JP4655382B2 - 情報閲覧支援装置及び情報閲覧支援プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Webサーバ等におけるユーザの情報の閲覧作業を支援する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、Webサーバ等のインターネット関連技術の発展とコンピュータの普及により、種々の情報を発信するWebページがますます増大しつつある。このような中で、Webページを閲覧するユーザは、自ら興味のあるWebページを見いだすまでに多くの時間を割くようになっている。このユーザの負担を軽減すべく、ユーザの興味あるページの設定を受付けて、当該ページが更新されるとユーザに対して当該更新を報知するソフトウエアが開発されている。
【0003】
しかし、ユーザ自身が興味あるページを設定することが困難であることに鑑みて、Webページごとにキーワードを設定し、ユーザが過去に閲覧したWebページのキーワードの集合から、そのキーワードに適合するページへのリンクをユーザに提供するシステムも考えられている。また、特開平8−6957号公報、「データ検索装置」では、ユーザが過去に閲覧したWebページのキーワード集合を用いてユーザに対する情報提供経路をカスタマイズする装置が開示されている。
【0004】
このように、情報の閲覧作業に対するユーザ負担を軽減する装置の開発は情報化の激しい現代では重要な問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデータ検索装置等では、ユーザの興味のうつろいに配慮していないため、種々の情報に興味を持つ活発なユーザほど過去の履歴に基づくキーワード集合が散漫になって適切なガイドが行われなくなるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、適切なガイドをもって情報の閲覧作業を支援できる情報閲覧支援装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ユーザの通常行動(一般的情報から詳細な情報へとリンクを辿る過程)と、ユーザの変化行動(対象の変化)との2軸からユーザの過去の閲覧行動を分析し、この2軸を利用したプロファイルを用いてユーザの情報の閲覧作業を支援する。これにより、ある目的を持ってサイトを訪問したが、偶然興味のある別目的の情報を見いだしたというような状況において、そのサイトへの再訪問が支援される。また、詳細化の軸でもユーザの情報の閲覧作業支援をするので過去のアクセス時に誤って異なる話題に移動していても、適切な情報の閲覧作業が支援される。
【0008】
すなわち、上記従来例の問題点を解決するための本発明に係る情報閲覧支援装置は、複数の文書情報を保持し、ユーザからの要求に応じて、当該保持している文書情報を選択的に要求元のユーザに提供する文書情報提供手段と、ユーザごとに、当該ユーザがアクセスした文書情報の識別子とアクセス時刻とを関連付けたアクセスログのリストをアクセス履歴として記憶するアクセス履歴記憶手段と、文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書情報の識別子に関連付けて記憶するキーワード記憶手段と、ユーザのプロファイル情報を生成するプロファイル情報生成手段と、を有し、前記プロファイル情報生成手段は、(a)複数の文書情報が階層的に形成されている場合において、部分列に分解した各文書情報に対応するキーワードの集合に、当該キーワードの集合の上位の階層の文書情報に設定された前記キーワードの集合を追加することによって当該文書情報のキーワードの集合を新たに設定し、(b)プロファイル情報生成対象のユーザのアクセス履歴を前記アクセス履歴記憶手段から取得し、(c)取得したアクセス履歴に含まれるアクセス時刻を参照に、この取得したアクセス履歴に含まれる文書情報の識別子から特定できる文書情報に新たに設定されたキーワードの集合を時系列順に並べることでキーワードの集合の時系列順リストを生成し、(d)キーワードの集合の中に含まれるキーワードを参照に、キーワードの集合の時系列順リストを、同じキーワードを含むキーワードの集合毎に複数の部分列に分解し、(e)取得したアクセス履歴から特定される各キーワードの出現期間の包含関係を参照に、分解したキーワードの集合の各部分列においてキーワードの集合間の参照関係を表す情報を生成し、(f)取得したアクセス履歴を参照に、生成した複数のキーワードの集合間の参照関係を表す情報に対して、さらにキーワードの集合間の参照関係を表す情報の間に出現順に従った参照関係を表す情報を付加することによって当該ユーザのプロファイル情報を生成する、ことを特徴とする。
【0009】
またここで、前記プロファイル情報を提示するプロファイル情報提示手段を有することを特徴とする。
【0010】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明に係る情報閲覧支援プログラムは、文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書データに関連付けて記憶する手段にアクセス可能なコンピュータを、複数の文書情報を保持し、ユーザからの要求に応じて、当該保持している文書情報を選択的に要求元のユーザに提供する文書情報提供手段、ユーザごとに、当該ユーザがアクセスした文書情報の識別子とアクセス時刻とを関連付けたアクセスログのリストをアクセス履歴として記憶するアクセス履歴記憶手段、文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書情報の識別子に関連付けて記憶するキーワード記憶手段、ユーザのプロファイル情報を生成するプロファイル情報生成手段、として機能させ、前記プロファイル情報生成手段は、(a)複数の文書情報が階層的に形成されている場合において、部分列に分解した各文書情報に対応するキーワードの集合に、当該キーワードの集合の上位の階層の文書情報に設定された前記キーワードの集合を追加することによって当該文書情報のキーワードの集合を新たに設定し、(b)プロファイル情報生成対象のユーザのアクセス履歴を前記アクセス履歴記憶手段から取得し、(c)取得したアクセス履歴に含まれるアクセス時刻を参照に、この取得したアクセス履歴に含まれる文書情報の識別子から特定できる文書情報に新たに設定されたキーワードの集合を時系列順に並べることでキーワードの集合の時系列順リストを生成し、(d)キーワードの集合の中に含まれるキーワードを参照に、キーワードの集合の時系列順リストを、同じキーワードを含むキーワードの集合毎に複数の部分列に分解し、(e)取得したアクセス履歴から特定される各キーワードの出現期間の包含関係を参照に、分解したキーワードの集合の各部分列においてキーワードの集合間の参照関係を表す情報を生成し、(f)取得したアクセス履歴を参照に、生成した複数のキーワードの集合間の参照関係を表す情報に対して、さらにキーワードの集合間の参照関係を表す情報の間に出現順に従った参照関係を表す情報を付加することによって当該ユーザのプロファイル情報を生成することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、ここでは、インターネット上で情報提供を行うWebサーバとして本発明の情報閲覧支援装置を実装した例を示す。図1は、本実施の形態に係る情報閲覧支援装置の構成ブロック図である。
【0012】
本実施の形態の情報閲覧支援装置は、図1に示すように、サーバ部11と、アクセス履歴管理部12と、キーワード設定部13と、キーワード保持部14と、ユーザプロファイリング部15と、ナビゲーションガイド部16とから基本的に構成されている。尚、ここでは各部が一体のサーバに内蔵されている場合を例としているが、これらの各部はそれぞれ別体のコンピュータによって分散的に処理されてもよい。また、サーバ部11は、ここでは1つのみ示しているが、複数あってもよい。
【0013】
以下、各部を具体的に説明する。サーバ部11は一般的なWebサーバであり、図示しない文書ストレージに格納されている文書データをインターネットを介して受信した要求に応じて提供する。またこのサーバ部11は、一般的なWebサーバと同様に、文書データを要求したクライアントのIPアドレスと、そのアクセス時刻と、アクセスされた文書データ(Webページ)の識別子(例えばURL;Uniform Resource Locator)をアクセスログとしてアクセス履歴管理部12に出力する。
【0014】
アクセス履歴管理部12は、サーバ部11から入力されるアクセスログを記録する。また、このアクセス履歴管理部12は、このアクセスログを分析して、ユーザごとに、当該ユーザの識別子と、当該ユーザが参照したWebページのURLのリストを時系列順に保持する。ここでユーザの識別子としては、クライアントのIPアドレスを用いてもよいし、ユーザがサーバ部11に対してユーザ名を入力してログインをしている場合には、当該ユーザ名をユーザの識別子として用いてもよい。
【0015】
キーワード設定部13は、サーバ部11が提供するWebページの各々について、そのWebページで提供される情報を特徴づける語をキーワードとして生成する。このキーワードは、各Webページに対するキーワードの入力をサイト作成者から受けてもよいし、広く知られたキーワード抽出技術(文書要約技術)を用いて行ってもよい。この場合に、キーワードの設定はWebサイトの一般的構造に配慮して行うことが好ましい。具体的に、一般的なWebサイトでは、ユーザが一番最初にアクセスする索引ページ(index)があり、ここからリンクを経て当該サイトで提供される種々の詳しい情報へのアクセスができるようになっている。例えば、コンピュータ関係の商品を販売するサイトでは、図2に示すように、「商品情報」の索引ページ(A)を中心として、「デスクトップ型PC」(B)、周辺機器である「DVD」(C)、ソフトの一種としての「DVD録画された映画」(D)の各商品を紹介するページが階層的に形成されているのが普通である。従って、索引ページからリンクを辿るごとに順次詳細な情報へとアクセスするようになっている。この点に着目すると、上位の階層のキーワードを下位の階層にも設定するように、いわばキーワードに包含関係を持たせることが好ましい。このキーワードの包含関係の変化により、ユーザが閲覧している情報の分類の変化が認識しやすくなるからである。従って、図2に示すサイトでは、索引ページ(A)に「商品情報」のキーワードを付与したとすると、このページ(A)からのリンク先であるページ(B)〜(D)には「商品情報」のキーワードを承継して付与するとともに、さらにそれぞれのページの内容を表すキーワードを追加して付与する。本実施の形態においては、リンク先のページに予めキーワードを付与する際には、サイトの入口である索引ページからの最短距離(リンクを辿るために最低限クリック操作をしなければならない回数)をリンク先及びリンク元の各ページについて演算しておき、リンク先のページの距離がリンク元のページの距離より大となるときだけ承継して付与する。すなわち、図2に示すサイトにおいて、ページF(最低2回のクリックが必要)に付与されたキーワードは、リンク先であるページG(最低1回のクリックが必要)に承継して付与されない。
【0016】
図2は、本実施の形態でのキーワードの付与例を示す説明図である。図2で利用されているキーワード集合は、「商品情報」、「デスクトップ」、「PC」、「機能」、「DVD」、「DVD-ROM」、「DVD-RAM」、「周辺機器」、「映画」、「タイトル1」、「タイトル2」の11個である。ここでWebサイトの入り口となるページ(A)では、このサイトで提供されている商品情報の分類へのリンクが記述されている。そして、このページ(A)からハイパーリンクで参照されているページB、ページD、ページGでは、それぞれ「PC」の情報、「DVD関連の周辺機器」の情報、「DVDの映画」の情報が記述されている。従って、情報の詳細度とキーワードの包含関係を一致させて、図2のようなキーワードが各ページに対して付与される。
【0017】
キーワード保持部14は、サーバ部11で提供される各Webページについて、そのURLと、そのページに対してキーワード設定部13で設定されたキーワードとを関連づけてキーワードデータベースとして保持する。尚、サーバ部11が複数存在する場合には、キーワード保持部14は、各サーバ部11に対するキーワードデータベースを一括して管理し、アクセス履歴管理部12も同様に複数のサーバ部11へのアクセス履歴を統合して管理する。
【0018】
ユーザプロファイリング部15は、アクセス履歴管理部12によりユーザごとに保持されている過去にアクセスしたURLの時系列順リストを参照し、そのURLに対するキーワードをキーワード保持部14から取得し、これに基づいてユーザごとのプロファイル情報を生成して保持する。このプロファイル情報の具体的構造と、ユーザプロファイリング部15の具体的動作については、後に詳しく説明する。ナビゲーションガイド部16は、ユーザごとのプロファイル情報を用いて、ユーザがサーバ部11に対してアクセスしたときに推薦ページの提供等、ガイド情報を提供する。このナビゲーションガイド部16の具体的に動作についても、後に詳しく述べる。
【0019】
[ユーザプロファイルの生成]
ここで、ユーザプロファイリング部15の具体的動作について説明する。ユーザプロファイリング部15は、まず、プロファイル情報を生成する対象のユーザのアクセス履歴をアクセス履歴管理部12から取得する。ここでアクセス履歴は、当該ユーザが過去にアクセスしたページのURLの時系列順リストである。ユーザプロファイリング部15は、キーワード保持部14のキーワードデータベースから、取得した時系列順リスト内の各ページに対応するキーワード集合を抽出し、キーワード集合の時系列順リストを生成する。
【0020】
ここで、各ページへのアクセス履歴から、各キーワードがアクセスされたかアクセスされていないかを表す時系列データを得ることができる。例えば、図2のサイトで、ユーザがA→B→C→D→E→Fの順にアクセスしたとすると、各キーワードの時系列データは図3のようになる。図3では、黒塗り枠がアクセスされたことを示し、白抜きの枠がアクセスされていないことを示す。尚、図2のサイトにおいて、E→Fのリンクは存在しないが、クライアント側のソフトウェアでは通常、過去の閲覧ページをキャッシュとして保持しており、このキャッシュを表示させてリンクを辿る場合がある。つまりこの場合、キャッシュされていたページDを表示させ、そこからページFをたどって閲覧することができる。この時に、サーバ部11ヘのアクセスは行われないので、上述の時系列順となるのである。しかし、このキャッシュはユーザ設定により有効/無効が異なるので、本実施の形態では各URLへのアクセスを1度のみ記録することで、ユーザごとに異なるクライアントソフトの設定の影響を取り除く。尤も異なる設定の影響を考慮しない場合には、全てのアクセスを記録し、A→B→C→D→E→D→Fというアクセス履歴からキーワードの時系列データを作成してもよい。
【0021】
そして、ユーザプロファイリング部15は、キーワードの時系列リスト(アクセス状況を表す時系列データ)を部分列に分解する。すなわち、連続したアクセス系列を一つの部分列として取り出す。図3では、破線で囲まれた領域がそれぞれ部分列となる。例えば、キーワード「周辺機器」はD,Fの間に連続してアクセスされており、この期間が一つの部分列となる。そして各部分列について、ユーザのアクセス履歴中の何番目から何番目の部分列であるかという情報とともに部分列情報を生成する。
【0022】
次に、ユーザプロファイリング部15は、これらの部分列の依存関係を取得する。ここで依存関係とは、あるキーワードが出現した期間に、他のキーワードの出現期間が含まれているかどうかという関係をあらわす。図3の例では、キーワード「周辺機器」の出現期間は、キーワード「DVD」の出現期間に含まれる。以下、この関係を簡便に表現するために、他のキーワードの出現期間を含むキーワード(ここでいう「DVD」)を「親ノード」、含まれるキーワード(ここでいう「周辺機器」)を「子ノード」として、木構造で表すこととする。
【0023】
すなわち、木構造において、親ノードが子ノードの出現期間を必ず含むという制約を与えつつ、部分列を分析する。さらに、同じキーワードを直接の上位階層に持つキーワードについては、出現期間の始まりが早いものを左側に配置する。図3の例では、全てのキーワードの出現期間が「商品情報」に含まれるので、「商品情報」をルート(根ノード)とする木が構成される。複数の木が生成された場合には、キーワードを持たない空ノードを根ノードとして生成して一つの木にまとめる。また、キーワード間の参照関係(親子関係)をあらわすリンクには、その親キーワードと子キーワードの出現期間に基づいて重みを設定する。本実施の形態では、子キーワードの出現期間を親キーワードの出現期間で除した値((1)式)を重みとする。
【0024】
【数1】
【0025】
さらに本実施の形態では、ユーザプロファイリング部15は、出現期間があらかじめ定められた条件を満たさないものを除くことで、木構造のキーワードの出現期間の大きさを制限する。具体的には、キーワードの出現期間を根となるキーワードの出現期間で除した値が所定の閾値(第1の閾値)以上となる場合に、そのキーワードについて木構造を生成する。例えば閾値を0.2とすると、図4に示す木構造となる。尚、単純にキーワードの出現期間のみで大きさを制限してもよい。そしてユーザプロファイリング部15は、このようにして生成した木構造から、ユーザのプロファイル情報を生成する。ユーザプロファイル情報は、木構造で表わすことができ、木構造中のノードは、1個以上のキーワードを属性として持つ。リンクでつながれた上位階層のノードと下位階層のノード間には、上位階層のキーワード集合は下位階層のキーワード集合に含まれる。次に図4の木構造に基づき、プロファイル情報を生成する手順を説明すると、まず、上位階層のノードのキーワードを下位階層のノードに追加する。このとき図4から図5に示す木が得られる。次に、木に含まれるノードの数を少なくするために、子の数が1かつ予め設定された閾値(第2の閾値)に対し、子ノードの出現期間を親ノードの出現期間を除した値が第2の閾値以下となるノードを取除く。すなわち、次の(2)式を満たすノードを取除く。
【0026】
【数2】
【0027】
さらに、子ノードの出現期間を親ノードの出現期間に置き換える。これにより、親子のノードを一つのノードに圧縮して扱うことができる。具体的に第2の閾値を0.7とすると、図5の例では、「商品情報、PC」のノード、「商品情報、DVD」のノード、「商品情報、DVD、周辺機器」の3つのノードが取り除かれる。木に含まれるノードの数を少なくすることで、ユーザプロファイル情報として保持すべきデータ量を小さくできる。尚、木のノード数の制限を行う必要がない場合には、この親子ノードをまとめる処理を行わなくてもよい。
【0028】
次に、同一階層のノードでかつ直接の上位階層として共通のノードを有している複数のノードについて、出現順に従って参照関係(以下、トピックリンクと称する)を設定する。ある親ノードのk個の子ノードをのうち、n番目のノードをchildn(1≦n≦k−1)と表すとき、childnからchildn+1へトピックリンクを設定する。このとき、nの値が小さいノードほど左に配置されているとする。childkについては以下のようにトピックリンクを設定する。木構造の根ノードからchildkにいたるパス上のノードをAncestori(1≦i≦l)(i=1は根ノード、i=lはchildkの親ノード)で表すとき、i<lにおいて複数の子ノードを持つ最もchildkに近いノードをAncestorj(1≦j<l)とする。このAncestorjの子ノードAncestorj+1からトピックリンクで参照されたノードに対して、childkからトピックリンクを設定する。複数の子ノードをもつノードAncestorjが存在しない場合には根ノードへの参照をトピックリンクとして設定する。また、木構造の根となるノードについては、仮想的ノードからのトピックリンクを設定する。この仮想的ノードを、以下、「初期ノード」と呼ぶ。また、初期ノードから根ノードへのトピックリンクには重みが設定される。ここでは重みは「1」とする。
【0029】
これによると、あるノードからリンクを介してアクセスされた複数のノード間がトピックリンクにより関連づけられ、また、トピックリンクで関連づけられたノード群が出現期間の始りの遅いノード(最も右側のノード)によって代表され、この代表ノードが根ノードからのパス上、最も近い位置にあるノード群に関連づけられる。また、根ノードに対しては仮想的に用意される初期ノードからトピックリンクが設定される。
【0030】
これにより図5から図6に示すプロファイルが生成される。また、木を小さくする処理を行わない場合には、図5から図7に示すプロファイルが生成される。このプロファイルにおいて、木構造の上位階層と下位階層の関係は、情報の詳細化の関係を表す。従って、木構造中のあるノードで表現されるキーワード集合に沿った情報を入手した後、その下位ノードで表現されるさらに詳細な情報をユーザが閲覧したことを意味する。また、トピックリンクが、ユーザの興味・目的の変化を表す。すなわち、木構造の階層関係がユーザの通常行動を分析するための第1軸であり、トピックリンクがユーザの変化行動を分析するための第2軸となる。尚、この興味・目的の変化は非常に小さい範囲の変化であることもあれば、大きな変化であることもある。
【0031】
このユーザプロファイリング部15が生成するプロファイル情報により、ユーザの興味の変化を捉えることができる。例えば、図6に示すプロファイルの例では、ユーザが「商品情報」に興味を持ってサイトを訪れたが、そこでデスクトップPCに興味を示した後、周辺機器のDVD-ROMへと興味が移っていることがわかる。キーワードヘのアクセス期間(重み)から、ユーザは当初はPCの情報収集をしていたが、DVDに興味が移り、DVDの情報を長く閲覧していたと考えられる。ユーザプロファイリング部15が、このようにして得られたユーザのプロファイルを、ユーザ識別子に関連づけてユーザプロファイルデータベースに記憶する。このデータデータベースは、木構造をノード間の参照関係を保持したまま記憶しておくことが好ましい。例えば、既存のオブジェクト指向データベースを利用すれば、木構造をノード間の参照関係を保持したまま格納することができる。
【0032】
尚、サーバ部11のアクセスログを前処理したものをもとに、プロファイル生成の元となるデータを作成することもできる。その際には、まずアクセスログをユーザごとに並び替えて分割する。更に分割されたアクセスログにおいて、アクセス間隔が一定間隔以上空いた場合には、ユーザが情報閲覧を終了したとみなして更に分割する。分割されたアクセス履歴をユーザ識別子と組にして、プロファイル生成の元となるデータとする。
【0033】
[情報の閲覧作業支援]
またここで、ナビゲーションガイド部16の具体的動作について説明する。ナビゲーションガイド部16は、ユーザが初めてサーバ部11にアクセスしたユーザであるか否かを判断し、はじめてアクセスしたと判断したときには、そのユーザに対するプロファイルが存在しないのでそのまま処理を終了する。すなわち、初めてのユーザに対しては、ナビゲーションガイドは行われず、ユーザは一般的なWebサイトを訪れた場合と同様に各Webページを閲覧することになる。その過程では、ユーザが閲覧を要求したページがサーバ部11よってユーザに提示されると共に、アクセス履歴管理部12によって、このユーザが要求したページのURLの時系列リストが記録され、ユーザがページの閲覧を終了した際に、このアクセス履歴を元にユーザプロファイリング部15が、このユーザに対するプロファイルを生成する。ここで、ユーザがページの閲覧を終了したかどうかは、ログアウトボタンの利用などによりユーザが明示的に終了を宣言する方法と、一定期間サーバ部11へのアクセスがないときに、アクセス終了とみなす暗黙的な方法とがあり、いずれによっても構わない。
【0034】
一方、以前に訪問経験のあるユーザに対しては、次のように支援が行われる。すなわち、ナビゲーションガイド部16は、サーバ11へのアクセスを行っているユーザが過去にアクセス経験があると判断した場合には、図8に示す処理を開始して、そのユーザに対するプロファイルを取得する(S1)。そして、ユーザが閲覧しようとしているページに付与されているキーワード集合をキーワード保持部14のキーワードデータベースから取得する(S2)。このキーワード集合を以下ではユーザの「ステータス」と呼ぶ。そして、推薦情報の生成処理を行う(S3)。この推薦情報の生成については後に詳しく説明する。
【0035】
そしてナビゲーションガイド部16は、ユーザがさらに情報の閲覧を続けているか否かをサーバ部11が出力するアクセスログから判断し(S4)、閲覧をしていない場合には(Noならば)、処理を終了する。また、処理S4において、閲覧を続けているときには(Yesならば)、アクセス履歴管理部12がこの新たなページ要求に応じて記録した、ページのURLを参照し、このURLであらわされる情報に付与されたキーワード集合をキーワード保持部14のキーワードデータベースから取得して、この取得したキーワード集合と、ユーザのステータスをあらわすキーワード集合の和集合を演算して、得られた和集合を新たにユーザのステータスとしてステータスを更新し(S5)、処理S3に戻って推薦情報の生成処理を行う。
【0036】
[推薦情報の生成]
ここで、処理S3の推薦情報の生成処理について説明する。ナビゲーションガイド部16は、推薦情報の生成処理として図9に示す処理を開始し、まず、プロファイル木から、カレントノードを探索し、探索されたか否かを調べる(S11)。ここで、プロファイル木からカレントノードを探索する処理は、図6等に示したユーザプロファイル情報の木構造から、現在ユーザがアクセスしているページに対応したノードを探索する処理に相当する。この処理の具体的内容は後述する。
【0037】
ナビゲーションガイド部16は、処理S11においてカレントノードが見つからない場合には(Noならば)処理を終了する。処理S11においてカレントノードが見つかった場合(Yesの場合)には、このカレントノードから参照されているノードで所定の条件を満たすものを選択する。この条件は、「リンクに付与された重みの値が最大の子ノードを選択する」といったものである。このときに子ノードに加えて、カレントノードからトピックリンクで参照されるノードを併せて選択する。そして、サイト内のページに付与されたキーワード集合と選択されたノードをあらわすキーワード集合との類似度を算出する(S12)。すべてのページについて類似度を算出した後、類似度が事前に設定された値であるとともに所定の条件を満たすページがあるか否かを判断する(S13)。ここで所定の条件としては、ユーザが以前に閲覧したページでないことを条件とすることが考えられる。そして、そのようなページがなければ、処理を終了し、そのようなページがあれば、そのうち上位の事前に設定されたN件のページのURLをユーザに提供する(S14)。ユーザへの提示方法としては、ユーザの利用している閲覧ソフトウェアにおいて、ユーザが希望した情報とは別の画面に、ナビゲーション情報として検索されたURLの一覧を表示することが考えられる。また、すべての情報の表示形式において、あらかじめ推薦情報を表現する領域を確保し、確保された領域で提示を行う手法や、推薦されたURLがユーザの選択した情報に含まれていた場合には、そのURLに関連する情報をユーザが気づきやすい位置(画面の上部など)に提示する手法が考えられる。
【0038】
このように、処理S12においてカレントノードから参照されているノードの選択時に子ノードとともにトピックリンクで参照されるノードを併せて選択することで、詳細化(子ノード)と興味・目的の変化(トピックリンクで結ばれたノード)の2つの種類の軸に基づいたURLの提示を行うことが可能となる。図6において「商品情報、PC、デスクトップ」のノードがカレントノードとして選択された場合には、子ノードは存在しない。従って、詳細化の提示のみを行う場合には、提示は行われない。しかし興味・目的の変化の提示を行う場合には、図6の「商品情報、DVD、DVD-ROM、周辺機器」のノードが選択され、これに基づくナビゲーションが行われる。
【0039】
また、処理S14による提供によって、例えば図10のようなWebページがあったときに、ここでは「液晶ディスプレイのページ」、「CD-ROMドライブのページ」、「DVDドライブのページ」への3つのリンクが設定されているとする。ここでユーザプロファイルに基づき、DVDドライブのページと、DVDソフトのURLが推薦される場合には、図11に示すように異なるウインドウに、2つのリンクがお薦め情報として提示されたり、図12のように、もともとのページに含まれるDVDドライブへのリンクが他の2つのリンクの上に移動され(P)、かつ本来ページに含まれていないDVDソフトのページへのリンクが追加される(Q)。
【0040】
[カレントノードの探索]
ここで処理S11においけるプロファイル木からカレントノードを探索する処理について説明する。ナビゲーションガイド部16は、カレントノードの探索処理として図13に示す処理を開始する。まず、前回のカレントノードが存在しているか否かを調べる(S21)。ここでユーザが閲覧を開始した直後には前回のカレントノードの設定がされていないので(Noとなるので)、プロファイルの初期ノードから参照されているノード中で最も重みの大きいノードをカレントノードとして取り出して(S22)、処理S23に移行する。また、処理S21でカレントノードが設定されていれば(Yesならば)、そのまま処理S23に移行する。
【0041】
そして、ナビゲーションガイド部16は、設定された前回のカレントノードの持つキーワード集合とユーザのステータスの類似度(カレントノード類似度)Sim(Status,Current)を計算する(S23)。ここで類似度の計算方法としては、V.I.Levenshtein. Binary Codes Capable of Correcting Deletions, Insertions and Reversals, Soviet Phys. Dokl., Vol.10, No.8, 1966, pp.707-710に記述された「編集距離」を用いる。編集距離とは比較の対象となった2つの文字列について、一方の文字列に文字列の追加、削除、交換を行い他方の文字列に変換するために必要な追加、削除、交換の回数を表す。値が小さいほど、類似度が高いことになる。このために、キーワード保持部14は、キーワードデーターベースに記録されているキーワードに対し、あらかじめ一意の番号が付与しておくことが好ましい。このようにしておくと、キーワード集合がキーワードに付与された番号に従った順列として表現される。そして順列として表現された2つのキーワード集合に対して、編集距離を算出し、その逆数を類似度とする。ここで、カレントノード候補の変更回数を示すカウンタ(遷移数カウンタ)をリセットし(S24)、設定された前回のカレントノードに対し子ノードまたはトピックリンクで参照されるノードが存在するか否かを調べる(S25)。ここで、そのようなノードがなければ(Noならば)、根(ルート)ノードを返り値(探索したカレントノード)に設定して(S26)処理を終了する。
【0042】
また、処理S25において、そのようなノードがあれば(Yesならば)、遷移数カウンタをインクリメントして(S27)、事前に設定した値(規定値)より遷移数カウンタが小さいか否かを判断し(S28)、小さくない(No)ならば、返り値なしと設定(つまりカレントノードが取得できなかったと設定)して(S29)、処理を終了する。
【0043】
一方、処理S28において遷移数カウンタが既定値より小さい(Yes)ならば、カレントノードから参照されている下位階層のノード及びカレントノードからトピックリンクで参照されているノードのすべてについて、ユーザのステータスとの類似度Sim(Status,Next_k)を計算する(S30)。そして、処理S30で計算された類似度の最大値が処理S23で演算したカレントノード類似度より大であるか否かを調べ(S31)、大ならば(Yes)、新たに最大値をとったノードをカレントノード候補に設定し(S32)、そのノードのキーワード集合とステータスとの類似度を新たなカレントノード類似度として、処理S25からプロファイル木の探索処理を繰り返す。また、処理S31においてカレントノード類似度が大きい場合(Noならば)、類似度Sim(Status,Current)が最大となるカレントノードが見つかったとして、この値が所定値より大であるか否かを調べ(S33)、大であれば、このカレントノード候補を返り値に設定して(S34)、処理を終了する。また、処理S33で大でなければ、処理S29に移行する。
【0044】
具体的に、図6のプロファイルにおいて、カレントノードとして「商品情報」のノードが選択され、ユーザのステータスを表すキーワード集合が「商品情報、PC、デスクトップ」とするとき、ユーザのステータスとカレントノードの編集距離は「2」となる。つぎに、図6の「商品情報」のノードの子ノードとユーザのステータスとの編集距離を算出する。このとき「商品情報、PC、デスクトップ」との編集距離は0、「商品情報、DVD、DVD-ROM、周辺機器」との編集距離は5となる。従って、類似度が最大、即ち編集距離が最小となるノードとして「商品情報、PC、デスクトップ」のノードがカレントノードとして選択される。尚、図13の示すフローチャートのように木構造を順次たどって、カレントノードを探索する手法のほかに、木構造内の全てのノードについてユーザのステータスとの類似度を算出し、類似度が最大値をとるノードをカレントノードとしてもよい。
【0045】
また、処理S5において、新たなステータスを対象に推薦情報の検索を行う際には、プロファイル木の検索においては、選択されたノードがカレントノードとして存在するので、カレントノードを起点に探索を行う。推薦情報が得られた場合には、既に述べたのと同様にユーザに提示し、ユーザのステータスに含まれるキーワード集合をすべて取り除く(ステータスを初期化する)。推薦情報が得られなかった場合には、ステータスは変更しない。
【0046】
次に、すでにプロファイルをもつユーザが、ナビゲーションガイドを利用して閲覧した後で、ナビゲーションガイド部16が、プロファイルを更新する処理について述べる。最初に、初めてサイトを訪れた場合と同様に、アクセス履歴を元にプロファイル木を生成する。次に、以前に生成されていたプロファイル木と新たに生成されたプロファイル木を合成する処理を行う。具体的には、ナビゲーションガイド部16は、図14に示すように、まず、以前に生成されていたプロファイル木のすべてのリンク(親子関係を表すリンク、トピックリンク、初期ノードから結ばれたリンク)のすべての重みを減少させて更新する(S41)。ここでは、以前のアクセスから今回のアクセスまでの時間tの関数である、(3)式の関数を乗算して重みを減少させる。
【0047】
【数3】
ここで、(t>1)である。次に、新たに生成されたプロファイル木の根ノードへの参照情報を初期ノードに追加し、重みを1に設定して、根(ルート)ノードを更新する(S42)。そして新たに生成されたプロファイル中のすべてノードを、元々のプロファイル木に挿入する(S43)。この挿入処理は図15に示すように、挿入先のプロファイル木の根ノードを選択し(S51)、追加するノードのキーワード集合が選択したノードのキーワード集合に含まれるか否かを判断し(S52)、含まれていれば(Yesならば)、追加するノードを親ノードして挿入して(S53)、処理を終了する。
【0048】
一方、処理S52において、含まれていなければ(Noならば)、追加するノードのキーワードの集合と選択したノードのキーワードの集合が等しいか否かを判断する(S54)。ここで、等しい(Yes)場合には、そのまま処理を終了する、処理S54において、等しくないと判断された場合(No)には、追加するノードのキーワードの集合に選択したノードの集合が含まれるか否かを判断し(S55)、含まれる場合には(Yes)、追加するノードを選択したノードの子ノードとして挿入し(S56)、処理を終了する。
【0049】
また、処理S55において含まれない場合には(No)、選択されたノードに子ノードがあるか否かを判断し(S57)、子ノードがあれば(Yes)、子ノードを選択して(S58)、処理S52から処理を繰り返す。また、処理S57において子ノードがなければ、追加するノードを子ノードとして追加し(S59)、処理を終了する。
【0050】
この図15に示す処理により、プロファイル木の条件を満たすようにノードが挿入される。そして、処理S43に戻り、挿入されたノード間のパス上の重みを更新する(S44)。具体的に、すでに存在する親子関係中に挿入された場合には、親ノードと挿入されたノードと子ノードの間の参照関係を表すリンクには、元々の親ノードと子ノード間の重みの値を重みとして設定する。新たに子ノードして挿入されたノードについては、重みを0に設定する。挿入されたノードと、元々存在するノードとの兄弟間の順序は、新たに挿入されたノードが後になり、かつ、挿入されたノード同士では元々のプロファイル木の順序に従った順序付けを行う。挿入して得られた新たなプロファイル木において、挿入されたノードまたは新たなプロファイル木のノードとキーワード集合が一致したノード間に、親ノードとその子孫のノードという関係が存在した場合は、親ノードからその子孫のノードへの経路を抽出する。抽出された経路中のリンクの重みに、追加すべきプロファイル木として生成されたプロファイル木中での重みを加算する。
【0051】
そして最後に、合成されたプロファイル木について、新たにトピックリンクの設定を行う(S45)。トピックリンクの設定方法については既に説明したので詳細な説明を省略する。
【0052】
具体的に図6に示すプロファイルを持つユーザが、図2に示したサイトをA→D→E→F→G→H→Iの順にアクセスした場合を考えると、この時ユーザのアクセスしたキーワードの状態は図16のようになる。このとき、図17のプロファイルが新たに生成される。また、こうして生成されたプロファイルと図6に示すプロファイルを合成した結果は、図18に示すようになる。プロファイルを合成することにより、ユーザが頻繁に訪れるノードへのリンクが強化され、優先的に提示されるようになり、ユーザに対する適切なガイドが行われるようになる。また、前回のアクセス履歴から得られたプロファイルの根ノードへのリンクの重みを強化することで、前回のアクセスの再現を優先することが可能になる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザの通常行動(一般的情報から詳細な情報へとリンクを辿る過程)と、ユーザの変化行動(対象の変化)との2軸からユーザの過去の閲覧行動を分析し、この2軸を利用したプロファイルを用いてユーザの情報の閲覧作業を支援する。これにより、ある目的を持ってサイトを訪問したが、偶然興味のある別目的の情報を見いだしたというような状況において、そのサイトへの再訪問が支援される。また、詳細化の軸でもユーザの情報の閲覧作業支援をするので過去のアクセス時に誤って異なる話題に移動していても、適切な情報の閲覧作業が支援される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る情報閲覧支援装置の構成ブロック図である。
【図2】 一般的なWebサイトの構成例を示す説明図である。
【図3】 出現パターンの一例を表す説明図である。
【図4】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【図5】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【図6】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【図7】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【図8】 ナビゲーションガイドの処理を表すフローチャート図である。
【図9】 推薦情報を生成する処理を表すフローチャート図である。
【図10】 Webページの一例を表す説明図である。
【図11】 ガイド情報付きのWebページの一例を表す説明図である。
【図12】 ガイド情報付きのWebページの一例を表す説明図である。
【図13】 プロファイル木の探索処理を表すフローチャート図である。
【図14】 プロファイル木の合成処理を表すフローチャート図である。
【図15】 プロファイル木へのノード挿入処理を表すフローチャート図である。
【図16】 出現パターンの一例を表す説明図である。
【図17】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【図18】 分析に用いられる木構造の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 サーバ部、12 アクセス履歴管理部、13 キーワード設定部、14キーワード保持部、15 ユーザプロファイリング部、16 ナビゲーションガイド部。
Claims (3)
- 複数の文書情報を保持し、ユーザからの要求に応じて、当該保持している文書情報を選択的に要求元のユーザに提供する文書情報提供手段と、
ユーザごとに、当該ユーザがアクセスした文書情報の識別子とアクセス時刻とを関連付けたアクセスログのリストをアクセス履歴として記憶するアクセス履歴記憶手段と、
文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書情報の識別子に関連付けて記憶するキーワード記憶手段と、
ユーザのプロファイル情報を生成するプロファイル情報生成手段と、
を有し、
前記プロファイル情報生成手段は、
(a)複数の文書情報が階層的に形成されている場合において、部分列に分解した各文書情報に対応するキーワードの集合に、当該キーワードの集合の上位の階層の文書情報に設定された前記キーワードの集合を追加することによって当該文書情報のキーワードの集合を新たに設定し、
(b)プロファイル情報生成対象のユーザのアクセス履歴を前記アクセス履歴記憶手段から取得し、
(c)取得したアクセス履歴に含まれるアクセス時刻を参照に、この取得したアクセス履歴に含まれる文書情報の識別子から特定できる文書情報に新たに設定されたキーワードの集合を時系列順に並べることでキーワードの集合の時系列順リストを生成し、
(d)キーワードの集合の中に含まれるキーワードを参照に、キーワードの集合の時系列順リストを、同じキーワードを含むキーワードの集合毎に複数の部分列に分解し、
(e)取得したアクセス履歴から特定される各キーワードの出現期間の包含関係を参照に、分解したキーワードの集合の各部分列においてキーワードの集合間の参照関係を表す情報を生成し、
(f)取得したアクセス履歴を参照に、生成した複数のキーワードの集合間の参照関係を表す情報に対して、さらにキーワードの集合間の参照関係を表す情報の間に出現順に従った参照関係を表す情報を付加することによって当該ユーザのプロファイル情報を生成する、
ことを特徴とする情報閲覧支援装置。 - 請求項1に記載の情報閲覧支援装置において、
前記プロファイル情報を提示するプロファイル情報提示手段を有することを特徴とする情報閲覧支援装置。 - 文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書データに関連付けて記憶する手段にアクセス可能なコンピュータを、
複数の文書情報を保持し、ユーザからの要求に応じて、当該保持している文書情報を選択的に要求元のユーザに提供する文書情報提供手段、
ユーザごとに、当該ユーザがアクセスした文書情報の識別子とアクセス時刻とを関連付けたアクセスログのリストをアクセス履歴として記憶するアクセス履歴記憶手段、
文書情報に設定された1又は複数のキーワードから成るキーワードの集合を当該文書情報の識別子に関連付けて記憶するキーワード記憶手段、
ユーザのプロファイル情報を生成するプロファイル情報生成手段、
として機能させ、
前記プロファイル情報生成手段は、
(a)複数の文書情報が階層的に形成されている場合において、部分列に分解した各文書情報に対応するキーワードの集合に、当該キーワードの集合の上位の階層の文書情報に設定された前記キーワードの集合を追加することによって当該文書情報のキーワードの集合を新たに設定し、
(b)プロファイル情報生成対象のユーザのアクセス履歴を前記アクセス履歴記憶手段から取得し、
(c)取得したアクセス履歴に含まれるアクセス時刻を参照に、この取得したアクセス履歴に含まれる文書情報の識別子から特定できる文書情報に新たに設定されたキーワードの集合を時系列順に並べることでキーワードの集合の時系列順リストを生成し、
(d)キーワードの集合の中に含まれるキーワードを参照に、キーワードの集合の時系列順リストを、同じキーワードを含むキーワードの集合毎に複数の部分列に分解し、
(e)取得したアクセス履歴から特定される各キーワードの出現期間の包含関係を参照に、分解したキーワードの集合の各部分列においてキーワードの集合間の参照関係を表す情報を生成し、
(f)取得したアクセス履歴を参照に、生成した複数のキーワードの集合間の参照関係を表す情報に対して、さらにキーワードの集合間の参照関係を表す情報の間に出現順に従った参照関係を表す情報を付加することによって当該ユーザのプロファイル情報を生成する、
ことを特徴とする情報閲覧支援プログラム。
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