JP4652607B2 - 接続端子台および速結端子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に電線接続を目的にプリント基板上に配置される接続端子台および速結端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図17から図19に示すように、ハウジング100に速結端子101を収納し、ハウジング100の電線挿入穴107に挿入された電線106を速結するものがあった。また多極化の実現のため複数のハウジング100を薄型にして、連結突起104と圧入孔105により相互に連結していた。101′は別種類の速結端子、102は端に位置するハウジング100の開口を塞ぐためのカバー、103は解除ボタンである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ハウジング100の薄形化、狭ピッチが要求されるため速結端子の導電部の断面積が小さい。また接触部が1点接触であり、2点接触は部品点数が増加する。さらに絶縁距離の確保のため狭ピッチ化の推進が困難であるという課題があった。
【0004】
したがって、この発明の目的は、部品点数が増加することなく2点接触が可能な接続端子台および速結端子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の速結端子は、帯板状の導電部材を略鉢巻状に曲げた速結端子であって、前記導電部材の一端に形成され電線の挿入により前記電線の表面が接触する端子部と、前記導電部材の他端に形成されて前記電線の挿入により前記電線の表面を前記端子部に押しつけ前記電線に係止する鎖錠ばねと、前記導電部材の中間に形成されたプリント基板接続用のリード部とを備え、前記端子部は前記導電部材の一側に第1の切欠きを有し、前記第1の切欠きは前記第1の切欠きに前記鎖錠ばねの先端の一部が現れ、かつ前記第1の切欠きに電線解除のための解除ボタンが挿通されるように設定され、前記リード部は前記導電部材の他側に第2の切欠きが形成されるように前記導電部材に切起され、前記第2の切欠きは前記鎖錠ばねに挿通された前記電線の先端が通過可能に設定されている。
【0006】
請求項1記載の速結端子によれば、2点接触を確保できるので接触の信頼性が向上し、また通電部を2通り確保でき電流容量を増やすことができる。さらに1部品で構成したことで組み立て工数を減らし、材料費を減らすことができる。また切欠きを設けることで電線解除を鎖錠ばねが電線を保持する力の方向と反対の方向から加えることができ、電線解除が容易になる。さらに電線を保持している場所の最も近い部分を解除の力が最も有効な方向に加えることができるので、電線解除が容易になる。また前記端子部の前記切欠きにより残された部分が電線挿入側端部より電線挿入側に向けて延出すると、切欠きが電気経路側でないため通電性能に影響がでない。またプリント基板に接続するためのリード部を有し、前記リード部と前記鎖錠ばねが互いに反対側に位置するため、速結端子を固定する位置に対向した位置が鎖錠ばねとなっているためばね応力的に有利な方向となっている。さらに導電部材を略鉢巻状に形成し、その一端を鎖錠ばねとし、他端を端子部としたため、展開形状を略長方形にでき、材料歩留りを良好にできる。リード部を切起こしにより形成すると切起こしにより幅狭くなった部分を電線の先端が通り抜けるため、電線の差し込み深さを十分にとることができ、したがって速結端子の全体長を短くすることができる。
【0007】
請求項2記載の速結端子は、請求項1において、前記リード部が前記プリント基板のリード部挿入穴に挿入する部分よりも基部側が前記リード部挿入穴よりも太いものである。
【0008】
請求項2記載の速結端子によれば、請求項1と同様な効果のほか、位置決め容易になり、リード部挿入穴を小さくできる。
【0009】
請求項3記載の接続端子台は、請求項1記載の速結端子と、この速結端子を収納する収納空間を開口したハウジングと、前記速結端子の第1の切欠きに配置され前記鎖錠ばねを解除させる解除ボタンとを備え、前記ハウジングは前記解除ボタンをスライド可能に挿通する解除ボタン用穴を前記収納空間の開口縁に凹設し、前記リード部を貫通させるリード部挿通穴を前記収納空間の開口縁に凹設したものである。
【0010】
請求項3記載の接続端子台によれば、ハウジングが解除ボタンをスライド可能に挿通する解除ボタン用穴を有し、端子部の切欠きに解除ボタンを配置するため、解除ボタンの位置決め、および組み立てが容易になり、ハウジングに解除ボタンおよび速結端子の順序で開口部より挿入すると組み立てに便利である。また速結端子のリード部を前記ハウジングの奥行き方向に対して前記開口部側に配置したため、収納空間に速結端子を挿入しやすくなり、ハウジングの背面側との絶縁距離を大きくとることができる。
【0021】
請求項記載の接続端子台は、請求項において、前記ハウジングが前記解除ボタンをスライド摺動可能に挿通する解除ボタン用穴を有し、前記解除ボタンは前記ハウジングに当接して押し込み過ぎを防止する規制部と、前記ハウジングに係止して前記解除ボタンを抜止めする抜止め部とを有するものである。
【0022】
請求項記載の接続端子台によれば、請求項と同様な効果のほか、解除ボタンの押し込み過ぎによる速結端子の変形を防止でき、操作性が良好になる。
請求項5記載の接続端子台は、請求項4において、前記ハウジングは相互に積層される複数個有し、各ハウジングが前記速結端子と前記解除ボタンを有し、隣接するハウジングの前記リード部挿通穴が前記ハウジングの積層方向と直角な方向に離間して前記収納空間の開口縁に凹設されている
請求項5記載の接続端子台によれば、請求項4と同様な効果のほか、リード部相互間の絶縁が図れる。
請求項6記載の接続端子台は、請求項5において、積層状態の各ハウジングは前記ハウジングの開口の向きが同じであり、各ハウジングは前記収納空間の周辺の同じ位置に複数の係止爪と係止部を有するとともに突条と凹条とを有するものであって、1つのハウジングの前記複数の係止爪は前記1つのハウジングの開口側に隣接するハウジングの前記係止部に係止し、前記1つのハウジングの前記係止部は前記開口側と反対側に隣接するハウジングの前記係止爪が係止し、前記1つのハウジングの前記突条は前記開口側に隣接するハウジングの前記凹条に嵌合し、前記1つのハウジングの前記凹条は前記開口側と反対側に隣接するハウジングの前記突条が嵌合するものであり、さらに端に位置するハウジングの前記開口を塞ぐカバーに前記ハウジングの前記突条に嵌合する凹条および前記係止爪に係止する係止部を形成している
請求項6記載の接続端子台によれば、請求項5と同様な効果がある。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1から図12により説明する。すなわち、このプリント基板用の接続端子台は、速結端子1と、ハウジング2を有する。
【0024】
速結端子1は、電線3(図4参照)を挾み込み保持する鎖錠ばね4と端子部5を一体に形成したもので、端子部5に幅方向が狭くなるように切欠き6を設け、端子部5の幅方向の残された部分7と鎖錠ばね4とで電線3を挾み込み保持するようにしている。実施の形態では、帯板状の導電部材を略鉢巻状にして速結端子1を形成し、その一端を鎖錠ばね4とし、他端を端子部5とし、端子部5が鎖錠ばね4よりも切欠き6に相当する幅分狭くなっている。速結端子1を鉢巻き状で形成する構成とすることで、速結端子1の製造時の展開形状を図6(a)のように横方向に並べたり、図6(b)のように一列に縦に並べたり、図6(c)のように2列に縦に並べた速結端子供給材すなわちフープ材とすることができ、フープ材を略長方形にできるため、材料歩留りを良好にできる。また細い帯板を巻くことで材料使用量を少なくできる。
【0025】
端子部5の切欠き6により残された部分7は図5に示すように、電線挿入側端部より電線3の挿入側に向けて延出している。このとき、切欠き6は速結端子1を収納するハウジング2の収納空間21の開口部8と反対側すなわち奥側に位置するように形成される。このようにすると、切欠き6を電線解除に使用したとき、例えば後述の解除ボタン20のように電線解除を別部材で構成したとき解除ボタン20の位置決めが容易になる。またハウジング2に対して積み重ね方向で組み立てる時に速結端子1の切欠き6が解除ボタン20を押えるため組み立て性が向上する。
【0026】
速結端子1はまた、プリント基板10に図3に示すように接続するためのリード部11を有し、リード部11は鎖錠ばね4と反対側に位置している。実施の形態では、リード部11をハウジング2の開口部8側に位置するように帯板の約半分の幅で切起こしにより形成している。さらにリード部11はプリント基板10のリード部挿入穴12に挿入する先端側部分を除く基部側がリード部挿入穴12よりも太く形成され、先端側部分のリード部挿入穴12を貫通する部分に円弧状の屈曲部を形成している。18はリード部挿入用穴径である。リード部挿入穴12に挿通されたリード部11は半田15の半田付けが行われ、プリント基板10に固定される。これにより速結端子1のリード部11付近が最も動きが固定される場所となり、リード部11と対向側に位置する鎖錠ばね4がもっとも動きが大きい個所となる。半田15はリード部挿入穴12内に流入するため電流容量に対して小断面積でよいが、プリント基板10より上面は断面積が大きい方が電流容量的に有利である。また基部側が太くなることにより段差部17が形成されるが、段差部17はプリント基板10に接合する時の位置決めになる。一方リード部挿入穴12の穴径18を小さくできることにより半田15の流入範囲が必要以上に大きくならず、リード部挿入穴12を丸穴にすることができる。速結端子1の板厚tと板幅hの関係h/tは板幅hが大きいと大きくなり、半田15の半田付け性を良好にするためにリード部挿入穴12を楕円形にすることが必要となり、その結果プリント基板10に穴12を形成する金型費用が多額になる。またリード部12の穴挿入部分を細くすると、最小の半田付け面で良好な半田付け性が得られるため半田15が少なくてよい。
【0027】
ハウジング2は、速結端子1を収納する収納空間21を開口している。図5、図8および図9等に示すように、速結端子1のリード部11をハウジング2の奥行き方向に対して開口部8側に配置している。この場合、リード部11を切起こしにより形成すると切起こしにより幅狭くなった部分を図4(a)および図5のように電線3の先端が通り抜けるため、電線3の差し込み深さを十分にとることができ、したがって図4(b)のように速結端子1の全体長を想像線から実線のように短くすることができる。また図9に示すようにリード部11をハウジング2の開口部8側に偏らせることで、カバー23の厚さaとハウジング2の背面側からリード部11までの寸法a′をほぼ等しくa≒a′とすることができ、絶縁距離を大きくとることができる。さらにリード部11が開口部8側に位置するため、収納空間2に速結端子1を組み立て挿入するとき挿入しやすい。
【0028】
実施の形態では、ハウジング2は図1に示すように収納空間21の周囲に側面に貫通する電線挿入穴31、解除ボタン用穴32、および一対のリード挿通穴26を形成している。収納空間21内に鉢巻き状の速結端子1を収納し、その外側を収納空間21の内周面で位置決めするとともに速結端子1の内側を突出部25により位置決めし、リード部引出穴26の一方(側面寄りのもの)よりリード部11を引出して固定状態としている。ハウジング2の開口部8はカバー23で塞がれ、開口部8側に突出した複数の係止爪27がカバー23に形成した係止部28に係止して連結される。このとき突条34がカバー23に形成した凹条に嵌合して速結端子1とハウジング2の外面との間の絶縁距離を確保している。
【0029】
ハウジング2は開口部8と反対側に係止部28と同じ位置で同形状の係止部28を形成しており、同形状の別のハウジング2′をハウジング2の背面側に連結することができる。解除ボタン20および速結端子4も同形状であるが、リード部11は例えば図2(a)および図4に示すように切起こし位置が異なるもの、すなわちハウジング2′の真ん中のリード挿入穴26に通すことができるものを使用し、リード部11の相互間の絶縁を図っている。
【0030】
ハウジング2に設けられる解除ボタン20は、速結端子の鎖錠ばね4による電線挾み込み方向の力と略反対方向の力を鎖錠ばね4に加えて電線3の解除を行うものである。解除ボタン20は、ハウジング2の解除ボタン用穴32に解除ボタン20をスライド摺動可能に挿通したとき、ハウジング2の解除ボタン用穴32に形成した段部37に当接して押し込み過ぎを防止する規制部38と、解除ボタン20を抜止めする抜止め部39を爪により形成している。実施の形態では、ハウジング2の上面中央に解除ボタン挿入部32が略コ字形溝状に形成され、開口部8側より挿入部32に挿入され、カバー23で閉じることにより開口部8からの脱落を防止する。挿入部32は下面と上部の2個所に抜止め部39に対応する抜止め係止部40を有する。解除ボタン20は端子部5の切欠き6に配置されるもので、実施の形態では鎖錠ばね4による電線挾み込み方向と略反対方向に力を加える電線解除部となる解除ボタン20の先端部が速結端子1の切欠き6に位置し鎖錠ばね4に当接している。このとき、図10に示すように抜止め部39が抜止め係止部40に係止した状態で先端部が鎖錠ばね4を若干押した状態としている。速結端子1を電線挿入前に前もって押しているため、電線挿入開始時に無理なく電線3が挿入できる。一方図11は解除ボタン20を押し込んで段部37に規制部38が当接した状態であり、これにより鎖錠ばね4を無理な力が加わらない弾性変形範囲に規制し端子塑性変形を防いでいる。略コの字形溝状の解除ボタン用穴32で解除ボタン20を規制しているため、解除ボタン20を組み立て後にボタンの脱出がなく、ボタン摺動の位置規制が容易で確実に行える。
【0031】
解除ボタン20は図12に示すように、全体が略角柱状であり、切欠き6を通る先端部20aが長手方向の約半分以上の長さを有し、かつ幅方向の一側側および厚さ方向の前面側を後退して断面寸法を小さくし、これにより後端側の一側に規制部38を形成しており、後端部の前面側には抜止め部39を爪形に形成し、背面側には凹条部43を形成している。凹条部43に対応して解錠ボタン挿入穴32に凹条部43に摺動自在に嵌合するガイド突起(図示せず)を設けている。また解除ボタン20の後端部に操作部42を溝条に形成している。このようにハウジング2の開口部8に対して幅方向に突出するように規制部38を形成しているため、幅が狭く、また爪を有する側はハウジング2の開口部8に対して奥行き(厚み)方向の開口部8側へ突出するが先端部20aを小さくしているため厚みが薄い省スペースにできる。またハウジング2の解除ボタン用穴32の開口部8の底部(奥)側は略平面状であり、ハウジング2との摺動面となるが、解除ボタン20の最大面積部分を摺動面としているため、ボタンの摺動位置規制が容易で確実であり、そのため電線解除部の動きにがたつきがなく確実に電線解除ができる。したがって、小さい形状、省スペースで電線解除性能を持ち、一方解除操作部42を大きくでき解除操作がし易い。なお、抜止め部39は解除ボタン20の略電線挿入方向側の面に少なくとも1つ設けるのが好ましい。
【0032】
図13から図16は速結端子の別の実施の形態を示す。図13(a)は切欠き6をハウジング2の開口部8側となるように形成している点が上記実施の形態と異なる。図13(b)はリード部11の位置が異なる形態である。図13(c)はその若干の変形形態である。
【0033】
図14(a)は上記の一実施の形態の端子部5が屈曲されていない形態である。図14(b)はリード部の位置が異なる形態、図13(c)はその若干の変形形態である。
【0034】
図15は速結端子が導電板部50を有し、その一側に端子部5を折曲し、他側に折曲部51を形成し、折曲部51にリード部11および鎖錠ばね4を形成している。
【0035】
図16(a)は帯板の導電板を略U字形に折曲し、一側片53の先端を内向きに折返して鎖錠ばね4とし、一側片53の鎖錠ばね4に対向する部分に電線挿入用部52を切欠きにより形成し、他側片54をくの字形に折曲している。図16(b)は電線挿入部52を長孔により形成している。図16(c)は鎖錠ばね4を中央片55に切起こしにより形成し、一側片53に対向し、切起こしにより形成された中央片55の細幅部分より電線を鎖錠ばね4と一側片53との間に差し込むようにする。
【0036】
なお、ハウジング2は3個以上連結してもよいし、カバー23とハウジング2のみでも構成できるものである。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の速結端子によれば、2点接触を確保できるので接触の信頼性が向上し、また通電部を2通り確保でき電流容量を増やすことができる。さらに1部品で構成したことで組み立て工数を減らし、材料費を減らすことができる。また切欠きを設けることで電線解除を鎖錠ばねが電線を保持する力の方向と反対の方向から加えることができ、電線解除が容易になる。さらに電線を保持している場所の最も近い部分を解除の力が最も有効な方向に加えることができるので、電線解除が容易になる。また前記端子部の前記切欠きにより残された部分が電線挿入側端部より電線挿入側に向けて延出しているため、切欠きが電気経路側でないため通電性能に影響がでない。またプリント基板に接続するためのリード部を有し、前記リード部と前記鎖錠ばねが互いに反対側に位置するため、速結端子を固定する位置に対向した位置が鎖錠ばねとなっているためばね応力的に有利な方向となっている。さらに導電部材を略鉢巻状に形成し、その一端を鎖錠ばねとし、他端を端子部としたため、展開形状を略長方形にでき、材料歩留りを良好にできる。リード部を切起こしにより形成すると切起こしにより幅狭くなった部分を電線の先端が通り抜けるため、電線の差し込み深さを十分にとることができ、したがって速結端子の全体長を短くすることができる。
【0038】
請求項2記載の速結端子によれば、請求項1と同様な効果のほか、位置決め容易になり、リード部挿入穴を小さくできる。
【0039】
請求項3記載の接続端子台によれば、ハウジングが解除ボタンをスライド可能に挿通する解除ボタン用穴を有し、端子部の切欠きに解除ボタンを配置するため、解除ボタンの位置決め、および組み立てが容易になり、ハウジングに解除ボタンおよび速結端子の順序で開口部より挿入すると組み立てに便利である。また速結端子のリード部を前記ハウジングの奥行き方向に対して前記開口部側に配置したため、収納空間に速結端子を挿入しやすくなり、ハウジングの背面側との絶縁距離を大きくとることができる。
【0045】
請求項記載の接続端子台によれば、請求項と同様な効果のほか、解除ボタンの押し込み過ぎによる速結端子の変形を防止でき、操作性が良好になる。
請求項5記載の接続端子台によれば、請求項4と同様な効果のほか、リード部相互間の絶縁が図れる。
請求項6記載の接続端子台によれば、請求項5と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図2】(a)は速結端子の斜視図、(b)はリード部の位置が異なる速結端子の斜視図である。
【図3】(a)は速結端子のリード部をプリント基板に挿入した状態を示す説明図、(b)はその側面図、(c)はプリント基板の部分平面図である。
【図4】(a)は電線挿入状態のハウジング2’の正面図、(b)はそのハウジングの速結端子の縮小化を説明する正面図である。
【図5】電線が接続された状態の速結端子の斜視図である。
【図6】速結端子供給材からの速結端子の分離前の展開状態の部分平面図である。
【図7】(a)、(b)は互いに異なる方向からみた分解斜視図である。
【図8】複数のハウジングを連結した接続端子台の底面図である。
【図9】その側面図である。
【図10】電線を接続していない状態の解除ボタンの通常姿勢のハウジングの正面図である。
【図11】解除ボタンを押し込んだ状態のハウジングの正面図である。
【図12】(a)は解除ボタンの斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。
【図13】それぞれ別の実施の形態の速結端子の斜視図である。
【図14】それぞれ別の実施の形態の速結端子の斜視図である。
【図15】さらに別の実施の形態の速結端子の斜視図である。
【図16】それぞれ別の実施の形態の速結端子の斜視図である。
【図17】従来例の分解斜視図である。
【図18】複数のハウジングの連結状態の斜視図である。
【図19】電線接続状態のカバーを開いた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 速結端子
2 ハウジング
3 電線
4 鎖錠ばね
5 端子部
6 切欠き
7 残された部分
8 開口部
10 プリント基板
11 リード部
12 リード部挿入穴
15 半田
17 段差部
20 解除ボタン
20a 先端部
23 カバー
26 リード部引出穴
32 解除ボタン用穴
37 段部
38 規制部
39 抜止め部
40 係止部

Claims (6)

  1. 帯板状の導電部材を略鉢巻状に曲げた速結端子であって、前記導電部材の一端に形成され電線の挿入により前記電線の表面が接触する端子部と、前記導電部材の他端に形成されて前記電線の挿入により前記電線の表面を前記端子部に押しつけ前記電線に係止する鎖錠ばねと、前記導電部材の中間に形成されたプリント基板接続用のリード部とを備え、前記端子部は前記導電部材の一側に第1の切欠きを有し、前記第1の切欠きは前記第1の切欠きに前記鎖錠ばねの先端の一部が現れ、かつ前記第1の切欠きに電線解除のための解除ボタンが挿通されるように設定され、前記リード部は前記導電部材の他側に第2の切欠きが形成されるように前記導電部材に切起され、前記第2の切欠きは前記鎖錠ばねに挿通された前記電線の先端が通過可能に設定されている速結端子。
  2. 前記リード部はプリント基板のリード部挿入穴に挿入する部分よりも基部側が前記リード部挿入穴よりも太い請求項1記載の速結端子。
  3. 請求項1記載の速結端子と、この速結端子を収納する収納空間を開口したハウジングと、前記速結端子の第1の切欠きに配置され前記鎖錠ばねを解除させる解除ボタンとを備え、前記ハウジングは前記解除ボタンをスライド可能に挿通する解除ボタン用穴を前記収納空間の開口縁に凹設し、前記リード部を貫通させるリード部挿通穴を前記収納空間の開口縁に凹設した接続端子台。
  4. 前記解除ボタンは前記ハウジングに当接して押し込み過ぎを防止する規制部と、前記ハウジングに係止して前記解除ボタンを抜け止めする抜止めとを有する請求項3記載の接続端子台。
  5. 複数個の前記ハウジングが相互に積層され、各ハウジングが前記速結端子と前記解除ボタンを有し、隣接するハウジングの前記リード部挿通穴が前記ハウジングの積層方向と直角な方向に離間して前記収納空間の開口縁に凹設されている請求項4記載の接続端子台。
  6. 積層状態の各ハウジングは前記ハウジングの開口の向きが同じであり、各ハウジングは前記収納空間の周辺の同じ位置に複数の係止爪と係止部を有するとともに突条と凹条とを有するものであって、1つのハウジングの前記複数の係止爪は前記1つのハウジングの開口側に隣接するハウジングの前記係止部に係止し、前記1つのハウジングの前記係止部は前記開口側と反対側に隣接するハウジングの前記係止爪が係止し、前記1つのハウジングの前記突条は前記開口側に隣接するハウジングの前記凹条に嵌合し、前記1つのハウジングの前記凹条は前記開口側と反対側に隣接するハウジングの前記突条が嵌合するものであり、さらに端に位置するハウジングの前記開口を塞ぐカバーに前記ハウジングの前記突条に嵌合する凹条および前記係止爪に係止する係止部を形成している請求項5記載の接続端子台。
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