JP4643184B2 - 半導体素子、システムおよび半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子、システムおよび半導体素子の製造方法 Download PDF

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本発明は、InおよびSbを含む半導体層を備える半導体素子と、この半導体素子を用いたシステムと、上記半導体素子の製造方法に関する。
近年の家庭におけるインターネット通信のブロードバンド化の拡がりは著しく、特に波長1.31μm帯の光を用いた光ファイバー通信は急速に普及しつつある。上記光ファイバー通信において光源として用いられる半導体レーザ素子(LD:Laser Diodes)は、現代の情報化社会を支えるキーデバイスであると言える。
従来、上記波長1.31μm帯の光源として用いられる半導体レーザは、InP基板上のInGaAsP系半導体材料によって形成されている。この種の半導体レーザは、環境温度の変化に対する特性の変動が比較的大きいという問題を有する。
これに対して、GaAs基板上に、GaInNAs、GaInAsSb、または、GaInNAsとGaInAsSbとの混晶半導体材料の何れかを活性層に用いた半導体レーザが提案されている(例えば特許文献1:特開2001−223437号公報参照)。このような活性層を用いた場合、上記活性層に電子またはホールのキャリアを効率よく閉じ込めることができるので、InP基板上にInGaAsP系半導体材料を用いた半導体レーザの問題を解決可能な半導体レーザが得られることが期待されている。
しかしながら、組成としてGa,In,AsおよびSbを含むGaInAsSbやGaInNAsSbを発光層の材料として用いた半導体レーザは、上記InP基板上にInGaAsP系半導体材料を用いた半導体レーザの問題は有しないものの、発振閾値電流が高く、また、発振効率が低いというデバイスとしての基本特性に関わる問題を有する。したがって、上記InP基板上にInGaAsP系半導体材料を用いた半導体レーザを超える特性を有するには至っていない。
特開2001−223437号公報
そこで、本発明の課題は、少なくともInおよびSbを組成として含む半導体材料を用いた半導体素子について、例えば半導体レーザの発振閾値電流の低減や発振効率の向上等のような基本特性の向上が可能な半導体素子を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の半導体素子は、
GaAsからなる基板と、上記基板上に積層された複数の半導体層とを備え、
上記複数の半導体層は、
III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含む少なくとも1つの第1の半導体層と、
上記第1の半導体層に接すると共に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含み、かつ、V族元素におけるSbの組成比が上記第1の半導体層よりも大きく、量子井戸発光層となる第2の半導体層と
を含むことを特徴としている。
上記構成によれば、Ga、In、AsおよびSbを含む第1の半導体層に、Ga、In、AsおよびSbを含む第2の半導体層(量子井戸発光層)が接している。上記第2の半導体層のV族元素におけるSbの組成比(以下、単に「Sbの組成比」または「Sb組成比」と言う)は、上記第1の半導体層よりも大きい。これにより、上記第2の半導体層の結晶性が向上する。
従来において、例えばGaInAsSbやGaInNAsSb等のようなGa、In、AsおよびSbを含む半導体層に関して、例えば半導体レーザの発光層を構成した場合に生じていた発振閾値電流が比較的高い等の問題は、結晶性が不十分であることに起因していたと推測される。本発明によれは、例えばGaInAsSbやGaInNAsSbを用いた半導体レーザの発光層の結晶性を向上できるので、温度変化に対する特性の変動が比較的小さい上記半導体レーザについて、発振閾値電流を比較的低くでき、また、発振効率を比較的高くできる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層は、上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面に接している。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層の基板側の面に、上記第1の半導体層を接して形成することにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層は、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面に接している。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層の基板から遠い側の面に、上記第1の半導体層を接して形成することにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層を2つ備え、上記2つの第1の半導体層はそれぞれ、上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面と、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面との両方に接している。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層の互いに対向する面に、上記第1の半導体層を接して形成することにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面に接する上記第1の半導体層と、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面に接する上記第1の半導体層とは、互いに異なる組成を有する。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層に関して、上記基板に近い側の面に接する第1の半導体層と、上記基板から遠い側の面に接する第1の半導体層とは、組成が互いに異なるものを用いることができる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層のInの組成比は、上記第2の半導体層のInの組成比と同じである。また、上述のように、上記第1の半導体層の上記Sbの組成比は、上記第2の半導体層のSbの組成比よりも小さい。
上記実施形態によれば、上記第1の半導体層の上記Sbの組成比を、上記第2の半導体層のSbの組成比よりも小さくすることにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層は複数の層からなり、上記複数の層は、上記第2の半導体層に近い層ほど、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が大きい。
上記第1の半導体層を複数の層で形成し、上記複数の層を、上記第2の半導体層に近い層ほど、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比を大きく形成することにより、上記第2の半導体層の結晶性を効果的に向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第1の半導体層は、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が、上記第2の半導体層に近いほど大きい。
上記実施形態によれば、上記第1の半導体層の組成比について、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比を、上記第2の半導体層に近いほど大きく形成することにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。なお、上記第1の半導体層の組成比は、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比を、上記第2の半導体層に向かって連続的に変化させてもよい。
一実施形態の半導体素子は、
上記基板に対する上記第1の半導体層の格子不整合率が、上記基板に対する上記第2の半導体層の格子不整合率よりも小さい。
上記実施形態によれば、上記基板に対する上記第1の半導体層の格子不整合率を、上記基板に対する上記第2の半導体層の格子不整合率よりも小さくすることにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第2の半導体層は、N(窒素)を含む。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層として、Nを含む例えばGaInNAsSbを用いて、安定した特性を有する半導体素子を構成できる。
一実施形態の半導体素子は、
上記第2の半導体層は、量子井戸発光層である。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層を量子井戸発光層として用いることにより、温度変化に対する特性の変動が比較的小さく、発振閾値電流が比較的小さく、しかも、発振効率が比較的高い例えば半導体レーザが得られる。
本発明のシステムは、上記半導体素子を用いている。
上記構成によれば、結晶性の良好な第2の半導体層を有する半導体素子を用いて、例えば光送受信ユニット等の応用システムを構成することにより、この応用システムの性能を向上できる。
本発明の半導体素子の製造方法は、
GaAsからなる基板上に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含む第1の半導体層を形成する工程と、
上記第1の半導体層の上に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含むと共に、V族元素におけるSbの組成比が上記第1の半導体層よりも大きい第2の半導体層を形成する工程と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記第1の半導体層の上に、上記第2の半導体層を形成することにより、結晶性の良好な第2の半導体層を得ることができる。
一実施形態の半導体素子の製造方法は、
上記第2の半導体層は、上記第1の半導体層のInの組成比と同じ組成比のInを含むと共に、上述したように、上記第1の半導体層のSbの組成比よりも大きい組成比のSbを含む。
上記実施形態によれば、上記第2の半導体層のSbの組成比を、上記第1の半導体層のSbの組成比よりも大きくすることにより、上記第2の半導体層の結晶性を向上できる。
以上のように、本発明の半導体素子によれば、GaAsからなる基板と、上記基板上に形成され、Ga、In、AsおよびSbを含む第1の半導体層と、上記第1の半導体層に接すると共に、Ga、In、AsおよびSbを含み、かつ、Sbの組成比が、上記第1の半導体層のよりも大きい第2の半導体層すなわち量子井戸発光層とを備えるので、この量子井戸発光層の結晶性を向上でき、その結果、例えば、発振閾値電流が比較的低く、また、発振効率が比較的高い半導体レーザ等を得ることができる。
以下、本発明の半導体素子の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態では、GaAsからなる基板上に、GaInAsSb系半導体材料による発光層を有する半導体素子としての半導体レーザを形成した。
本実施形態では、図1に示す第1実施例の半導体レーザと、図2に示す第1比較例の半導体レーザとを形成し、これらの半導体レーザの特性について比較を行った。
(第1実施例)
第1実施例の半導体レーザは、以下のような参照番号に対応する構成部分からなる。
101・・・AuGeNi電極
102・・・n型GaAs基板
103・・・n型Al0.4Ga0.6As下クラッド層、層厚1μm
104・・・GaAs下ガイド層、層厚0.1μm
105・・・Ga0.72In0.28As0.98Sb0.02第1中間層、層厚1nm
106・・・Ga0.72In0.28As0.96Sb0.04第2中間層、層厚1nm
107・・・Ga0.72In0.28As0.93Sb0.07発光層、層厚5nm
108・・・GaAs上ガイド層、層厚0.1μm
109・・・p型Al0.4Ga0.6As上クラッド層、層厚1μm
110・・・p型GaAsコンタクト層、層厚0.5μm
111・・・SiNx絶縁膜
112・・・TiPtAu電極
この構成における各半導体層については、分子線エピタキシャル成長(Molecular Beam Epitaxy:MBE)法により、n型GaAs基板102の上に結晶成長を行って作製した。MBE法における原料として、金属Al、金属Ga、金属In、金属Asおよび金属Sbを用いる一方、クヌーセンセルにより分子線を得た。結晶成長時の基板の温度は450℃とした。
結晶成長は、まず、GaAs基板102を結晶成長室に導入し、下クラッド層103からコンタクト層110に至る各層を連続して形成した。全ての層を結晶成長する際に、Ga及びAsの分子線強度は一定とした。ここで、第1中間層105から発光層107に至る各層を結晶成長する際には、Inの分子線強度を一定とする一方、Sbの分子線強度のみ、第1中間層105から発光層107に至る各層で、バルブ付き原料セルを用いて3段階に調整した。その後、電流狭窄用のSiNx絶縁膜111を形成し、電極101と111を真空蒸着によって形成した。
上記各構成部分を形成する層を積層した後、300μm角の大きさに劈開して、半導体レーザ100を得た。
上記半導体レーザ100において、結晶層である上記第1中間層105および第2中間層106が、第1の半導体層に相当する。また、結晶層である上記発光層107が、第2の半導体層に相当する。
(第1比較例)
第1比較例の半導体レーザは、以下のような参照番号に対応する構成部分からなる。
201・・・AuGeNi電極
202・・・n型GaAs基板
203・・・n型Al0.4Ga0.6As下クラッド層、層厚1μm
204・・・GaAs下ガイド層、層厚0.1μm
205・・・Ga0.72In0.28As0.93Sb0.07発光層、層厚5nm
206・・・GaAs上ガイド層、層厚0.1μm
207・・・p型Al0.4Ga0.6As上クラッド層、層厚1μm
208・・・p型GaAsコンタクト層、層厚0.5μm
209・・・SiNx絶縁膜
210・・・TiPtAu電極
としている。つまり、第1比較例の半導体レーザは、第1実施例の半導体レーザから第一中間層105と第二中間層106を除いた構成となっている。
第1実施例及び第1比較例の半導体レーザについて、上下の電極を通して電流を流すと、第1実施例の半導体レーザでは、閾値電流密度0.5kA/cmにおいて波長1.20μmのレーザ発振が生じた。一方、第1比較例の半導体レーザでは、閾値電流密度3.4kA/cmにおいて波長1.21μmのレーザ発振が生じた。
図3は、第1実施例および第1比較例の半導体レーザに10mAの電流を流した時のエレクトロルミネッセンスのスペクトルを示す図である。図3の横軸は波長であり、縦軸は発光強度である。図3において、第1比較例の発光強度は、分かり易さのため、4倍の大きさにして図示している。第1実施例においては、第1比較例に対して、発光強度が約12倍であり、発光の半値全幅が約1/2であった。このように、第1実施例の半導体レーザによれば、第1比較例の半導体レーザよりも、大幅に鋭く強い発光が得られる。
以下、本願発明の作用・効果について、第1実施例と第1比較例の半導体レーザを参照しながら説明する。
本願発明者の検討によると、GaAs基板の上に組成としてGa,In,As,Sbを含むGaInAsSbやGaInNAsSbを結晶成長した場合、得られた結晶の透過電子顕微鏡観察から、局所的にInやSbがクラスタリングを起こして組成にムラが生じていることがわかった。このような組成のムラが、上記第1比較例の発光層205に生じることにより、結晶品質の劣化によって、発光強度が低くなり、発光の半値幅が拡がるなどの問題が生じる。この原因は、母材となるGaAsの平均ボンド長に対してIn及びSbの共有結合半径が著しく大きい為、GaAs中にInとSbとが均一に混ざらず、InやSbが局所的に偏析してクラスタリングを起こしている為であると推測される。
一方、上記第1実施例の場合、発光層107は、第1比較例のようなムラが生じなくて、均一な結晶が得られることが分かった。このような結晶品質に優れた結晶が得られることにより、発光強度が強く、発光の半値幅が狭くなるなどの効果が得られることがわかった。本実施例では、上述のように、InとSbとの共有結合半径の大きな元素を混晶化している為に、GaInAsSbやGaInNAsSb等の結晶においては、GaAsよりも著しく格子定数が大きくなる。このようなGaInAsSbやGaInNAsSb等をGaAsの上に結晶成長させた場合には、GaAsの平均ボンド長から大きくかけ離れるInやSbが分離して、クラスタリングを起こすことになる。
ここで、本願発明者の検討によれば、GaInAsSbおよびGaInNAsSbの混晶の平均的な格子定数に近い格子定数の基板の上に、これらのGaInAsSbおよびGaInNAsSbの結晶成長を行った場合、上述の組成の分離やムラといった問題が生じることなく、均一な組成が得られることを見出した。これは、GaAsにInやSbを均一に混晶化することによって初めて下地と格子定数が近くなり、結晶内部がエネルギー的に安定な状態となることによる。第1実施例の半導体レーザは、このような性質を利用したものである。
すなわち、GaInAsSbからなる発光層107を結晶成長するために、まず、結晶成長すべき発光層107の混晶組成比のSbの組成比よりも小さい組成比のSbを有する第1中間層105を、第1の下地として形成する。この第1中間層105の上に、第1中間層105のSb組成比と発光層107のSb組成比との間のSb組成比を有する第二中間層106を、第2の下地として形成する。そして、この第2中間層106の上に、発光層107を形成するのである。このように、段階的にSb組成比を変化させることにより、GaInAsSbあるいはGaInNAsSbの結晶成長が、格子定数を段階的に変えながら(格子不整合率が徐々に大きくなりながら)、かつ、下地の結晶層の原子配列の影響を受けながら進行することになる。その結果、第1比較例のように、GaAs下ガイド層204とGaInAsSb発光層205との間の急激に変化する界面を下地とする場合よりも、結晶性良く結晶成長することが出来るようになる。特に、中間的な格子定数を有する材料を中間層として用いるよりも、本実施形態のように、母材であるGaAsと共有結合半径が大きく異なるInやSbを含む特殊な材料系を用いる場合、InやSbの組成を段階的に変えることが特に効果的である。なお、第1中間層103から発光層105に至る各層は圧縮歪を受けることになるが、全積層構造の一部でも格子緩和しないように層厚と組成を選択している。
(第2実施例)
第2実施例の半導体レーザは、第1実施例の変形例である。第2実施例では図4に示すように、GaAsからなる基板を用いて半導体レーザ素子400を作製した。第2実施例の半導体レーザは、以下のような参照番号に対応する構成部分からなる。
401・・・AuGeNi電極
402・・・n型GaAs基板
403・・・n型Al0.4Ga0.6As下クラッド層、層厚1μm
404・・・GaAs下ガイド層、層厚0.1μm
405・・・Ga0.91In0.09As0.98Sb0.02第1中間層、層厚0.9nm
406・・・Ga0.82In0.18As0.96Sb0.04第2中間層、層厚0.9nm
407・・・Ga0.72In0.28As0.93Sb0.07発光層、層厚5nm
408・・・Ga0.82In0.18As0.96Sb0.04第3中間層、層厚0.9nm
409・・・Ga0.91In0.09As0.98Sb0.02第4中間層、層厚0.9nm
410・・・GaAs上ガイド層、層厚0.1μm
411・・・p型Al0.4Ga0.6As上クラッド層、層厚1μm
412・・・p型GaAsコンタクト層、層厚0.5μm
413・・・SiNx絶縁膜
414・・・TiPtAu電極
第1実施例においては、発光層の下側(基板側)に中間層を設けたが、本第2実施例では、発光層407の上下両側に中間層を設けている。
上記半導体レーザ400において、結晶層である上記発光層407が、第2の半導体層に相当する。また、結晶層である上記第1中間層405および第2中間層406が、第2の半導体層の基板に近い側の面に接する第1の半導体層に相当する。また、結晶層である上記第3中間層408および第4中間層409が、第2の半導体層の基板から遠い側の面に接する第1の半導体層に相当する。
第2実施例の半導体レーザもまた、第1実施例と同様に、MBE法によりGaAs基板の上に結晶成長を行って作製した。第1中間層405から第4中間層409に至る各層を結晶成長している際には、InとSbの両方の分子線強度を段階的に調整した。
上記結晶成長工程および電極形成工程の後、300μm角に劈開して、半導体レーザが完成する。この半導体レーザの上下の電極401,414を介して電流を流すと、0.45kA/cmの閾値電流密度において、1.20μm波長のレーザ発振が生じた。また、10mAの電流を流した時のエレクトロルミネッセンスは、第1比較例に対して、発光強度が約15倍、かつ、発光の半値全幅は約1/2であり、鋭く強い発光が得られた。
第1実施例では、発光層407の下側(基板側)に第1および第2中間層405,406を設けることにより、上記発光層407の結晶性を改善することができたが、第2実施例では、更に、発光層407の上側(基板と反対側)に第3および第4中間層408,409を設けている。発光層407の上側に第3および第4中間層408,409を設けることにより、発光層407の上部の界面においても急激な歪の変化が緩和されることから、上記発光層407の上側の界面における結晶格子の欠陥が抑制される。特に、本実施例においては、発光層407に対してInおよびSbの組成比を段階的に変化させた層を第3および第4中間層408,409としている。このように、発光層407と同じ組成を有すると共に、組成比のみが段階的に異なる複数の層を用いることが効果的である。これは、第3および第4中間層408,409の結晶成長が、その下地の結晶層の原子配列の影響を受けながら進行するからであり、上記第3中間層408に対して下地となる発光層407から、上記第4中間層409上のGaAs上ガイド層410に至るまでの結晶成長を段階的に変えることができるからである。これにより、上記GaAs上ガイド層410による発光層407に対する結晶性の影響を効果的に抑制できる。特に、母材であるGaAsと共有結合半径が大きく異なるInあるいはSbの組成を段階的に変えることが、効果的である。なお、第1中間層405から第4中間層409に至る各層は圧縮歪を受けることになるが、積層構造の一部でも格子緩和しないように層厚と組成を選択している。
なお、第1および第2実施例では、発光層に対してSbの組成比が異なる中間層を、上記発光層の基板に近い側に2層設けたが、中間層の層数は2層に限定されるものではない。例えば1層でも良いし、あるいは、3層以上の複数層であってもよい。また、上記複数の中間層は、発光層の基板に近い側と遠い側とのいずれか一方に設けてもよいし、両方に設けてもよい。
また、図5A,5Bおよび5Cに示すように、第1の半導体層としての中間層は、InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が、連続的に変化しても良い。図5A,5Bおよび5Cにおいて、503,508および513が、InおよびSbを組成として含む第2の半導体層としての発光層である。また、502,507および512が、発光層503,508および513の一方の側(図5A,5Bおよび5Cにおける下側)に位置する中間層である。一方、504,509および514が、発光層503,508および513の他方(図5A,5Bおよび5Cにおける上側)の側に位置する中間層である。上記中間層502,504,507,509,512,514は、いずれも、InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が連続的に変化している。図5A,5Bおよび5Cは、上記中間層502,504,507,509,512,514の界面における上記組成比の値が異なる。なお、In及びSbを組成として含む結晶層(多くの場合は発光層)の上側および下側の両方に中間層を配置する場合、この2つの中間層は、いずれの実施例においても上下対称の組成分布を有しているが、中間層の組成分布は必ずしも上下対称である必要はなく、非対称であっても良い。また、片側のみに、InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が変化する組成分布を与えても良い。
(第3および第4実施例)
第3および第4実施例の半導体レーザは、第1実施例の半導体レーザに対して、発光層に窒素(N)を混晶化した点が異なる。
第3実施例の半導体レーザは、第1実施例の半導体レーザにおいて、第2の半導体層としての発光層107の組成および組成比を、Ga0.72In0.28As0.925Sb0.070.005とした。第3実施例の第1の半導体層としての第1および第2中間層は、第1実施例のものと同じである。
第4実施例の半導体レーザは、第1実施例の半導体レーザにおいて、第1の半導体層としての第1中間層105の組成および組成比を、Ga0.91In0.09As0.93Sb0.07とすると共に、第1の半導体層としての第2中間層106の組成および組成比を、Ga0.82In0.18As0.93Sb0.07とした。
(第2比較例)
第2比較例では、第1比較例の半導体レーザにおいて、発光層205の組成および組成比をGa0.72In0.28As0.925Sb0.070.005とした。
第3および第4実施例、ならびに、第2比較例の半導体レーザについて、各電極に電流を流したところ、第3実施例では0.55kA/cmの閾値電流密度で、第4実施例では0.8kA/cmの閾値電流密度で、第2比較例では4.5kA/cmの閾値電流密度で、各々レーザ発振が生じた。いずれの半導体レーザにおいても、発振波長は1.31μmであった。また、10mAの電流を流した時のエレクトロルミネッセンスは、第2比較例に対して、第3実施例では発光強度が約12倍であり、第4実施例では発光強度が約9倍であった。また、発光の半値全幅は、第3および第4実施例のいずれも、第2比較例の約1/2であり、鋭く強い発光が得られた。
第3および第4実施例の半導体レーザは、第1および第2実施例の半導体レーザに対して、発光層に窒素(N)が混晶化されている点が異なる。発光層にNが含まれている第3および第4実施例においても、段階的にSb組成またはIn組成が変化する第1の半導体層としての2つの中間層を用いることが効果的であった。特に、発光層材料にNを混晶化した場合、Nは母材のGaAsに対して共有結合半径が小さいので、共有結合半径が大きいInやSbによる内部歪を緩和する効果がある。
第3実施例と第4実施例との違いは、以下の点にある。すなわち、第3実施例の半導体レーザは、2つの中間層のInおよびSbの組成比について、In組成比を一定とする一方、Sb組成比を、発光層に向かうに伴って段階的に増加させている。これに対して、第4実施例の半導体レーザは、2つの中間層のInおよびSbの組成比について、Sb組成比を一定とする一方、In組成比を、発光層に向かうに伴って段階的に増加させている。
第3および第4実施例のいずれの構成においても、第2比較例よりも優れた半導体レーザが得られるが、特に、第3実施例の方が第4実施例よりも特性が良いことが分かった。つまり、2つの中間層について、In組成比は一定とする一方、発光層側のSb組成比が大きい方が好ましいことがわかった。これは、GaInAsSbからSbを除いたGaInAsにおいては、任意のIn組成比において均一な混晶結晶を形成する全率固溶であるのに対し、Inを除いたGaAsSbにおいては、広いSb組成比において均一なGaAsSb混晶を形成せず、非混和領域が存在することに起因していると推測される。
つまり、Sb組成比を一定にしたまま、発光層に向かって段階的にIn組成比を増加させた第4実施例のような場合、最初に基板側に形成する中間層(In組成比が小さくSb組成比が大きい)が、既に結晶性の点で劣ることになる。従って、この中間層上に結晶成長する各層も、下地である上記結晶性が劣った中間層の影響を受けて、結晶性が劣ることになる。
一方、In組成比は一定のまま、段階的にSb組成比を増加させた第3実施例の半導体レーザでは、最初に基板側に形成する中間層(In組成比が大きくSb組成比が小さい)は、比較的良好な結晶性が得られる。したがって、この中間層上に結晶成長する各層も、下地である上記結晶性が良好な中間層によって、良好な結晶性を保つことになる。
このように、複数の中間層について、発光層に近い側ほどSb組成比を大きくするのが好ましい。
なお、1つの中間層に、Sb組成比が発光層に向かうにつれて連続的に増大する組成分布を形成してもよい。
(第2実施形態)
図6は、本発明の実施形態のシステムとしての光送信用ユニット600を示す図である。この光送信用ユニット600は、光ファイバー通信システムに用いられるものであり、本発明の半導体素子としての半導体レーザ601を光源として用いている。
上記半導体レーザ601は、第1実施例の半導体レーザ100と同様の構成を有し、入力電気信号に従って半導体レーザを制御する電気回路602によって駆動される。この光送信用ユニット600への入力電気信号が、光信号として上記半導体レーザ601から出力される。上記半導体レーザ601からの光信号は、集光用レンズ603を介して光ファイバー604に導かれ、この光ファイバー604によって伝送される。上記半導体レーザ601は、放熱のためのサブマウント605に固定される。606は電気端子、607は基板である。
上記半導体レーザ601として、第1実施例の半導体レーザを用いたので、この半導体レーザは閾値電流が従来よりも低いから、従来よりも高い周波数で駆動可能である。その結果、この光送信用ユニット600は、2.5Gb/sの信号伝送速度を得ることができ、優れた特性が得られた。
このように、上記半導体レーザは、単独で用いる場合のみならず、本実施形態のようにシステムの一部として用いることにより、システム全体の特性を向上させることができる。なお、上述の第1乃至第4実施例の半導体レーザは、光ファイバー通信システムのみならず、光の空間伝送システム、測距等のセンサーシステムなど、種々のシステムに用いることが出来ることは言うまでもない。
さらに、本発明の半導体素子は、必ずしも半導体レーザに限定されるものではなく、例えば発光ダイオード、受光素子、光導波路素子、光増幅器あるいは太陽電池などの任意のデバイスを構成することが可能であることは言うまでもない。本発明の半導体素子により、優れた特性のデバイスを実現することができる。
また、各実施例において、半導体層に使用されるIII−V族化合物半導体混晶については、各実施例において詳細を説明した以外のIII族元素(ボロン等)やV族元素(Bi)が適宜混晶化されていてもよいし、不純物元素(Zn,Be,Mg,Te,S,Se,Si等)が適宜含まれていてもよい。
また、基板についても実施例に示したものに限定されるものではなく、他の基板を用いても同様の効果が得られる。例えば、GaAsに格子定数が比較的近いZnSe基板等のII−VI族化合物半導体基板や、Ge基板等のIV族半導体基板を用いることができる。また、ガラス、プラスチックまたはセラミックス等の基体上に結晶層を形成してなる基板を利用することもできる。
また、結晶成長方法については、MBE法についてのみ具体的な方法を示したが、他の方法である例えば有機金属MBE法、ガスソースMBE法、化学分子線エピタキシャル成長(CBE)法、有機金属気層成長(MO−CVD)法またはプラズマCVD法など、各種の方法を用いることが出来る。
結晶成長に用いる各層の構成元素の原料についても、実施例で示した原料、あるいは上記原料の実施例で示した組み合わせのみに限定されるものではなく、任意の原料を任意の組み合わせで用いることができる。
また、いずれの実施例も、量子井戸構造に本発明を適用したが、量子井戸構造における井戸数、歪み量および井戸層厚に関して制限はない。また、ガイド層や、井戸層が複数ある場合において、複数の井戸層を隔てる為の障壁層などに圧縮または引張りの歪を導入してもよい。
また、各層の導電型は、pをnに、nをpに換えてもよいことは言うまでもない。
また、本発明は、量子井戸構造に適用するものに限られないのは言うまでもない。
なお、本明細書で「上」と示した方向は基板から離れる方向を示しており、「下」は基板へ近づく方向を示している。したがって、結晶成長は「下」から「上」に向かって進行することになる。
本発明の第1実施例の半導体レーザを示す図である。 第1比較例の半導体レーザを示す図である。 第1実施例および第1比較例の半導体レーザの発光スペクトルを示す図である。 第2実施例の半導体レーザを示す図である。 発光層および中間層について、Inおよび/またはSbの組成比の分布を示す図である。 発光層および中間層について、Inおよび/またはSbの組成比の分布を示す図である。 発光層および中間層について、Inおよび/またはSbの組成比の分布を示す図である。 本発明の第2実施形態の光送信用ユニットを示す図である。
101 AuGeNi電極
102 n型GaAs基板
103 n型Al0.4Ga0.6As下クラッド層
104 GaAs下ガイド層
105 Ga0.72In0.28As0.98Sb0.02第1中間層
106 Ga0.72In0.28As0.96Sb0.04第2中間層
107 Ga0.72In0.28As0.93Sb0.07発光層
108 GaAs上ガイド層
109 p型Al0.4Ga0.6As上クラッド層
110 p型GaAsコンタクト層
111 SiNx絶縁膜
112 TiPtAu電極

Claims (13)

  1. GaAsからなる基板と、上記基板上に積層された複数の半導体層とを備え、
    上記複数の半導体層は、
    III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含む少なくとも1つの第1の半導体層と、
    上記第1の半導体層に接すると共に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含み、かつ、V族元素におけるSbの組成比が上記第1の半導体層よりも大きく、量子井戸発光層となる第2の半導体層と
    を含むことを特徴とする半導体素子。
  2. 請求項1に記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層は、上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面に接していることを特徴とする半導体素子。
  3. 請求項1に記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層は、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面に接していることを特徴とする半導体素子。
  4. 請求項1に記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層を2つ備え、上記2つの第1の半導体層はそれぞれ、上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面と、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面とに接していることを特徴とする半導体素子。
  5. 請求項4に記載の半導体素子において、
    上記第2の半導体層の上記基板に近い側の面に接する上記第1の半導体層と、上記第2の半導体層の上記基板から遠い側の面に接する上記第1の半導体層とは、互いに異なる組成を有することを特徴とする半導体素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層のInの組成比は、上記第2の半導体層のInの組成比と同じであ
    ことを特徴とする半導体素子。
  7. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層は複数の層からなり、上記複数の層は、上記第2の半導体層に近い層ほど、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が大きいことを特徴とする半導体素子。
  8. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の半導体素子において、
    上記第1の半導体層は、上記InおよびSbのうちの少なくとも一方の組成比が、上記第2の半導体層に近いほど大きいことを特徴とする半導体素子。
  9. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の半導体素子において、
    上記基板に対する上記第1の半導体層の格子不整合率が、上記基板に対する上記第2の半導体層の格子不整合率よりも小さいことを特徴とする半導体素子。
  10. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の半導体素子において、
    上記第2の半導体層は、Nを含むことを特徴とする半導体素子。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の半導体素子を用いたシステム。
  12. GaAsからなる基板上に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含む第1の半導体層を形成する工程と、
    上記第1の半導体層の上に、III族元素としてGaおよびInを、V族元素としてAsおよびSbを含むと共に、V族元素におけるSbの組成比が上記第1の半導体層よりも大きい第2の半導体層を形成する工程と
    を備えることを特徴とする半導体素子の製造方法。
  13. 請求項12に記載の半導体素子の製造方法において、
    上記第2の半導体層は、上記第1の半導体層のInの組成比と同じ組成比のInを含むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
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