JP4648108B2 - タンクキャップ - Google Patents

タンクキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP4648108B2
JP4648108B2 JP2005183597A JP2005183597A JP4648108B2 JP 4648108 B2 JP4648108 B2 JP 4648108B2 JP 2005183597 A JP2005183597 A JP 2005183597A JP 2005183597 A JP2005183597 A JP 2005183597A JP 4648108 B2 JP4648108 B2 JP 4648108B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
tank
packing
cap shell
shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005183597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007001616A (ja
Inventor
泰則 松原
照幸 斉藤
慶太 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005183597A priority Critical patent/JP4648108B2/ja
Priority to TW095120225A priority patent/TWI316908B/zh
Priority to MYPI20062832A priority patent/MY147192A/en
Priority to PE2006000691A priority patent/PE20070126A1/es
Priority to ARP060102682A priority patent/AR057393A1/es
Priority to US11/920,439 priority patent/US8113376B2/en
Priority to EP06780647A priority patent/EP1889792B1/en
Priority to ES06780647T priority patent/ES2376790T3/es
Priority to KR1020077028446A priority patent/KR101164707B1/ko
Priority to CA2608307A priority patent/CA2608307C/en
Priority to CN200680022428A priority patent/CN100586806C/zh
Priority to PA20068682401A priority patent/PA8682401A1/es
Priority to BRPI0611647-7A priority patent/BRPI0611647A2/pt
Priority to AU2006260108A priority patent/AU2006260108B2/en
Priority to PCT/JP2006/312610 priority patent/WO2006137521A1/ja
Publication of JP2007001616A publication Critical patent/JP2007001616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4648108B2 publication Critical patent/JP4648108B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は,導電性燃料タンクの給油口筒に装着される合成樹脂製のキャップボディと,このキャップボディの上部に連結されて作業者に把持される導電性のキャップシェルと,キャップボディに付設されて給油口筒の上端部に形成されたシール面に密接するパッキンとを備えるタンクキャップに関し,特に,キャップシェルを把持する作業者に帯電した静電気を燃料タンクに逃がすようにしたタンクキャップの改良に関する。
かゝるタンクキャップは,例えば特許文献1に開示されているように,既に知られている。
特開平10−129280号公報
上記特許文献1に開示されているタンクキャップでは,作業者に帯電した静電気を燃料タンクに放電するために,タンクキャップの給油口筒への装着状態で導電性のキャップシェルと燃料タンクとの間に所定の放電間隙を設けているが,上記放電間隙を常に適正に設定することは製作上容易でないので,生産性が劣る。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,簡単な構造で製作が容易であって,作業者に帯電した静電気を燃料タンクに逃がすことができるようにした前記タンクキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,導電性燃料タンクの給油口筒に装着される合成樹脂製のキャップボディと,このキャップボディの上部に連結されて作業者に把持される導電性のキャップシェルと,キャップボディに付設されて給油口筒の上端部に形成されたシール面に密接する環状のパッキンとを備えるタンクキャップにおいて,キャップボディに給油口筒に螺合されるねじ部を形成し,このキャップボディとキャップシェルとを相互に回転可能に連結する共に,これらキャップシェル及びキャップボディ間に,キャップシェルの前記ねじ部に対する締め付け方向の回転トルクが所定値を超えると空転するラチェット機構を介装し,キャップシェルの円筒状周壁に,外方に隆起して等ピッチに並ぶ複数の滑り止め用隆起部を形成する一方,前記パッキンを導電性に構成して,このパッキンの外周に,前記ラチェット機構の空転時にキャップシェルの円筒状周壁の内周面を滑るべく,この内周面に向けて前記締め付け方向に傾斜しながら突出して該内周面に弾性的に摺接する導電性の弾性接片を一体に突設し,この弾性接片を,前記隆起部のピッチとは異なるピッチで並ぶ複数とし,これら弾性接片の少なくとも一つがキャップシェルの円筒状周壁の,前記隆起部に対応する部分を除く内周面に常に接触するようにしたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,パッキンを,前記シール面に密接する環状の下部リップと,この下部リップの上方に配置される環状の上部リップと,上記両リップの内周端を相互に一体に連結してキャップボディの外周面に形成された環状の取り付け溝に装着される連結部とで構成し,上記両リップの何れか一方の外周から前記弾性接片を突出させたことを第2の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,キャップシェルを金属製としたことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,環状のパッキンを導電性に構成する共に,このパッキンの外周から突出する導電性の弾性接片をキャップシェルに弾性的に接触させるという,極めて簡単な構造により,キャップシェルを把持する作業者の静電気をパッキンを介して燃料タンクに逃がすことができる。しかもパッキンのキャップシェルとの弾性接触部には高度の寸法精度は不要であるから,パッキンの製造も容易であり,タンクキャップの生産性の向上に寄与する。
また,キャップシェル及びキャップボディ間に,キャップシェルのねじ部に対する締め付け方向の回転トルクが所定値を超えると空転するラチェット機構を介装しているので,キャップボディの給油口筒への螺合,締め付け時,ラチェット機構の空転により過剰締め付けによるねじ部やパッキンの破損を防ぐことができる。またラチェット機構の空転時でも,キャップシェルの内周面に向けてキャップシェルの締め付け方向に傾斜しながら突出するパッキンの弾性接片がキャップシェルの内周面を滑ることで,キャップシェルの弾性接片との接触状態を保ちつゝ,パッキンの無理な変形を防ぐことができる。
さらに,キャップシェルの円筒状周壁に,外方に隆起して等ピッチに並ぶ複数の滑り止め用隆起部が存在しても,パッキンの弾性接片を,前記隆起部のピッチとは異なるピッチで並ぶ複数とし,これら弾性接片の少なくとも一つがキャップシェルの円筒状周壁の,前記隆起部に対応する部分を除く内周面に常に接触するようにしているので,これら隆起部に関係なく,またキャップシェル及びキャップボディの相対回転位置に関係なく,常に確実にパッキンの弾性接片のキャップシェルとの接触状態を確保することができる。
さらにまた本発明の第2の特徴によれば,パッキンのリップを利用して,柔軟性に富む弾性接片を容易に形成することができ,したがって弾性接片付きのパッキンを安価に得ることができる。
さらにまた本発明の第3の特徴によれば,導電性キャップシェルを安価に製作することができ,タンクキャップのコスト低減に寄与し得る。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図,図2は同エンジンに取り付けられた燃料タンクの縦断面図,図3は図2の3部拡大図,図4は図3の4部拡大図,図5は図3の5−5線断面図,図6は図3の6−6線断面図である。
先ず,図1において,符号Eは各種作業機の動力源となる汎用4サイクルエンジンを示す。このエンジンEは,水平方向に配置されるクランク軸1を支持するクランクケース2と,このクランクケース2から斜め上方に突出したシリンダ部3とを備えており,クランクケース2の直上には,それに支持される燃料タンクTが配置され,またシリンダ部3の一側には気化器4が取り付けられ,この気化器4に吸気ダクト5を介して接続されるエアクリーナ6が,燃料タンクTの側方に並ぶようにしてシリンダ部3の直上に配置される。
図2において,上記燃料タンクTは,それぞれ椀状をなして燃料貯留室10を画成すべく対向する上部タンク半体7及び下部タンク半体8と,下部タンク半体8の下面を空隙を存して覆う底板9の三者で構成され,この三者7,8,9は,その外周部が纏めて一体にかしめ結合される。その底板9は,クランクケース2の上部に固着されるブラケット11にマウントゴム12,12を介してボルト13,13により取り付けられ,こうして燃料タンクTはエンジンEに弾性支持される。上部タンク半体7,下部タンク半体8及び底板9は,何れも鋼板製であり,特に上部タンク半体7は,鋼板の表面に塗膜16を予め焼き付けてなるカラー鋼板製である。
下部タンク半体8の底壁には,ストレーナ15を介して燃料貯留室10に開口する燃料導管14が接続され,ストレーナ15で濾過された燃料貯留室10の燃料が重力でこの燃料導管14を通して前記気化器4に供給されるようになっており,その際,燃料貯留室10の呼吸を可能にする迷路状のエアベントが後述するタンクキャップCに備えられる。
図3及び図4に示すように,上部タンク半体7の中央部には,メッキ鋼板製の給油口筒18の上端部が,該上端部が露出するようにしてかしめ結合され,この給油口筒18の露出した上端部に漏斗状のシール面19が形成される。また給油口筒18の下端には,燃料貯留室10に注入された燃料を濾過する燃料フィルタ17が連結される。
給油口筒18にはタンクキャップCが装着される。このタンクキャップCは,合成樹脂製のキャップボディ20,同じく合成樹脂製のキャップインナ21,鋼板製のキャップシェル22及び環状のパッキン23を主たる構成要素とする。
キャップボディ20は,給油口筒18の内周面に螺合し得るねじ部24を外周に形成した天井付きの円筒部20aと,この円筒部20aの上端部から半径方向に張り出すフランジ部20bとを備えており,円筒部20aの上部外周面には,フランジ部20bの下面に連なる環状の取り付け溝25が形成される。この取り付け溝25に,前記シール面19に密接する前記パッキン23が装着される。またキャップシェル22の天井部中心には,給油口筒18から外したタンクキャップCの脱落を防ぐティザー26(図2及び図3参照)が接続される。
図4及び図5に示すように,キャップインナ21は,キャップボディ20の直上に配置される。これらキャップインナ21及びキャップボディ20は,これらの対向面にそれぞれ形成された環状の連結鉤形部27と環状配列の複数の連結爪部28,28…との係合により相互に回動可能に連結される。環状の連結鉤形部27は,キャップボディ20と同軸上に配置される。キャップインナ21は,その外周に星形に突出すると共に,先端部を下方に屈曲した複数の突起21a,21a…を備えている。このキャップインナ21の外周に,天井付きで円筒状の前記キャップシェル22が嵌合される。このキャップシェル22の外周面には,キャップインナ21の複数の突起21a,21a…を内側に受容する複数の隆起部30,30…が一体に形成されており,これら隆起部30,30…から切り起こされた係止爪31,31…を,前記突起21a,21a…外面の凹部32,32…に係合させることにより,キャップシェル22はキャップインナ21に固着される。上記隆起部30,30…は,キャップシェル22を回転操作する際の滑り止めとなる。
こゝで,キャップボディ20を給油口筒18にねじ込むときのキャップシェル22及びキャップインナ21の回転方向をA,それと反対の回転方向をBとし,キャップインナ21のA方向の回転を規定のトルクの範囲内でキャップボディ20に伝達し,キャップインナ21のB方向の回転は滑りなくキャップボディ20に伝達し得るラチェット機構35がキャップインナ21及びキャップボディ20間に介装される。
即ち,このラチェット機構35は,図6に示すように,キャップボディ20に形成されて前記連結鉤形部27の内側にそれと同心上に配置されるラチェットギヤ36と,キャップインナ21に一体に形成されて上記ラチェットギヤ36に弾発的に係合する複数のラチェットポール37,37…とからなっており,キャップシェル22及びキャップインナ21をA方向に回転したときは,その回転トルクが,前記パッキン23を給油口筒18のシール面19に適正に密着させるに足る規定トルクを超えると,ラチェットポール37,37…がラチェットギヤ36から滑り出し,これと反対にキャップシェル22及びキャップインナ21をB方向に回転したときは,ラチェットポール37,37…及びラチェットギヤ36間に滑りは起こらず,キャップインナ21及びキャップボディ20が一体となって回転するようになっている。
図4及び図5に明示するように,前記パッキン23は,給油口筒18の前記シール面19に密接する環状の下部リップ23aと,この下部リップ23aの上方でキャップボディ20の前記フランジ部20b下面に密接する環状の上部リップ23bと,この両リップ23a,23bの内周端部を相互に一体に連結してキャップボディ20の前記取り付け溝25に装着される連結部23cとで構成される。その際,両リップ23a,23bの何れか一方,図示例では上部リップ23bの外周には,キャップボディ20とキャップシェル22との相対回転を許容しながら,キャップシェル22の周壁22aの,隆起部30,30…を除く内周面に弾性的に接触する複数の弾性接片38,38…が一体に形成され,ラチェット機構35の滑り作用によりキャップシェル22及びキャップボディ20間に相対回転が生じたときは,各弾性接片38,38…はキャップシェル22の内周面をスムーズに滑るように先端を前記A方向に向けて傾斜している。また複数の弾性接片38,38…及び前記隆起部30,30…は,タンクキャップCの軸線周りに等ピッチに配列されるが,弾性接片38,38…及び前記隆起部30,30…の配列個数を異ならせて,それぞれのピッチを相違させている。これにより,キャップシェル22及びキャップボディ20の如何なる相対回転位置においても,複数の弾性接片38,38…の何れかが,キャップシェル22の,複数の隆起部30,30…を除く内周面に常に接触するようになっている。
上記パッキン23は導電性弾性材料,例えば天然ゴムに塩化ビニール及びカーボンを練り込んでなる材料で成形され,その体積固有抵抗率は,10の4乗〜10乗Ω・cmに設定される。
次に,この実施例の作用について説明する。
タンクキャップCの給油口筒18への装着状態では,導電性のキャップボディ20が金属製燃料タンクTの給油口筒18に螺合すると共に,このキャップボディ20に取り付けられた環状且つ導電性のパッキン23が給油口筒18のシール面19に密接し,このパッキン23の外周から突出する導電性の弾性接片38,38…が金属製のキャップシェル22に接触しているから,キャップシェル22がパッキン23を介して燃料タンクTに電気的にアースされた状態にある。したがって,燃料タンクT内に燃料を補給すべく作業者がキャップシェル22を把持したとき,その作業者が静電気を帯電していれば,その静電気はパッキン23を通して燃料タンクTに逃げることになる。
このように,キャップシェル22を金属製とすると共に,このキャップシェル22に接触する弾性接片38,38…付きのパッキン23を導電性に構成するという極めて簡単な構造により,作業者の静電気を燃料タンクに逃がすことができ,しかもパッキン23の弾性接片38,38…には高度の寸法精度は不要であるから,パッキン23の製造も容易である。その上,合成樹脂製のキャップボディ20へのねじ部24の形成は容易であり,また金属製のキャップシェル22は製作が容易であると共に耐衝撃性が高いから,生産性及び耐久性の高いタンクキャップCを安価に提供し得る。
またキャップボディ20とキャップシェル22とを相互に回転可能に連結する共に,これらキャップシェル22及びキャップボディ20間に,キャップシェル22の前記ねじ部24に対する締め付け方向Aの回転トルクが所定値を超えると空転するラチェット機構35を介装し,パッキン23の外周に,ラチェット機構35の空転時にキャップシェル22の円筒状周壁22aの内周面を滑るべく前記内周面に向けて締め付け方向Aに傾斜しながら突出し,該内周面に弾性的に摺接する導電性の弾性接片38,38…を一体に突設したので,キャップボディ20の給油口筒18への螺合,締め付け時,ラチェット機構35の空転により過剰締め付けによるねじ部24やパッキン23の破損を防ぐことができる。またラチェット機構35の空転時でも,パッキン23の弾性接片38,38…がキャップシェル22の内周面を滑ることで,キャップシェル22の弾性接片38,38…との接触状態を保ちつゝ,パッキン23の無理な変形を防ぐことができる。
さらにキャップシェル22の円筒状周壁22aに,外方に隆起して等ピッチに並ぶ複数の滑り止め用隆起部30,30…を形成する一方,パッキン23の前記弾性接片38,38…を,前記隆起部30,30…のピッチとは異なるピッチで並ぶ複数とし,これら弾性接片38,38…の少なくとも一つがキャップシェル22の円筒状周壁22aの,前記隆起部30,30…に対応する部分を除く内周面に常に接触するようにしたので,キャップシェル22の円筒状周壁22aに,外方に隆起して等ピッチに並ぶ複数の滑り止め用隆起部30,30…が存在しても,これら隆起部30,30…に関係なく,またキャップシェル22及びキャップボディ20の相対回転位置に関係なく,常に確実にパッキン23の弾性接片38,38…のキャップシェル22との接触状態を確保し,キャップシェル22のの燃料タンクTへのアース状態を保証することができる。
さらにまたパッキン23を,給油口筒18のシール面19に密接する環状の下部リップ23aと,この下部リップ23aの上方でキャップボディ20のフランジ部20b下面に密接する上部リップ23bと,この両リップ23a,23bの内周端を相互に一体に連結してキャップボディ20の外周面の環状の取り付け溝25に装着される連結部23cとで構成し,上記両リップ23a,23bの何れか一方の外周から前記弾性接片38,38…を突出させたので,パッキン23の上部リップ23b又は下部リップ23aを利用して,柔軟性に富む弾性接片38,38…を容易に形成することができ,したがって弾性接片38,38…付きのパッキン23を安価に得ることができる。
一方,燃料タンクTの上部タンク半体7をカラー鋼板製とすると共に,この上部タンク半体7にメッキ鋼板製の給油口筒18の上端部を,該上端部が露出するようにかしめ結合すると共に,この露出した給油口筒18の上端面を,パッキン23が密接する漏斗状のシール面19に形成したので,燃料タンクTの製作後にシール面19をマスキングしながらタンク外表面に塗装を施すという,手間の掛かるマスキング塗装工程を省くことができ,燃料タンクTの生産性の向上に寄与し得る。
しかも,シール面19がメッキ鋼板製の給油口筒18の上端部に形成されることで,カラー鋼板製の上部タンク半体7の塗膜が万一剥離しても,その剥離塗膜に関係なく,シール面19を常に良好に保つことができる。
さらに給油口筒18の上端部を,該上端部が露出するようにかしめ結合すると共に,この露出した給油口筒18の上端面を前記シール面19に形成したことで,シール面19の剛性を強化して,そのシール性及び耐久性を効果的に高めることができると共に,給油時,そのシール面19に付着した燃料をその漏斗状斜面に沿って燃料タンクT内に流下させることができ,したがって燃料によりタンク表面の汚れを防ぐことができる。
尚,本発明は前記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図。 同エンジンに取り付けられた燃料タンクの縦断面図。 図2の3部拡大図。 図3の4部拡大図。 図3の5−5線断面図。 図3の6−6線断面図。
A・・・・・キャップシェルの締め付け方向
C・・・・・タンクキャップ
E・・・・・エンジン
T・・・・・燃料タンク
18・・・・給油口筒
19・・・・シール面
20・・・・キャップボディ
20a・・・円筒部
22・・・・キャップシェル
22a・・・周壁
23・・・・パッキン
23a・・・下部リップ
23b・・・上部リップ
23c・・・連結部
24・・・・ねじ部
25・・・・取り付け溝
35・・・・ラチェット機構
38・・・・弾性接片

Claims (3)

  1. 導電性燃料タンク(T)の給油口筒(18)に装着される合成樹脂製のキャップボディ(20)と,このキャップボディ(20)の上部に連結されて作業者に把持される導電性のキャップシェル(22)と,キャップボディ(20)に付設されて給油口筒(18)の上端部に形成されたシール面(19)に密接する環状のパッキン(23)とを備えるタンクキャップにおいて,
    キャップボディ(20)に給油口筒(18)に螺合されるねじ部(24)を形成し,このキャップボディ(20)とキャップシェル(22)とを相互に回転可能に連結する共に,これらキャップシェル(22)及びキャップボディ(20)間に,キャップシェル(22)の前記ねじ部(24)に対する締め付け方向(A)の回転トルクが所定値を超えると空転するラチェット機構(35)を介装し,
    キャップシェル(22)の円筒状周壁(22a)に,外方に隆起して等ピッチに並ぶ複数の滑り止め用隆起部(30)を形成する一方,前記パッキン(23)を導電性に構成して,このパッキン(23)の外周に,前記ラチェット機構(35)の空転時にキャップシェル(22)の円筒状周壁(22a)の内周面を滑るべく,この内周面に向けて前記締め付け方向(A)に傾斜しながら突出して該内周面に弾性的に摺接する導電性の弾性接片(38)を一体に突設し,この弾性接片(38)を,前記隆起部(30)のピッチとは異なるピッチで並ぶ複数とし,これら弾性接片(38)の少なくとも一つがキャップシェル(22)の円筒状周壁(22a)の,前記隆起部(30)に対応する部分を除く内周面に常に接触するようにしたことを特徴とする,タンクキャップ。
  2. 請求項1記載のタンクキャップにおいて,
    パッキン(23)を,前記シール面(19)に密接する環状の下部リップ(23a)と,この下部リップ(23a)の上方に配置される環状の上部リップ(23b)と,上記両リップ(23a,23b)の内周端を相互に一体に連結してキャップボディ(20)の外周面に形成された環状の取り付け溝(25)に装着される連結部(23c)とで構成し,上記両リップ(23a,23b)の何れか一方の外周から前記弾性接片(38)を突出させたことを特徴とする,タンクキャップ。
  3. 請求項1又は2記載のタンクキャップにおいて,
    キャップシェル(22)を金属製としたことを特徴とする,タンクキャップ。
JP2005183597A 2005-06-23 2005-06-23 タンクキャップ Active JP4648108B2 (ja)

Priority Applications (15)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005183597A JP4648108B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 タンクキャップ
TW095120225A TWI316908B (en) 2005-06-23 2006-06-07 Tank cap
MYPI20062832A MY147192A (en) 2005-06-23 2006-06-15 Tank cap
PE2006000691A PE20070126A1 (es) 2005-06-23 2006-06-21 Tapa de tanque
ARP060102682A AR057393A1 (es) 2005-06-23 2006-06-22 Tapa de tanque
CA2608307A CA2608307C (en) 2005-06-23 2006-06-23 Tank cap
ES06780647T ES2376790T3 (es) 2005-06-23 2006-06-23 Tapón para tanque
KR1020077028446A KR101164707B1 (ko) 2005-06-23 2006-06-23 탱크 캡
US11/920,439 US8113376B2 (en) 2005-06-23 2006-06-23 Static electricity discharge tank cap
CN200680022428A CN100586806C (zh) 2005-06-23 2006-06-23 箱盖
PA20068682401A PA8682401A1 (es) 2005-06-23 2006-06-23 Tapa de tanque
BRPI0611647-7A BRPI0611647A2 (pt) 2005-06-23 2006-06-23 tampa de tanque
AU2006260108A AU2006260108B2 (en) 2005-06-23 2006-06-23 Tank cap
PCT/JP2006/312610 WO2006137521A1 (ja) 2005-06-23 2006-06-23 タンクキャップ
EP06780647A EP1889792B1 (en) 2005-06-23 2006-06-23 Tank cap

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005183597A JP4648108B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 タンクキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007001616A JP2007001616A (ja) 2007-01-11
JP4648108B2 true JP4648108B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37687570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005183597A Active JP4648108B2 (ja) 2005-06-23 2005-06-23 タンクキャップ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4648108B2 (ja)
CN (1) CN100586806C (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8096438B2 (en) 2008-06-03 2012-01-17 Briggs & Stratton Corporation Fuel tank cap for a fuel tank
EP2444268A3 (en) * 2010-10-21 2018-04-11 Kohler Co. Closure device for controlling evaporative emmissions from a fuel tank
US8915234B2 (en) 2010-10-25 2014-12-23 Briggs & Stratton Corporation Fuel cap
CN105612340B (zh) * 2013-11-28 2018-05-22 八千代工业株式会社 燃料箱的密封结构
CN105711525A (zh) * 2014-12-02 2016-06-29 上海亚大汽车塑料制品有限公司 导电加油管总成
JP2017014926A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 本田技研工業株式会社 燃料タンクのシール構造
DE102016010524A1 (de) * 2016-09-01 2018-03-01 Mann+Hummel Gmbh Anschlussvorrichtung für einen austauschbaren Filter, Zwischenstück einer Anschlussvorrichtung und Filtersystem mit einer Anschlussvorrichtung
JP6918733B2 (ja) * 2018-03-28 2021-08-11 愛三工業株式会社 燃料タンク用蓋

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640462A (ja) * 1992-01-28 1994-02-15 Honda Motor Co Ltd タンクキャップ
JP2003137330A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Honda Motor Co Ltd タンクキャップ
JP2004190518A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Isuzu Motors Ltd 燃料キャップ及び燃料給油口構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640462A (ja) * 1992-01-28 1994-02-15 Honda Motor Co Ltd タンクキャップ
JP2003137330A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Honda Motor Co Ltd タンクキャップ
JP2004190518A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Isuzu Motors Ltd 燃料キャップ及び燃料給油口構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN100586806C (zh) 2010-02-03
JP2007001616A (ja) 2007-01-11
CN101203441A (zh) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4648108B2 (ja) タンクキャップ
US8113376B2 (en) Static electricity discharge tank cap
US8096438B2 (en) Fuel tank cap for a fuel tank
US7473292B2 (en) Air cleaner
CA2605647C (en) Fuel tank
JP2638269B2 (ja) 燃料タンクキャップ
WO2012163077A1 (zh) 一种通用汽油机油箱盖
CN1611755A (zh) 具有内支撑结构的节气门控制装置
JP4395107B2 (ja) 燃料タンク
JP5286977B2 (ja) ブロワ装置
CN1253341C (zh) 挠性长尺寸部件的支承结构
JP4590330B2 (ja) タンクキャップ
JP3599806B2 (ja) 自動車用給油口キャップ
JPH0728461Y2 (ja) 樹脂製フユーエルフイラーパイプ
CN214880170U (zh) 一种车用尿素溶液加注装置
CN2821398Y (zh) 车辆灯具防水装置
JP3053135U (ja) 給油コック及び灯油油容器傾斜アルミ架台
CN203547996U (zh) 一种汽车炭罐通气装置
CN217918299U (zh) 一种船艇油箱排气通风装置
JP2528480B2 (ja) 点火装置用配電器の換気装置
ES2361853T3 (es) Depósito de carburante.
JPS5937485Y2 (ja) 携帯用燃料タンク
JPH0232504Y2 (ja)
RU63294U1 (ru) Крышка пробки заливной горловины топливного бака автомобиля
TH35719B (th) ฝาปิดถัง

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4648108

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250