JP4642590B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機或いはプリンタ等の画像形成装置に関し、更に詳しくは、これらの画像形成装置において、新たな静電潜像に新しいトナーを付着させて転写不良等を解消するために、感光ドラムから転写済みの残量トナーの回収機能を高める画像形成装置に関する。
静電潜像に新しいトナーを付着させて転写紙に画像を転写する画像形成装置としては、次のものが公開されている。
図6は従来の画像形成装置の感光ドラムからトナーを剥離する機構を示す。この画像形成装置では、感光ドラム1の潜像部のトナーを転写ローラ2で転写紙3に転写した後、感光ドラム1には転写紙3に転写されなかった残留トナー4を弾性体のクリーニングブレード8が除去するようになっている。
しかし、クリーニングブレード8だけでは、残留トナー4を除去しきれないので、感光ドラム1とトナーの離形性を良くする為に、ステアリン酸亜鉛6を塗布している。ステアリン酸亜鉛6は、加圧スプリング7に加圧されたブラシローラ5が回転することにより、削りとられて感光ドラム1に塗布される。ステアリン酸亜鉛6を感光ドラム1に塗布することによって感光ドラム1の摩擦係数を下げる事が出来る。感光ドラム1とクリーニングブレード8の摩擦係数が下がることによって、クリーニングブレード8の微小なめくれをも防止することが出来、クリーニング性が向上する。
現在トナーは高画質化の為に小粒径化、球形化となっており、感光ドラム1の摩擦係数を下げ、像担持体に当接するクリーニングブレード8の先端部の挙動の安定化は非常に重要な機能であり、最近ではステアリン酸亜鉛を塗布した画像形成装置も多い。
先ず、特開平1−259392号公報の感光ドラム用撥水剤塗布装置は、撥水剤を感光ドラムに均一に塗布するために、感光ドラムに塗布ローラを当接させ、この塗布ローラを軸方向に動かす機構を備えている。塗布ローラを揺動させると、撥水剤は塗布ローラと一緒に動くので、塗布ローラに対してステアリン酸亜鉛を振動させる方が軸方向に均一にステアリン酸亜鉛を削ることができ、感光ドラムに均一にステアリン酸亜鉛を塗布することが出来る。
また、特開平9ー96995号公報の潤滑剤供給装置は、固形の潤滑剤を感光ドラムの軸心に対して垂直方向に揺動させ、潤滑剤を感光ドラムに均一に塗布しようとするものである。
特開平1−259392号公報 特開平9ー96995号公報
特開平1−259392号公報の感光ドラム用撥水剤塗布装置は、この感光ドラムに直接当接する塗布ローラが塗布ローラの軸方向に動くと、その振動が感光ドラムに伝わり、画像上バンディングが発生する可能性が高い。
また、特開平9ー96995号公報の潤滑剤供給装置であっても、通常の揺動動作では、ブラシローラによる削り性はあまり良くない。ステアリン酸亜鉛が型成型直後の表面が非常に滑らかな状態や表面が酸化して硬くなっている時には、この方法ではあまりステアリン酸亜鉛をブラシで削ることが出来なく、感光ドラムへのステアリン酸亜鉛は安定しない。
感光ドラムへのステアリン酸亜鉛の塗布にムラがあって安定しないと、トナーが感光ドラムから剥離する離型性が悪くなり、またブレード先端の挙動が悪くなるので、残留トナーがクリーニングブレードをすり抜け、クリーニング不良画像(黒スジ画像)となる。
また、トナー以外の添加剤、紙粉等もクリーニングブレードをすり抜けるので、それが像担持体へ固着して、薄膜層を形成するフィルミングになる。
ステアリン酸亜鉛を均一に塗布する手段としてステアリン酸亜鉛の揺動機構があるが、揺動の速さが遅いと、ステアリン酸亜鉛の削れが少なく、感光ドラムへの塗布量が不足し、均一に塗布する事が出来ないという不具合がある。
また、ブラシローラのブラシは感光ドラムに接触している為、削り性の高い高硬度のブラシローラを採用することは出来ない。また、ブラシローラの回転数や感光体との線速比を高くして塗布量を増量することも感光ドラム1に傷を与える恐れがある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、感光ドラムにステアリン酸亜鉛を極力均一に塗布して画像不良をより完全に解消することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1の画像形成装置は、感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、画像面積率によって変更することを特徴とする。
本願の請求項2の画像形成装置は、感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、前記ステアリン酸亜鉛前記ブラシローラの軸方向に対して垂直方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、画像面積率によって変更することを特徴とする。
本願の請求項3の画像形成装置は、感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、前記感光ドラムの回転数に応じて変更することを特徴する。
本願の請求項4の画像形成装置は、感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に対して垂直方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、前記感光ドラムの回転数に応じて変更することを特徴とする。
本願の請求項5の画像形成装置は、請求項1〜4の何れかの画像形成装置において、前記ステアリン酸亜鉛の振動は、機械立ち上げ時若しくは通紙終了時等の通紙していない時の何れかのときに、行うことを特徴とする。
本願の請求項1の画像形成装置によれば、ブラシローラの軸方向に10Hz以上の周波数でステアリン酸亜鉛を振動させてステアリン酸亜鉛とブラシローラとを擦り合わせる事で、棒状の固形ステアリン酸亜鉛が早く削れ、削られたステアリン酸亜鉛がブラシローラから感光ドラムに安定して塗布される。また振動によって削られたステアリン酸亜鉛の切削粉が均一にブラシローラに散布されるので、感光ドラムへステアリン酸亜鉛が均一に塗布され、クリーニング不良、フィルミングを防止される。
加えて、本願の請求項1の画像形成装置によれば、転写画像の画像面積率に応じて適切なステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更することによって、感光ドラムへのステアリン酸亜鉛塗布量を変更でき、これによって感光ドラムとクリーニングブレードの摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
本願の請求項2の画像形成装置によれば、棒状の固形ステアリン酸亜鉛をブラシローラの軸方向と垂直に10Hz以上で振動させるので、ステアリン酸亜鉛の切削量を増大でき、塗布ムラを無くし、クリーニング不良/フィルミングを防止できる。また、成型直後の状態のステアリン酸亜鉛であっても切削粉を感光ドラム上に塗布できる。
加えて、本願の請求項2の画像形成装置によれば、転写画像の画像面積率に応じて適切なステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更することによって、感光ドラムへのステアリン酸亜鉛塗布量を変更でき、これによって感光ドラムとクリーニングブレードの摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
本願の請求項の画像形成装置によれば、ブラシローラの軸方向に10Hz以上の周波数でステアリン酸亜鉛を振動させてステアリン酸亜鉛とブラシローラとを擦り合わせる事で、棒状の固形ステアリン酸亜鉛が早く削れ、削られたステアリン酸亜鉛がブラシローラから感光ドラムに安定して塗布される。また振動によって削られたステアリン酸亜鉛の切削粉が均一にブラシローラに散布されるので、感光ドラムへステアリン酸亜鉛が均一に塗布され、クリーニング不良、フィルミングを防止される。
加えて、本願の請求項3の画像形成装置によれば、感光ドラムの回転数に応じてステアリン酸亜鉛の振動周波数を可変させることにより、感光ドラムへのステアリン酸亜鉛塗布量を変化させて、感光ドラムの摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
さらに、本願の請求項4の画像形成装置によれば、棒状の固形ステアリン酸亜鉛をブラシローラの軸方向と垂直に10Hz以上で振動させるので、ステアリン酸亜鉛の切削量を増大でき、塗布ムラを無くし、クリーニング不良/フィルミングを防止できる。また、成型直後の状態のステアリン酸亜鉛であっても切削粉を感光ドラム上に塗布できる。
加えて、本願の請求項4の画像形成装置によれば、感光ドラムの回転数に応じてステアリン酸亜鉛の振動周波数を可変させることにより、感光ドラムへのステアリン酸亜鉛塗布量を変化させて、感光ドラムの摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
本願の請求項の画像形成装置によれば、ステアリン酸亜鉛の振動を機械の立ち上げ動作時や印刷終了時の感光ドラムにトナー像が無い時に行う事により、感光ドラムとクリーニングブレードの摩擦係数を下げ、クリーニング不良/フィルミングを防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態にかかる画像形成装置を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかる画像形成装置としての複写機の主要部を示す。感光体としての感光ドラム1の周囲には、除電装置2、帯電装置3、光学装置4、現像装置5、転写ローラ6、ブラシローラ7、クリーニングブレード8、ステアリン酸亜鉛9が備えられている。
感光ドラム1は、図1の時計方向(矢印A方向)に回転する。この複写機では、帯電装置3によって感光ドラム1の表面を一様に帯電させ、光学装置4によりレーザー光を照射して感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。次に図示しないイレーサにより非画像領域の不要電化を除去し、現像装置5からトナーを供給することよって静電潜像にトナーを付着させ、可視像を形成する。
トナーを付着させて得られた可視像は、転写ローラ6と感光ドラム1の間に供給された転写紙10に転移される。トナーが付着された転写紙10は、感光ドラム1と転写ローラ6のニップ点を通過して感光ドラム1から離れ、図示しない加熱加圧ローラで加熱加圧されて、トナーが定着される。感光ドラム1において転写が完了した部位には残留トナー11が残っている。
トナーの転写後は、ブラシローラ7において潤滑剤であるステアリン酸亜鉛9を塗布される。転写の際に感光ドラム1の表面に残留した残留トナー11は、クリーニングブレード8の先端部が感光ドラム1の表面をすくうことによって、ステアリン酸亜鉛9と共に除去される。クリーニングブレード8によって残留トナー11や潤滑剤を除去された部位は、除電装置2において除電され、帯電装置3によって再度静電潜像が形成されるように帯電される。
ステアリン酸亜鉛9は、感光ドラム1の潤滑剤であり、ブラシローラ7と平行に延びる棒状体とされ、回転するブラシローラ7によって摺り卸されるように、ブラシローラ7と接触して押されるように配置される。ステアリン酸亜鉛9は支持部材12に保持されている。支持部材12は、コイルスプリング13に支持されてステアリン酸亜鉛9と同方向に延びるベース14に保持されている。コイルスプリング13はステアリン酸亜鉛9をブラシローラ7の植毛を押している。ベース14はステアリン酸亜鉛9と同方向に延びており、上下の縁部が上下の案内板15の溝15Gに保持されている。ベース14は上下の案内板15の溝15Gに沿ってスライド可能とされている。
ベース14の裏面には突起部16Aが形成され、複写機の筐体フレームFL1側には突起部16Bが形成されている。突起部16A、16Bの間には、図2に示すように、コイルスプリング16Cが掛け止められている。ベース14の一方の端部にはリンク17の一端部が回動自在に連結されている。リンク17の他端部にはリンク18の一端部が回動自在に連結されている。リンク18の他端部は減速機構19の出力軸に固定されており、減速機構19の図示しない入力用ギアはモーター20の回転軸に固定されている。ベース14はリンク18が回転することによって長手方向に往復運動する。モーター20の回転速度は減速機構19を介してベース14を振動させる時に、1秒間にリンク18が少なくとも10回以上回転するように速度制御される。
モーター20は複写機の図示しない制御装置のマイクロコンピュータからの命令信号によって単位時間当たりの回転数を調節可能に回転し、往復運動の周波数を変更可能とされている。
この実施の形態では、支持部材12の往復運動の周期は毎秒10回以上とされている。これによって、ステアリン酸亜鉛9がブラシローラ7の長手方向に往復運動し、ステアリン酸亜鉛9が研削され、感光ドラム1の表面に塗布される。
リンク18が回転するとき、リンク18の先端部がベース14側からモーター20側に移動するとき、コイルスプリング16Cの引っ張り力に抗してベース14をモーター20側に移動させ、リンク18の先端部がベース14に接近する方向に移動するとき(図3参照)、コイルスプリング16Cの引っ張り力によってベース14がモーター20側から遠ざかる。
これによって、ステアリン酸亜鉛9はブラシローラ7の回転中心にそって往復移動すると共に、ステアリン酸亜鉛9はコイルスプリング13によってブラシローラ7側に押されているので、ブラシローラ7が回転するときに切削されて感光ドラム1の表面を潤滑する。
図4は、本発明の他の実施の形態にかかるステアリン酸亜鉛9をブラシローラ7の軸心に対して直角方向に振動させる構成を示したものである。この実施の形態では複写機のフレームFL2には一対のコイルスプリング21、21の一端部が固定されており、一対のコイルスプリング21、21の他端部はステアリン酸亜鉛9の支持板部22に固定されている。支持板部22の両端部はフレームFL2に突設された案内板23にスライド可能に保持され、ステアリン酸亜鉛9は図4の矢印B方向に往復移動可能とされている。ステアリン酸亜鉛9を図4の矢印B方向に往復移動可能とさせる動力源は減速機構つきのモーター26である。モーター26はフレームFL2から離間したフレームFL3に取り付けられている。モーター26の回転軸にはリンク24の一端部が固定され、リンク24の先端部にリンク25が回動自在に連結されているので、リンク24の回転運動はリンク25の往復運動に変換される。リンク25はステアリン酸亜鉛9の支持板部22に連結されており、コイルスプリング21、21はステアリン酸亜鉛9をフレームFL2側に引っ張っているので、モーター26の回転によって、ステアリン酸亜鉛9は矢印B方向に往復運動する。この時、ステアリン酸亜鉛9の往復移動の周波数は毎秒10回以上の往復を行う。モーター26は、減速ギアの最終段の回転数が毎秒10回以上となるように、制御装置から電力を供給する。
ブラシローラ7の回転によって、ステアリン酸亜鉛9のブラシローラ7に接する面はブラシローラ7の植毛の輪郭形状に沿うように円弧形状に切削されてゆくが、図4に示すように、ステアリン酸亜鉛9がブラシローラ7の回転軸に対して直角方向(図4矢印B、図5(b)参照)に往復運動するので、ステアリン酸亜鉛9の表面は常時平になるように切削されてゆき、ステアリン酸亜鉛9のブラシローラ7に接する面が円弧形状に切削されてブラシローラ7の切削効率が低下することが防止される。
上記の実施の形態にかかるの画像形成装置としての複写機は、感光ドラム1に平行なブラシローラ7に、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛9を当接させ、ブラシローラ7の回転により感光ドラム1上にステアリン酸亜鉛9を塗布するものであり、ステアリン酸亜鉛9をブラシローラ7の軸方向に10Hz以上で振動するので、ステアリン酸亜鉛9とブラシローラ7とを擦り合わせられることとなり、棒状の固形ステアリン酸亜鉛9が早く削れ、削られたステアリン酸亜鉛9がブラシローラ7から感光ドラム1に安定して塗布される。また振動によって削られたステアリン酸亜鉛9の切削粉が均一にブラシローラ7に散布されるので、感光ドラム1へステアリン酸亜鉛9が均一に塗布され、クリーニング不良、フィルミングを防止される。
また、ステアリン酸亜鉛9がブラシローラ7の軸方向に対して垂直方向に10Hz以上で振動すると、ステアリン酸亜鉛9が円弧状にならず、平滑な状態で削れてゆくので、ステアリン酸亜鉛9の切削量を増大でき、塗布ムラが無くなり、クリーニング不良/フィルミングを防止できる。また、成型直後の状態のステアリン酸亜鉛9であっても切削粉を感光ドラム上に均一に塗布できる。
なお、ステアリン酸亜鉛9の振動は、機械立ち上げ時若しくは通紙終了時等の紙が供給されていない時の何れかのときに、行うように制御することも可能である。機械立ち上げ時若しくは通紙終了時等の紙が供給されていない時に、振動を行う場合には、制御装置は複写機のメインスイッチをオンした後の各種装置の予備加熱や初期化等を行っているときに起動プログラムを設定する。このようにすると、ステアリン酸亜鉛9の振動を機械の立ち上げ動作時や印刷終了時の感光ドラム1にトナー像が無い時に行う事により、感光ドラム1とクリーニングブレード8の摩擦係数を下げ、クリーニング不良/フィルミングを防止することができる。
更に、上述の複写機の制御装置において、ステアリン酸亜鉛9の振動周波数を変更可能とすると、クリーニングブレード8と感光ドラム1の摩擦係数はさまざま条件下で変化するので、その条件下でステアリン酸亜鉛9の振動周波数を可変し、感光ドラム1への塗布量を変化させることで、クリーニングブレード8と感光ドラム1の摩擦係数を下げて安定させることができ、ブレードめくれ/クリーニング不要/フィルミングを防止することができる。
また、制御装置でステアリン酸亜鉛9の振動回数を設定する場合に、画像面積率によって振動周期を変更しても良い。画像面積率によって振動周期を変更する場合には、スキャナー装置で読取画像のデータ量を算出できたり、或いは、プリンタやファクシミリ等ように画像データ量が判明している場合に、転写する画像のデータ量により画像面積を定め、感光ドラム1が転写できる基準となる基準転写面積に対して画像面積を割り出して、その画像面積率を所定値と比較し、基準面積に対して画像の占める割合が高い場合に振動周期が短くなるように定めても良い。制御装置のマイクロコンピュータは画像を複写するときに、転写画像のデータ量により当該画像の画像面積率算出処理を行い、この算出結果を所定値と比較して振動周期を決めるように、プログラムを設定する。
このように、転写画像の画像面積率に応じて適切なステアリン酸亜鉛9の振動周波数を変更すれば、感光ドラム1へのステアリン酸亜鉛9の塗布量を調整変更でき、これによって感光ドラム1とクリーニングブレード8の摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不要/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
また、制御装置でステアリン酸亜鉛9の振動回数を設定する場合に、機械設置場所の環境条件によって、制御装置側でステアリン酸亜鉛9の振動の際の振動周期を変更することもできる。
例えば、設置した場所の湿度の高低を測る湿度センサ、温度の高低を測る温度センサを制御装置のマイクロコンピュータに接続し、湿度センサや温度センサからの湿度データや温度データにより、振動周期を変えることも可能である。このように、機械設置場所の環境に応じてステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更して、感光ドラム1へのステアリン酸亜鉛9の塗布量を変化させるので、クリーニングブレード8と感光ドラム1の摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミング等を防止することができる。
更に、制御装置でステアリン酸亜鉛9の振動回数を設定する場合に、ステアリン酸亜鉛9の振動は、感光ドラム1の回転数に応じて振動周期を変更しても良い。即ち、1回のボタン操作において複写する紙の枚数(コピー部数やコピー枚数)が多いと、感光ドラム1の回転数量は増減するが、この感光ドラム1の回転数が増大すると、残留トナー11の残留確率も高くなるので、転写不良が生じる可能性も高くなる。そこで、感光ドラム1の所定時間当たりの回転数量が所定値より増大したときは、振動周期を短くするように制御装置のプログラムを設定して、感光ドラム1の回転数量に応じてステアリン酸亜鉛9の振動周期を変更すると、感光ドラム1へのステアリン酸亜鉛9の塗布量を変化させて、感光ドラム1の摩擦係数を安定させ、ブレードめくれ/クリーニング不良/フィルミングを防止し、無駄なステアリン酸亜鉛の消費を抑えることができる。
尚、上記の画像形成装置は複写機で説明したが、複写機に限らず、プリンター、ファクシミリ等にも適用できる。
本発明の実施の形態にかかる感光ドラム周辺の主要構成を示す模式図である。 図1のステアリン酸亜鉛の軸方向への往復運動を行う機構の説明図である。 図1の往復運動機構の説明図である。 ステアリン酸亜鉛を長手方向と直角の方向に往復運動を行う機構の説明図である。 ステアリン酸亜鉛を軸と直角に往復運動させたときのステアリン酸亜鉛の摩耗状態を示す図であり、(a)は摩耗前、(b)は軸と直角に往復運動させることによって円弧状の摩耗を極力回避する状態を示す図。 従来の感光ドラム周辺に配置されたステアリン酸亜鉛の支持構造を示す図。
符号の説明
1 感光ドラム
6 転写ローラ
7 ブラシローラ
8 クリーニングブレード
9 ステアリン酸亜鉛
10 転写紙
14 ベース
17、18 リンク
19 減速機構
20 モーター

Claims (5)

  1. 感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、
    前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、画像面積率によって変更することを特徴とした画像形成装置。
  2. 感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、
    前記ステアリン酸亜鉛前記ブラシローラの軸方向に対して垂直方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、画像面積率によって変更することを特徴とした画像形成装置。
  3. 感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、
    前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、前記感光ドラムの回転数に応じて変更することを特徴とした画像形成装置。
  4. 感光ドラムに平行なブラシローラに、同軸方向に棒状に延びる固形のステアリン酸亜鉛を当接させ、前記ブラシローラの回転により前記感光ドラム上にステアリン酸亜鉛を塗布する画像形成装置において、
    前記ステアリン酸亜鉛を前記ブラシローラの軸方向に対して垂直方向に10Hz以上で振動するとともに、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を変更可能とし、前記ステアリン酸亜鉛の振動周波数を、前記感光ドラムの回転数に応じて変更することを特徴とした画像形成装置。
  5. 請求項1〜4の何れかの画像形成装置において、
    前記ステアリン酸亜鉛の振動は、機械立ち上げ時若しくは通紙終了時等の通紙していない時の何れかのときに、行うことを特徴した画像形成装置。
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