JP4644355B2 - 書換表示部付き非接触icカードのリーダライタ - Google Patents

書換表示部付き非接触icカードのリーダライタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可逆性感熱記録を行なう書換表示部と、非接触で外部と交信を行なう非接触ICモジュールとを備えた書換表示部付き非接触ICカードに使用される書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、可逆性感熱記録層を有するリライトカードの一般的構成を説明する図である。このリライトカード60は、図12(A)に示すように、カード基材61上に、可逆性感熱記録層(書換表示部)62が設けられており、必要に応じて、ICモジュール63が搭載されたり、エンボス文字64が形成されたりしている。
【0003】
この可逆性感熱記録層62は、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散された有機低分子物質とを主成分とする感熱記録材料(例えば、特許第2700234号等)を有しており、図12(B)に示すように、記録及び消去を行っていた。
【0004】
まず、感熱記録材料は、常温T0のときDの状態(消去状態)であるとする。
この感熱記録材料は、記録したい部位の温度を、T1→T2→T3に上げると、カーブに沿って、DからCさらにEへと状態が変化する。Eの状態は、これ以上温度を上げても濃度が変化しない状態である。このEの状態をへて、温度をT3からT0まで下げることによって、低反射状態、すなわち、Aの状態(記録状態)となる。
【0005】
いま、感熱記録材料は、常温T0のときに、Aの状態(記録状態)であるとする。そして、この感熱記録材料は、所望部位の温度を、T1→T2に上げると、カーブに沿って、BからCへと状態が変化し、 最大反射濃度に達する。ここで、温度をT0に下げると、反射濃度は、そのまま保持されDの状態(消去状態)となる。
【0006】
従って、可逆性感熱記録層62は、上記のような感熱記録材料の表面に、熱を選択的に印加することにより、所望の部位を加熱して、透明地に白濁の可視情報を形成したり、白濁地に透明の可視情報を形成することができ、その変化は、何回も繰り返することが可能である。また、このような感熱記録材料の背面に着色層を形成すれば、白地に着色層の色の可視情報又は着色層の色の地に、白色の可視情報を形成することができる。
【0007】
従来、可視情報の記録手段は、電流によって発熱する微小な発熱体を直線状に配置したサーマルヘッドを使用し、感熱記録媒体上を接触しながら走査し、任意の箇所の発熱体を加熱・冷却することによって、微小点による文字等を形成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のサーマルヘッドは、感熱記録媒体上を接触しながら走査するので、磨耗によって、耐久性が低下すると共に、汚れなどに対してメンテナンスが必要である等の問題があった。
【0009】
この問題を解決するために、集光されたレーザービームを走査して描画を行うことが考えられる。この場合に、光ビームを反射鏡にあて、反射鏡を振ることにより、光ビームを走査するのが一般的である。光ビームの走査手段としては、例えば、ガルバノメータスキャナーやポリゴンミラー等がよく用いられている。
【0010】
図13は、ガルバノメータスキャナーを使用した走査機構の一例を示す図である。この走査機構100は、互いに直交する軸回りに配置されたモータ104,105と、モータ104,105で回転駆動される反射鏡102,103と、反射鏡102,103で反射されたレーザビームを所定径に収束する焦点距離補正光学系107等とを備えている。
【0011】
レーザ光120は、モータ104,105によって回転駆動される反射鏡102,103で反射され、f−θレンズなどを用いた焦点距離補正光学系107によって、所定径のレーザビーム110に収束されたうえで、照射対象物115に照射される。
【0012】
しかし、この走査機構100は、反射鏡102,103によるビーム走査方式を採用しており、ビームの振り角によって、反射鏡102,103の反射点から結像させるべき位置までの距離が変わるので、フォーカスエラーERが生じる。従って、この振り角によるフォーカスエラーERを補正するために、高価な焦点距離補正光学系107が余分に必要であった。
【0013】
また、焦点距離補正光学系107を用いて、フォーカスエラーERを補正した場合であっても、照射対象物115へ照射されるレーザビーム110のエネルギーの利用効率が悪い、という問題があった。
なお、レーザプリンタ等は、セレンなどの感度のよい感光ドラムに描画するので、エネルギーの利用効率は、あまり問題としていない。しかし、この可逆性感熱記録媒体は、感度をよくすると、高温の環境下(夏場に自動車内に置き忘れた場合など)で、可視情報が消去されてしまう恐れがある。このため、感度を悪くしてあるので、エネルギーの利用効率の向上が望まれる。
【0014】
一方、特開平7−125483号は、カード基体内に非接触ICモジュールを内蔵し、カード基体の表面に書き換え可能なリライト層(書換表示部)を設けた書換表示部付き非接触ICカードを提案している。
【0015】
この書換表示部付き非接触ICカードに使用されるリーダライタの具体的な構造は、上記提案には開示されておらず、書換表示部の書き換えを行う他に、非接触ICモジュールとの交信を行わなければならないので、装置が大型化するという、問題があった。
【0016】
本発明の目的は、書換表示部の書き換えと、非接触ICモジュールとの交信を効率よく行え、しかも、簡単な構造で小型・軽量かつ安価に製造することができる書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタを提供することである。
【0017】
本発明の他の目的は、書換表示部の書き換えを非接触で行えると共に、エネルギーの利用効率がよく、鮮明な画像を記録できる書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、可逆性感熱記録を行なう書換表示部と、非接触で外部と交信を行なう非接触ICモジュールとを備えた書換表示部付き非接触ICカードに使用されるリーダライタであって、前記書換表示部に可視情報を非接触で記録及び/又は消去する書換装置と、前記非接触ICモジュールと非接触で交信を行うアンテナ部と、を備えた書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記書換表示部は、熱エネルギーの作用により、可視情報の記録及び/又は消去が可能な可逆性感熱記録層を備え、前記書換装置は、レーザ光照射部からレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記レーザ光照射部から照射されたレーザ光を、前記書換表示部の第1の方向にミラーによって走査する走査手段と、前記レーザ光照射部を前記書換表示部に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に移動する移動手段と、を備えたことを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記ミラーは、長辺に平行な回転軸をもつ帯状であって、その回転軸方向のサイズが、少なくとも前記書換表示部の記録領域の長手方向のサイズであることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記ミラーは、前記回転軸と直交する方向のサイズが、前記レーザ光を受けることができる最小幅であることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0019】
請求項の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記書換表示部付き非接触ICカードを挿入するカード挿入部を備え、前記書換装置と前記アンテナ部とは、前記カード挿入部の対向する側に配置されていることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0020】
請求項の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記カード挿入部に設けられ、前記書換表示部付き非接触ICカードを位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0021】
請求項の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記書換表示部付き非接触ICカードを載置するカード載置部を備え、前記書換装置と前記アンテナ部とは、前記カード載置部の片側に配置されていることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0022】
請求項の発明は、請求項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記カード載置部の表面を覆う蓋部材を備えたことを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0023】
請求項の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記書換表示部付き非接触ICカードを載置するカード載置部と、前記カード載置部を覆う蓋部材とを備え、前記アンテナ部は、前記蓋部材の内部に配置されていることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0024】
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、前記蓋部材の閉状態を検出する閉状態検出手段を備え、前記書換装置は、前記閉状態検出手段が前記蓋部材の閉状態を検出しているときに、書き換え可能であることを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面などを参照しながら、本発明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第1実施形態を示す図である。
本実施形態の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ(以下、単に、リーダライタという)1Aは、前述した可逆性感熱記録を行なう書換表示部(以下、感熱記録層ということがある)62と、非接触で外部と交信を行なう非接触ICモジュール63Aとを備えた書換表示部付き非接触ICカード(以下、リライトカード又は単にカードという)60に使用されるものである。
【0029】
リーダライタ1Aは、本体2の中に、書換表示部62に可視情報を非接触で記録及び/又は消去する書換装置50と、非接触ICモジュール63と非接触で交信を行うアンテナ部3とを備えており、本体2のカード挿入部6にカード60を差し込む差込タイプである。書換装置50とアンテナ部3とは、カード挿入部6を挟んだ反対側(対向する側)に配置されている。
また、カード挿入部6には、カード60の書換表示部62の書換位置に位置決めする板ばね状の止め具(位置決め手段)4が設けられている。
【0030】
このように、第1実施形態のリーダライタ1Aは、カード60をカード挿入部6に挿入し、止め具4で位置決め固定された状態で、アンテナ部4によって、非接触ICモジュール63Aと非接触で交信を行なうと共に、書換装置50によって、後述するように、非接触で書換表示部62の可視情報を書き換えることができる。このとき、カード60が停止した状態でよいので、カード60の搬送装置が必要なく、リーダライタ1Aの構造が簡単で小型化が図れる。
【0031】
また、カード挿入部にカード60を位置決めした上で、書換装置60によって、カード60の表側の書換表示部62に書き換えを行い、アンテナ部4によって、カード60の裏側に近接した位置から交信できるので、両動作が安定して行なえる、という利点がある。
【0032】
図2は、第1実施形態によるリーダライタの書換装置50を示すブロック図である。図3、図4は、図2の書換装置50の構造を示す正面図、平面図及び側面図である。
【0033】
この実施形態の記録消去装置50は、カード60に設けられ、熱エネルギーの作用により、可視情報の記録・消去が可能な感熱記録層(書換表示部)62を書き換える装置であって、レーザ光照射手段10と、走査装置20と、移動装置30と等とを備えている。
【0034】
レーザ光照射装置10は、レーザ光を照射する装置であり、レーザダイオード(LD)ドライバ11と,レーザダイオード(LD)12と,光ファイバ13と、レンズヘッド(レーザ光照射部)14等とを備えている。
【0035】
走査装置20は、レンズヘッド14から照射されたレーザ光を、リライトカード60のY軸方向(第1の方向)に走査する装置であり、図2〜図4に示すように、Y軸モータ21と、Y軸モータ21の出力軸に固定されたY軸スキャニングミラー22と、レンズヘッド14からのレーザ光を、折り返してY軸スキャニングミラー22に導く固定折返ミラー23(図4参照)等とを備えている。
【0036】
スキャニングミラー22は、矩形で細長い帯状のミラーであり、その回転軸方向のサイズaが、リライトカード60(図5参照)の感熱記録層62の有効記録領域の長手方向のサイズa0 と同じサイズにしてある。このサイズにすれば、リライトカード60に対して、回転軸方向には、レンズヘッド14を移動するだけでよく、スキャニングミラー22の移動が不要となるからである。
【0037】
一方、回転軸と直交する方向のサイズbが、レーザ光を受けることできる最小幅としてある。このサイズにすれば、小型かつ軽量となり、小さなY軸モータ21で駆動できるからである。
また、感熱記録層62の有効記録領域の短手方向のサイズb0 は、狭い幅にすれば、スキャニングミラー22の回転角θが小さくて済むので、従来例のように、焦点距離補正光学系は不要である。
具体的には、感熱記録層62の有効記録領域がa0 ×b0 =60×12mmであり、スキャニングミラー22の回転角θ=±11度の場合に、スキャニングミラー22の有効サイズは、a×b=60×8mmとしてある。
【0038】
移動装置30は、レンズヘッド14をX軸方向(第2の方向)に移動する装置であって、図3又は図4に示すように、X軸モータ31と、X軸モータ31の出力軸に設けられたプーリ32と、移動端側に設けられたフリーのプーリ33と、プーリ32,33にかけられたX軸移動用のタイミングベルト34と、レンズヘッド14をタイミングベルト34に固定する固定具35等とを備えている。
【0039】
制御部51は、描画情報に基づいて、走査装置20と移動装置30とを駆動しながら、レンズヘッド14からレーザ光を選択的に照射する。
なお、制御部51には、可視情報を入力するキーボードなどの操作部52や、その可視情報やその他の情報等を、目視により確認するためのCRT等の表示部53も接続されている。
【0040】
図5は、第1実施形態に係るリーダライタの書換装置の描画動作を説明する図である。
この書換装置50は、ラスター制御によって、可視情報の描画を行うことができる。この場合に、感熱記録層62において、X軸モータ31を、X軸方向に駆動して、レンズヘッド14を記録領域の1列目に移動させ、Y軸モータ21を駆動して、スキャニングミラー22をY軸方向にスキャニングし、描画情報に基づく描画すべき位置で、LD12をオンする。この位置を、○印で示している。そして、1列目の描画が終わった後に、Y軸モータ31を駆動して、レンズヘッド14をY軸方向に移動し、次の列の描画を、前述と同様にして行い、所望の文字を描画する。
移動装置30は、記録領域に複数行の文字列を描く場合であっても、レンズヘッド14を記録領域の長手方向に1回移動するだけで、記録を行なうことができる。この移動装置30は、複数回往復させると、バックラッシュなどにより、位置精度が悪くなり、簡単な構造では実現できなくなるからである。
【0041】
次に、消去動作について説明する。消去に必要なエネルギーは、LD12の出力が波長800nmであって、0.7wのものの場合には、記録のときの約70%である。例えば、直径約100μm程度の光スポットS1によって軌跡を描いて、文字を記録したときに、レンズヘッド14の光学系の焦点を移動して、記録時の光スポットS1よりも、広い光スポットS2により、同一の軌跡を描いて、その文字を消去することができる。光スポットS2は、光スポットS1よりもエネルギーが70%となるような大きさに設定しておけば、出力の制御をする必要がない。また、消去時のスポットS2が、記録時の光スポットS1よりも広いので、位置ずれを起こしたとしても、確実に消去することができる。
【0042】
この書換装置50は、以下のような利点がある。
(1) 従来の接触式サーマルヘッドによる構造との比較
(a) 本実施形態は、リライトカード60の感熱記録層62にレーザ光を照射する非接触方式であるので、記録・消去を繰返しても、感熱記録層62にストレスがかからず、記録・消去の耐久性が桁違いに向上する。
【0043】
(b) 本実施形態は、手油によるリライトカード60の汚れ、リライトカード60の平滑性不良(エンボスによって生じるカールなど)があっても、印字不良が生じないので、メンテナンスが非常に楽である。
これに対して、サーマルヘッド方式は、カード面に手油があったり、感熱記録層62の記録面とサーマルヘッドとの密着性が悪いと、印字品質が著しく低下してしまう。
【0044】
(c) サーマルヘッド方式では、感熱記録層62の記録面の手油や塵がサーマルヘッドに付着するので、メンテナンスが必要だったり、塵などにより、ヘッド面に傷が付くなどの問題があり、ヘッド本来の寿命前に交換することが多かったが、本実施形態のレーザー方式は、上記のようなことがなく、メンテナンスが楽である。
【0045】
(d) 本実施形態は、非接触であるので、リライトカード60にエンボス64の領域があっても、対応が可能である。
(e) 本実施形態は、リライトカード60の端部まで印字が可能である。サーマルヘッド方式では、サーマルヘッドを上下動させて、感熱記録層62の記録面にサーマルヘッドをセットするので、カード端部は、デッドスペースとなり、記録することができない。
【0046】
(2) 本実施形態は、矩形で細長い帯状のスキャニングミラー22をただ一枚用いて、記録面の短手方向(Y軸方向)にスキャンさせるので、フォーカス誤差も少なく、補正の必要がない。つまり、Fθレンズが不要であるので、構造が簡単となり、小型・軽量でかつ安価に製造することができる。
【0047】
(3) 本実施形態は、光ファイバ13のレンズヘッド14を、スキャニングミラー22の長手方向(X軸)に沿って、一定方向へ順次移動させるだけであるので、絶対的な位置精度は要求されない。従って、ベルトドライブ程度の簡単な移動装置30で足りるので、構造が簡単となり、小型・軽量でかつ安価に製造することができる。
【0048】
図6(A),(B)は、それぞれ第1実施形態に係るリーダライタの変形形態を示す側面図,平面図である。
図6(A)の側面図に示したリーダライタ1A−1は、カード挿入部6に上下方向(矢印A)にカード60を挿入するようにし、位置決め手段として、ガイドローラ4−1を設けたものである。
また、図6(B)の平面図に示したリーダライタ1A−2は、カード挿入部6に左右方向(矢印B)にカード60を挿入するようにし、位置決め手段として、ガイドローラ4−2を設けたものである。
これらの場合には、ガイドローラ4−1,4−2等で案内しなから、位置決めするので、滑らかに書込位置まで移動することができると共に、その位置で確実に固定することができる。また、使用形態にあわせて、カード60の挿入方向を選択することができる。
【0049】
(第2実施形態)
図7は、本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第2実施形態を示す図である。
なお、以下に示す各実施形態では、前述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分には、末尾に共通した符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のリーダライタ2Bは、本体2の上面に透明なガラス面からなるカード60を載置するカード載置部7を備えた上置きタイプのものであり、書換装置50とアンテナ部2とは、本体2の内部で、カード載置部7の内側に配置されている。
図7の場合には、アンテナ部3は、書換装置50よりも、カード載置部7側に配置されており、交信距離を接近させることができ、交信速度を上げることができる。
また、カード60は、カード載置部7の2つのコーナに設けられた位置決め部材4Bによって、位置決めすることができる。
【0050】
図8〜図10は、第2実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの変形形態を示す図である。
図8のリーダライタ1B−2では、書換装置50は、アンテナ部3よりも、カード載置部7側に配置されており、書換表示部62の書き換えが近接して行えるので、低出力で鮮明な画像を描画することができる。
図9のリーダライタ1B−3では、アンテナ部3は、本体2の側面に縦方向に配置されており、本体2内の配置に自由度を持たせることができる。
図10のリーダライタ1B−4では、アンテナ部3は、本体2内に斜め方向に配置されており、コイルの長さを長くとることができ、低出力で交信することが可能となる。
【0051】
(第3実施形態)
図11は、本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第3実施形態を示す図である。
図11(A)のリーダライタ1C−1は、本体2にヒンジ部8aで開閉自在に取り付けられ、カード載置部7の表面を覆う蓋部材8を備えものである。
また、蓋部材8の閉状態を検出するリミットスイッチ(閉状態検出手段)9を備えており、書換装置50は、リミットスイッチ9が蓋部材8の閉状態を検出しているときに、書換動作を行うようにして、レーザ光線の飛散を防止することができる。
【0052】
図11(B)のリーダライタ1C−2では、カード60を載置するカード載置部7と、カード載置部7を覆う蓋部材8を備える点は、図11(A)のものと同じであるが、アンテナ部2が蓋部材8の内部に配置されている点で相違する。
この例は、上置きタイプでありながら、カード60の下側に書換装置50を配置し、上側にコイル部3を配置できるので、図1の挿入タイプと同じ配置となり、書換表示部62の書き換えと、非接触ICモジュール63の交信が効率よく行える。
【0053】
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1) 移動装置20は、光ファイバ13をタイミングベルト34でX軸方向に移動させる例で説明したが、ネジ方式で移動させるようにしてもよい。例えば、雌ねじ部に光ファイバ13を固定し、雄ねじ部をモータで回転させて、光ファイバ13をX軸方向に移動させるようにすればよい。
【0054】
(2) 図5の場合には、記録領域の幅方向に1文字描いた例で説明したが、幅方向に複数行の文字列があってもよい。
(3) カードの例で説明したが、平面形状や厚みの異なるタグのようなものでもよい。
(4) スキャニングミラー22の長手方向のサイズを小さくして軽量化にし、移動装置20によって、走査装置30全体を移動させてもよい。また、Y軸モータ21は固定であって、その出力軸の断面を矩形にしておき、ミラーを出力軸に対して角孔でスライド可能に嵌合させるようにしてもよい。
【0055】
(5) スキャニングミラー22は、その長辺のサイズを、JISやISOの規格で定められたカードの長辺(85.6mm)がカバーできるサイズにしておけば、あらゆるサイズの記録領域をもつカードに対応することができる。
また、カード基材は、上記のような規格化されたサイズのものに限らず、平面形状が正方形や円形のタグであってもよいし、形態機器に挿入する小型のカードであってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、アンテナ部によって、非接触ICモジュールと非接触で交信を行なうと共に、書換装置によって、非接触で書換表示部の可視情報を書き換えることができる。このとき、カードが停止した状態でよいので、カードの搬送装置が必要なく、リーダライタの構造が簡単で小型化が図れる。
このとき、カードは、カード挿入部に挿入し、位置決め手段で位置決め固定するので、書換や交信の動作が確実に行なえる。
また、書換装置とアンテナ部がカード挿入部の対向する側にある場合には、書換装置によって、カードの表側の書換表示部に書き換えを行い、アンテナ部によって、カードの裏側に近接した位置から交信できるので、両動作が安定して行なえる。
【0057】
また、本発明の書換装置を用いれば、安価で簡単な構成により、書換表示部(可逆性感熱記録層)へ非接触で可視情報の書き換え(記録,消去)を行うことができる。そして、この書換装置によって、高速かつ高精度で、しかも、エネルギーの利用効率がよい省電力型のリーダライタを、簡単な構造により、小型・軽量でかつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第1実施形態を示す図である。
【図2】第1実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタを示すブロック図である。
【図3】第1実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの書換装置を示す正面図及び平面図である。
【図4】第1実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの書換装置を示す側面図である。
【図5】第1実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの書換装置の描画動作を説明する図である。
【図6】第1実施形態に係るリーダライタの変形形態を示す図である。
【図7】本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第2実施形態を示す図である。
【図8】第2実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの変形形態を示す図である。
【図9】第2実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの変形形態を示す図である。
【図10】第2実施形態による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの変形形態を示す図である。
【図11】本発明による書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタの第3実施形態を示す図である。
【図12】可逆性感熱記録媒体の一般的構成を説明する図である。
【図13】ガルバノメータスキャナーを使用した走査機構の一例を示す図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C リーダライタ
2 本体
3 アンテナ部
4 止め具
6 カード挿入部
7 カード載置部
8 蓋部材
9 リミットスイッチ
50 記録消去装置
10 レーザ光照射装置
11 LDドライバ
12 半導体レーザ
13 光ファイバ
14 レンズヘッド
20 走査装置
21 Y軸モータ
22 スキャニングミラー
23 固定折返ミラー
30 移動装置
31 X軸モータ
32,33 プーリ
34 タイミングベルト
35 固定具
51 制御部
52 操作部
53 表示部
60 リライトカード
62 書換表示部(可逆性感熱記録層)
63 ICモジュール

Claims (9)

  1. 可逆性感熱記録を行なう書換表示部と、非接触で外部と交信を行なう非接触ICモジュールとを備えた書換表示部付き非接触ICカードに使用されるリーダライタであって、前記書換表示部に可視情報を非接触で記録及び/又は消去する書換装置と、前記非接触ICモジュールと非接触で交信を行うアンテナ部と、を備えた書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記書換表示部は、熱エネルギーの作用により、可視情報の記録及び/又は消去が可能な可逆性感熱記録層を備え、
    前記書換装置は、レーザ光照射部からレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、
    前記レーザ光照射部から照射されたレーザ光を、前記書換表示部の第1の方向にミラーによって走査する走査手段と、
    前記レーザ光照射部を前記書換表示部に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に相対的に移動する移動手段と、
    を備えたことを特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  2. 請求項1に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記ミラーは、長辺に平行な回転軸をもつ帯状であって、その回転軸方向のサイズが、少なくとも前記書換表示部の記録領域の長手方向のサイズであること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記ミラーは、前記回転軸と直交する方向のサイズが、前記レーザ光を受けることができる最小幅であること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記書換表示部付き非接触ICカードを挿入するカード挿入部を備え、前記書換装置と前記アンテナ部とは、前記カード挿入部の対向する側に配置されていること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記カード挿入部に設けられ、前記書換表示部付き非接触ICカードを位置決めする位置決め手段を備えたこと
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記書換表示部付き非接触ICカードを載置するカード載置部を備え、
    前記書換装置と前記アンテナ部とは、前記カード載置部の片側に配置されていること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  7. 請求項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記カード載置部の表面を覆う蓋部材を備えたこと
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  8. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記書換表示部付き非接触ICカードを載置するカード載置部と、
    前記カード載置部を覆う蓋部材とを備え、
    前記アンテナ部は、前記蓋部材の内部に配置されていること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
  9. 請求項又は請求項に記載の書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタにおいて、
    前記蓋部材の閉状態を検出する閉状態検出手段を備え、
    前記書換装置は、前記閉状態検出手段が前記蓋部材の閉状態を検出しているときに、書き換え可能であること
    を特徴とする書換表示部付き非接触ICカードのリーダライタ。
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