JP4639786B2 - 半導体レーザ生産物を作製する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ生産物を作製する方法に関する。
特許文献1には、スクリーニングのための加速試験時間を短縮する半導体レーザのスクリーニング方法が記載されている。このスクリーニング方法では、半導体レーザに対し, 摂氏85度の周囲温度で駆動電流の飽和領域(150ミリアンペア)より大きい値(200ミリアンペア)で加速試験を行ったときに, しきい値電流の変動△Ithと試験時間との関係から、△Ithの変動が認められなくなる時間を決める。この試験時間は10時間程度である。一方、駆動電流の飽和領域(150ミリアンペア) で加速試験を行った場合には,試験時間は約50時間程度である。
特許文献2には、半導体レ―ザダイオ―ドのスクリ―ニング方法が記載されている。この文献には、特許文献2に記載された発明に対する従来の技術として、STEP1として半導体レ―ザダイオード素子の順電流−光出力(I−L)特性を摂氏25度で測定する。STEP2として、実使用保証温度よりも高い温度Ta=70℃で同素子を定電流動作(ACC:AUTOMATIC CURRENT CONTOROL)駆動を100時間実施する。定電流は直流電流で150mAから200mAの間で通常設定される。STEP3として、再び同素子のI−L特性を温度摂氏25度で測定する。このような試験の後、STEP1とSTEP3とで測定したI−L特性から発振しきい値(STEP1における発振しきい値をIth1、STEP3における発振しきい値をIth2とする)をそれぞれ求め、変化率dIthを下記の(1)式より求める。
dIth={(Ith2−Ith1)/Ith1}×100(%)…(1)
式(1)により求められた変化率dIthの値を判定して選別を行う。判定基準は一般的に、104 時間以上の長期ACC駆動試験結果と、変化率dIthとの関係により設定される。
また、特許文献2に記載された発明として、STEP1において、未通電の半導体レーザダイオード素子を摂氏100度の温度でACC駆動を2時間実施する。定電流は、直流電流で150mAから200mAの間で設定される。次に、STEP2において、半導体レーザダイオード素子のI−L特性を摂氏25度の温度で測定する。次に、STEP3において、同素子を摂氏100度の温度で再びACC駆動を18時間行う。ACC駆動の定電流はSTEP1と同一電流値である。次に、STEP4において、再び同素子のI−L特性を摂氏25度の温度で測定を行う。この試験を行った後、STEP5において、発振しきい値Ithの変化で判定する場合、ACC開始から2時間後及びACC開始から20時間後の両I−L特性の発振しきい値から変化率(dIth)をSTEP2とSTEP4との測定値を用いて求める。次に、STEP6において、求めた変化率dIthの値を判定して選別を行う。
特開平10−303496号公報 特開平7−115250号公報
上記の公報に記載されているように、次の工程のおいて半導体レーザ生産物を部品として使用するに先立って、或いは製品の出荷に先立って、半導体レーザの通電試験によるスクリーニングを実施する。
発明者らの実験によれば、半導体レーザの静電放電(ESD)耐性は、通電試験によるスクリーニングにより低下していることがわかった。スクリーニングにおいて良品として判断された半導体レーザでもESD耐性が大きく低下する。
求められていることは、半導体レーザ生産物を作製する方法においてスクリーニング工程によるESD耐性の低下を小さくすることにある。
そこで、本発明は、上記の事項を鑑みて為されたものであり、ESD耐性の低下が小さいスクリーニング工程を用いて半導体レーザ生産物を作製する方法を提供することを目的としている。
本発明の一側面によれば、所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法である。この方法は、(a)端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して組立体を作製する工程と、(b)前記動作保証上限温度より高く摂氏95度以下であるテスト温度において所定の期間だけ電流を前記組立体に印加して、前記動作保証上限温度における飽和光出力以下の光出力で前記組立体を発光させる工程と、(c)前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、(d)前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程とを備え、前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、前記動作保証上限温度は摂氏85度以上であり、前記電流は、前記テスト温度における飽和光出力を前記組立体に発生させる電流より大きく、また150ミリアンペア未満であり、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値である。
この方法によれば、飽和光出力以下の光出力で組立体を発光させているので、組立体の半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。組立体に印加される電流が、テスト温度における飽和光出力を組立体に発生させる電流より大きくまた150ミリアンペア未満であるので、組立体の半導体レーザが発生する光パワーが小さくなり過ぎることはない。
本発明に係る方法では、前記テスト温度は前記動作保証上限温度の1.1倍以上であることが好ましい。10パーセント程度高い温度にテスト温度を設定すれば、温度差として十分な値が実現される。
本発明の別の側面によれば、所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法である。この方法は、(a)端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して、組立体を作製する工程と、(b)電流を前記組立体に印加して、飽和光出力未満の光出力で前記組立体を発光させる工程と、(c)前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、(d)前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程とを備え、前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、前記電流は、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きく、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であり、前記組立体を発光させる前記工程は摂氏100度を越えた温度で行われる。
この方法によれば、飽和光出力以下の光出力で組立体を発光させているので、組立体の半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。また、組立体に印加される電流が、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きいので、電流によるエイジングを組立体の半導体レーザに引き起こすことができる。さらに、組立体の発光が摂氏100度を越える温度で行われるので、スクリーニング時間が短縮される。この結果、半導体レーザの端面に高いパワーの光が照射されている時間が短くなる。
本発明の更なる別の側面によれば、所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法である。この方法は、(a)端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して、組立体を作製する工程と、(b)電流を前記組立体に印加して、前記飽和光出力以下の光出力で前記組立体を発光させる工程と、(c)前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、(d)前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程とを備え、前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、前記電流は、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きく、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であり、前記組立体を発光させる前記工程は摂氏70度未満で行われる。
この方法によれば、飽和光出力以下の光出力で組立体を発光させているので、組立体の半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。また、組立体に印加される電流が、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きいので、電流によるエイジングを組立体の半導体レーザに引き起こすことができる。さらに、組立体の発光が摂氏70度未満で行われるので、動作保証上限温度未満の温度でスクリーニングを行うことができる。
本発明に係る方法では、前記電流は、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であることが好ましい。この方法によれば、飽和光出力の0.6倍以下の値に光出力を設定すれば、十分な光パワー差が実現される。
本発明に係る方法は、(d)組立体を作製する前記工程に先だって、前記半導体レーザの端面にコーティング膜を形成する工程を更に備えることができるこの方法によれば、コーティング膜を端面に有する半導体レーザにも、上記の方法を用いることができる。本発明に係る方法は、前記コーティング膜は、イオンビーム・アシステッド・デポジション法で形成される。
本発明に係る方法では、前記半導体レーザ生産物は、MIL規格に従う静電放電試験法において1000ボルト以上の耐圧を有することができる。この方法によれば、スクリーニングにより引き起こされていたESD耐圧の低下を抑制することができる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、ESD耐性の低下が小さいスクリーニングを用いて半導体レーザ生産物を作製する方法が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の半導体レーザ生産物を作製する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る半導体レーザ生産物を製造する工程フローF100を示す図面である。図2(A)は単一の半導体レーザチップの断面を示す図面であり、図2(B)は半導体レーザチップを示す図面である。図3(A)および図3(B)は、組立体を示す図面である。工程S101では、基板上に半導体膜が成長される。本実施例では、n型InPクラッド層11、活性層13、第1のp型InPクラッド層15、ブロック領域17、並びに第2のp型InPクラッド層19およびコンタクト層21のための半導体膜がInP基板23上に堆積される。ブロック領域17は、一実施例として示されたp型埋め込み層17aおよびn型埋め込み層17bを含む。工程S102では、保護膜25、アノード電極27およびカソード電極29を形成する。これらの工程の後に、ウエハ生産物が完成する。工程S103では、ウエハ生産物から劈開によりレーザバーを作製する。必要な場合には、レーザバーの劈開面にコーティング膜を形成する。好ましくは、コーティング膜は、イオンビーム・アシステッド・デポジション(IAD)法で形成される。工程S104では、コーティング膜を形成した後に、レーザバーを分割して、個々の半導体レーザチップに対応するチップを作製する。一群のチップを選別して、図2(B)に示される良品の半導体レーザチップ31を得る。各半導体レーザチップ31は、両端面に設けられたコーティング膜33a、33bを有しており、I−I断面では、図2(A)に示されるような構造を有する。
工程S105では、半導体レーザチップ31を搭載部材35上にマウントすると共に半導体レーザチップ31を搭載部材に電気的に接続して組立体37a、37bを作製する。図3(A)に示されるように、搭載部材35は、サブマウント35a、またはヒートシンク等であることができる。或いは、図3(B)に示されるように、搭載部材35は、ステム35b等であることができる。図3(A)を参照すると、組立体37aが示されており、半導体レーザチップ31がサブマウント35a上に導電性接着部材を介してマウントされており、導電性接着部材は、サブマウント35aの電極に半導体レーザチップ31を電気的に接続している。図3(B)を参照すると、組立体37bが示されており、半導体レーザチップ31がステム35b上にマウントされており、またボンディングワイヤを介してステム35bのリード端子に電気的に接続されている。この工程において、多数の組立体が得られる。
工程S106では、これら多数の組立体のスクリーニングを行う。スクリーニングでは、室温より高い温度において組立体37a、37bに電流をある期間だけ印加する。温度および印加される電流の値に依って上記の期間は決定される。
図4(A)はスクリーニング工程の一例を示す図面である。スクリーニング工程S106−Aでは、工程S106aにおいて、当該半導体レーザ生産物の動作保証上限温度より高いテスト温度において所定の期間だけ電流を組立体37a、37bに印加して、動作保証上限温度における飽和光出力Psat以下の光出力で組立体37a、37bを発光させる。図5は、いくつの温度において測定された半導体レーザの電流−光パワーの関係を示す図面である。この半導体レーザは、それぞれ、温度T、T、Tにおいて発光パワーP、P、Pを示している。温度Tが動作保証上限温度である。これらの発光パワーP、P、Pは、それぞれの温度T、T、Tにおいて飽和値である。高い温度では、飽和値も小さく、より小さい電流で光パワーが飽和する。動作保証上限温度より低い温度Tおよび電流Iでは飽和していない。対象となる半導体レーザの動作保証上限温度は摂氏85度以上である。印加される電流は、テスト温度における飽和光出力を組立体に発生させる電流より大きく、また150ミリアンペア未満である。このスクリーニング工程S106−Aによれば、飽和光出力以下の光出力で組立体37a、37bを発光させているので、組立体37a、37bの半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。組立体37a、37bに印加される電流が、テスト温度における飽和光出力Psatを組立体37a、37bに発生させる電流より大きくまた150ミリアンペア未満であるので、組立体37a、37bの半導体レーザが発生する光パワーが小さくなり過ぎることはない。
このスクリーニング工程S106−Aでは、テスト温度は動作保証上限温度の1.1倍以上であることが好ましい。10パーセント程度(85/95)高い温度にテスト温度を設定すれば、好適なスクリーニングのために有意な温度差が提供される。
また、スクリーニング工程S106−Aでは、テスト温度は、動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する温度であることが好ましい。飽和光出力Psatの0.6倍以下の値に光出力を設定すれば、有意な光パワー差が実現される。
次いで、電流を組立体37a、37bに印加した後に、工程S106bにおいて組立体37a、37bの電気的な特性を測定する。この測定は、例えば、摂氏マイナス40度から摂氏プラス85度の範囲内のある温度において行われる。この測定の後に、工程S106cにおいて、組立体37a、37bが良品であることを測定の結果が示す場合、組立体37a、37bが電気的測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得ることができる。組立体37a、37bが不良品であることを測定の結果が示す場合、組立体37a、37bが電気的測定をフェイルしたものとされる。
図4(B)はスクリーニング工程の別の例を示す図面である。スクリーニング工程S106−Bでは、工程S106dにおいて、組立体37a、37bに電流を印加して、飽和光出力Psat以下の光出力で組立体37a、37bを発光させる。この半導体レーザの動作保証上限温度は、例えば摂氏85度以上である。図6は、半導体レーザの電流−光パワーの関係を示す図面である。この半導体レーザは、それぞれ、電流I、Iにおいて発光パワーP、Pを示している。発光パワーPは、電流Iにおいて飽和値である。電流Iより大きい電流Iでは、発光パワーが飽和値よりも小さい。印加される電流は、組立体37a、37bが飽和光出力を示す電流値より大きく、また組立体37a、37bの発光は摂氏100度を越える温度で行われる。このスクリーニング工程S106−Bを用いると、スクリーニングの時間を短縮することができ、結果として、スクリーニング工程において端面に光が照射されている時間も短くなる。このスクリーニング工程S106−Bでも、飽和光出力Psat以下の光出力で組立体37a、37bを発光させているので、組立体37a、37bの半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。この後に、スクリーニング工程S106−Aと同様に、工程S106bおよびS106cを行う。
図4(C)はスクリーニング工程の別の例を示す図面である。スクリーニング工程S106−Cでは、工程S106eにおいて、組立体37a、37bに電流を印加して、飽和光出力Psat以下の光出力で組立体37a、37bを発光させる。印加される電流は、組立体37a、37bがテスト温度における飽和光出力を示す電流値より大きく、また組立体37a、37bの発光は摂氏85度未満の温度で行われる。この半導体レーザの動作保証上限温度は、例えば摂氏85度以上である。このスクリーニング工程S106−Cでも、飽和光出力Psat以下の光出力で組立体37a、37bを発光させているので、組立体37a、37bの半導体レーザの端面が受ける光パワーを低くすることができる。また、組立体37a、37bに印加される電流が、組立体37a、37bが飽和光出力Psatを示す電流値より大きいので、電流によるエイジングを組立体37a、37bの半導体レーザに引き起こすことができる。さらに、組立体37a、37bの発光が摂氏85度未満で行われるので、動作保証上限温度未満の温度でスクリーニングを行うことができる。このスクリーニング工程S106−Cは、多くの製品で規定されている摂氏85度の動作保証上限温度以上の温度をスクリーニング工程で加えたくない製品群に好適である。この後に、スクリーニング工程S106−Aと同様に、工程S106bおよびS106cを行う。なお、スクリーニング工程S106−Cにおけるテスト温度は、摂氏70度未満であることが好ましい。
単に動作保証温度より低い温度でスクリーニング工程を実施すると、組立体の十分なスクリーニング(選別)を実施できないが、組立体に印加される電流の値を飽和電流値より大きくすることでスクリーニング(選別)を行うことができる。低温にすれば飽和光出力値は高くなるが、印加する電流を大きくして光出力を低下させれば、スクリーニング中のESD耐圧の低下を抑制できる程度に十分に小さい光出力が得られる。電流値は同じだが摂氏85度と95度で温度を変化させた実施例から、有意な効果を得るためには10%程度の温度差が必要であるので、動作保証温度を摂氏85度よりも10%以上小さい温度、摂氏70度とした。
スクリーニング工程S106−BおよびS106Cでは、電流は、動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であることが好ましい。飽和光出力Psatの0.6倍以下の値に光出力を設定すれば、有意な光パワー差が実現される。
再び、図1を参照すると、工程S107において、得られた半導体レーザ生産物を用いて、例えば、発光モジュールを作製する。発光モジュールとしては、CAN型モジュールやバタフライ型モジュールがある。
図1に示される製造フローに従って作製される半導体レーザ生産物は、MIL規格に従う静電放電試験法において1000ボルト以上の耐圧を有することができる。この方法によれば、スクリーニングにより引き起こされていたESD耐圧の低下を抑制することができる。
(実施例1)
図7(A)および図7(B)は、それぞれ、摂氏85度においてスクリーニング試験を行った第1群の組立体と、摂氏95度においてスクリーニング試験を行った第2群の組立体とのDIth(%)の度数を示すグラフである。個々の組立体のI−L特性から発振しきい値(Ith1:スクリーニング前における発振しきい値、Ith2:スクリーニング後における発振しきい値)から変化率DIthを下記の式
DIth={(Ith2−Ith1)/Ith1}×100(%)
を用いて求める。横軸の各DIth値において、左の柱が摂氏95度における度数を示し、右の柱が摂氏85度(動作保証上限温度)における度数を示す。
図8は、摂氏85度においてスクリーニング試験を行った第1群の組立体および摂氏95度においてスクリーニング試験を行った第2群の組立体の静電耐圧を示すグラフである。横軸の印加電圧において、参照符号T95として参照される左の柱(もし存在するならば)が摂氏95度における度数を示しとして参照、参照符号T85として参照される右の柱(もし存在するならば)が摂氏85度(動作保証上限温度)における度数を示す。
温度を上昇させて或いは印加電流を大きくして、光出力が飽和点を越えた領域でスクリーニングを実施する。図7(A)および図7(B)によれば、このスクリーニング法を用いても、閾値変動の観点からみたチップ選別方法には問題はない。しかしながら、スクリーニング中の光出力を低く抑えれば、スクリーニングでの端面劣化が抑制されESD耐性を高く保つことができる。本実施の形態において示すような工程を用いてAPC通電を摂氏85度および95度で実施すると、図8に示すように、光出力の約40%低下に対応して、ESD耐圧のメジアン値が1.0kVから2.0kV以上へと上昇した。
以上説明したように、本実施の形態によれば、温度を上昇させて或いは印加電流を大きくして光出力が飽和点を越えた領域で組立体のスクリーニングを実施すると、ESD耐性の低下が小さい半導体レーザ生産物を作製できる。
端面発光型半導体レーザのESDによる破壊は、静電放電パルスの極性に依らず端面が起因となる。端面はへき開で作成するので、ダングリングボンド等による非発光再結合の影響をバルク内部と比較して強く受け、元々欠陥が生じやすい状態となっていると考えられる。順方向試験では、光が発光する向きにESD試験電圧を印加することになる。端面に存在する欠陥が光を吸収して熱を発生し、この熱で欠陥がさらに増殖する。この光吸収および欠陥増加が繰り返されるにより、端面が破壊されると考えられる。スクリーニングは程度の弱い順方向試験のようなもので、光パワーが大きければ端面を劣化させることになる。
(実施例2)
図9は、反射率が異なるコーティング膜を端面に備える3種類の半導体レーザにおける光子密度とキャビティ長との関係を示す図面である。図10は、ESD逆方向電圧を3種類の半導体レーザに加えることによって得られた累積不良率を示す図面である。図11は、ESD順方向電圧を3種類の半導体レーザに加えることによって得られた累積不良率を示す図面である。これらの図面で、特性線C1は、それぞれの端面の反射率83%/83%である半導体レーザの特性を示しており、特性線C2は、それぞれの端面の反射率28%/83%である半導体レーザの特性を示しており、特性線C3は、それぞれの端面の反射率28%/28%である半導体レーザの特性を示している。活性層にキャリアが注入されたとき、光子密度が高い半導体レーザは大きな光パワーを発生する。図9〜図11によれば、光パワーを下げてスクリーニングすることにより、ESD順方向耐性だけでなく、ESD逆方向耐性の低下も小さくすることができる。
(実施例3)
GaInAsP/InP系材料を用いたレーザダイオード(LD)は光通信システムにおいて重要な波長帯である1.3−1.5μm帯に対応して、幅広く用いられている。そこで必然的に高い信頼性が要求されることになる。信頼性の重要な指標の1つとして静電気放電(ESD)に対する劣化耐性が挙げられ、LDモジュールでは、内部電気回路などにより外部からの静電気放電を抑制可能だが、LDチップは、モジュール実装時の取り扱いなどにおいて、人体や機械から静電気放電による劣化を容易に受けやすい。そのため、LDチップ自体の劣化耐性の向上が重要である。ESDによる劣化機構は、印加される電圧の極性が順方向と逆方向とで異なり、順方向では光出力によって、逆方向ではpn接合部への高電圧印加により破壊される。端面発光型LDではどちらの極性の劣化も、大抵の場合は、活性層端面が起因となる。活性層端面から劣化が進行することは、エレクトロルミネッセンス(EL)や透過型電子顕微鏡(TEM)による分析から示されている。その理由としては、端面発光型LDはへき開により容易に共振器を作成することができるが、へき開端面には多数の結晶欠陥が存在するためである。端面での欠陥を低減させることは、非発光再結合の抑制とほぼ等価であり、表面再結合の低減が必須となる。
エージングでの端面光吸収について説明する。極性に依らない劣化起点である端面欠陥とESD劣化との関係として、端面コーティングにおけるイオン照射に関して述べたが、実際の使用条件ではさらなる検討が必要である。それは、LDを実際に使用する状態でESD耐性が求められるということであり、一般的に遭電によるエージングを通した後にESD耐性が評価されるためである。エージングでは光が連続して出射されることにより、端面劣化の要因となり得ることが考えられる。GaAs系の励起用LDなどでは、鎧面の衷面準位で光を吸収し、熱に変換され、さらに欠陥が増殖するというサイクルによりCOD破壊が生じるというのは良く知られた現象である。InP系LDではCOD破壊は見られないが、ESD劣化は僅か40eVというエネルギーのイオン照射でも耐性が大きく影響されるということが、上述したイオン照射条件の調査から分かっている。そのため、エージング中の端面の光吸収による劣化が無視できないと考え、端面光吸収とESD劣化の関係について検証した。エージング中の光吸収による劣化がESD劣化に影響しているなら、ESD劣化と光出力が対応していることになる。そこで、端面反射率を変えることで共振器内の光子密度分布を変化させ、端面での光子密度を制御した。検証のためには共振器長300μmの1.3μmGaInAsP/InPファブリペロー(FP)LDを用いた。端面構造の概略は図2(A)に示す1.3μmDFBレーザダオDFB−DLをと同様である。FP−LDを用いた理由は、共振器の光子密度分布が容易に解析できるためである。端面反射率を変化させるために、30%AR/30%AR、30%AR/HR、HR/HRと3種類のコーティングを行った。コーティング膜の形成条件は、成膜中のイオン照射エネルギーは80eVで、成膜直前の照射は実施していない。いずれの種類の膜も半導体に接する材料はAlである。エージングは摂氏85度、150mAの一定電流で実施した。いずれのコーティング条件でも、エージング前後で顕著なしきい値雷流や光出力の変化は見られなかった。図9は、共振器内の光子密度分布を示す図面である。図9の共振器内の光子密度分布はエージング後の光出力測定と端面反射率から求めた。端面の光子密度は、HR/HRではAR30%/AR30%に対して約1.7倍となる。
エージング後に各コーティング条件のLDについでHBM−ESD試験を実施した。試験条件は上述した方法と同様であるが、順方向と逆方向で極性を切り分けて試験を実施した。図10は、端面反射率と逆方向ESD累積劣化率を示す図面である。図11は、端面反射率と順方向ESD累積劣化率を示す図面である。なお、30%AR/HRの非対称反射率のコーティングを施したLDでは、低反射側で劣化が生じており、図9の光子密度が高い側の端面に対応していた。図10および図11からは、順方向と逆方向の劣化耐性の差異はあるが、端面の光子密度の増大と対応して、ESD劣化率が上昇する傾向は同一であることが分かる。光子密度の増加に伴いESD耐性が低下したことから、エージング中の端面での光吸収が影響していることが分かる。端面での光吸収は熱発生によりさらに欠陥を増大し、しきい値電流や光出力に変化が生じない程度でも、ESD耐性を低下させるに十分であることが分かった。本実験では反射率を変えて光子密度を変化させたが、活性層体積やエージング時間を変化させることにより、端面での光吸収量を変化させることができ、ESDの劣化耐性もそれに伴い左右される。そこで、実便用条件では良品選別に値する負荷であることと、ESD劣化率の低下の両方を考慮して、エージング条件を設定する必要がある。
例示として用いたGaInAsP/InP系LDのESD劣化起点として、活性層端面の劣化に関して検証した。40eVという低工ネルギーでの端面へのArイオン照射や、しきい値電流や光出力の変化が生じない程度のエージングでも、ESD耐性を低下させるに十分に値することを明らかにした。活性層端面の欠陥はダングリングポンドが起因する裏面再結合によるものであり、イオン照射による損傷や、光吸収による発熱により増加することが分かった。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。本実施例では、GaInAsP/InP系LDについて説明しているけれども、本発明は、これ以外のIII−V化合物半導体レーザにも適用できる。また、実施の形態では、半導体レーザについて説明しているが、本発明は、端面を通して光を出射するレーザダイオードに適用される。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、第1の実施の形態に係る半導体レーザ生産物を製造する工程フローF100を示す図面である。 図2(A)は単一の半導体レーザチップの断面を示す図面であり、図2(B)は半導体レーザチップを示す図面である。 図3(A)および図3(B)は、本実施の形態における組立体を示す図面である。 図4(A)はスクリーニング工程の一例を示す図面である。図4(B)はスクリーニング工程の別の例を示す図面である。図4(C)はスクリーニング工程のさらに別の例を示す図面である。 図5は、いくつの温度において測定された半導体レーザの電流−光パワーの関係を示す図面である。 図6は、半導体レーザの電流−光パワーの関係を示す図面である。 図7(A)および図7(B)は、それぞれ、摂氏85度においてスクリーニング試験を行った第1群の組立体と、摂氏95度においてスクリーニング試験を行った第2群の組立体とのDIth(%)の度数を示すグラフである。 図8は、ESD耐圧の度数分布を示す図面である。 図9は、反射率が異なるコーティング膜を端面に備える3種類の半導体レーザにおける光子密度とキャビティ長との関係を示す図面である。 図10は、ESD逆方向電圧を3種類の半導体レーザに加えることによって得られた累積不良率を示す図面である。 図11は、ESD順方向電圧を3種類の半導体レーザに加えることによって得られた累積不良率を示す図面である。
符号の説明
11…n型InPクラッド層、13…活性層、15…第1のp型InPクラッド層、17…ブロック領域、17a…p型埋め込み層、17b…n型埋め込み層、19…第2のp型InPクラッド層、21…コンタクト層、23…InP基板、
25…保護膜、27…アノード電極、29…カソード電極、31…半導体レーザチップ、33a、33b…コーティング膜、35…搭載部材、35b…ステム、35a…サブマウント、37a、37b…組立体、T、T、T…温度、P、P、P、P、P、P…発光パワー、S106−A、S106−B、S106−C…スクリーニング工程、Psat…飽和光出力

Claims (5)

  1. 所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法であって、
    端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して組立体を作製する工程と、
    前記動作保証上限温度より高く摂氏95度以下であるテスト温度において所定の期間だけ電流を前記組立体に印加して、前記動作保証上限温度における飽和光出力以下の光出力で前記組立体を発光させる工程と、
    前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、
    前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程と
    を備え、
    前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、
    前記動作保証上限温度は摂氏85度以上であり、
    前記電流は、前記テスト温度における飽和光出力を前記組立体に発生させる電流より大きく、また150ミリアンペア未満であり、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値である、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記テスト温度は前記動作保証上限温度の1.1倍以上である、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法であって、
    端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して、組立体を作製する工程と、
    電流を前記組立体に印加して、飽和光出力未満の光出力で前記組立体を発光させる工程と、
    前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、
    前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程と
    を備え、
    前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、
    前記電流は、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きく、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であり、
    前記組立体を発光させる前記工程は摂氏100度を越えた温度で行われる、ことを特徴とする方法。
  4. 所定の動作保証上限温度および所定の最大電流定格を保証可能な半導体レーザ生産物を作製する方法であって、
    端面がHRコーティングあるいはARコーティングされた半導体レーザチップを搭載部材上にマウントすると共に前記半導体レーザチップを前記搭載部材に電気的に接続して、組立体を作製する工程と、
    電流を前記組立体に印加して、飽和光出力未満の光出力で前記組立体を発光させる工程と、
    前記電流を前記組立体に印加した後に、前記組立体の電気的な特性を測定する工程と、
    前記組立体が良品であることを前記測定の結果が示す場合、前記組立体が前記測定をパスしたものとして良品の半導体レーザ生産物を得る工程と
    を備え、
    前記半導体レーザチップの少なくともいずれか一方の端面がARコーティングされており、
    前記動作保証上限温度は摂氏85度以上であり、
    前記電流は、当該組立体が前記飽和光出力を示す電流値より大きく、かつ、前記動作保証上限温度における飽和光出力の0.6倍以下の光出力を達成する値であり、
    前記組立体を発光させる前記工程は摂氏70度未満で行われる、ことを特徴とする方法。
  5. 前記半導体レーザ生産物は、MIL規格に従う静電放電試験法において1000ボルト以上の耐圧を有する、ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載された方法。
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