JP4648933B2 - ケーブル・コネクタ用アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、断面略円形の細長いケーブル、細線同軸ケーブル、フレキシブル・フラット・ケーブルやフレキシブル・プリント配線板のような柔軟なケーブルの一端を配線基板などに設けられているケーブル・コネクタに電気的に接続するケーブル・コネクタ用アダプタに関する。
電子機器内部における電装部品相互間の電気的接続を行うにあたり、ケーブル・コネクタが実用に供されている。そのようなケーブル・コネクタとしてのケーブルの接続構造は、例えば、特許文献1にも示されるように、ケーブルの一端に形成された雄コネクタ部としてのアダプタと、電装部品やプリント配線基板上に設けられた雌コネクタ部としてのレセプタクルとを含んでいる。
ケーブル側に設けられるアダプタには、該アダプタをレセプタクルから取外すために、特許文献1に開示されるように、レセプタクルとの嵌合をロックするロック・スプリングのレセプタクルとの係合を解除する操作レバーが設けられている。該操作レバーは、弾性変形部分を含み、アダプタを構成するインシュレータの左右両側方から外側に突出形成されている。
特許第3841352号公報
弾性変形部分を含む操作レバーは、インシュレータとの連結部において、インシュレータの左右両側方から外側に向かって突出形成されるため、操作レバーの操作方向と直交する方向に外力が加わると折れるという問題が発生し得る。このような問題に対処すべく、操作レバーの弾性変形部分の幅などを大きくするなどの手段でその強度を増加させると、その分操作レバーは硬くなり、弾性変形部分は弾性変形し難く、したがって、操作レバーの操作性が悪くなる恐れがある。
また、上記特許文献1に記載されるように、保護カバーとしての金属製シェルにより、操作レバーの弾性変形部分を覆い、外力による操作レバーの操作方向以外の動きを封じることで、操作レバーが折れることを防止することができる。しかしながら、この場合、金属性シェルで操作レバーを覆うためにアダプタの構造が複雑になるとともに、部品点数が増え、製造に時間を要し、製造コストを押し上げる恐れがある。
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、操作レバーの操作方向以外の動きを抑え得る保護壁が操作レバーとともに一体形成されたケーブル・コネクタ用アダプタを提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るケーブル・コネクタ用アダプタは、ケーブルに接続される複数のパッドが設けられているコンタクト部分、該コンタクト部分の両側に形成される一対のガイドピンを含む、ケーブル・コネクタ用レセプタクルに嵌合される結合部分、前記コンタクト部分の後方に設けられ、前記パッドに接続されるケーブルが配置される接続部分、該接続部分の両側であって前記一対のガイドピンの後方に設けられる一対の操作部分を含む本体部分、前記結合部分と前記ケーブル・コネクタ用レセプタクルとの嵌合をロックするロック爪を前端部にそれぞれ有する一対のロック・スプリングを備え、前記一対のガイドピン各々には、内部に空間が対をなして形成されるとともに、該空間と外部とを連通するスリットが該空間の外側に対をなして形成され、前記一対の操作部分各々には、前方に設けられた前記ガイドピンの空間に連通するロック・スプリング収容空間と、該ロック・スプリング収容空間の外側に配置され、該ロック・スプリング収容空間と外部とを連通する、該ロック・スプリング収容空間より上下方向の幅が広い操作レバー収容空間が対をなして形成され、前記一対のガイドピンそれぞれに形成される空間及び該空間それぞれに連通する前記対をなすロック・スプリング収容空間内には、前記ロック・スプリングの前記ロック爪が前記ガイドピンの空間の外側に形成される前記対をなすスリットから常時外部に突出するように、前記ロック・スプリングが対をなして配置され、前記対をなす操作レバー収容空間には、前記ロック・スプリングの動作を制御し、前記ロック・スプリング収容空間より幅が広い操作レバーが対をなして配置されることを特徴とする。
本発明に係るケーブル・コネクタ用アダプタは、また、前記対をなして形成されているロック・スプリング収容空間は、それぞれ、前記操作部分各々を構成する側壁、上壁及び下壁に囲まれており、前記ロック・スプリング収容空間各々の外側に隣接するとともに該ロック・スプリング収容空間に連通する、対をなして形成されている前記操作レバー収容空間は、それぞれ、少なくとも前記操作部分各々を構成する上壁及び下壁に囲まれていることが好ましい。
本発明に係るケーブル・コネクタ用アダプタは、さらに、前記対をなして形成されている操作レバー各々は、外力が内側に向けて加えられる駆動部と該駆動部に加えられた前記外力を前記ロック・スプリングに伝える押圧部を含み、前記対をなして形成される操作レバーは、前記本体部分と一体に形成されるとともに、少なくとも前記操作レバー各々の押圧部は、前記操作部分各々を構成する上壁及び下壁に囲まれた前記操作レバー収容空間内に形成されることが好ましい。
本発明におけるケーブル・コネクタ用アダプタは、操作レバーを、アダプタを構成する操作部分内に形成される操作レバー収容空間内に配置することで、より具体的には、操作レバーの少なくとも押圧部を該操作レバーと一体に形成された保護壁としての上壁及び下壁で囲うことで、外力による操作レバーの操作方向以外の動きを極力封じることを可能とし、それにより、操作レバーの押圧部を細くすることが可能となり、操作レバーの操作を容易にする。また、保護壁及び操作レバーは、アダプタの本体部分とともに一体に形成されているので、製造時間が短縮化され、部品点数も少なくて済み、製造コストを抑えることが可能となる。
以下、本発明に係るケーブル・コネクタ用アダプタの実施態様につき、図1ないし8を用いて説明する。
図1は、本発明の実施態様に係るケーブル・コネクタ用アダプタの上面図であり、図2は、図1のケーブル・コネクタ用アダプタの正面図であり、図3は、図1のケーブル・コネクタ用アダプタの側面図である。図4は、図2のA−A線に沿う部分拡大断面図であり、図5は、図1のB−B線に沿う部分拡大断面図である。図6は、図1のケーブル・コネクタ用アダプタがレセプタクルに嵌合している状態を示す斜視図である。図7は、図6に示されるケーブル・コネクタ用アダプタがレセプタクルに嵌合した時の、図2のC−C線に沿う部分拡大断面図である。図8は、本発明の別の実施態様に係るケーブル・コネクタ用アダプタの斜視図である。
(第1の実施態様)
本実施態様におけるケーブル・コネクタ用アダプタ(以下、「アダプタ」ともいう。)1は、図1ないし5に示されるように、断面略円形の細長いケーブル(以下、「ケーブル」ともいう。)50用のアダプタであり、概略、結合部分10及び該結合部分10と一体に形成されている本体部分20を備えている。
結合部分10は、図6に示されるレセプタクル60に嵌合する部分であり、結合部分10がレセプタクル60に嵌合されることで、結果としてケーブル50とプリント配線基板80とが電気的に接続される。結合部分10は、概略、コンタクト部分11及び該コンタクト部分11の左右に設けられる一対のガイドピン13a、13bを含んでいる。
コンタクト部分11は、平坦な板状部材であり、左右方向に延在している。コンタクト部分11の上面及び/または下面には、レセプタクル60のコンタクト(不図示)に接触する複数の外部電極としてのパッド12が互いに平行に配列されている。パッド12は、後述する本体部分20の接続部分21を介して対応するケーブル50に接続され得る。(なお、パッド12とケーブル50との接続機構は、本願発明の特徴ではないので本明細書ではこれ以上の説明を省略するが、接続機構の詳細は、例えば特開2001−223039号公報などに開示されている。)
コンタクト部分11の左右両側に設けられる一対のガイドピン13a、13bは、結合部分10がレセプタクル60に嵌合されるとき、位置決め兼案内をする部材であり、コンタクト部分11を挟んで左右対称の構造を有している。本明細書では、図1において右側に配置されるガイドピン13bについて詳細に説明し、左側のガイドピン13aについての詳細な説明は省略する。ガイドピン13bには、図4に示されるように、その内部に空間14bが形成されている。該空間14bは、後述する操作部分22bに形成されるロック・スプリング収容空間23bに連通し、該ロック・スプリング収容空間23bとともにロック・スプリング40bを収容している。左側のガイドピン13aも同様にロック・スプリング収容空間23aに連通する空間が形成される。
ガイドピン13bには、さらに、該空間14bと外部を連通するスリット15bが形成される。該スリット15bは、空間14bから図1において右方に向かって空間14bを囲む壁を貫通するとともに、後方に向かって本体部分20の前壁28を貫通し、後方に位置する操作レバー収容空間24bに連通している(図6参照)。本実施態様におけるスリット15bは、また、図3に示されるように、ガイドピン13bの中心より若干上方(図3において左方)にずれて形成されている。スリット15b前方からは、後述するロック・スプリング40bのロック爪49bが、図1に示されるように、右方に向かってガイドピン13bから外に突出する。左側のガイドピン13aも同様にスリットが形成され、ロック・スプリング40aのロック爪49aが左方に向かって突出する。
本体部分20は、概略、接続部分21、該接続部分21の左右に設けられる一対の操作部分22a、22b、及び一対の操作部分22a、22b内に配置される一対のロック・スプリング40a、40bを含んでいる。
接続部分21は、一対の操作部分22a、22bを一体に連結するとともに、複数のケーブル50が接続される部分であり、結合部分10のコンタクト部分11の後方に位置し、該コンタクト部分11とほぼ同じ幅(左右方向の長さ)を有して左右方向に延在している。接続部分21は、また、コンタクト部分11より大きい厚さ(上下方向の長さ)を有している。接続部分21は、左右に隣接する一対の操作部分22a、22bとともに共通する前壁28を含んでいる。該前壁28は、コンタクト部分11を取り囲むように形成され、アダプタ1がレセプタクル60に嵌合したとき、レセプタクル60と当接する当接面28Aを構成する。接続部分21には、さらに、ケーブル50の一端部が挿入される、後方に向かって開放する複数の接続孔(不図示)が形成されている。
アダプタ1は、一対のロック・スプリング40a、40bを除き、外部電極としてのパッド12を有するコンタクト部分11及び接続部分21を含む予め形成されている配線部分をインサート部品とするとともに、電気絶縁性の合成樹脂材料で一体にインサート成形されることが好ましい。
接続部分21の左右に設けられる一対の操作部分22a、22bは、後述する一対のロック・スプリング40a、40bの動作を制御する部分であり、接続部分21を挟んで左右対称の構造を有している。本明細書では、上記ガイドピン13a、13bの場合と同様、図1において右側に配置される操作部分22bについて詳細に説明し、左側の操作部分22aについての詳細な説明は省略する。
右側の操作部分22bは、図5、6に示されるように、側壁25b、上壁27b及び下壁26bで囲まれるロック・スプリング収容空間23b及び該ロック・スプリング収容空間23bに隣接する操作レバー収容空間24bを含んでいる。
ロック・スプリング収容空間23bの幅(図6において、上下方向の長さ)は、後述する操作レバー30bの押圧部33bの幅より狭く構成される。このように構成することで、操作レバー30bの押圧部33bが、ロック・スプリング収容空間23b内に入り込むことで、押圧部33bが、過度に、内側に向かって変形したり、押圧部33bの変形によりロック・スプリング40bが過度に押されたりすることが防止できる。
操作レバー収容空間24bは、ロック・スプリング収容空間23bの幅より広い幅を有する。図6に示されるように、操作レバー収容空間24bの左側は該ロック・スプリング収容空間23bに連通し、その右側は、外方に向かって開放している。なお、本実施態様では、操作レバー収容空間24bを囲む上壁27b及び下壁26bの右側後方には、後述する操作レバー30の駆動部31が操作レバー収容空間24b内への揺動を可能とするため、切欠部が形成されている。図1には、左右の上壁27a、27bそれぞれに形成される切欠部27a1、27b1が示されている。
ロック・スプリング収容空間23bには、さらに、右側の対応するガイドピン13bの空間14bに連通しており、既に述べたように、後述するロック・スプリング40bが収容される。操作レバー収容空間24bには、ロック・スプリング40bの一部及び操作レバー30bが収容される。
操作レバー30bは、駆動部31b、押圧部33bを含んでいる。押圧部33bは、断面矩形状の細長い棒状体をなしており、操作レバー収容空間24内を、前壁28から垂直に起立するように形成され、後述するロック・スプリング40bの湾曲頂点43b1より若干後方の位置まで延在している。押圧部33bは、該押圧部33bの前壁28との連結部を支点として、左右方向に揺動可能に形成されている。押圧部33bの後端は、駆動部31bに連結される。該駆動部31bは、図3に示されるように、押圧部33b後端部近傍から後方及び上下方向に翼を広げるように延在するとともに、図1に示されるように、傾斜しながら操作レバー収容空間24から右方に突出するように形成される。駆動部31bの上下両端は、操作部分22bの上下両端とほぼ同一平面内にあり、また、駆動部31bの後端は、操作部分22bの後端とほぼ同一平面内にある。すなわち、駆動部31bは、操作部分22から右方にのみ突出し、操作部分22bの後方及び上下方向には突出しないように形成されている。
操作レバー30bがこのように構成されることで、操作レバー30bの駆動部31bを内側に向かって(図1、4及び5において、左側に向かって)移動させると、押圧部33bの後端部が、ロック・スプリング収容空間23bから操作レバー収容空間24b内に入り込んでいるロック・スプリング40bの湾曲頂点43b1に当接し、該ロック・スプリング40bの弾性変形部43bを内側に向かって押す。それにより、ロック爪49bが、内側に移動し、空間14b内に押し込まれることで、レセプタクル60とのロック状態を解除することが可能となる。結果として、雄コネクタとしてのアダプタ1を雌コネクタとしてのレセプタクル60から取外すことが可能となる。
また、操作レバー30bの押圧部33bは、操作レバー収容空間24b内に配置され、駆動部31bも操作部分22bから右方にのみ突出するように形成されているので、押圧部33bは、外力に対して変形することが抑えられる。例えば、上下方向から加えられる外力に対しては、上壁27b及び下壁26bが存在するので、これらの壁に当接することでそれ以上の変形を抑制される。あるいは、外側(右方)から加えられる外力に対しては、押圧部33bより幅が狭いロック・スプリング収容空間23bが存在するので、操作レバー収容空間24bを囲む上壁27b及び下壁26bに形成されている段部に当接することでそれ以上の変形が抑制される。したがって、上記特許文献1のように、操作レバーを保護するための金属シェルがなくとも、本実施態様における操作レバー30bは、外力により破壊されることが防止される。言い換えれば、本実施態様における操作部分22bの上壁27b、下壁26bは、操作レバー30bを保護する保護壁として機能している。
ロック・スプリング40bは、アダプタ1がレセプタクル60に嵌合した状態を保持するロック部材であり、図4に詳細に示されるように、板バネ状に形成され、概略、固定部41b、湾曲部42b、弾性変形部43b及びロック爪49bを含んでいる。
固定部41bは、ロック・スプリング収容空間23bを画定する側壁25bに沿って上壁27b及び下壁26bにそれぞれ形成される溝27b2及び26b1内に圧入され、ロック・スプリング40bを支持する。固定部41b後方に連続する湾曲部42bは、ロック・スプリング40bが折り返される部分であり、ロック・スプリング40bに弾性を与え、後続する弾性変形部43bを弾性変形可能にする。弾性変形部43bは、概略、湾曲頂点43b1を境に緩く「く」の字状に折り曲げられ、湾曲部42bの前方に延在する。弾性変形部43bの前端であって上端には、ロック爪49bが固定部41bと反対側に向かって突出形成される。ロック爪49bは、図6に示されるように、板状の弾性変形部43bに対して直角をなすように形成される。
このように構成されているロック・スプリング40bは、弾性変形部43bの湾曲頂点43b1近傍、弾性変形部43の前端部及びロック爪49bを除いて、ロック・スプリング収容空間23b内に配置される。弾性変形部43の湾曲頂点43b1近傍は、ロック・スプリング収容空間23b右方に連通する操作レバー収容空間24b内に配置される。また、弾性変形部43の前端部は、ロック・スプリング収容空間23b前方に連通するガイドレバー13bに形成されている空間14b内に配置される。さらに、ロック爪49bは、空間14からスリット15bを通って右方外側に突出するように配置される。
左側の操作部分22aも、右側の操作部分22bと同様の構成を備え、同様の作用効果を奏する。その場合、右側の操作部分22bの説明において、引用数字に添付されるアルファベットbをaに代えて読むことにより、上記右側の操作部分22bに関する説明が、左側の操作部分22aに関する説明として読めることが理解されるであろう。
以上述べたような構造を有する雄コネクタとしてのアダプタ1を、プリント配線基板80に実装されている雌コネクタとしてのレセプタクル60に接続する動作について図1、図6及び図7を用いて説明する。
図1に示される状態にあるアダプタ1を、レセプタクル60に接続するには、レセプタクル60に挿入するだけでよい。すなわち、アダプタ1の結合部分10を対応するアダプタ受け部(図7に、結合部分10のガイドピン13bを受け入れるガイド収容空間61bのみが示されている。)に挿入する。この場合、一対のガイドピン13a、13bを対応するガイド収容空間に嵌合させることで、結合部分10のコンタクト部11に形成されるパッド12がレセプタクル60に設けられている対応するコンタクト(不図示)に電気的に接続される。また、ガイドピン13a、13bが対応するガイド収容空間に完全に嵌合すると、一対のロック・スプリング40a、40bにそれぞれ設けられている一対のロック爪49a、49bがガイド収容空間61を画定する外壁に設けられた係合孔に係合する。
具体的に右側のガイドピン13bで説明すれば、図7に示されるように、アダプタ1の結合部分10のガイドピン13bがレセプタクル60のガイド収容空間61内に挿入される。同時に、左側のガイドピン13aも対応するガイド収容空間61に挿入され、それにより、対をなすガイドピン13a、13b間に設けられているコンタクト部11が対応するレセプタクル60のコンタクトに対して位置決めされる。また、ガイドピン13bからスリット15bを介して右方外側に突出しているロック・スプリング40bのロック爪49bは、ガイド収容空間61bを画定する外壁62により空間14b内に引き込む。
アダプタ1の前壁28の前面である当接面28Aにレセプタクル60側の当接面64が当接するまで、アダプタ1をレセプタクル60のアダプタ受け部に挿入する。この時、ロック爪49bは、ガイド収容空間61bを画定する外壁62に設けられた係合孔63に到達する。したがって、ガイドピン13bの空間14b内に引き込んでいたロック爪49bは、その弾性反発力により、係合孔63内に突出する。左側のガイドピン13aにおいても同様に、ケロック爪49aが対応する係合孔に係合し、それにより、アダプタ1は、レセプタクル60に完全にロックされる。このようにして、アダプタ1は、図6に示されるように、レセプタクル60への嵌合を完了する。また、この時、アダプタ1の結合部分10のコンタクト部11に設けられた複数のパッド12が、対応するレセプタクル60に設けられた複数のコンタクトにそれぞれ電気的に接続されることはいうまでもない。
次に、図6に示される状態にあるアダプタ1をレセプタクル60から取外す動作について説明する。アダプタ1の取外し動作においても、右側の操作部分22b及びガイドピン13bの動作を中心に説明する。図6に示すように、一対の操作レバー30a、30bの駆動部31a、31bに対し、互いに向かい合う内向きの力Fを作用させる。内向きの力Fが作用すると、右側の操作部分22bの操作レバー収容空間24b内に設けられている操作レバー30bの押圧部33bは、内側、すなわち、対応するロック・スプリング収容空間23bに向かって撓む。そして、押圧部33bは、ロック・スプリング40bの弾性変形部43bの湾曲頂点43b1に接触し、弾性変形部43bを内側に向かって変位させる。ロック・スプリング40bの弾性変形部43bの内向きの変位により、ロック爪49bは、対応するレセプタクル60の係合孔63bから抜け、ガイドピン13bの空間14b内に引き込む。左側の操作部分22a及びガイドピン13aにおいても、ロック爪49aが同様に動作する。この結果、アダプタ1のレセプタクル60に対するロックが解除されたことになり、アダプタ1をレセプタクル60から取外すことが可能となる。すなわち、アダプタ1を後方に引き出すことで、アダプタ1のレセプタクル60からの取り外しが完了する。
(第2の実施態様)
図8には、本発明に係るケーブル・コネクタ用アダプタの第2の実施態様が示されている。図8に示されるアダプタ101は、フレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)、または、フレキシブル配線基板(FPC)のような柔軟で扁平なケーブル(以下、「フレキシブル・ケーブル」ともいう。)用のアダプタである。
本実施態様におけるアダプタ101は、結合部分110の一対のガイドピン113a、113b及び本体部分120の一対の操作部分122a、122bは、上記第1の実施態様と全く同じであり、説明は省略する。なお、本実施態様においては、特に説明がない限り、上記第1の実施態様における部品に付された引用数字に100を加えた引用数字で同じ部品を表している。
本実施態様では、結合部分110のコンタクト部分111は、一対のガイドピン113a、113bを連結する平坦な板体であり、フレキシブル・ケーブル150の一端部が接着されている。したがって、パッド112は、フレキシブル・ケーブル150に形成されている。また、本体部分120の接続部分121も、一対の操作部分122a、122bを連結する平坦な板体であり、下面側をフレキシブル・ケーブル150が通り抜ける。該接続部分121の下面にフレキシブル・ケーブル150が接着されていてもよいし、接着されていなくてもよい。
以上の構成を備えるアダプタ101は、上記第1の実施態様と同じ操作部分122a、122bを備えているので、第1の実施態様と同様に、雌コネクタとしてのレセプタクル(図6参照)に対して容易に嵌合、取り外しすることができる。また、操作部分122a、122bの操作レバー130a、130bは、保護壁により保護されており、取り外しのために加えられる方向以外から外力が加えられても壊れ難い。
本発明の第1の実施態様に係るケーブル・コネクタ用アダプタの上面図である。 図1のケーブル・コネクタ用アダプタの正面図である。 図1のケーブル・コネクタ用アダプタの側面図である。 図2のA−A線に沿う部分拡大断面図である。 図1のB−B線に沿う部分拡大断面図である。 ケーブル・コネクタ用アダプタがレセプタクルに嵌合した時の、図2のC−C線に沿う部分拡大断面図である。 図1のケーブル・コネクタ用アダプタがレセプタクルに嵌合している状態を示す斜視図である。 発明の第2の実施態様に係るケーブル・コネクタ用アダプタの斜視図である。
符号の説明
1、101 ケーブル・コネクタ用アダプタ
10、110 結合部分
11、111 コンタクト部分
13a、113a (左側の)ガイドピン
13b、113b (右側の)ガイドピン
14b (右側のガイドピン13b、113bに設けられた)空間
15b、115b (右側のガイドピン13b、113bに設けられた)スリット
20、120 本体部分
21、121 接続部分
22a、122a (左側の)操作部分
22b、122b (右側の)操作部分
23b (右側の操作部分22bに設けられた)ロック・スプリング収容空間
24b (右側の操作部分22bに設けられた)操作レバー収
容空間
25b (右側の操作部分22bの)側壁
26b (右側の操作部分22bの)下壁
27b (右側の操作部分22bの)上壁
30a、130a (左側の)操作レバー
30b、130b (右側の)操作レバー
31a (左側の操作レバーの)駆動部
31b、131b (右側の操作レバーの)駆動部
33a (左側の操作レバーの)押圧部
33b、133b (右側の操作レバーの)押圧部
40a、40b (一対の)ロック・スプリング
49a、49b (一対の)ロック爪
50 細線同軸ケーブル
60 レセプタクル
150 フレキシブル・ケーブル(柔軟で扁平なケーブル)

Claims (5)

  1. ケーブルに接続される複数のパッドが設けられているコンタクト部分、該コンタクト部分の両側に形成される一対のガイドピンを含む、ケーブル・コネクタ用レセプタクルに嵌合される結合部分、
    前記コンタクト部分の後方に設けられ、前記パッドに接続されるケーブルが配置される接続部分、該接続部分の両側であって前記一対のガイドピンの後方に設けられる一対の操作部分を含む本体部分、
    前記結合部分と前記ケーブル・コネクタ用レセプタクルとの嵌合をロックするロック爪を前端部にそれぞれ有する一対のロック・スプリング、
    を備え、
    前記一対のガイドピン各々には、内部に空間が対をなして形成されるとともに、該空間と外部とを連通するスリットが該空間の外側に対をなして形成され、
    前記一対の操作部分各々には、前方に設けられた前記ガイドピンの空間に連通するロック・スプリング収容空間と、該ロック・スプリング収容空間の外側に配置され、該ロック・スプリング収容空間と外部とを連通する、該ロック・スプリング収容空間より上下方向の幅が広い操作レバー収容空間が対をなして形成され、
    前記一対のガイドピンそれぞれに形成される空間及び該空間それぞれに連通する前記対をなすロック・スプリング収容空間内には、前記ロック・スプリングの前記ロック爪が前記ガイドピンの空間の外側に形成される前記対をなすスリットから常時外部に突出するように、前記ロック・スプリングが対をなして配置され、
    前記対をなす操作レバー収容空間には、前記ロック・スプリングの動作を制御し、前記ロック・スプリング収容空間より幅が広い操作レバーが対をなして配置されることを特徴とするケーブル・コネクタ用アダプタ。
  2. 前記対をなして形成されているロック・スプリング収容空間は、それぞれ、前記操作部分各々を構成する側壁、上壁及び下壁に囲まれており、
    前記ロック・スプリング収容空間各々の外側に隣接するとともに該ロック・スプリング収容空間に連通する、対をなして形成されている前記操作レバー収容空間は、それぞれ、少なくとも前記操作部分各々を構成する上壁及び下壁に囲まれていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル・コネクタ用アダプタ。
  3. 前記対をなして形成されている操作レバー各々は、外力が内側に向けて加えられる駆動部と該駆動部に加えられた前記外力を前記ロック・スプリングに伝える押圧部を含み、前記対をなして形成される操作レバーは、前記本体部分と一体に形成されるとともに、少なくとも前記操作レバー各々の押圧部は、前記操作部分各々を構成する上壁及び下壁に囲まれた前記操作レバー収容空間内に形成されることを特徴とする請求項2に記載のケーブル・コネクタ用アダプタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載されるケーブル・コネクタ用アダプタと該ケーブル・コネクタ用アダプタが嵌合されるレセプタクルとを備えるケーブル・コネクタ。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載される、ケーブルに接続されたケーブル・コネクタ用アダプタとプリント配線基板上に設けられたレセプタクルとを備え、
    前記ケーブル・コネクタ用アダプタが前記レセプタクルに嵌合されることで前記ケーブルと前記プリント配線基板とが電気的に接続されることを特徴とする電子機器。
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