JP4654965B2 - 冷凍サイクル装置の室外機 - Google Patents
冷凍サイクル装置の室外機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4654965B2 JP4654965B2 JP2006114410A JP2006114410A JP4654965B2 JP 4654965 B2 JP4654965 B2 JP 4654965B2 JP 2006114410 A JP2006114410 A JP 2006114410A JP 2006114410 A JP2006114410 A JP 2006114410A JP 4654965 B2 JP4654965 B2 JP 4654965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outdoor unit
- metal plate
- heat exchanger
- fan
- refrigeration cycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
またファンを低回転で運転する等、騒音が問題にならない時にも、抵抗となるパネルが存在するため風量が低減するので、能力を確保するためにファン回転数をあげ、わざわざファン騒音が大きくなるという問題点もあった。
図1は本発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の室外機を示す斜視図である。図2は図1のA部の詳細図である。また、図3は図1の冷凍サイクル装置の室外機を平面Bでカットした際の断面図、図4は図3のC部を拡大して説明する図である。
室外機本体(筐体)3の上部にはファン(送風機)1(図1には図示せず)が設置されており、ファンモータ2に接続されている。ファンモータ2は筐体3に固定されている(固定部、表示せず)。
筐体3の内部には、垂直に配置した熱交換器41と斜めに配置した熱交換器42とで構成された逆M字状の熱交換器4が配置されている。
斜めに配置した熱交換器42の下の、筐体3の下部には、圧縮機、冷媒配管、制御盤等(表示せず)が配置された機械室5がある。
垂直に配置した熱交換器41の外側の、筐体3の側面には、熱交換器41の空気流入側に対向してパネル7があり、筐体3にボルト止め(図示せず)されている。また、上記パネル7は、略平板状の複数の金属板が室外機設置面に対しそれぞれ所定の角度θで傾斜して併設されたがらり状金属板6と、上記がらり状金属板6を支持するパネル枠9とで構成されている。
図2は、がらり状金属板6をパネル枠9に溶接で固定したパネル例を示しており、パネル枠9は、熱交換器内を流れる空気の流れ方向に沿ったパネル枠の長さが、上記流れ方向に垂直な方向のパネル枠の厚みより長くなるように構成し、熱交換器41に対向する面積が最小となるようにしている。
また、がらり状金属板6は、図4に示すように、各金属板の板面が、室外機設置面に平行な平面(水平面)Dに対し、筐体内部側の金属板端部6aを基点として上側に傾斜しており、傾斜の角度θが、0度以上90度未満となるように構成されている。
また、熱交換器41からみると、熱交換器41に近接配置されているパネル7は、がらり状金属板6の厚み分と、パネル枠部9の厚み分のみでしか、熱交換器41への風路を塞いでいないため、空気の流入抵抗が大きくならない。
なお、パネル枠部9を筐体側面に設置する際に、熱交換器41に対向する面が無いように、熱交換器41がない位置に設け、パネル枠9が熱交換器41への風路を塞がないように配置すれば、さらに空気の流入抵抗を小さくすることができる。
これによると傾斜角度θが70度以上になると、急激に増速し、がらり状金属板6のすきまを流れる風速v1が増大することがわかる。がらり状金属板6のすきまを流れる風速v1が増大し、上記風速v1が熱交換器内を流れる風速v2に比べ、著しく大きくなると圧力損失が急激に増える。また、ファン1の騒音のみならず、風切り音がさらに加わる場合もあるので、望ましくはθを60度以下とするとよい。即ち、隣りあったがらり状金属板6間の距離L1が、筐体内部側(熱交換器41側)のがらり状金属板端部6a間の距離L2の半分以上であることが望ましい。
この場合の傾斜角度θに関しても、図8(b)に示すように、上記実施の形態と同様に、各金属板の板面が、室外機設置面に平行な面Dに対し、筐体内部側の金属板端部6aを基点として上側に傾斜し、該傾斜の角度θは0度以上90度未満であるが望ましい。
さらに、ファン1のトルクが充分に大きく、流量が一定の場合において、がらり状金属板6のすきまを流れる風速v1が熱交換器41の中を流れる風速v2に比べて増速する比v1/v2と、傾斜角度θとの関係に関しても、図5と同様の特性があり、傾斜角度θが70度以上になると、急激に増速し、がらり状金属板6のすきまを流れる風速v1が増大する。その結果、圧力損失が急激に増えるので、望ましくはθを60度以下とするとよい。
また、がらり状金属板は、各金属板の板面が、室外機本体内部側の金属板端部を通り室外機設置面に平行な面に対し、上側に傾斜し、該傾斜の角度を0度以上90度未満としたので、ファンやモータの騒音が直接人間の耳に届かないようにすることができる。
図9は本発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の室外機を示す斜視図である。また図10は図9の冷凍サイクル装置の室外機を平面Bでカットした際の断面図である。図9,図10に示すようにがらり状金属板6の取り付け角度(傾斜の角度θ)がファン1から離れるにつれて小さく、ファン1に近い金属板ほど大きくなるようにした。
このような構成によれば、ファン1(図9にはファン図示せず)から上流側に放射された騒音100が球状に広がっていくのに対して、がらり状金属板6の板面の法線101がファンに向く傾向にあるため、ファンからの放射音を遮断しやすく、外部に漏れるファン音やファンモータ音を低減できる。
図11は本発明の実施の形態3による冷凍サイクル装置の室外機のパネル7の構造の一例を説明する斜視図であり、複数の金属板の傾斜の角度を可変できる構成としている。
図において、パネル枠部9と接合するがらり状金属板6の両端部の、筐体外部側の金属板端部はパネル枠部9とピン結合10しており、傾斜方向に回転の自由度を持つ構成となっている。
また、がらり状金属板6の両端部の、筐体内部側の金属板端部は連結棒11で各がらり状金属板6が連結されており、この連結棒11が、例えば図11に示すように、位置11aから位置11bに移動することにより、がらり状金属板6は一斉に揺動運動を行い、傾斜角度が一斉に変化する。
連結棒11の下方はステップモータ12と結合した連結部材13とピン結合されており、ステップモータ12の回転角で連結部材13が回転し、連結棒11を移動させる。また、連結部材13にはストッパ14が設けられており、異常があっても回転角が制限される構造になっている。
このような構成でパネル7を形成すれば、ステップモータ12の回転角を制御することにより、がらり状金属板6の取り付け角度(傾斜の角度θ)を可変にすることができる。
図12は本発明の実施の形態4による冷凍サイクル装置の室外機を示す斜視図である。また、図13は図12の冷凍サイクル装置の室外機を平面Bでカットした際の断面図である。
図13において、略平板状のがらり状金属板6の短辺の長さ(筐体内部側端部と筐体外部側端部との間の長さに対応)をスパンs、熱交換器41に最も近い位置での1つ隣のがらり状金属板6間の距離(図4において、筐体内部側のがらり状金属板端部6a間の距離L2に対応)をピッチpとする。図12,図13に示すようにファン1に近づくにつれて、がらり状金属板6のスパンsを短く、がらり状金属板6のピッチpを密に設けている。
このような構成にすれば、ファン1から上流側に放射された騒音100を効果的に遮音することができる。
Claims (5)
- 室外機本体の上部に設置された送風機と、上記室外機本体内部に設けられ、上記室外機本体外部より流入する空気と熱交換する熱交換器と、略平板状の複数の金属板及び該複数の金属板を支持するパネル枠部より構成され、上記複数の各金属板の板面が、室外機設置面に平行な面に対し、室外機本体内部側の金属板端部を基点として上側に傾斜しており、該傾斜の角度は0度より大きく90度未満であり、上記金属板の室外機本体内部側端部と室外機本体外部側端部との長さが、送風機に近い金属板ほど短く、かつ上記金属板の併設ピッチが密に設けられており、上記熱交換器の空気流入側または空気流出側に対向して上記室外機本体の側面に設置されたパネルを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置の室外機。
- パネル枠部は、熱交換器に対向する面積が最小となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置の室外機。
- 熱交換器内を流れる空気の流れ方向に沿ったパネル枠部の長さは、上記流れ方向に垂直な方向のパネル枠の厚みより長くなるように構成したことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル装置の室外機。
- 複数の金属板は、送風機から遠い金属板ほど、上記金属板の傾斜の角度が小さいことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置の室外機。
- 複数の金属板の傾斜の角度を可変できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006114410A JP4654965B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006114410A JP4654965B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007285620A JP2007285620A (ja) | 2007-11-01 |
JP4654965B2 true JP4654965B2 (ja) | 2011-03-23 |
Family
ID=38757569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006114410A Expired - Fee Related JP4654965B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4654965B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101854259B1 (ko) | 2016-12-28 | 2018-05-03 | 권오익 | 댐퍼블레이드 개방각도를 차등화한 공기량 제어댐퍼 및 이를 이용한 냉각탑 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090220334A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-03 | Spx Cooling Technologies, Inc. | Fan shroud for heat exchange tower fans |
JP2013181714A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Sasakura Engineering Co Ltd | 消音装置 |
JP6207108B1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-10-04 | 木村工機株式会社 | 空気熱源式ヒートポンプユニット |
US10619953B2 (en) * | 2017-11-15 | 2020-04-14 | Baltimore Aircoil Company, Inc. | Automated control of heat exchanger operation |
US11287191B2 (en) | 2019-03-19 | 2022-03-29 | Baltimore Aircoil Company, Inc. | Heat exchanger having plume abatement assembly bypass |
MX2022007206A (es) | 2019-12-11 | 2022-07-12 | Baltimore Aircoil Co Inc | Sistema intercambiador de calor con optimizacion basada en aprendizaje automatico. |
CN111637543B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-09-28 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种导风装置、方法及空调室外机 |
US11976882B2 (en) | 2020-11-23 | 2024-05-07 | Baltimore Aircoil Company, Inc. | Heat rejection apparatus, plume abatement system, and method |
WO2023175875A1 (ja) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183471U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-07 | ダイキン工業株式会社 | 満液式蒸発器 |
JPH05296643A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却ユニット |
JPH09229406A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-05 | Daikin Ind Ltd | 壁掛け式空気調和装置 |
JPH11223492A (ja) * | 1998-02-09 | 1999-08-17 | Sony Corp | 冷却塔およびその運転方法および冷却塔運転制御プログラムを記録した記録媒体 |
-
2006
- 2006-04-18 JP JP2006114410A patent/JP4654965B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183471U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-07 | ダイキン工業株式会社 | 満液式蒸発器 |
JPH05296643A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却ユニット |
JPH09229406A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-05 | Daikin Ind Ltd | 壁掛け式空気調和装置 |
JPH11223492A (ja) * | 1998-02-09 | 1999-08-17 | Sony Corp | 冷却塔およびその運転方法および冷却塔運転制御プログラムを記録した記録媒体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101854259B1 (ko) | 2016-12-28 | 2018-05-03 | 권오익 | 댐퍼블레이드 개방각도를 차등화한 공기량 제어댐퍼 및 이를 이용한 냉각탑 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007285620A (ja) | 2007-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4654965B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の室外機 | |
US20050161280A1 (en) | Silencer and electronic equipment | |
JP5848323B2 (ja) | エアコンの室内機 | |
JP2006029702A (ja) | 空気調和機 | |
JP5322542B2 (ja) | 空気調和装置の室外ユニット | |
JP6361685B2 (ja) | 熱源ユニット | |
US5669229A (en) | Ceiling-mounted type air conditioner | |
US11022327B2 (en) | Outdoor unit of air-conditioning apparatus | |
CN103512381B (zh) | 一种两相冷却装置 | |
JP4735214B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
CN111247379B (zh) | 制冷循环装置用单元、制冷循环装置及电气设备 | |
KR100768861B1 (ko) | 카세트형 공기조화기 | |
JP2011252672A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP5617867B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6610691B2 (ja) | 熱源ユニット | |
JP2000039185A (ja) | 空気調和機 | |
JP6160156B2 (ja) | 空調室内機 | |
JP2018087698A5 (ja) | ||
JP2014126308A (ja) | 空気調和機 | |
WO2016151755A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP6956794B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2016044939A (ja) | 空気調和装置の室外ユニット、 | |
JP2010223551A (ja) | 冷凍装置 | |
JP5357610B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2009287900A (ja) | 空調室内機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |