JP4649182B2 - エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム - Google Patents

エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4649182B2
JP4649182B2 JP2004346049A JP2004346049A JP4649182B2 JP 4649182 B2 JP4649182 B2 JP 4649182B2 JP 2004346049 A JP2004346049 A JP 2004346049A JP 2004346049 A JP2004346049 A JP 2004346049A JP 4649182 B2 JP4649182 B2 JP 4649182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load data
energy load
actual
period
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004346049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006158106A (ja
Inventor
政彦 八木
伸 岩田
剛至 富尾
成 野波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2004346049A priority Critical patent/JP4649182B2/ja
Publication of JP2006158106A publication Critical patent/JP2006158106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649182B2 publication Critical patent/JP4649182B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置、及び、そのエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムに関する。
かかるエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置(以下、単にエネルギ負荷データ作成装置と称する場合がある)は、例えば、エネルギとしての熱と電力を発生する熱電併給装置をエネルギ発生装置として備えたコージェネレーションシステム、エネルギとしての電力を発生する発電機をエネルギ発生装置として備えた発電システム等において、エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを作成するために用いられるものである。ちなみに、コージェネレーションシステムや発電システムは、例えば一般家庭等に設置される。
上記コージェネレーションシステムは、一般に、熱電併給装置にて発電される電力を電気機器等のエネルギ消費部に供給し、熱電併給装置にて発生する熱を熱源として貯湯タンクに貯湯してその貯湯タンクの湯水を給湯栓や浴槽等のエネルギ消費部に供給し、熱電併給装置にて発生する熱を熱源として熱媒を加熱して暖房装置等のエネルギ消費部に供給するように構成されている。ちなみに、熱電併給装置は、発電機とその発電機を駆動するエンジンとを備えて構成される場合や、燃料電池を備えて構成される場合がある。
そして、このようなエネルギ負荷データ作成装置では、実データ記憶手段に、エネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶させ、予測データ作成手段により、実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成するように構成されている
例えば、前記管理期間が1日に設定され、前記区分け周期が1週間に設定されると、実データ記憶手段に、実エネルギ負荷データが、1日毎に分類され、且つ、1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶され、予測データ作成手段により、実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、予測エネルギ負荷データが、1週間の各日に対応させて、且つ、1週間内の同じ並び順位に位置する日の実エネルギ負荷データを基準として作成される(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、通常、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、並び順位が同じ管理期間同士では区分け周期が異なっても類似するものである。
そこで、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成することにより、予測エネルギ負荷データをエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように作成することが可能となる。
そして、そのようにエネルギ負荷データ作成装置にて作成した予測エネルギ負荷データに基づいて、エネルギ発生装置の運転を制御することにより、エネルギ発生装置を、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況に合わせるべくエネルギを発生するように運転するようにして、省エネルギ化を促進するように構成されている。
ところで、エネルギ発生装置を設置して最初に運転を開始するとき等、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときがある。
従来、このようなエネルギ負荷データ作成装置において、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときの最初の区分け周期の予測エネルギ負荷データを作成するために、上記の特許文献1には記載されていないが、通常、以下のように構成されていた。
即ち、区分け周期内の設定数の管理期間夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、前記データ作成手段が、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときの最初の区分け周期内における各管理期間の予測エネルギ負荷データを予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応して前記設定データ記憶手段に記憶されているデフォルトエネルギ負荷データとするように構成されていた。
ちなみに、前記デフォルトエネルギ負荷データは、例えば、標準的な一般家庭等でのエネルギ消費部のエネルギ消費状況等、エネルギ消費部の標準的なエネルギ消費状況に基づいて作成される。
特開2004−48838号公報
しかしながら、エネルギ発生装置が設置された箇所のエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況に類似しているとは限らず、標準的なエネルギ消費状況と相違している場合がある。
このため、従来のエネルギ負荷データ作成装置では、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、実データ記憶手段に前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが記憶されていない実データ未蓄積時は、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ負荷データとのずれが大きくなるので、省エネルギ化を促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができない虞がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進可能な予測エネルギ負荷データを作成し得るエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置、及び、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進できるように運転し得るコージェネレーションシステムを提供することにある。
本発明のエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置は、エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とし、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されている点を特徴とする。
即ち、設定データ記憶手段により、管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、その最初の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成され、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、その予測エネルギ負荷データ対象の管理期間以前の実エネルギ負荷データに基づいて作成される。
つまり、実データ記憶手段に前記設定数分の実エネルギ負荷データが記憶されていない最初の区分け周期(以下、単に最初の区分け周期と略して記載する場合がある)における最初の管理期間については、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないので、その最初の管理期間の予測エネルギ負荷データは、その最初の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成されることになる。
最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間になると、それ以前の管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶されているので、その記憶情報に基づいて、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データが作成される。
そして、その予測エネルギ負荷データを作成するための実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データは、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と並び順位が異なるものの、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況を反映したものであるので、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データに基づいて作成することにより、予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進可能な予測エネルギ負荷データを作成し得るエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を提供することができるようになった。
又、第1特徴構成によれば、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データが、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、2回目の区分け周期が始まるときには、実データ記憶手段には、最初の区分け周期の設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが蓄積されている。
そこで、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、2回目の区分け周期における全ての管理期間の予測エネルギ負荷データを、デフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することができる。
つまり、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、予測エネルギ負荷データをデフォルトエネルギ負荷データを用いて作成すると、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれが大きくなる虞があるが、上述のように、そのようなデフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを小さくすることが可能となるのである。
従って、2回目の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、省エネルギ化をより一層促進可能なように作成することができるようになった。
さらに、第1特徴構成によれば、設定データ記憶手段により、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成がその管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて行われる。
つまり、通常、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、並び順位が同じ管理期間同士では区分け周期が異なっても類似するものである。
例えば、管理期間が1日であり、区分け周期が1週間である場合、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、曜日が同じであれば週が異なっても類似するものである。
そこで、設定データ記憶手段に、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶させておいて、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成するようにすることにより、最初の区分け周期における最初の管理期間の予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費とのずれを一層抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、その区分け周期の最初の管理期間をも含めて、省エネルギ化を促進可能なように作成することができるようになった。
加えて、第1特徴構成によれば、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、区分け周期内の管理期間には、エネルギ消費部のエネルギ消費状況が他の管理期間と異なるエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合がある。例えば、区分け周期が1週間に設定された場合、土曜日、日曜日がエネルギ消費状況が特異な管理期間に相当する。
そこで、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、区分け周期内の管理期間の中にエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合でも、そのエネルギ消費状況が特異な管理期間の実エネルギ負荷データが予測エネルギ負荷データの作成に影響するのを抑制することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を更に促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
さらに、第1特徴構成によれば、実データ記憶手段に、単位時間毎の実エネルギ負荷データが、1日毎に分類され、且つ、1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶される。
つまり、通常、一般家庭等においては、エネルギ消費部のエネルギ消費状況は、1日毎に且つ1週間毎に変動する。
そこで、管理期間を1日に、区分け周期を1週間に夫々設定することにより、1日毎に且つ1週間毎に変動する一般家庭等の一般的なエネルギ消費状況に対応して、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように、予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置の第特徴構成は
エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたものであって、
前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ
前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成し、
その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されている点を特徴とする。
即ち、設定データ記憶手段により、管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、その最初の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成され、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、その予測エネルギ負荷データ対象の管理期間以前の実エネルギ負荷データに基づいて作成される。
つまり、実データ記憶手段に前記設定数分の実エネルギ負荷データが記憶されていない最初の区分け周期における最初の管理期間については、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないので、その最初の管理期間の予測エネルギ負荷データは、その最初の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成されることになる。
最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間になると、それ以前の管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶されているので、その記憶情報に基づいて、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データが作成される。
そして、その予測エネルギ負荷データを作成するための実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データは、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と並び順位が異なるものの、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況を反映したものであるので、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間の予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている実エネルギ負荷データに基づいて作成することにより、予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進可能な予測エネルギ負荷データを作成し得るエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を提供することができるようになった。
又、本願発明の第2特徴構成によれば、予測データ作成手段により、実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データが、最初の区分け周期における設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成される。
つまり、2回目の区分け周期が始まるときには、実データ記憶手段には、最初の区分け周期の設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データが蓄積されている。
そこで、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、最初の区分け周期における設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、最初の区分け周期における設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成することにより、2回目の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、デフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく、しかも、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データの重み付けを重くした状態で作成することが可能となる。
つまり、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況が、デフォルトエネルギ負荷データの作成の元になった標準的なエネルギ消費状況と相違している場合、予測エネルギ負荷データをデフォルトエネルギ負荷データを用いて作成すると、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれが大きくなる虞があるが、上述のように、そのようなデフォルトエネルギ負荷データを一切用いることなく作成することにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを小さくすることが可能となる。
しかも、最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データは、そのまま用い、最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データは、それらを平均して用いるようにして、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データの重み付けを重くすることにより、作成した予測エネルギ負荷データとエネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを更に小さくすることが可能となるのである。
従って、2回目の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、省エネルギ化をより一層促進可能なように作成することができるようになった。
さらに、第2特徴構成によれば、設定データ記憶手段により、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データが記憶され、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成がその管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて行われる。
つまり、通常、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、並び順位が同じ管理期間同士では区分け周期が異なっても類似するものである。
例えば、管理期間が1日であり、区分け周期が1週間である場合、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況は、曜日が同じであれば週が異なっても類似するものである。
そこで、設定データ記憶手段に、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶させておいて、最初の区分け周期における最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成するようにすることにより、最初の区分け周期における最初の管理期間の予測エネルギ負荷データを、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費とのずれを一層抑制するように作成することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時の区分け周期の各管理期間の予測エネルギ負荷データを、その区分け周期の最初の管理期間をも含めて、省エネルギ化を促進可能なように作成することができるようになった。
加えて、第2特徴構成によれば、予測データ作成手段により、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データが、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値に設定される。
つまり、区分け周期内の管理期間には、エネルギ消費部のエネルギ消費状況が他の管理期間と異なるエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合がある。例えば、区分け周期が1週間に設定された場合、土曜日、日曜日がエネルギ消費状況が特異な管理期間に相当する。
そこで、最初の区分け周期における最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、実データ記憶手段に記憶されている以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とすることにより、区分け周期内の管理期間の中にエネルギ消費状況が特異な管理期間が存在する場合でも、そのエネルギ消費状況が特異な管理期間の実エネルギ負荷データが予測エネルギ負荷データの作成に影響するのを抑制することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を更に促進可能なように予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
さらに、第2特徴構成によれば、実データ記憶手段に、単位時間毎の実エネルギ負荷データが、1日毎に分類され、且つ、1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶される。
つまり、通常、一般家庭等においては、エネルギ消費部のエネルギ消費状況は、1日毎に且つ1週間毎に変動する。
そこで、管理期間を1日に、区分け周期を1週間に夫々設定することにより、1日毎に且つ1週間毎に変動する一般家庭等の一般的なエネルギ消費状況に対応して、エネルギ消費部の実際のエネルギ消費状況とのずれを極力抑制するように、予測エネルギ負荷データを作成することができるようになった。
本発明のコージェネレーションシステムは、請求項1又は2に記載のエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を備えたものであって、
その特徴構成は、前記エネルギ発生装置として、熱と電力とを発生する熱電併給装置が設けられ、
前記実データ記憶手段が、前記実エネルギ負荷データとして、実熱負荷データ及び実電力負荷データを記憶するように構成され、
前記設定データ記憶手段が、前記デフォルトエネルギ負荷データとして、デフォルト熱負荷データ及びデフォルト電力負荷データを記憶するように構成され、
前記予測データ作成手段が、前記予測エネルギ負荷データとして、予測熱負荷データ及び予測電力負荷データを作成するように構成され、
前記予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、前記熱電併給装置の運転を制御する運転制御手段が設けられている点を特徴とする。
即ち、実データ記憶手段により、前記実エネルギ負荷データとして、実熱負荷データ及び実電力負荷データが記憶され、設定データ記憶手段により、前記デフォルトエネルギ負荷データとして、デフォルト熱負荷データ及びデフォルト電力負荷データが記憶される。
そして、予測データ作成手段により、実データ記憶手段及び設定データ記憶手段夫々の記憶情報に基づいて、前記予測エネルギ負荷データとしての予測熱負荷データ及び予測電力負荷データが、先にエネルギ負荷データ作成装置の第1又は第2特徴構成について説明したのと同様に、実データ未蓄積時においても、エネルギ消費部の実際の熱及び電力エネルギの消費状況とのずれを極力抑制するように作成される。
そして、そのように予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、運転制御手段により熱電併給装置の運転が制御されるので、実データ未蓄積時においても、熱電併給装置により、エネルギ消費部の実際の熱及び電力エネルギ消費状況に合わせるように、熱及び電力エネルギを発生することが可能となる。
従って、実データ未蓄積時でも省エネルギ化を促進できるように運転し得るコージェネレーションシステムを提供することができるようになった。
参考の実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の参考の実施形態を説明する。
先ず、本発明に係るエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムについて説明する。
このコージェネレーションシステムは、図1及び図2に示すように、電力と熱を発生するエネルギ発生装置としての熱電併給装置1と、その熱電併給装置1にて出力される熱を冷却水にて回収し、その冷却水を利用して、貯湯タンク2への貯湯及び暖房端末3への熱媒供給を行う貯湯ユニット4と、熱電併給装置1及び貯湯ユニット4の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部5などから構成されている。本実施形態においては、前記熱電併給装置1は、発電機1gとその発電機1gを駆動するガスエンジン1eとを備えて構成されている。
前記ガスエンジン1eには、設定流量(例えば、0.433m3/h)でガス燃料が供給されて、前記熱電併給装置1が定格運転されるようになっており、その定格運転では、前記熱電併給装置1の発電電力は定格発電電力(例えば1kW)で略一定になるようになっている。
前記発電機1gの出力側には、系統連係用のインバータ6が設けられ、そのインバータ6は、発電機1gの出力電力を商用系統7から供給される電力と同じ電圧及び同じ周波数にするように構成されている。
前記商用系統7は、例えば、単相3線式100/200Vであり、商業用電力供給ライン8を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷9に電気的に接続されている。
また、インバータ6は、コージェネ用供給ライン10を介して商業用電力供給ライン8に電気的に接続され、熱電併給装置1からの発電電力がインバータ6及びコージェネ用供給ライン10を介して電力負荷9(前記エネルギ消費部に相当する)に供給されるように構成されている。
前記商業用電力供給ライン8には、この商業用電力供給ライン8にて供給される商業用電力を計測する商用電力計測部P1が設けられ、コージェネ用供給ライン10には、熱電併給装置1の発電電力を計測する発電電力計測部P2が設けられ、前記商用電力計測部P1は、商業用電力供給ライン8を通して流れる電流に逆潮流が発生するか否かをも検出するように構成されている。
そして、逆潮流が生じないように、インバータ6により熱電併給装置1から商業用電力供給ライン8に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に代えて回収する電気ヒータ12に供給されるように構成されている。
前記電気ヒータ12は、複数の電気ヒータから構成され、冷却水循環ポンプ15の作動により冷却水循環路13を通流する熱電併給装置1の冷却水を加熱するように設けられ、インバータ6の出力側に接続された作動スイッチ14によりON/OFFが切り換えられている。
また、作動スイッチ14は、余剰電力の大きさが大きくなるほど、電気ヒータ12の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ12の消費電力を調整するように構成されている。
前記貯湯ユニット4は、温度成層を形成する状態で湯水を貯湯する前記貯湯タンク2、湯水循環路16を通して貯湯タンク2内の湯水を循環させる湯水循環ポンプ17、熱源用循環路20を通して熱源用湯水を循環させる熱源用循環ポンプ21、熱媒循環路22を通して熱媒を暖房端末3に循環供給する熱媒循環ポンプ23、湯水循環路16を通流する湯水を加熱させる貯湯用熱交換器24、熱源用循環路20を通流する熱源用湯水を加熱させる熱源用熱交換器25、熱媒循環路22を通流する熱媒を加熱させる熱媒加熱用熱交換器26、貯湯タンク2内から取り出されて給湯路33を通流する湯水及び熱源用循環路20を通流する熱源用湯水を加熱させる補助加熱器Mなどを備えて構成されている。
前記湯水循環路16は、その一部が並列になるように分岐接続され、その接続箇所に三方弁18が設けられており、分岐された一方側の流路には、ラジエータ19が設けられている。
そして、三方弁18を切り換えることにより、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19を通過するように循環させる状態と、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19をバイパスするように循環させる状態とに切り換えるように構成されている。
前記給湯路33は、前記湯水循環路16を介して前記貯湯タンク2に接続され、その給湯路33を通して前記貯湯タンク2内の湯水が浴槽、給湯栓、シャワー等の給湯先(前記エネルギ消費部に相当する)に給湯されるようになっている。
前記熱源用循環路20は、給湯路33の一部分を共用する状態で循環経路を形成するように設けられている。
前記補助加熱器Mは、前記給湯路33における前記熱源用循環路20との共用部分に設けられた補助加熱用熱交換器29、その補助加熱用熱交換器29を加熱するバーナ28及びそのバーナ28に燃焼用空気を供給するファン27等を備えて構成されている。
前記貯湯用熱交換器24においては、熱電併給装置1から出力される熱を回収した冷却水循環路13の冷却水を通流させることにより、湯水循環路16を通流する湯水を加熱させるように構成されている。
前記熱源用熱交換器25においては、熱電併給装置1にて出力される熱を回収した冷却水循環路13の冷却水を通流させることにより、熱源用循環路20を通流する熱源用湯水を加熱させるように構成されている。
また、熱源用循環路20には、熱源用湯水の通流を断続させる熱源用断続弁40が設けられている。
前記熱媒加熱用熱交換器26においては、熱源用熱交換器25や補助加熱器Mにて加熱された熱源用湯水を通流させることにより、熱媒循環路22を通流する熱媒を加熱させるように構成されている。
前記暖房端末3(前記エネルギ消費部に相当する)は、床暖房装置や浴室暖房装置などにて構成されている。
前記冷却水循環路13は、貯湯用熱交換器24側と熱源用熱交換器25側とに分岐され、その分岐箇所に、貯湯用熱交換器24側に通流させる冷却水の流量と熱源用熱交換器25側に通流させる冷却水の流量との割合を調整する分流弁30が設けられている。
そして、分流弁30は、冷却水循環路13の冷却水の全量を貯湯用熱交換器24側に通流させたり、冷却水循環路13の冷却水の全量を熱源用熱交換器25側に通流させることもできるように構成されている。
また、貯湯タンク2から取り出した湯水を給湯するときの給湯熱負荷を計測する給湯熱負荷計測手段31が設けられ、暖房端末3での暖房熱負荷を計測する暖房熱負荷計測手段32も設けられている。それら給湯熱負荷計測手段31や暖房熱負荷計測手段32は、図示を省略するが、通流する湯水や熱媒の温度を検出する温度センサと、湯水や熱媒の流量を検出する流量センサとを備えて構成され、温度センサの検出温度と流量センサの検出流量とに基づいて給湯熱負荷や暖房熱負荷を検出することになる。
前記運転制御部5は、熱電併給装置1の運転中には冷却水循環ポンプ15を作動させる状態で、熱電併給装置1の運転及び冷却水循環ポンプ15の作動状態を制御するとともに、湯水循環ポンプ17、熱源用循環ポンプ21、熱媒循環ポンプ23の作動状態を制御することによって、貯湯タンク2内に湯水を貯湯する貯湯運転や、暖房端末3に熱媒を供給して暖房対象域を暖房する暖房運転を行うように構成されている。
次に、前記運転制御部5による貯湯運転及び熱媒供給運転の動作について説明を加える。
前記貯湯運転は、熱電併給装置1の運転中で冷却水循環ポンプ15の作動により、貯湯用熱交換器24において、冷却水循環路13を通流する冷却水にて湯水循環路16を通流する湯水を加熱させることができる状態で行われる。
そして、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19をバイパスするように循環させる状態に三方弁18を切り換えて、湯水循環ポンプ17を作動させて、貯湯タンク2の下部から湯水を湯水循環路16に取り出し、その湯水を貯湯用熱交換器24を通過させて加熱したのち、貯湯タンク2の上部に戻して、貯湯タンク2内に貯湯するようにしている。
図示を省略するが、前記貯湯タンク2の貯湯量を検出する貯湯量検出手段が設けられており、その貯湯量検出手段にて貯湯タンク2内の貯湯量が満杯である状態が検出されると、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水がラジエータ19を通過するように循環させる状態に三方弁18を切り換えると共に、ラジエータ19を作動させて、貯湯タンク2の下部から取り出した湯水をラジエータ19にて放熱させたのち、貯湯用熱交換器24を通過させて加熱するように構成されている。
前記暖房運転は、図示しない暖房リモコン等から暖房運転の開始が指令されると、熱源用断続弁40を開弁させる状態で熱源用循環ポンプ21と熱媒循環ポンプ23とを作動させて、熱源用熱交換器25と補助加熱用熱交換器29との少なくとも一方にて熱源用湯水を加熱させて、その加熱された熱源用湯水を熱媒加熱用熱交換器26を通過する状態で循環させ、熱媒加熱用熱交換器26において熱源用湯水により加熱される熱媒を暖房端末3に循環供給するようにしている。
熱源用湯水の加熱について説明を加えると、熱電併給装置1の運転中である場合には、分流弁30にて熱源用熱交換器25側に冷却水が通流するように調整した状態での冷却水循環ポンプ15の作動により、熱源用熱交換器25において熱源用湯水を加熱させるように構成されている。
また、熱電併給装置1からの冷却水だけでは暖房端末3で要求されている現暖房熱負荷を賄えない場合や、熱電併給装置1の非運転中の場合には、補助加熱器Mを加熱作動させることにより、補助加熱用熱交換器29において熱源用湯水を加熱させるように構成されている。
ちなみに、運転制御部5は、熱電併給装置1の運転中に、貯湯運転と暖房運転とを同時に行う場合には、暖房端末3で要求されている現暖房熱負荷に基づいて、分流弁30にて貯湯用熱交換器24側に通流させる冷却水の流量と熱源用熱交換器25側に通流させる冷却水の流量との割合を調整するように構成されている。
次に、エネルギ負荷データ作成装置について説明を加える。
図2に示すように、エネルギ負荷データ作成装置は、前記熱電併給装置1にて発生するエネルギを消費する前記エネルギ消費部のエネルギ負荷データを管理するデータ管理部51、そのデータ管理部51にて管理されるエネルギ負荷データを記憶するデータ記憶部52、及び、そのデータ記憶部52の記憶情報に基づいて、前記熱電併給装置1を運転するための予測エネルギ負荷データを作成する予測データ作成部53(予測データ作成手段に相当する)等を備えて構成されている。
そして、この実施形態では、データ管理部51及び予測データ作成部53が、前記運転制御部5を用いて構成され、データ記憶部52が、前記運転制御部5に備えられている記憶部を用いて構成されている。
以下、前記データ管理部51、前記データ記憶部52及び前記予測データ作成部53夫々について説明する。
前記データ記憶部52は、前記エネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶部(前記実データ記憶手段に相当する)52a、区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させて予め設定されたデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶部(前記設定データ記憶手段に相当する)52s、及び、前記予測データ作成部53にて作成された予測エネルギ負荷データを記憶する予測データ記憶部52bを備えて構成されている。
前記実エネルギ負荷データ、前記デフォルトエネルギ負荷データ及び予測エネルギ負荷データの夫々は、電力負荷データ、給湯熱負荷データ、暖房熱負荷データの3種類のエネルギ負荷データからなる。つまり、前記熱負荷データは、給湯熱負荷データ、暖房熱負荷データからなる。
前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aの記憶情報に基づいて、前記予測エネルギ負荷データを、区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成するように構成されている。
又、前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成されている。
又、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データの作成を、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて行うように構成されている。
又、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成されている。
更に、この参考の実施形態では、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶部52aに記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応して作成した予測エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データとを平均化処理して作成するように構成されている。
ところで、コージェネレーションシステムを設置して最初に運転を開始するときや、前記運転制御部5をリセットした後に運転を開始するとき等は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていない状態で、コージェネレーションシステムの運転が開始されることになる。
そこで、以下では、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていない状態で、コージェネレーションシステムの運転が開始されて、その開始時点から、最初の管理期間及び最初の区分け周期が始まるとして、前記データ管理部51、前記データ記憶部52及び前記予測データ作成部53夫々の動作について具体的に説明する。
尚、この実施形態では、前記単位時間を1時間とし、前記管理期間を1日とし、前記区分け周期を1週間とする。
そして、最初の管理期間としての1日目が午前0時から始まるとして、説明する。
予め、標準的な家庭のエネルギ消費状況に基づいて、デフォルトエネルギ負荷データが曜日毎に設定されて、前記設定データ記憶部52sに、1週間の7日分のデフォルトエネルギ負荷データが曜日に対応付けて記憶されている。
前記実データ記憶部52aには、実エネルギ負荷データとして、コージェネレーションシステムの運転日よりも前の1週間分の実エネルギ負荷データである直前実エネルギ負荷データ、及び、その直前実エネルギ負荷データ及び後述する過去実エネルギ負荷データに基づいて求めた1週間分の過去実エネルギ負荷データの夫々が、1日毎に分類され且つ1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の順に周期的に対応付けて記憶される。
又、予測データ記憶部52bには、予測エネルギ負荷データが、1日毎に分類され且つ1週間を区分け周期として1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けた状態で記憶される。
つまり、1日分のデフォルトエネルギ負荷データ、直前実エネルギ負荷データ、過去実エネルギ負荷データ及び予測エネルギ負荷データの夫々は、24個ずつの電力負荷データ、給湯熱負荷データ、暖房熱負荷データから構成されている。
前記直前実エネルギ負荷データの電力負荷データ、給湯熱負荷データ、及び、暖房熱負荷データの夫々は、商用電力計測部P1、発電電力計測部P2、給湯熱負荷計測手段31、及び、暖房熱負荷計測手段32にて計測される。ちなみに、電力負荷データは、商用電力計測部P1で計測した電力と、発電電力計測部P2で計測した熱電併給装置1の発電出力との和から、電気ヒータ14の電力負荷とコージェネレーションシステム固有の補機の電力負荷とを差し引いたものとなる。ちなみに、固有の補機とは、このコージェネレーションシステムで固有に補助的に設けられる装置や機械であり、冷却水循環ポンプ15や湯水循環ポンプ17がこれに該当する。
そして、実際の使用状況に基づいて、商用電力計測部P1、発電電力計測部P2、給湯熱負荷計測手段31及び暖房熱負荷計測手段32により1日分の実際のエネルギ負荷データが計測されると、その計測された日と同じ並び順位の日に対応付けられて実データ記憶部52aに記憶されている直前実エネルギ負荷データが、新しく計測された1日分の実際のエネルギ負荷データに書き換えられる形態で、実データ記憶部52aに直前実エネルギ負荷データが周の1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けて記憶される。
又、詳細は後述するが、前記データ管理部51により、各日の過去実エネルギ負荷データを各日と同じ並び順位の日の直前実エネルギ負荷データに基づいて更新する実データ更新処理が行われ、実データ記憶部52aには、過去実エネルギ負荷データが、実データ更新処理にて更新されたデータに書き換えられる状態で、周の1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けて記憶される。
図3に基づいて、前記予測データ作成部53により予測エネルギ負荷データを作成する予測負荷演算処理について、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていない状態でコージェネレーションシステムの運転が開始されたときの運転開始1週目(前記最初の区分け周期に相当する)と運転開始2週目(前記2回目の区分け周期に相当する)を対象にして説明する。
尚、図3に示すように、デフォルトエネルギ負荷データを符合Sにて、直前実エネルギ負荷データを符合Aにて、予測エネルギ負荷データを符合Bにて夫々示して、説明する。
又、直前実エネルギ負荷データ及び予測エネルギ負荷データについては、例えば、A1(1),B1(2)の如く、1日目、2日目……………7日目の管理期間の時間経過の並び順位を、各符号A,Bの後に添える1,2〜7の数字にて示し、1週目、2週目の区分け周期の時間経過の並び順を、()内の1,2の数字にて示す。
例えば、A1(1)は、1週目の1日目の直前実エネルギ負荷データを示し、B1(2)は、2週目の1日目の予測エネルギ負荷データを示す。
デフォルトエネルギ負荷データSは、前記設定データ記憶部52sに、曜日に対応付けて記憶されているが、図3には、運転開始1日目の曜日と同じ曜日に対応付けて記憶されているデフォルトエネルギ負荷データSを、1日目のデフォルトエネルギ負荷データS1とする状態で、曜日に対応付けて記憶されているデフォルトエネルギ負荷データSを、S1,S2……………S7のように、周の1日目、2日目……………7日目の順に並べて示している。
前記予測データ作成部53は、1週目の1日目の予測エネルギ負荷データB1(1)を、その1日目と同じ並び順位の日に対応する1日目のデフォルトエネルギ負荷データS1とし、2日目以降の予測エネルギ負荷データB2(1)〜B7(1)を、下記の式1に示すように、予測エネルギ負荷データ作成対象日以前の実エネルギ負荷データの平均値とする。
n+1(1)={ΣAn(1)}÷n……………(式1)
但し、n=1〜6
つまり、運転開始1週目の各日の予測エネルギ負荷データは、以下のように作成される。
B1(1)=S1
B2(1)=A1(1)
B3(1)={A1(1)+A2(1)}÷2
B4(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)}÷3
B5(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)}÷4
B6(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)}÷5
B7(1)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)+A6(1)}÷6
又、予測データ作成部53は、2週目の各日の予測エネルギ負荷データB1(2)〜B7(2)を、下記の式2に示すように、1週目の7日のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の日と同じ並び順位の日に対応して作成した予測エネルギ負荷データと、1週目の7日のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の日と同じ並び順位の日の実エネルギ負荷データとを平均化処理して作成する。
Bn(2)={Bn(1)×K1}+{An(1)×(1−K1)}……………(式2)
n=1〜7
但し、K1は、1より小さい正数の定数、例えば0.5に設定される。
ちなみに、この実施形態では、係数K1を0.5に設定して、前記平均化処理として、算術平均を用いているが、係数K1を0.5以外に設定して、前記平均化処理として、加重平均を用いても良い。
例えば、2週目の1日目の予測エネルギ負荷データB1(2)、2週目の2日目の予測エネルギ負荷データB2(2)は、以下のようになる。
B1(2)={B1(1)×K1}+{A1(1)×(1−K1)}
B2(2)={B2(1)×K1}+{A2(1)×(1−K1)}
そして、1日分の予測エネルギ負荷データは、図5に示すように、1日分の予測電力負荷データ、1日分の予測暖房熱負荷データ、1日分の予測給湯熱負荷データからなり、図5の(イ)は、1日分の予測電力負荷を示しており、図5の(ロ)は、1日分の予測暖房熱負荷を示しており、図5の(ハ)は、1日分の予測給湯熱負荷を示している。
次に、コージェネレーションシステムの運転開始3週目以降(3週目を含む)の前記データ管理部51及び前記予測データ作成部53夫々の動作を説明する。
尚、図4に示すように、直前実エネルギ負荷データを符合Aにて、過去実エネルギ負荷データを符合Dにて夫々示して、説明する。
又、A1,D1の如く、1日目、2日目……………7日目の管理期間の時間経過の並び順を、各符号A,Dの後に添える1,2〜7の数字にて示す。
先ず、データ管理部51が過去実エネルギ負荷データを更新する前記実データ更新処理について説明する。
そのデータ更新処理では、1日分の直前実エネルギ負荷データが1週間分記憶されると、日毎に、データ更新対象日と同じ並び順位の日の過去実エネルギ負荷データとデータ更新対象日と同じ並び順位の日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせること(換言すれば、加重平均すること)により、新しい過去実エネルギ負荷データを求めて、その求めた新しい過去実エネルギ負荷データを、周の1日目、2日目……………7日目の夫々に対応付けた状態で1日毎に分類して、実データ記憶部52aに記憶させる。
つまり、図4に示すように、1週間のうちのn日目(n=1〜7)の過去実エネルギ負荷データDn(m)を更新する場合は、7日分の過去実エネルギ負荷データのうち、n日目の過去実エネルギ負荷データDn(m)と、7日分の直前実エネルギ負荷データのうちn日目の直前実エネルギ負荷データAnとから、下記の式3により、n日目に対応する新しい過去実エネルギ負荷データDn(m+1)が求められ、その求められた過去実エネルギ負荷データDn(m+1)が記憶される。
Dn(m+1)=(Dn(m)×K2)+{An×(1−K2}……………(式3)
n=1〜7
但し、K2は、1より小さい正数の定数、例えば0.75に設定される。
例えば、周の1日目、2日目夫々の新しい過去実エネルギ負荷データD1(m+1),D2(m+1)は、以下のようになる。
D1(m+1)=(D1(m)×K2)+{A1×(1−K2)
D2(m+1)=(D2(m)×K2)+{A2×(1−K2)
尚、運転開始3週目の過去実エネルギ負荷データDn(m)を更新する場合、運転開始2週目の過去実エネルギ負荷データDn(m)は存在しないので、上記の式3において、過去実エネルギ負荷データDn(m)としては、運転開始2週目の直前実エネルギ負荷An(2)を用いる。
次に、前記予測データ作成部53により予測エネルギ負荷データを作成する予測負荷演算処理について説明を加えると、その予測負荷演算処理は、日付が変わる毎に実行され、記憶されている1日分の過去実エネルギ負荷データから、その日のどの時間帯にどれだけの電力負荷、給湯熱負荷、暖房熱負荷が予測されているかの1日分の予測エネルギ負荷データを求めるように構成されている。
すなわち、日毎の7つの過去実エネルギ負荷データのうち、予測エネルギ負荷データ作成対象日と同じ並び順位の日に対応する過去実エネルギ負荷データと予測エネルギ負荷データ作成対象日の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせることにより、どの時間帯にどれだけの電力負荷、給湯熱負荷、暖房熱負荷が予測されているかのその日1日分の時系列的な予測エネルギ負荷データを求めるように構成されている。
1週間のうちの2日目の予測エネルギ負荷データBを求める場合を例に挙げて具体的に説明すると、日毎の7つの過去実エネルギ負荷データD1(m)〜D7(m)と日毎の7つの直前実エネルギ負荷データA1〜A7とが記憶されているので、2日目に対応する過去実エネルギ負荷データD2(m)と、前日の1日目に対応する直前実エネルギ負荷データA1とから、下記の式4により、2日目の予測負荷データBを求める。
B={D2(m)×K3}+{A1×(1−K3)}……………(式4)
但し、K3は、1より小さい正数の定数、例えば0.25に設定される。
つまり、予測データ作成部53は、実データ記憶部52aの記憶情報に基づいて、前記予測エネルギ負荷データBを、1週間の各日に対応させて、且つ、1週間内の同じ並び順位に位置する日の実エネルギ負荷データを基準として作成するように構成されている
そして、1日分の予測エネルギ負荷データは、図5に示すように、1日分の予測電力負荷データ、1日分の予測暖房熱負荷データ、1日分の予測給湯熱負荷データからなる。
次に、前記運転制御部5による熱電併給装置1の運転の制御について説明を加える。
運転制御部5は、上述のように運転対象日の予測エネルギ負荷データを求めた状態で、単位時間である1時間が経過する毎に、予測エネルギ負荷データから、熱電併給装置1を運転させるか否かの基準となる省エネルギ度基準値を求める省エネルギ度基準値演算処理を行うと共に、その省エネルギ度基準値演算処理にて求められた省エネルギ度基準値よりも現時点での実省エネルギ度が上回っているか否かによって、熱電併給装置1の運転の可否を判別する運転可否判別処理を行うように構成されている。
このようにして、運転制御部5は、運転可否判別処理において、熱電併給装置1の運転が可と判別されると、その時点から1時間先までの単位時間を熱電請求装置1を運転させる運転用時間帯として設定して、その運転用時間帯に熱電併給装置1を運転させ、熱電併給装置1の運転が不可と判別されると、熱電併給装置1の運転を停止されるように構成されている。
前記省エネルギ度基準値演算処理について説明を加えると、単位時間である1時間が経過する毎に実行され、予測給湯熱負荷データを用いて、現時点から基準値用時間先までの間に必要となる貯湯必要量を賄えるように熱電併給装置1を運転させた場合に、熱電併給装置1を運転させることによって省エネルギ化を実現できる省エネルギ度基準値を求めるように構成されている。
例えば、単位時間を1時間とし、基準値用時間を12時間として説明を加えると、まず、予測エネルギ負荷データによる予測電力負荷、予測給湯熱負荷、及び、予測暖房熱負荷から、下記の式5により、図6に示すように、熱電併給装置1を運転させた場合の予測省エネルギ度を1時間毎に12時間先までの12個分を求めると共に、熱電併給装置1を運転させた場合に貯湯タンク2に貯湯することができる予測貯湯量を1時間毎に12時間先までの12個分を求める。
省エネルギ度P={(EK1+EK2+EK3)/熱電併給装置1の必要エネルギ}×100……………(式5)
但し、EK1は、有効発電出力E1を変数とする関数であり、EK2は、E2を変数とする関数であり、EK3は、E3を変数とする関数であり、
EK1=有効発電出力E1の発電所一次エネルギ換算値
=f1(有効発電出力E1,発電所での必要エネルギ)
EK2=有効暖房熱出力E2の従来給湯器でのエネルギ換算値
=f2(有効暖房熱出力E2,バーナ効率(暖房時))
EK3=有効貯湯熱出力E3の従来給湯器でのエネルギ換算値
=f3(有効貯湯熱出力E3,バーナ効率(給湯時))
熱電併給装置1の必要エネルギ:5.5kW(熱電併給装置1を1時間稼動させたときの都市ガス消費量を0.433m3とする)
単位電力発電必要エネルギ:2.8kW
バーナ効率(暖房時):0.8
バーナ効率(給湯時):0.9
また、有効発電出力E1、有効暖房熱出力E2、有効貯湯熱出力E3の夫々は、下記の式6〜式8により求められる。
E1=熱電併給装置1の発電電力−(余剰電力+固有の補機の電力負荷)……………(式6)
E2=暖房端末3での熱負荷……………(式7)
E3=(熱電併給装置1の熱出力+電気ヒータ12の回収熱量−有効暖房熱出力E2)−放熱ロス……………(式8)
但し、電気ヒータ12の回収熱量=電気ヒータ12の消費電力×ヒータの熱効率とする。
続いて、図6に示すように、1時間毎の予測省エネルギ度及び予測貯湯量を12個分求めた状態において、まず、予測給湯熱負荷データから12時間先までに必要とされている予測必要貯湯量を求め、その予測必要貯湯量から現時点での貯湯タンク2内の貯湯量を引いて、12時間先までの間に必要となる必要貯湯量を求める。
例えば、予測給湯熱負荷データから12時間後に9.8kWの給湯熱負荷が予測されていて、現時点での貯湯タンク2内の貯湯量が2.5kWである場合には、12時間先までの間に必要となる必要貯湯量は7.3kWとなる。
そして、単位時間の予測貯湯量を足し合わせる状態で、その足し合わせた予測貯湯量が必要貯湯量に達するまで、12個分の単位時間のうち、予測省エネルギ度の数値が高いものから選択していくようにしている。
説明を加えると、例えば、上述の如く、必要貯湯量が7.3kWである場合には、図6に示すように、まず、予測省エネルギ度の一番高い7時間先から8時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせる。
次に予測省エネルギ度の高い6時間先から7時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が1.1kWとなる。
また次に予測省エネルギ度の高い5時間先から6時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が4.0kWとなる。
このようにして、予測省エネルギ度の数値が高いものからの単位時間の選択と予測貯湯量の足し合わせを繰り返していくと、図6に示すように、8時間先から9時間先までの単位時間を選択したときに、足し合わせた予測貯湯量が7.3kWに達する。
そうすると、8時間先から9時間先までの単位時間の省エネルギ度を省エネルギ度基準値として設定し、図6に示すものでは、省エネルギ度基準値が106となる。
前記運転可否判別処理について説明を加えると、単位時間である1時間が経過する毎に実行され、現時点での電力負荷、現時点での給湯熱負荷、及び、現時点での暖房熱負荷から、上記の式5により、実省エネルギ度を求める。
そして、その実省エネルギ度が省エネルギ度基準値よりも上回ると、熱電併給装置1の運転が可と判別し、実省エネルギ度が省エネルギ度基準値以下であると、熱電併給装置1の運転が不可と判別するようにしている。
そして、上述のように、前記運転制御部5は、運転可否判別処理において、熱電併給装置1の運転が可と判別すると、熱電併給装置1を運転させ、熱電併給装置1の運転が不可と判別すると、熱電併給装置1の運転を停止させる。
つまり、実際の電力負荷、給湯熱負荷及び暖房熱負荷が、予測電力負荷データ、予測給湯熱負荷データ及び予測暖房熱負荷データと略等しければ、実省エネルギ度は、省エネルギ基準値演算処理において求めた予測省エネルギ度と略等しくなるので、必要貯湯量を貯湯できるように予測省エネルギ度の高い時間帯の順に選択した複数の単位時間において、熱電併給装置1が運転されることになる。
以下、本発明の第及び第の各実施形態を説明するが、第及び第の各実施形態では、運転開始2週目を対象にした予測データ作成部53による予測負荷演算処理が異なる以外は参考の実施形態と同様に構成してあるので、主として、運転開始2週目を対象にした前記予測負荷演算処理について説明する。
〔第実施形態〕
この第実施形態においては、前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶部52aに記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とするように構成されている。
以下、参考の実施形態と同様に、前記単位時間を1時間とし、前記管理期間を1日とし、前記区分け周期を1週間とし、最初の管理期間としての1日目が0時から始まるとして、具体的に説明する。
予測データ作成部53は、運転開始2週目の各日の予測エネルギ負荷データBn(2)を、下記の式9に示すように、運転開始1週目の7日分の直前実エネルギ負荷データの平均値とする。
Bn(2)={A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)+A6(1)+A7(1)}÷7……………(式9)
但し、n=1〜7
〔第実施形態〕
この第実施形態においては、前記予測データ作成部53は、実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが実データ記憶部52aに記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成するように構成されている。
以下、参考の実施形態と同様に、前記単位時間を1時間とし、前記管理期間を1日とし、前記区分け周期を1週間とし、最初の管理期間としての1日目が0時から始まるとして、具体的に説明する。
予測データ作成部53は、運転開始2週目の各日の予測エネルギ負荷データBn(2)を、下記の式10に示すように、運転開始1週目における予測エネルギ負荷データ作成対象日と同じ並び順位の日の直前実エネルギ負荷データと、運転開始1週目の7日分の直前実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成する。
Bn(2)=(ΣA÷7)×K4+An(1)×(1−K4)……………(式10)
但し、n=1〜7
ΣA=A1(1)+A2(1)+A3(1)+A4(1)+A5(1)+A6(1)+A7(1)
K4は、1より小さい正数の定数、例えば0.5に設定される。
ちなみに、この実施形態では、係数K4を0.5に設定して、前記平均化処理として、算術平均を用いているが、係数K1を0.5以外に設定して、前記平均化処理として、加重平均を用いても良い。
例えば、2週目の1日目の予測エネルギ負荷データB1(2)、2週目の2日目の予測エネルギ負荷データB2(2)は、以下のようになる。
B1(2)=(ΣA÷7)×K4+A1(1)×(1−K4)
B2(2)=(ΣA÷7)×K4+A2(1)×(1−K4)
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
) 実データ記憶部52aに実エネルギ負荷データが記憶されていないときの最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成する形態としては、上記の実施形態の如き、デフォルトエネルギ負荷データそのものとする形態に限定されるものではない。
例えば、外気温が低くなるほど熱負荷が大きくなるようにデフォルトエネルギ負荷データを補正すべく、補正係数を季節や月に対応して設定して、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間に対応するデフォルトエネルギ負荷データを補正係数により補正するようにしても良い。
) 本発明を、上記の実施形態の如き熱電併給装置1をエネルギ発生装置として備えたコージェネレーションシステムに適用する場合、熱電併給装置1として、上記の実施形態の如き発電機1gとその発電機1gを駆動するガスエンジン1eとを備えて構成したもの以外に、燃料電池にて構成したものにも適用することができる。
) 本発明は、上記の実施形態にて例示した如きエネルギ発生装置として熱電併給装置1を備えたコージェネレーションシステム以外に、エネルギ発生装置として電力を発生する発電機を備えた発電システムや、エネルギ発生装置として熱を発生するヒートポンプを備えた熱供給システム等にも適用することができる。
コージェネレーションシステムの全体構成を示すブロック図 コージェネレーションシステムの制御構成を示すブロック図 運転開始1週目、2週目の予測負荷演算処理を説明する図 データ更新処理を説明する図 予測エネルギ負荷データを示す図 省エネルギ度基準値演算処理を説明する図
符号の説明
1 熱電併給装置(エネルギ発生装置)
3,9エネルギ消費部
5 運転制制御部
52a 実データ記憶手段
52s 設定データ記憶手段
53 予測データ作成手段

Claims (3)

  1. エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
    その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置であって、
    前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
    前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
    前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
    前記予測データ作成手段が、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とし、
    その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されているエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置。
  2. エネルギ発生装置にて発生したエネルギを消費するエネルギ消費部における単位時間毎の実エネルギ負荷データを、時間経過の並び順に、設定数分ずつ区分けした管理期間毎に分類し、且つ、その管理期間毎の実エネルギ負荷データを、設定数分の管理期間を区分け周期として、時間経過の並び順に周期的に対応付けて記憶する実データ記憶手段と、
    その実データ記憶手段の記憶情報に基づいて、前記エネルギ発生装置を運転するための予測エネルギ負荷データを、前記区分け周期内の各管理期間に対応させて、且つ、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の実エネルギ負荷データを基準として作成する予測データ作成手段とが設けられたエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置であって、
    前記管理期間が1日であり、前記区分け周期が1週間であり、
    前記管理期間に対応させて予め設定したデフォルトエネルギ負荷データを記憶する設定データ記憶手段が設けられ、
    前記設定データ記憶手段が、前記区分け周期内の各管理期間の夫々に対応させてデフォルトエネルギ負荷データを記憶するように構成され、
    前記予測データ作成手段が、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときには、最初の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを、その管理期間に対応する前記デフォルトエネルギ負荷データに基づいて作成し、以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データに基づいて作成するように構成され、且つ、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおける、最初の管理期間以降の管理期間に対応する予測エネルギ負荷データを以前の管理期間における実エネルギ負荷データの平均値とするように構成され、
    前記実データ記憶手段に実エネルギ負荷データが記憶されていないときにおいて、最初の区分け周期の各管理期間の実エネルギ負荷データが前記実データ記憶手段に記憶された後の次の区分け周期における各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間のうちの、予測エネルギ負荷データ作成対象の管理期間と同じ並び順位の管理期間の実エネルギ負荷データと、前記最初の区分け周期における前記設定数分の管理期間の実エネルギ負荷データの平均値とを平均化処理して作成し、
    その後の区分け周期については、各管理期間の予測エネルギ負荷データを、前記実データ記憶手段にて過去実エネルギ負荷データとして記憶されているデータのうちの、前記区分け周期内の同じ並び順位に位置する管理期間の過去実エネルギ負荷データと直前の区分け周期において同じ並び順位に位置する直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて更新されて前記過去実エネルギ負荷データとして前記実データ記憶手段にて記憶される前記過去実エネルギ負荷データと、その管理期間の前日の直前実エネルギ負荷データとを所定の割合で足し合わせて作成するように構成されているエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置を備えたコージェネレーションシステムであって、
    前記エネルギ発生装置として、熱と電力とを発生する熱電併給装置が設けられ、
    前記実データ記憶手段が、前記実エネルギ負荷データとして、実熱負荷データ及び実電力負荷データを記憶するように構成され、
    前記設定データ記憶手段が、前記デフォルトエネルギ負荷データとして、デフォルト熱負荷データ及びデフォルト電力負荷データを記憶するように構成され、
    前記予測データ作成手段が、前記予測エネルギ負荷データとして、予測熱負荷データ及び予測電力負荷データを作成するように構成され、
    前記予測データ作成手段にて作成された予測熱負荷データ及び予測電力負荷データに基づいて、前記熱電併給装置の運転を制御する運転制御手段が設けられているコージェネレーションシステム。
JP2004346049A 2004-11-30 2004-11-30 エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム Expired - Fee Related JP4649182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346049A JP4649182B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346049A JP4649182B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006158106A JP2006158106A (ja) 2006-06-15
JP4649182B2 true JP4649182B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=36635713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004346049A Expired - Fee Related JP4649182B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4649182B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5006678B2 (ja) * 2007-03-28 2012-08-22 大阪瓦斯株式会社 貯湯式の給湯装置
CN110147944B (zh) * 2019-04-30 2023-08-01 创新先进技术有限公司 排名方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002029952A1 (en) * 2000-09-29 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power supply/demand control system
JP2004236422A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Tokyo Gas Co Ltd コージェネレーション装置及びその制御方法
JP2004260946A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Osaka Gas Co Ltd 運転制御システム
JP2004312798A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Toshiba Corp 分散エネルギーシステムおよびその制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125448A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Ntt Power And Building Facilities Inc 熱負荷予測装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002029952A1 (en) * 2000-09-29 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power supply/demand control system
JP2004236422A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Tokyo Gas Co Ltd コージェネレーション装置及びその制御方法
JP2004260946A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Osaka Gas Co Ltd 運転制御システム
JP2004312798A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Toshiba Corp 分散エネルギーシステムおよびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006158106A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4614793B2 (ja) エネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム
JP4229865B2 (ja) エネルギ供給システム
JP2016114271A (ja) コージェネレーションシステム
JP2005287132A (ja) コージェネレーションシステム
JP4030446B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2005291561A (ja) コージェネレーションシステムの運転方法及びコージェネレーションシステム
JP4148419B2 (ja) コージェネレーションシステム及び制御方法
JP4649182B2 (ja) エネルギ発生装置用のエネルギ負荷データ作成装置及びコージェネレーションシステム
JP3966827B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4036774B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4176028B2 (ja) エネルギシステム
JP2004357419A (ja) コージェネレーションシステム
JP4163977B2 (ja) 熱源システム
JP3970239B2 (ja) コージェネレーションシステムの省エネルギー度演算方法
JP4614809B2 (ja) エネルギ供給システム
JP4229866B2 (ja) エネルギ供給システム
JP2004257590A (ja) 熱源システム
JP2006010296A (ja) 熱源システム
JP4549234B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2005226969A (ja) エネルギシステム
JP4290206B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4101082B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2006118748A (ja) コージェネレーションシステム
JP2004263622A (ja) コージェネレーションシステム
JP2006275416A (ja) 熱源システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4649182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees