JP4651126B2 - インシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラム - Google Patents

インシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、各種情報処理サービスを行うコンピュータシステムにおける障害等のインシデントの時間を監視するインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムに係り、特に利用者にサービスの品質を保証することができるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムに関する。
近年のコンピュータシステムは、インターネット等の通信回線網を介して各種情報処理サービスを顧客に提供することが行われており、このサービス提供業者は顧客に対してSLA(エスエルエー:Service Level Agreement)と呼ばれるサービスの品質を保証する制度が採用されている。このSLAは、例えば、回線の最低通信速度やネットワーク内の平均遅延時間、利用不能時間の上限など、サービス品質の保証項目や、時刻帯による障害対応時間や、それらを実現できなかった場合の利用料金の減額に関する規定などをサービス契約に含めることを指すものである。
このSLAを確保するためコンピュータシステムの管理者は、ある情報処理サービスに対する応答速度の低下等の質的低下又は中断等の障害が発生した場合、サーバやルータ等の監視対象装置から障害メッセージが発せられ、この障害メッセージを基に障害の復旧予定時刻等を顧客に通知するインシデント管理業務が行われている。
このインシデント管理業務は、前記障害メッセージを障害監視装置が受信し、この障害監視装置からの報告を基にインシデント管理システムがインシデント情報(重要度、緊急度、発生時刻等)を登録し、この登録されたインシデントは、予め定義された業務フローに従ってワークフローシステム等を用いてサービスデスク要員が対応するものである。
このインシデント発生後は、一般的に、関係者への連絡/一次対応/原因究明/対策等の業務ステップが存在し、通常のデータセンタのインシデント管理業務においては、インシデント発生後の通報や一次対応までの時間をSLAとして定め、この対応時間を運用品質の定量的な指標として利用している。
このような状況において、サービスデスク要員が対応するインシデントが、何らかの原因で同時多発したり1インシデントの対応に長時間を要する場合に、対応遅延や対応漏れによる運用品質の低下が懸念され、SLAを維持できないという可能性があった。
尚、インシデント(incident)とは、一般に事件、出来事、ハプニングなどの意味を持つ英単語であって、本出願では、情報管理やシステム運用に関して保安上の脅威となる現象や事案(セキュリティインシデント)である障害のことを指し、例えばこうした事案としては、ウイルス感染や不正アクセス、情報漏洩、迷惑メール送信、サービス拒否攻撃(DoSアタック)などが含まれ、セキュリティ関連以外では、ソフトウェア製品などのユーザサポートや問い合わせ窓口などでの対応回数の単位のことを指すものである。
また、前記障害発生時のインシデント業務処理に関する技術が記載された文献としては、下記特許文献が挙げられ、この特許文献には、ルータやサーバ等の機器毎に定義された業務フローおよび業務ステップに対し、復旧(および対応)目標時間を定義し、これを経過した場合に、障害復旧時間の超過を通知することが記載されている。
特開2007−34353号公報
前述の特許文献記載の技術は、顧客の監視対象装置毎に個別に定義された業務フローにより、共通のサービスレベルに基づいた対応時間監視が実現できると考えられるが、インシデント対応業務においては、同一機器から発生したインシデントであっても、障害内容や発生時間・曜日や顧客毎のSLA情報(顧客毎の契約内容:例えば時刻帯による対応時間)により対応の優先度が異なるため、共通のサービスレベルを用いた対応時間監視では、顧客とのSLA契約条件を維持することが困難となると言う不具合があった。このため、サービスデスク要員は、インシデント発生元顧客/内容/時間帯により、個別に対応時間をチェックする必要があり、運用品質維持のためには、属人的な運用が排除できないという不具合もあった。
本発明の目的は、発生したインシデント情報及び顧客毎のSLA情報から、各インシデントの優先度を動的に変更させ、この優先度からサービス品質を低下させるインシデントを抽出・警告することによって、顧客毎に異なるSLAを定めた場合でも、インシデント管理業務の運用品質の維持を実現することができるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムを提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力とするインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備えるインシデント管理システムであって、
前記インシデント情報データベースが、
前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、該インシデント情報格納部に格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報を含む静的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを備え、
前記インシデント情報管理部が、
前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1工程と、
該第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を抽出する第2工程と、
前記第1工程で格納したインシデント情報のインシデントの滞留時間が、該第2工程により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを障害発生時刻情報を基に判定する第3工程と、
該第3工程において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4工程と、
前記第3工程において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を抽出する第5工程と、
前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第5工程で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6工程と、
該第6工程において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7工程と、
を実行することを第1の特徴とする。
また本発明は、前記特徴のインシデント管理システムにおいて、前記インシデント情報管理部が、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間を監視する経過時間監視部を備え、前記第6工程におけるインシデントの滞留時間が第5工程により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定することを第2の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のインシデント管理システムにおいて、前記インシデント情報管理部が、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を備え、前記第4工程及び第7工程により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信することを第3の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のインシデント管理システムにおいて、前記インシデント情報管理部が、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を備え、前記第4工程及び第7工程により優先度情報が更新されたインシデント情報の表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示することを第4の特徴とする。
更に本発明は、監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力とするインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備え、該インシデント情報データベースが、前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、該インシデント情報格納部に格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報を含む静的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを有するインシデント管理システムのインシデント管理方法であって、
前記インシデント情報管理部が、
前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1工程と、
該第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を抽出する第2工程と、
前記第1工程で格納したインシデント情報のインシデントの滞留時間が、該第2工程により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを障害発生時刻情報を基に判定する第3工程と、
該第3工程において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4工程と、
前記第3工程において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を抽出する第5工程と、
前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第5工程で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6工程と、
該第6工程において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7工程と、
を実行することを第5の特徴とする。
また本発明は、前記特徴のインシデント管理方法において、前記インシデント情報管理部に、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間を監視する経過時間監視部を設け、前記第6工程におけるインシデントの滞留時間が第5工程により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定することを第6の特徴とする。
また本発明は、前記特徴のインシデント管理方法において、前記インシデント情報管理部に、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を設け、前記第4工程及び第7工程により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信することを第7の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のインシデント管理方法において、前記インシデント情報管理部に、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を設け、前記第4工程及び第7工程により優先度情報が更新されたインシデント情報の表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示することを第8の特徴とする。
更に本発明は、監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力とするインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備え、該インシデント情報データベースが、前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、該インシデント情報格納部に格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報を含む静的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを有するインシデント管理システムのインシデント管理プログラムであって、
前記インシデント情報管理部に、
前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1機能と、
該第1機能により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を抽出する第2機能と、
前記第1機能で格納したインシデント情報のインシデントの滞留時間が、該第2機能により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを障害発生時刻情報を基に判定する第3機能と、
該第3機能において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4機能と、
前記第3機能において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1機能により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を抽出する第5機能と、
前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第5機能で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6機能と、
該第6機能において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7機能と、
を実現させることを第9の特徴とする。
また本発明は、前記特徴のインシデント管理プログラムにおいて、前記インシデント情報管理部が、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間を監視する経過時間監視部を備え、
該インシデント情報管理部に、
前記第6機能におけるインシデントの滞留時間が第5機能により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定することを第10の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のインシデント管理プログラムにおいて、前記インシデント情報管理部が、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を備え、
前記インシデント情報管理部に、
前記第4機能及び第7機能により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信する機能を実現させることを第11の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のインシデント管理プログラムにおいて、前記インシデント情報管理部が、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を備え、
前記インシデント情報管理部に、
前記第4機能及び第7機能により優先度情報が更新されたインシデント情報の表示部への表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示する機能を実現させることを第12の特徴とする。
本発明によるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムは、監視装置から受信したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を抽出し、該インシデント情報のインシデントの滞留時刻帯が、前記抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯に含まれるとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新優先度に更新し、前記抽出した動的監視定義情報の滞留帯に含まれないとき、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を抽出し、インシデント情報の滞留時間が、抽出した静的定義情報の滞留定義時間を超えるとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新優先度に更新し、前記優先度を更新したインシデント情報を顧客情報に対応して設定された保守員等の宛先に電子メールを発信する様に動作する。
以下、本発明によるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明によるインシデント経過時間監視方法及び同プログラムを実現するコンピュータシステムの概略構成を示す図、図2は本実施形態による動的監視定義情報及び静的監視定義情報の定義例を説明するための図、図3は、本実施形態によるインシデント経過時間監視方法の動作を説明するための図、図4は、本実施形態によるインシデント情報の一覧画面表示例を示す図、図5は、本実施形態によるインシデント経過時間監視動作のフローチャート図である。
[構成の説明]
本実施形態によるインシデント経過時間監視方法及び同プログラムを実現するコンピュータシステムは、図1に示す如く、各種業務処理を行うコンピュータである複数の監視対象装置2及び該複数の監視対象装置2の障害等を監視する障害監視装置3とから成るデータセンタ1と、該データセンタ1とインターネット通信回線網4を介して接続され、前記障害監視装置3からのインシデント情報を基に発生した障害に対応するための監視センタ5と、前記監視対象装置2とインターネット通信回線網4を介して接続され、各種業務等を操作するユーザ側の端末装置(図示せず)とから構成される。
前記監視センタ5は、前記障害監視装置3から送られるインシデント情報を入力としてインシデント(障害)の経過時間を監視し、ワークフローに従った障害対策業務を制御するインシデント情報管理部10と、前記前記障害監視装置3から送られるインシデント情報を格納するインシデント情報格納部21並びに本実施形態の特徴である静的監視定義情報格納部22及び動的監視定義情報記憶部23とを備えるインシデント情報データベース20と、前記インシデント情報管理部10にアクセスしてインシデントの監視並びに対応を行うための複数の運用端末6とから構成される。尚、前記運用端末6を用いた対策とは、例えば、障害の受け付け業務と、障害内容に応じて該運用端末6により対処可能なものは当該運用端末6を用いて対処し、保守員を派遣する必要がある場合は、予め設定された保守員のメールアドレス宛に当該インシデントの連絡並びに派遣依頼のメールを発する業務、前記対処結果を記録させる業務、顧客に障害に応じた報告を行う業務等が挙げられ、これら機能を行う機能部を含むものとする。
前記インシデント情報管理部10は、前記インシデント情報を前記障害監視装置3から入力するための障害情報入力部11と、現在時刻を計数するタイマーを含み、該障害情報入力部11により入力したインシデント情報の経過時間を監視する経過時間監視部12と、前記運用端末6を操作するオペレータの指示によってインシデント(障害)に対応する処理のワークフローを制御するワークフロー制御部13とを備える。
前記障害監視装置3から入力されるインシデント情報は、図3に示す、インシデント毎に一意に付与されたインシデントIDと、該インシデントの発生時刻と、顧客名と、当該インシデントに対応する業務の経過である業務ステップ名(例えば、受付−対策−報告の各ステップ)と、当該インシデントの緊急度/重要度/優先度と、その他インシデント内容等の各項目とから成り、前記障害監視装置3が各監視対象装置2からの各種情報を基に所定の規則(例えば、障害内容及び顧客対応並びに滞留時間毎に予め設定した「緊急度」や「重要度」を付与する規則)に従って作成し、監視センタ5に送信するものである。尚、図3に示したインシデント情報中には、「業務ステップ開始日時」及び「業務ステップ終了日時」の各欄を図示しているが、この各欄の情報は前記インシデント情報管理部10がインシデント情報を受け付けた後に付与されるものである。
前記インシデント情報データベース20は、インシデント情報管理部10の障害情報入力部11が入力した図3に示した形式のインシデント情報を格納するためのインシデント情報格納部21と、図2に示した顧客100毎の滞留時間101に対応した時間帯に係わらない変更後の優先度(「最高」「高」「中」「低」)102を格納する静的監視定義情報格納部22と、顧客103毎/対象業務ステップレベル104/緊急度105/重要度106/発生時刻帯107/滞留時間108に対応した変更後の優先度109を格納する動的監視定義情報記憶部23とを有する。例えば、図2に示す静的監視定義情報格納部22の顧客Aの滞留時間101が、業務ステップや緊急度や時間帯に係わらず、15分を経過したときには優先度102を「高」に変更する等の静的な変更条件が設定され、動的監視定義情報記憶部23の顧客Aの対象業務ステップ名104が「受付」、且つ緊急度105が「高」、且つ重要度106が「最高」のインシデント(障害)が、発生時間帯「平日の8:30から9:00」107内に発生したときには、優先度109を「最高」に変更する等の動的な変更条件が設定されている。
また前記静的監視定義情報格納部22及び動的監視定義情報記憶部23に設定した優先度の変更条件は、顧客毎に交わされたSLAの契約条件情報(例えば、顧客Aに対しては、時刻帯に係わらず15分以上、インシデントが滞留した場合は、優先度を「高」とし、図2に示した動的条件103〜106に合致したインシテントが平日の指定時刻帯107に発生した場合は、優先度109を「最高」とする契約内容の情報)に応じて予め設定されている。
[動作の説明]
次に本実施形態によるインシデント経過時間監視方法及びインシデント経過時間監視プログラムを採用したコンピュータシステムにおいて、図3(d)に示す如く、図1のコンピュータシステムの監視対象装置2に以下(a)〜(d)に挙げるインシデントが発生し、このインシデントにより障害監視装置3がインシデント情報を監視センタ5に送信したものとして説明する。
(a)インシデントID110:顧客Aの業務処理にインシデント(障害)が発生したことを時刻8:20に受け付け、8:25から対策を講じたインシデントであって、業務ステップが「対策」、緊急度が「低」、重要度が「低」。
(b)インシデントID111:顧客Aの業務処理にインシデント(障害)が発生したことを時刻8:35に受け付けたインシデントであって、業務ステップが「受付」、緊急度が「高」、重要度が「最高」。
(c)インシデントID112:顧客Bの業務処理にインシデント(障害)が発生したことを時刻8:45に受け付け、9:00から対策を講じたインシデントであって、業務ステップが「対策」、緊急度が「低」、重要度が「低」。
(d)インシデントID113:顧客Bの業務処理にインシデント(障害)が発生したことを時刻9:05に受け付け、9:10から対策を講じたインシデントであって、業務ステップが「対策」、緊急度が「中」、重要度が「中」。
上述のような複数のインシデント(a)〜(d)が発生した場合、本実施形態によるコンピュータシステムは、図5に示す如く、インシデント情報管理部10が、業務ステップ処理が完了していないインシデント情報(業務ステップの完了日時が定義されていない情報)を読み込むステップ401と、インシデント情報データベース20の動的監視定義情報記憶部23から図3(b)に示す動的監視定義情報を読み込むステップ402と、前記ステップ401により読み込んだインシデント情報の監視定義情報(「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」)と前記ステップ402により読み込んだ動的監視定義情報の監視定義情報とが合致するか否かを判定するステップ403とを実行することによって、入力したインデント情報の監視条件が動的監視条件に合致するか否か、即ち、「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」の組合せによる監視条件が予め定めた監視条件に合致するか否かを判定する。
次いで本システムは、前記ステップ403により動的な監視条件が合致すると判定したとき、インシデント情報の「業務ステップ開始時刻」とタイマーから得た現在時刻とから滞留時間を計算し、該滞留時間が動的監視定義情報の「滞留時間」を超えているか否かを判定し、超えていないと判定したときに処理を終了するステップ404と、該ステップ404により滞留時間が設定した滞留時間を超えていると判定したとき、インシデント情報の「優先度」を動的監視定義情報に設定された「優先度」に更新するステップ405を実行する。この「優先度」の更新とは、例えば図3(a)のインシデントID111のインシデント情報の監視定義情報(「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」)が、図3(c)に示す動的監視定義情報の最上段の監視条件と一致し、且つ滞留時間が10分を超えているため、インシデントID111のインシデント情報の優先度「低」を動的監視定義情報に設定した優先度「最高」に変更することである。
他方、前述のステップ403において動的な監視条件が一致しないと判定したとき、本システムは、静的監視定義情報格納部22から図3(b)に示す静的監視定義情報を読み込むステップ407と、前記ステップ401により読み込んだインシデント情報の監視定義情報(「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」)と前記ステップ407により読み込んだ静的監視定義情報の監視定義情報とが合致するか否かを判定し、合致しないと判定したときに処理を終了するステップ408と、該ステップ408において滞留時間が設定した滞留時間を超えていると判定したとき、インシデント情報の「優先度」を静的監視定義情報に設定された「優先度」に更新するステップ409を実行する。この「優先度」の更新とは、例えば図3(a)のインシデントID110のインシデント情報の監視定義情報(「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」の組合せ)が、図3(b)に示す静的監視定義情報の最上段の監視条件と一致し、滞留時間が15分を超えているため、インシデントID110のインシデント情報の優先度「低」を静的監視定義情報に設定した優先度「高」に変更することである。
ここで、本コンピュータシステムの運用端末6の操作画面は、図4に示したインシデント一覧画面の如く、インシデント管理システムにログインしたユーザ名が表示されるユーザ名欄300と、ログインしたユーザに処理が割り当てられ、ログインしたユーザに処理が割り当てられたインシデント情報が一覧表示される一覧欄302と、択一選択された一覧欄302のインシデント情報の業務ステップ処理を開始する業務ステップ処理開始ボタン欄301と、一覧欄302に表示されるインシデント情報の並び替えを設定するための並び替えドロップダウンボタン303とが表示され、前述のステップ405又は409により「優先度」が更新された場合、図のインシデントID110及び110に示す如く優先度が更新表示されると共に、優先度が更新されたインシデントは、経過時間監視により滞留しているインシデントとして優先度毎に表示色が変化し、処理が滞留していることを運用端末6の操作者に対して強調表示する様に動作する。
次いで本実施形態によるコンピュータシステムは、インシデント情報管理部10が、図5に示した前述のステップ405又は408によりインシデント情報の「優先度」を更新したインシデント情報を当該インシデントに予め登録した保守担当者等に当該インシデント状況をメール送信を行うステップ406又は410を実行して処理を終了することにより、障害監視装置3から報告されたインシデント情報を基に、顧客毎の契約条件に応じて予め変更後の「優先度」が設定された動的及び静的監視定義情報を基に、「優先度」を更新し、この更新した「優先度」のインシデント情報を保守担当者にメール等によって連絡することができる。
このように本実施形態によるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムは、監視センタ5のインシデント情報管理部10がデータセンタ1の障害監視装置3から報告されたインシデント情報を入力し、インシデント情報データベース20の静的監視定義情報格納部22及び動的監視定義情報記憶部23に格納された静的及び動的監視定義情報の監視条件(「顧客名」「対象業務ステップ名」「緊急度」「重要度」の組合せ)と合致するインシデント情報の「優先度」を、前記静的及び動的監視定義情報に予め設定したSLA契約条件に応じて優先度を更新し、運用端末6の操作者及び保守担当者に知らしめることができる。
本発明の一実施形態によるインシデント管理システム及び同管理方法並びに同管理プログラムを実現するコンピュータシステムの概略構成を示す図。 本実施形態による動的監視定義情報及び静的監視定義情報の定義例を説明するための図。 本実施形態によるインシデント管理方法の動作を説明するための図。 本実施形態によるインシデント情報の一覧画面表示例を示す図。 本実施形態によるインシデント管理方法動作のフローチャート図。
符号の説明
1:データセンタ、2:監視対象機器、3:障害監視装置、4:インターネット通信回線網、5:監視センタ、6:運用端末、10:インシデント情報管理部、11:障害情報入力部、12:経過時間監視部、13:ワークフロー制御部、20:インシデント情報データベース、21:インシデント情報格納部、22:静的監視定義情報格納部、23:動的監視定義情報格納部。

Claims (12)

  1. 監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力するインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備えるインシデント管理システムであって、
    前記インシデント情報データベースが、
    前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、前記顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報並びに該滞留時間定義情報に対応した更新後の優先度情報を含む動的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報並びに該滞留時刻定義情報に対応した更新後の優先度情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを備え、
    前記インシデント情報管理部が、
    前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1工程と、
    該第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を動的監視定義情報格納部から抽出する第2工程と、
    前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第2工程により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを、前記インシデント情報の障害発生時刻情報を基に判定する第3工程と、
    該第3工程において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4工程と、
    前記第3工程において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を静的監視定義情報格納部から抽出する第5工程と、
    前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、前記第5工程で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6工程と、
    該第6工程において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7工程と、
    を実行するインシデント管理システム。
  2. 前記インシデント情報管理部が、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間をタイマーにより監視する経過時間監視部を備え、前記第6工程におけるインシデントの滞留時間が第5工程により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定する請求項1記載のインシデント管理システム。
  3. 前記インシデント情報管理部が、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を備え、前記第4工程及び第7工程により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信する請求項1又は2記載のインシデント管理システム。
  4. 前記インシデント情報管理部が、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を備え、該表示部に、前記第4工程及び第7工程により優先度情報が更新されたインシデント情報の表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示する請求項1から3何れかに記載のインシデント管理システム。
  5. 監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力とするインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備え、該インシデント情報データベースが、前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、該インシデント情報格納部に格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報を含む静的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを有するインシデント管理システムのインシデント管理方法であって、
    前記インシデント情報管理部が、
    前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1工程と、
    該第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を動的監視定義情報格納部から抽出する第2工程と、
    前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第2工程により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを、前記インシデント情報の障害発生時刻情報を基に判定する第3工程と、
    該第3工程において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4工程と、
    前記第3工程において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1工程により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を静的監視定義情報格納部から抽出する第5工程と、
    前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、前記第5工程で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6工程と、
    該第6工程において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7工程と、
    を実行するインシデント管理方法。
  6. 前記インシデント情報管理部に、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間を監視する経過時間監視部を設け、前記第6工程におけるインシデントの滞留時間が第5工程により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定する請求項5記載のインシデント管理方法。
  7. 前記インシデント情報管理部に、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を設け、前記第4工程及び第7工程により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信する請求項5又は6記載のインシデント管理方法。
  8. 前記インシデント情報管理部に、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を設け、該表示部に、前記第4工程及び第7工程により優先度情報が更新されたインシデント情報の表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示する請求項5から7何れかに記載のインシデント管理方法。
  9. 監視対象装置の障害に関する顧客名情報と緊急度情報と重要度情報と優先度情報と障害発生時刻情報を含むインシデント情報を入力とするインシデント情報管理部と、顧客との契約に基づいて予め設定された滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報並びに前記滞留時間定義情報及び滞留時刻帯定義情報に対応した更新後の優先度情報を記憶するインシデント情報データベースとを備え、該インシデント情報データベースが、前記インシデント情報管理部に入力したインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、該インシデント情報格納部に格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時間定義情報を含む静的監視定義情報を格納する静的監視定義情報格納部と、前記インシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報との組合せに対応した滞留時刻帯定義情報を含む動的監視定義情報を格納する動的監視定義情報格納部とを有するインシデント管理システムのインシデント管理プログラムであって、
    前記インシデント情報管理部に、
    前記インシデント情報格納部にインシデント情報を格納する第1機能と、
    該第1機能により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する動的監視定義情報を動的監視定義情報格納部から抽出する第2機能と、
    前記第1機能により格納したインシデント情報の滞留時間が、該第2機能により抽出した動的監視定義情報の滞留時刻帯定義情報に定義した滞留時刻帯か否かを、前記インシデント情報の障害発生時刻情報を基に判定する第3機能と、
    該第3機能において滞留時刻帯であると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記動的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第4機能と、
    前記第3機能において滞留時刻帯でないと判定したとき、前記第1機能により格納したインシデント情報の顧客名情報と緊急度情報と重要度情報とが合致する静的監視定義情報を静的監視定義情報格納部から抽出する第5機能と、
    前記第1工程により格納したインシデント情報の滞留時間が、前記第5機能で抽出した静的監視定義情報の滞留時間定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを判定する第6機能と、
    該第6機能において滞留時間を超えると判定したとき、前記インシデント情報の優先度情報の優先度を前記静的監視定義情報に含まれる更新後優先度に更新する第7機能と、
    を実現させるためのインシデント管理プログラム。
  10. 前記インシデント情報管理部が、インシデント情報に含まれる障害発生時刻情報の時刻からの経過時間を監視する経過時間監視部を備え、
    該インシデント情報管理部に、
    前記第6機能におけるインシデントの滞留時間が第5機能により抽出した静的監視定義情報に定義した滞留時間を超えるか否かを、前記経過時間監視部からの経過時間を基に判定する請求項9記載のインシデント管理プログラム。
  11. 前記インシデント情報管理部が、電子メールの宛先情報を格納し、インシデント情報の顧客情報に対応して設定された宛先に電子メールを発信するメール送信部を備え、
    前記インシデント情報管理部に、
    前記第4機能及び第7機能により優先度情報を更新したインシデント情報を前記メール送信部が前記設定された宛先に電子メール送信する機能を実現させるための請求項9又は10記載のインシデント管理プログラム。
  12. 前記インシデント情報管理部が、複数のインシデント情報のリストを表示する表示部を備え、
    前記インシデント情報管理部に、
    前記第4機能及び第7機能により優先度情報が更新されたインシデント情報の該表示部への表示色を更新されないインシデント情報の表示色と異なる色により表示する機能を実現させるための請求項9から11何れかに記載のインシデント管理プログラム。
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