JP4646348B2 - 複数ツールによる連続加工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マシニングセンタにより複数ツールを備えたATC(自動工具交換装置)を用いて連続加工する場合の複数ツールによる連続加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マシニングセンタにより複数ツールを備えたATCを用いて連続加工する場合の加工プログラムは、図2に示すように、ツールの順番(ツールNo.1→ツールNo.2→ツールNo.3)に従って切削加工を行い、最後に最初のツール(ツールNo.1)に戻して1サイクルが終了するように作成されている。
この加工プログラムでは、3種類のツール(ツールNo.1〜ツールNo.3)を交換して切削加工を行うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の加工プログラムにおいては、3回のツール交換(ツールNo.1→ツールNo.2→ツールNo.3→ツールNo.1)を行うため、1サイクルに3回分のツール交換時間が必要となる。
【0004】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マシニングセンタにより複数ツールを備えたATCを用いて連続加工する場合に、加工時間の短縮が図れる複数ツールによる連続加工方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本発明は、複数ツールを備えたATCによる連続加工方法において、少なくとも第1と第2の2種類の加工プログラムを1セットとし、第1の加工プログラムの最終の加工ツールを第2の加工プログラムの最初の加工ツールとして用いると共に、第2の加工プログラムの最終の加工ツールを第1の加工プログラムの最初の加工ツールとし、ツール交換の回数を削減するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る複数ツールによる連続加工方法の説明図である。
【0007】
本発明に係る複数ツールによる連続加工方法は、図1に示すように、加工プログラムAと加工プログラムBとを、1セットとして加工を行う。
【0008】
加工プログラムAでは、工程1でツールNo.1により切削加工、工程2でツール交換(ツールNo.1→ツールNo.2)、工程3でツールNo.2により切削加工、工程4でツール交換(ツールNo.2→ツールNo.3)、工程5でツールNo.3により切削加工を行って1サイクルが終了する。
【0009】
加工プログラムBでは、工程1でツールNo.3により切削加工、工程2でツール交換(ツールNo.3→ツールNo.2)、工程3でツールNo.2により切削加工、工程4でツール交換(ツールNo.2→ツールNo.1)、工程5でツールNo.1により切削加工を行って1サイクルが終了する。
【0010】
このように、加工プログラムAにおける最初のツールと加工プログラムBにおける最後のツールが、ツールNo.1で一致し、更に加工プログラムAにおける最後のツールと加工プログラムBにおける最初のツールが、ツールNo.3で一致している。
【0011】
従って、図2に示す従来の加工プログラムにおいては、最後にツールを最初のツール(ツールNo.1)に戻すツール交換作業が必要であるが、本発明においては、一方の加工プログラムAの最初のツールと他方の加工プログラムBの最後のツールを一致させ、更に一方の加工プログラムAの最後のツールと他方の加工プログラムBの最初のツールを一致させて2つの加工プログラムA,Bを1セットにして作業することにより、ツール交換の回数が1サイクルで1回分だけ少なくて済む。
【0012】
本発明の実施の形態の場合では、従来において必要とされていた1サイクル当たり3回のツール交換が2回のツール交換になる。
【0013】
なお、本発明の実施の形態では、2種類の加工プログラムA,Bを1セットとし、使用するツールの種類も3種類として加工を行う方法について説明したが、1セットとするために互いに接続される一方の加工プログラムの最後のツールと他方の加工プログラムの最初のツールを一致させれば、1セットとする加工プログラムは3種類以上でもよく、また1つの加工プログラムに使用するツールの種類も4種類以上でもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ATCのツール交換の回数が1サイクルで1回分削減でき、加工時間の短縮が図れる。
特に、ツール交換時間の長いマシニングセンタやツール交換時間比率の高いマシニングセンタに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数ツールによる連続加工方法の説明図
【図2】従来の複数ツールによる連続加工方法の説明図
【符号の説明】
A,B…加工プログラム。
Claims (1)
- 複数ツールを備えたATCによる連続加工方法において、少なくとも第1と第2の2種類の加工プログラムを1セットとし、前記第1及び第2の加工プログラムの夫々でワークを加工完了まで加工し、第1の加工プログラムで加工されるワークと第2の加工プログラムで加工されるワークを各加工プログラムにおける工具の使用順序が逆になっても加工可能なものとし、第1の加工プログラムの最終の加工ツールを第2の加工プログラムの最初の加工ツールとして用いると共に、第2の加工プログラムの最終の加工ツールを第1の加工プログラムの最初の加工ツールとし、ツール交換の回数を削減することを特徴とする複数ツールによる連続加工方法。
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JP2000037555A JP4646348B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 複数ツールによる連続加工方法 |
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