655387
【0073】
【化54】
Figure 0004655387
【0074】
式中、R4、R5は前記[11]の記載と同じ意味を表す。
化合物(7)〜(9)は、誘電率異方性が負である。2つの六員環を有する化合物(7)は、主としてしきい値電圧、粘度または屈折率異方性を調整する目的で使用される。化合物(8)は、透明点を高くしてネマチックレンジを広げる、しきい値電圧を低くするおよび屈折率異方性値を大きくする、との目的で使用される。
化合物(7)〜(9)は、VAモード用の誘電率異方性の値が負である組成物に使用される。その量を増加させると組成物のしきい値電圧が低くなるが、粘度が高くなる。従って、しきい値電圧の要求値を満たす限り、できるだけ少ない量が好ましい。化合物(7)〜(9)の量は、VAモードの用途では40重量%以上が好ましく、より好ましくは50〜90重量%である。
弾性定数をコントロールし、組成物の電圧透過率曲線を制御する目的で、化合物(7)〜(9)を誘電率異方性が正である組成物に混合することもある。その量は30重量%以下が好ましい。
【0075】
前記の第三成分のうち、化合物(10)〜(12)の好適な例は、それぞれ(10−1)〜(10−11)、(11−1)〜(11−12)および(12−1)〜(12−6)である。
【0076】
【化55】
Figure 0004655387
【0077】
【化56】
Figure 0004655387
【0078】
【化57】
Figure 0004655387
【0079】
式中、R6およびR7は前記[12]の記載と同じ意味を表す。
化合物(10)〜(12)は、誘電率異方性値の絶対値が小さく、中性に近い。化合物(10)は主として粘度または屈折率異方性を調整する目的で使用される。また化合物(11)および(12)は、透明点を高くしてネマチックレンジを広げる、または屈折率異方性を調整する目的で使用される。化合物(10)〜(11)の量を増加させると組成物のしきい値電圧が高くなり、粘度が低くなる。従って、しきい値電圧の要求値を満たす限り、多量に使用したほうがよい。化合物(10)〜(12)の量は、TFTの用途では40重量%以下、好ましくは35重量%以下である。STNまたはTN用の用途における量は、70重量%以下、好ましくは60重量%以下である。
【0080】
本発明の組成物は、化合物(1)の少なくとも1種を0.1〜99重量%含有することによって、優良な特性を発現する。
組成物は公知の方法、例えば種々の成分を加熱によって相互に溶解させることにより調製される。必要により適当な添加物を加えることによって、意図する用途に応じて最適化される。このような添加物は当業者によく知られており、文献等に詳細に記載されている。キラルドープ剤は液晶のらせん構造を誘起してねじれを与え、逆ねじれを防ぐ。キラルドープ剤の例として以下の光学活性化合物を挙げることができる。
【0081】
【化58】
Figure 0004655387
【0082】
本発明の組成物は、通常これらの光学活性化合物を添加して、ねじれのピッチを調整する。ねじれのピッチはTFT用およびTN用の組成物であれば40〜200μmの範囲が好ましい。STN用の場合は6〜20μmの範囲が好ましい。また、双安定TN(Bistable TN)モード用の場合は、1.5〜4μmの範囲が好ましい。また、ピッチの温度依存性を調整する目的で2種以上の光学活性化合物を添加してもよい。
【0083】
メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色素を添加すれば、G−H型用の組成物として使用することもできる。本発明に係る組成物は、ネマチック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子を形成して作製したポリマー分散型液晶表示素子(PDLCD)例えばポリマーネットワーク液晶表示素子(PNLCD)にも使用することができる。複屈折制御(ECB)型やDS型用の組成物としても使用できる。
【0084】
化合物(1)は通常の有機合成法により製造する。例えばOrganic Synthesis(John Wiley & Sons)、Organic Reactions(John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis(Pergamon Press)、新実験化学講座(丸善)等の成書、雑誌に記載の、公知の一般的な合成法を適当に選択、組み合わせる。
Si部位の導入については、例えばSilicon in Organic Synthesis(Butterwortons)、Silicon Reagents for Organic Synthesis(Springer−Verlag)、Silicon Reagents in OrganicSynthesis(Academic Press)等の成書、雑誌に記載の、公知の一般的な合成法を適当に選択、組み合わせる。
具体的な例として、次に示した経路を挙げることができる。
【0085】
【化59】
Figure 0004655387
【0086】
上記Y1、Y2、A1、A2、A3、A4、Z1、Z2、Z3、pおよびqは前記[1]の記載と同様である。また、Q1はハロゲンであり、Q2はハロゲンまたはアルコキシである。Mtはリチウム、カリウム、ハロゲン化マグネシウムまたはハロゲン化亜鉛である。
まず、化合物(11)をマグネシウム等の金属単体やアルキルリチウム化合物、アルキル亜鉛化合物、アルキルカリウム化合物またはアルキルカドミウム化合物等、種々の有機金属試薬を作用させることにより、有機金属試薬(12)を調製する。これにテトラアルコキシシラン、テトラハロシラン等の四置換シランを作用させケイ素化合物(13)を得る。水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、ジボラン−THF等の適当な還元剤で、化合物(13)を還元処理することによって化合物(1)に誘導する。これらの還元剤によって化合物(13)における他の置換基が還元される場合には、適当な添加物を用いるかあるいは反応条件を調節してSiQ2 3のみを選択的に還元する。
【0087】
【実施例】
実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により制限されるものではない。化合物の構造は核磁気共鳴スペクトル、質量スペクトル(以下MSと略す)等で確認した。MSにおいてM+は分子イオンピークを表す。Cは結晶相を、Sはスメクチック相を、Nはネマチック相を、Isoは等方性液体相を示す。相転移温度の単位はすべて℃である。
【0088】
実施例1
トランス−1−ペンチル−4−(トランス−4−シリルメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン((1)式において、Y1がメチレン、Y2がペンチル、A1およびA2がトランス−1,4−シクロヘキシレン、Z1が単結合、pおよびqが0である化合物(No.742))の製造
第1段
THF100ミリリットル、マグネシウム(120ミリモル)とトランス−1−ペンチル−4−(トランス−4−クロロメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン(100ミリモル)からグリニャール試薬を窒素雰囲気下で調製した。テトラメトキシシラン(150ミリモル)のTHF100ミリリットル溶液を、65℃に加温して、グリニャール試薬を滴下し、さらに同温度で2時間攪拌した。放冷後反応混合物を濾過し、溶媒を留去した後、減圧蒸留によりトランス−1−ペンチル−4−(トランス−4−トリメトキシシリルメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン(65ミリモル)を得た。
第2段
窒素雰囲気下、氷浴上で、水素化リチウムアルミニウム(59ミリモル)をTHF50ミリリットルに懸濁させ、第1段の反応で得たトランス−1−ペンチル−4−(トランス−4−トリメトキシシリルメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン(65ミリモル)のTHF50ミリリットル溶液を滴下した。1時間攪拌した後、反応混合物に水を加え、不溶物を濾別した。分液した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘプタン)で精製し、次いでヘプタンから再結晶してトランス−1−ペンチル−4−(トランス−4−シリルメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン(30ミリモル)を得た。
相転移温度: Cr −0.9 S 74.2 Iso
MS: m/e=280(M+)
【0089】
実施例2
1−トリフルオロメトキシ−4−(トランス−4−(トランス−4−シリルエチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベンゼン((1)式において、Y1がエチレン、Y2が−OCF3、A1およびA2がトランス−1,4−シクロヘキシレン、A3が1,4−フェニレン、Z1およびZ2が単結合、pが1、qが0である化合物(No.34))の製造
第1段
THF100ミリリットル、マグネシウム(120ミリモル)と1−トリフルオロメトキシ−4−(トランス−4−(トランス−4−クロロエチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベンゼン(100ミリモル)から、グリニャール試薬を窒素雰囲気下で調製した。テトラメトキシシラン(150ミリモル)のTHF100ミリリットル溶液を65℃に加温し、グリニャール試薬を滴下し、同温度で2時間攪拌した。放冷後反応混合物を濾過し、溶媒を留去した後、減圧蒸留により1−トリフルオロメトキシ−4−(トランス−4−(トランス−4−トリメトキシシリルエチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベンゼン(57ミリモル)を得た。
第2段
窒素雰囲気下、氷浴上で、水素化リチウムアルミニウム(51ミリモル)をTHF50ミリリットルに懸濁させ、第1段の反応で得た1−トリフルオロメトキシ−4−(トランス−4−(トランス−4−トリメトキシシリルエチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベンゼン(57ミリモル)のTHF50ミリリットル溶液を滴下した。滴下後1時間攪拌し、反応混合物に水を加え、不溶物を濾別した。分液した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘプタン/トルエンの混合溶媒)で精製し、ヘプタンから再結晶して1−トリフルオロメトキシ−4−(トランス−4−(トランス−4−シリルエチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベンゼン(26ミリモル)を得た。
MS: m/e=384(M+)
【0090】
実施例3
1−エトキシ−2,3−ジフルオロ−4−(トランス−4−シリルブチルシクロヘキシル)ベンゼン((1)式において、Y1がブチレン、Y2がエトキシ、A1がトランス−1,4−シクロヘキシレン、A2が2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン、Z1が単結合、pおよびqが0である化合物(No.676))の製造
第1段
THF100ミリリットル、マグネシウム(120ミリモル)と1−エトキシ−2,3−ジフルオロ−4−(トランス−4−クロロブチルシクロヘキシル)ベンゼン(100ミリモル)から、グリニャール試薬を窒素雰囲気下で調製した。テトラメトキシシラン(150ミリモル)のTHF100ミリリットル溶液を65℃に加温し、グリニャール試薬を滴下し、さらに同温度で2時間攪拌した。放冷後反応混合物を濾過し、溶媒を留去した後、減圧蒸留により1−エトキシ−2,3−ジフルオロ−4−(トランス−4−トチメトキシシリルブチルシクロヘキシル)ベンゼン(58ミリモル)を得た。
第2段
窒素雰囲気下、氷浴上で、水素化リチウムアルミニウム(52ミリモル)をTHF50ミリリットルに懸濁させ、第1段の反応で得た1−エトキシ−2,3−ジフルオロ−4−(トランス−4−トチメトキシシリルブチルシクロヘキシル)ベンゼン(58ミリモル)のTHF50ミリリットル溶液を滴下した。滴下後1時間攪拌し、反応混合物に水を加え、不溶物を濾別し、分液した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘプタン/トルエンの混合溶媒)で精製し、ヘプタンから再結晶して1−エトキシ−2,3−ジフルオロ−4−(トランス−4−シリルブチルシクロヘキシル)ベンゼン(25ミリモル)を得た。
MS: m/e=326(M+)
【0091】
実施例4
2−フルオロ−1−(4−プロピルフェニル)−4−(4−シリルエチルフェニル)ベンゼン((1)式において、Y1がエチレン、Y2がプロピル、A1およびA3が1,4−フェニレン、A2が2−フルオロ−1,4−フェニレン、Z1およびZ2が単結合、pが1、qが0である化合物(No.861))の製造
第1段
THF100ミリリットル、マグネシウム(120ミリモル)と2−フルオロ−1−(4−プロピルフェニル)−4−(4−クロロエチルフェニル)ベンゼン(100ミリモル)から、グリニャール試薬を窒素雰囲気下で調製した。テトラメトキシシラン(150ミリモル)のTHF100ミリリットル溶液を65℃に加温し、グリニャール試薬を滴下し、さらに同温度で2時間攪拌した。放冷後反応混合物を濾過し、溶媒を留去した後、減圧蒸留により2−フルオロ−1−(4−プロピルフェニル)−4−(4−トリメトキシシリルエチルフェニル)ベンゼン(59ミリモル)を得た。
第2段
窒素雰囲気下、氷浴上で、水素化リチウムアルミニウム(53ミリモル)をTHF50ミリリットルに懸濁させ、第1段の反応で得た2−フルオロ−1−(4−プロピルフェニル)−4−(4−トリメトキシシリルエチルフェニル)ベンゼン(59ミリモル)のTHF50ミリリットル溶液を滴下した。滴下後1時間攪拌し、反応混合物に水を加え、不溶物を濾別した。分液した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘプタン)で精製し、ヘプタンから再結晶して2−フルオロ−1−(4−プロピルフェニル)−4−(4−シリルエチルフェニル)ベンゼン(22ミリモル)を得た。
MS: m/e=348(M+)
実施例1〜4の方法に準拠して次の化合物を製造する。
【0092】
【化60】
Figure 0004655387
【0093】
【化61】
Figure 0004655387
【0094】
【化62】
Figure 0004655387
【0095】
【化63】
Figure 0004655387
【0096】
【化64】
Figure 0004655387
【0097】
【化65】
Figure 0004655387
【0098】
【化66】
Figure 0004655387
【0099】
【化67】
Figure 0004655387
【0100】
【化68】
Figure 0004655387
【0101】
【化69】
Figure 0004655387
【0102】
【化70】
Figure 0004655387
【0103】
【化71】
Figure 0004655387
【0104】
【化72】
Figure 0004655387
【0105】
【化73】
Figure 0004655387
【0106】
【化74】
Figure 0004655387
【0107】
【化75】
Figure 0004655387
【0108】
【化76】
Figure 0004655387
【0109】
【化77】
Figure 0004655387
【0110】
【化78】
Figure 0004655387
【0111】
【化79】
Figure 0004655387
【0112】
【化80】
Figure 0004655387
【0113】
【化81】
Figure 0004655387
【0114】
【化82】
Figure 0004655387
【0115】
【化83】
Figure 0004655387
【0116】
【化84】
Figure 0004655387
【0117】
【化85】
Figure 0004655387
【0118】
【化86】
Figure 0004655387
【0119】
【化87】
Figure 0004655387
【0120】
【化88】
Figure 0004655387
【0121】
【化89】
Figure 0004655387
【0122】
【化90】
Figure 0004655387
【0123】
【化91】
Figure 0004655387
【0124】
【化92】
Figure 0004655387
【0125】
【化93】
Figure 0004655387
【0126】
【化94】
Figure 0004655387
【0127】
【化95】
Figure 0004655387
【0128】
【化96】
Figure 0004655387
【0129】
【化97】
Figure 0004655387
【0130】
【化98】
Figure 0004655387
【0131】
【化99】
Figure 0004655387
【0132】
【化100】
Figure 0004655387
【0133】
【化101】
Figure 0004655387
【0134】
【化102】
Figure 0004655387
【0135】
【化103】
Figure 0004655387
【0136】
【化104】
Figure 0004655387
【0137】
【化105】
Figure 0004655387
【0138】
【化106】
Figure 0004655387
【0139】
【化107】
Figure 0004655387
【0140】
【化108】
Figure 0004655387
【0141】
【化109】
Figure 0004655387
【0142】
【化110】
Figure 0004655387
【0143】
【化111】
Figure 0004655387
【0144】
【化112】
Figure 0004655387
【0145】
【化113】
Figure 0004655387
【0146】
【化114】
Figure 0004655387
【0147】
【化115】
Figure 0004655387
【0148】
【化116】
Figure 0004655387
【0149】
【化117】
Figure 0004655387
【0150】
【化118】
Figure 0004655387
【0151】
【化119】
Figure 0004655387
【0152】
【化120】
Figure 0004655387
【0153】
【化121】
Figure 0004655387
【0154】
【化122】
Figure 0004655387
【0155】
【化123】
Figure 0004655387
【0156】
【化124】
Figure 0004655387
【0157】
【化125】
Figure 0004655387
【0158】
以下に本発明の化合物を組成物の成分として用いた場合の実施例を示す。なお、組成物例および後述の実施例中の化合物は、以下の表1に示した定義によって記号化して表記した。
【0159】
【表1】
Figure 0004655387
【0160】
実施例中において、特に断りのない限り「%」は「重量%」を、「部」は「重量部」を示し、化合物にシス−トランス異性体が存在する場合には、トランス型を意味する。左末端基の記載がない場合、その基は水素原子を示す。
【0161】
実施例5
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 15.0%
Si1−HH−5 (No.742) 8.0%
1V2−BEB(F,F)−C 5.0%
3−HB−C 10.0%
1−BTB−3 5.0%
2−BTB−1 10.0%
3−HH−4 3.0%
3−HHB−1 11.0%
3−HHB−3 9.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HB(F)TB−2 6.0%
3−HB(F)TB−3 6.0%
NI =74.1(℃)
η =15.5(mPa・s)
Δn =0.150
Δε =9.6
Vth=1.81(V)
上記組成物100部にCM33を0.8部添加したときのピッチは11.3μmであった。
【0162】
実施例6
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 13.0%
2O1−BEB(F)−C 5.0%
3O1−BEB(F)−C 15.0%
4O1−BEB(F)−C 13.0%
2−HHB(F)−C 15.0%
3−HHB(F)−C 15.0%
3−HB(F)TB−2 4.0%
3−HB(F)TB−3 4.0%
3−HB(F)TB−4 4.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−O1 4.0%
NI =85.4(℃)
η =80.2(mPa・s)
Δn =0.143
Δε =31.1
Vth=0.86(V)
【0163】
実施例7
Si3−HB(F,F)B(F)−F (No.189) 4.0%
5−PyB−F 4.0%
3−PyB(F)−F 4.0%
2−BB−C 5.0%
5−BB−C 5.0%
2−PyB−2 2.0%
3−PyB−2 2.0%
4−PyB−2 2.0%
6−PyB−O5 3.0%
6−PyB−O6 3.0%
6−PyB−O7 3.0%
6−PyB−O8 3.0%
3−PyBB−F 6.0%
4−PyBB−F 6.0%
5−PyBB−F 6.0%
3−HHB−1 6.0%
3−HHB−3 8.0%
2−H2BTB−2 4.0%
2−H2BTB−3 4.0%
2−H2BTB−4 5.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 5.0%
3−H2BTB−4 5.0%
NI =93.2(℃)
η =33.4(mPa・s)
Δn =0.198
Δε =6.5
Vth=2.26(V)
【0164】
実施例8
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 5.0%
Si3−HHB(F)−OCF3 (No. 39) 5.0%
3−GB−C 10.0%
2−BEB−C 12.0%
3−BEB−C 4.0%
3−PyB(F)−F 6.0%
3−HEB−O4 8.0%
4−HEB−O2 6.0%
5−HEB−O1 6.0%
3−HEB−O2 5.0%
5−HEB−O2 4.0%
5−HEB−5 5.0%
4−HEB−5 5.0%
1O−BEB−2 4.0%
3−HHB−1 6.0%
3−HHEBB−C 3.0%
3−HBEBB−C 3.0%
5−HBEBB−C 3.0%
NI =74.0(℃)
η =39.5(mPa・s)
Δn =0.117
Δε =10.7
Vth=1.36(V)
【0165】
実施例9
Si4−HB(F)EB−OCF3 (No.219) 3.0%
3−HB−C 18.0%
1O1−HB−C 10.0%
3−HB(F)−C 10.0%
2−PyB−2 2.0%
3−PyB−2 2.0%
4−PyB−2 2.0%
1O1−HH−3 7.0%
2−BTB−O1 7.0%
3−HHB−1 7.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HHB−3 8.0%
3−H2BTB−2 3.0%
3−H2BTB−3 3.0%
2−PyBH−3 4.0%
3−PyBH−3 3.0%
3−PyBB−2 3.0%
NI =80.2(℃)
η =18.3(mPa・s)
Δn =0.140
Δε =8.3
Vth=1.73(V)
【0166】
実施例10
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 12.0%
2−BEB(F)−C 5.0%
3−BEB(F)−C 4.0%
1V2−BEB(F,F)−C 10.0%
3−HH−EMe 10.0%
3−HB−O2 18.0%
7−HEB−F 2.0%
3−HHEB−F 2.0%
5−HHEB−F 2.0%
3−HBEB−F 4.0%
2O1−HBEB(F)−C 2.0%
3−HB(F)EB(F)−C 2.0%
3−HBEB(F,F)−C 2.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HHB−3 13.0%
3−HEBEB−F 2.0%
3−HEBEB−1 2.0%
NI =69.6(℃)
η =31.6(mPa・s)
Δn =0.109
Δε =24.1
Vth=0.90(V)
【0167】
実施例11
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 10.0%
2−BEB(F)−C 5.0%
3−BEB(F)−C 4.0%
4−BEB(F)−C 12.0%
1V2−BEB(F,F)−C 6.0%
3−HB−O2 10.0%
3−HH−4 3.0%
3−HHB−F 3.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HBEB−F 4.0%
3−HHEB−F 7.0%
5−HHEB−F 7.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HB(F)TB−2 5.0%
NI =81.3(℃)
η =36.2(mPa・s)
Δn =0.133
Δε =24.5
Vth=1.12(V)
【0168】
実施例12
Si2−HB(2F3F)−O2 (No.678) 6.0%
Si4−HB(2F3F)−O2 (No.676) 6.0%
2−BEB−C 12.0%
3−BEB−C 4.0%
4−BEB−C 6.0%
3−HB−C 28.0%
4−HEB−O2 8.0%
5−HEB−O1 8.0%
3−HEB−O2 6.0%
5−HEB−O2 5.0%
3−HHB−1 7.0%
3−HHB−O1 4.0%
NI =55.4(℃)
η =27.6(mPa・s)
Δn =0.114
Δε =9.3
Vth=1.41(V)
【0169】
実施例13
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 7.0%
2−BEB−C 10.0%
5−BB−C 12.0%
1−BTB−3 7.0%
2−BTB−1 10.0%
1O−BEB−2 10.0%
1O−BEB−5 12.0%
2−HHB−1 4.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−1 7.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HHB−3 13.0%
NI =65.2(℃)
η =20.6(mPa・s)
Δn =0.155
Δε =6.9
Vth=1.71(V)
【0170】
実施例14
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 12.0%
Si2−HHB(F,F)−OCF2H (No. 41) 7.0%
Si3−HHB(F,F)−OCF2H (No. 44) 7.0%
Si4−HHB(F,F)−OCF2H (No. 45) 7.0%
2−HB−C 5.0%
3−HB−O2 15.0%
2−BTB−1 3.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−O1 5.0%
3−HHB−3 14.0%
3−HHEB−F 4.0%
5−HHEB−F 4.0%
3−HHB(F,F)−F 5.0%
NI =81.4(℃)
η =24.9(mPa・s)
Δn =0.091
Δε =7.3
Vth=2.00(V)
【0171】
実施例15
Si2−HB(F)EB−OCF3 (No.211) 4.0%
Si3−HB(F)EB−OCF3 (No.224) 4.0%
Si2−HH−2V (No.738) 7.0%
3−BEB(F)−C 8.0%
3−HB−C 8.0%
V−HB−C 8.0%
3−HB−O2 3.0%
3−HH−2V 14.0%
V2−HHB−1 15.0%
3−HHB−1 5.0%
3−HHEB−F 7.0%
3−H2BTB−2 6.0%
3−H2BTB−3 6.0%
3−H2BTB−4 5.0%
NI =101.0(℃)
η =17.1(mPa・s)
Δn =0.130
Δε =8.6
Vth=2.18(V)
【0172】
実施例16
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 24.0%
V2−HB−C 12.0%
1V2−HB−C 12.0%
3−HB(F)−C 5.0%
2−BTB−1 2.0%
3−HH−4 8.0%
3−HH−VFF 6.0%
2−HHB−C 3.0%
3−HHB−C 6.0%
3−HB(F)TB−2 8.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 5.0%
3−H2BTB−4 4.0%
NI =60.6(℃)
η =19.3(mPa・s)
Δn =0.135
Δε =12.8
Vth=1.67(V)
【0173】
実施例17
Si2−HHB(2F,3F)−O2 (No.691) 7.0%
5−BEB(F)−C 5.0%
V−HB−C 11.0%
5−PyB−C 6.0%
4−BB−3 11.0%
3−HH−2V 10.0%
5−HH−V 11.0%
V2−HHB−1 15.0%
3−HHB−1 9.0%
1V2−HBB−2 10.0%
3−HHEBH−3 5.0%
NI =91.1(℃)
η =17.8(mPa・s)
Δn =0.116
Δε =4.2
Vth=2.53(V)
【0174】
実施例18
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 10.0%
1V2−BEB(F,F)−C 8.0%
3−HB−C 10.0%
V2V−HB−C 4.0%
V2V−HH−3 19.0%
3−HB−O2 4.0%
3−HHB−1 10.0%
3−HHB−3 15.0%
3−HB(F)TB−2 4.0%
3−HB(F)TB−3 4.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
NI =87.6(℃)
η =17.6(mPa・s)
Δn =0.121
Δε =9.7
Vth=1.91(V)
【0175】
実施例19
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 10.0%
V2−HB−TC 10.0%
3−HB−TC 10.0%
5−HB−C 7.0%
5−BB−C 3.0%
2−BTB−1 10.0%
2−BTB−O1 5.0%
3−HH−4 5.0%
3−HHB−1 10.0%
3−HHB−3 11.0%
3−H2BTB−2 3.0%
3−H2BTB−3 3.0%
3−HB(F)TB−2 3.0%
5−BTB(F)TB−3 10.0%
NI =89.6(℃)
η =14.5(mPa・s)
Δn =0.197
Δε =8.5
Vth=1.87(V)
【0176】
実施例20
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 12.0%
Si1−HH−5 (No.742) 10.0%
Si2−HH−2V (No.738) 10.0%
1V2−BEB(F,F)−C 6.0%
3−HB−C 6.0%
2−BTB−1 10.0%
5−HH−VFF 10.0%
1−BHH−VFF 8.0%
1−BHH−2VFF 11.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HHB−1 4.0%
NI =67.8(℃)
η =12.7(mPa・s)
Δn =0.121
Δε =8.5
Vth=1.79(V)
【0177】
実施例21
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 15.0%
5−HBCF2OB(F,F)−C 3.0%
3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−C 3.0%
3−HB−C 3.0%
2−BTB−1 10.0%
5−HH−VFF 30.0%
1−BHH−VFF 8.0%
1−BHH−2VFF 11.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HHB−1 4.0%
NI =66.8(℃)
η =13.0(mPa・s)
Δn =0.116
Δε =7.0
Vth=2.03(V)
【0178】
実施例22
Si3−HHB(F)−OCF3 (No. 39) 8.0%
Si4−HHB(F)−OCF3 (No. 38) 8.0%
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 6.0%
Si3−HB(F,F)B(F)−F (No.189) 6.0%
2−HHB(F)−F 17.0%
3−HHB(F)−F 17.0%
2−H2HB(F)−F 10.0%
3−H2HB(F)−F 5.0%
5−H2HB(F)−F 10.0%
5−HBB(F)−F 13.0%
NI =86.7(℃)
η =29.8(mPa・s)
Δn =0.089
Δε =6.6
Vth=1.90(V)
上記組成物100部にCNを0.3部添加したときのピッチは78.7μmであった。
【0179】
実施例23
Si2−HHB(F,F)−OCF2H(No. 41) 10.0%
Si3−HHB(F,F)−OCF2H(No. 44) 10.0%
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 9.0%
Si3−HB(F)B(F,F)−F (No.194) 9.0%
7−HB(F,F)−F 3.0%
3−HB−O2 7.0%
5−HHB(F)−F 10.0%
5−HBB(F)−F 16.0%
2−HBB−F 4.0%
3−HBB−F 4.0%
5−HBB−F 3.0%
3−HBB(F,F)−F 5.0%
5−HBB(F,F)−F 10.0%
NI =71.1(℃)
η =31.5(mPa・s)
Δn =0.111
Δε =7.7
Vth=1.69(V)
【0180】
実施例24
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 8.0%
Si1−HH−5 (No.742) 6.0%
5−HB−CL 16.0%
3−HH−4 6.0%
3−HH−5 4.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−CL 3.0%
4−HHB−CL 4.0%
3−HHB(F)−F 10.0%
4−HHB(F)−F 9.0%
5−HHB(F)−F 9.0%
5−HBB(F)−F 4.0%
5−HBBH−1O1 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 2.0%
4−HHBB(F,F)−F 3.0%
5−HHBB(F,F)−F 3.0%
3−HH2BB(F,F)−F 3.0%
4−HH2BB(F,F)−F 3.0%
NI =100.8(℃)
η =18.7(mPa・s)
Δn =0.089
Δε =5.7
Vth=2.25(V)
【0181】
実施例25
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 8.0%
Si3−HHB(F)−OCF3 (No. 39) 8.0%
Si2−HB(F)EB−OCF3 (No.211) 10.0%
Si4−HB(F,F)B(F)−F (No.182) 10.0%
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 10.0%
3−HHB(F,F)−F 9.0%
5−H2HB(F,F)−F 8.0%
3−HBB(F,F)−F 11.0%
3−H2BB(F,F)−F 10.0%
5−HHBB(F,F)−F 3.0%
5−HHEBB−F 2.0%
3−HH2BB(F,F)−F 3.0%
4−HBBH−1O1 4.0%
5−HBBH−1O1 4.0%
NI =83.7(℃)
η =38.0(mPa・s)
Δn =0.118
Δε =11.1
Vth=1.58(V)
上記組成物100部にCM−43Lを0.25部添加したときのピッチは63.7μmであった。
【0182】
実施例26
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 12.0%
Si4−HHB(F)−OCF3 (No. 38) 5.0%
Si4−HB(F)EB−OCF3 (No.219) 10.0%
6−HB−F 9.0%
7−HB−F 7.0%
2−HHB−OCF3 7.0%
3−HHB−OCF3 7.0%
4−HHB−OCF3 7.0%
3−HH2B−OCF3 4.0%
5−HH2B−OCF3 4.0%
3−HHB(F,F)−OCF3 5.0%
3−HBB(F)−F 10.0%
3−HH2B(F)−F 3.0%
3−HB(F)BH−3 3.0%
5−HBBH−3 3.0%
3−HHB(F,F)−OCF2H 4.0%
NI =79.4(℃)
η =22.3(mPa・s)
Δn =0.094
Δε =8.8
Vth=1.65(V)
【0183】
実施例27
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 7.0%
Si3−HB(F,F)B(F)−F (No.189) 7.0%
Si4−HB(F,F)B(F)−F (No.182) 15.0%
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 10.0%
Si3−HB(F)B(F,F)−F (No.194) 11.0%
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 11.0%
2−HHB(F)−F 3.0%
4−HBB(F)−F 2.0%
3−H2BB(F)−F 10.0%
5−HBB(F,F)−F 6.0%
2−HHB(F,F)−F 5.0%
3−HHB(F,F)−F 5.0%
4−HHB(F,F)−F 5.0%
3−HHB−F 3.0%
NI =64.0(℃)
η =41.6(mPa・s)
Δn =0.125
Δε =11.1
Vth=1.53(V)
【0184】
実施例28
Si2−HHB(F,F)−OCF2H (No. 41) 10.0%
Si4−HHB(F,F)−OCF2H (No. 45) 10.0%
Si2−HB(F)EB−OCF3 (No.211) 3.0%
Si3−HB(F)EB−OCF3 (No.224) 3.0%
Si4−HB(F)EB−OCF3 (No.219) 3.0%
5−HB−CL 11.0%
3−HH−4 8.0%
5−HBB(F,F)−F 15.0%
3−HHB(F,F)−F 8.0%
3−HHEB(F,F)−F 10.0%
3−HBEB(F,F)−F 5.0%
5−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 6.0%
3−HHB−1 5.0%
NI =85.7(℃)
η =25.5(mPa・s)
Δn =0.100
Δε =8.6
Vth=1.70(V)
【0185】
実施例29
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 4.0%
Si2−HH−2V (No.738) 6.0%
7−HB(F)−F 6.0%
5−H2B(F)−F 6.0%
3−HB−O2 4.0%
3−HH−4 6.0%
2−HHB(F)−F 11.0%
3−HHB(F)−F 11.0%
5−HHB(F)−F 11.0%
2−HBB(F)−F 2.0%
3−HBB(F)−F 2.0%
3−HBB(F,F)−F 3.0%
2−HHBB(F,F)−F 4.0%
3−HHBB(F,F)−F 5.0%
3−HHEB−F 4.0%
5−HHEB−F 4.0%
3−HHB−1 7.0%
3−HHB−F 4.0%
NI =97.3(℃)
η =20.4(mPa・s)
Δn =0.086
Δε =4.8
Vth=2.34(V)
【0186】
実施例30
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 10.0%
Si3−HHB(F)−OCF3 (No. 39) 10.0%
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 15.0%
Si4−HB(F,F)B(F)−F (No.182) 15.0%
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 16.0%
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 16.0%
3−HH−4 4.0%
5−H2HB(F,F)−F 8.0%
3−HBB(F,F)−F 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 3.0%
NI =41.8(℃)
η =34.8(mPa・s)
Δn =0.102
Δε =12.2
Vth=1.18(V)
【0187】
実施例31
Si2−HHB(F,F)−OCF2H (No. 41) 10.0%
Si4−HHB(F,F)−OCF2H (No. 45) 10.0%
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 10.0%
Si2−HB(F)EB−OCF3 (No.211) 10.0%
7−HB(F,F)−F 5.0%
3−H2HB(F,F)−F 2.0%
4−HHB(F,F)−F 5.0%
3−HBB(F,F)−F 10.0%
4−HHEB(F,F)−F 3.0%
5−HHEB(F,F)−F 3.0%
2−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HBEB(F,F)−F 5.0%
5−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HGB(F,F)−F 15.0%
3−HHBB(F,F)−F 6.0%
NI =76.9(℃)
η =39.0(mPa・s)
Δn =0.094
Δε =14.5
Vth=1.32(V)
【0188】
実施例32
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 5.0%
Si3−HB(F,F)B(F)−F (No.189) 5.0%
Si4−HHB(F)−OCF3 (No. 38) 5.0%
5−H4HB(F,F)−F 7.0%
5−H4HB−OCF3 15.0%
3−H4HB(F,F)−CF3 8.0%
5−H4HB(F,F)−CF3 10.0%
3−HB−CL 6.0%
5−HB−CL 4.0%
2−H2BB(F)−F 5.0%
5−H2HB(F,F)−F 5.0%
3−HHB−OCF3 5.0%
3−H2HB−OCF3 5.0%
V−HHB(F)−F 5.0%
3−HHB(F)−F 5.0%
3−HBEB(F,F)−F 5.0%
NI =60.5(℃)
η =28.6(mPa・s)
Δn =0.093
Δε =9.3
Vth=1.64(V)
【0189】
実施例33
Si4−HHB(2F,3F)−O2 (No.693) 3.0%
Si1−HH−5 (No.742) 5.0%
Si2−HH−2V (No.738) 5.0%
5−HB−CL 17.0%
7−HB(F,F)−F 3.0%
3−HH−5 5.0%
3−HB−O2 15.0%
3−H2HB(F,F)−F 5.0%
4−H2HB(F,F)−F 5.0%
3−HHB(F,F)−F 6.0%
2−HHB(F)−F 7.0%
3−HHB(F)−F 7.0%
5−HHB(F)−F 7.0%
3−HHB−1 5.0%
3−HHB−O1 5.0%
NI =70.6(℃)
η =14.0(mPa・s)
Δn =0.074
Δε =2.5
Vth=2.45(V)
【0190】
実施例34
Si3−HHB(F)−OCF3 (No. 39) 10.0%
Si4−HHB(F)−OCF3 (No. 38) 9.0%
Si2−HHB(F,F)−OCF2H (No. 41) 8.0%
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 10.0%
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 10.0%
5−HB−CL 4.0%
7−HHB(F)−F 9.0%
4−HHB(F,F)−F 3.0%
3−H2HB(F,F)−F 12.0%
3−HBB(F,F)−F 2.0%
2−HHBB(F,F)−F 6.0%
3−GHB(F,F)−F 3.0%
4−GHB(F,F)−F 8.0%
5−GHB(F,F)−F 6.0%
NI =66.8(℃)
η =39.4(mPa・s)
Δn =0.089
Δε =10.6
Vth=1.18(V)
【0191】
実施例35
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 7.0%
Si4−HHB(F)−OCF3 (No. 38) 7.0%
Si3−HB(F)EB−OCF3 (No.224) 10.0%
Si3−HB(F,F)B(F)−F (No.189) 7.0%
Si3−HB(F)B(F,F)−F (No.194) 7.0%
3−HHB(F)−F 8.0%
3−HHB(F,F)−F 8.0%
3−HBB(F,F)−F 7.0%
3−H2HB(F,F)−F 10.0%
4−HHEB(F,F)−F 3.0%
2−HBEB(F,F)−F 2.0%
3−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−GHB(F,F)−F 3.0%
4−GHB(F,F)−F 7.0%
5−GHB(F,F)−F 7.0%
3−HHBB(F,F)−F 4.0%
NI =70.5(℃)
η =41.0(mPa・s)
Δn =0.092
Δε =12.3
Vth=1.16(V)
【0192】
実施例36
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 4.0%
Si3−HB(F)EB−OCF3 (No.224) 5.0%
Si4−HHB(F,F)−OCF2H (No. 45) 6.0%
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 4.0%
7−HB(F)−F 3.0%
5−HB−CL 3.0%
3−HH−4 9.0%
3−HH−EMe 23.0%
3−HHEB(F,F)−F 10.0%
3−HHEB−F 8.0%
5−HHEB−F 8.0%
4−HGB(F,F)−F 5.0%
3−H2GB(F,F)−F 5.0%
5−GHB(F,F)−F 7.0%
NI =81.0(℃)
η =22.5(mPa・s)
Δn =0.069
Δε =6.7
Vth=1.41(V)
【0193】
実施例37
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 10.0%
Si3−HB(F)B(F,F)−F (No.194) 10.0%
Si4−HB(F)B(F,F)−F (No.191) 10.0%
3−H2HB(F,F)−F 5.0%
5−H2HB(F,F)−F 5.0%
5−HBB(F,F)−F 30.0%
5−HBB(F)B−2 10.0%
5−HBB(F)B−3 10.0%
3−BB(F)B(F,F)−F 5.0%
5−B2B(F,F)B(F)−F 5.0%
NI =94.0(℃)
η =52.1(mPa・s)
Δn =0.148
Δε =11.3
Vth=1.66(V)
【0194】
実施例38
Si2−HHB(F,F)−OCF2H (No. 41) 6.0%
Si2−HB(F)EB−OCF3 (No.211) 8.0%
Si2−HH−2V (No.738) 10.0%
3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−F 11.0%
5−HB(F,F)CF2OB(F,F)−F 11.0%
5−HB−CL 7.0%
3−HH−4 4.0%
2−HH−5 4.0%
3−HHB−1 4.0%
3−HHEB−F 6.0%
5−HHEB−F 6.0%
4−HHB(F,F)−F 3.0%
4−HHEB(F,F)−F 3.0%
5−HHEB(F,F)−F 2.0%
2−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HBEB(F,F)−F 3.0%
5−HBEB(F,F)−F 3.0%
2−HHBB(F,F)−F 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 3.0%
NI =81.0(℃)
η =22.1(mPa・s)
Δn =0.083
Δε =9.0
Vth=1.38(V)
【0195】
実施例39
Si2−HHB(F)−OCF3 (No. 36) 5.0%
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 5.0%
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 5.0%
3−BB(F,F)CF2OB(F,F)−F 35.0%
3−HH−4 8.0%
3−HHB(F,F)−F 5.0%
3−H2HB(F,F)−F 9.0%
3−HBB(F,F)−F 5.0%
2−HHBB(F,F)−F 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 3.0%
3−HH2BB(F,F)−F 4.0%
3−HHB−1 6.0%
5−HBBH−1O1 7.0%
NI =76.7(℃)
η =29.8(mPa・s)
Δn =0.114
Δε =12.8
Vth=1.36(V)
【0196】
実施例40
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 7.0%
Si4−HB(2F,3F)−O2 (No.676) 7.0%
3−HEB−O4 28.0%
4−HEB−O2 20.0%
5−HEB−O1 20.0%
3−HEB−O2 18.0%
NI =64.7(℃)
η =19.8(mPa・s)
Δn =0.089
【0197】
実施例41
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 12.0%
Si4−HB(2F,3F)−O2 (No.676) 11.0%
Si2−HHB(2F,3F)−O2 (No.691) 14.0%
Si4−HHB(2F,3F)−O2 (No.693) 15.0%
Si2−HHB(2F,3F)−2 (No.694) 14.0%
3−HH−2 5.0%
3−HH−4 6.0%
3−HH−O1 4.0%
3−HH−O3 5.0%
5−HH−O1 4.0%
3−HHB(2F,3F)−2 10.0%
NI =74.0(℃)
Δn =0.080
Δε =−4.0
【0198】
実施例42
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 10.0%
Si4−HB(2F,3F)−O2 (No.676) 10.0%
Si2−HHB(2F,3F)−O2 (No.691) 12.0%
Si4−HHB(2F,3F)−O2 (No.693) 13.0%
Si2−HHB(2F,3F)−2 (No.694) 4.0%
3−HH−5 5.0%
3−HH−4 5.0%
3−HH−O1 6.0%
3−HH−O3 6.0%
3−HB−O1 5.0%
3−HB−O2 5.0%
2−HHB(2F,3F)−1 4.0%
3−HHEH−3 5.0%
3−HHEH−5 5.0%
4−HHEH−3 5.0%
NI =78.5(℃)
Δn =0.077
Δε =−3.3
【0199】
実施例43
Si2−HB(F,F)−C (No.459) 5.0%
3−BB(2F,3F)−O2 12.0%
3−BB(2F,3F)−O4 10.0%
5−BB(2F,3F)−O4 10.0%
2−BB(2F,3F)B−3 20.0%
3−BB(2F,3F)B−5 13.0%
5−BB(2F,3F)B−5 14.0%
5−BB(2F,3F)B−7 16.0%
NI =66.4(℃)
Δn =0.190
Δε =−1.9
【0200】
実施例44
Si2−HB(F,F)B(F)−F (No.188) 3.0%
Si2−HB(F)B(F,F)−F (No.193) 3.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HB−O2 6.0%
3−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
4−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
5−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
2−BB2B−O2 6.0%
3−BB2B−O2 6.0%
5−BB2B−O1 6.0%
1−B2BB(2F)−5 7.0%
3−B2BB(2F)−5 7.0%
5−B(F)BB−O2 7.0%
3−BB(2F,3F)B−3 7.0%
NI =75.4(℃)
η =24.2(mPa・s)
Δn =0.155
【0201】
実施例45
Si4−HHB(F)−OCF3 (No.38) 5.0%
3−HH−O1 8.0%
5−HH−O1 4.0%
3−HH−4 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 16.0%
5−HB(2F,3F)−O2 21.0%
3−HHB(2F,3F)−1 7.0%
3−HHB(2F,3F)−02 14.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 20.0%
NI =61.0(℃)
η =23.8(mPa・s)
Δn =0.076
Δε =−3.5
【0202】
実施例46
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 12.0%
Si4−HB(2F,3F)−O2 (No.676) 12.0%
Si2−HHB(2F,3F)−1 (No.692) 12.0%
Si2−HHB(2F,3F)−2 (No.694) 12.0%
Si2−HHB(2F,3F)−O2 (No.691) 13.0%
Si4−HHB(2F,3F)−O2 (No.693) 13.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HH−4 5.0%
3−HHB−1 6.0%
NI =74.5(℃)
η =38.3(mPa・s)
Δn =0.090
Δε =−3.4
【0203】
実施例47
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 12.0%
Si4−HB(2F,3F)−O2 (No.676) 12.0%
Si2−HHB(2F,3F)−1 (No.692) 12.0%
Si2−HHB(2F,3F)−2 (No.694) 12.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HH−4 5.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
6−HEB(2F,3F)−O2 6.0%
NI =74.2(℃)
η =36.2(mPa・s)
Δn =0.087
Δε =−3.7
【0204】
実施例48
Si2−HB(2F,3F)−O2 (No.678) 3.0%
Si4−HHB(2F,3F)−O2 (No.693) 3.0%
3−HB−O2 20.0%
1O1−HH−3 6.0%
1O1−HH−5 5.0%
3−HH−EMe 12.0%
4−HEB−O1 9.0%
4−HEB−O2 7.0%
5−HEB−O1 8.0%
3−HHB−1 6.0%
3−HHB−3 6.0%
3−HEB(2CN,3CN)−O5 4.0%
4−HEB(2CN,3CN)−O5 3.0%
5−HEB(2CN,3CN)−O5 2.0%
2−HBEB(2CN,3CN)−O2 2.0%
4−HBEB(2CN,3CN)−O4 4.0%
NI =70.4(℃)
η =30.7(mPa・s)
Δn =0.080
Δε =−5.4
Vth=1.60(V)
【0205】
【発明の効果】
本発明の化合物すなわち末端にSiH3を有する二〜四環系の化合物は、いずれも液晶表示素子が使用される条件において、物理的および化学的に極めて安定である。そして、相溶性が良く、低い粘性、低いしきい値電圧を有する等の特徴を示す。さらには、本発明の化合物を含有することにより、実施例に示した様に特性が良好で新規な液晶組成物および液晶表示素子を提供し得る。

Claims (17)

  1. 式(1)で表されるケイ素化合物。
    Figure 0004655387
    (式中、Y1は炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2は−S−、−CO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−S−と−S−、または−S−とSiH3が隣接することはなく、またこのアルキレンの少なくとも1つの−Hは、ハロゲンまたは−CNで置き替えられてもよく;Y2は−H、ハロゲン、−CN、−C≡C−CN、または炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−S−と−S−または−O−と−S−が隣接することはなく、またこのアルキルの任意の−Hは、ハロゲンまたは−CNで置き替えられてもよく;A1、A2、A3およびA4は各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、または任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンであり、1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−シクロヘキセニレンの任意の−Hはハロゲンで置き替えられてもよく、また、それらの環の任意の−CH2−は−O−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、1,4−フェニレンの任意の−CH=は−N=で置き替えられてもよく;Z1、Z2およびZ3は各々独立して単結合、−(CH22−、−OCH2−、−CH2O−、−CH=CH−、−C≡C−、−(CH24−、−O(CH23−、−(CH23O−、−COO−、−OCO−、−OCF2−、または−CF2O−であり;p,qは各々独立して0または1である。)
  2. 請求項1に記載の式(1)において、pおよびqが0であり、A1およびA2が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1が単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−(CH24−、−COO−、−OCO−、−OCF2−、または−CF2O−である請求項1に記載のケイ素化合物。
  3. 請求項1に記載の式(1)において、pが1、qが0であり、A1、A2およびA3が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1およびZ2が各々独立して、単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−(CH24−、−OCF2−、または−CF2O−である請求項1に記載のケイ素化合物。
  4. 請求項1に記載の式(1)においてpおよびqが1であり、A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、任意の−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり、Z1、Z2およびZ3が各々独立して単結合、−(CH22−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−(CH24−、−OCF2−、または−CF2O−である請求項1に記載のケイ素化合物。
  5. 請求項1に記載の式(1)において、Y1が炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2は−CH=CH−で置き替えられてもよく;Y2が炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−または−C≡C−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルである請求項1に記載のケイ素化合物。
  6. 請求項1に記載の式(1)において、Y1が炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2は−CH=CH−で置き替えられてもよく;Y2がハロゲン、−CN、−C≡C−CNまたは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、少なくとも1つの−Hはハロゲンで置き替えられており;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1つの−Hがハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルである請求項1に記載のケイ素化合物。
  7. 請求項1に記載の式(1)において、Y1が炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンの任意の−CH2は−CH=CH−で置き替えられてもよく;Y2が炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−、−S−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−、−S−と−S−および−O−と−S−が隣接することはなく;A1、A2、A3およびA4が各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、1つまたは隣接しない少なくとも2つの−CH2−が−O−で置き替えられた1,4−シクロヘキシレン、2位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレン、または2位および3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンであるが、A1、A2、A3およびA4のうち必ず1つは2位または3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンまたは2位および3位がハロゲンで置き替えられた1,4−フェニレンである請求項1に記載のケイ素化合物。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種類含有することを特徴とする液晶組成物。
  9. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第2成分として、式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
    Figure 0004655387
    (式中、R1は炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、この基の任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;X1は−F、−Cl、−OCF3、−OCF2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2H、または−OCF2CFHCF3であり;L1およびL2は各々独立して−Hまたは−Fであり;Z4およびZ5は各々独立して−(CH22−、−(CH24−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−、または単結合であり;環Bおよび環Cはそれぞれ独立して1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,4−フェニレン、または少なくとも1つの−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンであり;環Dは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、または少なくとも1つの−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンである。)
  10. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
    Figure 0004655387
    (式中、R2およびR3は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、アルキルの任意−Hは−Fで置き替えられてもよく;X2は−CNまたは−C≡C−CNであり;環Eは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Fは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Gは1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;Z6は−(CH22−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または単結合であり;L3、L4およびL5は各々独立して−Hまたは−Fであり;a、bおよびcは各々独立して0または1である。)
  11. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、式(7)、(8)および(9)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
    Figure 0004655387
    (式中、R4およびR5は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、このアルキルの任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;環Iおよび環Jは各々独立して、1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;L6、L7、L8およびL9は各々独立して−Hまたは−Fであるが、すべてが同時に−Hであることはなく;Z7およびZ8は各々独立して−(CH22−、−COO−、または単結合である。)
  12. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記請求項9に記載の式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
    Figure 0004655387
    (式中、R6およびR7は各々独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルの任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き替えられてもよいが、−O−と−O−が隣接することはなく、また、このアルキルの任意の−Hは−Fで置き替えられてもよく;環K、環Mおよび環Nは各々独立して、1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2,5−ジイル、1,4−フェニレンまたは−Hが−Fで置き替えられた1,4−フェニレンであり;Z9およびZ10は各々独立して−C≡C−、−COO−、−(CH22−、−CH=CH−、または単結合である。)
  13. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記請求項10に記載の式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記請求項12に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
  14. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記請求項11に記載の式(7)、(8)および(9)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記請求項12に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
  15. 第一成分として、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケイ素化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記請求項9に記載の式(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記請求項10に記載の式(5)および(6)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第四成分として、前記請求項12に記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項8に記載の液晶組成物。
  16. 請求項8〜15のいずれか1項に記載の液晶組成物に、さらに1種以上の光学活性化合物を添加したことを特徴とする液晶組成物。
  17. 請求項8〜16のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いることを特徴とする液晶表示素子。
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