JP4644213B2 - 移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための伝送品質目標値を設定する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に移動体無線通信システムに関するものである。
本発明は、より詳細にはこのようなシステムにおいて使用される、(サービス品質、容量などの点での)パフォーマンスを向上させるためのパワー制御技術に関するものである。
本発明は、具体的にはCDMA(符号分割多重アクセス)タイプの移動体無線通信システムに適用できる。本発明は、特に、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)に適用できる。
CDMAは、多重アクセス技術であり、異なる拡散(spreading)コードを使用して複数のユーザを同時にアクティブにすることができる。
以下はすべて、ダウンリンク(BTS(送受信基地局、ベーストランシーバステーション)からMS(移動局)までのリンク)とアップリンク(MSからBTSまでのリンク)のどちらにも有効であるが、説明を簡略にするためにまずダウンリンクの場合のみ考察する。
BTSからMSまでのリンクの品質は、MSでの受信信号パワーと干渉パワー(interference power)の比(SIR:信号対干渉比)によって異なる。あるMSのSIRが低い時、すなわち干渉パワーが信号のパワーよりもずっと大きい時、そのパフォーマンスは劇的に低下する。したがって、CDMAシステムのパフォーマンスを最適化するために、通常、内部ループパワー制御アルゴリズムのようなある種のアルゴリズムを使用して、各MSのSIRをレシーバの目標SIRに可能な限り近づけておく。
内部ループパワー制御アルゴリズムの原理は、MSが、BTSからの受信信号のSIRを定期的に推定し、このSIRを目標SIR(SIRtarget)と比較することである。この推定SIRが目標SIRよりも低い場合、MSはBTSにBTSが伝送パワーを増大させるためのコマンドを送る。そうでない場合、MSはBTSにBTSが伝送パワーを減少させるためのコマンドを送る。この目標SIRは、MS(あるいはBTS)により必要なサービスの品質にしたがって選択される。
さらに、他の通常はより低速のパワー制御アルゴリズム、すなわち外部ループパワー制御アルゴリズムでは、目標SIRの最良の値を選択できる。このアルゴリズムの原理は、定期的に伝送品質(BER、BLER、..)を評価し、この品質を必要なサービスの品質と比較することである(例えば、音声サービスに対しては10−3のBER、パケットサービスに対しては0.1のBLER)。この品質が必要なサービスの品質よりも低い場合、目標SIRが増加する。そうでない場合、目標SIRが減少する。信頼に足る推定を得るには複数のフレームについて品質を平均化する必要があるため、このアルゴリズムは、通常、低速である。もちろん、この基本アルゴリズムには多くの変形が存在する。
ある種の状況では、目標SIRが伝送中にかなり変化することがある。例えば、物理データチャネルの拡散ファクタが変化する場合がそうである。実際、このチャネルの拡散ファクタが小さくなるにつれ必要な伝送パワーが大きくなる。拡散ファクタは、パケットサービスのような可変速度サービスでは頻繁に変化することがある。実際に、拡散ファクタが変化する場合、目標SIRが(拡散ファクタ変化の比率において)大きく変化する。各サービスが別個の目標SIRを持っているため、MSがサービスの変更を要求する場合もそうである。
他の例に圧縮モードがある。周波数間ハードハンドオーバでは、移動体が、ダウンリンク伝送に使用した周波数とは異なる周波数について測定を行う必要がある。したがって、この移動体が後者の周波数について測定できるようにするために、基地局は、当該の移動体への伝送を停止する必要がある。UMTS標準では、これはダウンリンク圧縮モードとして知られている(すなわち、ダウンリンク伝送が一時的に停止する)。アップリンク圧縮モードも、そのアップリンク周波数に近い周波数について測定を行うことが可能である。伝送が停止する期間は、通常、伝送ギャップと呼ばれ、伝送ギャップを含むフレームは、通常、圧縮フレームと呼ばれる。また、伝送ギャップを補償するために、それに対応して伝送速度を上げなければならない。したがって、圧縮モードの間、内部ループパワー制御が定期的に停止し、それに対応して伝送速度が上がるので、同じサービス品質にするために目標SIRを非圧縮モードまたは正常モード中よりも大きくする必要がある。
外部ループパワー制御アルゴリズムは通常、低速プロセスであるため、目標SIRは、即時には変化せず、伝送品質は、複数フレームの間劣化する。極端な場合、これで呼の消失が生じることもある。
さらに、圧縮モードの場合、移動体が測定を行うことができるようにするために目標SIRを固定時にのみ変化させる必要があり、その後で目標SIRを前の値に戻す必要がある。外部ループパワー制御アルゴリズムは、このようなSIRの迅速な変化を追跡することができない。
1999年7月13日に本出願人により出願された欧州特許出願第99401766.3号では、この問題を解決するためにある解決策が提案されている。手短に言えば、この従来の特許出願の基本的なアイディアとは、目標SIRの変化を予期すること、すなわち、予期される変化またはオフセットを予期した方式で目標SIRに適用することである。この目標SIRの変化を送信側から受信側へ所与の伝送方向について通知することができる。例えば、ダウンリンク伝送では、ネットワークによってその変化がMSまたはUE(ユーザ装置)に通知される。
この従来の特許出願の他のアイディアによれば、信号通知(signaling)をできるだけ低くしておくために、瞬間ビット速度の増加による目標SIRの増加分と圧縮フレームにおけるパフォーマンス劣化による(すなわち、伝送ギャップによる)目標SIRの増加分を切り離すことができる。例えば、圧縮モードでの伝送速度の増加分が拡散ファクタの減少によって得られる時、これを以下の式で表すことができる。
ΔSIR=10log(RCF/R)+δSIR
ただし、Rは圧縮フレームの前後の瞬間ネットビット速度、RCFは圧縮フレームの間の瞬間ネットビット速度を示す(用語「瞬間ビット速度」は、圧縮フレームについてこの速度を計算するのに使用する期間がフレーム全体の期間ではなく、データが伝送されるこのフレーム期間の一部分に過ぎないことを意味するものと理解されたい)。例えば、10log(RCF/R)は、UMTSでは3dBに等しい。ただし、拡散ファクタを2分の1に減少させることによる圧縮モードが使用される場合、マッチング速度は、圧縮フレームでも非圧縮フレームでも同じである。
UEはビット速度の変化が分かるので、圧縮フレームの間のパフォーマンスの劣化によって追加された目標SIRの増加分δSIRを通知することができる。信号オーバヘッド(signaling overhead)は、この変化が他の圧縮モードパラメータ(伝送ギャップ長(または、周期的に伝送が停止した期間、周期性などを含む)によって通知される場合、小さくなることがある。例えば、2ビットで次のδSIRの値を通知することができる。
−00:0dB
−01:0.5dB
−10:1dB
−11:2dB
あるいは、ΔSIRを直接通知することもできるが、より多くのビットが必要になる。
UEは、圧縮フレームの直前(あるいは圧縮フレームの伝送ギャップの直後)で目標SIRをΔSIRだけ増加させ、圧縮フレームの直後で同じ値だけ減少させて戻さなければならない。この目標SIRの変更は、その変更を考慮する必要のある通常のダウンリンク外部ループアルゴリズム以外でも行われる。UEは、同時に、圧縮フレームの前で同じ分だけ伝送パワーを増大させ、ダウンリンクの受信SIRがこの新しい目標SIRにできるだけ速やかに近づくように圧縮フレームの直後に伝送パワーを減少させる。
この従来の特許出願での他のアイディアによれば、少なくとも伝送ギャップが圧縮フレームの端部にあるときは、伝送ギャップ中にパワー制御が中断するので、回復フレーム(圧縮フレームの次のフレーム)でのパフォーマンスも劣化することがある。したがって、回復フレームの中の目標SIRを増加させ、UEにこの目標SIRの増加分を通知することも望まれる。あるいは、圧縮フレームと同じ値(δSIR)を使用して必要な通知量を低くすることもできる。
したがって、この従来の特許出願によれば、圧縮モードの効率のよい外部ループパワー制御は、少なくとも、拡散ファクタを減少させることで前記圧縮モードが得られるときには、圧縮フレームおよびリカバリーフレームの間、目標SIRの変化を予期することで実現できる。
ところで、例えばUMTS標準には圧縮モードを実行する方法が2つある。
−圧縮フレームにおいて拡散ファクタを減少させること。瞬間ビット速度を増加し、それによって数スロットの間伝送を停止することが可能になる。
−パンクチャリング(puncturing)を使用すること(すなわち、チャネルコーディング後に取得するいくつかのビットは伝送されないが、それでもチャネルコーディングによるすべての情報ビットのデコードが可能なことが分かっているので、同じ量の情報ビットをより短期間に送ることができる)。
パンクチャリングによる圧縮モードにはいくつか特殊性があるが、例えばUMTSシステムを参照して想起できる。
UMTSの特徴は、複数のサービスを同一接続上で、すなわち複数のトランスポートチャネルを同一物理チャネル上でトランスポート可能なことである。このようなトランスポートチャネル、すなわちTrCHは、チャネルコーディング体系(channel coding scheme)(エラー検出、エラー訂正、速度マッチング、インタリーブを含む)にしたがって個別に処理されてから時間多重化されて、1つまたは複数の物理チャネル上にマッピングされるコード化コンポジットトランスポートチャネル、すなわちCCTrCHを形成する。このチャネルコーディング体系による処理は、TTI(伝送時間間隔)ベースで行われる。このチャネルコーディング体系での速度マッチングには、パンクチャリングと中継の2つの技術が含まれる。さらに、フレーム間インタリーブがTTI長またはインタリーブ深さで行われる。次に各TTIがフレームに分割され、その後時間多重化と物理チャネル上のマッピングがフレームベースで行われる。また、多重化されてCCTrCHを形成する異なるトランスポートチャネルTrCHi(i=1,...n)のそれぞれが、TTIiで示されるそれ自体のTTI長を持つ。
UMTSのこれら態様に関する詳細は、技術仕様3G TS25 212 V3.0.0(1999−10)に出ている。
圧縮モードのパンクチャリングは、速度マッチングに含まれ、正常モードのパンクチャリングあるいは中継に加えて提供できるが、フレームベースまたはTTIベースのいずれでも行うことができる。
圧縮モードのパンクチャリングがフレームベースで行われる場合は、従来の特許出願による上記方法がやはり適用される。
圧縮モードのパンクチャリングがTTIベースで行われる場合、圧縮モードによる伝送速度の増加分がTTIの全フレームに適用される。ここで、UMTS標準では、TTIを10、20、40、あるいは80msと等しくすることができる。また、すでに言及したように多重化されてCCTrCHを形成する異なる伝送チャネルTrCHi(i=1,...n)はそれぞれ、TTIiで示すそれ自体のTTI長を持つ。図1では、これをTrCH1、TrCH2、TrCH3で表される3つの多重化された伝送チャネルの例、TrCH1ではTTI=40ms、TrCH2ではTTI=20ms、TrCH1ではTTI=10ms、および10msに等しいフレーム長を例で示す。この図では、物理チャネル上で送られる連続した4つのフレームのケースを、例で示し、連続する2つのフレーム(当該状況においては、図示された4つのフレームの第2と第3のもの)に重なる伝送ギャップTGの場合も例で示す。
2000年1月18日〜21日、中国北京で開催された3GPP TSG−RANグループ1のミーティング#10に提出された標準化案TSGR1#10(00)0086では、パンクチャリングを使用してフレームを圧縮し、TTIベースでパンクチャリングを行うケースについて上記方法の変更が提示された。
この変更案によれば、CCTrCHに「n」個の異なるTTI長(すなわち、CCTrCHに多重化された「n」個のトランスポートチャネル)がある場合、TTI長ごとに1個ずつ「n」個の別個のDeltaSIR値(「過剰な」パンクチャリングに起因するコーディングゲイン劣化として定義される)、DeltaSIRi、i=1...nが、UEに通知される。次に、これら「n」個のDeltaSIR値が以下のように外部ループパワー制御に使用される。
各フレームについて正常モードの目標SIRと比べた圧縮モードの目標SIRのオフセットは、以下のようになる。
ΔSIRframe=max(ΔSIR1,...,ΔSIRn)
ただし、ΔSIRi=ΔSIRi_compression+ΔSIRi_coding
TTIiのTTI長について現在のTTIims内(すなわち、図1を参照しても理解できるように、このフレーム内部で多重化されるトランスポートチャネルTrCHiの現在のTTI内)に伝送ギャップがない場合、
ΔSIRi_compression=0
ΔSIRi_coding=0
TTIiのTTI長について現在のTTIims内に伝送ギャップがある場合は、
ΔSIRi_compression=10log(F N/(F N−TGLFi))
ΔSIRi_coding=DeltaSIRi
ここで、Fは、TTIiの中のフレーム数、TGLFiは、それらのFフレームの中のスロットのギャップ長(1つのギャップまたは複数のギャップの合計のいずれか)、Nはフレーム当たりのスロット数(UMTS標準ではN=15)である。
したがって、この方法(以下第2の方法とも呼ぶ)には、前記の従来の特許出願による上記の通知(以下第1の方法とも呼ぶ)と異なり、追加の通知が必要になる。実際、「i」の値ごとに、すなわちCCTrCHに多重化されるTrCHについてのTTIのとり得るすべての値について、したがって最大で4個の値(TTIではとり得る4個の値)について値DeltaSIRiが通知される。このように、この第2の方法は、利用可能な無線資源を効率よく使用せず、言うまでもなくネットワークのトラヒック増加の一因になっている。さらに、この第2の方法は、第1の方法に比べて複雑さが増大する。
望ましい方法とは、この種の圧縮モードについて、依然として効率よく補償しながら、パンクチャリングによる圧縮モードの特殊性にもかかわらず、第1の方法と異なり通知量の増加を必要としない方法である。
また、望ましい方法とは、これらの特殊性にもかかわらず、どちらのタイプの圧縮モードにも(パンクチャリングと拡張化ファクタの低減によって)可能な限り適用できるようにするために、この第1の方法と比べできるだけ変更の必要性をなくした方法である。
また、望ましい方法とは、伝送ギャップが連続する2つのフレームに重なる時など、圧縮フレームが発生する特別なケースにおいて、依然として効率よく補償しながら、第1の方法と比べ通知量のさらなる増加および複雑さを必要としない方法である。
言い換えれば、圧縮モードにおいて、各種圧縮モードおよび/または圧縮フレームが発生する様々なケースで、依然として外部ループパワー制御を効率よく補償しながら、通知および装置アーキテクチャを簡素化することが一般に求められる。
本発明の目的は、移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための伝送品質目標値を設定する方法であり、この方法においては、
−圧縮モードの効果を補償するためにオフセットが予期される方式で前記伝送品質目標値に適用され、それによって圧縮フレームで伝送ギャップの間伝送が中断し、これに対応して伝送速度が増大して、前記伝送ギャップを補償し、
−前記オフセットは、前記伝送速度増加分の効果を補償するための第1の成分および前記伝送ギャップの効果を補償するための第2の成分を含み、
−前記伝送速度増加分は、圧縮フレームだけではなく、圧縮フレームを含む複数のフレームについても適用され、前記第2の成分は、前記複数のフレームすべてについてではなく、前記圧縮フレームについて、および/または前記圧縮フレームの次の少なくとも1フレームすなわち回復フレームについて適用される。
本発明の他の目的は、移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための伝送品質目標値を設定する方法であり、この方法においては
−圧縮モードの効果を補償するためにオフセットが予期される方式で前記伝送品質目標値に適用され、それによって圧縮フレームで伝送ギャップの間伝送が中断し、これに対応して伝送速度が増大して、前記伝送ギャップを補償し、
−前記オフセットは、前記伝送速度増加分の効果を補償するための第1の成分および前記伝送ギャップの効果を補償するための第2の成分を含み、
−前記伝送速度増加分は、圧縮フレームを含む伝送時間間隔について適用され、
−複数のトランスポートチャネルは、伝送パワーが前記パワー制御で制御される物理チャネルのフレームごとに時間多重化され、前記伝送時間間隔のフレーム数は、前記トランスポートチャネルごとに異なる可能性があり、前記第2の成分は、前記フレーム数がいくつであれ、前記圧縮フレームについて、および/または前記圧縮フレームの次の少なくとも1フレームすなわち回復フレームについて適用される。
他の目的によれば、前記第1の成分は、前記複数のフレームの各フレームまたは前記伝送時間間隔の各フレームについて適用される。
他の目的によれば、前記第1の成分は、前記圧縮フレームおよび前記少なくとも1つの回復フレームについてだけ適用される。
他の目的によれば、前記第2の成分は、前記圧縮フレームおよび前記少なくとも1つの回復フレームについてそれぞれ異なる値、すなわち圧縮フレーム値および回復値を持つ。
他の目的によれば、異なる伝送ギャップは、異なる伝送ギャップ長を持つことができ、前記圧縮フレーム値および/または回復フレーム値は、前記の異なる伝送ギャップ長について異なることがある。
他の目的によれば、前記オフセットは、前記トランスポートチャネルそれぞれがその必要なサービス品質を達成可能なように決定される。
本発明の他の目的は、移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための伝送品質目標値を設定する方法であり、この方法においては、
−圧縮モードの効果を補償するためにオフセットが予期される方式で前記伝送品質目標値に適用され、それによって圧縮フレームで伝送ギャップの間伝送が中断し、これに対応して伝送速度が増大して、前記伝送ギャップを補償し、
−前記オフセットは、前記伝送速度増加分の効果を補償するための第1の成分と前記伝送ギャップの効果を補償するための第2の成分を含み、
−前記伝送速度増加分は、第1あるいは第2タイプの圧縮モードのどちらを使用するかに応じて、圧縮フレームを含む伝送時間間隔または圧縮フレームについて適用され、前記第2の成分は、前記第1あるいは第2タイプの圧縮モードのいずれにおいても、前記圧縮フレームおよび/または前記圧縮フレームの次の少なくとも1フレームすなわち回復フレームについて適用される。
他の目的によれば、複数のトランスポートチャネルは、伝送パワーが前記パワー制御で制御される物理チャネルのフレームごとに時間多重化され、前記伝送時間間隔のフレーム数は、前記トランスポートチャネルごとに異なる可能性があり、前記第2の成分は、前記フレームの数がいくつであれ、前記圧縮フレームおよび/または前記少なくとも1つの回復フレームについて適用される。
他の目的によれば、前記第1タイプの圧縮モードは、パンクチャリングによる圧縮モードである。
他の目的によれば、前記第2タイプの圧縮モードは、CDMAタイプの移動体無線通信システムにおいて拡散ファクタの減少による圧縮モードである。
他の目的によれば、前記第1の成分は、前記伝送時間間隔の各フレームについて適用される。
他の目的によれば、前記第1のタイプの圧縮モードにおいて、前記第1の成分は、前記圧縮モードおよび前記少なくとも1つの回復フレームについて適用される。
他の目的によれば、前記第2の圧縮モードにおいて、前記第1の成分が前記圧縮モードについて適用される。
他の目的によれば、前記第2の成分は、前記圧縮フレームおよび前記少なくとも1つの回復フレームについてそれぞれ異なる値、すなわち圧縮フレーム値および回復フレーム値を持つ。
他の目的によれば、異なる伝送ギャップは、異なる伝送ギャップ長を持つことができ、前記圧縮フレーム値および/または回復フレーム値は、前記の異なる伝送ギャップ長について異なることがある。
他の目的によれば、複数のトランスポートチャネルは、パワーが前記パワー制御で制御される物理チャネルのフレームごとに時間多重化され、前記オフセットは、前記トランスポートチャネルそれぞれがその必要なサービス品質が達成可能なように決定される。
本発明の他の目的は、移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための伝送品質目標値を設定する方法であり、この方法においては、
−圧縮モードの効果を補償するためにオフセットが予期される方式で前記伝送品質目標値に適用され、それによって圧縮フレームで伝送ギャップの間伝送が中断し、これに対応して伝送速度が増大して、前記伝送ギャップを補償し、
−前記オフセットは、前記伝送速度増加分の効果を補償するための第1の成分と前記伝送ギャップの効果を補償するための第2の成分を含み、
−前記第2の成分は、圧縮フレームについて、および/または前記圧縮フレームの次の少なくとも1つのフレームすなわち回復フレームについて適用され、
−前記第2の成分が、前記圧縮フレームおよび前記少なくとも1つの回復フレームについて異なる値、圧縮フレーム値および回復フレーム値をそれぞれ持つ場合、ならびに連続した2つのフレーム、第1のフレームおよび第2のフレームそれぞれが圧縮フレームの場合、前記第2のフレームについての前記第2の成分の値は、前記回復フレーム値および/または前記圧縮フレーム値に基づいて決定される。
他の目的によれば、前記第2のフレームについての前記第2の成分の値は、回復フレーム値である。
他の目的によれば、前記第2のフレームについての前記第2の成分の値は、圧縮フレーム値であり、前記第2のフレームの次のフレームについての前記第2の成分の値は、回復フレーム値である。
他の目的によれば、前記第2のフレームについての前記第2の成分の値は、回復フレーム値と圧縮フレーム値の組合せである。
他の目的によれば、前記組合せは、回復フレーム値と圧縮フレーム値の合計である。
本発明の他の目的によれば、前記伝送品質は、信号対干渉比で表される。
本発明の他の目的によれば、前記移動体無線通信システムは、CDMAタイプのものである。
本発明の他の目的によれば、前記パワー制御は、前記移動体無線通信システムのアップリンク伝送方向で行われる。
本発明の他の目的によれば、前記パワー制御は、前記移動体無線通信システムのダウンリンク伝送方向で行われる。
本発明の他の目的は、前記電源制御で必要な少なくとも1個の送信エンティティと受信用エンティティを含む移動体無線通信システムであり、このシステムにおいては、前記方法のいずれかに従ってオフセットを伝送品質目標値に適用する手段が、前記エンティティのうちの第1のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記オフセットを決定および/または更新する手段が、第1のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記オフセットを決定および/または更新するのに必要な事前の値を前記第1のエンティティに通知(signaling)する手段が、前記エンティティのうちの第2のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記オフセットを前記第1のエンティティに通知する手段が、前記エンティティのうちの第2のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記圧縮モードの発生を前記第1のエンティティに通知する手段が、前記エンティティのうちの第2のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記第1のエンティティに前記オフセットを通知し、それと共に前記圧縮モードの発生を通知する手段は、前記エンティティのうちの第2のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記オフセットを前記第1のエンティティに通知し、それと共に圧縮モードパラメータを通知する手段は、前記エンティティのうちの第2のエンティティ内に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記通知は、圧縮フレームごとに行われる。
本発明の他の目的によれば、圧縮フレームが周期的に発生するケースでは、前記通知は、このように定義された周期のすべての圧縮フレームについて1度行われる。
本発明の他の目的によれば、前記通知は、前記第2の成分だけの通知を含む。
他の目的によれば、前記第2の成分の前記通知は、前記圧縮フレーム値および/または前記回復フレーム値の通知を含む。
本発明の他の目的によれば、前記オフセットを記録する手段は、前記2つのエンティティのいずれか一方の中に提供される。
本発明の他の目的によれば、前記2つのエンティティの一方が移動体無線通信ネットワークエンティティである。
本発明の他の目的によれば、前記2つのエンティティの一方が移動局である。
本発明の他の目的は、アップリンクで前記方法のいずれかにしたがってオフセットを伝送品質目標値に適用する手段を有する移動体無線通信ネットワークエンティティである。
本発明の他の目的は、ダウンリンクで前記方法のいずれかにしたがってオフセットを伝送品質目標値に適用する手段を有する移動局である。
本発明の他の目的は、ダウンリンクで前記方法のいずれかにしたがって移動局がオフセットを適用できるようにするための移動無線通信ネットワークエンティティであり、このエンティティは、
−前記オフセットを前記移動局に通知する手段を有する。
本発明の他の目的によれば、前記移動体無線通信ネットワークエンティティは、
−前記移動局に前記圧縮モードの発生を通知する手段を有する。
本発明の他の目的によれば、前記移動体無線通信ネットワークエンティティは、
−前記移動局に前記オフセットを通知し、かつ前記圧縮モードの発生を通知する手段を有する。
本発明の他の目的によれば、前記通知は、圧縮モードパラメータの通知と共に行われる。
本発明の他の目的によれば、前記通知は、圧縮フレームごとに行われる。
本発明の他の目的によれば、圧縮フレームが周期的に発生するケースでは、前記通知は、このように定義された周期のすべての圧縮フレームについて1度行われる。
本発明の他の目的によれば、前記通知は、前記第2の成分のみの通知を含む。
他の目的によれば、前記第2の成分の前記通知は、前記圧縮フレーム値および/または前記回復フレーム値の通知を含む。
本発明の上記その他の目的は、添付の図面を参照しながら以下の説明を読めばより明らかになろう。
本発明はまた、以下のように説明することができる。
拡散ファクタの減少による圧縮モードでは、主に2つの理由で、目標SIRが正常モードの目標SIRと異なる必要がある。
−圧縮フレームでは、ネットビット速度が増大し、したがって目標SIRも同じ比率で増大する。dB単位の目標SIRは10log(RCF/R)と等しい。ただし、Rは圧縮フレームの前後の瞬間ネットビット速度、RCFは圧縮フレームの間の瞬間ネットビット速度を示す(用語「瞬間ビット速度」は、圧縮フレームについてこの速度を計算するのに使用する期間がフレーム全体の期間ではなく、このフレーム期間のうちデータが伝送される部分に過ぎないことを意味するものと理解されたい)。例えば、10log(RCF/R)は、UMTSでは3dBに等しい。ただし、拡散ファクタを2分の1に減少させることによる圧縮モードが使用される場合、マッチング速度は、圧縮フレームでも非圧縮フレームでも同じである。この増加分は、MSで計算でき、したがって通知する必要はない。
−内部ループパワー制御が伝送ギャップの間、停止するので、伝送ギャップ後の数スロットの間パフォーマンスが低下する。この効果はおもに、圧縮フレームの間および圧縮フレームの後の1フレーム(回復フレームと呼ばれる)の間発生する。他のフレームではこれは無視できる。
したがって目標SIRは、上記の第1の方法で提案されているように、主に圧縮および回復フレームについて増大する必要がある。
パンクチャリングによる圧縮モードは、非常に類似している。唯一の(しかし主要な)相違点は、ネットビット速度が以下の場合に変更されることである。
−圧縮モードが物理チャネルの拡張化ファクタを減少することによって実現されるときは圧縮フレームで。
−圧縮モードがパンクチャリングで行われるときは当該のCCTrChのトランスポートチャネルごとに伝送ギャップを持つTTI全体で。実際、UMTS標準では、CCTrChのトランスポートチャネルごとにTTIにつきTTIのベースでパンクチャリングが行われる。
したがって、パンクチャリングが圧縮モードを用いて行われる時、目標SIRを以下の理由で変更する必要がある。
−CCTrChのトランスポートチャネルごとに、伝送ギャップが存在するTTIに属するフレーム中でネットビット速度が増大し、したがって目標SIRが同じ比率で増大する。FをTTIにおけるフレーム数とする。他のTTIのNFスロットと異なり、伝送ギャップが存在するTTIでは(NF−TGL)スロットだけが使用されるので、TTIのすべてのフレームについて(圧縮フレームだけでなく)dB単位の目標SIR増加分は、10log(FN/(FN−TGL))に等しい。この増加分は、MSで計算でき、したがって通知する必要はない。
−内部ループパワー制御が伝送ギャップの間、停止するので、伝送ギャップ後の数スロットの間、パフォーマンスが低下する。しかし、本発明で認識し必要な通知量を減少させるために有利に使用していることであるが、この効果はおもに、圧縮フレームの間および圧縮フレームの後の1フレーム(回復フレームと呼ばれる)の間発生し、TTIのすべてのフレームについて発生する訳ではない。実際、伝送ギャップの効果を補償する目標SIRのオフセットの成分が圧縮フレームおよび回復フレームについてしか適用されない場合、この成分はCCTrCHに多重化されるTrCHiのそれぞれについて異なる必要はない。さらに、これらのフレームは、伝送ギャップの間、パワー制御中断の効果を補償するには十分であり、また、それらのフレームは、TrCHiごとの伝送ギャップによるコーディング劣化がたいてい最短のTTIにしか影響を及ぼさないため、劣化の効果を補償するには十分である。少なくとも必要な場合には、この成分だけをそれが適用されるフレームのタイプ(すなわち、圧縮あるいは回復)ごとに異ならせることもできるが、それにもかかわらず、これには、さらに上記第2の方法よりも通知量が小さいことが必要である。
さらに、伝送ギャップの効果を補償するのに複数の回復フレームが必要なことが判明した場合、これは複数フレームのケースにも適用され、またこれは、この補償が圧縮フレーム上でのみ、あるいは回復フレーム上でのみ行われるケースにも適用される。
結論として、圧縮モードがパンクチャリングを使用して行われる場合、圧縮フレームの間だけでなく伝送チャネルごとに伝送ギャップを持つTTIに属するすべてのフレームにおいて、圧縮フレームによってもたらされる伝送速度増加分を補償するために、目標SIRを変更する必要がある。
しかし、パンクチャリングを用いて圧縮モードが行われる場合でも、圧縮フレームおよび/または圧縮フレームの次の少なくとも1つの回復フレームの間だけ伝送ギャップによる劣化を補償するために、目標SIRを変更する必要がある。
UMTSシステムにおいては、CCTrChで20ms以上のTTIを持つTrCHがある場合だけ、この点が上記第1の方法と違うことに留意されたい。
さらに、パンクチャリングがトランスポートチャネルごとに行われるので、各トランスポートチャネルが必要なサービスの品質を満たすことが望まれる場合、それに応じてCCTrChについての目標SIRの増加分を決定しなければならない。例えば、パンクチャリングによる圧縮モードで伝送速度の増加による目標SIRの増加分がCCTrChの各トランスポートチャネル(明らかに、他の選択も可能)に必要な目標SIRの増加分の最大値になることがある。すでに言及したように、目標SIRの増加分のこの成分をUEに通知する必要はない。この目標SIRのもう一方の成分は、伝送ギャップを補償するためのものであるが、以下に述べるように様々な方式にしたがって決定でき、UEに通知することができる。しかし上記第2の方法と異なり、それをTTIiごとに(あるいはTrCHiごとに)通知する必要はなく、すでに述べたように、それによって通知量を減らすことができる。
上記第2の方法の欠点を避けるため、本発明は、例えば以下のアルゴリズムを提案する。
各フレームについて、正常モードと比べた圧縮モードの間の目標SIRオフセットは次式で表される。
ΔSIR=max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)+ΔSIR_coding
ただし、「n」はCCTrCHのすべてのTrChについてのTTI長の数、Fはi番目のフレームのTTI長の数における長さであり、ΔSIR_codingは次式を満たす。
−圧縮フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIR
−回復フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafter
−そうでない場合、ΔSIR_coding=0
ΔSIRi_compressionは次式で定義される。
−長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、
ΔSIR_compression=10log(N/N−TGL))、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおけるスロット数のギャップ長(1ギャップあるいはギャップの合計のいずれか)、Nはフレーム当たりのスロット数(UMTS標準ではN=15)である。
−そうでない場合、ΔSIRi_compression=0
最後に、(今説明したような)パンクチャリングによる圧縮モードと(第1の方法で説明したような)拡散ファクタの減少による圧縮モードについてのアルゴリズムを、以下のように1つのアルゴリズムに結合することができる。
各フレームについて、正常モードと比べて圧縮モードの間の目標SIRオフセットは次式で表される。
ΔSIR=max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)+ΔSIR_coding
ただし、「n」はCCTrChのすべてのTrChについてのTTI長の数、Fはi番目のフレームのTTI長の数における長さであり、ΔSIR_codingは次式を満たす。
−圧縮フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIR
−回復フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafter
−そうでない場合、ΔSIR_coding=0
ΔSIRi_compressionは次式で定義される
・フレームがパンクチャリングで圧縮される場合、
−長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、
ΔSIR_compression=10log(N/N−TGL))、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおけるスロット数のギャップ長(1ギャップまたはギャップの合計)
−そうでない場合、ΔSIRi_compression=0
・フレームが拡散ファクタを減少させることで圧縮される場合、
−圧縮フレームごとに、ΔSIR_compression=10log(RCF/R)
ただし、Rは圧縮フレームの前後の瞬間ネットビット速度、RCFは圧縮フレームの間の瞬間ネットビット速度を示す(用語「瞬間ビット速度」は、圧縮フレームについてこの速度を計算するのに使用する期間がフレーム全体の期間ではなく、データが伝送されるこのフレーム期間の一部分に過ぎないことを意味するものと理解されたい)。例えば、ダウンリンク10log(RCF/R)は、UMTSでは3dBに等しい。ただし、拡散ファクタを2分の1に減少させることによる圧縮モードが使用される場合、マッチング速度は、圧縮フレームでも非圧縮フレームでも同じである。一方、アップリンクでは、マッチング速度が圧縮フレームと非圧縮フレームで同じでないので、ΔSIR_compressionは10log((15−TGL)/15)に等しい。さらに、情報速度が単純に減少するケースでは、中継/パンチング速度および/または拡散ファクタを変更してフレームを圧縮する必要をなくすために(この方法は、「高レイヤスケジューリング(higher layer scheduling)」とも呼ばれる)項ΔSIRi_compressionがゼロになる。
−そうでない場合、ΔSIRi_compression=0
また、本発明は、これら2つのアルゴリズムのいずれにおいても、やはり例を用いて以下のことを提案する。
−伝送ギャップが2つのフレームに重なる特殊なケース(UMTSでは「ダブルフレーム方法(double−frame method)」ともよばれるケース)で、(伝送ギャップの第2の部分を持つ)第2の圧縮フレームは、回復フレーム(ΔSIR_coding=DeltaSIRafter)と見なされる。したがって、このケースでは、連続した2つの圧縮フレームの次の第1フレームは、回復フレーム(ΔSIR_coding=0)とは見なされない。
−複数の圧縮モードパターンが同時に使用されることがあるため(すなわち、拡散ファクタを減少して圧縮した1つまたは複数のフレームがパンクチャリングで圧縮した1つまたは複数のフレームを既に有しているTTIで発生することがあるため)、異なる圧縮モードパターンからの複数の目標SIRのオフセットが、同一フレームに適用されることが生じるかもしれない。この場合、すべてのオフセットが加算され、目標SIRオフセットの合計が当該フレームに適用される。
これら2つのアルゴリズムにおいて、最大値(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)が目標SIRオフセットΔSIRの前記第1の成分に対応し(最後のアルゴリズムで定義したように、それがパンクチャリングによる、あるいは拡散ファクタを減少させることによるいずれのタイプの圧縮モードにも適用されることに注目されたい)、ΔSIR_codingは、この目標SIRのオフセットの前記第2の成分に対応する。
これら2つのアルゴリズムで、目標SIRのオフセットの第2の成分ΔSIR_codingは、圧縮フレームと回復フレームで異なる値、圧縮フレーム値DeltaSIRおよび回復フレーム値DeltaSIRafterをそれぞれ持つ。
上記アルゴリズムが例として開示したものにすぎず、もちろん例えばいくつかの変形が非徹底な形で考えられることを理解されたい。
−あるいは、伝送ギャップが2つのフレームに重なる特殊なケースでは、第2の圧縮フレーム(伝送ギャップの第2の部分を持つ)を圧縮フレーム(ΔSIR_coding=DeltaSIR)と見なすことができ、これら連続する2つの圧縮フレームの次の第1フレームは、回復フレーム(ΔSIR_coding=DeltaSIRafter)と見なすことができる。さらにもう一つの代替案では、第2の圧縮フレームを圧縮および回復フレーム(ΔSIR_coding=DeltaSIR+DeltaSIRafter、あるいは他のあらゆる組合せ)と見なすことができる。あるいは、より一般的には、通知量と複雑さを減少させるために、成分ΔSIR_codingは、それ以外の値は通知せず、値DeltaSIRおよびDeltaSIRafterに基づいて決定される。
さらに、この解決策はまた(伝送ギャップが連続する2つのフレームに重なるケースについて)上記第1の方法に適用される。
より一般的には、本発明は、様々なタイプの圧縮モードおよび/または圧縮フレーム発生の様々なケースにおいて依然として圧縮モードを効率よく補償しながら、装置の通知とアーキテクチャを簡単にするために圧縮フレームおよび回復フレームのアイディアを使用している。
−さらに、一般に、圧縮フレーム値と回復フレーム値が異なることも、異ならないこともある。説明のためのものにすぎず限定的な性質のものでは決してないが、伝送ギャップが連続する2つのフレームに重ならない場合、どちらかといえば回復フレーム値を圧縮フレーム値よりも小さく選択することもでき、伝送ギャップが連続する2つのフレームに重なる場合は、どちらかといえば回復フレーム値を圧縮フレーム値よりも大きく選択することもできる(しかし、この最後のケースでは、伝送ギャップ長や伝送ギャップの位置など様々なパラメータに依存することもある)。
−さらに、異なる伝送ギャップについては、伝送ギャップ長が異なることがあり、このような場合、前記の異なる伝送ギャップ長については前記圧縮フレームおよび/または回復フレーム値も異なることがある。
−最後の開示されたアルゴリズムから、それが2つのタイプの(パンクチャリングおよび拡散ファクタを減少することによる)圧縮モードについて違いをほとんど示していないことが理解できる。依然としてこれらの違いは、圧縮フレームおよび回復フレーム以外のフレームにそれを提供することで小さくすることもでき、常にΔSIR_compression=0と設定することもできる。こうすると、体系が少し簡単になり、十分な近似となる。実際、UMTS標準では、これらのフレームではTGL<8およびF=4あるいは8となる(それらが圧縮フレームでも回復フレームでもないため)。したがって、10log(FN/(FN−TGL)は、約0.54dBである。
−上記第1の方法のように、これらのアルゴリズムでは、圧縮フレームと回復フレームについてのΔSIR_codingが通知される。またそれは、圧縮フレームについてのみ通知され、上記第1の方法と同様に回復フレームについて前もって定義された値(0、圧縮フレームにおけるのと同一の値,...)をとることもある。またそれは、回復フレームについてのみ通知され、圧縮フレームについて前もって定義された値(0、圧縮フレームにおけるのと同一の値,...)をとることもある。
−圧縮フレームおよび回復フレームについて、ΔSIRframeがBTSによりMSに直接通知されることもある(すなわち、第2の成分だけでなくこのオフセットの2つの成分も通知できる)。
−関数「max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)」は、例えば、「平均(mean)(ΔSIRn_compression,...,ΔSIRn_compression)」などの他の関数と交換できる。ただし、「平均」は、あらゆるタイプの平均化関数(算術、幾何、調和、...)、あるいは0を表す。
−より一般的には、提案されたアルゴリズムは、圧縮モードについて2つの方法、パンクチャリングによる圧縮モード、拡散ファクタの減少による圧縮モードを区別するのではなく、2つの状況を区別することができる。
ネットビット速度が、フレームベースで、かつ圧縮フレームにおいてのみ(特に拡散ファクタを減少させることによる圧縮モードでは)増加する。
ネットビット速度が、トランスポートチャネルごとにTTIベースで(特にパンクチャリングによる圧縮モードでは)増加し、あるいは、より一般的には、ネットビット速度が、圧縮フレームについてだけでなく、圧縮フレームを含む複数のフレームについて増加する。
−通知される値ΔSIR_coding、すなわち前記オフセットの第2の成分は、特に関数max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)にしたがって前記第1の成分が得られるケースでは、例えば前記オフセットの第1成分の過大な値を補償できる負の値をとることも可能である。
上記の従来の特許出願で開示されたのと同様に、例えばダウンリンクでは、UEが目標SIRをこのオフセット分だけ増加させ、次にこの増加分がもはや適用されなくなった時に、それを同じ値だけ減少させる必要がある。この目標SIRの変更は、その変更を考慮する必要のある通常のダウンリンク外部ループアルゴリズム以外でも行われる。UEは、同時に、伝送パワーを増大させ、次にダウンリンクの受信SIRが新しい目標SIRにできるだけ速やかに近づくように、伝送パワーがもはや適用されなくなった時に伝送パワーを同じ値だけ減少させる。
上記の従来の特許出願で示されたのと同様に、UEに通知する必要がある目標SIRのオフセットの成分(あるいは第2の成分)は、所定の値をとることができ、それはどんな方法で決定してもよい。
例えば、これらの値をシステムパラメータとみなし、したがってシステムのオペレータが決定することができる。またそれらの値を、特にシミュレーションで決定することもできる。いずれの場合でも、それらの値は運用中に更新できる。また、それらの値は、運用中に、前もって獲得した値を基にして例えば平均化を行うことでも決定される。いずれにせよ、前記所定の値の獲得モードでは、前記オフセットの前記成分あるいはこのようなファクタの組合せに影響しそうなすべてのファクタを考慮すべきである。
さらにそれらの値は、パワー制御プロセスで必要な2つのエンティティ(伝送用エンティティおよび受信用エンティティ)のいずれか一方が知っていて、このエンティティでローカルに使用されるか、あるいは前記エンティティの他方に通知されてそのエンティティで使用される。
さらにそれらの値は、前記2つのエンティティのいずれかにおいて、予め得られた値を対象にした統計に基づいて決定および/または更新され、このエンティティでローカルに使用できるか、またはこのエンティティに前記エンティティのもう一方によって通知される。
さらにそれらの値は、前記エンティティのいずれか一つに記録され、必要な時に再生される。
さらに圧縮モードの発生は、対応するオフセットの適用を担当するエンティティがローカルに知るか、前記エンティティのもう一方のエンティティからこの後者のエンティティに通知される。
したがって、あらゆる可能性が考えられる。それゆえ、この説明で示す例は限定的性質のものではなく例示的なものにすぎないと理解すべきである。
図2は、40で表される移動体無線通信ネットワークおよび41で表される移動局において、本発明によるアップリンクパワー制御のための方法を実施するのに使用できる手段の例を示す図である。
例えば「送受信基地局」を表す特定BTS(あるいはUMTSにおけるノードB)および/または「基地局コントローラ」を表すBSC(あるいは、UMTSにおける「無線ネットワークコントローラ」を表すRNC)などでの移動体無線通信ネットワークエンティティ40は、前記アップリンク伝送方向で(および、ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するために以下のものを有することができる。
−例えば、どのタイプの圧縮モードが使用されるかによって決定される上記2つの開示されたアルゴリズムの一方を実行する手段42。
また、移動体無線通信ネットワークエンティティ40は、例えば、前記アップリンク方向で(ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するために以下のものを有することができる。
−やはり42で表される、圧縮モード発生時に、予期される方式で内部ループパワー制御アルゴリズムを制御する手段。
例えば、前記開示のアルゴリズムにしたがって適用されるオフセットは、例えば所定の値をとることができ、その値は上記の可能性のいずれかにしたがって決定することができる。
いずれにせよ、例えば移動体無線通信ネットワークエンティティ40は、以下のものを有することができる。
−前記オフセットを記録する手段42’。
移動局41(あるいはUMTSではユーザ装置UE)は、例えば、前記アップリンク伝送方向で(および、ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するために以下のものを有することができる。
−圧縮モードの発生を移動体無線通信ネットワークエンティティに通知する手段43。
図3は、45で表される移動体無線通信ネットワークおよび46で表される移動局において、本発明によるダウンリンクパワー制御のための方法を実施するのに使用できる手段の例を示す図である。
例えば移動局46(あるいはUMTSにおけるユーザ装置UE)は、前記ダウンリンク伝送方向で(および、ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するために以下のものを有することができる。
−例えば、どのタイプの圧縮モードを使用するかで決定する上記の開示された2つのアルゴリズムの一方を実行する手段48。
また、移動局46は、例えば、前記ダウンリンク伝送方向で(および、ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するために以下のものを有することができる。
−やはり48で表される、圧縮モード発生時に、予期される方式で内部ループパワー制御アルゴリズムを制御する手段。
例えば、このようなオフセットは、上記の可能性のいずれかにしたがって決定される値を予め決定していることがある。
一実施形態において、移動局46は、以下を有することがある。
−前記オフセットを記録する手段48’。
他の実施形態において、「送受信基地局」を表す特定BTS(あるいはUMTSにおけるノードB)および/または「基地局コントローラ」を表すBSC(あるいは、UMTSにおける「無線ネットワークコントローラ」を表すRNC)などでの移動体無線通信ネットワークエンティティ45は、前記ダウンリンク伝送方向で(および、ここでは言及されていない他の従来の手段に加えて)前記方法を実施するに以下のものを有することがある。
−前記オフセットあるいは前記オフセットの前記第2の成分のみ都合に合わせ移動局46に通知する通知手段47。
例えば、移動体無線通信ネットワークエンティティ45も以下のものを有することがある。
−47としても表される、圧縮モードの発生を移動局に通知する通知手段。
移動体無線通信ネットワークエンティティ45は、有利には以下のものを有することがある。
−圧縮モード発生の通知と共に前記オフセットを移動局46に(あるいは前記オフセットの前記第2の成分のみ都合に合わせ)通知する通知手段(47とも表される)。
さらに、前記通知を圧縮フレームごとに行うことができる。
あるいは、圧縮フレームが定期的に発生するケースでは、依然として必要な通知量を減少させるために、前記通知は、このように定義された周期のすべての圧縮フレームについて1度行われる。
例えばUMTS標準のケースにおいて、パンクチャリングによる圧縮モードのある種の特殊性を示す図である。 アップリンクパワー制御について、本発明による方法を実施するために移動局および移動無線通信ネットワークエンティティにおいて使用できる手段の例を示した図である。 ダウンリンクパワー制御について、本発明による方法を実施するために移動局および移動無線通信ネットワークエンティティにおいて使用できる手段の例を示した図である。

Claims (15)

  1. 移動体無線通信ネットワークエンティティと移動局を有する移動体無線通信システムにおいてパワー制御のための目標SIRオフセットを設定する方法であって、
    前記移動体無線通信ネットワークエンティティが、前記移動局に、目標SIRオフセットの値DeltaSIRおよび値DeltaSIRafterを通知し、
    前記移動局が、各フレームについて、正常モードと比べた圧縮モードの間の目標SIRオフセットは、ΔSIR=max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)+ΔSIR_codingであり、ただし、「n」は、CCTrCh(コード化コンポジットトランスポートチャネル)のすべてのTrCh(トランスポートチャネル)についてのTTI(伝送時間間隔)長の数であり、Fは、i番目のTTIのフレーム数における長さであり、ΔSIR_codingは、
    圧縮フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIR、
    圧縮フレームの次のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafter、
    そうでない場合、ΔSIR_coding=0を満たし、
    ΔSIRi_compressionは、
    フレームがパンクチャリングで圧縮される場合、
    長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、ΔSIRi_compression=10log(N/(N−TGL))により定義され、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおける(1ギャップあるいはギャップの合計のいずれかからの)スロット数のギャップ長であり、Nは、フレーム当たりのスロット数であり、
    そうでない場合、ΔSIRi_compression=0により定義される、
    ように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する、方法。
  2. フレームが拡散ファクタを減少させることで圧縮される場合、
    圧縮フレームごとに、ΔSIRi_compression=10log(RCF/R)であり、ただし、Rは圧縮フレーム前後の瞬間ネットビット速度であり、RCFは圧縮フレームの間の瞬間ネットビット速度であり、
    そうでない場合、ΔSIRi_compression=0である、請求項1に記載の方法。
  3. フレームが高レイヤスケジューリングで圧縮される場合、ΔSIRi_compression=0である、請求項1に記載の方法。
  4. 長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、ΔSIRi_compression=10log(15/(15−TGL))であり、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおける(1ギャップあるいはギャップの合計のいずれかからの)スロット数のギャップ長である、請求項1に記載の方法。
  5. 拡散ファクタを2分の1に減少させることによる圧縮モードの場合、ΔSIRi_compression=3dBである、請求項2に記載の方法。
  6. 伝送ギャップが、2つのフレームに重なる場合、
    前記伝送ギャップの第1の部分を持つ前記2つの圧縮フレームの第1のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRであり、
    前記伝送ギャップの第2の部分を持つ前記2つの圧縮フレームの第2のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafterであり、
    前記2つの圧縮フレームの次の第1のフレームでは、ΔSIR_coding=0である、請求項1に記載の方法。
  7. 複数の圧縮モードパターンが同時に使用される場合、すべての圧縮モードパターンからのすべての目標SIRオフセットが加算され、目標SIRオフセットの合計がフレームに適用される、請求項1に記載の方法。
  8. 各フレームについて、正常モードと比べた圧縮モードの間の目標SIRオフセットは、ΔSIR=max(ΔSIR1_compression,...,ΔSIRn_compression)+ΔSIR_codingであり、ただし、「n」は、CCTrCh(コード化コンポジットトランスポートチャネル)のすべてのTrCh(トランスポートチャネル)についてのTTI(伝送時間間隔)長の数であり、Fは、i番目のTTIのフレーム数における長さであり、ΔSIR_codingは、
    圧縮フレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIR、
    圧縮フレームの次のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafter、
    そうでない場合、ΔSIR_coding=0を満たし、
    ΔSIRi_compressionは、
    フレームがパンクチャリングで圧縮される場合、
    長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、ΔSIRi_compression=10log(N/(N−TGL))により定義され、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおける(1ギャップあるいはギャップの合計のいずれかからの)スロット数のギャップ長であり、Nは、フレーム当たりのスロット数であり、
    そうでない場合、ΔSIRi_compression=0により定義される、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む移動局。
  9. フレームが拡散ファクタを減少させることで圧縮される場合、
    圧縮フレームごとに、ΔSIRi_compression=10log(RCF/R)であり、ただし、Rは圧縮フレーム前後の瞬間ネットビット速度であり、RCFは圧縮フレームの間の瞬間ネットビット速度であり、
    そうでない場合、ΔSIRi_compression=0であるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項8に記載の移動局。
  10. フレームが高レイヤスケジューリングで圧縮される場合、ΔSIRi_compression=0であるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項8に記載の移動局。
  11. 長さFフレームの現在のTTI内に伝送ギャップがある場合、ΔSIRi_compression=10log(15/(15−TGL))であり、ただし、TGLは、長さFフレームの現在のTTIにおける(1ギャップあるいはギャップの合計のいずれかからの)スロット数のギャップ長であるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項8に記載の移動局。
  12. 拡散ファクタを2分の1に減少させることによる圧縮モードの場合、ΔSIRi_compression=3dBであるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項9に記載の移動局。
  13. 伝送ギャップが、2つのフレームに重なる場合、
    前記伝送ギャップの第1の部分を持つ前記2つの圧縮フレームの第1のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRであり、
    前記伝送ギャップの第2の部分を持つ前記2つの圧縮フレームの第2のフレームでは、ΔSIR_coding=DeltaSIRafterであり、
    前記2つの圧縮フレームの次の第1のフレームでは、ΔSIR_coding=0であるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項8に記載の移動局。
  14. 複数の圧縮モードパターンが同時に使用される場合、すべての圧縮モードパターンからのすべての目標SIRオフセットが加算され、目標SIRオフセットの合計がフレームに適用されるように、パワー制御のための目標SIRオフセットを設定する手段を含む、請求項8に記載の移動局。
  15. 請求項8から14のいずれか一項に記載の移動局に、前記移動局によってパワー制御のための目標SIRに適用されるべき目標SIRオフセットの値DeltaSIRおよび値DeltaSIRafterを通知する手段を有する、
    移動体無線通信ネットワークエンティティ。
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