JP4635635B2 - 遊技機島台の妻板 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から入力した信号に基づいて所定の光束幅を有して一定方向に高輝度で発光する発光素子と該発光素子から入射される光を外部へ出射するプリズム体とを備えたランプ装置が設置される遊技機島台の妻板に関するものである。
一般的に、遊技場におけるパチンコ機やスロット機等の遊技機には、その上方に呼出ランプが設置されている。この呼出ランプは、遊技客が呼出ランプに備えられた呼出ボタンを押すことにより点灯するものであり、このように点灯させることにより遊技客が遊技場の係員を呼び出すものである。
また、遊技機が列設される遊技機島台の長手方向の端部には、いわゆる妻板が設けられており、この妻板には上記した呼出ボタンを押すことにより呼出ランプと連動して点灯するランプ装置(代表ランプ装置)が設けられている。従って、遊技場の係員は、遊技客が係員を呼び出していることを呼出ランプだけでなく、代表ランプ装置の点灯によっても知ることができるようになっている。このように、遊技客が係員を呼び出すための代表ランプ装置が遊技機島台の端部に備えられているため、係員が遊技機島台から離れた位置にいる場合であっても、遊技客が係員を呼び出していることを容易に認識することができる。
一方、近年、発光体として、消費電力が小さい等の理由により発光ダイオード(LED)等の発光素子が多く用いられるようになってきたが、このLEDは指向性が高いため、主として、強い光を狭い範囲で出射する様な用途で使用されている。しかし、上記した代表ランプ装置のように、遊技客からの呼出等の情報を広い範囲で報知しなければならないようなものに適用する場合、LEDを様々な方向に向けて設置しなければならず、使用するLEDの個数が多くなってしまうため、不向きであると考えられていた。
そこで、少ない個数のLEDでもより広い範囲に亘って光を出射することができる代表ランプ装置として、LEDから発光される光をプリズムを用いて分割することにより、二つの異なる方向に向けて出射するものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−71111号公報
しかしながら、上記した特許文献1における代表ランプ装置の場合、LEDから発光された光を約90°の範囲でしかプリズムによって分割することができないものであった。このため、例えば、プリズムから出射される光が遊技をしている遊技者に向けられているときには、遊技機島台から離れている遊技場の係員がLEDから発光された光を認識することができず、1つの代表ランプ装置で遊技者及び遊技場の係員の双方がLEDの発光を認識できるものではなかった。このため、特許文献1における代表ランプ装置においては、遊技をしている遊技者及び遊技場の係員が認識できるよう妻板の側方角部を形成する2つの面にそれぞれ設置されていた。つまり、妻板の側方角部、付近には、計2個の代表ランプ装置が必要となる。
このように、特許文献1における代表ランプ装置は、遊技をする遊技者と遊技場の係員のためにそれぞれ必要とするものであるため、代表ランプ装置の個数が増え、それに伴い費用が高騰してしまう。そこで、代表ランプ装置を設置するための費用を低減するものとして、1つの代表ランプ装置で遊技者と係員の双方がLEDの発光を認識できるというものが考えられるが、このようなものとして、LEDを所要の方向にそれぞれ向けて実装した代表ランプ装置が考えられる。しかし、代表ランプ装置のLEDを所要の方向にそれぞれ向けて実装するには、所要の方向にそれぞれ向けるLED及びLEDを実装する基板が必要となるため、LEDの個数及び基板の枚数が増えてしまい、製造コストが上昇するという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、発光素子が発光した状態を広い範囲から認識することができると共に、製造コストを削減した代表ランプ装置が設置された遊技機島台の妻板を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明においては、図5乃至図9に示すように、外部から入力した信号に基づいて所定の光束幅を有して一定方向に高輝度で発光するLED(発光素子)50と該LED50から入射される光を外部へ出射するプリズム体21とを備えた代表ランプ装置(ランプ装置)7が設置されるパチンコ島台(遊技機島台)1の妻板6において、前記代表ランプ装置7は、前記妻板6の外側面の側方角部に設置され、前記LED50は、該LED50の立設方向に平行な前記所定の光束幅の中心線を示す光束中心線cと、前記パチンコ島台1に列設されるパチンコ機(遊技機)2の列設方向に平行な列設平行線8と、でなされる角度がほぼ135°となるように配置され、前記プリズム体21は、少なくとも、前記LED50から入射された光を受ける第1プリズム内面31aと、該第1プリズム内面31aで受けた光のうち該第1プリズム内面31aで反射された光を主として受ける第2プリズム内面32aと、前記列設平行線8に対してほぼ垂直となるように設置されて前記第2プリズム内面32aで受けた光のうち該第2プリズム内面32aで反射された光を主として受ける第3プリズム内面33aと、を備えたプリズム部30aを有し、該プリズム部30aは、前記LED50から発光された光を、前記第1プリズム内面31a及び前記第2プリズム内面32aで反射させた後その光束中心線が前記第3プリズム内面33aに対してほぼ垂直となるようにして該第3プリズム内面33aを透過させることによりパチンコ機2で遊技をする遊技者の方向と、前記第1プリズム内面31a又は前記第2プリズム内面32aを透過させることによりパチンコ機2で遊技をする遊技者の方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明においては、図5乃至図9に示すように、請求項1記載のパチンコ島台1の妻板6は、前記プリズム体21は、少なくとも、該プリズム体21を前記妻板6に設置した際に遊技者側に位置するその一側方に形成される前記プリズム部30aと、該プリズム部30aに隣接して形成され、該プリズム部30a側から前記プリズム体21の中央側へ向けて下り傾斜し且つその外面が前記プリズム体21の平面視での縦中心線34とほぼ45°の角度をなすように設置される先端プリズム内面37aを備えた鋭角状の先端プリズム部35aと、前記縦中心線34を挟んで前記プリズム部30a及び前記先端プリズム部35aと線対称でそれぞれ形成される対称プリズム部30b及び対称先端プリズム部35bと、から構成され、前記対称プリズム部30bには、前記プリズム部30aの第1プリズム内面31a及び第2プリズム内面32a及び第3プリズム内面33aと対応する位置に、それぞれ対称第1プリズム内面31b及び対称第2プリズム内面32b及び対称第3プリズム内面33bが形成され、前記対称先端プリズム部35bには、前記先端プリズム部35aの先端プリズム内面37aと対応する位置に対称先端プリズム内面37bが形成され、前記対称プリズム部30bは、該対称プリズム部30bに対応して備えられたLED50から発光された光を、前記対称第1プリズム内面31b及び前記対称第2プリズム内面32bで反射させた後その光束中心線が前記対称第3プリズム内面33bに対してほぼ垂直となるようにして該対称第3プリズム内面33bを透過させることにより前記妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向と、前記対称第1プリズム内面31b又は前記対称第2プリズム内面32bを透過させることにより前記妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射し、前記先端プリズム部35a及び前記対称先端プリズム部35bは、前記先端プリズム部35a及び前記対称先端プリズム部35bに対応してそれぞれ備えられたLED50から発光された光を、前記先端プリズム内面37a及び前記対称先端プリズム内面37bでその光束中心線がほぼ90°の角度で方向転換するように反射させて外部へ出射することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明においては、図5に示すように、請求項1又は請求項2に記載の妻板6は、前記プリズム体21は、該プリズム体21の厚さ方向で複数列設して一体的に形成されることにより、前記LED50から発光される光を少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射するプリズム集合体20として構成されることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明においては、図3に示すように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の妻板6は、前記LED50は、複数種類の発光色を出射するLED50を含むと共に縦方向及び横方向で列状に配置され、同じ発光色を出射するLED50で構成される直線状の列が斜め方向に形成されるように複数種類の発光色を出射する前記LED50が配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、代表ランプ装置7は、妻板6の外側面の側方角部に設置され、LED50は、LED50の立設方向に平行な所定の光束幅の中心線を示す光束中心線cと、パチンコ島台1に列設されるパチンコ機2の列設方向に平行な列設平行線8と、でなされる角度がほぼ135°となるように配置され、プリズム体21は、少なくとも、LED50から入射された光を受ける第1プリズム内面31aと、第1プリズム内面31aで受けた光のうち第1プリズム内面31aで反射された光を主として受ける第2プリズム内面32aと、列設平行線8に対してほぼ垂直となるように設置されて第2プリズム内面32aで受けた光のうち第2プリズム内面32aで反射された光を主として受ける第3プリズム内面33aと、を備えたプリズム部30aを有し、プリズム部30aは、LED50から発光された光を、第1プリズム内面31a及び第2プリズム内面32aで反射させた後その光束中心線が第3プリズム内面33aに対してほぼ垂直となるようにして第3プリズム内面33aを透過させることによりパチンコ機2で遊技をする遊技者の方向と、第1プリズム内面31a又は第2プリズム内面32aを透過させることによりパチンコ機2で遊技をする遊技者の方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射する。
このように、LED50から発光された光は、少なくとも、第1プリズム内面31a及び第2プリズム内面32aで反射した後に第3プリズム内面33aを透過して外部へ出射する光と、第1プリズム内面31a又は第2プリズム内面32aを透過して外部へ出射する光と、に分割される。そして、第3プリズム内面33aを透過した光は、遊技をする遊技者の方向に向けて出射され、第1プリズム内面31a又は第2プリズム内面32aを透過した光は、遊技をする遊技者の方向以外の方向、例えば、遊技場に設けられた通路に向けて出射される。このため、LED50が発光していることを遊技者及び通路に待機している遊技場の係員の双方が認識することができる。
従って、遊技者の方向及びそれ以外の方向に向けてそれぞれ基板を設け、この基板毎にLED50を実装するという構成にすることなく、LED50が発光していることを遊技者及び遊技場の係員の双方が認識することができる。このように、LED50の個数及び基板の枚数を削減することができるため、LED50が発光した状態を広い範囲から認識することができる代表ランプ装置7を低コストで製造することができる。
また、請求項2に係る発明においては、プリズム体21は、少なくとも、プリズム体21を妻板6に設置した際に遊技者側に位置するその一側方に形成されるプリズム部30aと、プリズム部30aに隣接して形成され、プリズム部30a側からプリズム体21の中央側へ向けて下り傾斜し且つその外面がプリズム体21の平面視での縦中心線34とほぼ45°の角度をなすように設置される先端プリズム内面37aを備えた鋭角状の先端プリズム部35aと、縦中心線34を挟んでプリズム部30a及び先端プリズム部35aと線対称でそれぞれ形成される対称プリズム部30b及び対称先端プリズム部35bと、から構成され、対称プリズム部30bには、プリズム部30aの第1プリズム内面31a及び第2プリズム内面32a及び第3プリズム内面33aと対応する位置に、それぞれ対称第1プリズム内面31b及び対称第2プリズム内面32b及び対称第3プリズム内面33bが形成され、対称先端プリズム部35bには、先端プリズム部35aの先端プリズム内面37aと対応する位置に対称先端プリズム内面37bが形成され、対称プリズム部30bは、対称プリズム部30bに対応して備えられたLED50から発光された光を、対称第1プリズム内面31b及び対称第2プリズム内面32bで反射させた後その光束中心線が対称第3プリズム内面33bに対してほぼ垂直となるようにして対称第3プリズム内面33bを透過させることにより妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向と、対称第1プリズム内面31b又は対称第2プリズム内面32bを透過させることにより妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射し、先端プリズム部35a及び対称先端プリズム部35bは、先端プリズム部35a及び対称先端プリズム部35bに対応してそれぞれ備えられたLED50から発光された光を、先端プリズム内面37a及び対称先端プリズム内面37bでその光束中心線がほぼ90°の角度で方向転換するように反射させて外部へ出射する。
このように、プリズム体21には、その縦中心線34を挟んでプリズム部30aと線対称の位置に対称形状の対称プリズム部30bが形成されており、LED50から発光された光は、この対称プリズム部30bによって、妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向、例えば、遊技場に設けられた通路とほぼ平行な方向と、この方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射される。このため、代表ランプ装置7から遠く離れて通路上に待機している係員がこの代表ランプ装置7のLED50が発光していることを認識し易くなると共に、通路が設けられている方向以外の方向に待機している係員もLED50の発光を認識し易くなる。
また、プリズム体21には、その縦中心線34を挟んで対称形状の先端プリズム部35a及び対称先端プリズム部35bが形成されており、LED50から発光された光は、この先端プリズム部35a及び対称先端プリズム部35bによってそれぞれ90°の角度で方向転換するように反射され外部へ出射される。このため、LED50から発光された光をそれぞれプリズム体21のほぼ真横の方向へ出射させることができる。
以上のように、プリズム体21は、LED50から発光された光を様々な方向に出射する上記したプリズム部30a,対称プリズム部30b,先端プリズム部35a,対称先端プリズム部35bにより構成されているため、LED50が発光した状態をより広い範囲から認識させることができる。
また、請求項3に係る発明においては、プリズム体21は、プリズム体21の厚さ方向で複数列設して一体的に形成されることにより、LED50から発光される光を少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射するプリズム集合体20として構成される。
このように構成することにより、代表ランプ装置7を組み立てる際、複数のプリズム体21を個々に組み付けることがないため、容易に代表ランプ装置7の組み立てをすることができる。
また、請求項4に係る発明においては、LED50は、複数種類の発光色を出射するLED50を含むと共に縦方向及び横方向で列状に配置され、同じ発光色を出射するLED50で構成される直線状の列が斜め方向に形成されるように複数種類の発光色を出射するLED50が配置されている。
このように構成することにより、例えば、ある一つの色彩のLED50だけを発光させた場合であっても、縦一列にあるいは横一列に同じ色彩のLED50を配置したときと比べて、プリズムをより広い範囲に亘って発光させることができる。また、複数の色彩のLED50を発光させた場合でも、プリズムが発光する際の態様に変化を持たせることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して本実施形態に係るパチンコ島台1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係るパチンコ島台1の外観斜視図である。図1において、パチンコ島台(遊技機島台)1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面にパチンコ機(遊技機)2を背向列設するようになっている。
また、パチンコ島台1のほぼ中央には、玉揚送装置収納部3が形成され、この玉揚送装置収納部3内に玉揚送装置(図示しない)が収納設置されている。本実施形態に係る玉揚送装置は、貯留タンク(図示しない)に貯留されたパチンコ玉を帯状の搬送ベルト(図示しない)によって揚送するものであり、その帯状の搬送ベルトがパチンコ島台1に対して縦方向(直交方向)に設置されてパチンコ玉を上部に揚送するものである。玉揚送装置の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンク4が設けられている。その上部タンク4からは、左右に補給樋(図示しない)が傾斜状に設けられており、上部タンク4からパチンコ玉を流下させるようになっている。この補給樋には、各パチンコ機2に対応して分配シュート(図示しない)が設けられ、補給樋を流下するパチンコ玉を取り込むようになっている。分配シュートによって取り込まれたパチンコ玉は、分配シュートの下部に設けられる計数装置(図示しない)によって計数された後、パチンコ機2の背面上部に設けられる賞球タンク(図示しない)に供給され、遊技によって遊技者に払い出される賞球として使用される。また、図1に示すように、各パチンコ機2に挟まれるようにして、パチンコ玉を貸し出すための台間玉貸機5が設けられているが、分配シュートは、この台間玉貸機5にも接続されている。
一方、各パチンコ機2から排出される使用済玉は、計数機能を有するアウト玉箱(図示しない)に送られ、このアウト玉箱から玉排出ノズル(図示しない)を介して貯留タンクに導かれるようになっている。
以上、本実施形態に係るパチンコ島台1の構成について説明したが、次に、本実施形態の要部を構成する代表ランプ装置(ランプ装置)7が設置されるパチンコ島台1の妻板6について図2乃至図11を参照して説明する。図2は、妻板6にLED取付基板40及び基板カバー55を取り付ける状態を示す斜視図であり、図3は、LED取付基板40を取り付けた妻板6にプリズム集合体20及び装飾カバー15を取り付ける状態を示す斜視図であり、図4は、妻板6に代表ランプ装置7が取り付けられた状態を示す斜視図であり、図5は、プリズム集合体20の斜視図及びプリズム集合体20を構成するプリズム体21の形状を示す図であり、図6は、LED50から発光される光のプリズム集合体20内での状態を示す図であり、図7は、LED50から発光される光がプリズム集合体20内で全反射して第3プリズム内面33aから外部へ出射する状態を示す図であり、図8は、LED50から発光される光が第1プリズム内面31aから外部へ出射する状態を示す図であり、図9は、LED50から発光される光が第2プリズム内面32aから外部へ出射する状態を示す図であり、図10は、LED50から発光される光がプリズム集合体20全体から外部へ出射される状態を示す図であり、図11は、妻板6に設置した代表ランプ装置7から光が外部へ出射される状態を示す図である。
図4に示す、本実施形態に係る代表ランプ装置7は、主として、図2及び図3で示すように、LED50が取り付けられるLED取付基板40と、LED取付基板40の裏面側に取り付けられてLED取付基板40を保護する基板カバー55と、LED取付基板40の前面側に取り付けられてLED50から発光される光を入射し外部へ出射するプリズム集合体20と、プリズム集合体20の前面側に取り付けられて代表ランプ装置7を装飾する装飾カバー15と、から構成されている。
まず、LED取付基板40について説明すると、図2に示すように、LED取付基板40の中央部分は、LED50が配置されるLED配置部45として形成され、このLED配置部45の上下両端は、LED取付基板40を妻板6に取り付けるための取付嵌合部42として形成されている。なお、LED配置部45の裏面には、LED50が実装されたLED基板(図示しない)が取り付けられている。
LED配置部45は、ほぼ平面状に形成されると共に、上記したLED基板をその裏面に取り付けたとき、LED基板に実装されたLED50の先端部分が突出する複数のLED挿入穴41が穿設されている。本実施形態の場合、LED基板には、縦方向に3列及び横方向に12列で合計36個のLED50が配置されているため、LED挿入穴41もLED配置部45に36個穿設されている。また、LED基板には、LED50に信号を送るためのLEDケーブル51が接続されており、このLEDケーブル51の先端にはLEDコネクタ52が備えられている。
上記したように、LED50が実装されたLED基板をLED配置部45の裏面から取り付けることにより、36個のLED50がLED取付基板40に設置されることとなるが、この36個のLED50は、それぞれ赤色,緑色,青色の発光色を出射する3種類のLED50を含んでいる。そして、同じ発光色を出射するLED50で構成される直線状の列が斜め方向に形成されるように3種類のLED50が配置されている。具体的には、図3に示すように、3つの赤色のLED50で構成されるLED群50R、3つの緑色のLED50で構成されるLED群50G、3つの青色のLED50で構成されるLED群50Bがそれぞれ左上がりの斜め方向で配列されている。ただし、最下列左側の1つの赤色のLED50でLED群50Rが構成され、最下列中央の緑色のLED50及び下から2列目左側の緑色のLED50によってLED群50Gが構成されている。図示しないが、同様に、最上列右側の1つの緑色のLED50でLED群50Gが構成され、最上列中央の赤色のLED50及び上から2列目右側の赤色のLED50によってLED群50Rが構成されている。
このように、同じ発光色を出射するLED50で構成される直線状の列が斜め方向に形成されるように3種類のLED50が配置されているため、例えば、ある一つの発光色を出射するLED50だけを発光させた場合であっても、縦一列にあるいは横一列に同じ発光色のLED50を配置したときと比べて、プリズム集合体20をより広い範囲に亘って発光させることができる。また、複数の発光色のLED50を発光させた場合には、プリズム集合体20が発光する際の態様に変化を持たせることができる。
また、取付嵌合部42は、妻板6の角部の形状に合うように三角形状で前面側に突出して形成されており、その先端部分には、LED取付基板40に装飾カバー15を取り付けるための取付ネジ穴44が穿設された取付フランジ43が形成されている。
次に、基板カバー55は、LED取付基板40への取付側が開口して台形形状に形成されるものであり、LED基板を取り付けたLED取付基板40の裏面側から、LED基板を覆うように取り付けるものである。基板カバー55の長手方向の両側方には、基板カバー55をLED取付基板40に取り付ける際に、LED取付基板40に形成された係合穴(図示しない)に係合する係合片56が形成されている。また、開口側と反対の面には、上記したLEDケーブル51が挿通されるケーブル挿通穴57が穿設されている。
しかして、LED取付基板40に取り付けられたLED基板のLEDケーブル51をケーブル挿通穴57に挿通した後、基板カバー55の係合片56をLED取付基板40の係合穴に係合させることにより、LED取付基板40の後面側から基板カバー55を取り付ける。
次に、プリズム集合体20は、LED50の横方向の列を構成する3つのLED50に対応して1つ設けられるプリズム体21を、プリズム体21の厚さ方向で複数列設して一体的に形成することにより構成されるものである。このプリズム体21は、図5で示すように、10mmの厚さで形成されるものであり、このプリズム体21が5mm間隔で連続的に12個一体的に形成されることにより、プリズム集合体20が構成されている。
このように、プリズム体21がその厚さ方向で複数列設されて一体的に形成されることにより、LED50から発光される光を少なくとも二つの異なる方向へ出射するプリズム集合体20として構成されているため、代表ランプ装置7を組み立てる際、複数のプリズム体21を個々に組み付けることがないため、容易に代表ランプ装置7の組み立てをすることができる。
また、プリズム集合体20の長手方向の両端部には、プリズム集合体20をLED取付基板40に対して固定するための嵌合片22が突設されている。なお、プリズム体21の構成については、後に詳述する。
次に、装飾カバー15は、図3に示すように、円筒形状から90°の範囲でその一部を切り欠いた形状に形成されている。この切り欠き部分は、装飾カバー15を妻板6に取り付けた際、妻板6の角部に嵌合する取付部17として形成されるものである。また、上面及び下面には、装飾カバー15をLED取付基板40に対して固定するための固定ネジ13が挿通される固定穴16が穿設されると共に、円筒部分の上部及び下部には、装飾模様が施されている。
しかして、上記した部材を用いて代表ランプ装置7を組み立てると共に妻板6に取り付けるには、まず、基板カバー55を取り付けたLED取付基板40から延びるLEDケーブル51のLEDコネクタ52に、パチンコ機2の制御基板(図示しない)等に接続されて妻板6の基板取付部10から延びる信号ケーブル53の先端に設けられた信号コネクタ54を接続する。これにより、LED50に対して、パチンコ機2等の外部の機器からの信号を入力できる状態となる。
LEDコネクタ52と信号コネクタ54とを接続した後、妻板6の角部に形成された基板取付部10に対して、LED取付基板40を当接させる。この際、LED取付基板40の取付嵌合部42が、基板取付部10の上下の角部に嵌合するように当接させる。この状態で、LED取付基板40のLED配置部45と取付嵌合部42との間に穿設されている取付穴(2箇所;図示しない)に挿通した取付ネジ12を基板取付部10に形成された基板取付面11にネジ穴を切りながらねじ込んで固定する。これにより、図3に示すように、LED取付基板40が妻板6に対して取り付けられることとなる。
上記のように、妻板6にLED取付基板40を取り付けた状態で、LED取付基板40のLED配置部45にその前面側からプリズム集合体20の下面を当接させる。LED配置部45にプリズム集合体20の下面を当接させた際、プリズム集合体20に形成された嵌合片22がLED取付基板40に形成された嵌合穴(図示しない)に嵌合し、これにより、図4に示すように、プリズム集合体20がLED取付基板40に対して固定される。
LED取付基板40に対してプリズム集合体20を固定した状態で、装飾カバー15の固定穴16とLED取付基板40の取付ネジ穴44とが重なるように、装飾カバー15を妻板6の角部に当接させる。このとき、妻板6の角部は、装飾カバー15の取付部17に当接する。この状態で、固定穴16に挿通した固定ネジ13を取付ネジ穴44に螺着することにより、装飾カバー15がLED取付基板40に対して固定される。これにより、図4に示すように、代表ランプ装置7が組み立てられると同時に妻板6の角部に対して取り付けられることとなる。
以上、代表ランプ装置7の構成及び組み立てについて説明したが、次に、本発明の要部を構成するプリズム集合体20について説明する。本実施形態に係るプリズム集合体20は、前述したように、LED50の横方向の列を構成する3つのLED50に対応して1つ設けられるプリズム体21を厚さ方向で複数列設して一体的に形成することにより構成されるものである。また、本実施形態に係るプリズム体21は、前述したように、10mmの厚さで形成されるものであり、このプリズム体21が5mm間隔で連続的に12個一体的に形成されることにより、プリズム集合体20が構成されている。なお、複数個のプリズム体21を一体的に形成したプリズム集合体20を用いるものだけでなく、必要な個数のプリズム体21を個別に形成し、所定の間隔をおいて並べたものであってもよい。
本実施形態に係るプリズム体21は、透明アクリル樹脂等の透明合成樹脂により形成されるものであり、図5(b)に示すように、左右対称な多角形の平面形状をしている。具体的には、LED50が挿入される部分であるプリズム基体部23と、プリズム体21を妻板6に設置した際に遊技者側に位置するその一側方に形成されるプリズム部30aと、プリズム部30aに隣接して形成され、プリズム部30a側からプリズム体21の中央側へ向けて下り傾斜し且つその外面がプリズム体21の平面視での縦中心線34とほぼ45°の角度をなすように設置される先端プリズム内面37aを備えた鋭角状の先端プリズム部35aと、縦中心線34を挟んでプリズム部30a及び先端プリズム部35aと線対称でそれぞれ形成される対称プリズム部30b及び対称先端プリズム部35bと、から構成されている。
上記したプリズム基体部23は、プリズム集合体20をLED取付基板40に取り付けたときにLED配置部45に当接する当接面部25と、側方に位置する基体部側面部26と、により構成される部分であり、当接面部25には、プリズム集合体20をLED取付基板40に取り付けたときにLED50が挿入されるLED挿入凹部24が3箇所形成されている。
また、プリズム部30aは、基体部側面部26と224°(図中、eで示す)の角度をなす第3プリズム内面33aと、この第3プリズム内面33aと67.5°(図中、dで示す)の角度をなす第2プリズム内面32aと、この第2プリズム内面32aと112.5°(図中、cで示す)の角度をなす第1プリズム内面31aと、により両側方に突出して構成される部分である。
また、先端プリズム部35aは、上記した先端プリズム内面37aと、この先端プリズム内面37aと46°(図中、fで示す)の角度をなす先端側面部36aと、により先端側に突出して構成される部分である。
また、対称プリズム部30bは、上記したように、縦中心線34を挟んでプリズム部30aと対称形状に形成されるものであり、プリズム部30aの第1プリズム内面31a及び第2プリズム内面32a及び第3プリズム内面33aと対応する位置には、それぞれ対称第1プリズム内面31b及び対称第2プリズム内面32b及び対称第3プリズム内面33bが形成されている。
また、対称先端プリズム部35bは、上記したように、縦中心線34を挟んで先端プリズム部35aと対称形状に形成されるものであり、先端プリズム部35aの先端側面部36a及び先端プリズム内面37aと対応する位置には、それぞれ対称先端側面部36b及び対称先端プリズム内面37bが形成されている。
次に、LED50から発光される光が上記したプリズム部30aによって様々な方向に分けられる状態について説明する。まず、図6について説明すると、図6では、LED50から発光される光の光束幅を示しており、図中、破線で示す線が光束幅の中心線である光束中心線cを示している。また、図中、実線で示す光線a,eで囲まれる範囲は、LED50から発光される光のうち約50%の光が含まれる光束幅を示している。この光線a,eは、光束中心線cからそれぞれ約5°の角度をなしている。即ち、LED50から発光される光のうち約50%が、光束中心線cを挟んで約10°の範囲に集まっている。また、図6の光線a,eで示される範囲内には、第1プリズム内面31aと第2プリズム内面32aとの交点に向う二点鎖線で示される光線b及び、第1プリズム内面31aの垂線となす角が後述する臨界角となる一点鎖線で示される光線dが示されている。
なお、後述するように、光線aと第2プリズム内面32aとの交点をA,光線bと第1プリズム内面31a又は第2プリズム内面32aとの交点をB,光線cと第1プリズム内面31aとの交点をC,光線dと第1プリズム内面31aとの交点をD,光線eと第1プリズム内面31aとの交点をEとしている。また、図6に示すようにAB間を第1光束,BD間を第2光束,DE間を第3光束としている。
そこで、上記した光線a〜eのうち、二点鎖線,破線及び一点鎖線で示される光線b〜dについて説明する。まず、光線dは、第1プリズム内面31aの垂線となす角、即ち、入射角が図7に示すθ1となるように第1プリズム内面31aに入射する。このとき、この角度θ1は臨界角であるため、第1プリズム内面31aに入射した光線dは、第1プリズム内面31aで反射する光線d(図7に示す)とプリズム体21から出射される光線d(図8に示す)とに分けられる。
ここで、臨界角とは、上記のように入射した光線が全反射をするか否かの境界の角度であり、入射角が臨界角より大きいときには、入射した光線はプリズム体21から出射することなく全反射し、入射角が臨界角以下のときには、入射した光線はプリズム体21から出射する光線と反射する光線とに分けられる。なお、臨界角等は、以下の条件に基づいて求めている。
・空気の屈折率:1.000292
・プリズム体21(アクリル樹脂)の屈折率:1.492
・臨界角:sin-1(1.000292/1.492)≒42.1°
・光がプリズムから空気中に進む場合
・・入射角が臨界角より大きいときは全反射
・・入射角が臨界角以下のときは
・・・屈折角=sin-1(sinθ×(1.000292/1.492))
・光が空気中からプリズムに進む場合
・・・屈折角=sin-1(sinθ×(1.492/1.000292))
上記したように、光線dの第1プリズム内面31aに対する入射角θ1は、臨界角である42.1°であるため、入射したD点でプリズム体21から出射する光線dと反射する光線dとに分けられる。このうちD点で反射した光線dは、次に第2プリズム内面32aに入射角θ1´で入射する。ここで、θ1´は約70.4°であり、臨界角よりも大きい角度であるため入射したD´点で全反射する。そして、D´点で全反射した光線dは、第3プリズム内面33aからプリズム体21の外部へ出射される。光線dは第3プリズム内面33aに入射する際、第3プリズム内面33aに対してわずかな入射角で入射するため、第3プリズム内面33aを透過してプリズム体21の外部へ出射されるときにわずかな屈折角で出射される。
次に、光束中心線である光線cは、入射角が図7に示すθ2となるように第1プリズム内面31aに入射する。ここで、この角度θ2は約45°であり、臨界角よりも大きい角度であるため、第1プリズム内面31aに入射した光線cは、プリズム体21から出射されることなくC点で全反射する。C点で全反射した光線cは、次に第2プリズム内面32aに入射角θ2´で入射する。ここで、θ2´は約67.5°であり、臨界角よりも大きい角度であるため入射したC´点で全反射する。そして、C´点で全反射した光線cは、第3プリズム内面33aからプリズム体21の外部へ出射される。光線cは第3プリズム内面33aに入射する際、第3プリズム内面33aに対してほぼ垂直に入射するため、第3プリズム内面33aを透過してプリズム体21の外部へ出射されるときにも第3プリズム内面33aに対してほぼ垂直に出射される。
次に、光線bは、第1プリズム内面31aと第2プリズム内面32aとの交点に向けて入射する。ただし、厳密には、図7の拡大図に示すように、入射角がθ3となるように第1プリズム内面31aに入射する。ここで、この角度θ3は、臨界角よりも大きい角度であるため、第1プリズム内面31aに入射した光線bは、プリズム体21から出射されることなくB点で全反射する。B点で全反射した光線bは、次に第2プリズム内面32aに入射角θ3´で入射する。ここで、θ3´は、臨界角よりも大きい角度であるため、入射したB´点で全反射する。そして、B´点で全反射した光線bは、第3プリズム内面33aからプリズム体21の外部へ出射される。光線bは第3プリズム内面33aに入射する際、第3プリズム内面33aに対してわずかな入射角で入射するため、第3プリズム内面33aを透過して光線bがプリズム体21の外部へ出射されるときにわずかな屈折角で出射される。
以上、光線a〜eのうち、プリズム体21内で全反射した後、外部へ出射される光線b〜dについて説明したが、次に、光線a〜eのうち、外部へ出射される光線a,b,d,eについて説明する。まず、図8を参照して、光線d,eについて説明する。
光線dは、前述したように、第1プリズム内面31aに対して入射角θ1で入射するが、θ1は臨界角の約42.1°であるため、第1プリズム内面31aで反射する光線dとプリズム体21から外部へ出射される光線dとに分けられる。このうち、プリズム体21から外部へ出射される光線dは、図8に示すように、第1プリズム内面31aとほぼ平行にプリズム体21から外部へ出射される。
また、光線eは、第1プリズム内面31aに対して入射角θ4で入射するが、θ4は臨界角以下の約40°であるため、第1プリズム内面31aで反射する光線eとプリズム体21から外部へ出射される光線eとに分けられる。このうち、プリズム体21から外部へ出射される光線eは、屈折角が約73.5°でプリズム体21から外部へ出射される。
次に、図9を参照して、光線a,bについて説明する。まず、光線bは、前述したように、第1プリズム内面31aと第2プリズム内面32aとの交点に向けて入射する。ただし、厳密には、図9の拡大図に示すように、入射角がθ3´´となるように、第2プリズム内面32aに入射する。ここで、この角度θ3´´は臨界角以下であるため、第2プリズム内面32aで反射する光線bとプリズム体21から外部へ出射される光線bとに分けられる。
また、光線aは、第2プリズム内面32aに対して入射角θ5で入射するが、θ5は臨界角以下の約17.5°であるため、第2プリズム内面32aで反射する光線aとプリズム体21から外部へ出射される光線aとに分けられる。このうち、プリズム体21から外部へ出射される光線aは、屈折角が約26.6°でプリズム体21から外部へ出射される。
上記したように、LED50から発光された光は、プリズム体21のプリズム部30aによって様々な方向に分けられるが、図6における第1光束,第2光束及び第3光束は、図10において、それぞれ「3」で示す光束,「1」で示す光束,「2」で示す光束としてプリズム集合体20から外部へ出射される。
なお、上記した「1」〜「3」で示す光束は、図10においてLED取付基板40の左側に配置されたLED50を用いて、プリズム部30aによって発光されるものであるが、前述したように、縦中心線34を挟んでプリズム部30aと線対称で形成される対称プリズム部30bが形成されており、また、図10で示すように、LED取付基板40の右側にもLED50が配置されているため、「1」〜「3」で示す光束と対称の位置には、同様に「4」〜「6」で示す光束として、右側のLED50を用いて発光した光束がプリズム集合体20から外部へ出射されるようになっている。
なお、光束「4」は、LED50から発光された光を、対称プリズム部30bの対称第1プリズム内面31b及び対称第2プリズム内面32bで反射させた後その光束中心線が対称第3プリズム内面33bに対してほぼ垂直となるようにして対称第3プリズム内面33bを透過させることにより、出射されるものである。
また、光束「5」及び「6」は、LED50から発光された光を、対称プリズム部30bの対称第1プリズム内面31b又は対称第2プリズム内面32bを透過させることにより、出射されるものである。
また、前述したように、プリズム部30aに隣接して先端プリズム部35aが形成されると共に、縦中心線34を挟んで先端プリズム部35aと線対称で形成される対称先端プリズム部35bが形成されており、この対称先端プリズム部35bには、先端プリズム部35aの先端プリズム内面37aと対応する位置に対称先端プリズム内面37bが形成されている。また、LED取付基板40の中央にはLED50が配置されている。
このため、このLED50から発光された光は、先端プリズム内面37a及び対称先端プリズム内面37bでその光束中心線cがほぼ90°の角度で方向転換するように反射し、図10に示すように、それぞれ「7」,「8」で示す光束として外部へ出射される。
上記したように、外部に向けて様々な方向へ光を発光するプリズム集合体20を備えた代表ランプ装置7は、本実施形態においては、図11で示すように、妻板6の外側面の側方角部に設置されている。また、この代表ランプ装置7は、妻板6の表面から約45°傾いた状態で取り付けられている。このため、図11に示すように、LED50は、LED50の立設方向に平行な所定の光束幅の中心線を示す光束中心線cと、パチンコ島台1に列設されるパチンコ機2の列設方向に平行な列設平行線8と、でなされる角度がほぼ135°となるように配置されている。また、プリズム体21の第3プリズム内面33aは、列設平行線8に対してほぼ垂直となるように設置されている。
本実施形態における代表ランプ装置7は、このように設置されるものであるため、図11において、「1」で示される光束がパチンコ機2で遊技をする遊技者の方向へ向けて出射されると共に、「2」,「3」で示される光束が遊技をする遊技者の方向以外の方向、例えば、遊技場に設けられた通路に向けて出射される。このため、LED50が発光していることを遊技者及び通路に待機している遊技場の係員の双方が認識することができる。
従って、遊技者のいる方向及びそれ以外の方向に向けてそれぞれ基板を設け、この基板毎にLED50を実装するという構成にすることなく、LED50が発光していることを遊技場の係員及び遊技者の双方が認識することができる。このように、LED50の個数及び基板の枚数を削減することができるため、LED50が発光した状態を広い範囲から認識することができる代表ランプ装置7を低コストで製造することができる。
また、本実施形態における代表ランプ装置7は、上記のように設置されるものであるため、図11において、「4」で示される光束が妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向、例えば、遊技場に設けられた通路とほぼ平行な方向に出射されると共に、「5」,「6」で示される光束が妻板6の平面視での長手方向にほぼ平行な方向以外の方向に出射される。このため、代表ランプ装置7から遠く離れて通路上に待機している係員がこの代表ランプ装置7のLED50が発光していることを認識し易くなると共に、通路が設けられている方向以外の方向に待機している係員もLED50の発光を認識し易くなる。
また、本実施形態における代表ランプ装置7は、上記のように設置されるものであるため、図11において、「7」,「8」で示される光束が代表ランプ装置7の真横の方向へ向けて出射される。
以上のように、本実施形態に係る代表ランプ装置7においては、プリズム体21が、LED50から発光された光を様々な方向に出射する上記したプリズム部30a,対称プリズム部30b,先端プリズム部35a,対称先端プリズム部35bにより構成されているため、LED50が発光した状態をより広い範囲から認識させることができる。なお、図11では、妻板6の右側方の角部に設置された代表ランプ装置7のみ図示してあるが、妻板6の左側方の角部に設置された代表ランプ装置7も同様の機能を有するものである。
なお、上記したプリズム21は、アクリル樹脂の他に、例えば、ポリカーボネード樹脂,ポリアセタール樹脂,AS樹脂,PS樹脂等により形成されるものであってもよい。
なお、本実施形態に係る代表ランプ装置7は、通常時は、青色のLED50が常時点灯し、遊技場の装飾として機能している。そして、1つの代表ランプ装置7が担当する複数の呼出ランプの何れかによって遊技場の係員が呼び出されると、つまり、呼出時は、赤色のLED50が点滅(点灯)する。また、1つの代表ランプ装置7が担当する複数の呼出ランプの何れかによって遊技機の大当りが報知されると、つまり、大当り時は、緑色のLED50が点滅(点灯)する。また、1つの代表ランプ装置7が担当する複数の呼出ランプの何れかによって遊技機に対する不正が報知されると、つまり、不正時は、赤色、青色、緑色のLED50が全点滅(全点灯)する。このように構成することにより、不正時の点滅パターンを一番優先度を高くすることができる。
なお、本実施形態に係るパチンコ島台1の台間玉貸機5には、以下の機能を備えている。所謂、携帯電話を台間玉貸機5の所定の部位にかざす事で、携帯電話からの信号により台間玉貸機5は入金を認識し、玉を貸し出す機能を備えている。この様に構成することにより、使い捨てのプリペイドカードが不要となり、使用済みのプリペイドカードが氾濫するという問題が起こらなくなる。なお、携帯電話への入金は、遊技場内に設置された入金機で行う。
実施形態に係るパチンコ島台の外観斜視図である。 妻板にLED取付基板及び基板カバーを取り付ける状態を示す斜視図である。 LED取付基板を取り付けた妻板にプリズム集合体及び装飾カバーを取り付ける状態を示す斜視図である。 妻板に代表ランプ装置が取り付けられた状態を示す斜視図である。 プリズム集合体の斜視図及びプリズム集合体を構成するプリズム部の形状を示す図である。 LEDから発光される光のプリズム集合体内での状態を示す図である。 LEDから発光される光がプリズム集合体内で全反射して第3プリズム内面から外部へ出射する状態を示す図である。 LEDから発光される光が第1プリズム内面から外部へ出射する状態を示す図である。 LEDから発光される光が第2プリズム内面から外部へ出射する状態を示す図である。 LEDから発光される光がプリズム集合体全体から外部へ出射される状態を示す図である。 妻板に設置した代表ランプ装置から光が外部へ出射される状態を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ島台(遊技機島台)
2 パチンコ機(遊技機)
6 妻板
7 代表ランプ装置(ランプ装置)
8 列設平行線
20 プリズム集合体
21 プリズム体
30a プリズム部
30b 対称プリズム部
31a 第1プリズム内面
31b 対称第1プリズム内面
32a 第2プリズム内面
32b 対称第2プリズム内面
33a 第3プリズム内面
33b 対称第3プリズム内面
34 縦中心線
35a 先端プリズム部
35b 対称先端プリズム部
37a 先端プリズム内面
37b 対称先端プリズム内面
50 LED(発光素子)

Claims (4)

  1. 外部から入力した信号に基づいて所定の光束幅を有して一定方向に高輝度で発光する発光素子と該発光素子から入射される光を外部へ出射するプリズム体とを備えたランプ装置が設置される遊技機島台の妻板において、
    前記ランプ装置は、前記妻板の外側面の側方角部に設置され、
    前記発光素子は、該発光素子の立設方向に平行な前記所定の光束幅の中心線を示す光束中心線と、前記遊技機島台に列設される遊技機の列設方向に平行な列設平行線と、でなされる角度がほぼ135°となるように配置され、
    前記プリズム体は、
    少なくとも、前記発光素子から入射された光を受ける第1プリズム内面と、
    該第1プリズム内面で受けた光のうち該第1プリズム内面で反射された光を主として受ける第2プリズム内面と、
    前記列設平行線に対してほぼ垂直となるように設置されて前記第2プリズム内面で受けた光のうち該第2プリズム内面で反射された光を主として受ける第3プリズム内面と、を備えたプリズム部を有し、
    該プリズム部は、
    前記発光素子から発光された光を、
    前記第1プリズム内面及び前記第2プリズム内面で反射させた後その光束中心線が前記第3プリズム内面に対してほぼ垂直となるようにして該第3プリズム内面を透過させることにより遊技機で遊技をする遊技者の方向と、
    前記第1プリズム内面又は前記第2プリズム内面を透過させることにより遊技機で遊技をする遊技者の方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射することを特徴とする遊技機島台の妻板。
  2. 前記プリズム体は、
    少なくとも、該プリズム体を前記妻板に設置した際に遊技者側に位置するその一側方に形成される前記プリズム部と、
    該プリズム部に隣接して形成され、該プリズム部側から前記プリズム体の中央側へ向けて下り傾斜し且つその外面が前記プリズム体の平面視での縦中心線とほぼ45°の角度をなすように設置される先端プリズム内面を備えた鋭角状の先端プリズム部と、
    前記縦中心線を挟んで前記プリズム部及び前記先端プリズム部と線対称でそれぞれ形成される対称プリズム部及び対称先端プリズム部と、から構成され、
    前記対称プリズム部には、前記プリズム部の第1プリズム内面及び第2プリズム内面及び第3プリズム内面と対応する位置に、それぞれ対称第1プリズム内面及び対称第2プリズム内面及び対称第3プリズム内面が形成され、
    前記対称先端プリズム部には、前記先端プリズム部の先端プリズム内面と対応する位置に対称先端プリズム内面が形成され、
    前記対称プリズム部は、
    該対称プリズム部に対応して備えられた発光素子から発光された光を、
    前記対称第1プリズム内面及び前記対称第2プリズム内面で反射させた後その光束中心線が前記対称第3プリズム内面に対してほぼ垂直となるようにして該対称第3プリズム内面を透過させることにより前記妻板の平面視での長手方向にほぼ平行な方向と、
    前記対称第1プリズム内面又は前記対称第2プリズム内面を透過させることにより前記妻板の平面視での長手方向にほぼ平行な方向以外の方向と、の少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射し、
    前記先端プリズム部及び前記対称先端プリズム部は、
    前記先端プリズム部及び前記対称先端プリズム部に対応してそれぞれ備えられた発光素子から発光された光を、
    前記先端プリズム内面及び前記対称先端プリズム内面でその光束中心線がほぼ90°の角度で方向転換するように反射させて外部へ出射することを特徴とする請求項1記載の遊技機島台の妻板。
  3. 前記プリズム体は、該プリズム体の厚さ方向で複数列設して一体的に形成されることにより、前記発光素子から発光される光を少なくとも二つの異なる方向に分割して外部へ出射するプリズム集合体として構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機島台の妻板。
  4. 前記発光素子は、複数種類の発光色を出射する発光素子を含むと共に縦方向及び横方向で列状に配置され、
    同じ発光色を出射する発光素子で構成される直線状の列が斜め方向に形成されるように複数種類の発光色を出射する前記発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機島台の妻板。

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