JP4655285B2 - 冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置 - Google Patents

冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置 Download PDF

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Description

本発明は、冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置に関するものである。
生鮮品および冷凍品等の多種の食品を大量に保管するためには、大規模な冷蔵倉庫、冷凍倉庫が用いられる。これらの食品等を新鮮に保つために、食材間での臭い移りや、菌やカビの進入、増殖等の衛生面からの対策が課題となっている。また、食品の鮮度を維持するためには乾燥を防止することも重要である。
ところで、防菌、防カビ、脱臭方法の一つとしてオゾンを利用するものがある。すなわち、空気中の酸素を原料にして生成できるオゾンは強力な酸化力を持っているため、悪臭成分や細菌やカビを酸化することにより、細菌やカビの不活性化及び臭い成分の分解を行う。そして、オゾン自身は分解後酸素に変わるため、比較的安全な殺菌方法として利用されている。
従来、例えば、特許文献1〜特許文献3に記載のように、冷蔵庫内においてオゾン発生装置を備えたものがある。すなわち、このオゾン発生装置によりオゾンを発生させて、冷蔵庫内のカビの繁殖等を防止するものである。
特開平5−61209号公報 特開2001−306492号公報 特開2001−310485号公報
ところで、冷凍・冷蔵倉庫内等の低温環境の下でオゾンを発生させる場合、特許文献1〜特許文献3に記載されているように、オゾン発生装置を庫内に設置してオゾンを循環させている。このため、オゾン発生装置を低温環境において作動させることとなり、オゾン発生装置の耐久性やオゾン発生効率等を考慮すると好ましくない。
そこで、オゾン発生装置を冷凍・冷蔵倉庫外に設置して、このオゾン発生装置で発生させたオゾンを冷凍・冷蔵倉庫内に供給することが考えられる。この場合、冷凍・冷蔵倉庫の断熱壁等に穴を設けて、この穴を介してオゾンを吹き込むことになる。
しかし、冷凍・冷蔵倉庫内の温度は通常10℃以下と低温であるため、オゾンを直接吹き込もうとすると、庫内の冷気がオゾン発生装置に伝わる。このため、大気中との温度差により、オゾン発生装置のケース内外に結露が生じる。これにより、オゾン発生装置の内部電気部品に損傷が生じることとなって機能低下が問題となる。
本発明は、上記課題に鑑みて、冷凍・冷蔵倉庫内に直接オゾンを吹き込むことができて、冷凍・冷蔵倉庫内の食品等を新鮮に保つことができ、しかも、オゾン発生器のケース内外の結露の発生を防止して、内部電気部品の損傷防止や機能保全を図ることができる冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹き込み装置を提供する。
本発明の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置は、冷凍倉庫や冷蔵倉庫の躯体壁に形成され庫内と外部とを連通する穴部と、前記穴部に内端が嵌合されると共に外端が庫外に延在した外筒体と、前記外筒体内に外筒体との間に隙間を空けて同軸的に配設され、その外端が前記外筒体の外端に向けられると共に内端が庫内に連通した内筒体と、前記内筒体の内部に配設されたオゾン発生器と、前記外筒体の内端内周と前記内筒体の内端外周との間を閉塞する閉塞板と、前記外筒体及び/又は内筒体の外端に配設され外気を筒体内に導入するファンとを有し、前記ファンにより外部から取入れた空気に前記オゾン発生器で発生したオゾンを混合して庫内に吹込むようにしたものである。
本発明の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置によれば、冷凍倉庫や冷蔵倉庫の躯体壁に形成され庫内と外部とを連通する穴部からオゾン発生器で生じたオゾンを直接吹き込むことができるので、冷凍・冷蔵倉庫内の生鮮品および冷凍品等の防菌、防カビ、脱臭が可能となる。しかも、内筒体は、外筒体内に外筒体との間に隙間を空けて同軸的に配設されているので、外筒体及び内筒体の内外面に結露が生じることがない。すなわち、外筒体1と内筒体との間に空気層が形成され、この空気層が熱の伝導を防いで、内筒体及び外筒体表面の急激な温度変化を防止する断熱材としての機能を有することになる。従って、内筒体2の冷気を遮断することで内筒体2の内外面に結露が発生することを防止できる。
前記オゾン発生器を、紫外線式オゾン発生器、電気分解式オゾン発生器、沿面放電式オゾン発生器、無声放電式オゾン発生器、コロナ放電式オゾン発生器のいずれかで構成することができる。
紫外線式オゾン発生器とは、空気に紫外線を照射してオゾンを発生させるオゾン発生器である。電気分解式オゾン発生器とは、高分子電解質膜を電極間に挟んで水の電気分解を行うことによりオゾンを発生させるオゾン発生器である。沿面放電式オゾン発生器とは、円筒もしくは平面状のセラミック、ガラスなどの誘電体の一面を面状の導電性物質にて覆い、他面に線状の導電性物質を配置し、それら面状電極と線状電極との間に交流高電圧を付加してオゾンを発生させるオゾン発生器である。無声放電式オゾン発生器は、無声放電部に酸素含有気体を流してオゾンを発生させるオゾン発生器である。コロナ放電式オゾン発生器は、針状電極に高電圧を付加し、その先端部でコロナ放電を起こさせてオゾンを発生するオゾン発生器である。
前記外筒体の外端開口にフィルタを取付けることができる。これにより、大気中に含まれる塵や埃がフィルタを通過する際に除去され、オゾン発生器には清浄化された空気のみが流入することになる。
前記内筒体及び外筒体を前記躯体壁に対して直交するように配置すれば、オゾン発生器に供給するための空気を水平方向に沿って供給することができる。このため、比較的小さな駆動力で空気を供給できて、ファンの小型化を図ることができる。
前記内筒体及び外筒体は、内端から外端に向かって下傾することができる。これにより、内筒体及び外筒体に結露が発生しても、庫内への結露水の流入が防止される。
前記内筒体及び外筒体を前記躯体壁に沿って外筒体の外端が下方に開口するように配置することもできる。これにより、冷凍・冷蔵倉庫の躯体壁の外側スペースに制約があっても本発明装置を容易に取付けることができる。
本発明は、内筒体の冷気を遮断することで内筒体の内外面に結露が発生することを防止できて、内筒体の表面、躯体壁、及び外筒体の表面にカビ等が繁殖することがない。これにより、オゾン発生器の内部部品の損傷を防止することができる。すなわち、オゾン発生器の機能保全を図ることができて、長期に亘って冷凍・冷蔵倉庫内にオゾンを供給することが可能となる。
前記オゾン発生器を、紫外線式オゾン発生器、電気分解式オゾン発生器、沿面放電式オゾン発生器、無声放電式オゾン発生器、コロナ放電式オゾン発生器のいずれかで構成することができるので、使用状況や使用環境に応じて、所望のオゾン発生器を使用することができ、低コスト化及び施工性の向上を図ることができる。
前記外筒体の外端開口にフィルタを取付けているため、大気中に含まれる塵や埃がフィルタを通過する際に除去され、また病害虫の侵入を阻止する。このため、オゾン発生器には清浄化された空気のみが供給されるので、冷凍・冷蔵倉庫内には清浄なオゾンが供給されて、製品(生鮮品等)を傷めることがない。
内筒体及び外筒体を前記躯体壁に対して直交するように配置することによって、比較的小さな駆動力で空気を供給できて、ファンの小型化を図ることができ、装置全体のコンパクト化及び低コスト化を図ることができる。また、この装置を天井側に配置すれば、庫外において、この装置が邪魔になることがなく、設置場所に困らない。
前記内筒体及び外筒体は、内端から外端に向かって下傾するようにすれば、内筒体及び外筒体に結露が発生しても、庫外へ結露水が流下する。これにより、冷凍・冷蔵倉庫内に結露水が流入することを防止して、内部の生鮮品および冷凍品等を保護することができる。
前記内筒体及び外筒体を前記躯体壁に沿って外筒体の外端が下方に開口するように配置するようにすれば、冷凍・冷蔵倉庫の躯体壁の外側スペースに制約があっても本発明装置を容易に取付けることができる。しかも、内筒体及び外筒体に結露が発生しても、庫内へ結露水が流下するのを回避することができる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置は、図1や図2に示すように、ファン3により外部から取入れた空気にオゾン生成器4で発生したオゾンを混合して冷凍・冷蔵倉庫5内に吹込むようにしたものである。前記オゾン吹込み装置は、外端1aが庫外に延在した外筒体1と、前記外筒体1との間に隙間6を空けて同軸的に配設される内筒体2と、前記内筒体2の内部に配設されたオゾン発生器4と、前記内筒体2の外端2aを支持固定する支柱18と、前記外筒体1の内端内周と前記内筒体2の内端外周との間を閉塞する閉塞板7と、前記外筒体1の外端1a側の開口部内に収納されるファン3とを有している。
冷凍倉庫や冷蔵倉庫の躯体壁(遮断層を備えた壁)8には、庫内と外部とを連通する穴部9が形成されており、この穴部9に外筒体1の内端1bが嵌合されている。そして、外筒体1は、この実施形態では、四角筒体からなり、その内端1bに前記閉塞板7が配置され、その外端1a側にはファン3が配置されている。そして、外筒体1の内周面と内筒体2の外周面との間に前記隙間6が設けられている。また、内筒体2の内端2bが庫内に連通している。
外筒体1には、このオゾン吹込み装置の天井からの吊下げを可能とする吊下げ具14が設けられている。すなわち、前記吊下げ具14は、外筒体1を包囲する枠体11と、この枠体11に連結される吊ボルト12とを備えている。そして、この吊ボルト12が天井に連結される。
ファン3は、ケーシング15と、このケーシング15内に収容される羽根16と、この羽根16を回転駆動させる図示省略のモータとを備える。また、このファン3の上流側、つまり、外筒体1の外端開口にフィルタ10が配置されている。
また、内筒体2の内部に配設されているオゾン発生器4は、上流側(外端2a側)の入口から流入した外気をオゾンに生成して、このオゾンを下流側(内端2b側)の出口から排出するものである。
オゾン発生器4としては、本実施形態では紫外線式オゾン発生器を使用しているが、電気分解式オゾン発生器、沿面放電式オゾン発生器、無声放電式オゾン発生器、コロナ放電式オゾン発生器等の種々のものを使用することができる。紫外線式オゾン発生器とは、蛍光体17により発生した紫外線を空気に照射してオゾンを発生させるオゾン発生器である。電気分解式オゾン発生器とは、高分子電解質膜を電極間に挟んで水の電気分解を行うことによりオゾンを発生させるオゾン発生器である。沿面放電式オゾン発生器とは、円筒もしくは平面状のセラミック、ガラスなどの誘電体の一面を面状の導電性物質にて覆い、他面に線状の導電性物質を配置し、それら面状電極と線状電極との間に交流高電圧を付加してオゾンを発生させるオゾン発生器である。無声放電式オゾン発生器は、無声放電部に酸素含有気体を流してオゾンを発生させるオゾン発生器である。コロナ放電式オゾン発生器は、針状電極に高電圧を付加し、その先端部でコロナ放電を起こさせてオゾンを発生するオゾン発生器である。
なお、オゾン発生器4と、外筒体1の外部に配設される図示省略の制御盤とで、オゾン発生ユニットを形成する。この制御盤により、オゾン発生器4のオゾン量の検出とオゾンの供給量を制御する。
次に、この冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置の使用方法を説明する。ファン3が作動すると、図1と図2に示す矢印のように、フィルタ10を介して外筒体1の外端1a及び内筒体2の外端2aに外気が導入される。そして外気に含まれる酸素がオゾン発生器4に導入されて、オゾンが生成される。このオゾンが内筒体2の内端2bから庫内に導入されることになる。また、前記外筒体1と内筒体2との間の隙間6においては、外筒体1の内端1bにまで空気が吹込み、空気が対流する空気層が形成され、この空気層が熱の移動を防ぐ断熱材として機能する。
このように、第1実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置では、冷凍倉庫や冷蔵倉庫5の躯体壁8に形成され庫内と外部とを連通する穴部7からオゾン発生器4で生じたオゾンを直接吹き込むことができるので、冷凍・冷蔵倉庫5内の生鮮品および冷凍品等の防菌、防カビ、脱臭が可能となる。しかも、内筒体2は、外筒体1内に外筒体1との間に隙間6を空けて同軸的に配設されているので、外筒体1及び内筒体2の内外面に結露が生じることがない。すなわち、外筒体1と内筒体2との間に空気層が形成され、この空気層が熱の伝導を防いで、内筒体2及び外筒体1表面の急激な温度変化を防止する断熱材としての機能を有することになる。従って、内筒体2の冷気を遮断することで内筒体2の内外面に結露が発生することを防止できる。
また、ファン3によって、オゾン発生器4の入口(吸込口)へ空気が供給され、オゾン発生器4のオゾン吹出し部(出口)からはオゾンが吹き出すので、このオゾン発生器4のオゾン吹出し部付近は陽圧となっている。このため、庫内の冷気がオゾン発生器4側に逆流しにくく、内筒体2の温度低下を防止でき、これによっても、結露を生じさせない利点がある。すなわち、オゾン発生器4の機能保全を一層図ることができて、長期に亘って冷凍・冷蔵倉庫5内にオゾンを供給することが可能となる。
前記オゾン発生器4を、紫外線式オゾン発生器、電気分解式オゾン発生器、沿面放電式オゾン発生器、無声放電式オゾン発生器、コロナ放電式オゾン発生器のいずれかで構成することができる。これにより、使用状況や使用環境に応じて、所望のオゾン発生器4を使用して、低コスト化を図ることができ、低コスト化及び施工性の向上を図ることができる。
前記外筒体1の外端1a開口にフィルタ10を取付けているため、大気中に含まれる塵や埃がフィルタ10を通過する際に除去される。このため、オゾン発生器4には清浄化された空気のみが供給されるので、冷凍・冷蔵倉庫内には清浄なオゾンが供給されて、製品(生鮮品等)を傷めることがない。
前記内筒体2及び外筒体1を前記躯体壁8に対して直交するように配置するので、オゾン発生器4に供給するための空気を水平方向に沿って供給することができる。このため、比較的小さな駆動力で空気を供給できて、ファン3の小型化を図ることができ、装置全体のコンパクト化及び低コスト化を図ることができる。また、この装置を天井側に配置することができ、これによって、庫外において、この装置が邪魔になることがなく、設置場所に困ることがない。
ところで、第1実施形態では、ファン3を外筒体1の外端1aに設けているが、既存のファン付きのオゾン発生器4を用いれば、外筒体1の外端1aにファン3を別途配置する必要がなくなって、装置の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
次に、図3は第2実施形態を示し、この場合、第1実施形態と同様ファンを有さないオゾン発生器4を用いて、内筒体2の外端2aにファン3を設けている。外筒体1は、その外端1a側に仕切板13が配置されており、この仕切板13と閉塞板7とで、内筒体2が外筒体1に配置固定されている。そして、外筒体1と内筒体2との間の隙間6が前記仕切板13と閉塞板7とで密閉されており、空気層が形成され、この空気層が熱の伝導を防ぐ断熱材として機能する。なお、この場合でも、前記仕切板13に孔を設けて、外筒体1の外端1bにまで空気を対流させることもできる。
このため、第2実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置でも、外筒体1と内筒体2との間に空気層が形成されるので、前記第1実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置と同様の作用効果を奏する。特に、外筒体1と内筒体2との間の隙間6が前記仕切板13と閉塞板7とで密閉されているため、この密閉された空気層により熱の移動を防いで、より優れた断熱効果を発揮する。
次に、図4は第3実施形態を示し、この場合、図1に示すものに比べて、内筒体2及び外筒体1は、内端から外端に向かって下傾している。すなわち、外筒体1と内筒体2は、その外端1a、2aが内端1b、2bよりも僅かに低くなるように下方に連続的に傾斜させている。
このため、第3実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置でも、外筒体1と内筒体2との間に空気層が形成されるので、前記第1実施形態及び第2実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置と同様の作用効果を奏する。特に、内筒体2及び外筒体1は、内端から外端に向かって下傾しているので、内筒体2及び外筒体1に結露が発生しても、庫外5へ結露水が流下するため、庫内5への結露水の流入が防止される。これにより、冷凍・冷蔵倉庫内に結露水が流入することを防止して、内部の生鮮品および冷凍品等を保護することができる。
次に、図5は第4実施形態を示し、この場合、内筒体2及び外筒体1を躯体壁8に沿って外筒体1の外端1aが下方に開口するように配置している。すなわち、外筒体1及び内筒体2を上下方向に配設して、外筒体1及び内筒体2の内端1b、2bが躯体壁8に形成された穴部9に嵌合するように連続して屈曲させている。
このため、第4実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置では、前記第1実施形態〜第3実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置と同様の作用効果を奏する。特に、内筒体2及び外筒体1を躯体壁8に沿って外筒体1の外端1aが下方に開口するように配置しているので、冷凍・冷蔵倉庫の躯体壁8の外側スペースに制約があっても本発明装置を容易に取付けることができ、しかも、内筒体2及び外筒体1に結露が発生しても、庫内へ結露水が流下するのを回避することができる。
なお、図3〜図5に示す冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置において、図1に示す冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置と同様の構成については、図1と同一符号を付してその説明を省略する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、本発明に係る冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置を躯体壁8に複数設けてもよく、ファン3を外筒体1と内筒体2との両方に設けてもよい。外筒体1の形状としては、断面形状が四角形に限られるものではなく、円筒体であってもよい。また、外筒体1と内筒体2との形状が同一でなくてもよい。すなわち、外筒体1の断面形状を円形として、内筒体2の断面形状を四角形とすること等も可能である。また、吊下げ具14を使用することなく、天井に直接外筒体1を取付けることも可能である。さらに、外筒体1に、結露水の排水を可能とするドレン配管等を設けてもよい。なお、仕切板13及び閉塞板7としては、断熱材にて構成するのが好ましい。すなわち、仕切板13及び閉塞板7から内筒体2の熱が外筒体1に伝わるおそれがあるので、この熱伝導を遮断するのが好ましい。また、図4に示すようなものであっても、図5に示すものであっても、ファン付きのオゾン発生器を使用したり、内筒体2の外端2aにファン3を配置したりすることができる。
本発明の第1実施形態を示す冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置を使用した簡略断面図である。 前記第1実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置の斜視図である。 第2実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置を使用した簡略断面図である。 第3実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置を使用した簡略断面図である。 第4実施形態の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置を使用した簡略断面図である。
符号の説明
1 外筒体
1a 外端
1b 内端
2 内筒体
2a 外端
2b 内端
3 ファン
4 オゾン発生器
5 冷凍倉庫・冷蔵倉庫
6 隙間
7 閉塞板
8 躯体壁
9 穴部
10 フィルタ
11 枠体
12 吊ボルト
13 仕切板
14 吊下げ具
15 ケーシング
16 羽根
17 蛍光体
18 支柱

Claims (6)

  1. 冷凍倉庫や冷蔵倉庫の躯体壁に形成され庫内と外部とを連通する穴部と、
    前記穴部に内端が嵌合されると共に外端が庫外に延在した外筒体と、
    前記外筒体内に外筒体との間に隙間を空けて同軸的に配設され、その外端が前記外筒体の外端に向けられると共に内端が庫内に連通した内筒体と、
    前記内筒体の内部に配設されたオゾン発生器と、
    前記外筒体の内端内周と前記内筒体の内端外周との間を閉塞する閉塞板と、
    前記外筒体及び/又は内筒体の外端に配設され外気を筒体内に導入するファンとを有し、前記ファンにより外部から取入れた空気に前記オゾン発生器で発生したオゾンを混合して庫内に吹込むようにしたことを特徴とする冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
  2. 前記オゾン発生器を、紫外線式オゾン発生器、電気分解式オゾン発生器、沿面放電式オゾン発生器、無声放電式オゾン発生器、コロナ放電式オゾン発生器のいずれかで構成したことを特徴とする請求項1に記載の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
  3. 前記外筒体の外端開口にフィルタを取付けたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
  4. 前記内筒体及び外筒体を前記躯体壁に対して直交するように配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
  5. 前記内筒体及び外筒体は、内端から外端に向かって下傾していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
  6. 前記内筒体及び外筒体を前記躯体壁に沿って外筒体の外端が下方に開口するように配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍・冷蔵倉庫用のオゾン吹込み装置。
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