JP4634746B2 - 車両用変速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の変速制御装置、特に主変速機に副変速機を組み合わせた変速機の変速操作を電気信号により電気的に変速するようにした車両用変速制御装置に関するものである。
従来、機械式クラッチと同期噛合歯車式変速機とを電子制御することで、走行状態に応じた走行段に自動変速する自動変速機が提案されている(特開文献1参照)。この自動変速機では、エンジンから駆動輪までの駆動力伝達系に流体クラッチ(トルクコンバータ)が介在されないので、駆動力伝達効率が高く、燃費向上を図ることができる。また、流体クラッチ特有のスリップ感がないため、ドライバビリティも向上させることができる。
実開2004−125003号公報
前述の自動変速機においては、エンジンと自動変速機との間に摩擦クラッチを設置して、動力の流れを制御している。この摩擦クラッチ係合時のいわゆる半クラッチ状態では、摩擦クラッチに作用する負荷エネルギーが生じ、特に発進時において負荷エネルギーの発生が大きくなる。
このような自動変速機においては、発進時のギア段は運転者によって設定され、また発進時に使用できるギア段も所定の複数のギア段に制限されるものがある。ドライバーが発進時において、設定可能なギア段のうち高速側のギア段を設定し、発進する場合に、車両が積載状態、または登坂路での発進時には、摩擦クラッチの係合が完全ではなく、エンジン回転速度と変速機の回転速度とに間に差が生じる、いわゆる半クラッチの状態が長くなり、摩擦クラッチに作用する負荷が大きくなる。このため、摩擦クラッチの耐久性が低下するという課題が生じる。
そこで本発明は、摩擦クラッチに作用する負荷エネルギー量を適正に制御するように発進時のギア段を選択し、摩擦クラッチの耐久性を向上する車両用変速制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、駆動源としてのエンジンと、エンジンの回転速度を少なくとも高速側と低速側のギア比を用いて所定の回転速度に変速する副変速機を備えた歯車式自動変速機と、前記エンジンの回転を前記自動変速機に伝達する摩擦クラッチと、車両の走行状態や運転者の要求に応じて前記自動変速機の変速及び前記摩擦クラッチの係合を制御する制御手段と、を備える車両において、前記制御手段は、発進時の半クラッチ制御中の摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段と、発進時に摩擦クラッチが半クラッチ制御中でなくなり、車両が動き出して発進が終了したときに前記エネルギー量の演算値を所定値と比較する手段と、この比較に基づいて前記エネルギー量の演算値が所定値以上のときに負荷が所定値以上になった回数を1回インクリメントする手段と、発進時の半クラッチ制御に先立ち、摩擦クラッチに作用する負荷が所定値以上になった回数が所定回数以上かどうかを判定する手段と、その判定が所定回数以上のときに発進時のギア比として低速側のギア比を設定する一方、同じく所定回数未満のときに発進時のギア比として高速側のギア比を設定する手段と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、駆動源としてのエンジンと、エンジンの回転速度を少なくとも高速側と低速側のギア比を用いて所定の回転速度に変速する副変速機を備えた歯車式自動変速機と、前記エンジンの回転を前記自動変速機に伝達する摩擦クラッチと、車両の走行状態や運転者の要求に応じて前記自動変速機の変速及び前記摩擦クラッチの係合を制御する制御手段と、を備える車両において、前記制御手段は、発進時の半クラッチ制御中の摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段と、発進時に摩擦クラッチが半クラッチ制御中でなくなり、車両が動き出して発進が終了したときに前記エネルギー量の演算値を所定値と比較する手段と、この比較に基づいて前記エネルギー量の演算値が所定値以上のときにクラッチ負荷大フラグをオンする一方、前記エネルギー量の演算値が所定値未満のときにクラッチ負荷大フラグをオフする手段と、発進時の半クラッチ制御に先立ち、クラッチ負荷大フラグがオンかどうかを判定する手段と、その判定がオンのときに発進時のギア比として低速側のギア比を設定する一方、同じくオフのときに発進時のギア比として高速側のギア比を設定する手段と、を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段は、エンジンへの燃料噴射量とエンジンの回転速度と前記摩擦クラッチに接続する自動変速機の入力軸の回転速度とに基づき、前記摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算することを特徴とする。
第4の発明は、第1発明〜第3の発明において、前記発進時のギア比の設定後、半クラッチ制御に先立ち、摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量の演算値を0にキャンセルする手段と、を備えることを特徴とする。
したがって、第1〜第4の発明では、摩擦クラッチに作用する負荷エネルギー量に応じて発進時のギア比を最適に設定することができるため、摩擦クラッチに過度の負荷エネルギーが作用することがなく、摩擦クラッチの耐久性を維持することができる。
図1において、1はエンジン、2は摩擦クラッチ(摩擦係合手段)、3は同期噛合式トランスミッションであり、トランスミッション3の出力軸はプロペラシャフト(図示せず)を介して駆動軸(たとえば、リヤアクスル)に連結される。エンジン1に燃料を供給する燃料噴射ポンプにその燃料噴射量(ラック位置)を制御する電子ガバナ装置1Aが設けられ、エンジン1の動力をトランスミッション3に伝達するクラッチ2にその係合を操作するクラッチブースタ2Aが設けられ、トランスミッション3にはトランスミッションを構成するギア列をシフトさせるギヤシフトユニット3A、が設けられる。27はクラッチブースタ2Aの制御バルブ、31はエアタンクであり、ギヤシフトユニット3Aおよびクラッチブースタ2Aを構成するアクチュエータへの作動圧(圧縮空気)を供給する。
トランスミッション3は、図2に示すように、主変速機として主変速ギア列40A(Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3、ZmR−ZcR)の入力側及び出力側に、副変速機としてのスプリッタギア列40B(Zm4−Zc4、Zm5−Zc5)及びレンジギア列40C(Zr1−Zcr1、Zr2−Zcr2)が夫々連結された構成を有する。以下、トランスミッション3の構成について説明する。
エンジン1の出力を入力するインプットシャフト42には、スプリッタギア列40Bを高速段に切り換えるスプリッタギヤZm5が遊転自由に配置されると共に、その先端部にシンクロメッシュ機構44を構成するシンクロナイザハブ44Aが固定される。インプットシャフト42と同軸上に配置されたメインシャフト46には、主変速ギア列40Aの各変速段を構成するドライブギヤZm4、3速ギヤZm3、2速ギヤZm2、1速ギヤZm1及びリバースギヤZmRが夫々遊転自由に配置されると共に、その先端部にレンジギア列40Cを高速段に切り換えるレンジハイギヤZr1が固定される。ドライブギヤZm4及び3速ギヤZm3、2速ギヤZm2及び1速ギヤZm1、並びに、1速ギヤZm1及びリバースギヤZmRの間のメインシャフト46には、夫々、シンクロメッシュ機構44を構成するシンクロナイザハブ44Aが固定される。
一方、インプットシャフト42及びメインシャフト46と平行に配置されたメインカウンタシャフト48には、スプリッタギヤZm5、ドライブギヤZm4、3速ギヤZm3、2速ギヤZm2及び1速ギヤZm1と常時噛合う、カウンタスプリッタギヤZc5、カウンタドライブギヤZc4、カウンタ3速ギヤZc3、カウンタ2速ギヤZc2及びカウンタ1速ギヤZc1が固定される。また、メインカウンタシャフト48には、リバースアイドラギヤZmR1を介して、リバースギヤZmRと常時噛合うカウンタリバースギヤZcRが固定される。
メインシャフト46と同軸上に配置され、図示しないプロペラシャフトに接続するアウトプットシャフト50には、レンジギア列40Cを低速段に切り換えるレンジローギヤZr2が遊転自由に配置されると共に、その一端部にシンクロメッシュ機構44を構成するシンクロナイザハブ44Aが固定される。アウトプットシャフト50と平行に配置されたレンジカウンタシャフト52には、レンジハイギヤZr1及びレンジローギヤZr2と常時噛合う、レンジカウンタハイギヤZcr1及びレンジカウンタローギヤZcr2が夫々固定される。
トランスミッション3は、図2のように主変速機のメインギヤ列Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3、ZmR−ZcR(前進3速後退1速)と、そのエンジン側に配置される副変速機のスプリットギヤ列Zm4−Zc4、Zm5−Zc5(Low以下単にL、Hi以下単にH)、同じくプロペラシャフト側に配置される副変速機のレンジギヤ列Zr1−Zcr1、Zr2−Zcr2(H、L)、を備えるものであり、メインギヤ列Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3の切り換えと、スプリットギヤ列Zm4−Zc4、Zm5−Zc5の切り換えと、さらにレンジギヤ列Zr1−Zcr1、Zr2−Zcr2の切り換えと、により前進12段(最低速側の1Lから最高速側の6Hまで)に変速可能に構成される。
車両の変速制御に必要な検出手段として、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサ29、アクセルペダル7の踏み量(アクセル開度の要求量)を検出するアクセル開度センサ28、クラッチ2のストローク位置を検出するクラッチストロークセンサ22、トランスミッション3のシフト位置(スプリットギヤ列Zm4−Zc4、Zm5−Zc5の選択位置、メインギヤ列Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3、ZmR−ZcRの選択位置、レンジギヤ列Zr1−Zcr1、Zr2−Zcr2の選択位置)を検出するギヤポジションスイッチ(ギヤシフトユニット3Aに内蔵される)、トランスミッション3の出力軸から回転速度を検出する車速センサ21、トランスミッション3のメインギヤZm1からメインカウンタシャフトの回転速度を検出するメインカウンタシャフト回転速度センサ23、トランスミッション3のレンジギヤZr1からレンジカウンタシャフトの回転速度を検出するレンジカウンタシャフト回転速度センサ17が備えられる。
クラッチ2の係合制御の自動制御と運転者のマニュアル操作に基づく手動制御を切り換えるため、クラッチペダルの初期位置(解放状態)と作動位置(踏込状態)を検出するクラッチペダルスイッチ24、25が設けられる。トランスミッション3の変速指示手段として運転室にシフトレバーユニット4が備えられ、シフトレバー4Aのシフト位置に応じた変速指示信号(ニュートラル指示信号も含む)を出力する。また、車両の変速が運転者の変速指示に応じて行われるマニュアル変速モードと、運転状態に応じて自動的に行われるオート変速モードと、を選択するためのスイッチ5(モード切換スイッチ)がシフトレバー4Aのノブに設けられる。運転室には、トランスミッション3のシフト位置などを表示するディスプレイユニット13と、ブレーキペダル(図示せず)の踏込みを検出するブレーキペダルスイッチ26と、が備えられる。13Aは警報手段(たとえば、ブザー)である。
変速制御を司るのがトランスミッションコントロールユニット(TCU)11およびエンジンコントロールユニット(ECU)12であり、これらの間はシリアル通信(LAN)で結ばれる。TCU11において、モード切換スイッチ5がマニュアル変速モードのときは、シフトレバーユニット4の変速指示信号がトランスミッション3のギヤポジションスイッチに基づくシフト位置と一致しないときに変速指示信号に対応する目標位置へのシフト要求(変速指令)を発生する。モードスイッチ5がオート変速モードのときは、アクセル開度センサ28の検出信号および車速センサ21の検出信号から予め設定の変速マップに基づいて目標段を求め、この目標段がトランスミッション3のギヤポジションスイッチに基づくシフト位置と一致しないときに目標段へのシフト要求(変速指令)を発生する。
これらシフト要求の発生により変速制御が起動され、TCU11およびECU12において、そのときの目標位置へのギヤシフトを円滑に遂行すべく、電子ガバナ装置1Aとクラッチブースタ2Aとギヤシフトユニット3Aと、を制御する。図2において、スプリットギヤ列Zm4−Zc4、Zm5−Zc5は、トランスミッション3が1段毎に変速する都度、LからHまたはHからLに切り換わる一方、レンジギヤ列Zr1−Zrc1、Zr2−Zcr2は、トランスミッション3が1L〜2Hから3L〜6Hまたはその逆方向へ変速するときにのみ、LからHまたはHからLに切り換わるのである。
レンジギヤ列Zr1−Zrc1、Zr2−Zcr2の切り換えを伴わない変速制御については、変速指令(シフト要求)が発生すると、エンジン1のアクセル開度(燃料噴射ポンプのラック位置)を無負荷状態へ絞ると共に、クラッチ2を切断する。そして、クラッチ2の切断が検出されると、メインギヤ列Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3をニュートラルへセット(ギヤ抜き)すると同時にスプリットギヤ列Zm4−Zc4、Zm5−Zc5の切り換えを行う一方、エンジン回転をレンジカウンタシャフト回転とトランスミッション3の変速完了後のギヤ比(レシオ)とから計算される目標回転(主変速機のギヤ入れすべき変速段の同期回転)に制御する。これに合わせてクラッチ2をダブルクラッチ動作(クラッチ非係合→クラッチ係合→クラッチ非係合)により、トランスミッション3のメインカウンタシャフト回転を目標回転に制御しながら、変速指令に対応するメインギヤ列Zm1−Zc1〜Zm3−Zc3へのギヤ入れを行う。その後、このギヤ入れが完了したら、クラッチ2を接続すると共にエンジン回転の制御をアクセル開度に応じた通常の制御に切り換えるようになる。
本発明を適用するトランスミッション3は以上のように構成され、次に図3に示すブロック図を用いて、本発明の発進時ギア段制御を実施するTCU(制御手段)11の構成について説明する。
TCU11には、トランスミッション3の運転状態が各センサから入力される。具体的には、エンジン1の回転速度がエンジン回転速度センサ29から入力され、エンジン1の燃料噴射量がECU12から入力される。また、メインカウンタシャフトの回転速度がメインカウンタシャフト回転速度センサ23から入力され、アクセル開度がアクセル開度センサ28から入力され、シフトレバー位置がギアポジションスイッチ(3A)から入力される。さらにスプリッタギア列40Bの固定されたギアの位置を検出するギアポジションセンサ62の信号が入力される。
各入力された信号に基づいて、TCU11はスプリットギヤ列やレンジギア列の切り換えやクラッチ2の係合を行うとともに、車両発進時のギア段を制限する発進時ギア段制限制御を実施する。
図4−1、図4−2は、本発明の発進時ギア段制限制御の内容を説明するフローチャートである。この実施形態においては、発進時のギア段として選択可能なギア比のうち低速側から2番目と3番目のギア比である1Hおよび2Lのみを選択可能として以下、説明する。通常、平坦路を無積載で発進するような場合にはギア段として2Lを運転者が選択し、積載状態あるいは登坂路発進時にはギア段1Hを選択する。しかしながら、登坂路発進時にもギア段2Lを選択することは可能であり、そのような場合には半クラッチ状態が長くなり、摩擦クラッチ2に作用する負荷が大きくなり、摩擦クラッチ2の耐久性が低下するという課題がある。そこで本発明では、摩擦クラッチ2の耐久性が低下するような場合には、摩擦クラッチに作用する負荷エネルギー量が抑制されるように発進時のギア段を低速側のギア段に制限するものである。
まずステップS1、S2でシフトレバー4Aの位置を読み込み、その位置が走行レンジにあるかどうかを判定する。走行レンジになければ発進状態にないとしてステップS1に戻り、走行レンジにある場合にはステップS3に進む。
ステップS3では、摩擦クラッチ2の耐久性の観点から予め実験等により設定された所定値以上の負荷が摩擦クラッチ2に作用した回数を所定回数と比較する。ここで、摩擦クラッチ2に所定値以上の負荷が所定回数以上作用した場合には、摩擦クラッチ2の摩耗が進行し、クラッチ2の耐久性が低下する。そこで、所定値以上の負荷が所定回数以上作用した場合には発進時のギア段を制限し、より低速のギア段に変更する。
本実施形態では、判定条件が成立した場合にはステップS4に進み、発進時のギア段をドライバーの選択にかかわらずギア段1Hに設定する。一方、判定条件が不成立の場合には、摩擦クラッチ2の耐久性低下の恐れがないとしてステップS5に進み、ドライバーの選択に従い、発進時のギア段を高速側のギア段2Lに設定する。例えば、ドライバーの選択が2Lであっても、摩擦クラッチ2の負荷状態がステップ3の条件に一致するような場合には、ギア段を1Hとして摩擦クラッチ2に作用する負荷を低減し、摩擦クラッチ2の耐久性の低下を抑制する。また、ギア段が要求ギア段と異なる制御を実施していることをドライバーに報知するようにしても良い。ここでステップS3、S4が、請求項のギア比変更手段に相当する。
ギア段設定後、ステップS6、S7でシフト位置を読み込み、シフト位置がニュートラル、つまりドライバーが発進を中止したかどうかを判断する。ニュートラルの場合にステップS1に戻り、ニュートラル以外の走行レンジにある場合には、ステップS8に進み、アクセル開度センサ28からアクセル開度を読み込む。そしてステップS9でアクセル開度が0でないかどうかを判定し、アクセル開度が0の場合にはステップS6に戻り、0でない場合にはステップS10に進む。
ステップS10では、摩擦クラッチ2に作用する負荷エネルギー量Qを0にキャンセルする。次にステップS11で、インプットシャフト42の回転速度、及びエンジン回転速度とインプットシャフトの回転速度との差を演算し、摩擦クラッチ2が半クラッチ状態かどうかを判定する。摩擦クラッチ2が完全に係合した状態あるいは、インプットシャフト42の回転が伝達されていない状態であれば、ステップS13に進み、発進が終了したかどうかを判定する。
そして半クラッチ状態であれば、次のステップS12とステップS14でエンジン回転速度B、メインカウンタシャフト回転速度およびスプリッタギア列40Bの位置を読み込み、ステップS15でスプリッタギア列40Bの位置とメインカウンタシャフトの回転速度とからインプットシャフト42の回転速度Cを演算する。
続くステップS16で、エンジン回転速度Bを読み込み、またインプットシャフト42の回転速度Cを演算し、ステップS17でこれらと燃料噴射量Aから次式より、摩擦クラッチ2に作用する負荷エネルギー量dQを演算する。
Figure 0004634746
続くステップS18で、演算したエネルギー量dQに前回演算までのエネルギー量の積算値Qを加えて、新たな積算エネルギー量QとしてステップS14の半クラッチ判定に戻る。この演算を半クラッチ状態中、繰り返し演算し積算することで半クラッチ状態での摩擦クラッチ2に作用する積算エネルギー量Qを演算することができる。ここでステップS15、17及び18が、請求項の負荷エネルギー量演算手段に相当する。
ステップS11の半クラッチ判定に戻り、この判定で半クラッチ制御中でない場合にはステップS13の発進終了判定に進み、エンジン1の回転速度とインプットシャフト42の回転速度が一致したことを条件として発進が終了したと判定する。エンジン回転速度とインプットシャフト42の回転速度に差がある場合(インプットシャフト42の回転速度が0と考えられ、車両がまだ動き出していない状態と考えられる)には、発進が終了しておらず、ステップS11に戻る。発進が終了したと判定された場合にはステップS19に進み、摩擦クラッチ2の積算エネルギー量Qが所定値以上かどうかを判定し、所定値以上であれば、ステップS20に進み、その所定値以上となった回数を1回インクリメントしステップS21に進み、またステップS19で積算エネルギー量Qが所定値未満である場合にもステップS21に進む。ここで、ステップS20が請求項の回数計測手段に相当する。
ステップS21では、車両が停車しているかどうかを車速センサ21の出力等から判定する。走行中であれば判定を繰り返して停車するまで待ち、停車すればステップ1に戻る。
このように、車両の発進時に選択可能なギア段の内、高速側のギア段を選択した場合において、摩擦クラッチ2に作用する負荷が所定エネルギー以上となった回数を記憶しておき、その回数が所定回数以上となった場合には、選択した高速側のギア段の使用を禁止して、低速側のギア段を使用するように制限する制御を行うため、摩擦クラッチ2に作用する負荷を低減することができ、摩擦クラッチ2の耐久性を延長させることができる。
図5−1、図5−2は、本発明の発進時ギア段制限制御の内容を説明する他のフローチャートである。この実施形態において、図4に示した制御内容と異なる点は、摩擦クラッチ2に作用する負荷の積算エネルギー量Qが所定値以上の場合に、フラグを立てて、フラグのオン/オフに基づいて発進時のギア段の制限制御を行うようにした点である。
まずステップS0でフラグをオフにセットする。
次にステップS1、S2でシフトレバー4Aの位置を読み込み、その位置が走行レンジにあるかどうかを判定する。走行レンジになければ発進状態にないとしてステップS1に戻り、走行レンジにある場合にはステップS2´に進む。
ステップS2´では、摩擦クラッチ2の耐久性の観点から予め実験等により設定された所定値以上の負荷が摩擦クラッチに作用した場合にセットするフラグがオンになっているかどうかを判定する。オンの場合にはステップS4に進み、オフの場合には、ステップS5に進む。
本実施形態では、判定条件が成立した場合にはステップS4に進み、発進時のギア段をドライバーの選択にかかわらずギア段1Hに設定する。一方、判定条件が不成立の場合には、摩擦クラッチ2の耐久性低下の恐れがないとしてステップS5に進み、ドライバーの選択に従い、発進時のギア段を高速側のギア段2Lに設定する。例えば、ドライバーの選択が2Lであっても、摩擦クラッチ2の負荷状態がステップ3の条件に一致するような場合には、ギア段を1Hとして摩擦クラッチ2に作用する負荷を低減し、摩擦クラッチ2の耐久性の低下を抑制する。また、ギア段が要求ギア段と異なる制御を実施していることをドライバーに報知するようにしても良い。ここでステップS3、S4が、請求項のギア比変更手段に相当する。
ギア段設定後、ステップS6、S7でシフト位置を読み込み、シフト位置がニュートラル、つまりドライバーが発進を中止したかどうかを判断する。ニュートラルの場合にステップS1に戻り、ニュートラル以外の走行レンジにある場合には、ステップS8に進み、アクセル開度センサ28からアクセル開度を読み込む。そしてステップS9でアクセル開度が0でないかどうかを判定し、アクセル開度が0の場合にはステップS6に戻り、0でない場合にはステップS10に進む。
ステップS10では、摩擦クラッチ2に作用する負荷エネルギー量Qを0にキャンセルする。次にステップS11で、インプットシャフト42の回転速度、及びエンジン回転速度とインプットシャフトの回転速度との差を演算し、摩擦クラッチ2が半クラッチ状態かどうかを判定する。摩擦クラッチ2が完全に係合した状態あるいは、インプットシャフト42の回転が伝達されていない状態であれば、ステップS13に進み、発進が終了したかどうかを判定する。
そして半クラッチ状態であれば、次のステップS12とステップS14でエンジン回転速度B、メインカウンタシャフト回転速度およびスプリッタギア列40Bの位置を読み込み、ステップS15でスプリッタギア列40Bの位置とメインカウンタシャフトの回転速度とからインプットシャフト42の回転速度Cを演算する。
続くステップS16で、エンジン回転速度Bを読み込み、またインプットシャフト42の回転速度Cを演算し、ステップS17でこれらと燃料噴射量Aから次式より、摩擦クラッチ2に作用する負荷エネルギー量dQを演算する。
Figure 0004634746
続くステップS18で、演算したエネルギー量dQに前回演算までのエネルギー量の積算値Qを加えて、新たな積算エネルギー量QとしてステップS14の半クラッチ判定に戻る。この演算を半クラッチ状態中、繰り返し演算し積算することで半クラッチ状態での摩擦クラッチ2に作用する積算エネルギー量Qを演算することができる。ここでステップS15、17及び18が、請求項の負荷エネルギー量演算手段に相当する。
ステップS11の半クラッチ判定に戻り、この判定で半クラッチ制御中でない場合にはステップS13の発進終了判定に進み、エンジン1の回転速度とインプットシャフト42の回転速度が一致したことを条件として発進が終了したと判定する。エンジン回転速度とインプットシャフト42の回転速度に差がある場合(インプットシャフト42の回転速度が0と考えられ、車両がまだ動き出していない状態と考えられる)には、発進が終了しておらず、ステップS11に戻る。発進が終了したと判定された場合にはステップS19に進み、摩擦クラッチ2の積算エネルギー量Qが所定値以上かどうかを判定し、所定値以上であれば、ステップS22に進み、摩擦クラッチ2に作用する負荷が所定値以上の場合にセットするフラグをオンにし、負荷が所定値未満の場合にはステップS23に進み、フラグをオンまたはオフにして、ステップS24に進む。
ステップS24では、車両が停車しているかどうかを車速センサ21の出力等から判定する。走行中であれば判定を繰り返して停車するまで待ち、停車すればステップ1に戻る。
このように、車両の発進時に選択可能なギア段の内、高速側のギア段を選択した場合において、摩擦クラッチ2に作用する負荷が所定エネルギー以上となった場合には、選択した高速側のギア段の使用を禁止して、低速側のギア段を使用するように制限する制御を行うため、摩擦クラッチ2に作用する負荷を低減することができ、摩擦クラッチ2の耐久性を延長させることができる。
尚、これまでの実施形態においては、発進時の選択可能なギア段として高低2つのギア段を用いて説明したが、同様の判断基準を用いることで、より多段の使用可能なギア段を設定することも可能である。
摩擦クラッチの耐久性を維持することができるため、副変速機を有する自動変速機に有用である。
この発明の実施形態を表す全体構成図である。 自動変速機の構成図である。 本発明の発進時ギア比制限制御を実施するTCUのブロック図である。 本発明の発進時ギア比制限制御のフローチャートである。 本発明の発進時ギア比制限制御のフローチャートである。 本発明の他の発進時ギア比制限制御のフローチャートである。 本発明の他の発進時ギア比制限制御のフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
1A 電子ガバナ装置
2 摩擦クラッチ
2A クラッチブースタ
3 自動変速機
3A ギヤシフトユニット
4 シフトレバーユニット
4A シフトレバー
11 トランスミッションコントロールユニット
12 エンジンコントロールユニット
13 ディスプレイユニット
13A ブザー
17 スプリッタギヤ回転センサ
21 車速センサ
22 クラッチストロークセンサ
23 ギヤ回転センサ
24、25 クラッチスイッチ
26 ブレーキペダルスイッチ
28 アクセル開度センサ
29 エンジン回転センサ
32 レンジカウンタシャフト
40A 主変速機
40B スプリッタ(副変速機)
40C レンジ
42 インプットシャフト
44 シンクロメッシュ機構
44A シンクロナイザハブ
46 メインシャフト
48 メインカウンタシャフト
50 アウトプットシャフト
60 メインポジションセンサ
62 スプリッタポジションセンサ
64 レンジポジションセンサ

Claims (4)

  1. 駆動源としてのエンジンと、
    エンジンの回転速度を少なくとも高速側と低速側のギア比を用いて所定の回転速度に変速する副変速機を備えた歯車式自動変速機と、
    前記エンジンの回転を前記自動変速機に伝達する摩擦クラッチと、
    車両の走行状態や運転者の要求に応じて前記自動変速機の変速及び前記摩擦クラッチの係合を制御する制御手段と、を備える車両において、
    前記制御手段は、
    発進時の半クラッチ制御中の摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段と、
    発進時に摩擦クラッチが半クラッチ制御中でなくなり、車両が動き出して発進が終了したときに前記エネルギー量の演算値を所定値と比較する手段と、
    この比較に基づいて前記エネルギー量の演算値が所定値以上のときに負荷が所定値以上になった回数を1回インクリメントする手段と、
    発進時の半クラッチ制御に先立ち、摩擦クラッチに作用する負荷が所定値以上になった回数が所定回数以上かどうかを判定する手段と、
    その判定が所定回数以上のときに発進時のギア比として低速側のギア比を設定する一方、同じく所定回数未満のときに発進時のギア比として高速側のギア比を設定する手段と、
    を備えることを特徴とする車両用変速制御装置。
  2. 駆動源としてのエンジンと、
    エンジンの回転速度を少なくとも高速側と低速側のギア比を用いて所定の回転速度に変速する副変速機を備えた歯車式自動変速機と、
    前記エンジンの回転を前記自動変速機に伝達する摩擦クラッチと、
    車両の走行状態や運転者の要求に応じて前記自動変速機の変速及び前記摩擦クラッチの係合を制御する制御手段と、を備える車両において、
    前記制御手段は、
    発進時の半クラッチ制御中の摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段と、
    発進時に摩擦クラッチが半クラッチ制御中でなくなり、車両が動き出して発進が終了したときに前記エネルギー量の演算値を所定値と比較する手段と、
    この比較に基づいて前記エネルギー量の演算値が所定値以上のときにクラッチ負荷大フラグをオンする一方、前記エネルギー量の演算値が所定値未満のときにクラッチ負荷大フラグをオフする手段と、
    発進時の半クラッチ制御に先立ち、クラッチ負荷大フラグがオンかどうかを判定する手段と、
    その判定がオンのときに発進時のギア比として低速側のギア比を設定する一方、同じくオフのときに発進時のギア比として高速側のギア比を設定する手段と、
    を備えることを特徴とする車両用変速制御装置。
  3. 前記摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算する手段は、エンジンへの燃料噴射量とエンジンの回転速度と前記摩擦クラッチに接続する自動変速機の入力軸の回転速度とに基づき、前記摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量を演算することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用変速制御装置。
  4. 前記発進時のギア比の設定後、半クラッチ制御に先立ち、摩擦クラッチに負荷されるエネルギー量の演算値を0にキャンセルする手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の車両用変速制御装置。
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