JP4642215B2 - コンデンサ放電型のスタッド溶接方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の大容量のコンデンサに充電し、これを溶接部分を通じて短時間で放電し、発生する熱を利用して溶接を行うコンデンサ放電型のスタッド溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボルトやピン等をワーク(母材、被溶接対象物)に溶接する方法としてアーク放電型のスタッド溶接方法とコンデンサ放電型のスタッド溶接方法とがあるが、コンデンサ放電型のスタッド溶接方法は大容量の電源を必要としないこと、短時間かつ簡便に溶接可能であること等の理由から広く使用されている。このコンデンサ放電型のスタッド溶接方法の概略を図4(A)に示すが、大容量のコンデンサ50に充電回路51を通じて充電しておき、直列に接続されたサイリスタ等のスイッチング素子52及びリアクトル53を通じて、コンデンサ50に溜まった電荷を、スタッド溶接用ガン54に固定されたスタッド材55と対象物(母材)56との間で放電させて溶接が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法においては、コンデンサの容量は一定であるので、その放電電流波形はリアクトル53の大きさ、回路の抵抗及びスタッド溶接用ガン54のスタッド材55の対象物56への押しつけ力等によって図4(B)のように決定され、例えば、スタッド材55や対象物56の種類によって、その溶接条件を変えることは困難であった。
また、スタッド材55の直径が大きい場合には、放電時に発生させるアークの時間を長くし、より広い範囲で溶け込みを発生させるのが溶接強度を向上する上で好ましいと考えられるが、図4に示すように従来法においてはリアクトル53のインダクタンスを大きくするしか方法がなく、リアクトル53のインダクタンスを大きくすると、溶接開始時の電流が小さくなってアークの発生が不十分となるという問題点があった。
更には、コンデンサ放電型のスタッド溶接方法においては、溶接時間が極めて短いので、溶接部が硬化し、使用中に破損する等の問題が生じるので、母材全体を熱処理することも行われているが、対象物の種類によってできない場合もある。
なお、コンデンサを複数の群に分割して順次放電させる方法としては、例えば特開昭62−248573号公報記載のコンデンサー放電型スタッド溶接方法が提案されているが、この方法を使用しても、溶接部の材質硬化を改善できるものではない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、スタッド材や母材に対応して溶接条件を適正に変えることが可能で、しかも溶接後に、後熱処理も可能なコンデンサ放電型のスタッド溶接方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法は、複数のコンデンサに充電された電荷の一部を、それぞれの前記コンデンサに接続されたサイリスタを介して、母材に当接させたスタッド材に放電して該スタッド材を前記母材に溶接し、次に、溶接部が凝固した後、直ちに前記コンデンサに充電された残りの電荷を前記溶接部に放電させて、該溶接部の後熱処理を行うコンデンサ放電型のスタッド溶接方法であって、
前記複数のコンデンサにそれぞれ接続される前記サイリスタのゲート信号を重複しないパルス信号として、前記複数のコンデンサのうち遅れて放電するコンデンサによって直前に点弧した前記サイリスタの通電を止め、該サイリスタの点弧が止められたコンデンサに残った電荷を、前記溶接部の後熱処理を行う電流として使用する。
即ち、前記スタッド材を前記母材に溶接するための電荷は、前記複数のコンデンサにそれぞれ充電された電荷の一部を使用し、溶接後に前記溶接部に通電する電荷は前記複数のコンデンサに残った電荷を使用している。
更に、本発明に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法において、前記複数のコンデンサの最初の放電と次の放電との間には、電流休止期間を設けることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法を適用した溶接装置の回路図、図2は溶接時の溶接電流の時間的変化とスタッド材の動きを記載したグラフ、図3はスタッド溶接用ガンの断面図である。
【0006】
まず、本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法を適用した溶接装置10について説明する。図1に示すように、溶接装置10はそれぞれ大容量のコンデンサ11〜14と、コンデンサ11〜14への充電回路15と、コンデンサ11〜14にそれぞれ直列に接続されたスイッチング素子の一例であるサイリスタ16〜19及びダイオード20〜23と、スタッド溶接用ガン24とを有している。なお、各サイリスタ16〜19の放電回路は省略している。
【0007】
コンデンサ11〜13はそれぞれ大容量のコンデンサ(例えば、10万μF)からなり、最後に点弧するコンデンサ14は、コンデンサ11〜13より容量の小さいコンデンサ(例えば3万μF程度)からなっている。この最後のコンデンサ14はその前に点弧されたコンデンサ13に接続されるサイリスタ18の点弧を止めるためのもので、サイリスタ19を点弧することによって、コンデンサ14の電荷によってサイリスタ18を流れる電流を瞬時に止めて、コンデンサ11〜13からの放電を止めるようにしている。
これらのコンデンサ11〜14には商用電源を整流して所定電圧の直流にする充電回路15が接続され、溶接開始前にそれぞれのコンデンサ11〜14は予め所定の電圧に充電されている。なお、25〜28は逆電流防止用のダイオードを示す。
【0008】
各サイリスタ16〜19には逆電流防止用のダイドオード20〜23がそれぞれ直列に設けられ、極めてインダクタンスの小さいリアクトル29を介してスタッド溶接用ガン24に接続されている。リアクトル29は有鉄心リアクトルからなって、所定以上の電流が流れると鉄心が飽和し、インダクタンスが急速に落ちるようになっている。なお、このリアクトル29は省略することも可能である。この理由は、スタッド溶接用ガン24へのケーブルが長い場合には、このケーブルがリアクトルの役目を果たすからである。
【0009】
前記サイリスタ16〜19のゲートの点弧回路について以下に説明する。最初のコンデンサ11に接続されるサイリスタ16のゲートに信号を与えてサイリスタ16が点弧した後、コンデンサ11の放電が完了しないうちに次のコンデンサ12が点弧する。これによって、コンデンサ12が放電される電荷によって、コンデンサ11を点弧するサイリスタ16の通電が停止し、コンデンサ11に最初に充電されていた電荷の2/5〜1/4程度が残るようになっている。また、サイリスタ17が通電してコンデンサ12の電荷が減少すると、次のサイリスタ18が点弧し、コンデンサ13に溜まっている電荷によって、サイリスタ17の通電を止めている。そして、コンデンサ13の放電が完了しないうちにサイリスタ19を点弧させるとコンデンサ13に電荷が残った状態でサイリスタ18の通電が止まる。これによって、最後に点弧するサイリスタ19を除くサイリスタ16〜18に接続されるコンデンサ11〜13には、最初に充電された電荷の2/5〜1/4程度が残っていることになる。そして、最後に点弧するサイリスタ19によってコンデンサ14の電荷は実質的に全部放電され、以上の最初の放電によってコンデンサ11〜14に蓄積されていた電荷が、スタッド溶接用ガン24に取付けられているスタッド材30の母材31(図3参照)に対する溶接エネルギーとなる。
【0010】
そして、スタッド材30の溶接が完了した後は、僅少の電流休止期間をおいてサイリスタ16〜18のゲートに信号を与え、コンデンサ11〜13の電荷を全部放電する。コンデンサ11〜13に残った電荷の放電(次の放電)は、スタッド材30と母材31との溶接部が凝固したとき、即ち、液相から固相に変わった後、直ちに行うようにする。スタッド材30の直径や材質によって変わるが、通常は0.1〜2秒の間(場合によっては、0.05〜10秒の間)に行うのが好ましい。
従って、点弧回路からは、サイリスタ16〜19を順次点弧させ、所定の時間をおいて、サイリスタ16〜18を同時に点弧させるような連続出力を発することになる。
【0011】
続いて、スタッド溶接用ガン24について説明する。図3に示すように、スタッド溶接用ガン24は、絶縁性材質からなる筒状のケーシング33とその上半分の片側に取付けられている取っ手34と、ケーンシグ33内にスライド軸受35を介して上下動可能に設けられている導体ロッド36と、導体ロッド36の基部にカップリング37によって連結されているリニアモータ38とを有している。導体ロッド36の先部には導体材料からなるアタッチメント(チップ)39を介してスタッド材30が設けられ、導体ロッド36の中間部には、前記リアクトル29に接続される導体ケーブル40が屈曲可能に固定されている。ケーシング33の外側にはサポート材41が上下動可能に取付けられ、母材31に対するケーシング33の高さを決めている。
また、取っ手34内には溶接開始スイッチ42が設けられ、溶接開始スイッチ42には信号ケーブル43が接続されている。なお、44は導体ロッド36を下方に付勢するスプリングであるが、リニアモータ38の推進トルクより十分小さな付勢力となって、リニアモータ38の動作に障害とならないようになっている。
リニアモータ38は、この実施の形態ではパルス駆動型のリニアモータを使用し、パルス信号の数によってその位置が制御できるようになっているが、リニアモータ38がパルス駆動型でない場合には、リニアモータ38の上下動の距離を測定するリニアセンサーを設けておき、その位置を制御しながらリニアモータ38の制御を行うことになる。
【0012】
次に、本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法について説明する。
図3に示すように、アッタチメント39にスタッド材30を取付け、その先端を母材31に当接させた状態で、溶接開始スイッチ42をオンにする。この状態で、各コンデンサ11〜14には所定電圧まで電荷が蓄積されているものとする。
溶接開始スイッチ42のオンにより、サイリスタ16のゲートに信号が加わってサイリスタ16が通電し、コンデンサ11の電荷が溶接材30を通じて母材31に放電される。そして、コンデンサ11の電荷の放電が完了しないうちに、サイリスタ17を通電させてコンデンサ12の電荷を放電すると、これによってサイリスタ16の通電が停止する。次に、コンデンサ12の放電が完了しないうちにサイリスタ18を点弧させると、コンデンサ13の放電によってサイリスタ17の通電が停止する。そして、コンデンサ13の放電が完了しないうちに、サイリスタ19を通電するとサイリスタ18の通電が停止する。サイリスタ19の通電状態は止めないので、コンデンサ14に溜まっている電荷の放電が完了するまで続くが、コンデンサ11〜13に比較して小容量であるので比較的短時間のうちに放電が完了することになる。
【0013】
以上の動作における溶接電流の変化を図2に示すが、A〜D点がそれぞれサイリスタ16〜19の点弧時期を示す。この場合、リニアモータ38は、スタッド材30と母材31との間に隙間を形成し、その間にアークが発生し、コンデンサ11〜13が放電している間はアークの発生が保てるようになっている。そして、コンデンサ14の放電が完了した後又は完了する前に、リニアモータ38を急速に作動させて(F部)、スタッド材30を母材31に押し当てる。この場合はスプリング44の力も付勢してより強固にスタッド材30が母材31に押し当てられることになる。この後、溶接部は周囲から熱を奪われて液相から固相に変わるが、このときサイリスタ16〜18のゲートに通電信号(E点)を与えて、コンデンサ11〜13に残っている電荷を全部放電させる。この時は溶接部は凝固しているが、温度が高いので、電気抵抗が高く、効率的にジュール熱が発生し、溶接部の金属の調質を行うことになる。これによって、溶接部の後熱処理が溶接作業に併用して行え、効率的な作業が可能となる。
この後、サイリスタ16〜19の通電状態が確実に停止しているのを電流センサー等で確認し、再度、充電回路15を作動させてコンデンサ11〜14を所定電圧まで充電する。
【0014】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法について説明する。
第2の実施の形態に使用する溶接装置の回路図は、基本的には第1の実施の形態に使用する溶接装置10の回路図と同一構成となるが、コンデンサ11〜14の容量、役目及びサイリスタ16〜19の点弧方法は異なるので、以下、図1、図3に示している各構成部品の符号を用いて、その内容を説明する。
コンデンサ11〜13(第1群のコンデンサ)はスタッド材30と母材31との間に発生するアークを形成するのに使用し、コンデンサ14(第2群のコンデンサ)は、溶接部に通電して溶接部の後熱処理を行うのに使用する。第1の実施の形態に係る方法においては、サイリスタ16〜19のゲートに加える信号はパルス的で、それぞれのパルス信号が重複しないようにするが、第2の実施の形態に係る方法においては、サイリスタ16〜18のゲートにかかる信号は順次、短い時間間隔を設けて各ゲートに加わるが、サイリスタ16〜18の各ゲート信号はコンデンサ11〜13の放電が完了するまでは連続信号とし、遅れて放電するコンデンサによって前に点弧してサイリスタの通電が止まらないようにしておく。サイリスタ19はコンデンサ14の電荷を放電するのみであるので、パルス信号であってもよい。
【0015】
第2の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法においては、コンデンサ11〜13を放電させ、このときスタッド材30と母材31との間に距離を持たせてアークの発生を促進してより多くの熱を発生させ、コンデンサ11〜13の放電(最初の放電)が完了した後は、リニアモータ38によって直ちにスタッド材30を母材31に押しつけて接合し、凝固が終わると共にサイリスタ19を放電(次の放電)させてコンデンサ14により後熱処理を行う。この場合、コンデンサ14の容量は十分大きな容量とし、必要な場合には複数の群に分けてそれぞれ接続されたサイリスタを順次点弧して時間を長くすることもできるし、場合によっては最後に放電するコンデンサ14のみが流れるリアクトルを設けて放電時間を延長してもよい。
【0016】
前記それぞれの実施の形態においては、コンデンサは4群であったが、これより少なく又は多くすることも可能である。
また、前記実施の形態は、例えば中、高炭素鋼等のように、コンデンサ放電型のスタッド溶接を用いると、溶接部が硬化しやすい材料の溶接に適しているが、通常の溶接であれば、アークの発生時間が短すぎて十分な溶接部分の溶け込みが得られない対象物の溶接にも適用できる。
なお、リニアモータ38は実際に溶接を行っているアークの発生と共に微小の範囲でスタッド材30を母材31に対して上昇(図2の破線)又は下降(図2の一点鎖線)させることもできる。
前記実施の形態は、スタッド材30即ち導体ロッド36の上下方向の動作を、リニアモータを用いて行ったが、従来からあるスタッド溶接用ガンと同じく、スプリング、電磁石等によって制御することもできる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1〜3記載のコンデンサ放電型のスタッド溶接方法は、以上の説明からも明らかなように、複数のコンデンサに充電された電荷の一部をサイリスタを介して、母材に当接させたスタッド材に放電してスタッド材を母材に溶接し、次に、溶接部が凝固した後、直ちにコンデンサに充電された残りの電荷を溶接部に放電させているので、溶接部の後熱処理を行うことができ、これによって、溶接部の材質を向上させ、より強度のある欠陥の少ないスタッド材の溶接が可能となる。
特に、スタッド材を母材に溶接するための電荷は、複数のコンデンサにそれぞれ充電された電荷の一部を使用し、溶接後に溶接部に通電する電荷は複数のコンデンサに残った電荷を使用するので、コンデンサに蓄積されている電荷をより有効に利用できると共に、各コンデンサの放電のタイミングを調節することによって、溶接に使用するための電荷の配分と後熱処理に使用するコンデンサの電荷の配分を変更でき、より最適な溶接条件を形成することができる。
そして、請求項3記載のコンデンサ放電型のスタッド溶接方法においては、複数のコンデンサの最初の放電と次の放電との間には、電流休止期間が設けられているので、コンデンサの電荷を無駄にすることなく有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法を適用した溶接装置の回路図である。
【図2】溶接時の溶接電流の時間的変化とスタッド材の動きを記載したグラフである。
【図3】スタッド溶接用ガンの断面図である。
【図4】(A)及び(B)は従来例に係るコンデンサ放電型のスタッド溶接方法の説明図である。
【符号の説明】
10:溶接装置、11〜14:コンデンサ、15:充電回路、16〜19:サイリスタ、20〜23:ダイオード、24:スタッド溶接用ガン、25〜28:ダイオード、29:リアクトル、30:スタッド材、31:母材、33:ケーシング、34:取っ手、35:スライド軸受、36:導体ロッド、37:カップリング、38:リニアモータ、39:アタッチメント、40:導体ケーブル、41:サポート材、42:溶接開始スイッチ、43:信号ケーブル、44:スプリング
Claims (3)
- 複数のコンデンサに充電された電荷の一部を、それぞれの前記コンデンサに接続されたサイリスタを介して、母材に当接させたスタッド材に放電して該スタッド材を前記母材に溶接し、次に、溶接部が凝固した後、直ちに前記コンデンサに充電された残りの電荷を前記溶接部に放電させて、該溶接部の後熱処理を行うコンデンサ放電型のスタッド溶接方法であって、
前記複数のコンデンサにそれぞれ接続される前記サイリスタのゲート信号を重複しないパルス信号として、前記複数のコンデンサのうち遅れて放電するコンデンサによって直前に点弧した前記サイリスタの通電を止め、該サイリスタの点弧が止められたコンデンサに残った電荷を、前記溶接部の後熱処理を行う電流として使用することを特徴とするコンデンサ放電型のスタッド溶接方法。 - 請求項1記載のコンデンサ放電型のスタッド溶接方法において、前記遅れて放電するコンデンサによって前記サイリスタの点弧が止められたコンデンサに残った電荷は、該コンデンサに最初に充電されていた電荷の1/4〜2/5の範囲にあることを特徴とするコンデンサ放電型のスタッド溶接方法。
- 請求項1記載のコンデンサ放電型のスタッド溶接方法において、前記複数のコンデンサの前記スタッド材の溶接に用いる最初の放電と、前記後熱処理に用いる次の放電との間には、電流休止期間が設けられていることを特徴とするコンデンサ放電型のスタッド溶接方法。
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