JP4644919B2 - 殺虫、殺ダニ組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は殺虫、殺ダニ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドは、殺虫、殺ダニ活性を有する化合物として知られている(特開昭57−156407号公報、特開平8−319202号公報等)。
本発明の目的は、2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドの殺虫、殺ダニ活性をより効果的に発揮し得る殺虫、殺ダニ組成物を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドの殺虫、殺ダニ活性をより効果的に発揮し得る組成物について鋭意検討した結果、該化合物とN−メチル−2−ピロリドンとを含有する殺虫、殺ダニ組成物が、特に害虫、ダニ等に対するノックダウン活性に優れ、より効果的に害虫及びダニを防除し得ることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は、2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド(以下、本化合物と記す。)及びN−メチル−2−ピロリドンを含有する殺虫、殺ダニ組成物(以下、本発明組成物と記す。)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
本発明組成物中の本化合物とN−メチル−2−ピロリドンとの含有割合は通常、1:1〜1:100(重量比)である。また、本化合物は本発明組成物中に通常、0.1〜50重量%含有される。
本発明組成物は目的に応じて油剤等の液剤、エアゾール剤等種々の製剤形態で使用に供することができる。
【0005】
本発明組成物が油剤等の液剤の場合は、本化合物及びN−メチル−2−ピロリドンのみからなる本発明組成物を殺虫、殺ダニ液剤として使用してもよいが、必要に応じて更に、酸化防止剤などの安定化剤;紫外線吸収剤などの補助剤;アルコール類(例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール等)、グリコール類(ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、)、炭酸プロピレン、γ−ブチルラクトンなどの溶剤を含有させることもできる。液剤形態の本発明組成物は、例えば、本化合物を、必要により更に安定化剤、補助剤等を、N−メチル−2−ピロリドンまたはN−メチル−2−ピロリドンと溶剤の混合液に溶解することにより得ることができる。
本発明組成物が液剤の場合における各成分の通常の含有量範囲は以下の通りである。
本化合物:0.1〜50重量%
N−メチル−2−ピロリドン:0.1〜99重量%
溶剤:0〜99.8重量%
安定化剤:0〜2重量%
補助剤:0〜2重量%
【0006】
本発明組成物がエアゾール剤の場合には、本化合物及びN−メチル−2−ピロリドン、必要により前記した安定化剤、補助剤、溶剤等に加え、さらに噴射剤を含有する。エアゾール剤中の噴射剤の重量は通常、30〜90%の範囲であり、一回の噴射で容器内の全内容物を噴出する、いわゆる全量噴射型のエアゾール剤においては、噴射剤の重量は70〜90%の範囲にあることが好ましい。噴射剤としては、ジメチルエーテル、プロパン、n−ブタン、イソブタン等があげられる。中でもジメチルエーテルを噴射剤全重量に対し25重量%以上含有する噴射剤、本化合物及びN−メチル−2−ピロリドンを含有する組成物(以下、本エアゾール組成物と記す。)の場合にはエアゾール剤用として特に好適であり、ジメチルエーテルを噴射剤全量の50重量%以上含有する場合がより好適であり、噴射剤として実質的にジメチルエーテルのみを含有する場合が更に好ましい。また本エアゾール組成物の噴射能力を上げるため、窒素、二酸化炭素、空気等の圧縮用ガスをさらに充填し、缶内圧を上げ、内容物の全量噴射をより容易にすることも可能である。
【0007】
また、本エアゾール組成物において、溶剤として飽和炭化水素溶剤を含有する組成物が好適である。溶剤を含有する場合のN−メチル−2−ピロリドンと溶剤との重量比は好ましくは、2:1〜1:100の範囲である。本発明エアゾール組成物に用い得る飽和炭化水素系溶剤としては、炭素数が7〜18の、直鎖、分岐飽和炭化水素または炭素数が8〜18の脂環族飽和炭化水素及びこれらの混合物が好ましく、その中でも脱臭ケロセンや低臭ケロセンと呼ばれる臭気が少ない溶剤が特に好ましい。
【0008】
本発明組成物がエアゾール剤の場合における各成分の通常の含有量範囲は以下の通りである。
本化合物:0.1〜15重量%
N−メチル−2−ピロリドン:0.1〜69.3重量%
溶剤:0〜69.8重量%
安定化剤:0〜2重量%
補助剤:0〜2重量%
噴射剤:30〜90重量%
【0009】
本発明組成物がエアゾール剤用に使用される場合には、例えば、以下のようにしてエアゾール剤を製造することができる。
本化合物をN−メチル−2−ピロリドンに撹拌などにより溶解させ、エアゾール容器に充填し、次いで必要により補助剤、飽和炭化水素系溶剤等を充填する。該容器にエアゾールバルブを装着し、噴射剤をステムを通して充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより得ることができる。また、エアゾール剤が全量噴射型エアゾール剤の場合には、アクチュエーターを全量噴射型アクチュエーターとすることにより得ることができる。
【0010】
本発明組成物は、さらに他の殺虫、殺ダニ活性化合物、忌避剤や共力剤等を含有することができる。
かかる他の殺虫、殺ダニ活性化合物としては、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、エトフェンプロックス等のピレスロイド系化合物、これらのうち殺虫活性を有する光学活性体や幾何異性体等、メトキサジアゾン、プロポキサー等のカーバメート系化合物、その他サリチル酸フェニル、安息香酸ベンジル、アジピン酸ジエステル等のエステル化合物があげられる。この場合、本化合物と他の殺虫、殺ダニ活性化合物との混合割合は、重量比で、通常1:0.5〜1:5の範囲である。また、共力剤としては、例えば、PBO(ピペロニルブトキサイド)、MGK264(N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、S421(オクタクロロジプロピルエーテル)等を挙げることができ、本化合物と共力剤との混合割合は、重量比で、通常1:0.5〜1:10の範囲である。
【0011】
本発明の殺虫、殺ダニ組成物は、ネコノミ、イヌノミ等のノミ類、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ等のゴキブリ類、ヒラタチャタテ、カツブシチャタテ等のチャタテムシ類、イエヒメアリ等のアリ類、トコジラミ等のトコジラミ類などの有害昆虫、不快害虫の防除に有効である。その他、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のヒョウヒダニ類、コウノホシカダニ、ケナガコナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サヤアシニクダニ等のニクダニ類、マルニクダニ類、ミナミツメダニ、クワガタツメダニ、フトツメダニ、ホソツメダニ、アシナガツメダニ等のツメダニ類、イエダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニ等のイエダニ類、イエササラダニ類、シラミダニ類、ヒゼンダニ類などを防除するのにも有効である。
【0012】
本発明組成物が油剤等の液剤の場合、ゴキブリ等の害虫の通り道や、床面、家屋への進入路となりうる窓や壁等の隙間、害虫の生息地等に、油剤噴霧装置等の通常用いられる装置を用いて噴霧、塗布することにより施用することができ、その施用量は、本化合物量に換算して1m2あたり通常5〜500mg程度である。またダニ類に対しては、それらが棲息する畳やカーペットなどの表面に、霧吹き器など用いて噴霧することにより施用することができ、その施用量は、本化合物量に換算して1m2あたり通常5〜500mg程度である。本発明組成物がエアゾール剤の場合は、ゴキブリ等の害虫に直接噴霧したり、害虫の通り道や家屋への進入路となりうる窓や壁等の隙間、害虫の生息地等に予め噴霧したり噴射することにより施用することができる。またダニ類に対しては、直接噴霧したり、畳やカーペットなどそれらが棲息する場所の表面に噴霧したり、あるいは針状パイプノズルを装着し、畳やカーペットなどそれらが生息する場所の内部等に噴霧する等により施用することができる。その施用量は施用面1m2あたり本化合物に換算して、通常5〜500mgである。エアゾール剤が全量噴射型エアゾール剤の場合、その施用量は密閉空間1m3あたり本化合物量に換算して、通常5〜100mgである。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を実施例にてより詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されない。
【0014】
製剤例1
本化合物0.5gとN−メチル−2−ピロリドン2.5gとを混合し、エアゾール容器に充填し、ついで飽和炭化水素系溶剤(商品名:エクソールG、エクソン化学株式会社)7.0gを充填した。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、40.0gのジメチルエーテルを充填し、全量噴射型アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤1を得た。
【0015】
比較製剤例1
本化合物0.5gと飽和炭化水素系溶剤(アイソパーG)9.5gをエアゾール容器に充填した。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、40gのジメチルエーテルを充填し、全量噴射型アクチュエーターを装着することにより比較エアゾール剤1を得た。
【0016】
試験例1
5.8m3(1.8m×1.8m×1.8m)の箱内の床上で対角線の両端に相当する二隅に、チャバネゴキブリ雄雌5頭ずつ入れたプラスチックカップを設置した後、室内中央部にエアゾール剤1を設置し、全量噴射を行い、箱を密閉した。120分後に該チャバネゴキブリの状態を観察した(試験は2反復で行った)ところ、全てのゴキブリがノックダウンしていた。
同様にして比較エアゾール剤1を用いて同様の観察を行ったところ、比較エアゾール剤1を用いた場合には、噴射120分後に供試ゴキブリのうちの30%はノックダウンしていなかった。
【0017】
試験例2
チャバネゴキブリ雄雌5頭に代えてピレスロイド抵抗性チャバネゴキブリ雄雌5頭を用いた以外は試験例1と同様に試験を行った。
エアゾール剤1を用いた場合には、噴射120分後のゴキブリの状態観察において、全てのゴキブリがノックダウンしていた。
一方、比較エアゾール剤1を用いた場合には、噴射120分後に供試ゴキブリのうちの35%はノックダウンしていなかった。
【0018】
製剤例2
本化合物0.5gとN−メチル−2−ピロリドン5.0gとを混合、溶解し、エアゾール容器に充填し、ついで飽和炭化水素系溶剤(商品名:ネオチオゾール、中央化成株式会社)54.5gを充填した。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、40gのジメチルエーテルを充填し、アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤2を得た。
【0019】
製剤例3
N−メチル−2−ピロリドン及び飽和炭化水素系溶剤の量をそれぞれ20.0g、39.5gとした以外は製剤例2と同様にしてエアゾール剤3を得た。
【0020】
試験例3
チャバネゴキブリ成虫10頭(雄5,雌5)を放った円柱型コンテナー(直径12.5cm、高さ7.5cm、底面に16メッシュの金網を張り、壁面に逃亡防止用バターを塗布したもの)に、直径20cm、高さ60cmのガラス製円筒を被せ、該ガラス製円筒の上方からエアゾール剤1または2を0.4g噴射した。噴射直後に該ガラス製円筒に上蓋を被せ、30秒後にコンテナーをチャンバーから取り出し、15分後にプラスチック製カップに供試虫を移して水と餌を与え、3日後の死虫率を観察した。試験は各4反復行った。結果はエアゾール剤1を用いた場合も、エアゾール剤2を用いた場合も、死虫率は共に100%であった。
【0021】
製剤例4
本化合物0.5重量部とN−メチル−2−ピロリドン5.0重量部とを混合し、エアゾール容器に充填し、ついで飽和炭化水素系溶剤(商品名:アイソパーG)を44.5重量部を充填した。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、50重量部のジメチルエーテルを充填し、アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤4を得た。
【0022】
製剤例5
N−メチル−2−ピロリドン及び飽和炭化水素系溶剤の量をそれぞれ2.0重量部、47.5重量部とした以外は製剤例4と同様の操作にてエアゾール剤5を得た。
【0023】
試験例4
直径7.0cmのシャーレの縁に粘着物質を塗布(ダニの逃亡防止用)し、シャーレ上にコヒョウヒダニ約40頭を放った。46cm×46cm×高さ70cmの金属製チャンバーの底部に設置した金網上に紙を敷き、その上に該シャーレを設置した。本発明エアゾール剤4および5を底部に向けてまんべんなく4秒間チャンバー上部から噴霧した。30秒後にシャーレをチャンバーから取り出し、24時間後のダニの致死率を調べた。試験は2反復行い、その結果、いずれもダニの致死率は100%であった。
【0024】
製剤例6
本化合物とN−メチル−2−ピロリドンとを重量比1:64で混合後、エタノールで希釈し、本化合物及びN−メチル−2−ピロリドン濃度がそれぞれ0.45%(重量/容量)、29.06%(重量/容積)の液剤1を得た。
【0025】
試験例5
液剤1を本化合物が80mg/m2となるように、直径3.8cmの円形画用紙に滴下した。該画用紙の縁に粘着物質を塗布(ダニの逃亡防止用)し、コナヒョウヒダニ約30頭を放った。25℃下に放置し24時間後のダニの致死率を調べた。その結果、コナヒョウヒダニの致死率は100%であった。
【0026】
製剤例7
本化合物0.5重量部、メトキサジアゾン1.25重量部、d−フェノトリン0.5重量部及びN−メチル−2−ピロリドン5重量部を混合、溶解し、エアゾール容器に充填し、飽和炭化水素系溶剤(アイソパーG)32.75重量部を加え全体で40重量部とする。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、60重量部のジメチルエーテルを充填し、全量噴射型用アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤6を得る。
【0027】
製剤例8
本化合物0.7重量部、d−フェノトリン0.5重量部及びN−メチル−2−ピロリドン5.0重量部を混合、溶解し、エアゾール容器に充填し、さらに飽和炭化水素系溶剤(商品名:NパラフィンN−11、中央化成株式会社)23.8重量部を加え全体で30重量部とする。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル35重量部と液化石油ガス35重量部とを充填し、全量噴射型用アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤7を得る。
【0028】
製剤例9
本化合物1重量部、d−フェノトリン2重量部及びN−メチル−2−ピロリドン2重量部およびエタノール15部を混合、溶解し、エアゾール容器に充填する。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、20部のジメチルエーテルおよび60部の液化石油ガスとを充填し、全量噴射型用アクチュエーターを装着することによりエアゾール剤8を得る。
【0029】
製剤例10
本化合物2重量部、メトキサジアゾン1重量部、d−フェノトリン5重量部及びピペロニルブトキサイト6重量部にN−メチル−2−ピロリドン16部、炭酸プロピレン70重量部を加え全体を100重量部とし、これらを混合し液剤2を得る。
【0030】
製剤例11
本化合物0.5重量部、メトキサジアゾン0.25重量部、d,d−T−シフェノトリン0.25重量部、およびN−メチル−2−ピロリドン5重量部を混合、溶解し、エアゾール容器に充填し、飽和炭化水素系溶剤(商品名:アイソパーL、エクソン化学株式会社)24重量部を加え全体を30重量部とし、エアゾールバルブをクリンプした後、ジメチルエーテル70重量部を充填し、全量噴射エアゾール用アクチュエーターを装着することによってエアゾール剤9を得る。
【0031】
製剤例12
本化合物0.25重量部、メトキサジアゾン1.0重量部、d−フェノトリン0.5重量部、MGK264(N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)1.5重量部、およびN−メチル−2−ピロリドン10重量部を混合、溶解し、エアゾール容器に充填後、飽和炭化水素系溶剤(商品名:ノルパ−12、エクソン化学株式会社)16.75重量部を加えて全体を30重量部とし、エアゾールバルブをクリンプした後、ジメチルエーテル70重量部を充填し、全量噴射エアゾール用アクチュエーターを装着することによってエアゾール剤10を得る。
【0032】
製剤例13
化合物1.5重量部、d−フェノトリン3.0重量部、サリチル酸フェニル7.5重量部にN−メチル−2−ピロリドンを加え全体を100重量部とし、これらを混合し液剤3を得る。
【0033】
製剤例14
化合物0.25重量部、メトキサジアゾン0.5重量部、ペルメトリン0.5重量部およびN−メチル−2−ピロリドン4重量部を加熱しながら混合、溶解し、エアゾール容器に充填後、さらに飽和炭化水素系溶剤(商品名:アイソパーE、エクソン化学株式会社)を加えて30重量部とし、エアゾール缶にエアゾールバルブをクリンプした後、ジメチルエーテル70重量部を充填し、全量噴射エアゾール用アクチュエーターを装着することによってのエアゾール剤11を得る。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、特にノックダウン性に優れ、害虫、ダニに対し優れた防除効果を発揮し得る殺虫、殺ダニ組成物を提供できる。
Claims (4)
- 2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドおよびN−メチル−2−ピロリドンを含有する殺虫、殺ダニ組成物。
- 2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとN−メチル−2−ピロリドンとの割合が1:1〜1:100(重量比)である請求項1に記載の殺虫、殺ダニ組成物。
- (a)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド、
(b)N−メチル−2−ピロリドンおよび
(c)ジメチルエーテルを噴射剤全重量に対して25重量%以上含有する噴射剤
を含有する殺虫、殺ダニエアゾール組成物。 - (a)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリ
ド、
(b)N−メチル−2−ピロリドン
(c)ジメチルエーテルを噴射剤全重量に対して25重量%以上含有する噴射剤および
(d)飽和炭化水素系溶剤
を含有する殺虫、殺ダニエアゾール組成物。
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