JP4649182B2 - エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム - Google Patents
エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4649182B2 JP4649182B2 JP2004346049A JP2004346049A JP4649182B2 JP 4649182 B2 JP4649182 B2 JP 4649182B2 JP 2004346049 A JP2004346049 A JP 2004346049A JP 2004346049 A JP2004346049 A JP 2004346049A JP 4649182 B2 JP4649182 B2 JP 4649182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load data
- energy load
- actual
- period
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置、及び、そのエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムに関する。
そこで、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成することにより、予測エネルギ負荷データをエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように作成することが可能となる。
従来、このようなエネルギ負荷データ作成装置において、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときの最初の区分け周期の予測エネルギ負荷データを作成するために、上記の特許文献1には記載されていないが、通常、以下のように構成されていた。
ちなみに、前記デフォルトエネルギ負荷データは、例えば、標準的な一般家庭等でのエネルギ消費部のエネルギ消費状況等、エネルギ消費部の標準的なエネルギ消費状況に基づいて作成される。
このため、従来のエネルギ負荷データ作成装置では、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、実データ記憶手段に前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが記憶されていない実データ未蓄積時は、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ負荷データとのずれが大きくなるので、省エネルギ化を促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができない虞がある。
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とし、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されている点を特徴とする。
最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間になると、それ以前の管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶されているので、その記憶情報に基づいて、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データが作成される。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進可能な予測エネルギ負荷データを作成し得るエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を提供することができるようになった。
又、第1特徴構成によれば、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データが、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、2回目の区分け周期が始まるときには、実データ記憶手段には、最初の区分け周期の設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが蓄積されている。
そこで、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、2回目の区分け周期における全ての管理期間の予測エネルギ負荷データを、デフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することができる。
つまり、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、予測エネルギ負荷データをデフォルトエネルギ負荷データを用いて作成すると、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれが大きくなる虞があるが、上述のように、そのようなデフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを小さくすることが可能となるのである。
従って、2回目の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、省エネルギ化をより一層促進可能なように作成することができるようになった。
さらに、第1特徴構成によれば、設定データ記憶手段により、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成がその管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて行われる。
つまり、通常、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、並び順位が同じ管理期間同士では区分け周期が異なっても類似するものである。
例えば、管理期間が1日であり、区分け周期が1週間である場合、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、曜日が同じであれば週が異なっても類似するものである。
そこで、設定データ記憶手段に、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶させておいて、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成するようにすることにより、最初の区分け周期における最初の管理期間の予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費とのずれを一層抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、その区分け周期の最初の管理期間をも含めて、省エネルギ化を促進可能なように作成することができるようになった。
加えて、第1特徴構成によれば、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、区分け周期内の管理期間には、エネルギ消費部のエネルギ消費状況が他の管理期間と異なるエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合がある。例えば、区分け周期が1週間に設定された場合、土曜日、日曜日がエネルギ消費状況が特異な管理期間に相当する。
そこで、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、区分け周期内の管理期間の中にエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合でも、そのエネルギ消費状況が特異な管理期間の実エネルギ負荷データが予測エネルギ負荷データの作成に影響するのを抑制することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を更に促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
さらに、第1特徴構成によれば、実データ記憶手段に、単位時間毎の実エネルギ負荷データが、1日毎に分類され、且つ、1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶される。
つまり、通常、一般家庭等においては、エネルギ消費部のエネルギ消費状況は、1日毎に且つ1週間毎に変動する。
そこで、管理期間を1日に、区分け周期を1週間に夫々設定することにより、1日毎に且つ1週間毎に変動する一般家庭等の一般的なエネルギ消費状況に対応して、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように、予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたものであって、
前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成し、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されている点を特徴とする。
つまり、実データ記憶手段に前記設定数分の実エネルギ負荷データが記憶されていない最初の区分け周期における最初の管理期間については、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないので、その最初の管理期間の予測エネルギ負荷データは、その最初の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成されることになる。
最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間になると、それ以前の管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶されているので、その記憶情報に基づいて、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データが作成される。
そして、その予測エネルギ負荷データを作成するための実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データは、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と並び順位が異なるものの、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況を反映したものであるので、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データに基づいて作成することにより、予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進可能な予測エネルギ負荷データを作成し得るエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を提供することができるようになった。
又、本願発明の第2特徴構成によれば、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データが、最初の区分け周期における設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成される。
つまり、2回目の区分け周期が始まるときには、実データ記憶手段には、最初の区分け周期の設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが蓄積されている。
そこで、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、最初の区分け周期における設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成することにより、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、デフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく、しかも、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データの重み付けを重くした状態で作成することが可能となる。
つまり、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、予測エネルギ負荷データをデフォルトエネルギ負荷データを用いて作成すると、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれが大きくなる虞があるが、上述のように、そのようなデフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを小さくすることが可能となる。
しかも、最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データは、そのまま用い、最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データは、それらを平均して用いるようにして、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データの重み付けを重くすることにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを更に小さくすることが可能となるのである。
従って、2回目の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、省エネルギ化をより一層促進可能なように作成することができるようになった。
さらに、第2特徴構成によれば、設定データ記憶手段により、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成がその管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて行われる。
つまり、通常、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、並び順位が同じ管理期間同士では区分け周期が異なっても類似するものである。
例えば、管理期間が1日であり、区分け周期が1週間である場合、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、曜日が同じであれば週が異なっても類似するものである。
そこで、設定データ記憶手段に、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶させておいて、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成するようにすることにより、最初の区分け周期における最初の管理期間の予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費とのずれを一層抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、その区分け周期の最初の管理期間をも含めて、省エネルギ化を促進可能なように作成することができるようになった。
加えて、第2特徴構成によれば、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、区分け周期内の管理期間には、エネルギ消費部のエネルギ消費状況が他の管理期間と異なるエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合がある。例えば、区分け周期が1週間に設定された場合、土曜日、日曜日がエネルギ消費状況が特異な管理期間に相当する。
そこで、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、区分け周期内の管理期間の中にエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合でも、そのエネルギ消費状況が特異な管理期間の実エネルギ負荷データが予測エネルギ負荷データの作成に影響するのを抑制することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を更に促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
さらに、第2特徴構成によれば、実データ記憶手段に、単位時間毎の実エネルギ負荷データが、1日毎に分類され、且つ、1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶される。
つまり、通常、一般家庭等においては、エネルギ消費部のエネルギ消費状況は、1日毎に且つ1週間毎に変動する。
そこで、管理期間を1日に、区分け周期を1週間に夫々設定することにより、1日毎に且つ1週間毎に変動する一般家庭等の一般的なエネルギ消費状況に対応して、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように、予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
その特徴構成は、前記エネルギ発生装置として、熱と電力とを発生する熱電併給装置が設けられ、
前記実データ記憶手段が、前記実エネルギ負荷データとして、実熱負荷データ及び実電力負荷データを記憶するように構成され、
前記設定データ記憶手段が、前記デフォルトエネルギ負荷データとして、デフォルト熱負荷データ及びデフォルト電力負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記予測エネルギ負荷データとして、予測熱負荷データ及び予測電力負荷データを作成するように構成され、
前記予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、前記熱電併給装置の運転を制御する運転制御手段が設けられている点を特徴とする。
そして、予測データ作成手段により、実データ記憶手段及び設定データ記憶手段夫々の記憶情報に基づいて、前記予測エネルギ負荷データとしての予測熱負荷データ及び予測電力負荷データが、先にエネルギ負荷データ作成装置の第1又は第2特徴構成について説明したのと同様に、実データ未蓄積時においても、エネルギ消費部の実際の熱及び電力エネルギの消費状況とのずれを極力抑制するように作成される。
そして、そのように予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、運転制御手段により熱電併給装置の運転が制御されるので、実データ未蓄積時においても、熱電併給装置により、エネルギ消費部の実際の熱及び電力エネルギ消費状況に合わせるように、熱及び電力エネルギを発生することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進できるように運転し得るコージェネレーションシステムを提供することができるようになった。
以下、図面に基づいて、本発明の参考の実施形態を説明する。
先ず、本発明に係るエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムについて説明する。
このコージェネレーションシステムは、図1及び図2に示すように、電力と熱を発生するエネルギ発生装置としての熱電併給装置1と、その熱電併給装置1にて出力される熱を冷却水にて回収し、その冷却水を利用して、貯湯タンク2への貯湯及び暖房端末3への熱媒供給を行う貯湯ユニット4と、熱電併給装置1及び貯湯ユニット4の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部5などから構成されている。本実施形態においては、前記熱電併給装置1は、発電機1gとその発電機1gを駆動するガスエンジン1eとを備えて構成されている。
前記発電機1gの出力側には、系統連係用のインバータ6が設けられ、そのインバータ6は、発電機1gの出力電力を商用系統7から供給される電力と同じ電圧及び同じ周波数にするように構成されている。
前記商用系統7は、例えば、単相3線式100/200Vであり、商業用電力供給ライン8を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷9に電気的に接続されている。
また、インバータ6は、コージェネ用供給ライン10を介して商業用電力供給ライン8に電気的に接続され、熱電併給装置1からの発電電力がインバータ6及びコージェネ用供給ライン10を介して電力負荷9(前記エネルギ消費部に相当する)に供給されるように構成されている。
そして、逆潮流が生じないように、インバータ6により熱電併給装置1から商業用電力供給ライン8に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に代えて回収する電気ヒータ12に供給されるように構成されている。
また、作動スイッチ14は、余剰電力の大きさが大きくなるほど、電気ヒータ12の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ12の消費電力を調整するように構成されている。
そして、三方弁18を切り換えることにより、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19を通過するように循環させる状態と、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19をバイパスするように循環させる状態とに切り換えるように構成されている。
前記熱源用循環路20は、給湯路33の一部分を共用する状態で循環経路を形成するように設けられている。
前記熱源用熱交換器25においては、熱電併給装置1にて出力される熱を回収した冷却水循環路13の冷却水を通流させることにより、熱源用循環路20を通流する熱源用湯水を加熱させるように構成されている。
また、熱源用循環路20には、熱源用湯水の通流を断続させる熱源用断続弁40が設けられている。
前記熱媒加熱用熱交換器26においては、熱源用熱交換器25や補助加熱器Mにて加熱された熱源用湯水を通流させることにより、熱媒循環路22を通流する熱媒を加熱させるように構成されている。
前記暖房端末3(前記エネルギ消費部に相当する)は、床暖房装置や浴室暖房装置などにて構成されている。
そして、分流弁30は、冷却水循環路13の冷却水の全量を貯湯用熱交換器24側に通流させたり、冷却水循環路13の冷却水の全量を熱源用熱交換器25側に通流させることもできるように構成されている。
前記貯湯運転は、熱電併給装置1の運転中で冷却水循環ポンプ15の作動により、貯湯用熱交換器24において、冷却水循環路13を通流する冷却水にて湯水循環路16を通流する湯水を加熱させることができる状態で行われる。
そして、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19をバイパスするように循環させる状態に三方弁18を切り換えて、湯水循環ポンプ17を作動させて、貯湯タンク2の下部から湯水を湯水循環路16に取り出し、その湯水を貯湯用熱交換器24を通過させて加熱したのち、貯湯タンク2の上部に戻して、貯湯タンク2内に貯湯するようにしている。
また、熱電併給装置1からの冷却水だけでは暖房端末3で要求されている現暖房熱負荷を賄えない場合や、熱電併給装置1の非運転中の場合には、補助加熱器Mを加熱作動させることにより、補助加熱用熱交換器29において熱源用湯水を加熱させるように構成されている。
図2に示すように、エネルギ負荷データ作成装置は、前記熱電併給装置1にて発生するエネルギを消費する前記エネルギ消費部のエネルギ負荷データを管理するデータ管理部51、そのデータ管理部51にて管理されるエネルギ負荷データを記憶するデータ記憶部52、及び、そのデータ記憶部52の記憶情報に基づいて、前記熱電併給装置1を運転するための予測エネルギ負荷データを作成する予測データ作成部53(予測データ作成手段に相当する)等を備えて構成されている。
そして、この実施形態では、データ管理部51及び予測データ作成部53が、前記運転制御部5を用いて構成され、データ記憶部52が、前記運転制御部5に備えられている記憶部を用いて構成されている。
前記データ記憶部52は、前記エネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶部(前記実データ記憶手段に相当する)52a、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させて予め設定されたデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶部(前記設定データ記憶手段に相当する)52s、及び、前記予測データ作成部53にて作成された予測エネルギ負荷データを記憶する予測データ記憶部52bを備えて構成されている。
又、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて行うように構成されている。
又、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成されている。
そこで、以下では、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていない状態で、コージェネレーションシステムの運転が開始されて、その開始時点から、最初の管理期間及び最初の区分け周期が始まるとして、前記データ管理部51、前記データ記憶部52及び前記予測データ作成部53夫々の動作について具体的に説明する。
そして、最初の管理期間としての1日目が午前0時から始まるとして、説明する。
又、予測データ記憶部52bには、予測エネルギ負荷データが、1日毎に分類され且つ1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けた状態で記憶される。
又、直前実エネルギ負荷データ及び予測エネルギ負荷データについては、例えば、A1(1),B1(2)の如く、1日目、2日目……………7日目の管理期間の時間経過の並び順位を、各符号A,Bの後に添える1,2〜7の数字にて示し、1週目、2週目の区分け周期の時間経過の並び順を、()内の1,2の数字にて示す。
例えば、A1(1)は、1週目の1日目の直前実エネルギ負荷データを示し、B1(2)は、2週目の1日目の予測エネルギ負荷データを示す。
但し、n=1〜6
B2(1)=A1(1)
B3(1)={A1(1)+A2(1)}÷2
B4(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)}÷3
B5(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)}÷4
B6(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)}÷5
B7(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)+A6(1)}÷6
n=1〜7
但し、K1は、1より小さい正数の定数、例えば0.5に設定される。
B1(2)={B1(1)×K1}+{A1(1)×(1−K1)}
B2(2)={B2(1)×K1}+{A2(1)×(1−K1)}
尚、図4に示すように、直前実エネルギ負荷データを符合Aにて、過去実エネルギ負荷データを符合Dにて夫々示して、説明する。
又、A1,D1の如く、1日目、2日目……………7日目の管理期間の時間経過の並び順を、各符号A,Dの後に添える1,2〜7の数字にて示す。
そのデータ更新処理では、1日分の直前実エネルギ負荷データが1週間分記憶されると、日毎に、データ更新対象日と同じ並び順位の日の過去実エネルギ負荷データとデータ更新対象日と同じ並び順位の日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせること(換言すれば、加重平均すること)により、新しい過去実エネルギ負荷データを求めて、その求めた新しい過去実エネルギ負荷データを、周の1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けた状態で1日毎に分類して、実データ記憶部52aに記憶させる。
n=1〜7
但し、K2は、1より小さい正数の定数、例えば0.75に設定される。
D1(m+1)=(D1(m)×K2)+{A1×(1−K2)
D2(m+1)=(D2(m)×K2)+{A2×(1−K2)
但し、K3は、1より小さい正数の定数、例えば0.25に設定される。
運転制御部5は、上述のように運転対象日の予測エネルギ負荷データを求めた状態で、単位時間である1時間が経過する毎に、予測エネルギ負荷データから、熱電併給装置1を運転させるか否かの基準となる省エネルギ度基準値を求める省エネルギ度基準値演算処理を行うと共に、その省エネルギ度基準値演算処理にて求められた省エネルギ度基準値よりも現時点での実省エネルギ度が上回っているか否かによって、熱電併給装置1の運転の可否を判別する運転可否判別処理を行うように構成されている。
EK1=有効発電出力E1の発電所一次エネルギ換算値
=f1(有効発電出力E1,発電所での必要エネルギ)
EK2=有効暖房熱出力E2の従来給湯器でのエネルギ換算値
=f2(有効暖房熱出力E2,バーナ効率(暖房時))
EK3=有効貯湯熱出力E3の従来給湯器でのエネルギ換算値
=f3(有効貯湯熱出力E3,バーナ効率(給湯時))
熱電併給装置1の必要エネルギ:5.5kW(熱電併給装置1を1時間稼動させたときの都市ガス消費量を0.433m3とする)
単位電力発電必要エネルギ:2.8kW
バーナ効率(暖房時):0.8
バーナ効率(給湯時):0.9
但し、電気ヒータ12の回収熱量=電気ヒータ12の消費電力×ヒータの熱効率とする。
例えば、予測給湯熱負荷データから12時間後に9.8kWの給湯熱負荷が予測されていて、現時点での貯湯タンク2内の貯湯量が2.5kWである場合には、12時間先までの間に必要となる必要貯湯量は7.3kWとなる。
次に予測省エネルギ度の高い6時間先から7時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が1.1kWとなる。
また次に予測省エネルギ度の高い5時間先から6時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が4.0kWとなる。
そうすると、8時間先から9時間先までの単位時間の省エネルギ度を省エネルギ度基準値として設定し、図6に示すものでは、省エネルギ度基準値が106となる。
そして、その実省エネルギ度が省エネルギ度基準値よりも上回ると、熱電併給装置1の運転が可と判別し、実省エネルギ度が省エネルギ度基準値以下であると、熱電併給装置1の運転が不可と判別するようにしている。
この第1実施形態においては、前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶部52aに記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とするように構成されている。
予測データ作成部53は、運転開始2週目の各日の予測エネルギ負荷データBn(2)を、下記の式9に示すように、運転開始1週目の7日分の直前実エネルギ負荷データの平均値とする。
但し、n=1〜7
この第2実施形態においては、前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶部52aに記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成するように構成されている。
ΣA=A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)+A6(1)+A7(1)
K4は、1より小さい正数の定数、例えば0.5に設定される。
B1(2)=(ΣA÷7)×K4+A1(1)×(1−K4)
B2(2)=(ΣA÷7)×K4+A2(1)×(1−K4)
次に別実施形態を説明する。
(イ) 実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときの最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成する形態としては、上記の実施形態の如き、デフォルトエネルギ負荷データそのものとする形態に限定されるものではない。
例えば、外気温が低くなるほど熱負荷が大きくなるようにデフォルトエネルギ負荷データを補正すべく、補正係数を季節や月に対応して設定して、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データを補正係数により補正するようにしても良い。
3,9エネルギ消費部
5 運転制制御部
52a 実データ記憶手段
52s 設定データ記憶手段
53 予測データ作成手段
Claims (3)
- エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置であって、
前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とし、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されているエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置。 - エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置であって、
前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成し、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されているエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置。 - 請求項1又は2に記載のエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムであって、
前記エネルギ発生装置として、熱と電力とを発生する熱電併給装置が設けられ、
前記実データ記憶手段が、前記実エネルギ負荷データとして、実熱負荷データ及び実電力負荷データを記憶するように構成され、
前記設定データ記憶手段が、前記デフォルトエネルギ負荷データとして、デフォルト熱負荷データ及びデフォルト電力負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記予測エネルギ負荷データとして、予測熱負荷データ及び予測電力負荷データを作成するように構成され、
前記予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、前記熱電併給装置の運転を制御する運転制御手段が設けられているコージェネレーションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004346049A JP4649182B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004346049A JP4649182B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006158106A JP2006158106A (ja) | 2006-06-15 |
JP4649182B2 true JP4649182B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=36635713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004346049A Expired - Fee Related JP4649182B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4649182B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5006678B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2012-08-22 | 大阪瓦斯株式会社 | 貯湯式の給湯装置 |
CN110147944B (zh) * | 2019-04-30 | 2023-08-01 | 创新先进技术有限公司 | 排名方法及装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002029952A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Power supply/demand control system |
JP2004236422A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Tokyo Gas Co Ltd | コージェネレーション装置及びその制御方法 |
JP2004260946A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Osaka Gas Co Ltd | 運転制御システム |
JP2004312798A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Toshiba Corp | 分散エネルギーシステムおよびその制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11125448A (ja) * | 1997-10-22 | 1999-05-11 | Ntt Power And Building Facilities Inc | 熱負荷予測装置 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004346049A patent/JP4649182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002029952A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Power supply/demand control system |
JP2004236422A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Tokyo Gas Co Ltd | コージェネレーション装置及びその制御方法 |
JP2004260946A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Osaka Gas Co Ltd | 運転制御システム |
JP2004312798A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Toshiba Corp | 分散エネルギーシステムおよびその制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006158106A (ja) | 2006-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4614793B2 (ja) | エネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム | |
JP4229865B2 (ja) | エネルギ供給システム | |
JP2016114271A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2005287132A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4030446B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2005291561A (ja) | コージェネレーションシステムの運転方法及びコージェネレーションシステム | |
JP4148419B2 (ja) | コージェネレーションシステム及び制御方法 | |
JP4649182B2 (ja) | エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム | |
JP3966827B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4036774B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4176028B2 (ja) | エネルギシステム | |
JP2004357419A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4163977B2 (ja) | 熱源システム | |
JP3970239B2 (ja) | コージェネレーションシステムの省エネルギー度演算方法 | |
JP4614809B2 (ja) | エネルギ供給システム | |
JP4229866B2 (ja) | エネルギ供給システム | |
JP2004257590A (ja) | 熱源システム | |
JP2006010296A (ja) | 熱源システム | |
JP4549234B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2005226969A (ja) | エネルギシステム | |
JP4290206B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4101082B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2006118748A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2004263622A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2006275416A (ja) | 熱源システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4649182 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |