JP2005045782A - 変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置 - Google Patents

変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置 Download PDF

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徹 松浦
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寿史 足立
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Abstract

【課題】 従来のポーラー変調する変調器の振幅変調器として用いられるトランジスタが広い範囲で線形性を有するトランジスタでない場合には、十分深く振幅変調された信号を得ることが出来ない。
【解決手段】 入力されてくる位相信号6を角度変調する角度変調器2と、(1)入力されてくる振幅信号5の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の大きさが第1の所定値になるように振幅信号5の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる振幅信号5の大きさが第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の振幅信号5の大きさが第2の所定値になるように振幅信号5の波形を整形する波形整形手段3、11と、角度変調器2の出力からの信号を波形整形手段3、11の出力からの信号で振幅変調する振幅変調器4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話などの送信回路装置に用いられる変調回路装置に関し、特に入力信号をポーラー変調する変調回路装置、変調方法、及びそれを用いた無線通信装置に関するものである。
携帯電話の端末や基地局に用いられる送信回路装置に用いられる変調回路装置には、従来直交変調器が広く用いられてきたが、最近、極座標系(位相と振幅)でデータを持たせる変調方式であるポーラー変調が脚光を浴びてきている(例えば特許文献1参照)。
図31に、このようなポーラー変調を行う従来の変調回路装置101を示す。
変調回路装置101は、角度変調器102、電圧制御回路103、及び振幅変調器104から構成される。
角度変調器102は、第2の入力端子109から入力されてくる位相信号106で搬送波を角度変調する回路である。
電圧制御回路103は、振幅変調器104に安定した電圧を供給するために用いられ、第1の入力端子108から入力されてくる振幅信号105を増幅する回路である。
振幅変調器104は、角度変調器102の出力からの信号を、電圧制御回路103の出力からの信号で振幅変調する回路である。
図8に、振幅変調器104の構成を示す。
振幅変調器104は、バイポーラトランジスタ111、整合回路112、バイアス回路113、及び整合回路114から構成される。
すなわち、バイポーラトランジスタのベースには整合回路112の一方が接続されており、整合回路112の他方は、角度変調器102の出力に接続されている。また、バイポーラトランジスタ111のエミッタは接地されている。また、バイポーラトランジスタ111のコレクタにはバイアス回路113の一方と、整合回路114の一方とが接続されている。そして、バイアス回路113の他方は、電圧制御回路103の出力に接続されており、整合回路114の他方は、出力端子110に接続されている。なお、バイポーラトランジスタ111のベース側に接続されているバイアス回路及び電源については図示を省略している。
次に、このような従来の変調回路装置101の動作を説明する。
図示していないデータ生成器でデータ生成器に入力されたデータから振幅信号105と位相信号106とが生成される。データ生成器で生成された振幅信号105は、第1の入力端子108に入力される。また、データ生成器で生成された位相信号106は、第2の入力端子109に入力される。
一方、電源端子107からは、電圧制御回路103に電源電圧が供給されている。
第1の入力端子108に入力された振幅信号105は、電圧制御回路103に入力され、電圧制御回路103で増幅された後、振幅変調器104に出力される。電圧制御回路103を用いることにより、振幅変調器104に安定した電圧を供給することが出来る。すなわち、振幅変調器104の入力インピーダンスの変化等による電圧変化を避けることが出来る。
また、第2の入力端子109に入力された位相信号106は、角度変調器102に入力される。角度変調器102は、入力されてくる位相信号106で搬送波を角度変調する。角度変調された信号は、定包絡線の信号になる。そして、角度変調器102で角度変調された信号は、振幅変調器104に入力される。
振幅変調器104は、角度変調器102で角度変調された信号を、電圧制御回路103の出力からの信号で振幅変調する。すなわち、振幅変調器104を構成するバイポーラトランジスタ111のコレクタにバイアス回路113を経由して電圧制御回路103の出力からの信号が入力される。また、角度変調器102の出力からの信号が整合回路112を経由してバイポーラトランジスタ111のベースに入力される。そして、バイポーラトランジスタ111のコレクタから整合回路を介して出力信号が出力される。
つまり、このバイポーラトランジスタ111のコレクタ電圧を電圧制御回路103の出力からの信号で制御することによって、振幅変調器104は、角度変調と振幅変調との両方が施された信号を出力する。このようにして、振幅変調器104の出力からの信号は、包絡線の変化する信号となる。そして、振幅変調器104の出力からの信号は、ポーラー変調された信号として、出力端子110から出力される。
なお、角度変調器102としては、位相変調を行う位相変調器や、周波数変調を行う周波数変調器を用いることが出来る。
特開平09−18451号公報
図9(a)に、振幅変調器104への電圧制御回路103からの供給電圧の2乗と、振幅変調器104の出力電力との関係を示す。また、図9(b)に振幅変調器104への電圧制御回路103からの供給電圧の2乗と、振幅変調器104の通過位相との関係を示す。
図9(a)において、横軸は、バイアス回路113を経由して、バイポーラトランジスタ111のコレクタに供給される電圧の2乗であり、縦軸は、整合回路114から出力される信号の出力電力である。
また、図9(b)において、横軸は、バイアス回路113を経由して、バイポーラトランジスタ111のコレクタに供給される電圧の2乗であり、縦軸は、整合回路114から出力される信号の通過位相である。
図9(a)において、線形領域として示す範囲では、供給電圧の2乗と出力電力との関係は線形な関係になっている。しかし、図9(a)に示す線形領域より供給電圧の2乗が小さくなると、供給電圧の2乗と出力電力との関係は非線形な関係になっている。また、図9(a)に示す線形領域より供給電圧の2乗が大きくなると、供給電圧の2乗と出力電力との関係は非線形な関係になっている。
また、図9(b)において、平坦領域として示す範囲では、供給電圧の2乗に対して、通過位相は一定である。しかし、図9(b)に示す平坦領域より供給電圧の2乗が小さい場合、供給電圧の2乗が変化すると通過位相も変化している。また、図9(b)に示す平坦領域より供給電圧の2乗が大きい場合、供給電圧の2乗が変化すると通過位相も変化している。
図9(a)のような関係が得られる理由は、次のように考えることが出来る。すなわち、振幅変調器104のバイポーラトランジスタ111のコレクタに電圧制御回路103の出力からの電圧が加わり、この電圧が低くなると、バイポーラトランジスタ111のコレクタの電圧がバイポーラトランジスタ111のベースの電圧に近付く。従って、線形性がなくなる。つまり、供給電圧が小さくなると図9(a)に示すように供給電圧の2乗と出力電力との関係が非線形な関係になる。また、バイポーラトランジスタ111のコレクタの電圧が高くなると、飽和や発熱のため、線形性がなくなる。従って、供給電圧が大きくなると、図9(a)に示すように供給電圧の2乗と出力電力との関係が非線形な関係になる。
ところで、ポーラー変調する変調回路装置で用いられる振幅変調器の出力からの信号としては、十分深く振幅変調された信号が望まれている。振幅変調器で十分深く振幅変調するためには、電圧制御回路から供給する供給電圧のダイナミックレンジを十分広くする必要がある。しかし、ダイナミックレンジを広くすると、供給電圧の2乗が図9(a)の線形領域や図9(b)の平坦領域の範囲外にはみ出すことになり、振幅変調器から出力される信号が歪んでしまう。
従って、このような振幅変調器で十分深く振幅変調された信号を得るためには、図9(a)の線形領域として示す範囲が十分広いトランジスタを使う必要がある。また、図9(b)の平坦領域として示す範囲が十分広いトランジスタを使う必要がある。これを単一のトランジスタで実現するのは困難であり、また、これを複数のトランジスタを用いて実現する場合には、これらの制御は複雑となり、さらに、テーブルで歪み補償を行う場合、必要なメモリ量も大きくなる。
すなわち、従来のポーラー変調する変調器の振幅変調器として用いられるトランジスタが広い範囲で線形性を有するトランジスタでない場合には、十分深く振幅変調された信号を得ることが出来ないという課題がある。
また、従来のポーラー変調する変調器で十分深く振幅変調された信号を得ようとすると、広い範囲で線形性を有するトランジスタが必要になる。これを単一のトランジスタで実現するのは困難であり、また、これを複数のトランジスタを用いて実現する場合には、これらの制御は複雑となり、さらに、テーブルで歪み補償を行う場合、必要なメモリ量も大きくなるという課題がある。
本発明は、上記課題を考慮し、ポーラー変調する変調器の振幅変調器として用いられるトランジスタが広い範囲で線形性を有するトランジスタでなくても所望の信号を得ることが出来る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記課題を考慮し、ポーラー変調する変調器で単一のトランジスタを用いて、または複数のトランジスタを用いる場合には制御が複雑にならずに所望の信号を得ることが出来る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する振幅変調器とを備えた、変調回路装置である。
また、第2の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
直流電圧を供給する直流電圧供給回路と、
前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第1の振幅変調器と、
前記第1の振幅変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第2の振幅変調器とを備え、
所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記波形成形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第2の動作モードで動作し、
前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第2の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の動作モードで動作する、変調回路装置である。
また、第3の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
直流電圧を供給する直流電圧供給回路と、
前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第1の振幅変調器と、
前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の振幅変調器とを備え、
所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、第1の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調し、前記第2の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力され、
前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、第2の動作モードで動作し、前記第1の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力される、変調回路装置である。
また、第4の本発明は、前記電圧制御回路は、出力電力の大きさに応じて、前記直流電圧を変化させる第2または3の本発明の変調回路装置である。
また、第5の本発明は、前記波形整形手段は、前記振幅信号の波形を整形する振幅制限手段と、
前記振幅制限手段の出力からの信号に基づいて出力信号を生成する電圧制御回路とを有する、第1〜3の本発明のいずれかの変調回路装置である。
また、第6の本発明は、前記振幅制限手段には、ダイオードが用いられている、第5の本発明の変調回路装置である。
また、第7の本発明は、前記電圧制御回路には、シリーズレギュレータが用いられている、第5の本発明の変調回路装置である。
また、第8の本発明は、前記電圧制御回路には、スイッチングレギュレータが用いられている、第5の本発明の変調回路装置である。
また、第9の本発明は、前記波形整形手段は、入力されてくる前記振幅信号を増幅する電圧制御回路と、
前記電圧制御回路の出力からの信号の波形を整形する振幅制限手段とを有する、第1〜3の本発明のいずれかの変調回路装置である。
また、第10の本発明は、前記振幅制限手段には、ダイオードが用いられている、第9の本発明の変調回路装置である。
また、第11の本発明は、前記電圧制御回路には、シリーズレギュレータが用いられている、第9の本発明の変調回路装置である。
また、第12の本発明は、前記電圧制御回路には、スイッチングレギュレータが用いられている、第9の本発明の変調回路装置である。
また、第13の本発明は、前記電圧制御回路が、前記振幅制限手段を兼ねており、
前記電圧制御回路は、前記振幅変調器の特性に合うように前記振幅信号の波形を整形する機能を持っている、第5または9の本発明の変調回路装置である。
また、第14の本発明は、前記波形整形手段は、(1)入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第1の所定値でカットされ整形された部分と前記第1の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第2の所定値でカットされ整形された部分と前記第2の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する、第1〜3の本発明のいずれかの変調回路装置である。
また、第15の本発明は、前記波形整形手段は、(1)入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第1の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数及び二階微分係数がいずれも負にはならないように、前記交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第2の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数は負にならず、二階微分係数は正にはならないように、前記交点をまるめて整形する、第14の本発明の変調回路装置である。
また、第16の本発明は、前記波形整形手段は、入力信号を出力信号に対応させるテーブルを利用して、入力されてくる前記振幅信号の波形を整形する、第14の本発明の変調回路装置である。
また、第17の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
振幅変調器により前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する振幅変調ステップとを備えた、変調方法である。
また、第18の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
直流電圧供給回路により直流電圧を供給する直流電圧供給ステップと、
前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第1の振幅変調器を動作させる第1の振幅変調ステップと、
前記第1の振幅変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第2の振幅変調器を動作させる第2の振幅変調ステップとを備え、
所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記波形成形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第2の動作モードで動作させ、
前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第2の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の動作モードで動作させる、変調方法である。
また、第19の本発明は、入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
直流電圧供給回路により、直流電圧を供給する直流電圧供給ステップと、
前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第1の振幅変調器を動作させる第1の振幅変調ステップと、
前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で、第2の振幅変調器に振幅変調させる第2の振幅変調ステップとを備え、
所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、第1の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調させ、前記第2の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力され、
前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、第2の動作モードで動作させ、前記第1の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力される、変調方法である。
また、第20の本発明は、前記波形整形ステップは、(1)入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第1の所定値でカットされ整形された部分と前記第1の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第2の所定値でカットされ整形された部分と前記第2の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する、第17〜19の本発明のいずれかの変調方法である。
また、第21の本発明は、前記波形整形ステップは、(1)入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第1の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数及び二階微分係数がいずれも負にはならないように、前記交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第2の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数は負にならず、二階微分係数は正にはならないように、前記交点をまるめて整形する、第20の本発明の変調方法である。
また、第22の本発明は、送信信号を出力する送信回路と、
受信信号を入力する受信回路とを備え、
前記送信回路には、第1〜3の本発明のいずれかの変調回路装置が用いられている無線通信装置である。
本発明は、ポーラー変調する変調器の振幅変調器として用いられるトランジスタが広い範囲で線形性を有するトランジスタでなくても所望の信号を得ることが出来る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置を提供することが出来る。
また、本発明は、ポーラー変調する変調器で単一のトランジスタを用いて、または複数のトランジスタを用いる場合には制御が複雑にならずに所望の信号を得ることが出来る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置を提供することが出来る。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1に、第1の実施の形態の変調回路装置1を示す。
第1の実施の形態の変調回路装置1は、従来の技術と同様に、携帯電話の端末や基地局に用いられる送信回路装置に用いられるものである。
変調回路装置1は、角度変調器2、電圧制御回路3、及び振幅変調器4、振幅制限手段11から構成される。
角度変調器2は、第2の入力端子9から入力されてくる位相信号6で搬送波を角度変調する回路である。
電圧制御回路3は、振幅変調器4に安定した電圧を供給するために用いられ、振幅制限手段11の出力からの信号に基づき出力信号を生成する回路である。
電圧制御回路3として、図7に示すようなシリーズレギュレータを用いることが出来る。図7において、比較器121は、入力端子122からの入力信号と、出力端子123からの出力信号とを比較する回路であり、トランジスタ124は、比較器121の出力からの信号で電源電圧を制御する回路である。
振幅変調器4は、角度変調器2の出力からの信号を、電圧制御回路3の出力からの信号で振幅変調する回路である。
振幅制限手段11は、振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形する手段である。
振幅制限手段11として、図6に示すようなダイオード125を用いることが出来る。また、振幅制限手段11を演算処理で実現し、演算処理した後のデジタルデータをアナログ信号にDA変換する構成も用いることが出来る。
なお、振幅制限手段11として図6に示すようなダイオード125を用いる場合には、第1の実施の形態における振幅信号5の電圧は本発明の振幅信号の大きさの例であり、振幅制限手段11を演算処理で実現し、演算処理した後のデジタルデータをアナログ信号にDA変換する構成の場合には、そのデジタルデータの値が表す大きさが本発明の振幅信号の大きさの例である。
振幅変調器4の構成は、従来の技術と同様図8で示される。
次に、このような第1の実施の形態の動作を説明する。
図示していないデータ生成器でデータ生成器に入力されたデータから振幅信号5と位相信号6とが生成される。データ生成器で生成された振幅信号5は、第1の入力端子8に入力される。また、データ生成器で生成された位相信号6は、第2の入力端子9に入力される。
一方、電源端子7からは、電圧制御回路3に電源電圧が供給されている。
第1の入力端子8に入力された振幅信号5は、振幅制限手段11に入力される。振幅制限手段11は、第1の入力端子8から入力されてくる振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形する。
すなわち、振幅制限手段11の入力電圧をV、閾値をaとし、振幅制限手段11の出力電圧をVとすると、Vがa以上の場合、V=Vが成立し、Vがaより小さい場合、V=aが成立するように、振幅制限手段11は、振幅信号5の波形を整形する。従って、例えば、振幅制限手段11に入力される振幅信号5は、振幅制限手段11から出力されると、振幅信号5の閾値より小さい部分が切り取られた波形になる。このように、振幅制限手段11は、振幅信号5の振幅を制限することにより、振幅信号5の電圧の取りうる値の範囲を小さくする。
振幅制限手段11で振幅制限された信号は、電圧制御回路3に入力される。電圧制御回路3は、振幅制限手段11で振幅制限された信号に基づき出力信号を生成する。通常、電圧制御回路3は、振幅制限手段11からの出力信号を増幅し、増幅された信号は、振幅変調器4に入力される。電圧制御回路3を用いることにより、振幅変調器4に安定した電圧を供給することが出来る。
つまり、振幅制限手段11は、その出力である振幅信号の電流としては、通常数mmA程度の少ない電流しか流すことが出来ない。これに対して、振幅変調器4の電圧制御回路3からの入力側では、通常1〜2A程度までの大きな電流が流れる。また、振幅変調器4は、その入力インピーダンスが入力電圧で変化する。従って、電圧制御回路3を用いず、振幅制限手段11の出力を直接振幅変調器4に入力した場合、振幅制限手段11の出力において電圧変化が生じてしまう。このような振幅変調器4の入力インピーダンスの変化等による電圧変化を避けるために、大きな電流を流すことが出来、かつ供給電圧が安定している電圧制御回路3を用いている。振幅制限手段11の出力信号を電圧制御回路3を介して振幅変調器4に入力することにより、所望の電圧を供給することが出来る。
また、第2の入力端子9に入力された位相信号6は、角度変調器2に入力される。角度変調器2は、入力されてくる位相信号6で搬送波を角度変調する。角度変調された信号は、定包絡線の信号になる。そして、角度変調器2で角度変調された信号は、振幅変調器4に入力される。
振幅変調器4は、角度変調器2で角度変調された信号を、電圧制御回路3の出力からの信号で振幅変調する。すなわち、振幅変調器4を構成するバイポーラトランジスタ111のコレクタにバイアス回路113を経由して電圧制御回路3の出力からの信号が入力される。また、角度変調器2の出力からの信号が整合回路112を経由してバイポーラトランジスタ111のベースに入力される。そして、バイポーラトランジスタ111のコレクタから整合回路を介して出力信号が出力される。
つまり、このバイポーラトランジスタ111のコレクタ電圧を電圧制御回路3の出力からの信号で制御することによって、振幅変調器4は、角度変調と振幅変調との両方が施された信号を出力する。このようにして、振幅変調器4の出力からの信号は、包絡線の変動する信号となる。そして、振幅変調器4の出力からの信号は、ポーラー変調された信号として、出力端子10から出力される。
なお、振幅変調器4として、バイポーラトランジスタ111の代わりにFETを用いてもよい。
さらに、角度変調器2としては、位相変調を行う位相変調器や、周波数変調を行う周波数変調器を用いることが出来る。
図10に振幅制限手段11に入力される前の振幅信号5と電圧制御回路3から出力された信号とを示す。すなわち、図10(a)は、振幅制限手段11に入力される前の振幅信号5であり、図10(b)は、電圧制御回路3から出力された信号である。振幅制限手段11に入力される前の振幅信号5をf1(t)とし、電圧制御回路3の出力からの信号をf2(t)とし、振幅変調器4の出力からの信号の包絡線をf3(t)とし、aを定数とする。ただしtは時刻である。このときf1(t)は、図10(a)に示すような信号であり、f2(t)は、図10(b)に示すような信号である。つまりf2(t)は、f1(t)の閾値より小さい部分がカットされた信号である。また、f3(t)=a×f2(t)が成立する。すなわち、電圧制御回路3の出力からの信号は、上述したように、振幅信号5が振幅制限されるとともに、その振幅制限された信号が増幅されている。また、包絡線f3(t)は、電圧制御回路3の出力からの信号が増幅された信号となっている。
図9(a)に、振幅変調器4への電圧制御回路3からの供給電圧の2乗と、振幅変調器4の出力電力との関係を示す。また、図9(b)に振幅変調器4への電圧制御回路3からの供給電圧の2乗と、振幅変調器4の通過位相との関係を示す。図9(a)、図9(b)において、線形領域及び平坦領域の共通部分の領域が歪みなく振幅変調することが出来る供給電圧の2乗の範囲である。
電圧制御回路3は、図9(a)、及び図9(b)の非線形領域の全てまたは一部を信号が経験しないようにする。
このようにするためには、振幅制限手段11の閾値を以下のように決めればよい。すなわち、図11に振幅制限手段11の閾値を決めるために行ったシミュレーション結果を示す。
図11は、変調回路装置1において、振幅を制限するために用いる閾値を変化させたときのACP(隣接チャンネル漏洩電力)とEVM(変調精度)とをシミュレーションにより求めてプロットした図である。なお、横軸は、閾値を示しており、横軸の0デシベルは、平均電力に相当する振幅である。なお、シミュレーション条件としては、変調波としてπ/4シフトQPSKを用い、シンボルレートは21KHzとし、フィルタとしてルートレーズドコサイン(ロールオフ率0.5)を用いた。ACPは、積分帯域幅21KHzで、50KHz、及び100KHz離調の値を求めた。図11において、ACPが−50dBc以下、及びEVMが10%以下を仕様とすると、閾値として、−8デシベルとすればよいことがわかる。これによってこの閾値より低い信号の部分はこの閾値に制限することが出来る。このようにACP及びEVMの仕様を満足するように閾値を決めればよい。
このように、振幅制限手段11で振幅信号の振幅制限を行い、電圧制御回路3で振幅制限された信号を増幅することにより、振幅変調器4は、角度変調器2の出力からの信号を、電圧制御回路3の出力からの信号で振幅変調する際、振幅変調器4では歪み成分が発生しない。このように、振幅制限手段11が振幅信号5の振幅を制限し、電圧制御回路3が図9(a)、及び図9(b)の非線形領域の全てまたは一部を信号が経験しないように、振幅制限された信号を増幅するので、振幅変調器4のダイナミックレンジを大きく確保する必要がなく、所望の変調波を出力することが出来るようになる。
図12(a)に、従来の技術で説明した変調回路装置101の出力端子110における信号のパワースペクトラムを示す。また、図12(b)に第1の実施の形態の変調回路装置1において振幅信号5を振幅制限回路11が−8デシベルで振幅制限したときの出力端子10における信号のパワースペクトラムを示す。ただし、変調回路装置101の振幅変調器104としては、図9(a)、図9(b)に示す線形領域が十分広いものを用いた。従って、変調回路装置101の出力端子110における信号のパワースペクトラムは、振幅変調器104で歪みが発生しない場合のパワースペクトラムに相当している。図12(a)と図12(b)とを比較すると、図12(b)では、若干スペクトラムの劣化があるが、仕様を満たしていることがわかる。
また、電圧制御回路3に入力される信号は振幅制限手段11で振幅を制限されているので、ダイナミックレンジが小さくなっている。従って、電圧制御回路3として電圧制御範囲の小さいものを用いることが出来るので、電圧制御回路3を小型化することが出来る。
なお、第1の実施の形態では、電圧制御回路3としてシリーズレギュレータを用いるとして説明したが、これに限らない。電圧制御回路3としてスイッチングレギュレータを用いても構わない。図32にこのようなスイッチングレギュレータの例を示す。すなわち、図32のスイッチングレギュレータにおいて、信号処理部126は入力されてくる連続信号をPWMなどのパルス信号に変換し、その変換された信号を増幅器127が増幅し、ローパスフィルタ128で増幅器の出力からの信号のスプリアスが取り除かれる。
なお、第1の実施の形態では、振幅制限手段11の後段に電圧制御回路3を配置したが、これに限らない。振幅制限手段11の前段に電圧制御回路3を配置しても構わない。図2に振幅制限手段11の前段に電圧制御回路3を配置した変調回路装置12を示す。
図2において、振幅信号5は、電圧制御回路3で増幅された後、振幅制限手段11に入力され、振幅制限される。電圧制御回路3は、振幅制限手段11で振幅制限された信号の電圧の範囲が、図9(a)、及び図9(b)の非線形領域の全てまたは一部を信号が経験しないように、振幅信号5を増幅する。
変調回路装置1のように振幅制限手段11の後段に電圧制御回路3を配置する場合に比較して、電圧制御回路3の電圧制御範囲を広くする必要があるが、第1の実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
さらに、第1の実施の形態の変調回路装置1では、振幅制限手段11と電圧制御回路3とを設けるとして説明したが、これに限らない。振幅制限手段11を設けず、電圧制御回路3に振幅制限手段11の機能を兼用させることも出来る。
すなわち、電圧制御回路3のダイナミックレンジが振幅変調器4の図9(a)、及び図9(b)の非線形領域の全てまたは一部を信号が経験しないようなダイナミックレンジを持つ電圧制御回路3を用いれば、電圧制御回路3に振幅制限手段11の機能を兼用させることが出来る。すなわち、この電圧制御回路3のダイナミックレンジよりも高い電圧や低い電圧が入力されると、その部分にリミッタがかかるので、振幅制限手段11と同等の動作をも行うことが出来る。従って、電圧制御回路3として、振幅変調器4の特性にあうようなダイナミックレンジを有する電圧制御回路3を用いることにより、振幅制限手段11を省略することが出来る。
さらに、本実施の形態の変調回路装置1や変調回路装置12では、振幅制限手段11は、振幅信号の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号の電圧が閾値になるように振幅信号の波形を整形するとして説明したが、これに限らない。
入力されてくる振幅信号の電圧が閾値より大きくなった場合、その大きくなった部分の振幅信号の電圧が閾値になるように振幅信号の波形を整形しても構わない。すなわち、振幅制限手段11が、振幅信号の閾値より大きい部分を切り取った波形になるように、振幅信号の波形整形をしても構わない。
ただし、振幅信号の電圧の高い方を切り取る方が、振幅信号の電圧の低い方を切り取るよりも、切り取られた部分の瞬間のエネルギーが大きいので、歪みなどの影響は大きくなる。このことを除いて第1の形態と同等の効果を得ることが出来る。
また、振幅信号の電圧が第1の閾値より小さくなった場合、その小さくなった部分の振幅信号の電圧が第1の閾値になるように振幅信号の波形を整形するとともに、振幅信号の電圧が第1の閾値より大きい第2の閾値より大きくなった場合、その大きくなった部分の振幅信号の電圧が第2の閾値になるように振幅信号の波形を整形しても構わない。すなわち、振幅制限手段11が、振幅信号の第1の閾値より小さい部分を切り取るとともに、第2の閾値より大きい部分を切り取った波形になるように、振幅信号の波形を整形しても第1の実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
なお、本実施の形態の閾値は本発明の第1の所定値の例であり、本実施の形態の第1の閾値は本発明の第1の所定値の例であり、本実施の形態の第2の閾値は本発明の第2の所定値の例であり、本実施の形態の振幅制限手段11及び電圧制御回路3は本発明の波形成形手段の例である。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
図3に、第2の実施の形態の変調回路装置18の構成を示す。
第2の実施の形態の変調回路装置18は、携帯電話の基地局と端末との距離に応じて送信電力を制御する機能を有する無線通信装置に用いられるものである。
第2の実施の形態の変調回路装置18は、従来の技術と同様に、携帯電話の端末や基地局に用いられる送信回路装置に用いられるものである。特に第2の形態の変調回路装置18は、パワー制御機能を有する送信機に適している。
すなわち、変調回路装置18は、角度変調器2、振幅制限手段11、第1の振幅変調器13、第2の振幅変調器14、スイッチ15、第1の電圧制御回路16、及び第2の電圧制御回路17から構成される。
角度変調器2は、第2の入力端子9から入力されてくる位相信号6で搬送波を角度変調する回路である。
第1の電圧制御回路16は、振幅変調器4に安定した電圧を供給するために用いられ、振幅制限手段11の出力からの信号に基づき出力信号を生成する回路である。
第2の電圧制御回路17は、第2の実施の形態の変調回路装置が組み込まれている無線通信装置の出力電力に対応する直流電圧を供給する回路である。
第1の振幅変調器13は、角度変調器2の出力からの信号をスイッチ15の出力からの信号で振幅変調する回路である。
第2の振幅変調器14は、第1の振幅変調器13の出力からの信号をスイッチ15の出力からの信号で振幅変調する回路である。
スイッチ15は、送信パワーが所定の値より大きくなるように制御されている場合、第2の電圧制御回路17の出力からの信号を第1の振幅変調器13に入力し、第1の電圧制御回路16の出力からの信号を第2の振幅変調器14に入力し、送信パワーが所定の値以下に制御されている場合、第2の電圧制御回路17の出力からの信号を第2の振幅変調器14に入力し、第1の電圧制御回路16の出力からの信号を第1の振幅変調器13に入力する回路である。
振幅制限手段11は、振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形する手段である。
次に、このような第2の実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の電圧制御回路16及び第2の電圧制御回路17には、電源端子7から電源電圧が供給されている。
振幅制限手段11は、第1の実施の形態と同様にして、振幅信号5を振幅制限する。そして、振幅制限手段11の出力からの信号は、第1の電圧制御回路16に入力される。
第1の電圧制御回路16は、第1の実施の形態の電圧制御回路3と同様に振幅制限手段11の出力からの信号に基づき出力信号を生成する。
一方、第2の電圧制御回路17は、第2の形態の変調回路装置が組み込まれている無線通信装置の出力電力に対応する直流電圧を供給する。すなわち、第2の電圧制御回路17は、出力電力の大きさを示す信号(図示せず)を入力し、この信号に基づいて出力電力に対応する直流電圧を供給する。
また、角度変調器2の動作は第1の実施の形態と同様である。
ここで、スイッチ15は次のように動作する。すなわち、変調回路装置18が組み込まれている無線通信装置の送信電力が所定の値より大きくなるように制御されている場合、スイッチ15は、第2の電圧制御回路17の出力からの信号を第1の振幅変調器13に入力し、第1の電圧制御回路16の出力からの信号を第2の振幅変調器14に入力する。また、この無線通信装置の送信電力が所定の値以下になるように制御されている場合、スイッチ15は、第2の電圧制御回路17の出力からの信号を第2の振幅変調器14に入力し、第1の電圧制御回路16の出力からの信号を第1の振幅変調器13に入力する。
従って、無線通信装置の送信電力が所定の値より大きくなるように制御されている場合、第1の振幅変調器13には、直流電圧が供給されるので、増幅器として機能する。従って、第1の振幅変調器13は、角度変調器2の出力からの信号を増幅して、第2の振幅変調器14に出力する。
そして、第2の振幅変調器14は、第1の振幅変調器13の出力からの信号を第1の電圧制御回路16の出力からの信号で振幅変調する。
一方、無線通信装置の送信電力が所定の値以下になるように制御されている場合、第1の振幅変調器13には、第1の電圧制御回路16の出力からの信号が入力される。従って、第1の振幅変調器13は、角度変調器2の出力からの信号を第1の電圧制御回路16の出力からの信号で振幅変調する。
そして、第2の振幅変調器14には、直流電圧が入力されるので、増幅器として機能する。すなわち、第2の振幅変調器14は、第1の振幅変調器13の出力からの信号を増幅する。
このようにして、出力端子10からポーラー変調された信号が出力される。
また、第2の実施の形態の変調回路装置が組み込まれている無線通信装置の送信電力が所定の値以下になるように制御されている場合、すなわち、第1の振幅変調器13が変調器として機能し、第2の振幅変調器14が増幅器として機能する場合に、第2の電圧制御回路17がこの無線通信装置の出力電力に対応する直流電圧を第2の振幅変調器14に供給することにより、この無線通信装置の送信電力が小さい場合でも消費電力を少なくすることが出来る。すなわち、この場合、無線通信装置の送信電力が小さくなるに従って、第2の電圧制御回路17は、より小さい直流電圧を供給することにより、送信電力が小さい場合に消費電力を少なくすることが出来る。
このように、無線通信装置の出力電力が小さいときは、第2の電圧制御回路17からの供給電圧を低下することにより低消費電力化が可能になる。
上記のような動作をすることにより、無線通信装置の送信電力のパワー制御を行ったときにも対応出来るようになる。すなわち、低出力時に第2の振幅変調器14が増幅器として動作し、かつ供給電圧を低下させるので、高効率を維持することが出来る。
なお、本実施の形態では、低出力時には、第2の振幅変調器14が増幅器として機能するとして説明したが、低出力時には、第2の振幅変調器14を用いず、第1の振幅変調器13の出力からの信号を直接出力端子10に出力するよう制御しても構わない。
図4に、低出力時には、第2の振幅変調器14を用いず、第1の振幅変調器13の出力からの信号を直接出力端子10に出力するように制御する変調回路装置18bを示す。図4の変調回路装置18bにおいて、スイッチ15b、スイッチ15cは次のように動作する。すなわち、変調回路装置18bが組み込まれている無線通信装置の送信電力が所定の値より大きくなるように制御されている場合、スイッチ15b、スイッチ15cは、第1の振幅変調器13の出力からの信号が第2の振幅変調器14に入力されるように切り替えられる。また、この無線通信装置の送信電力が所定の値以下になるように制御されている場合、スイッチ15b、スイッチ15cは、第1の振幅変調器13の出力からの信号が出力端子10に入力されるように切り替えられる。これ以外の動作は、上述した変調回路装置18と同様である。
さらに、本実施の形態では、振幅制限手段11の後段に第1の電圧制御回路16を設けたが、これに限らない。振幅制限手段11の前段に第1の電圧制御回路16を設けても構わない。
図5に、振幅制限手段11の前段に第1の電圧制御回路16を設けた変調回路装置19を示す。
図5において、振幅信号5は、第1の電圧制御回路16で増幅された後、振幅制限手段11に入力され、振幅制限される。このようにしても第2の形態と同様の効果を得ることが出来る。
さらに、第1の実施の形態で説明した振幅制限手段や電圧制御手段の変形例については、第2の実施の形態にも同様に適用することが出来る。
なお、本実施の形態の振幅制限手段11及び第1の電圧制御回路16は本発明の波形整形手段の例であり、本実施の形態の第2の電圧制御回路17は、本発明の直流電圧供給回路の例である。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
図1を用いて説明した、第1の実施の形態の振幅制限手段11は、第1の入力端子8から入力されてくる振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するものであった。例えば、振幅制限手段11に振幅信号5として図10(a)に示す信号が入力された場合、振幅制限手段11で波形整形が成された結果、電圧制御回路3からは、図10(b)に示す信号が出力される。
図10(b)から明らかなように、第1の実施の形態の振幅制限手段11から出力される信号の波形は、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点が尖っている。
このように、振幅制限手段11で波形整形された信号は、図10(b)に示すように尖った部分を有するので、振幅制限手段11で波形整形される前の振幅信号5に比べてパワースペクトラムがより広い周波数範囲で分布するようになる。従って、振幅変調器4で振幅変調された信号も振幅制限手段11で波形整形された場合には、波形整形されない場合に比べて、パワースペクトラムがより広い周波数範囲で分布するようになる。従って、第1の実施の形態の変調回路装置1を用いた場合、出力端子10から出力される信号が占める周波数帯域が広くなってしまうという課題がある。
第3の実施の形態では、上記のような課題を考慮し、振幅制限手段で振幅信号を波形整形する際に、振幅信号のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて波形整形することによって、出力信号の周波数分布範囲が広くならないようにすることが出来る変調回路装置について説明する。
図13に第3の実施の形態の変調回路装置41を示す。
第3の実施の形態の変調回路装置41の、第1の実施の形態の変調回路装置1との相違点は、第3の実施の形態の変調回路装置41が、第1の実施の形態の振幅制限手段11の代わりに、振幅制限手段42を備えている点である。
振幅制限手段42は、第1の実施の形態と同様に、振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するとともに、さらに、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する手段である。
これ以外は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、このような第3の実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図示していないデータ生成器でデータ生成器に入力されたデータから振幅信号5と位相信号6とが生成される。データ生成器で生成された振幅信号5は、第1の入力端子8に入力される。また、データ生成器で生成された位相信号6は、第2の入力端子9に入力される。
一方、電源端子7からは、電圧制御回路3に電源電圧が供給されている。
第1の入力端子8に入力された振幅信号5は、振幅制限手段42に入力される。振幅制限手段42は、第1の入力端子8から入力されてくる振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するとともに、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する。
図15に、振幅制限手段42へ入力する入力振幅信号の電圧即ち振幅信号5の電圧と、振幅制限手段42から出力される出力振幅信号の電圧との関係を示す。入力振幅信号の電圧がどのような値を取る場合であっても、必ず出力振幅信号の電圧は制限値であるcより大きい。すなわち、出力振幅信号の電圧は、制限値cより小さくなることはない。また、出力振幅信号の電圧は、入力振幅信号の電圧が0からbまでの区間にある場合に、入力振幅信号の電圧の変化に応じてなだらかに変化する。
つまり、第1の実施の形態の振幅制限手段11により波形整形された場合には、振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点は尖っていたが、第3の実施の形態の振幅制限手段42は、この尖っている部分が図15に示すようにまるくなるように波形整形する。
図15において、入力振幅信号の電圧が0からbまでの区間では、出力振幅信号の電圧の、入力振幅信号の電圧に関する1階微分係数及び2階微分係数は、いずれも負になることはない。つまりこの区間で出力振幅信号の電圧の入力振幅信号の電圧に対する関係は、非減少で、下に凸の関数になっている。
図16(a)に、振幅制限手段42に入力される振幅信号5の波形を示す。また、図16(b)に、図16(a)の振幅信号5を、振幅制限手段42が波形整形した後の波形を示す。図16(b)では、比較のために、振幅制限手段42が波形整形した後の波形を実線で示し、第1の実施の形態の振幅制限手段11が波形整形した後の波形のうち振幅制限手段42が波形整形した部分と相違する部分を破線で示した。図16(b)から明らかなように、第3の実施の形態の振幅制限手段42が行った波形整形の方が、第1の実施の形態の振幅制限手段11が行った波形整形より、尖った部分が少なくなり、波形が丸められていることが分かる。
振幅制限手段42は、入力される振幅信号5を上記のように波形整形したデータを、さらに振幅制限手段42が有するデジタル/アナログ変換器でアナログ信号に変換したのち電圧制御回路3に出力する。
振幅変調器4は、角度変調器2で角度変調された信号を、電圧制御回路3の出力からの信号で振幅変調する。そして、振幅変調器4の出力からの信号は、ポーラー変調された信号として出力端子10から出力される。
振幅制限手段42は、尖った部分が少なくなり、波形がまるくなるように波形整形を行うので、振幅制限手段42が波形整形した後の出力振幅信号のパワースペクトラムの周波数分布は、第1の実施の形態の振幅制限手段11が波形生成した後の出力振幅信号のパワースペクトラムの周波数分布より範囲が狭くなる。従って、出力端子10から出力されるポーラー変調された信号は、第1の実施の形態に比べてパワースペクトルの分布範囲がより狭くなる。つまり、第1の実施の形態に比べて、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲がより狭くなるような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図15のような特性で波形整形を行うことは、振幅制限手段42が、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との対応関係を示すテーブルを利用して、入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するようにすれば容易に実現することが出来る。なお、このテーブルは振幅制限手段42内部に設けても構わないし、振幅制限手段42の外部に設けても構わない。
なお、第3の実施の形態の振幅制限手段42は、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との対応関係を示すテーブルを利用して、入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するようにして実現されるとして説明したが、これに限らない。第3の実施の形態の振幅制限手段42を図14のようにして実現することも出来る。すなわち、図14では、振幅制限手段42は、第1の実施の形態の振幅制限手段11の出力側にローパスフィルタ31を接続した構成となっている。このように第1の実施の形態の振幅制限手段11の出力側にローパスフィルタ31を接続することによっても第3の実施の形態の振幅制限手段42を実現することが出来る。
次に、第1の実施の形態の振幅制限手段11と、第3の実施の形態の振幅制限手段42を用いた場合とで、それぞれパワースペクトル分布をシミュレーションにより求めて比較した。
まず、シミュレーションに用いた振幅制限手段の特性について説明する。
図17は、入力振幅信号mと出力振幅信号mとの関係を示す図である。図17の特性は、第1の実施の形態の振幅制限手段11の特性に相当する。すなわち、入力振幅信号の電圧mと出力振幅信号の電圧mは以下の数1の関係がある。
(数1)
=m、(m≧aの場合)
=a、 (m<aの場合)
図17では、入力振幅信号の電圧mが閾値a以下である場合、出力振幅信号の電圧mがaになり、入力振幅信号の電圧mが閾値a以上である場合、出力振幅信号の電圧mがmになる。従って、図17の特性を有する振幅制限手段11は、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点は尖るような波形整形を実現する。
図18の特性は、入力振幅信号の電圧mと出力振幅信号mとの関係を示す図である。図18の特性は、第3の実施の形態の振幅制限手段42の特性に相当する。すなわち、入力振幅信号の電圧mと出力振幅信号の電圧mは以下の数2の関係がある。
(数2)
=m、(m≧2aの場合)
=(1/(4a))・m +a、(m<2aの場合)
図18では、入力振幅信号の電圧mが2a以上の場合、出力振幅信号の電圧mは、mになり、入力振幅信号の電圧mが2aより小さい場合、出力振幅信号の電圧mは、(1/(4a))・m +aになる。そして、図18の曲線は、入力振幅信号の電圧mが0のとき、出力振幅信号の電圧mがaであり、入力振幅信号の電圧m=2aのとき、出力振幅信号の電圧mの入力振幅信号の電圧mに関する一階微分係数が1であるという条件を満たしている。従って、図18の特性を有する振幅制限手段42は、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分と交点がまるくなるような波形整形を実現する。
図19は、入力振幅信号mと出力振幅信号mとの関係を示す図である。図19の特性は、第3の実施の形態の図18とは異なる振幅制限手段42の特性に相当する。すなわち、入力振幅信号の電圧mと出力振幅信号の電圧mは以下の数3の関係がある。
(数3)
=m、 (m≧(3/2)aの場合)
=(1/(2a))・(m−a/2)+a、 (a/2≦m<(3a)/2の場合)
=a、(m<a/2の場合)
図19では、入力振幅信号の電圧mがm≧(3/2)aの場合、出力振幅信号の電圧mはmになり、入力振幅信号の電圧mがa/2≦m<(3a)/2を満たす範囲にある場合、出力振幅信号の電圧mは、(1/(2a))・(m−a/2)+aになり、入力振幅信号の電圧mがm<a/2の場合、出力振幅信号の電圧mは、aになる。そして、図19の特性を有する振幅制限手段42は、m=0のとき、m=aであり、m=a/2のとき、出力振幅信号の電圧mの入力振幅信号mに関する一階微分係数が0であり、m=(3a)/2のとき、出力振幅信号の電圧mの入力振幅信号mに関する一階微分係数が1であるという条件を満たしている。従って、図19の特性を有する振幅制限手段42は、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分と交点がまるくなるような波形整形を実現する。
図20(a)は、図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合に、この振幅制限手段11による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示すものである。また、図20(b)は、図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合に、この振幅制限手段11に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図20(c)は、図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合に、この振幅制限手段11から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図20(d)は、図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合に、第1の実施の形態の変調回路装置1の出力端子10からの出力信号のパワースペクトラムを示すものである。
なお、シミュレーション条件としては、変調波の条件は、第1の実施の形態における図11で用いた条件と同じである。また、閾値すなわち図17及び数1のaの値を、−8デシベルとした。
図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合ACPは、50kHz離調で−53.8dBcとなり、100kHz離調で−56.8dBcとなり、200kHz離調で−68.8dBcとなった。また、EVMは、rms(root mean square)で0.18%となった。
図21(a)は、図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示すものである。また、図21(b)は、図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図21(c)は、図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図21(d)は、図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、第3の実施の形態の変調回路装置41の出力端子10からの出力信号のパワースペクトラムを示すものである。
なお、シミュレーション条件としては、変調波の条件は、第1の実施の形態における図11で用いた条件と同じである。また、制限値すなわち図19および数2のaの値を、−8デシベルとした。
図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合ACPは、50kHz離調で−45.4dBcとなり、100kHz離調で−54.4dBcとなり、200kHz離調で−82.0dBcとなった。また、EVMは、rmsで0.56%となった。
図22(a)は、図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示すものである。また、図22(b)は、図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図22(c)は、図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、この振幅制限手段42から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示すものである。また、図22(d)は、図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合に、第3の実施の形態の変調回路装置41の出力端子10からの出力信号のパワースペクトラムを示すものである。
なお、シミュレーション条件としては、変調波の条件は、第1の実施の形態における図11で用いた条件と同じである。また、制限値すなわち図20および数3のaの値を、−8デシベルとした。
図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合ACPは、50kHz離調で−48.2dBcとなり、100kHz離調で−54.5dBcとなり、200kHz離調で−79.7dBcとなった。また、EVMは、rmsで0.38%となった。
図20、図21、及び図22のシミュレーション結果を比較すると、図21すなわち、図18の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合は、図20すなわち、図17の特性を有する振幅制限手段11を用いた場合と比べると送信周波数の中央近傍の歪みが劣化するが、送信周波数の中央から離れたところでは歪みが改善している。また、図22すなわち図19の特性を有する振幅制限手段42を用いた場合は、図20と図21の中間の結果を示している。
なお、振幅制限手段42としては、図15、図18、及び図19の特性を有するものに限らず、以下の図23〜図28のような特性を有するものであっても限らない。
すなわち、図23は、振幅制限手段42における入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す図である。図23では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図23では、入力振幅信号の電圧がl以下の場合、出力振幅信号の電圧はlになり、入力振幅信号の電圧がl−rからl+rまでの区間にある場合、出力振幅信号の電圧は、直線(y−l)=(1/2)・{x−(l−r)}になり、入力振幅信号の電圧がl+r以上の場合、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧が等しくなっている。
振幅制限手段42が、図23に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図24は、振幅制限手段42における入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す上記とは別の図である。図24では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図24では、入力振幅信号の電圧がl−r以下の場合、出力振幅信号の電圧はlになり、入力振幅信号の電圧がl−rからl+rまでの区間にある場合、出力振幅信号の電圧は、放物線(y−l)=(1/(4/r))・{x−(l−r)}になり、入力振幅信号の電圧がl+r以上の場合、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧が等しくなっている。
振幅制限手段42が、図24に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図25は、振幅制限手段42における 入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す上記とは別の図である。図25では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図25では、入力振幅信号の電圧がl−r以下の場合、出力振幅信号の電圧はlになり、入力振幅信号の電圧がl−rからlまでの区間にある場合、出力振幅信号の電圧は、直線1である(y−l)=(1/4)・{x−(l−r)}になり、入力振幅信号の電圧がlからl+rまでの区間になる場合、出力振幅信号の電圧は、直線2である(y−l+r)=(3/4)・{x−(l+r)}になり、入力振幅信号の電圧がl+r以上の場合、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧が等しくなっている。
振幅制限手段42が、図25に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図26は、振幅制限手段42における 入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す上記とは別の図である。図26では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図26では、入力振幅信号の電圧がl−(21/2―1)・r以下の場合、出力振幅信号の電圧はlになり、入力振幅信号の電圧がl−(21/2―1)・rからl−((21/2/2)−1)・rまでの区間にある場合、出力振幅信号の電圧は、円[x−{l−(21/2―1)・r}]+{y−(l+r)}=rになり、入力振幅信号の電圧がl−((21/2/2)−1)・r以上になる場合、出力振幅信号の電圧は、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧が等しくなっている。
振幅制限手段42が、図26に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図27は、振幅制限手段42における 入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す上記とは別の図である。図27では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図27では、入力振幅信号の電圧がl−r以下の場合、出力振幅信号の電圧はlになり、入力振幅信号の電圧がl−rからl+rまでの区間にある場合、出力振幅信号の電圧は、指数関数になり、入力振幅信号の電圧がl+r以上になる場合、出力振幅信号の電圧は、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧が等しくなっている。
振幅制限手段42が、図27に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、図28は、振幅制限手段42における 入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す上記とは別の図である。図28では、横軸であるx軸が入力振幅信号の電圧を表し、縦軸であるy軸が出力振幅信号の電圧を表している。
図28では、入力振幅信号の電圧がlの近傍で、出力振幅信号の電圧が2乗和y=x+lになるようになっている。また、入力振幅信号の電圧がlの近傍以下の場合は、出力振幅信号の電圧は、lになるようになっており、入力振幅信号の電圧がlの近傍以上の場合は、入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧とは等しくなっている。
振幅制限手段42が、図28に示すように入力振幅信号の電圧を出力振幅信号の電圧に変換するものであっても、第3の実施の形態の変調回路装置41は、出力信号の周波数分布範囲が広がらないような、ポーラー変調された信号を出力することが出来る。
また、上述したように、図25では2つの直線を組み合わせて、振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるくするような波形整形を実現している。これと同様に、図23の直線、図24の放物線、図26の円、図27の指数関数、図28の2乗和などの各種の直線または曲線をそれぞれ複数または複数種類組み合わせて、振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるくするような波形整形を実現することも出来る。また、Bスプライン関数やカージナルスプライン関数などのスプライン関数を利用しても、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるくするような波形整形を実現することが出来る。
要するに、振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点近傍で、出力振幅信号の電圧と入力振幅信号の電圧との関係が、この交点近傍で、出力振幅信号の入力振幅信号の電圧に関する1階微分係数、及び2階微分係数がそれぞれ負にならないような振幅制限手段42でありさえすればよい。
なお、第3の実施の形態の振幅制限手段42を、図2の変調回路装置12の振幅制限手段11の代わり、図3の変調回路装置18の振幅制限手段11の代わり、または図5の変調回路装置19の振幅制限手段11の代わりに用いても第3の実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
なお、第3の実施の形態では、振幅制限手段42は、第1の入力端子8から入力されてくる振幅信号5の電圧が閾値より低くなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するとともに、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形したが、これに限らない。第1の入力端子8から入力されてくる振幅信号5の電圧が閾値より高くなった場合、その高くなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するとともに、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形しても構わない。
この場合、振幅制限手段42は、まるめて整形された部分に対応する出力振幅信号の電圧の、入力振幅信号の電圧に関する1階微分係数が負にならず、かつ2階微分係数が正にならないように交点をまるめて整形する。すなわち、まるめて整形される部分に対応する出力振幅信号の電圧の入力振幅信号の電圧に対する関係は、非減少で、上に凸の関数になっている。
図29にこのような振幅制限手段42の入力振幅信号の電圧と出力振幅信号の電圧との関係を示す特性図を示す。図29のグラフで入力振幅信号の電圧がdからeまでの部分は、図15のグラフの入力振幅信号の電圧が0からbまでの部分を180度回転した後平行移動したものに相当する。同様に、上記で説明した各種の振幅制限手段42の特性を示す図のうちまるめて整形された部分を180度回転した後平行移動することにより、振幅信号5の電圧が閾値より高くなった場合、その高くなった部分の振幅信号5の電圧が閾値になるように振幅信号5の波形を整形するとともに、入力されてくる振幅信号5のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する場合の特性を示す図を得ることが出来る。
また、振幅信号5の電圧が第1の閾値より小さくなった場合、その小さくなった部分の振幅信号5の電圧が第1の閾値になるように振幅信号の波形を整形するとともに、振幅信号5のうち、第1の閾値でカットされ整形された部分と第1の閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する波形整形と、振幅信号5の電圧が第1の閾値より大きい第2の閾値より大きくなった場合、その大きくなった部分の振幅信号5の電圧が第2の閾値になるように振幅信号の波形を整形するとともに、振幅信号5のうち、第2の閾値でカットされ整形された部分と第2の閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する波形整形とを、振幅制限手段42がともに行っても構わない。
さらに、第3の実施の形態では、振幅制限手段42が入力されてくる振幅信号5をデジタル信号処理により波形整形するとして説明したがこれに限らない。振幅整形手段42が、入力されてくる振幅信号5をアナログ信号処理により波形整形しても構わない。
このように、第3の実施の形態によれば、振幅制限手段で振幅信号を波形整形する際に、振幅信号のうち、閾値でカットされ整形された部分と閾値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて波形整形することによって、出力信号の周波数分布範囲が広くならないようにすることが出来る。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、第1〜3の実施の形態で説明した変調回路装置を用いた無線通信装置について説明する。
図30に、第1の実施の形態や第2の実施の形態や第3の実施の形態の変調回路装置を用いた無線通信装置21を示す。
すなわち、無線通信装置21は、ベースバンド部22、送信回路23、受信回路24、アンテナ共用器25、及びアンテナ26から構成される。また、送信回路23は、変調回路装置27から構成され、受信回路24は、復調回路装置29及び低雑音増幅器30から構成される。
ベースバンド部22は、送信用の振幅信号5及び位相信号6を生成して送信回路23に出力するとともに、復調回路装置29で復調された受信用のI信号及びQ信号を入力して、音声信号などを復元する手段である。
送信回路装置23は、ベースバンド部22から送信用として出力された振幅信号5及び位相信号6を入力して、送信信号をアンテナ共用器25に出力する回路である。
受信回路24は、アンテナ共用器25から受信信号を入力し、受信用のI信号及びQ信号をベースバンド部22に出力する回路である。
アンテナ共用器25は、送信回路23から出力された送信信号をアンテナ26に導くとともに、アンテナ26で受信された受信信号を受信回路24に出力する回路である。アンテナ26は送信信号を電波に変換するともに、伝搬してきた電波を受信信号に変換する手段である。
なお、変調回路装置27としては、第1の実施の形態や第2の実施の形態や第3の実施の形態で説明した変調回路装置が用いられている。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
まず、送信する際の動作を説明する。
ベースバンド部22は、送信用として、音声信号などから振幅信号5と位相信号6とを生成し、変調回路装置27に出力する。
変調回路装置27は、振幅信号5及び位相信号6を入力して、第1の実施の形態や第2の実施の形態や第3の実施の形態で説明したようにポーラー変調を行う。
アンテナ共用器25は、変調回路装置27から出力された送信信号をアンテナ26に導き、アンテナ26は、アンテナ共用器25から導かれてきた送信信号を電波に変換する。
次に受信する際の動作を説明する。
アンテナ26は電波を受信し、受信信号に変換し、アンテナ共用器25は、受信信号を低雑音増幅器30に導く。
低雑音増幅器30は、受信信号を増幅して、復調回路装置29に出力する。
復調回路装置29は、低雑音増幅器30から出力されてくる信号を復調して、I信号及びQ信号をベースバンド部22に出力する。
ベースバンド部22は、復調回路装置29から出力されてきたI信号及びQ信号とから音声信号などを復元する。
このように、第4の実施の形態の無線通信装置21は、送信回路装置23の変調回路装置27として第1の実施の形態や第2の実施の形態や第3の実施の形態で説明した変調回路装置を用いるので、第1の実施の形態や第2の実施の形態や第3の実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
本発明に係る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置は、ポーラー変調する変調器の振幅変調器として用いられるトランジスタが広い範囲で線形性を有するトランジスタでなくても所望の信号を得ることが出来るという効果を有し、携帯電話などの送信回路装置に用いられる変調回路装置、特に入力信号をポーラー変調する変調回路装置、変調方法、及びそれを用いた無線通信装置等に有用である。
また、本発明に係る変調回路装置、変調方法、及び無線通信装置は、ポーラー変調する変調器で単一のトランジスタを用いて、または複数のトランジスタを用いる場合には制御が複雑にならずに所望の信号を得ることが出来るという効果を有し、携帯電話などの送信回路装置に用いられる変調回路装置、特に入力信号をポーラー変調する変調回路装置、変調方法、及びそれを用いた無線通信装置等に有用である。
本発明の第1の実施の形態における変調回路装置の構成を示す図 本発明の第1の実施の形態における変調回路装置の別の構成を示す図 本発明の第2の実施の形態における変調回路装置の構成を示す図 本発明の第2の実施の形態における変調回路装置の別の構成を示す図 本発明の第2の実施の形態における変調回路装置の別の構成を示す図 本発明の第1及び第2の実施の形態における振幅制限手段の具体例を示す図 本発明の第1及び第2の実施の形態における電圧制御回路の具体例を示す図 本発明の第1及び第2の実施の形態における振幅変調器の具体例を示す図 (a)従来の技術及び本発明の第1及び第2の実施の形態における振幅変調器の供給電圧の2乗と出力電力との関係を示す図 (b)従来の技術及び本発明の第1及び第2の実施の形態における振幅変調器の供給電圧の2乗と通過位相との関係を示す図 (a)本発明の第1及び第2の実施の形態における振幅信号の一例を示す図 (b)本発明の第1及び第2の実施の形態における電圧制御回路の出力からの信号の一例を示す図 本発明の第1及び第2の実施の形態における閾値の決め方を説明する図 (a)振幅信号の振幅制限を行わない場合の変調回路装置の出力信号のパワースペクトラムを示す図 (b)本発明の第1の実施の形態における変調回路装置の出力信号のパワースペクトラムを示す図 本発明の第3の実施の形態における変調回路装置の構成を示す図 本発明の第3の実施の形態における振幅制限手段のもう一つの構成を示す図 本発明の第3の実施の形態における振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 (a)本発明の第3の実施の形態における振幅制限手段で波形整形される前の振幅信号の波形を示す図 (b)本発明の第3の実施の形態における振幅制限手段で図16(a)に示す振幅信号が波形整形された後の波形を示す図 本発明の第3の実施の形態におけるシミュレーションに用いたれた振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態におけるシミュレーションに用いたれた振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態におけるシミュレーションに用いたれた振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 (a)図17の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示す図 (b)図17の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (c)図17の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (d)は、図17の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、第1の実施の形態の変調回路装置の出力端子からの出力信号のパワースペクトラムを示す図 (a)図18の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示す図 (b)図18の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (c)図18の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (d)図18の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、第3の実施の形態の変調回路装置の出力端子からの出力信号のパワースペクトラムを示す図 (a)図19の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段による振幅制限前と振幅制限後の振幅信号の波形を示す図 (b)図19の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段に入力される前の振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (c)図19の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、この振幅制限手段から出力された、波形制限された振幅信号のパワースペクトラムを示す図 (d)図19の特性を有する振幅制限手段を用いた場合に、第3の実施の形態の変調回路装置の出力端子からの出力信号のパワースペクトラムを示す図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第3の実施の形態の振幅制限手段の入力振幅信号と出力振幅信号との関係を示す特性図 本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の構成を示す図 従来の変調回路装置の構成を示す図 電圧制御回路として用いられるスイッチングレギュレータの例を示す図
符号の説明
1 変調回路装置
2 角度変調器
3 電圧制御回路
4 振幅変調器
5 振幅信号
6 位相信号
7 電源端子
8 第1の入力端子
9 第2の入力端子
10 出力端子
11 振幅制限手段
12 変調回路装置
13 第1の振幅変調器
14 第2の振幅変調器
15 スイッチ
16 第1の電圧制御回路
17 第2の電圧制御回路
18 変調回路装置
19 変調回路装置
42 振幅制限手段

Claims (22)

  1. 入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
    (1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
    前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する振幅変調器とを備えた、変調回路装置。
  2. 入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
    (1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
    直流電圧を供給する直流電圧供給回路と、
    前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第1の振幅変調器と、
    前記第1の振幅変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第2の振幅変調器とを備え、
    所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記波形成形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第2の動作モードで動作し、
    前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第2の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の動作モードで動作する、変調回路装置。
  3. 入力されてくる位相信号を角度変調する角度変調器と、
    (1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形手段と、
    直流電圧を供給する直流電圧供給回路と、
    前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで動作する第1の振幅変調器と、
    前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の振幅変調器とを備え、
    所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、第1の動作モードで動作し、前記第2の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調し、前記第2の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力され、
    前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器は、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御されることにより、第2の動作モードで動作し、前記第1の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力される、変調回路装置。
  4. 前記電圧制御回路は、出力電力の大きさに応じて、前記直流電圧を変化させる請求項2または3に記載の変調回路装置。
  5. 前記波形整形手段は、前記振幅信号の波形を整形する振幅制限手段と、
    前記振幅制限手段の出力からの信号に基づいて出力信号を生成する電圧制御回路とを有する、請求項1〜3のいずれかに記載の変調回路装置。
  6. 前記振幅制限手段には、ダイオードが用いられている、請求項5記載の変調回路装置。
  7. 前記電圧制御回路には、シリーズレギュレータが用いられている、請求項5記載の変調回路装置。
  8. 前記電圧制御回路には、スイッチングレギュレータが用いられている、請求項5記載の変調回路装置。
  9. 前記波形整形手段は、入力されてくる前記振幅信号を増幅する電圧制御回路と、
    前記電圧制御回路の出力からの信号の波形を整形する振幅制限手段とを有する、請求項1〜3のいずれかに記載の変調回路装置。
  10. 前記振幅制限手段には、ダイオードが用いられている、請求項9記載の変調回路装置。
  11. 前記電圧制御回路には、シリーズレギュレータが用いられている、請求項9記載の変調回路装置。
  12. 前記電圧制御回路には、スイッチングレギュレータが用いられている、請求項9記載の変調回路装置。
  13. 前記電圧制御回路が、前記振幅制限手段を兼ねており、
    前記電圧制御回路は、前記振幅変調器の特性に合うように前記振幅信号の波形を整形する機能を持っている、請求項5または9に記載の変調回路装置。
  14. 前記波形整形手段は、(1)入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第1の所定値でカットされ整形された部分と前記第1の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第2の所定値でカットされ整形された部分と前記第2の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する、請求項1〜3のいずれかに記載の変調回路装置。
  15. 前記波形整形手段は、(1)入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第1の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数及び二階微分係数がいずれも負にはならないように、前記交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第2の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数は負にならず、二階微分係数は正にはならないように、前記交点をまるめて整形する、請求項14記載の変調回路装置。
  16. 前記波形整形手段は、入力信号を出力信号に対応させるテーブルを利用して、入力されてくる前記振幅信号の波形を整形する、請求項14記載の変調回路装置。
  17. 入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
    波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
    振幅変調器により前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する振幅変調ステップとを備えた、変調方法。
  18. 入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
    波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
    直流電圧供給回路により直流電圧を供給する直流電圧供給ステップと、
    前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第1の振幅変調器を動作させる第1の振幅変調ステップと、
    前記第1の振幅変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第2の振幅変調器を動作させる第2の振幅変調ステップとを備え、
    所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記波形成形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第2の動作モードで動作させ、
    前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第2の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の動作モードで動作させる、変調方法。
  19. 入力されてくる位相信号を角度変調器により角度変調する角度変調ステップと、
    波形整形手段により、(1)入力されてくる振幅信号の大きさが第1の所定値より小さくなった場合、その小さくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさが前記第1の所定値より大きい第2の所定値より大きくなった場合、その大きくなった部分の前記振幅信号の大きさが前記第2の所定値になるように前記振幅信号の波形を整形する波形整形ステップと、
    直流電圧供給回路により、直流電圧を供給する直流電圧供給ステップと、
    前記角度変調器の出力からの信号を増幅する第1の動作モードと、前記角度変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調する第2の動作モードとのいずれかの動作モードで、第1の振幅変調器を動作させる第1の振幅変調ステップと、
    前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で、第2の振幅変調器に振幅変調させる第2の振幅変調ステップとを備え、
    所定の値より大きい出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記直流電圧供給回路の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、第1の動作モードで動作させ、前記第2の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、前記第1の振幅変調器の出力からの信号を前記波形整形手段の出力からの信号で振幅変調させ、前記第2の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力され、
    前記所定の値以下の出力電力で出力する場合、前記第1の振幅変調器を、前記波形整形手段の出力からの信号が入力されるよう制御することにより、第2の動作モードで動作させ、前記第1の振幅変調器の出力からの信号は外部に出力される、変調方法。
  20. 前記波形整形ステップは、(1)入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第1の所定値でカットされ整形された部分と前記第1の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号のうち、前記第2の所定値でカットされ整形された部分と前記第2の所定値でカットされず整形されなかった部分との交点をまるめて整形する、請求項17〜19のいずれかに記載の変調方法。
  21. 前記波形整形ステップは、(1)入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第1の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数及び二階微分係数がいずれも負にはならないように、前記交点をまるめて整形し、(2)及び/または入力されてくる前記振幅信号の大きさのうち、前記第2の所定値に関する方のまるめて整形される部分に対応する前記波形整形手段の出力からの前記信号の大きさの、入力されてくる前記振幅信号の大きさに関する一階微分係数は負にならず、二階微分係数は正にはならないように、前記交点をまるめて整形する、請求項20記載の変調方法。
  22. 送信信号を出力する送信回路と、
    受信信号を入力する受信回路とを備え、
    前記送信回路には、請求項1〜3のいずれかに記載の変調回路装置が用いられている無線通信装置。
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