JP4638701B2 - スライス食パンの袋詰め包装方法及び装置 - Google Patents

スライス食パンの袋詰め包装方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、スライスされた食パンを異なる所定枚数ずつ袋詰め包装することができるスライス食パンの袋詰め包装方法及びそのための装置に関する。
食パンは所定厚さにスライスしたものを1斤、半斤、1/4斤などの所定量ずつ包装して販売することが多い。1斤の食パンのように枚数が多く一度に消費できないと考えられる量の食パンの包装は、開口部をテープ、クリップ、捩じりワイヤなどで閉じた袋詰めの状態にして、1度に消費できずに残ったスライス食パンはその袋に入れたまま開口部を再びテープ、クリップ、捩じりワイヤなどで閉じて保存できるようにして販売することが行われている。
一方、半斤以下のスライス食パンは、一度に消費される量であるとの前提で3方シールなどによって四方を閉じた状態に包装して販売され、その包装を一度開封すると再び開口を閉じて保存できるような包装は殆ど行われていない。
その理由としては、半斤以下のスライス食パンのように枚数が少ないスライス食パンはスライス面を鉛直にして立てた場合、枚数が少ないだけに自立できない状態となるため、1斤のスライス食パンと同様の袋詰め包装装置によって自動で包装することが難しいという事情もあった。
しかしながら、最近は個食化の傾向が一層進んで、半斤のスライス食パンでも1度に消費されず、1部を消費した後、再び包装を閉じて保存することが望まれる状況になっている。
従って、半斤以下のスライス食パンの包装も、1斤のスライス食パンの場合と同様、消費のため包装を開封した後、残ったスライス食パンを保存するための再度の包装が可能な袋詰め方式の包装とすることが望まれて来ており、同じ袋による包装装置によって、袋詰め包装するスライス食パンの量を1斤、半斤、1/4斤ずつなどに切り替え、少ない枚数ずつでも円滑に自動で袋詰め包装できるようにすることが望まれる。
この場合、枚数の異なるスライス食パンの袋による包装が同じ包装装置によって容易にでき、更には、枚数が異なるスライス食パンを何れの枚数でも円滑に包装することができるようにしたスライス食パンの包装方法、及びそのようなスライス食パンの包装を可能とした構造簡単なスライス食パンの包装装置の提供が望まれる状況になって来ている。
本発明は、従来のスライス食パンの包装方法及び包装装置が前記した問題点を有していた点に鑑み、異なる所定枚数ずつのスライス食パンを同じ包装装置で円滑に安定して袋詰め包装することを可能とするスライス食パンの袋詰め包装方法、及びそのようなスライス食パンの袋詰め包装方法を実施することが可能で、構造が簡単なスライス食パンの袋詰め包装装置を提供することを課題としている。
本発明は、前記課題を解決するスライス食パンの包装方法として、互いに対面したスライス面を鉛直又は水平方向にしてスライス食パンを搬入コンベアに載せて複数枚ずつ供給する供給工程と、下方の2本と上方の2本の計4本の何れも断面L字型のバーが、前記供給工程によって供給される複数枚のスライス食パンを受け入れる大きさの開口に変えて包装用袋を開口させる袋拡開口工程と、前記供給工程によって供給されて来た複数枚のスライス食パンを前記袋拡開口工程で開口された袋内に挿入させる食パン挿入工程と、前記食パン挿入工程で食パンが挿入された袋の開口を閉じる袋閉じ装置に送り出す工程よりなり、前記供給工程では、互いに対面したスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パン又は互いに対面したスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを前記袋拡開口工程に供給し、前記袋拡開口工程では、前記のスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パンを挿入する大きさと、前記のスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを挿入する大きさとのいずれかに、前記包装袋の拡開口大きさを変更することを特徴とする、スライス食パンの袋詰め包装方法を提供する。
また、本発明は、前記課題を解決するスライス食パンの包装装置として、互いに対面したスライス面を鉛直又は水平にして食パンを搬入コンベアに載せて複数枚ずつ供給するスライス食パン供給装置、下方の2本と上方の2本の計4本の何れも断面L字型のバーが、前記スライス食パン供給装置の先端部に配置され同スライス食パン供給装置によって搬送されて来る複数枚のスライス食パンが挿入されるように包装袋の開口の大きさを変えて開口させる袋拡開口装置、前記スライス食パン供給装置によって搬送されて来るスライス食パンを前記袋拡開口装置によって拡開口された袋内に挿入させる挿入装置、及び前記挿入装置によって複数枚のスライス食パンが内部に挿入された袋の開口を閉じる袋閉じ装置に送る搬出装置を有し、前記スライス食パン供給装置は、互いに対面したスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パン又は互いに対面したスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを前記袋拡開口装置に供給し、前記袋拡開口装置は、前記のスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パンを挿入する大きさと、前記のスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを挿入する大きさとに、前記包装袋の拡開口大きさを変更可能に構成されていることを特徴とする、スライス食パンの袋詰め包装装置を提供する。
本発明によるスライス食パンの袋詰め包装装置における前記袋拡開口装置は、包装袋の縦方向及び横方向の一方又は両方の拡開口大きさを変更可能に構成されたものとすることができる。
、前スライス食パン供給装置が、記食パンを上面に載せて搬送する無端のコンベアを有してなることができる
本発明によるスライス食パンの袋詰め包装方法では、その袋拡開口工程において、包装すべき複数枚のスライス食パンを、スライス面を鉛直又は水平にして安定した状態で受け入れることが出来る大きさに開口を変えて包装用袋を開口させることによって、種々の枚数ずつのスライス食パンを食パン挿入工程で安定した状態で袋内に挿入し、袋閉じ装置に送り出すという同じやり方で異なる枚数ずつのスライス食パンを安定した状態で袋詰め包装することができる。
こうして包装されたスライス食パンは、その包装枚数に関わらず包装袋を開けて必要な枚数だけ消費し、残った食パンは、その包装袋の開口を再び閉じて保存することができる。
本発明によるスライス食パンの袋詰め包装装置では、そのスライス食パン供給装置によって搬送されて来る複数枚ずつのスライス食パンが挿入されるように袋拡開口装置によって包装袋の開口の大きさを変えて開口させるので、前記スライス食パン供給装置によって搬送されて来る複数枚のスライス食パンを挿入装置によって、そのように所定の大きさに開口された袋内に挿入させたのち、袋閉じ装置に送って、複数枚のスライス食パンが内部に挿入された袋の開口を閉じ、包装するスライス食パンの枚数に関わらず同じ包装装置で袋詰め包装することができる。
また、本発明によるスライス食パンの袋詰め包装装置における袋拡開口装置として、スライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パンと、スライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンとを挿入する大きさに包装袋の拡開口大きさを変更可能に構成したものでは、わが国におけるスライス食パンの最も普通の流通形態である1斤と半斤のスライス食パンを同じ包装装置によって袋詰め包装することができる構造簡単な装置を提供することができる。
しかも、本発明によるスライス食パンの袋詰め包装装置において包装袋の縦方向及び横方向の一方又は両方に袋を拡開口させるように構成された袋拡開口装置を採用したものでは、袋詰めするスライス食パンの量に応じて縦横方向の袋開口大きさを任意に変えることができるので、スライス食パンが自立し難い少ない枚数のときはスライス面を水平方向にして横に寝せた状態にして挿入装置によって包装袋内に挿入するなど、常に安定した状態にして異なる枚数ずつのスライス食パンを同じ包装装置によって袋詰め包装することができる。
以下、本発明によるスライス食パンの袋詰め包装方法及び包装設備を図1〜図11に示した実施例に基づいて具体的に説明する。
本発明の一実施例によるスライス食パンの袋詰め包装装置の全体構成を側面図で示す図1において、1はスライス食パン供給装置で、袋詰め包装すべき枚数ずつのスライス食パンを所定間隔で図1の右側から左側へ搬送して来る。
20は挿入装置で、スライス食パン供給装置1によって搬送されて来る所定枚数ずつのスライス食パンを包装袋内に挿入する機能を持っている。
30は袋拡開口装置で、包装袋を包装すべきスライス食パンの枚数や供給状態に応じた大きさに開口させる機能を持っている。
50は包装袋供給装置で、袋カセット51に収容した包装袋を常に一定レベルになるよう消費につれて袋カセット51を持上げて、袋拡開口装置30によりその袋が1枚ずつ開口されて袋詰め包装に供されるように保持する機能を持っている。
70は搬出コンベアで、袋詰め包装されたスライス食パンを袋閉じ装置に向けて紙面と直角方向に搬送する機能を持っている。
次に、図1における各装置について具体的に説明する。
まず、スライス食パン供給装置1は、搬入コンベア2を有し、搬入コンベア2はガイドローラ3〜6と駆動ローラ7の周りに掛け渡された無端コンベアの形であって、袋詰め包装すべきスライス食パンを所定枚数ずつスライス面を互いに対面させた状態のままスライス面を鉛直又は水平(スライス食パンの枚数が少ないとき)にして上面に載せて搬送する。
また、スライス食パン供給装置1には、搬入コンベア2に載せられて搬送されるスライス食パンを側部で案内するサイドガイド又はサイドコンベアが搬入コンベア2の両側に設けられるが、図示した装置ではサイドコンベアを採用している。
そのサイドコンベアは、下方のサイドコンベア8と上方のサイドコンベア9からなっている。下方のサイドコンベア8は2つのローラ10、11の周りに掛け渡されており、同様に、上方のサイドコンベア9は2つのローラ12、13の周りに掛け渡されている。
下方のサイドコンベア8は、包装するスライス食パンの枚数が少なく、スライス面を水平にして搬入コンベア2に載せて搬送するときにスライス食パンの側方を案内し、上方のサイドコンベア9はスライス面を鉛直にして搬入コンベア2にスライス食パンを立てて載せて搬送するときにスライス食パンの側方を案内する。
搬入コンベア2の両面を挟む形でスリット状の吸引口が設けられた吸引部材91、92を持つ滓取り用バキューム装置90が配置されており、スライス食パンを載せて搬送する搬入コンベア2の表面に付着した食パンの滓などを吸引除去して吸引パイプ93を経てタンク94に回収するように構成されている。この滓取り用バキューム装置90は、搬入コンベア2の上にスライス面を水平にして横に倒した状態でスライス面を搬入コンベア2の表面に接触させて搬送するときに、そのスライス面に食パンの滓が付着して商品の美観を損ねるのを防ぐ上で有効である。更に、搬入コンベア2には、アルコール噴霧装置100から消毒用アルコールが噴霧されるように構成されており、スライス食パンが直接接触する搬入コンベア2の表面を清潔に保つようにされている。
次に、挿入装置20について、図2〜図8によって説明する。
この挿入装置20は、特開平6−286704号に示された袋詰め機構と基本的に同様のものである。すなわち、この挿入装置20は上方から見た平面図である図2に見られるように、搬入コンベア2上の両側に1対の保持部材21が配置されており、保持部材21は白矢印で示すように摺動保持装置22によってお互いに接近・離間されるようになっているとともに、黒矢印で示すように搬入コンベア2の走行方向に適宜の移動手段によって前後進されるように構成されている。
保持部材21には互いに対向する位置に係合片23がピンで枢接されていてエアシリンダ24によって起立されて後記するように保持部材21の間に保持された袋詰めすべきスライス食パンの後方を支える位置(図4〜図6)と図2、図3、図8に示す後退された位置を取れるようになっている。
搬入コンベア2によって搬送されて来る袋詰めすべきスライス食パンは、コンベアAによって保持部材21の間に供給されるように構成されている。B1はスライス面を搬入コンベア2の面に垂直にした状態で搬送されて来た複数枚のスライス食パンを示し、B2はスライス面を搬入コンベア2の面に平行にした状態で搬送されて来たスライス食パンを示しており、いずれの状態で搬送されて来たスライス食パンも同様に保持されて包装袋内に挿入されるが、以下ではスライス面を搬入コンベア2の面に垂直にした状態で搬送されて来たスライス食パンB1で説明する。
スライス食パンB1は、平行に配設されている保持部材21の先端部まで送られ(図3の状態)、この時点で保持部材21は摺動保持装置22によって相互の間を狭められるよう変位されつつあり、相互の間を狭められた保持部材21は両側からスライス食パンB1を保持する。
このとき、係合片23がエアシリンダ24によって保持部材21に対して垂直に突出され(図4の状態)、保持部材21によって保持されたスライス食パンB1の後方を支える。
スライス食パンB1を保持した保持部材21は前方に変位され続け、後記するように袋拡開口装置30の開口部材31によって開口部を広げられている袋Eの開口部まで進み(図5の状態)スライス食パンB1を保持したまま袋E内に入る(図6の状態)。この状態で保持部材21は相互の間を少し広げられ、袋E内でスライス食パンB1の保持を開放し、係合片23もスライス食パンB1後方への突出位置から元の後退位置へエアシリンダ24の働きで戻され、保持部材21は後退されて袋Eから抜き出されスライス食パンB1は袋E内に入れられたまま残される(図8の状態)。このようにしてスライス食パンB1を入れられた袋Eは搬出コンベア70へと排出されて袋Eの開口部を結束する袋閉じ工程へと送られる。
保持部材21に対して以上説明した動作を行わせる機構の例は特開平6−286704号公報に示されているが、その機構はそれに限られるものではなく、カム、モータなど適宜のもので行わせるものであってよく、その具体的構成は当業者が任意に選択できるものでよいので、その詳細の説明は省略する。
次に、袋拡開口装置30について説明する。
袋拡開口装置30は、後記するように包装袋供給装置50において一定レベルに保持されている包装袋カセット51内の袋を1枚ずつ開口させ、図5〜8について説明したように挿入装置20によって保持されたスライス食パンを挿入させて受け入れる機能を受け持つ。
この袋拡開口装置30の大事な機能は、挿入装置20によって送り込まれるスライス食パンの枚数(量)と送り込まれるスライス食パンのスライス面が鉛直か水平かの向きなどに応じて変えられた大きさに袋を開口させることである。
この袋拡開口装置30によって所定の大きさに開口される袋Eは、縦方向断面で図9に示すように、開口部E1以外が閉じられており、その開口部E1における下方のシートの縁E2が長く延長されその両側に2個のピン穴E3が設けられている。
このように形成されたプラスチック製の袋Eは積層されてそのピン穴E3に2本のピン34が差し込まれて袋カセット51内に保持されている。
積層された袋Eの延長された縁E2は、ピン穴E3の間でセンタ保持部材35によって押さえられるとともに、ピン穴E3の外側でサイド保持部材36によって押さえられる。
以上のように保持された袋Eの斜め上方に位置するようにエアノズル40が配設されており、そのエアノズル40からエア41を吹き出すことによって袋Eの開口部E1に開口を形成させることが出来るように構成されている。
積層された袋Eを収納した袋カセット51は、後記する包装袋供給装置50によって下方から所定圧で押し上げられており、その押し上げ力をセンタ保持部材35とサイド保持部材36で受けて、袋カセット51に積層された袋Eの上面が常に同じ高さレベルに保たれるようになっている。
包装袋供給装置50によって上記したように積層状態で保持されている袋Eに対するサイド保持部材36による押さえを解放して袋Eの開口部E1に向けて斜め上方からエアノズル40からエア41を吹き付け、これによって、一番上の袋Eの開口部E1に開口が形成される。
エアノズル40からのエア41によって形成された開口に対して開口部材31が挿入される。開口部材31は、互いの間隔を拡張可能な下方の2本のバー32と、上方の2本のバー33の都合4本のバーを有している。開口部材31の各バー32、33は袋Eの開口内に挿入された後、上方のバー33が上方に変位されて袋Eの開口を仮想線42で示すように広げる。
開口部材31を構成するバー32と33の変位方向は適宜選択することができ、また、その変位量は、袋詰め包装するべく搬送されて来るスライス食パンの枚数(量)と、スライス面が鉛直か水平かの向きなどに応じて決められ、バー32、33の変位量はこれを変位させるエアシリンダのストロークを調節して無段階に変えたり、その変位をカムで行わせるようにしているときは複数個のカムを切り替えて段階的に変える構造にしたり、或いは、バー32、33自体を取り替えることによって開口の大きさを変える構造にしたり、その切替え頻度や切替える開口大きさの種類などに応じて種々のやり方を採用してよい。
図示した実施例によるスライス食パンの袋詰め包装装置は以上説明した構成を有しており、エアノズル40からのエア41による袋Eの部分的な開口動作又は袋拡開口装置30の開口部材31による包装袋開口の拡張動作によって、ピン穴E3はピン34から抜け出される。このとき袋Eの積層はサイド保持部材36による押さえから開放されているが、センタ保持部材35によって下方からの押し上げ力が受けられ、袋Eの上面は常に同じ高さレベルに維持されるようになっている。一番上の袋Eがピン34から開放された後、開口された一番上の袋Eの下に積層されている袋Eはサイド保持部材36により図11のように保持される。
こうして一番上の袋Eが所定の大きさに開口された後、前記したように挿入装置20によって所定枚数のスライス食パンB1が内部に挿入される。スライス食パンB1が挿入された袋Eは搬出コンベア70へ排出されるが、食パンB1が挿入された袋Eが搬出されるときは、センタ保持部材35は袋Eの押さえつけを開放する。センタ保持部材35が袋Eの押さえを開放しても袋Eのサイド保持部材36によって押さえられていて袋Eの積層状態は保持され続け、袋は下方からの押し上げ力がサイド保持部材36によって受けられ袋の積層体の上面は一定の高さレベルに保持される。
開口部材31のバー32、33としては、上下方向、左右方向、又は上下左右方向に袋Eの開口を拡張させるように構成したものを前記したように開口すべき袋Eの形状や大きさに応じて選択して採用する。
図10、図11に示したものでは、上方のバー33が上方へ変位して袋Eの開口を広げる動作を行う構成のものを説明したが、下方のバー32が左右方向への拡張動作を行い上方のバー33が上下左右方向への拡張動作を行うものにしたり、或いは、バー33、32がそれぞれ、45°ずつ斜め上方と斜め下方に変位して袋Eの開口を拡張させるような構成のものを採用してもよい。
次に、積層された袋Eを収容した袋カセット51を、その一番上の袋Eの上面が一定レベルを保つように保持する包装袋供給装置50について説明する。
この装置はプラスチック袋Eが積層して収容されていて、袋Eがスライス食パンの包装に使われて消費されるにつれて袋カセット51を押し上げ、袋カセット51内に積層されている袋Eの上面が常に所定の高さレベルに保持されるように構成されている。
袋Eは開口部E1における縁E2の穴E3にピン34が差し込まれて袋カセット51に保持されている。袋カセット51はそのピン34の位置をスライドバー52で支持し、また、袋カセット51の中央部をスライドバー53で支持し、これらのスライドバー52、53を2つのエアシリンダ54、55に両端を取り付けた高さ調節バー56の長孔に連結している。袋Eの穴E3部における袋Eの上面高さをエアシリンダ54によって規定しつつ、エアシリンダ55の伸張を調節して袋カセット51内の袋Eの上面が常に水平になるように制御される。
袋カセット51はピン34の位置で縁E2が1枚であるのに対して袋の中央部は2枚となっているのでスライドバー53がスライドバー54の2倍の距離だけ変位されるようにエアシリンダ54からスライドバー52、53までの距離を1対2としてある。
以上のようにして、袋カセット51は、収容された袋Eの上面が常に一定の高さレベルを保ちつつ水平に保たれた状態で袋Eが1枚ずつスライス食パンの袋詰めに消費されてゆくのであるが、この袋カセット51の保持機構は特開2002−29510公報に記載されているように公知なので、詳しい機構の説明は省略する。
以上のようにして袋詰めされたスライス食パンは搬出コンベア70で袋閉じ装置(図示していない)に向けて搬送され、袋Eの開口部がシール、結束されて閉じられるが、その装置としては特開2001−315716公報に示されているものなど公知の装置を適宜選択すればよいので、その説明は省略する。
以上、本発明によるスライス食パンの袋詰め包装装置を一実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもなく、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲内で種々の変更を加えてよい。例えば、上記した図3〜図8に示す実施例における装置では、スライス面を鉛直にしても自立できる例えば1斤の食パンを袋詰めする場合を示しているが、スライス面を鉛直にしては自立出来ない例えば半斤のスライス食パンを図2のスライス食パンB2のようにスライス面を水平にした状態で袋詰めする大きさに開口部材31が袋Eの開口を広げるようにして同様に袋詰めしてもよい。
更に、前記した実施例では、袋拡開口装置としてエアノズル40からエアを吹き付けて包装袋Eを開口させる構成のものを採用しているが、これに限らず、包装袋Eの上のシートをバキュームで引いたり粘着テープに付着させて持上げて開口させる方式など、他の適宜の構成のものを採用してよい。
また、挿入装置の構成も図示のものに限らず、要は、スライス食パン供給装置によって搬送されて来る複数枚のスライス食パンを保持して開口された袋内に挿入させる動作を行うものであれば、他の適宜の構成のものを採用してよい。
本発明の一実施形態によるスライス食パンの袋詰め包装装置の全体構成を示す側面図。 図1のスライス食パンの袋詰め包装装置における挿入装置20の構成と作動を説明するための説明図で、スライス食パンが挿入装置20の前まで搬送されて来た状態を示している。 図2と同様の説明面で、スライス食パンが保持部材21で保持されようとしている状態を示している。 図2と同様の説明面で、スライス食パンが保持部材21で保持された状態を示している。 図2と同様の説明面で、保持部材21で保持されたスライス食パンが開口を拡張された袋に挿入されようとしている状態を示している。 図2と同様の説明面で、保持部材21で保持されたスライス食パンが開口を拡張された袋に挿入された状態を示している。 図2と同様の説明面で、スライス食パンを袋内に挿入した後、保持部材21が袋から抜き出しを開始した状態を示している。 図2と同様の説明面で、スライス食パンを袋内に挿入した後、保持部材21が袋から抜き出された状態を示している。 包装袋の構成を示す縦断面図。 図1のスライス食パンの袋詰め包装装置における袋拡開口装置30による袋の拡開口操作を示す説明図。 図10のXI−XI線に沿う図面。
符号の説明
1 スライス食パン供給装置
2 搬入コンベア
3〜6 ガイドローラ
7 駆動ローラ
8、9 サイドコンベア
10〜13 ローラ
20 挿入装置
21 保持部材
22 摺動保持装置
23 係合片
24 エアシリンダ
30 袋拡開口装置
31 開口部材
32 下方の2本のバー
33 上方の2本のバー
34 ピン
35 センタ保持部材
36 サイド保持部材
40 エアノズル
41 エア
50 包装袋供給装置
51 袋カセット
52 スライドバー
53 スライドバー
54 エアシリンダ
55 エアシリンダ
56 高さ調節バー
70 搬出コンベア
90 滓取り用バキューム装置
91、92 吸引部材
93 吸引パイプ
94 タンク
100 アルコール噴霧装置

Claims (4)

  1. 互いに対面したスライス面を鉛直又は水平方向にしてスライス食パンを搬入コンベアに載せて複数枚ずつ供給する供給工程と、
    下方の2本と上方の2本の計4本の何れも断面L字型のバーが、前記供給工程によって供給される複数枚のスライス食パンを受け入れる大きさの開口に変えて包装用袋を開口させる袋拡開口工程と、
    前記供給工程によって供給されて来た複数枚のスライス食パンを前記袋拡開口工程で開口された袋内に挿入させる食パン挿入工程と、
    前記食パン挿入工程で食パンが挿入された袋の開口を閉じる袋閉じ装置に送り出す工程よりなり、
    前記供給工程では、互いに対面したスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パン又は互いに対面したスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを前記袋拡開口工程に供給し、
    前記袋拡開口工程では、前記のスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パンを挿入する大きさと、前記のスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを挿入する大きさとのいずれかに、前記包装袋の拡開口大きさを変更する
    ことを特徴とする、スライス食パンの袋詰め包装方法。
  2. 互いに対面したスライス面を鉛直又は水平にして食パンを搬入コンベアに載せて複数枚ずつ供給するスライス食パン供給装置
    下方の2本と上方の2本の計4本の何れも断面L字型のバーが、前記スライス食パン供給装置の先端部に配置され同スライス食パン供給装置によって搬送されて来る複数枚のスライス食パンが挿入されるように包装袋の開口の大きさを変えて開口させる袋拡開口装置
    前記スライス食パン供給装置によって搬送されて来るスライス食パンを前記袋拡開口装置によって拡開口された袋内に挿入させる挿入装置
    及び前記挿入装置によって複数枚のスライス食パンが内部に挿入された袋の開口を閉じる袋閉じ装置に送る搬出装置を有し、
    前記スライス食パン供給装置は、互いに対面したスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パン又は互いに対面したスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを前記袋拡開口装置に供給し、
    前記袋拡開口装置は、前記のスライス面を鉛直方向にした1斤のスライス食パンを挿入する大きさと、前記のスライス面を水平方向にした半斤のスライス食パンを挿入する大きさとに、前記包装袋の拡開口大きさを変更可能に構成されている
    ことを特徴とする、スライス食パンの袋詰め包装装置。
  3. 前記袋拡開口装置は、包装袋の縦方向及び横方向の一方又は両方の拡開口大きさを変更可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載のスライス食パンの袋詰め包装装置
  4. スライス食パン供給装置が、記食パンを上面に載せて搬送する無端のコンベアを有してなる
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載のスライス食パンの袋詰め包装装置。
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