JP4653224B2 - 極座標変調方式による送信回路及びそれを用いた通信機器 - Google Patents

極座標変調方式による送信回路及びそれを用いた通信機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4653224B2
JP4653224B2 JP2008532520A JP2008532520A JP4653224B2 JP 4653224 B2 JP4653224 B2 JP 4653224B2 JP 2008532520 A JP2008532520 A JP 2008532520A JP 2008532520 A JP2008532520 A JP 2008532520A JP 4653224 B2 JP4653224 B2 JP 4653224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission
attenuator
transmission circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008532520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009523327A (ja
Inventor
昌克 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2009523327A publication Critical patent/JP2009523327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653224B2 publication Critical patent/JP4653224B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/52TPC using AGC [Automatic Gain Control] circuits or amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/004Control by varying the supply voltage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、携帯電話や無線LAN等の通信機器に用いられる送信回路に関し、より特定的には、送信信号帯域の群遅延及び減衰量の周波数特性を緩和し、かつ高周波帯域までダイナミックレンジを広げる送信回路、及びそれを用いた通信機器に関する。
従来の携帯電話機の送信回路として、例えば、図9に示したような直交変調方式による送信回路が用いられている。図9は、従来の直交変調方式による送信回路の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照して、従来の直交変調方式による送信回路は、D/A変換器101、104、ローパスフィルタ(LPF)102、105、ミキサ103、106、局所発振器107、移相器108、加算器109、RFフィルタ110、減衰器111、電力増幅器112、及びアイソレータ113を備える。
ベースバンド回路(図示せず)から入力されたI、Q信号は、それぞれD/A変換器101、104及びローパスフィルタ102、105を介して、ミキサ103、106に入力される。ミキサ103、106に入力された信号は、局所発振器107と移相器108とで構成される位相分周回路で分周された信号でミキシングされた後、加算器109で直交変調される。加算器109からの出力信号は、不要高調波を抑圧するためのRFフィルタ110を通過し、減衰器111を介して電力増幅器112で増幅され、電力増幅器112の負荷変動を抑圧するためのアイソレータ113を介してアンテナ共用器(図示せず)に出力される。
ところで、世界では様々な通信方式が普及してきており、一台で複数の通信方式に対応できるマルチモードの無線通信端末が求められている。しかし、従来の技術の延長でマルチモード無線通信端末を作製すると、特に無線部の部品の個数が増えてサイズが大きくなる上、コストが増大してしまう。そのため、マルチモード無線通信端末の実現においては、部品の共有化が重要な課題となる。
携帯電話の規格の一つであるGSM(Global System for Mobile Communications)をベースとして、通信速度の高速化を図ったEDGE(Enhanced Data GSM Environment)方式では、無線送信部における変調方式として、従来の変調方式であるGMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)変調の送信回路構成と親和性が高い極座標変調(ポーラ変調)方式が採用されることが多い。このため、GSM方式及びUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)方式に対応したマルチモード無線通信端末において、極座標変調方式を採用すれば、プラットフォーム一元化によるシステムの簡素化を図ることができる。
このような背景の下、極座標変調方式による送信回路が提案されている。図10は、従来の極座標変調方式による送信回路の構成の一例を示すブロック図である。図10において、ベースバンド回路(図示せず)から供給されるI、Q信号は、コーデック(CODEC)114を介して振幅信号と位相信号とに分離される。振幅信号は、振幅変調器115で振幅変調され、D/A変換器116及び減衰器117を介して、電圧制御回路118に入力される。電圧制御回路118は、振幅信号の大きさに応じて予め設定された信号を電力増幅器119に出力する。一方、位相信号は、位相変調器120に入力される。位相変調器120は、入力された位相信号を位相変調し、位相変調信号を出力する。電力増幅器119は、位相変調器120から出力された位相変調信号を電圧制御回路118から出力された信号で振幅変調し、振幅変調された信号をアンテナ共用器(図示せず)に出力する。
このように、極座標変調方式による送信回路は、図9で説明した直交変調方式による送信回路と比較して、アナログ直交変調器が不要のためRFフィルタ110が不要になる。また、電力増幅器119に線形性が求められないので消費電力を小さくでき、さらに負荷変動の影響が緩和されるのでアイソレータ113が不要になる。
極座標変調方式による送信回路には、上述したような利点があるが、振幅信号と位相信号とが分離されているため、振幅信号と位相信号との群遅延が異なると、電力増幅器119で振幅信号と位相信号とを合成しても、十分な性能が発揮されないという課題があった。
ところで、高周波信号に含まれる群遅延を低減する回路としては、例えば、特許文献1に開示されている群遅延補償回路がある。図11は、特許文献1に開示されている従来の群遅延補償回路122の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照して、従来の群遅延補償回路122は、固定遅延器123と、可変位相器124と、可変減衰器125と、周波数変位検出器126と、信号変換器127とを備える。固定遅延器123は、アナログフィルタ121を通過した高周波信号を一定時間遅延させて出力する。周波数変移検出器126は、アナログフィルタ121を通過した高周波信号の中心周波数からの変移量を検出する。信号変換器127は、周波数変移検出器126が検出した変移量に基づいて、可変位相器124の遅延量を制御する制御信号、及び可変減衰器125の振幅レベルを制御する制御信号を生成する。可変位相器124は、制御信号によって固定遅延器123の出力信号の位相を制御する。可変減衰器125は、制御信号によって可変位相器124の出力信号の振幅を制御する。
このように、従来の群遅延補償回路122は、信号変換器127が、周波数変移検出器126が検出した変移量に基づいて、伝送信号帯域の遅延時間が平坦化するように可変位相器124の位相量を制御している。すなわち、低域側カットオフ周波数付近の遅延時間と、中心周波数付近の遅延時間と、高域側カットオフ周波数付近の遅延時間とを、可変位相器124の位相量を制御することで一致させている。こうしてアナログフィルタ121を通過した高周波信号は、全体的な遅延量は増加するが、群遅延補償回路122で群遅延偏差の平坦化された信号として出力される。
ここで、従来の可変減衰器125の構成の一例として、抵抗素子を用いた4ビット可変減衰器130の構成を示す。図12は、従来の4ビット可変減衰器130の構成の一例を示す図である。図12を参照して、4ビット可変減衰器130は、入力端子131、出力端子132、スイッチ素子133〜136、2R抵抗素子137〜141、及びR抵抗素子142〜144で構成される。
2R抵抗素子137〜141は、R抵抗素子142〜144の2倍の抵抗値を有している。したがって、2R抵抗素子は、R抵抗素子を2個直列に接続した構成であってもよい。また、スイッチ素子133〜136の制御端子D1〜D4は、TLL回路(図示せず)と接続されており、TLL回路から出力される制御信号(2値データ)に基づいてON−OFF動作を行う。
具体的には、図12に示したような梯子型回路による4ビット可変減衰器130の接続構成は以下のようになる。すなわち、4ビット可変減衰器130は、スイッチ素子133と2R抵抗素子138、スイッチ素子134と2R抵抗素子139、スイッチ素子135と2R抵抗素子140、スイッチ素子136と2R抵抗素子141とをそれぞれ直列に接続し、スイッチ素子133〜136をそれぞれ入力端子131と接続し、2R抵抗素子138の出力の一方を2R抵抗素子137を介して接地し、2R抵抗素子138の出力の他方をR抵抗素子142を介して2R抵抗素子139と接続する。また、2R抵抗素子139をR抵抗素子143を介して2R抵抗素子140と接続し、2R抵抗素子140をR抵抗素子144を介して2R抵抗素子140と接続し、2R抵抗素子141とR抵抗素子144の接続点と出力端子132とを接続する。
図12に示される梯子型回路で構成された4ビット可変減衰器130の減衰量の設定は、(式1)で表される。
減衰量dB=20log(制御信号/24) … (式1)
ここで、0≦制御信号≦24−1
ここで、制御信号=3ならば、その2進数は「0011」であり、各位の「0」あるいは「1」の値は、D4、D3、D2、D1の状態を表している。すなわち、「0」の時はスイッチ素子の制御を接地し、「1」の時はスイッチ素子の制御を4ビット可変減衰器130の入力端子131側とする。このように、4ビット可変減衰器130は、4個のスイッチ素子133〜136のON−OFFを切替えることで、「0000」の設定から「1111」の設定までの16段階の減衰量で整形した信号を出力端子132から出力することができる。
特開2001−53631号公報
しかしながら、図12に示した従来の4ビット可変減衰器130の構成では、スイッチ素子133〜136を例えばMOSトランジスタで構成した場合、MOSトランジスタのON時の抵抗が、2R抵抗素子137〜141、及びR抵抗素子142〜144の抵抗値より十分に小さくないと出力信号を歪めてしまうという課題を有していた。
また、2R抵抗素子137〜141、及びR抵抗素子142〜144には周波数特性はないが、スイッチ素子133〜136を例えばMOSトランジスタで構成した場合、MOSトランジスタの寄生容量の影響を受け、周波数特性が劣化してしまうという課題を有していた。
ここで、図13を用いて、従来の可変減衰器におけるスイッチ素子の寄生容量の影響を説明する。図13は、従来の8ビット可変減衰器の動作シミュレーション結果を示す図である。ここでは、8ビット可変減衰器は図示しないが、図12に示した4ビット可変減衰器130の構成に基づき、スイッチ素子を10個、2R抵抗素子を11個、R抵抗素子を9個用いて構成することができる。すなわち、8ビット可変減衰器は、送信電力制御信号により256段階の減衰量のコントロールが可能である。
図13の(a)は位相特性、(b)はゲイン特性、(c)群遅延特性を表している。スイッチ素子の寄生容量の影響により、送信電力制御信号=1の場合には群遅延偏差は最大−2.4nsec、送信電力制御信号=3の場合には群遅延偏差は最大1.4nsec、送信電力制御信号=255の場合には群遅延偏差は最大0.3nsec発生していることが分かる。
このように、送信電力制御信号の増加、すなわち、抵抗素子の数の増加に伴いスイッチ素子の寄生容量の影響が顕著になっている。また、ゲイン特性については、送信電力制御信号の増加、すなわち、抵抗素子の数の増加に伴いフラットなゲイン特性が高周波領域まで維持できなくなっている。
それ故に本発明の目的は、このような従来の課題を解決するものであり、送信信号帯域の群遅延及び減衰量の周波数特性を緩和し、かつ、高周波帯域までダイナミックレンジを広げた送信回路及びそれを用いた通信機器を提供することである。
本発明は、極座標方式による送信回路に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の送信回路は、送信回路の送信電力を制御する送信電力制御信号を生成する送信電力制御部と、振幅信号の大きさを送信電力制御信号に応じた減衰量で減衰させる減衰器と、減衰器を介して入力された振幅信号に応じて制御された電圧制御信号を出力する電圧制御回路と、位相信号に位相変調を施して位相変調信号として出力する位相変調器と、位相変調信号を電圧制御回路から出力された電圧制御信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、送信信号として出力する電力増幅器とを備える。減衰器は、複数の抵抗素子と、複数の抵抗素子と入力端子との接続を送信電力制御信号の値に応じて切替える複数のスイッチ素子と、複数の抵抗素子のそれぞれに並列に接続された可変容量素子と、送信電力制御信号に基づいて可変容量素子の容量値を制御する容量値制御部とを備える。
好ましくは、減衰器は、振幅信号が送信電力制御信号に応じた制限値よりも大きい場合に、制限値以下となるように、振幅信号の波形を整形する。
減衰器は、送信電力制御信号の値に応じて、複数のスイッチ素子のON−OFFを切替えることで、振幅信号を減衰させる減衰量を段階的に制御する。
また、減衰器は、容量値制御部の特性周波数を調整する特性周波数調整部をさらに備えてもよい。この場合、特性周波数調整部は、基準周波数信号を発生させる基準周波数信号発生器と、基準周波数信号を通過させる帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタを通過した基準周波数信号と、基準周波数信号発生器が発生させた基準周波数信号との位相を比較する位相比較器とを備える。帯域通過フィルタ及び容量値制御部の特性周波数は、位相比較器の比較結果に応じて調整される。
好ましくは、帯域通過フィルタは、減衰器を構成する抵抗素子及び可変容量素子と等価な特性を備えた抵抗素子及び可変容量素子によって構成される。
また、本発明は、上述した送信回路を備える通信機器にも向けられている。通信機器は、送信信号を生成する送信回路と、送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナとを備える。また、通信機器は、アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、送信回路で生成された送信信号をアンテナに出力し、アンテナから受信した受信信号を受信回路に出力するアンテナ共用部とをさらに備えてもよい。
本発明の送信回路によれば、減衰器が備える可変容量素子の容量値を、送信電力制御信号に応じて変化させることで、ゲイン特性、群遅延特性の改善を図ることが可能となる。これによって、本発明の送信回路は、送信信号帯域の群遅延及び減衰量の周波数特性を緩和し、かつ、高周波帯域までダイナミックレンジを広げることができる。
また、本発明の通信機器によれば、上述した送信回路を用いることで、広いダイナミックレンジまで出力信号の精度を確保しつつ、かつ低消費電力で動作することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における極座標変調(ポーラ変調)方式の送信回路の構成の一例を示すブロック図である。図1において、送信回路は、電力増幅器3、位相変調器4、コーデック(CODEC)5、D/A変換器6、減衰器7、電圧制御回路8、及び送信電力制御部9を備える。コーデック(CODEC)5には、ベースバンド回路(図示せず)から、IQコンスタレーションに基づいて極座標データに変換されたデジタルベースバンド信号が入力される。コーデック5は、入力されたIQベクトルをコーデックアルゴリズムを用いてRθベクトルに変換する。ここで、RはIQベクトルの大きさ、すなわち、振幅信号を表し、θはIQベクトルの角度、すなわち、位相信号を表す。位相信号θは、位相変調器4へ入力される。位相変調器4は、入力された位相信号θにPLL(図示せず)を用いて位相変調(周波数変調)を施し、所望の周波数特性を有する位相変調信号として出力する。
一方、振幅信号Rは、D/A変換器6を介して、減衰器7に入力される。送信電力制御部9は、基地局からの情報に基づいて、送信回路の送信電力を制御する送信電力制御信号を生成する。送信電力制御信号は、減衰器7に入力される。減衰器7は、D/A変換器6を介して入力された振幅信号を送信電力制御信号に応じた減衰量で減衰させる。なお、減衰器7としては、R−2R型、π型、T型等の抵抗型減衰器を用いることができる。減衰器7の出力信号は、電圧制御回路8に入力される。
電圧制御回路8は、減衰器7を介して入力された振幅信号に応じて制御された信号を電圧制御信号として電力増幅器3に出力する。電圧制御回路8には、電力増幅器3の電源を駆動するために、低い出力インピーダンスが要求される。なお、電圧制御回路8は、スイッチングレギュレータやシリーズレギュレータなどから構成される。電力増幅器3は、位相変調器4から出力された位相変調信号を、電圧制御回路8から出力された電圧制御信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、送信信号として出力する。送信信号は、アンテナ共用器2を介してアンテナ1から外部に出力される。ここで、アンテナ共用器2は、送信回路の信号と、受信系ブロック(図示せず)の信号とのアイソレーションを取りつつ、それぞれの信号をアンテナ1へ出力する。
上述したように、減衰器7は、D/A変換器6を介して入力された振幅信号を送信電力制御信号に応じた減衰量で減衰させる。すなわち、減衰器7は、振幅信号が送信電力制御信号に応じた制限値よりも大きい場合に、制限値以下となるように、振幅信号の波形を整形している。第1の実施形態に係る減衰器7としては、例えば、図2に示すような可変減衰器7aを用いることができる。図2は、本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの構成の一例を示す図である。ただし、この例では、可変減衰器7aは、8ビット可変減衰器である。
図2を参照して、可変減衰器7aは、入力端子10、出力端子11、8個のスイッチ素子12〜19、9個の2R抵抗素子20〜28、7個のR抵抗素子29〜35、8個の可変容量素子CP1〜CP8、8個の可変容量素子CS1〜CS8、及び容量値制御部36で構成される。ここで、2R抵抗素子20〜28は、R抵抗素子29〜35の2倍の抵抗値を有している。また、スイッチ素子12〜19は、それぞれ制御端子D1〜D8を有している。制御端子D1〜D8は、送信電力制御部9と接続されており、送信電力制御部9から出力される送信電力制御信号に基づいて、スイッチ素子12〜19のON−OFF動作を行う。
具体的には、図2に示したような梯子型回路による可変減衰器7aの接続構成は以下のようになる。すなわち、可変減衰器7aは、スイッチ素子12と2R抵抗素子21、スイッチ素子13と2R抵抗素子22、スイッチ素子14と2R抵抗素子23、・・・、スイッチ素子19と2R抵抗素子28とをそれぞれ直列に接続し、スイッチ素子12〜19をそれぞれ入力端子10に接続し、2R抵抗素子21の出力の一方を2R抵抗素子20を介して接地し、2R抵抗素子21の出力の他方をR抵抗素子29を介して2R抵抗素子22と接続する。また、2R抵抗素子22をR抵抗素子30を介して2R抵抗素子23と接続し、・・・、2R抵抗素子27をR抵抗素子35を介して2R抵抗素子280と接続し、2R抵抗素子28とR抵抗素子35の接続点と出力端子11とを接続する。
また、8個の2R抵抗素子21〜28には、それぞれ可変容量素子CP1〜CP8が並列に接続され、1個の2R抵抗素子20には可変容量素子CS1が並列に接続され、7個のR抵抗素子29〜35には、それぞれ可変容量素子CS2〜CS8が並列に接続されている。ここで、可変容量素子CP1〜CP8、CS1〜CS8は、容量値制御部36と接続されている。容量値制御部36は、送信電力制御信号に応じて可変容量素子CP1〜CP8、CS1〜CS8の容量値を離散的あるいは連続的に変化させる。
また、8個のスイッチ素子12〜19には、それぞれ制御端子D1〜D8が備えられている。可変減衰器7aにおいて、送信電力制御信号がPLL回路(図示せず)に入力されると、PLL回路から制御端子D1〜D8に送信電力制御信号に応じて0または1の2値データが送られる。8個のスイッチ素子8〜15は、この2値データに基づきON−OFF動作を行う。また、9個の2R抵抗素子20〜28は、7個のR抵抗素子29〜35の2倍の抵抗値を有している。
すなわち、本実施形態の可変減衰器7aは、図12に示したような従来のスイッチ素子と抵抗素子を用いた可変減衰器130と比較すると、各抵抗素子と並列に可変容量素子CP1〜CP8、CS1〜CS8が接続されている点で異なっている。
図2で示される梯子型回路で構成された可変減衰器7aの減衰量の設定は、(式2)で表される。
減衰量dB=20log(送信電力制御信号/28) … (式2)
ここで、0≦送信電力制御信号≦28−1
図3〜図5に、図2に示した本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの動作シミュレーション結果を示す。ここで、図3は送信電力制御信号=1の場合、図4は送信電力制御信号=3の場合、図5は送信電力制御信号=255の場合のシミュレーション結果を示している。また、図3〜図5において、(a)は位相特性、(b)はゲイン特性、(c)は群遅延特性を示している。
図3では、可変容量素子CS1〜CS8を400fFに設定した場合に、図4では、可変容量素子CS1〜CS8を500fFに設定した場合に、図5では、可変容量素子CP1〜CP8を12.5pFに設定した場合に、図13に示した従来の可変減衰器では、最大−2.4nsec/1.4nsec/0.3nsec程度あった群遅延偏差が、±100psec以下に抑制されている。さらに、群遅延の絶対値も、ほぼ0nsecとなっている。また、ゲイン特性も従来と比べて高い周波数領域までフラットな特性となり、使用できる周波数帯域が、高い周波数領域まで伸びている。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る送信回路によれば、減衰器7が備える可変容量素子CS1〜CS8、CP1〜CP8の容量値を、送信電力制御信号に応じて変化させることで、ゲイン特性、群遅延特性の改善を図ることが可能となる。これによって、送信回路は、送信信号帯域の群遅延及び減衰量の周波数特性を緩和し、かつ、高周波帯域までダイナミックレンジを広げることができる。
なお、本実施形態では、可変減衰器7aを8ビット可変減衰器として説明したが、送信回路の用途に応じて、可変減衰器7aのビット数を適時変更することが可能である。また、本実施形態では、抵抗型減衰器としてR2R型を用いたが、π型、T型等の抵抗減衰器でも、抵抗素子と並列に可変容量素子を接続し、その容量値を送信電力制御信号に応じて制御することで、同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、抵抗素子と並列に可変容量素子CS1〜CS8、CP1〜CP8を接続したが、これらの可変容量素子の一部を固定の容量値を有する容量素子とすることも可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る送信回路は、減衰器7の構成のみが第1の実施形態と異なる。第2の実施形態に係る減衰器7としては、例えば、図6に示すような可変減衰器7bを用いることができる。図6は、本発明の第2の実施形態に係る可変減衰器7bの構成の一例を示す図である。ただし、この例では、可変減衰器7bは、8ビット可変減衰器である。図6において、本発明の第2の実施形態に係る可変減衰器7bは、第1の実施形態に係る可変減衰器7aと比較して、特性周波数調整部37を備えている点が異なる。本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を用い説明を省略する。
第1の実施形態に係る可変減衰器7aは、可変容量素子CS1〜CS8、CP1〜CP8の容量値を、容量値制御部36の制御に応じて変化させることでゲイン特性や群遅延特性の改善を図っていた。しかしながら、このような可変減衰器7aを実際の半導体集積回路に実装する場合には、抵抗素子、容量素子、ならびに、スイッチ素子の寄生容量のばらつきが大きいため、十分な特性改善の効果が得られない可能性があった。
そのため、本発明の第2の実施形態に係る可変減衰器7bは、図7に示すような構成の特性周波数調整部37を備えている。図7は、本発明の第2の実施形態に係る特性周波数調整部37の構成の一例を示すブロック図である。図7において、特性周波数調整部37は、基準周波数信号発生器40、帯域通過フィルタ41、及び位相比較回路42を備える。基準周波数信号発生器40は、特定の周波数を有する信号である基準周波数信号Srを発生させる。基準周波数信号Srは、帯域通過フィルタ41の入力端子43、及び位相比較回路42に入力される。
帯域通過フィルタ41は、可変減衰器7bを構成する抵抗素子及び容量素子と等価な電源電圧変動係数、温度係数、及び製造ばらつき度などの特性を備えた抵抗素子及び可変容量素子によって構成されている。帯域通過フィルタ41を通過した信号Sbは、位相比較回路42に入力される。位相比較回路42は、基準周波数信号Srと、帯域通過フィルタ41を通過した基準周波数信号Sbとの位相を比較し、その比較結果を出力信号Scとして帯域通過フィルタ41の制御端子44に供給する。また、位相比較回路42は、出力信号Scを特性周波数調整部37の出力を調整する調整用信号として、制御端子45から容量値制御部36に供給する。これによって、特性周波数調整部37は、可変減衰器7bの特性周波数を調整する。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る送信回路によれば、可変減衰器7bが特性周波数調整部37を備えることで、上記のように位相比較回路42の出力信号Scにより帯域通過フィルタ41の特性周波数が制御され、かつ位相比較回路42の出力信号Scにより容量値制御部36の特性周波数が調整されることによって、可変減衰器7bの特性周波数も基準周波数frに連動することになり、可変減衰器7bの特性周波数を調整することができる。
なお、本実施形態では、特性周波数調整部37が、帯域通過フィルタ41を備えるとしたが、帯域通過フィルタ41の代わりに、ローパスフィルタ(LPF)あるいはハイパスフィルタ(HPF)を備えてもよい。また、本実施形態では、可変減衰器7bを8ビット可変減衰器として説明したが、送信回路の用途に応じて、可変減衰器7bのビット数を適時変更することが可能である。また、本実施形態では、抵抗型減衰器としてR2R型を用いたが、π型、T型等の抵抗減衰器でも、抵抗素子と並列に可変容量素子を接続し、その容量値を送信電力制御信号に応じて制御することで、同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、抵抗素子と並列に可変容量素子CS1〜CS8、CP1〜CP8を接続したが、これらの可変容量素子の一部を固定の容量値を有する容量素子とすることも可能である。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る通信機器の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係る通信機器は、送信回路210、受信回路220、アンテナ共用器2、及びアンテナ1を備える。送信回路210は、上述した第1〜2のいずれかに記載の送信回路である。アンテナ共用器2は、送信回路210から出力された送信信号をアンテナ1に伝達し、受信回路220に送信信号が漏れるのを防ぐ。また、アンテナ共用器2は、アンテナ1から入力された受信信号を受信回路220に伝達し、受信信号が送信回路210に漏れるのを防ぐ。従って、送信信号は、送信回路210から出力され、アンテナ共用器2を介してアンテナ1から空間に放出される。受信信号は、アンテナ1で受信され、アンテナ共用器2を介して受信回路220で受信される。第3の実施形態に係る通信機器は、第1〜2の実施形態に係る送信回路を用いることで、送信信号の線形性を確保しつつ、かつ無線装置としての低歪みを実現することができる。また、送信回路210の出力に方向性結合器などの分岐がないため、送信回路からアンテナまでの損失を低減することが可能であり、送信時の消費電力を低減することができ、無線通信機器として、長時間の使用が可能となる。
本発明に係る送信回路は、携帯電話や無線LANなどの通信機器等に適用することができる。
本発明の第1の実施形態における極座標変調方式の送信回路の構成の一例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの構成の一例を示す図 本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの動作シミュレーション結果を示す図(ただし、送信電力制御信号=1) 本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの動作シミュレーション結果を示す図(ただし、送信電力制御信号=3) 本発明の第1の実施形態に係る可変減衰器7aの動作シミュレーション結果(ただし、送信電力制御信号=255) 本発明の第2の実施形態に係る可変減衰器7bの構成の一例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る特性周波数調整部37の構成の一例を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る通信機器の構成の一例を示すブロック図 従来の直交変調方式による送信回路の構成の一例を示すブロック図 従来の極座標変調方式による送信回路の一例を示すブロック図 従来の群遅延補償回路122の構成の一例を示すブロック図 従来の4ビット可変減衰器130の構成の一例を示す図 従来の8ビット可変減衰器の動作シミュレーション結果を示す図
符号の説明
1 アンテナ
2 アンテナ共用器
3 電力増幅器
4 位相変調器
5 CODEC
6 D/A変換器
7、7a、7b 減衰器
8 電圧制御回路
9 送信電力制御部
10 入力端子
11 出力端子
12〜19、133〜136 スイッチ素子
20〜28、138〜141 2R抵抗素子
29〜35、142〜144 R抵抗素子
CP1〜CP8、CS1〜CS3 容量素子
36 容量値制御部
37 特性周波数調整部
40 基準周波数信号発生器
41 帯域通過フィルタ
42 位相比較回路
200 通信機器
210 送信回路
220 受信回路

Claims (7)

  1. 極座標変調方式による送信回路であって、
    送信回路の送信電力を制御する送信電力制御信号を生成する送信電力制御部と、
    振幅信号の大きさを前記送信電力制御信号に応じた減衰量で減衰させる減衰器と、
    前記減衰器を介して入力された振幅信号に応じて制御された電圧制御信号を出力する電圧制御回路と、
    位相信号に位相変調を施して位相変調信号として出力する位相変調器と、
    前記位相変調信号を前記電圧制御回路から出力された電圧制御信号に応じて増幅することによって、前記位相変調信号を振幅変調して、送信信号として出力する電力増幅器とを備え、
    前記減衰器は、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子と入力端子との接続を前記送信電力制御信号の値に応じて切替える複数のスイッチ素子と、前記複数の抵抗素子のそれぞれに並列に接続された可変容量素子と、前記送信電力制御信号に基づいて前記可変容量素子の容量値を制御する容量値制御部とを備えることを特徴とする、送信回路。
  2. 前記減衰器は、前記振幅信号が前記送信電力制御信号に応じた制限値よりも大きい場合に、前記制限値以下となるように、前記振幅信号の波形を整形することを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  3. 前記減衰器は、前記送信電力制御信号の値に応じて、前記複数のスイッチ素子のON−OFFを切替えることで、前記振幅信号を減衰させる減衰量を段階的に制御することを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  4. 前記減衰器は、前記容量値制御部の特性周波数を調整する特性周波数調整部をさらに備え、
    前記特性周波数調整部は、
    基準周波数信号を発生させる基準周波数信号発生器と、
    前記基準周波数信号を通過させる帯域通過フィルタと、
    前記帯域通過フィルタを通過した基準周波数信号と、前記基準周波数信号発生器が発生させた基準周波数信号との位相を比較する位相比較器とを備え、
    前記帯域通過フィルタ及び前記容量値制御部の特性周波数は、前記位相比較器の比較結果に応じて調整されることを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  5. 前記帯域通過フィルタは、前記減衰器を構成する抵抗素子及び可変容量素子と等価な特性を備えた抵抗素子及び可変容量素子によって構成されることを特徴とする、請求項4に記載の送信回路。
  6. 通信機器であって、
    送信信号を生成する送信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナとを備え、
    前記送信回路は、請求項1に記載の送信回路であることを特徴とする、通信機器。
  7. 前記アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を前記アンテナに出力し、前記アンテナから受信した受信信号を前記受信回路に出力するアンテナ共用部とをさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載の通信機器。
JP2008532520A 2006-01-13 2007-01-09 極座標変調方式による送信回路及びそれを用いた通信機器 Expired - Fee Related JP4653224B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006360 2006-01-13
PCT/JP2007/050374 WO2007080996A1 (en) 2006-01-13 2007-01-09 Transmission circuit by polar modulation system and communication apparatus using the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009523327A JP2009523327A (ja) 2009-06-18
JP4653224B2 true JP4653224B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=37930402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008532520A Expired - Fee Related JP4653224B2 (ja) 2006-01-13 2007-01-09 極座標変調方式による送信回路及びそれを用いた通信機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7742543B2 (ja)
JP (1) JP4653224B2 (ja)
CN (1) CN101371458B (ja)
WO (1) WO2007080996A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080219331A1 (en) * 2007-03-07 2008-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Methods and apparatus for reducing the effects of DAC images in radio frequency transceivers
JP2009130809A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Nec Electronics Corp 通信装置
US8755461B2 (en) * 2008-05-29 2014-06-17 Sk Telecom Co., Ltd. Local wireless signal transmitting/receiving apparatus and method using digital radio frequency processing technology
US9059773B2 (en) 2009-10-11 2015-06-16 SiTune Corporation Radio frequency tuner
JP5493227B2 (ja) * 2009-12-22 2014-05-14 富士通株式会社 送信回路
JP2016502328A (ja) * 2012-11-12 2016-01-21 イーザートロニクス インコーポレーティドEthertronics,Inc. ダイバーシティ用途のための相関調整を有するモーダルアンテナ
WO2015186579A1 (ja) * 2014-06-06 2015-12-10 株式会社村田製作所 アッテネータおよび高周波回路
CN107835144B (zh) * 2017-10-30 2020-01-14 北京理工大学 基于极化调制的功率放大装置及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005064662A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信装置、送信電力制御方法および無線通信装置
WO2005104352A1 (ja) * 2004-04-27 2005-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 増幅器、情報通信機器、及び増幅方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3164008B2 (ja) * 1997-03-04 2001-05-08 日本電気株式会社 無線受信機
JP2001053631A (ja) 1999-08-12 2001-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 群遅延補償回路
JP3756786B2 (ja) 2000-07-12 2006-03-15 松下電器産業株式会社 フィルタ自動調整回路
GB0212740D0 (en) * 2002-05-31 2002-07-10 Hitachi Ltd Transmitter and wireless communication apparatus using the transmitter
GB2389255B (en) * 2002-05-31 2005-08-31 Hitachi Ltd Apparatus for radio telecommunication system and method of building up output power
US7072626B2 (en) * 2003-04-30 2006-07-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Polar modulation transmitter
US7023294B2 (en) * 2004-01-15 2006-04-04 General Instrument Corporation System and a method for reducing tilt effects in a radio frequency attenuator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005064662A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信装置、送信電力制御方法および無線通信装置
WO2005104352A1 (ja) * 2004-04-27 2005-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 増幅器、情報通信機器、及び増幅方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101371458A (zh) 2009-02-18
WO2007080996A1 (en) 2007-07-19
US20070165746A1 (en) 2007-07-19
CN101371458B (zh) 2012-08-29
JP2009523327A (ja) 2009-06-18
US7742543B2 (en) 2010-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653224B2 (ja) 極座標変調方式による送信回路及びそれを用いた通信機器
JP4199181B2 (ja) 送信装置及び無線通信装置
JP4951238B2 (ja) 極座標変調送信装置及び適応歪補償処理システム並びに極座標変調送信方法及び適応歪補償処理方法
EP1869778B1 (en) Dynamic gain and phase compensation for power amplifier load switching
KR100984984B1 (ko) 다중 대역 무선 주파수 변조기
US7792214B2 (en) Polar modulation transmitter circuit and communications device
US7756491B2 (en) Phase shifter
US20030092416A1 (en) Direct-conversion transmitting circuit and integrated transmitting/receiving circuit
MX2007007940A (es) Amplificador de potencia conmutada por carga, multiestado, para transmisor de modulacion polar.
US8417199B2 (en) Method and apparatus for improving efficiency in a power supply modulated system
JP4970449B2 (ja) Vco粗調整ビットを用いた一体型位相回転器のバンドパスフィルタの中心周波数制御
US20070205831A1 (en) Phase Modulating Apparatus, Communication Device, Mobile Wireless Unit, And Phase Modulating Method
US20170019134A1 (en) Mobile device, radio transceiver circuit, and impedance adjustment device
JP4388402B2 (ja) 送信機及びそれを用いた移動体通信端末
JPH08149164A (ja) 送信機
US20060222103A1 (en) Radio transmission apparatus with variable frequency bandwidth of transmission signal or variable method of modulating transmission signal
US9178538B2 (en) Multi-standard wireless transmitter
JP5438599B2 (ja) 無線通信受信機
US6683917B1 (en) Base band signal processing circuit capable of improving both noise characteristic and distortion characteristic
JP2005045782A (ja) 変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置
JP2001044857A (ja) 送信機
JP4469347B2 (ja) 極座標変調装置
JP2011155571A (ja) 信号補償装置及び通信装置
JP2011254245A (ja) デジタル変調器及び送信機
JP2009284065A (ja) 無線送信機の送信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4653224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees