JP3159205U - クラッチ駆動装置およびそれを備えた車両 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る自動二輪車1を示す側面図である。自動二輪車1は、車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方に延びるメインフレーム4と、メインフレーム4の後部から下方に延びるリヤアームブラケット5とを有している。
図3はパワーユニット35の右側面図である。なお、符号65は、エアクリーナを示している。図4は、カバー38およびケース本体37の蓋であるケースカバー32(図5参照)を取り外した状態におけるパワーユニット35の主要部の右側面図である。図5は、パワーユニット35の一部を切り欠いて示す平面図である。図6は、パワーユニット35の内部の構成を模式的に示す図である。図6に示すように、パワーユニット35は、エンジン30と、クラッチ11と、変速装置43とを備えている。また、パワーユニット35は、クラッチ11を断続させるクラッチアクチュエータ14(図4参照)と、変速装置43を作動させるシフトアクチュエータ70とを備えている。
エンジン30の種類は何ら限定されないが、本実施形態では、エンジン30は水冷式4サイクル並列4気筒型のエンジンである。ただし、エンジン30は、ガソリンエンジン等の内燃機関に限定されず、モータエンジン等の他の種類のエンジンであってもよい。また、エンジン30は、ガソリンエンジンとモータエンジンとを組み合わせたものであってもよい。エンジン30は、左右方向に延びるクランク軸31を有している。クランク軸31には、ギア310が形成されている。
図6に示すように、本実施形態に係るクラッチ11は、多板摩擦クラッチである。ただし、クラッチ11の種類は、多板摩擦クラッチに限定されるわけではない。クラッチ11は、クラッチハウジング443と、このクラッチハウジング443に一体的に設けられた複数のフリクションプレート445と、クラッチボス447と、クラッチボス447に一体的に設けられた複数のクラッチプレート449と、フリクションプレート445とクラッチプレート449とを圧着させるプレッシャプレート451とを備えている。
図6に示すように、変速装置43は、エンジン30のクランク軸31と平行に配設されたメイン軸10と、メイン軸10と平行に配設されたドライブ軸42と、を備えている。メイン軸10には、複数段の変速ギア49が設けられている。ドライブ軸42にも、複数段の変速ギア420が設けられている。メイン軸10上の変速ギア49は、ドライブ軸42上の変速ギア420と噛み合っている。なお、図6では、変速ギア49と変速ギア420とを分離して描いてある。これらの変速ギア49と変速ギア420とは、選択された一対の変速ギア以外は、いずれか一方または両方がメイン軸10またはドライブ軸42に対して遊転状態(つまり空回りの状態)で装着される。したがって、メイン軸10からドライブ軸42への回転力の伝達は、選択された一対の変速ギアのみを介して行われる。
次に、クラッチ11の断続を行うための駆動力を発生させるクラッチアクチュエータ14と、クラッチアクチュエータ14の駆動力を伝達する作動力伝達機構15とについて説明する。
自動二輪車1におけるシフトチェンジは、以下のようにして行われる。まず、ライダー100が自動変速操作スイッチ136または137を操作する。すると、自動二輪車1の制御装置(図示せず)がクラッチアクチュエータ14およびシフトアクチュエータ70を制御し、クラッチ11の切断、変速装置43の変速ギアの切り換え、クラッチ11の接続の一連の動作が実行される。
次に、クラッチアクチュエータ14によってクラッチ11が切断および接続される動作について説明する。
次に、クラッチアクチュエータ14および作動力伝達機構15の組み立て方法並びにアシストスプリングユニット25の基準位置の位置決めについて、以下に説明する。アシストスプリングユニット25の基準位置は、図10に示すように、アシストスプリングユニット25の一端側の揺動中心C3とアシストスプリングユニット25に連結された第1回転体19の回転中心C1とを結ぶ線L1と、アシストスプリングユニット25の伸縮方向とが一致する位置である。
以上のように、上記クラッチ駆動装置90によれば、目印部材50を用いてアシストスプリング25を基準位置に保ちつつ、クラッチ11の切断開始位置を調整することにより、クラッチ11の遊び量を容易に調整することが可能となる。そのため、電子機能を持ったクラッチ遮断センサのような電子装置を別途設置する必要がない。
前記実施形態は、本考案を実施する一つの形態にすぎず、本考案は他に種々の形態で実施することができる。
11 クラッチ
14 クラッチアクチュエータ
14A モータ本体
14B 駆動軸
15 作動力伝達機構
16 ウォーム軸
16a 係合溝
19 第1回転体
19a ウォームホイール部
20 ボールカム(力方向変換機構)
24 第2回転体
25 アシストスプリングユニット(補助弾性体)
28 筒部
29 蓋
30 エンジン
31 クランク軸
32 ケースカバー
33 開口
34 メンテナンスリッド
35 パワーユニット
36 クランクケース
37 ケース本体
38 カバー
39 ケーシング
50 目印部材
50a 位置決め孔
50b 基準位置孔
61 ストッパピン
62 ピン孔
63 ストッパピン挿通孔
64 ストッパ
77 調整ボルト(調整部材)
80 ポテンショメータ
90 クラッチ駆動装置
91 ボルト
92 ボルト
93 締結具
455 スライド軸
C1 第1回転体の回転中心
C2 第2回転体の回転中心
C3 アシストスプリングユニットの揺動中心
Claims (8)
- クラッチと、
クラッチを断続させる駆動力を発生させるクラッチアクチュエータと、
前記クラッチアクチュエータに連結された回転体を含む1または2以上の回転体を有し、前記クラッチアクチュエータの駆動力を前記クラッチに伝達する作動力伝達機構と、
一端側が揺動自在に支持され、他端側が前記回転体のいずれか一つに連結された補助弾性体であって、前記クラッチが切断され始めてからさらに切断方向に状態変化している間に、当該補助弾性体に連結された回転体を前記クラッチが切断する方向に付勢する補助弾性体と、を備え、
前記回転体のいずれか一つには、前記補助弾性体の前記一端側の揺動中心と前記補助弾性体に連結された回転体の回転中心とを結ぶ線と、前記補助弾性体の伸縮方向とが一致する位置である基準位置を示す目印部材が設けられている、クラッチ駆動装置。 - 請求項1に記載のクラッチ駆動装置において、
前記作動力伝達機構は、前記クラッチアクチュエータによって回転されるウォームと、前記回転体として、前記ウォームと噛み合う第1回転体を含む1または2以上の回転体とを備え、
前記第1回転体および前記補助弾性体を支持するケース本体と、
前記ケース本体に被せられ、前記クラッチアクチュエータおよび前記ウォームを支持するケースカバーと、を備え、
前記ケースカバーには、前記目印部材を露出させる開口が形成され、
前記開口を開閉自在に覆うメンテナンス蓋を備えている、クラッチ駆動装置。 - 請求項2に記載のクラッチ駆動装置において、
前記ケースカバーには、下側が開放され、前記ウォームを上下方向または斜め上下方向に挿通させる筒部が設けられ、
前記ウォームの下端部は、前記ウォームを前記ケースカバーの外部から強制的に回転させるための工具と係合する形状に形成されている、クラッチ駆動装置。 - 請求項2に記載のクラッチ駆動装置において、
いずれか一つの回転体の回転位置を検出するポテンショメータと、
いずれか一つの回転体の所定位置以上の回転を阻止することによって、前記ポテンショメータによって回転位置が検出される回転体の所定位置以上の回転を阻止するストッパピンと、を備え、
前記ケースカバーには、前記ストッパピンを外部から挿入するための挿入孔が形成され、
前記メンテナンス蓋は、前記挿入孔を開閉自在に覆っている、クラッチ駆動装置。 - 請求項2に記載のクラッチ駆動装置において、
前記ケースカバーの前記開口を通じて前記ケースカバーの外部に露出する位置に配置され、前記クラッチの切断開始位置を調整する調整部材をさらに備えている、クラッチ駆動装置。 - 請求項1に記載のクラッチ駆動装置において、
前記目印部材は、いずれか一つの回転体に設けられ、位置決めピンが挿通される位置決め孔である、クラッチ駆動装置。 - 請求項1に記載のクラッチ駆動装置において、
前記クラッチは、車両用パワーユニットの内部において左右方向に延びるクラッチ軸を有し、前記クラッチ軸が軸方向に移動することによって断続されるクラッチであり、
前記クラッチアクチュエータは、左右方向と直交する方向に延びる回転軸を有し、
前記作動力伝達機構は、
前記回転軸に固定されたウォームと、
前記ウォームと噛み合う第1の歯部を有し、前記回転軸の回転に伴って、前記クラッチ軸の軸心と平行な軸心回りに回転する第1回転体と、
前記第1回転体の回転に伴って、前記クラッチ軸の軸方向から見て前記クラッチ軸の軸心回りに回転する第2回転体と、
前記第2回転体の回転力を前記クラッチ軸の軸方向の力に変換し、前記第2回転体の回転に伴って前記クラッチ軸と同軸のスライド軸を軸方向に移動させる力方向変換機構と、を備え、
前記補助弾性体の一端側は、前記車両用パワーユニットのケーシング内に揺動自在に支持され、前記補助弾性体の他端側は、前記第1回転体に連結され、
前記目印部材は、前記第2回転体に設けられ、
前記クラッチアクチュエータおよび前記作動力伝達機構は、前記車両用パワーユニットのケーシング内に配置されている、クラッチ駆動装置。 - 請求項1に記載のクラッチ駆動装置を備えた車両。
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