JP4590330B2 - タンクキャップ - Google Patents

タンクキャップ

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Description

本発明は,燃料タンクの給油口筒に螺合されるねじ部を有するキャップボディと,このキャップボディに回転自在に連結されて作業者に把持されるキャップノブと,キャップノブ及びキャップボディ間を回転方向に連結するように配設され,キャップノブのキャップボディに対する締め付け方向の回転トルクが所定値を超えるとキャップノブを空転させるラチェット機構と,キャップボディに付設されて給油口筒の上端部に形成されたシール面に密接するパッキンとを備えるタンクキャップの改良に関する。
かゝるタンクキャップは,例えば特許文献1に開示されているように,既に知られている。
特許第2618420号公報
従来のかゝるタンクキャップでは,燃料タンクの給油口筒への装着時,キャップノブを給油口筒側に強く押し込みながら回転させると,キャップボディに設けられたパッキンと給油口筒との摩擦抵抗が過度に増加することにより,キャップボディが給油口筒に確実に螺合しないうちに,ラチェット機構のトルク制限機能が働いてキャップノブが空転することが考えられる。
本発明は,かゝる点に鑑みてなされたもので,燃料タンクの給油口筒への装着時,キャップノブを給油口筒側に強く押し込みながら回転させた場合には,ラチェット機構のトルク制限機能を働かせず,キャップノブの回転をキャップボディに直接的に伝達するようにして,給油口筒への装着を確実にし得る前記タンクキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,燃料タンクの給油口筒に螺合されるねじ部を有するキャップボディと,このキャップボディに回転自在に連結されて作業者に把持されるキャップノブと,キャップノブ及びキャップボディ間を回転方向に連結するように配設され,キャップノブのキャップボディに対する締め付け方向の回転トルクが所定値を超えるとキャップノブを空転させるラチェット機構と,キャップボディに付設されて給油口筒の上端部に形成されたシール面に密接するパッキンとを備えるタンクキャップにおいて,キャップノブをキャップボディに,キャップノブがキャップボディに対し軸方向に沿って押圧位置と押圧解除位置との間を移動し得るように連結し,キャップノブ及びキャップボディ間に,キャップノブを前記押圧解除位置の方向に付勢する付勢手段と,この付勢手段の付勢力に抗してキャップノブを前記押圧位置に移動すると,キャップノブ及びキャップボディ間を直結してキャップノブの回転をキャップボディに直接伝達する係合手段とを設けたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,キャップボディ及びキャップノブ間を,相対的に回転可能に,且つキャップノブをキャップボディに対し前記押圧位置及び押圧解除位置間を移動可能に連結すべく,キャップボディには,周面に環状の連結溝を有する軸部を,またキャップノブには,前記連結溝に回転及び軸方向移動可能に係合する連結爪をそれぞれ設け,前記連結爪の軸方向端面に対向するフランジ部をキャップボディに形成し,これら連結爪及びフランジ部の対向面に,前記係合手段として,キャップノブの前記押圧位置及び押圧解除位置間での移動に応じて互いに係脱する凹部及び突起を形成し,これら凹部及び突起の係合によりキャップノブ及びキャップボディ間が直結されることを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記凹部をキャップボディの周方向に沿って,また前記突起を前記キャップノブの周方向に沿ってそれぞれ複数配列し,これら凹部及び突起のピッチもしくは個数を相違させることにより,これら凹部及び突起のうち,常に一部の凹部及び突起を係合可能とすると共に,残余の凹部及び突起を係合不能とし,前記フランジ部に弾性を付与し,前記キャップノブが前記押圧位置まで押し下げられると,相対向する前記一部の凹部及び突起を相互に係合させながら,前記残余の突起が前記フランジ部の上面に接して該フランジ部を部分的に撓ませ,前記キャップノブへの押し下げ力が解除されると,前記フランジ部の前記残余の突起により撓まされた部分が前記付勢手段となって,その反発力により前記キャップノブを前記押圧解除位置まで押し上げて全ての前記突起を前記凹部から離脱させるようにしたことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第2又は第3の特徴に加えて,前記パッキンを装着すべくキャップボディに形成される環状のパッキン装着溝の上面を前記フランジ部の下面で構成したことを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,タンクキャップの給油口筒への装着時,キャップノブを給油口筒側に強く押し込んだ場合には,係合手段がキャップノブ及びキャップボディ間を直結状態にするので,キャップノブの締めつけ方向の回転トルクを,ラチェット機構を介することなくキャップボディに直接伝達して,キャップボディの給油口筒への螺合を確実に行うことができる。
本発明の第2の特徴によれば,キャップボディ及びキャップノブ間の相対回転を可能にする連結構造を利用して,係合手段を簡単に構成することができ,タンクキャップの構造の簡素化に寄与し得る。
本発明の第3の特徴によれば,係合手段の凹部又は突起を有するフランジ部に弾性を付与することにより,付勢手段を簡単に構成することができ,タンクキャップの構造の簡素化に寄与し得る。
本発明の第4の特徴によれば,係合手段の凹部又は突起を有するフランジ部を,環状のパッキン装着溝の形成に有効に利用することができ,タンクキャップの構造の簡素化に寄与し得る。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図,図2は同エンジンに取り付けられた燃料タンクの縦断面図,図3は図2の3部拡大図(図7の3−3線断面図),図4は図3に対応する作用説明図,図3の4部拡大図,図5は図3の5部拡大図,図6は図3の6−6線断面図,図7は図3の7−7線断面図,図8はタンクキャップにおけるキャップボディ単体の平面図である。
先ず,図1において,符号Eは各種作業機の動力源となる汎用4サイクルエンジンを示す。このエンジンEは,水平方向に配置されるクランク軸1を支持するクランクケース2と,このクランクケース2から斜め上方に突出したシリンダ部3とを備えており,クランクケース2の直上には,それに支持される燃料タンクTが配置され,またシリンダ部3の一側には気化器4が取り付けられ,この気化器4に吸気ダクト5を介して接続されるエアクリーナ6が,燃料タンクTの側方に並ぶようにしてシリンダ部3の直上に配置される。
図2において,上記燃料タンクTは,それぞれ椀状をなして燃料貯留室10を画成すべく対向する上部タンク半体7及び下部タンク半体8と,下部タンク半体8の下面を空隙を存して覆う底板9の三者で構成され,この三者7,8,9は,その外周部が纏めて一体にかしめ結合される。その底板9は,クランクケース2の上部に固着されるブラケット11にマウントゴム12,12を介してボルト13,13により取り付けられ,こうして燃料タンクTはエンジンEに弾性支持される。
下部タンク半体8の底壁には,ストレーナ15を介して燃料貯留室10に開口する燃料導管14が接続され,ストレーナ15で濾過された燃料貯留室10の燃料が重力でこの燃料導管14を通して前記気化器4に供給されるようになっており,その際,燃料貯留室10の呼吸を可能にする迷路状のエアベントが後述するタンクキャップCに備えられる。
図2及び図3に示すように,上部タンク半体7の中央部には,鋼板製の給油口筒18の上端部が,該上端部が露出するようにしてかしめ結合され,この給油口筒18の露出した上端部に漏斗状のシール面18aが形成される。また給油口筒18の下端には,燃料貯留室10に注入された燃料を濾過する燃料フィルタ17が連結される。
給油口筒18にはタンクキャップCが装着される。このタンクキャップCは,キャップボディ20,キャップノブ19及びパッキン23を主たる構成要素とする。
図3,図5及び図7において,キャップボディ20は合成樹脂製であって,給油口筒18の内周面に螺合し得るねじ部24を外周に形成した天井付きの円筒部20aと,この円筒部20aの上端面からそれと同軸状に突出する円筒状の軸部20bと,円筒部20aの上端部から半径方向に張り出すフランジ20cとを備えており,円筒部20aの上部外周面には,フランジ20cの下面に連なる環状のパッキン装着溝25が形成される。このパッキン装着溝25に,前記シール面18aに密接する前記パッキン23が装着される。このパッキン23は,給油口筒18の前記シール面18aに密接する環状の下部リップ23aと,この下部リップ23aの上方でキャップボディ20の前記フランジ20c下面に密接する環状の上部リップ23bと,この両リップ23a,23bの内周端部を相互に一体に連結してキャップボディ20の前記パッキン装着溝25に装着される連結部23cとで構成される。
またキャップボディ20には,給油口筒18から外したタンクキャップCの脱落を防ぐティザー26(図2及び図3参照)が接続される。
キャップノブ19は,合成樹脂製でキャップボディ20の直上に配列されるキャップインナ21と,このキャップインナ21の上面及び外周面を覆う鋼板製のキャップシェル22とで構成される。
キャップインナ21は,図5〜図7に示すように,その外周に星形に突出すると共に,先端部を下方に屈曲した複数の突出部21a,21a…を備えている。このキャップインナ21の外周に,天井付きで円筒状の前記キャップシェル22が嵌合される。このキャップシェル22の外周面には,キャップインナ21の複数の突出部21a,21a…を内側に受容する複数の隆起部30,30…が一体に形成されており,これら隆起部30,30…から切り起こされた係止爪31,31…を,前記突出部21a,21a…外面の凹部32,32…に係合させることにより,キャップシェル22はキャップインナ21に固着される。こうしてキャップノブ19が構成される。上記隆起部30,30…は,キャップシェル22を回転操作する際の滑り止めとなる。
キャップボディ20の前記軸部20bの外周面には環状の連結溝27が設けられており,この連結溝27には,キャップインナ21の下面に突設される環状配列の複数のL字状連結爪28,28…が係合され,これによってキャップボディ20及びキャップノブ19は相対回転可能に連結される。
こゝで,キャップボディ20を給油口筒18にねじ込むときのキャップノブ19の回転方向(以下,締めつけ方向という。)をA,それと反対の回転方向(以下,緩め方向という。)をBとし,キャップインナ21の締めつけ方向Aの回転を規定のトルクの範囲内でキャップボディ20に伝達し,キャップインナ21の緩め方向Bの回転は滑りなくキャップボディ20に伝達し得るラチェット機構35がキャップインナ21及びキャップボディ20間に介装される。
即ち,このラチェット機構35は,図3及び図7に示すように,キャップボディ20に形成されて前記円筒状の軸部20bの内側にそれと同心上に配置されるラチェットギヤ36と,キャップインナ21に一体に形成されて上記ラチェットギヤ36に弾発的に係合する複数のラチェットポール37,37…とからなっており,キャップシェル22及びキャップインナ21を締めつけ方向Aに回転したときは,その回転トルクが,前記パッキン23を給油口筒18のシール面18aに適正に密着させるに足る規定トルクを超えると,ラチェットポール37,37…がラチェットギヤ36から滑り出し,これと反対にキャップシェル22及びキャップインナ21を緩め方向Bに回転したときは,ラチェットポール37,37…及びラチェットギヤ36間に滑りは起こらず,キャップインナ21及びキャップボディ20が一体となって回転するようになっている。
図3〜図5において,キャップボディ20の前記連結溝27及びキャップインナ21の複数の前記連結爪28,28…の寸法は,連結爪28,28…が連結溝27内で軸方向で一定距離移動可能し得るように設定され,これによりキャップノブ19は,キャップボディ20上で下方の押圧位置Pと上方の押圧解除位置Nとの間を軸方向に移動可能になっている。前記ラチェット機構35では,ラチェットギヤ36及びラチェットポール37間の噛合部での軸方向の滑りやラチェットポール37の撓みにより,キャップノブ19の上記軸方向移動を許容するようになっている。
複数の連結爪28,28…の下端面には,突起40,40…がそれぞれ一体に形成され,これら連結爪28,28…の突起40,40…に係合可能な複数の溝状の凹部41,41…が,キャップボディ20の前記フランジ部20cの上面に形成される。
図7及び図8に示すように,上記複数の突起40,40…及び凹部41,41…は,キャップノブ19及びキャップボディ20の如何なる相対回転位置においても常にその一部の突起40及び凹部41が係合可能となり,残余の突起40及び凹部40は係合不能となるよう対向するように配列される。即ち,突起40,40…及び凹部41,41…は,それぞれキャップボディ20及びキャップノブ19の周方向に沿って配列され,その際,それぞれのピッチや個数を相違させてある。そして前記フランジ部20cには,凹部41に係合していない突起40を介してキャップノブ19を押圧解除位置Nに付勢する弾性が付与される。
次に,この実施例の作用について説明する。
前述のように,キャップボディ20のフランジ部20cの複数の凹部41,41…と,キャップノブ19の連結爪28,28…の複数の突起40,40…とは,キャップノブ19及びキャップボディ20の如何なる相対回転位置においても常にその一部の突起40及び凹部41が係合可能となり,残余の突起40及び凹部41は係合不能となるよう対向するように配列されているため,凹部41への係合が不能な突起40はフランジ部20cの平坦な上面に接することになる。しかもフランジ部20cは,その弾性復元力により,その上面に接する突起40を上方に付勢しているので,その付勢力が該突起40からキャップノブ19全体に伝達する。その結果,キャップノブ19は,連結爪28,28…がキャップボディ20の軸部20bの連結溝27の上面に当接する押圧解除位置Nに押し上げられ,これにより,係合可能に対向する一部の突起40及び凹部41も,互いに離脱状態に保持されるので,キャップノブ19は,キャップボディ20に対して,締めつけ方向Aに回転可能である。
したがって,給油口筒18へのタンクキャップCの装着時,キャップノブ19に特別大きな押し下げ力を加えずに,キャップボディ20のねじ部24を給油口筒18に合わせて,キャップノブ19を締めつけ方向Aに静かに回転すれば,その回転トルクが,互いに噛合するラチェットポール37,37…及びラチェットギヤ36を介してキャップボディ20に伝達し,ねじ部24を給油口筒18に螺合させると共に,パッキン23を給油口筒18のシール面18aに密着させることができる。そして,パッキン23のシール面18aへの密着が適正に行われることで,互いに噛合するラチェットポール37,37…及びラチェットギヤ36間に規定値以上のトルクが作用すると,ラチェットポール37,37…がラチェットギヤ36から滑り出して音を発生する。このようなことから作業者は,タンクキャップCが給油口筒18に適正に装着されたことを知ることができるので,そこで装着作業を終える。このようなラチェット機構35の空転により過剰締め付けによるねじ部24やパッキン23の破損を防ぐことができる。
ところが,タンクキャップCの装着時,キャップノブ19を給油口筒18側に強く押し込んで,押圧位置Pへと移動すると,ねじ部24が給油口筒18に螺合する前にパッキン23が給油口筒18のシール面18aに密接した状態となる。
しかしながら,キャップノブ19が押圧位置Pまで押し下げられると,図4の右半部側に示すように,フランジ部20cの凹部41に対向する連結爪28の突起40は該凹部41に係合するが,同図左半部側に示すように,フランジ部20cの上面に接する突起40はフランジ部20cを部分的に撓ませることになり,一部の突起40及び凹部41の係合を妨げない。したがって,キャップノブ19及びキャップボディ20は,一部の係合状態の突起40及び凹部41を介して回転方向に直結されることになるから,キャップノブ19を締めつけ方向Aに回転すると,その回転トルクは,ラチェット機構35を介することなく,キャップボディ20に直接伝達して,キャップボディ20の給油口筒18への螺合を確実に行うことができる。
キャップノブ19への押し下げ力を解除すれば,フランジ部20cにおける,凹部41に係合しなかった突起40により下方へ撓まされた部分の反発力により,該突起40を介してキャップノブ19全体が押圧解除位置Nまで押し上げられ,タンクキャップCは,全ての突起40,40…が凹部40,40…から離脱した自由状態に復帰することになる。
ところで,キャップボディ20のフランジ部20cは,連結爪28,28…が係合する環状の連結溝27の形成に関与し,また連結爪28下端の突起40が係合し得る凹部41を有することで,キャップノブ19及びキャップボディ20間の係合手段の構成に関与し,さらに弾性を付与されてキャップノブ19を押圧解除位置Nに付勢する付勢手段の構成にも関与し,さらにまたキャップボディ20へのパッキン装着溝25の形成に関与するものであり,これによって部品点数を削減し,タンクキャップCの構造の簡素化を図り,コストの低減に寄与することができる。
尚,本発明は前記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,本発明の第1の特徴においては,付勢手段として,それ専用のばねを設けることもできる。
本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図。 同エンジンに取り付けられた燃料タンクの縦断面図。 図2の3部拡大図(図7の3−3線断面図)。 図3に対応する作用説明図。 図3の5部拡大図。 図3の6−6線断面図。 図3の7−7線断面図。 タンクキャップにおけるキャップボディ単体の平面図。
A・・・・・キャップノブの締めつけ方向
B・・・・・キャップノブの緩め方向
C・・・・・タンクキャップ
N・・・・・キャップノブの押圧解除位置
P・・・・・キャップノブの押圧位置
T・・・・・燃料タンク
18・・・・給油口筒
18a・・・シール面
19・・・・キャップノブ
20・・・・キャップボディ
20b・・・軸部
20c・・・フランジ部(付勢手段)
23・・・・パッキン
24・・・・ねじ部
25・・・・パッキン装着溝
35・・・・ラチェット機構
40,41・・・・係合手段(突起,凹部)

Claims (4)

  1. 燃料タンク(T)の給油口筒(18)に螺合されるねじ部(24)を有するキャップボディ(20)と,このキャップボディ(20)に回転自在に連結されて作業者に把持されるキャップノブ(19)と,キャップノブ(19)及びキャップボディ(20)間を回転方向に連結するように配設され,キャップノブ(19)のキャップボディ(20)に対する締め付け方向(A)の回転トルクが所定値を超えるとキャップノブ(19)を空転させるラチェット機構(35)と,キャップボディ(20)に付設されて給油口筒(18)の上端部に形成されたシール面(18a)に密接するパッキン(23)とを備えるタンクキャップにおいて,
    キャップノブ(19)をキャップボディ(20)に,キャップノブ(19)がキャップボディ(20)に対し軸方向に沿って押圧位置(P)と押圧解除位置(N)との間を移動し得るように連結し,
    キャップノブ(19)及びキャップボディ(20)間に,キャップノブ(19)を前記押圧解除位置(N)の方向に付勢する付勢手段(20c)と,この付勢手段(20c)の付勢力に抗してキャップノブ(19)を前記押圧位置(P)に移動すると,キャップノブ(19)及びキャップボディ(20)間を直結してキャップノブ(19)の回転をキャップボディ(20)に直接伝達する係合手段(40,41)とを設けたことを特徴とする,タンクキャップ。
  2. 請求項1記載のタンクキャップにおいて,
    キャップボディ(20)及びキャップノブ(19)間を,相対的に回転可能に,且つキャップノブ(19)をキャップボディ(20)に対し前記押圧位置(P)及び押圧解除位置(N)間を移動可能に連結すべく,キャップボディ(20)には,周面に環状の連結溝(27)を有する軸部(20b)を,またキャップノブ(19)には,前記連結溝(27)に回転及び軸方向移動可能に係合する連結爪(28)をそれぞれ設け,
    前記連結爪(28)の軸方向端面に対向するフランジ部(20c)をキャップボディ(20)に形成し,これら連結爪(28)及びフランジ部(20c)の対向面に,前記係合手段として,キャップノブ(19)の前記押圧位置(P)及び押圧解除位置(N)間での移動に応じて互いに係脱する凹部(41)及び突起(40)を形成し,これら凹部(41)及び突起(40)の係合によりキャップノブ(19)及びキャップボディ(20)間が直結されることを特徴とする,タンクキャップ。
  3. 請求項2記載のタンクキャップにおいて,
    前記凹部(41)をキャップボディ(20)の周方向に沿って,また前記突起(40)を前記キャップノブ(19)の周方向に沿ってそれぞれ複数配列し,これら凹部(41)及び突起(40)のピッチもしくは個数を相違させることにより,これら凹部(41)及び突起(40)のうち,常に一部の凹部(41)及び突起(40)を係合可能とすると共に,残余の凹部(41)及び突起(40)を係合不能とし,
    前記フランジ部(20c)に弾性を付与し,前記キャップノブ(19)が前記押圧位置(P)まで押し下げられると,相対向する前記一部の凹部(41)及び突起(40)を相互係合させながら,前記残余の突起(40)が前記フランジ部(20c)の上面に接して該フランジ部(20c)を部分的に撓ませ,前記キャップノブ(19)への押し下げ力が解除されると,前記フランジ部(20c)の前記残余の突起(40)により撓まされた部分が前記付勢手段となって,その反発力により前記キャップノブ(19)を前記押圧解除位置(N)まで押し上げて全ての前記突起(40)を前記凹部(40)から離脱させるようにしたことを特徴とする,タンクキャップ。
  4. 請求項2又は3記載のタンクキャップにおいて,
    前記パッキン(23)を装着すべくキャップボディ(20)に形成される環状のパッキン装着溝(25)の上面を前記フランジ部(20c)の下面で構成したことを特徴とする,タンクキャップ。
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