JP2019004350A - アラーム通知システム及びアラーム通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】産業用のアラーム通知システムにおいて、状況に応じて動的にアラームを受信する端末を変更できるようにする。【解決手段】アラーム対象事象の発生に基づいて、アラームを生成する通知配信サーバ2210と、通知配信サーバ2210が生成したアラームの配信先を決定し、決定した配信先にアラームを送信するメッセージブローカー2220と、メッセージブローカー2220とアクセスポイントを経由して無線接続され、メッセージブローカー2220が送信するアラームを受信する通知受信クライアント1610とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アラーム通知システム及びアラーム通知方法に関する。
産業システムの製造ラインなどの設備において、異常が発生した場合に、その異常の発生をアラームとして保守担当者に通知することが従来から行われている。アラームとして通知する内容としては、異常が発生した事実や、発生した異常に関する情報がある。
従来の産業システムに適用されるアラーム通知システムは、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された技術は、監視装置が監視対象の異常を検出した際に、監視装置から保守担当者が持つ保守端末に対して電子メールを送信することで、アラームの通知を行うものである。アラームに含まれる情報の中には、監視装置が持ち、ハイパーリンクとして提供されるWEB(World Wide Web)サーバ機能のURL(Uniform Resource Locator)が含まれる。
電子メールを受信した保守端末は、通知されたURLから監視装置にアクセスすることで、異常に関する情報の表示や監視対象の制御などを行うことが可能となる。アラームの通知先となる保守端末は、異常の内容によって決定される。そして、当該保守端末へのアラームの通知から一定時間経過しても応答がない場合には再通知が行われる。
特許文献1に記載される技術は、予め異常の内容毎にアラームの通知先となる保守端末を決めるようにしているが、このような技術以外にも、例えば、保守担当者が持つ保守端末の位置情報を基に、電子メールを送信する保守端末を選択する方法も提案されている。
また、保守担当者が使用する保守端末として、眼鏡型のウェアラブル端末を使用して、保守担当者の視野内に直接、当該異常の内容などを表示させることが考えられている。
特開2003−5827号公報
産業システムの製造ラインにおいて、製造中に発生した異常を即座に保守担当者に対して通知し対策を促す手段として、保守担当者が持つ携帯端末などに対してアラームの通知を行うシステムが有用である。ここで、異常とは単純な製造ラインで稼動する生産設備の停止だけでなく、製品への部品圧着時の圧力不足や、目視検査時の製品落下など、製品を製造する過程で発生する、製品を不良品と判断する原因となるあらゆる事象を含む。
一方で、産業システムの製造ラインでアラーム通知を行う場合、次の要件1,2,3を満たすことが重要である。
[要件1]保守担当者が実行中の作業を中断させずに、アラーム通知を受信して確認できるようにする、いわゆるハンズフリーを行う必要がある。
[要件2]保守担当者が受信するアラームを端末毎に動的に設定可能とする必要がある。
[要件3]保守担当者への通知はリアルタイムに行われる必要がある。
これらの3つの要件の内で、上記[要件1]は、保守担当者の安全性を担保するための要件である。[要件2]は、保守担当者の役職や担当範囲により対処すべき異常の内容が異なるため、あるいはその日の作業量や従事する製造ラインに応じて利用する端末の台数も変わるために必要とされる要件である。例えば、1人の保守担当者が2つの製造ラインの保守を担当する場合もあれば、1つの製造ラインを2人の保守担当者が担当し、1人は生産設備の異常処理担当、もう1人は製品検査の異常処理担当となる場合もある。このように、どの端末でどのアラームを受け取るべきかが状況によって異なるため、各保守担当者がそれぞれの端末に対して、どのアラームを受信するのかを設定可能とする必要がある。
さらに、[要件3]は、不良の可能性のある製品の生産を最小限に抑えるための要件である。産業システムの製造ラインは多くの工程が自動化され、連続的に動作することにより大量生産を実現している。したがって、例えば生産設備に異常が発生したまま製品を製造し続けることは、その間に製造された製品への追加検査や破棄などの対応が必要となるため、生産コストを押し上げる要因となる。そのため、保守担当者への通知はリアルタイムに行われる必要がある。
これらの要件に対し、例えば[要件1]のハンズフリー要求に対しては、保守端末として、眼鏡型のウェアラブル端末を適用することで満たすことができる。しかしながら、現在実用化されている眼鏡型のウェアラブル端末は、通常の眼鏡よりもサイズが大型で重量もあり、装着感が良好とは言えない。したがって、現状では、アラーム通知のために、保守担当者に眼鏡型のウェアラブル端末を常時装着させることは、好ましいとは言えない。
また、[要件2]については、例えば特許文献1に記載されるように、予め異常の内容毎にアラームの通知先となる保守端末を決め、その通知先となる保守端末を決めるための管理が適正にできれば、対応可能である。しかしながら、実際には、上述したように、その日の作業量や従事する製造ラインに応じて利用する端末の台数も変わるため、一日毎に通知する保守端末を変更する必要があり、対応するためには通知端末の変更作業に非常に手間がかかるという問題がある。
さらに、[要件3]のリアルタイム性について、例えば特許文献1に記載された技術では、電子メールでリアルタイムにアラームの通知を行い、その通知した端末から一定時間応答が無い場合は別の宛先に電子メールを送信するようにしている。したがって、最初に電子メールを送信した端末で保守担当者が通知内容をすぐに確認できる場合には問題ないが、最初の電子メールが届いていない場合には対応が遅れてしまう。特に、産業システムの製造ラインでは金属製の生産設備が数多く作動しており、ノイズの多い低品質な電波環境となるため、製造ラインにいる保守担当者が所持する端末に、電子メールが届かないことが起こり得る。
このように従来のアラーム通知システムでは、上述した3つの要件を満たしたものは存在しなかった。
本発明の目的は、状況に応じて動的にアラームを受信する端末を変更することができる、アラーム通知システム及びアラーム通知方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、アラーム対象事象の発生に基づいて、アラームを生成する通知配信サーバと、通知配信サーバが生成したアラームの配信先を決定し、決定した配信先にアラームを送信するメッセージブローカーと、メッセージブローカーとアクセスポイントを経由して無線接続され、メッセージブローカーが送信するアラームを受信する通知受信クライアントと、を備える。
本発明によれば、状況に応じて動的に受信するアラームを変更可能なアラーム通知システムが実現でき、例えば低品質な電波環境である産業システムの製造ラインに適用して、適切なアラームの通知ができるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例によるシステム全体の構成図である。 本発明の第1の実施の形態例によるシステム全体の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例による通知配信サーバ及びメッセージブローカーの例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態例によるウェアラブル端末の例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態例によるスマートフォンの例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態例によるマスタ情報を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例によるクライアント情報を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例による利用者情報を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例によるシステム立ち上げ時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例による利用設定時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例による業務開始時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例による異常発生時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例による無線ネットワーク切断時及び業務終了時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態例によるシステム全体の構成図である。 本発明の第2の実施の形態例による通知配信サーバ及びメッセージブローカーの例を示す構成図である。 本発明の第2の実施の形態例によるウェアラブル端末の例を示す構成図である。 本発明の第2の実施の形態例によるマスタ情報を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例によるクライアント情報を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例によるシステム立ち上げ時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態例による利用設定時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態例による業務開始時の処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態例による異常発生時の処理例を示すシーケンス図である。
<1.第1の実施の形態例>
以下、本発明の第1の実施の形態例を、図1〜図13を参照して説明する。
[1−1.システム全体の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態例のアラーム通知システムの物理構成図である。図1に示す例は、アラーム通知システムを、産業システムの製造ラインに適用した場合の例である。
工室1000には、生産ライン1100(1100a:Aライン〜1100b:Bライン)が存在し、各ラインの生産設備には設備の異常を検出することのできるインテリジェントカメラ1400(1400a〜1400f)が取り付けられている。インテリジェントカメラ1400は、監視対象の設備を撮影して、その撮影した画像から、設備の異常の有無を判断して、異常有りの場合にアラームを出力するアラーム出力部1410(図2)を備える。
インテリジェントカメラ1400で検出した異常に対処する人員として、ライン毎に1人の保守担当者1500(1500a〜1500b)が存在し、また、保守担当者1500を統括する目的で保守責任者1300が工室に1人存在する。保守担当者1500及び保守責任者1300は腕時計型のウェアラブル端末1600(1600a〜1600c)を身に着けており、当該端末1600は工室に取り付けられたアクセスポイント1200を通じて無線通信を行う。ウェアラブル端末1600は、後述する通知受信クライアント1610(図2)として機能する。
サーバールーム2000には、スマートフォン2100及び計算機2200が設けられている。なお、スマートフォン2100はウェアラブル端末1600とペアリングされている。スマートフォン2100には、保守ソフトウェア2110(図2)が実装されている。図1では、スマートフォン2100はサーバールーム2000に存在する例を示すが、例えば保守責任者1300や保守担当者1500が所持してもよい。計算機2200は、後述する通知配信サーバ2210及びメッセージブローカー2220(図2)として機能する。
アクセスポイント1200、インテリジェントカメラ1400、及び計算機2200は有線ネットワーク3000へ接続され、アクセスポイント1200を利用するウェアラブル端末1600を含め、これらは相互に通信可能になっている。
図2は、アラーム通知システムの機能を示したブロック図である。
計算機2200は、通知配信サーバ2210及びメッセージブローカー2220として機能する。また、ウェアラブル端末1600は、通知受信クライアント1610として機能する。さらに、スマートフォン2100には、保守ソフトウェア2110が実装されている。
通知配信サーバ2210は、主題決定部2212、マスタ情報保持部2213、クライアント情報保持部2211、及びブローカー接続情報保持部2214を持つ。
主題決定部2212は、受信したアラームの説明情報である主題を決定する。
マスタ情報保持部2213は、主題を構成する要素の集合であるマスタ情報を保持する。本実施の形態例では、マスタ情報は、例えば図6に示すように、ライン名称の一覧表100から構成される。
クライアント情報保持部2211は、通知受信クライアント1610が受信するアラームの主題の構成要素に関する情報であるクライアント情報を保持する。本実施の形態例では、クライアント情報は、例えば図7に示すように、ライン名称と通知受信クライアントを一意に示すクライアントIDとの対応表200として構成される。
ブローカー接続情報保持部2214は、メッセージブローカー2220への接続情報であるブローカー接続情報を保持する。
なお、図6及び図7に示す情報(テーブル)の詳細については後述する。
メッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221、配信先決定部2222、配信情報保持・再送部2223、配信情報保持部2224、及び切断検出部2225を備える。
利用者情報保持部2221は、メッセージブローカー2220の利用者が受信する配信情報の主題と利用者への接続情報を保持する。ここで、配信情報の主題と利用者への接続情報を合わせて「利用者情報」という。利用者情報は、例えば図8に示すように、利用者が受信する配信情報の主題と利用者のIPアドレスの対応表により示される。図8に示す利用者情報の詳細については後述する。
配信先決定部2222は、配信情報の配信先を決定する。
配信情報保持・再送部2223は、配信情報を保持し、必要に応じて配信情報を再送する。
配信情報保持部2224は、実際の配信情報を保持する。
切断検出部2225は、通知受信クライアント1610とメッセージブローカー2220とのネットワーク接続が切断されたことを検出する。なお、本システムでは、運用中は通知受信クライアント1610が常時メッセージブローカー2220とネットワーク接続を行う。したがって、切断検出部2225が無線接続の切断を検出する状態は、例えばウェアラブル端末1600がアクセスポイント1200からの電波が届かない場所に移動した場合や、ウェアラブル端末1600が電池切れなどで電源オフになった場合が想定される。
通知受信クライアント1610は、アラーム保持部1611、マスタ情報保持部1612、クライアント情報保持部1613、及びブローカー接続情報保持部1614を備える。
アラーム保持部1611は、メッセージブローカー2220から送信されたメッセージを保持する。
マスタ情報保持部1612は、主題を構成する要素の集合であるマスタ情報を保持する。
クライアント情報保持部1613は、通知受信クライアント1610が受信するアラームの主題の構成要素であるクライアント情報を保持する。
ブローカー接続情報保持部1614は、メッセージブローカー2220への接続情報であるブローカー接続情報を保持する。
保守ソフトウェア2110は、通知受信クライアント1610へ何らかの入力を行う場合に使用する入力部2111を持つ。この入力部2111は、通知受信クライアント1610への入力を行うものとして機能する。なお、スマートフォン2100が保守ソフトウェア2110を実行する際には、スマートフォン2100とウェアラブル端末1600とを無線接続する。この場合、スマートフォン2100とウェアラブル端末1600とは、後述する近距離無線モジュール2106(図5)を用いて無線通信を行う。近距離無線モジュール2106としては、例えばBluetooth(登録商標)を使用し、予めペアリングした相手とのみ通信を行う。
[1−2.各装置の詳細構成]
図3は、通知配信サーバ2210及びメッセージブローカー2220として機能する計算機2200の構成を示す。
計算機2200は、ハードウェアとして、主記憶部2201、プロセッサ2203、有線LANモジュール2204、及び二次記憶部2205を持つ。通知配信サーバ2210とメッセージブローカー2220は、主記憶部2201に存在する動作プロセス郡2202の中のプロセスとして実現され、プロセッサ2203により動作する。
通知配信サーバ2210とメッセージブローカー2220が利用する情報であるマスタ情報及びブローカー接続情報は、マスタ情報保持部2213及びブローカー接続情報保持部2214に保持される。これらマスタ情報保持部2213及びブローカー接続情報保持部2214は、二次記憶部2205に置かれ、必要に応じてプロセッサ2203により主記憶部2201の各プロセスの領域に読み込まれる。

それ以外の構成要素は、全て主記憶部2201における各プロセスの領域に置かれる。また、通知配信サーバ2210とメッセージブローカー2220が外部と通信を行う場合は、有線LANモジュール2204を用いる。
図4は、ウェアラブル端末1600の構成を示す。
ウェアラブル端末1600は、ハードウェアとして、主記憶部1601、タッチパネル式ディスプレイ1603、プロセッサ1604、無線LANモジュール1605、近距離無線モジュール1606、及び二次記憶部1607を持つ。
通知受信クライアント1610は主記憶部1601に存在する動作プロセス群1602の中のプロセスとして実現され、プロセッサ1604により動作する。通知受信クライアント1610が利用する不揮発性の情報を保持するマスタ情報保持部1612、クライアント情報保持部1613、ブローカー接続情報保持部1614は二次記憶部1607に置かれる。そして、これらの情報は、必要に応じてプロセッサ1604により主記憶部1601における通知受信クライアント1610のプロセスの領域に読み込まれる。それ以外の構成要素は全て主記憶部1601における通知受信クライアント1610のプロセスの領域に置かれる。
また、通知受信クライアント1610が外部と通信する場合は、無線LANモジュール1605が用いられる。但し、ペアリングされたスマートフォン2100と通信する場合は、近距離無線モジュール1606が用いられる。さらに、通知受信クライアント1610が利用者からの入力を受け付ける場合は、タッチパネル式ディスプレイ1603が用いられる。
図5はスマートフォン2100の構成を示す図である。
スマートフォン2100は、ハードウェアとして、主記憶部2101、タッチパネル式ディスプレイ2103、プロセッサ2104、無線LANモジュール2105、近距離無線モジュール2106、二次記憶部2107を持つ。
保守ソフトウェア2110は、主記憶部2101に存在する動作プロセス群2102の中のプロセスとして実現され、プロセッサ2104により動作する。保守ソフトウェア2110の構成要素は全て主記憶部2101における保守ソフトウェア2110のプロセスの領域に置かれる。また、保守ソフトウェア2110がペアリングされたウェアラブル端末1600と通信する場合は、近距離無線モジュール2106が用いられる。さらに、保守ソフトウェア2110が利用者からの入力を受け付ける場合は、タッチパネル式ディスプレイ2103が用いられる。
[1−3.情報の具体例]
次に、通知配信サーバ2210及びメッセージブローカー2220が保持する情報の例について説明する。
図6は、通知配信サーバ2210のマスタ情報保持部2213が保持する情報である、ライン名称の一覧表100を示すテーブルである。ここでは、AラインとBラインの2つのライン名称の情報を持つ。
図7は、通知配信サーバ2210のクライアント情報保持部2211が保持するクライアント情報200を示すテーブルである。
クライアント情報200としては、ライン名称ごとに、通知を行うクライアントIDの情報を持つ。図7の例では、Aラインとして、クライアント1(要素210a)及びクライアント3(要素210c)の情報を持ち、Bラインとして、クライアント2(要素210b)及びクライアント3(要素210c)の情報を持つ。
図8は、メッセージブローカー2220の利用者情報保持部2221が保持する利用者情報300を示すテーブルである。
利用者情報300は、利用者が受信する配信情報の主題と利用者のIPアドレスの対応表であり、それぞれの主題ごとに、配信先のIPアドレスを持つ。例えば、「/クライアント接続」として、通知配信サーバ2210のIPアドレス310を持ち、「/クライアント切断」についても、通知配信サーバ2210のIPアドレス310を持つ。また、「/マスタ配信」の情報として、それぞれのクライアント1,2,3のIPアドレス330a,330b,330cを持つ。さらに、「/Aライン」として、クライアント1,3のIPアドレス340a,340cを持ち、「/Bライン」として、クライアント2,3のIPアドレス340b,340cを持つ。
[1−4.動作例]
以下、システム立ち上げ時、利用設定時、業務開始時、異常検出時、無線ネットワーク切断時、業務終了時のフェーズに分けて、本実施の形態例におけるアラーム通知システムの動作について説明する。
[1−4−1.システム立ち上げ時]
図9は、システム立ち上げ時の動作を示すシーケンス図である。
通知配信サーバ2210は、主題「マスタ配信」、及び「受信登録時配信フラグ」を付加してマスタ情報をメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS11)。メッセージブローカー2220は、受信したマスタ情報に「受信登録時配信フラグ」が付加されているため、配信情報保持・再送部2223によりマスタ情報を配信情報保持部2224へ保存する(ステップS12)。
通知配信サーバ2210は、メッセージブローカー2220に対して主題「通知受信クライアント接続」、及び「通知受信クライアント切断」を受信登録する(ステップS13)。メッセージブローカー2220は要求された受信登録情報を利用者情報保持部2221に保存する(ステップS14)。これにより、図8に示す要素310,320が、メッセージブローカー2220に登録される。
[1−4−2.利用設定時]
図10は、利用設定時の動作を示すシーケンス図である。
ウェアラブル端末1600を使用する保守担当者1500及び保守責任者1300は、保守ソフトウェア2110の入力部2111を通じて通知受信クライアント1610のブローカー接続情報保持部1614のブローカー接続情報を編集する(ステップS21)。但し、前回利用時からブローカー接続情報に変更がない場合には、編集する必要はない。
通知受信クライアント1610は、メッセージブローカー2220に対して主題「マスタ配信」を受信登録する(ステップS22)。メッセージブローカー2220は、要求された受信登録情報を利用者情報保持部2221に保存する(ステップS23)。具体的には、図8における要素330a〜330cが保存される。
次に、メッセージブローカー2220はシステム立ち上げ時の処理で通知配信サーバ2210から送信された、「マスタ配信」の主題に対して「受信登録時配信フラグ」が付加されたマスタ情報が配信情報として保存されているため、通知受信クライアント1610へマスタ情報を送信する(ステップS24)。通知受信クライアント1610は、受信したマスタ情報をマスタ情報保持部1612に保存する。マスタ情報保持部1612に保持されたマスタ情報は、ウェアラブル端末1600のタッチパネル式ディスプレイ1603に表示される。このとき表示するマスタ情報は、例えば図6に示すようなライン名称の一覧の情報である。
ウェアラブル端末1600を使用する保守担当者1500及び保守責任者1300は、表示されたマスタ情報からライン名称を選択する(ステップS25)。通知受信クライアント1610は、選択されたライン名称を、通知受信クライアントを一意に識別するクライアントIDと共に、クライアント情報保持部1613がクライアント情報として保存する。具体的には、図7に示す要素210a〜210cが、それぞれのウェアラブル端末1600で保存される。
[1−4−3.業務開始時]
図11は、業務開始時の動作を示すシーケンス図である。
通知受信クライアント1610は、主題「クライアント接続」を付加してクライアント情報保持部1613が保持したクライアント情報(図7)をメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS31)。メッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221を走査し、主題「クライアント接続」が受信登録されているか否かを調べる(ステップS32)。ここでは、システム立ち上げ時に通知配信サーバ2210が受信登録しているため、クライアント情報を通知配信サーバ2210へ送信する(ステップS33)。通知配信サーバ2210は、受信したクライアント情報をクライアント情報保持部2211へ保存する(ステップS34)。したがって、クライアント情報保持部2211には、全ての通知受信クライアント1610のクライアント情報、すなわち図7における要素210a〜210cが保存される。
また、通知受信クライアント1610は、主題「通知受信クライアント切断」、及び「切断時配信フラグ」を付加してクライアント情報をメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS35)。メッセージブローカー2220は、「切断時配信フラグ」が付加されているため、配信情報保持・再送部2223により、受信したクライアント情報を配信情報保持部2224へ保存する(ステップS36)。
さらに、通知受信クライアント1610は、メッセージブローカー2220に対して、クライアント情報を基に、主題「/ライン名称」を受信登録する(ステップS37)。メッセージブローカー2220は、要求された受信登録情報を利用者情報保持部2221に保存する(ステップS38)。ここでは、図8における要素340a〜340cが保存される。
[1−4−4.異常発生時]
図12は、異常発生時の動作を示すシーケンス図である。
製造ラインを監視するインテリジェントカメラ1400は、異常発生を検知して、アラームを通知配信サーバ2210へ送信する(ステップS41)。通知配信サーバ2210は、主題決定部2212によりアラームがどのラインで発生したかを判断し、当該ラインのアラームを受信する通知受信クライアントがクライアント情報保持部2211に保存されているかを調べる(ステップS42)。ここで、当該ラインのアラームを受信する通知受信クライアント1610が保存されている場合には、アラーム配信先決定処理で決定した配信先に、主題「/ライン名称」を付加してアラームをメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS43)。このようにして、通知配信サーバ2210からメッセージブローカー2220に、通知配信処理が行われる。
メッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221の利用者情報を走査し、主題「/ライン名称」が受信登録されているかを調べ、アラーム配信先決定処理を行う(ステップS44)。ここでは、先に説明した業務開始時に、特定の通知受信クライアント1610が受信登録しているため、アラームを該当する通知受信クライアント1610へ送信する(ステップS45)。通知受信クライアント1610は、受信したアラームをアラーム保持部1611が保持し、アラーム情報として利用者へ提示する(ステップS46)。例えば、ウェアラブル端末1600のタッチパネル式ディスプレイ1603に、異常のあるライン名が表示される。
[1−4−5.無線ネットワーク切断時]
図13は、無線ネットワーク切断時及び業務終了時の動作を示すシーケンス図である。
無線ネットワーク切断時には、メッセージブローカー2220の切断検出部2225が、通知受信クライアント1610との切断を検出する(ステップS51)。このとき、メッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221の利用者情報から、切断された通知受信クライアント1610の受信登録情報を削除する(ステップS52)。
さらに、ここでは「クライアント切断」の主題に対して「切断時配信フラグ」が付加されたクライアント情報が配信情報保持部2224に保存され、かつシステム立ち上げ時に通知配信サーバ2210が主題「クライアント切断」を受信登録している。したがって、メッセージブローカー2220は、通知配信サーバ2210へ削除されたクライアント情報を送信する(ステップS53)。
この情報を受信した通知配信サーバ2210は、クライアント情報保持部2211が保持したクライアント情報から、受信したクライアント情報と同一の情報を削除する(ステップS54)。
業務終了時については、図13のステップS51での無線ネットワーク切断検出が、業務終了に基づいた無線ネットワーク切断検出になる。そして、図13に示す無線ネットワーク切断時と同様に、ステップS52〜S54の処理が実行される。
以上説明した第1の実施の形態例のアラーム通知システムによると、異常発生時に、その異常発生のアラームが、確実かつ迅速に、異常が発生したラインの保守責任者1300及び保守担当者1500が装着したウェアラブル端末1600に届く。ウェアラブル端末1600は、作業を中断することなく表示を確認できるため、ハンズフリーでアラームを確認できるようになる。
また、第1の実施の形態例のアラーム通知システムによると、受信するアラーム種別の事前設定が不要となり、状況に応じて動的に受信するアラームを変更可能な、アラーム通知システムが実現される。すなわち、利用設定でアラームを受信する通知受信クライアント1610を登録することができ、常に必要な通知受信クライアント1610にアラームを送信できるようになる。
さらに、メッセージブローカー2220は、通知受信クライアント1610との接続切断を検出して、無線接続が切断された通知受信クライアント1610に対してアラーム通知を行うことを阻止できる。したがって、アラームを通知できない状況がメッセージブローカー2220で分かり、状況に応じてアラームを受信するウェアラブル端末1600を動的に変更するなどの対処ができ、ウェアラブル端末1600に確実にリアルタイムでアラームを通知できるようになる。
<2.第2の実施の形態例>
次に、本発明の第2の実施の形態例を、図14〜図22を参照して説明する。図14〜図22において、第1の実施の形態例で説明した図1〜図13と同一の箇所には同一符号を付し、重複説明は省略する。
先に説明した第1の実施の形態例では、アラームの説明情報である主題としてアラームが発生したライン名称を用い、さらに同じ主題を受信する全てのウェアラブル端末1600に対して同時にアラームの通知を行うものであった。これに対し、第2の実施の形態例では、ライン名称だけでなく、発生した異常の分類も主題として扱い、かつ優先度によりアラームの通知を行う順序を選択できるようにした。
[2−1.システム全体の構成]
図14は、本実施の形態例における、アラーム通知システムの機能構成図である。
通知配信サーバ2210は、通知受信クライアント1610から受け取った応答情報を保持する応答情報保持部2215、及び受信したアラームの履歴であるアラーム情報を保持するアラーム情報保持部2116を持つ。その他の構成については、図2に示すアラーム通知システムと同様に構成する。
[2−2.各装置の詳細構成]
図15は、図14における計算機2200の構成を示す。
通知配信サーバ2210が利用するアラーム情報(インテリジェントカメラ1400が生成するアラーム)は、二次記憶部2205のアラーム情報保持部2216に保持される。このアラーム情報は、プロセッサ2203の処理で、主記憶部2201における通知配信サーバ2210の領域へ書き込まれる。
図16は、図14におけるウェアラブル端末1600の構成を示す。
通知受信クライアント1610が利用する応答情報は、主記憶部1601における通知受信クライアント1610のプロセスの領域の応答情報保持部1615に記憶される。
[2−3.情報の具体例]
次に、通知配信サーバ2210及びメッセージブローカー2220に保持される情報の例について説明する。
図17は、本実施の形態例でのマスタ情報保持部2213が保持するマスタ情報を示す。ここでは、図17に示すように、ライン名称の一覧表410、異常分類の一覧表420、及び、保守を行う役職の名称と、アラームの通知を行う通知優先度との対応表430から構成される。異常分類の一覧表420では、設備異常と、検査異常の2つの分類を持つ。対応表430では、保守担当者が通知優先度1、保守責任者が通知優先度2になる。
図18は、本実施の形態例でのクライアント情報保持部2211が保持するクライアント情報を示す。
ここでは、クライアント情報は、ライン名称、異常分類、通知優先度、及び通知受信クライアントを一意に示すクライアントIDとの対応表500として構成される。
[2−4.動作例]
次に、図19〜図22のシーケンス図を参照して、アラーム通知システムの動作について説明する。
図19〜図22のシーケンス図において、第1の実施の形態例の図9〜図12で説明した処理動作と同じ処理動作には同一のステップ番号を付与する。
図19は、システム立ち上げ時の動作を示すシーケンス図である。
システム立ち上げ時には、通知配信サーバ2210がステップS13′にメッセージブローカー2220に対して受信登録する主題は、「クライアント接続」、「クライアント切断」及び「クライアント応答」とする。メッセージブローカー2220は、要求された受信登録情報を利用者情報保持部2221に保存する(ステップS14)。
図20は、利用設定時の動作を示すシーケンス図である。
利用設定時には、ステップS25′において、保守担当者1500及び保守責任者1300は、ウェアラブル端末1600により、マスタ情報保持部1612が保持したマスタ情報よりライン名称、異常分類、及び自身の役職名称を選択する。通知受信クライアント1610は、選択されたライン名称、異常分類、役職名称に対応する通知優先度、及び通知受信クライアントを一意に識別するIDを、クライアント情報として保存する。このクライアント情報は、ウェアラブル端末1600のクライアント情報保持部1613に保持される。
図21は、業務開始時の動作を示すシーケンス図である。
業務開始時には、通知受信クライアント1610は、メッセージブローカー2220に対して、クライアント情報保持部1613が保持したクライアント情報を基に、主題「/ライン名称/異常分類/通知優先度/クライアントID」を受信登録する(ステップS37′)。メッセージブローカー2220は、要求された受信登録情報を利用者情報保持部2221に保存する(ステップS38′)。
図22は、異常発生時の動作を示すシーケンス図である。
製造ラインを監視するインテリジェントカメラ1400は、異常発生を検知して、アラームを通知配信サーバ2210へ送信する(ステップS41′)。このとき、通知配信サーバ2210は、受信したアラームを一意に識別できるアラームIDを付加し、アラーム情報保持部2216へ保存する。また、アラームがどのラインで発生したどの異常分類に該当するかを判断し、当該ラインの当該異常分類のアラームを受信する通知受信クライアント1610がクライアント情報保持部2211に保存されているか否かを調べる(ステップS42′)。ここで、当該ラインの当該異常分類のアラームを受信する通知受信クライアント1610が保存されている場合には、その中で一番通知優先度の高い通知受信クライアントの情報を用いて、主題「/ライン名称/異常分類/通知優先度/クライアントID」を付加してアラームをメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS43′)。
メッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221の利用者情報を走査し、主題「/ライン名称/異常分類/通知優先度/クライアントID」が受信登録されているか否かを調べる(ステップS44′)。ここでは、先に説明した業務開始時に、通知受信クライアント1610が受信登録しているため、アラームを通知受信クライアント1610へ送信する(ステップS45′)。通知受信クライアント1610は、受信したアラームを利用者へ提示する(ステップS46′)。例えば、ウェアラブル端末1600のタッチパネル式ディスプレイ1603に、異常のあるライン名や異常分類が表示される。
さらに、アラームとして利用者へ提示すると同時に、通知受信クライアント1610は、対応可能または対応不可能の入力を、タッチパネル操作などで受け付け、応答情報保持部1615に保持させる応答情報を作成する。この応答情報保持部1615が応答情報を登録すると、通知受信クライアント1610は、主題「クライアント応答」、及びアラームに付加されているアラームIDを付加して応答情報をメッセージブローカー2220へ送信する(ステップS46)。応答情報を受信したメッセージブローカー2220は、利用者情報保持部2221を走査し、主題「クライアント応答」が受信登録されているかを調べる(ステップS47)。ここでは、システム立ち上げ時に通知配信サーバ2210が受信して登録しているため、応答情報を通知配信サーバ2210へ送信する(ステップS48)。
通知配信サーバ2210は、受信した応答情報を応答情報保持部2215に保持する。そして、通知配信サーバ2210は、応答情報保持部2215が保持した応答情報の内容を確認する(ステップS49)。ここで、応答情報が対応可であれば処理を終了する。
また、応答情報が対応不可であった場合には、ステップS42′からステップS49までの処理が繰り返される。すなわち、応答情報に付加されているアラームIDを基に、アラーム情報保持部2216に保持されたアラーム情報を取得する。さらに、主題決定部2212によりアラームがどのラインで発生したか、どの異常分類に相当するかを判断し、当該ラインの当該異常分類のアラームを受信する通知受信クライアント1610がクライアント情報保持部2211に保存されているかを調べる。
そして、アラームを受信する通知受信クライアント1610が保存されている場合には、その中で前回送信時の次に優先度の高い通知受信クライアント1610の情報を基に、主題「/ライン名称/異常分類/通知優先度/クライアントID」を付加してアラームをメッセージブローカー2220へ送信する。次に高い優先度の通知受信クライアント1610の情報が存在しない場合には、一番優先度の高い通知受信クライアント1610の情報を用いて、再度アラームを送信する処理が行われる。
以後、通知受信クライアント1610での応答が対応可となるまで、このアラームの送信処理を繰り返す。
以上説明したように、第2の実施の形態例のアラーム通知システムによると、第1の実施の形態例と同様に、産業システムの製造ラインの保守担当者はハンズフリーでのアラーム受信と保守作業が可能となる。
また、第2の実施の形態例によると、ライン名称だけでなく、異常分類や通知優先度の情報を使って、異常の分類毎に、通知優先度の高い通知受信クライアント1610に通知できるようになる。そして、優先度が最も高い通知受信クライアント1610が応答できない場合には、次の優先度の通知受信クライアント1610にアラームが送信され、確実にリアルタイムでアラームを通知できるようになる。優先度が低い通知受信クライアント1610が存在しない場合には、応答できない通知受信クライアント1610にアラームが再送され、適切なアラームの通知ができるようになる。
<4.変形例>
なお、ここまで説明した各実施の形態例は、あくまでも好適な一例を示すものであり、本発明はここで説明した実施の形態例に限定されない。例えば、マスタ情報をプリセット登録された人名と主題の組み合わせの一覧として構成し、通知受信クライアントではその一覧の中から選択することで、受信するアラーム種別を動的に決定するようにしてもよい。
また、ここまで説明した各実施の形態例では、アラーム通知を行うクライアント端末を、保守担当者などが装着する腕時計型のウェアラブル端末としたが、ウェアラブル端末の形態として、腕時計型には限定されない。例えば、眼鏡型のウェアラブル端末としてもよい。あるいは、スマートフォンなどの他の形態の端末を保守担当者などに所持させ、アラーム通知を行うクライアント端末として利用してもよい。但し、腕時計型などのウェアラブル端末を使用することで、ハンズフリーで対応ができるため好ましい。
また、本発明は上記した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例や変形例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態例の構成に他の実施の形態例や変形例の構成に置き換えることも可能である。また、実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1000…工室、1100…生産ライン、1200…アクセスポイント、1300…保守責任者、1400…インテリジェントカメラ、1410…アラーム出力部、1500…保守担当者、1600…ウェアラブル端末、1601…主記憶部、1602…動作プロセス群、1603…タッチパネル式ディスプレイ、1604…プロセッサ、1605…無線LANモジュール、1606…近距離無線モジュール、1607…二次記憶部、1610…通知受信クライアント、1611…アラーム保持部、1612…マスタ情報保持部、1613…クライアント情報保持部、1614…ブローカー接続情報保持部、1615…応答情報保持部、2000…サーバールーム、2100…スマートフォン、2101…主記憶部、2102…動作プロセス群、2103…タッチパネル式ディスプレイ、2104…プロセッサ、2105…無線LANモジュール、2106…近距離無線モジュール、2107…二次記憶部、2110…保守ソフトウェア、2111…入力部、2116…アラーム情報保持部、2200…計算機、2201…主記憶部、2202…動作プロセス郡、2203…プロセッサ、2204…有線LANモジュール、2205…二次記憶部、2210…通知配信サーバ、2211…クライアント情報保持部、2212…主題決定部、2213…マスタ情報保持部、2214…ブローカー接続情報保持部、2215…応答情報保持部、2216…アラーム情報保持部、2220…メッセージブローカー、2221…利用者情報保持部、2222…配信先決定部、2223…配信情報保持・再送部、2224…配信情報保持部、2225…切断検出部、3000…有線ネットワーク

Claims (6)

  1. アラーム対象事象の発生に基づいて、アラームの通知を決定する通知配信サーバと、
    前記通知配信サーバで通知を行うことが決定した前記アラームの配信先を決定し、決定した配信先に前記アラームを送信するメッセージブローカーと、
    前記メッセージブローカーとアクセスポイントを経由して無線接続され、前記メッセージブローカーが送信する前記アラームを受信する通知受信クライアントと、を備える
    アラーム通知システム。
  2. 前記通知配信サーバは、発生したアラーム対象事象からアラームに関する主題を動的に決定する主題決定部を有し、
    前記主題決定部は、決定した主題をアラームに付加して前記メッセージブローカーへ供給する
    請求項1に記載のアラーム通知システム。
  3. 前記メッセージブローカーは、受信したアラームに付加されている主題に応じて、アラーム送信先の通知受信クライアントを決定する配信先決定部を有する
    請求項2に記載のアラーム通知システム。
  4. 前記通知配信サーバは、システム起動時にアラームに関する主題となる情報の一覧を前記メッセージブローカーへ送信し、
    前記メッセージブローカーは、業務開始時に前記メッセージブローカーからアラーム情報に関する主題となる情報の一覧を前記通知受信クライアントに送信し、
    前記通知受信クライアントは、業務開始時に前記メッセージブローカーから送信された、アラームに関する主題となる情報の一覧を受信し、受信した一覧から主題の選択があるとき、その選択された主題の情報を前記メッセージブローカーに送信して、前記メッセージブローカーに登録させるようにした
    請求項1に記載のアラーム通知システム。
  5. 前記通知受信クライアントは、作業者が装着するウェアラブル端末より構成される
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のアラーム通知システム。
  6. アラーム対象事象の発生に基づいて、アラームの通知を決定する通知配信処理と、
    前記通知配信処理により通知を行うことを決定した前記アラームの配信先を決定し、決定した配信先に前記アラームを送信するアラーム配信先決定処理と、
    アクセスポイントと無線接続された通知受信クライアントの中で、前記アラーム配信先決定処理により決定した配信先の通知受信クライアントに前記アラームを送信するアラーム送信処理と、を含む
    アラーム通知方法。
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