JP4634225B2 - 基地局装置、通信速度低下防止方法、及びプログラム - Google Patents

基地局装置、通信速度低下防止方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は基地局装置、通信速度低下防止方法、及びプログラムに関する。
従来の移動体通信システムにおける基地局装置には、複数の移動局装置のそれぞれに1又は複数の通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを使用して各移動局装置との無線通信を行うようにしているものがある。1つの移動局装置について複数の通信チャネルを使用するのは、通信速度を上げるためである。
ところで、基地局装置が同時に使用できる通信チャネルの数には限界がある。このため、上記基地局装置では、使用している通信チャネルの数が限界値に達してもなお新たな通信を要求する移動局装置がある場合、移動局装置が使用する複数の通信チャネルのうちの一部について割当を解除し、新たに通信を要求した移動局装置に割り当てる。このようにすることにより、各移動局装置に対して均等に通信機会を与えることを実現している。
なお、特許文献1には、通信区間の通信品質が悪いほど通信データの圧縮率を高くすることに関する技術が記載されている。
特開2003−309541号公報
しかしながら、ある移動局装置が使用している複数の通信チャネルのうちの一部を他の移動局装置に割り当てると、当該移動局装置の使用する通信チャネルは減ってしまい、その通信速度が低下してしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的の一つは、移動局装置が使用する複数の通信チャネルのうちの一部を他の移動局装置に割り当てたとしても、当該移動局装置の通信速度が通信チャネルの減少分ほどには減少しないようにすることができる基地局装置、通信速度低下防止方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる基地局装置は、複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う基地局装置において、前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から少なくとも1つの移動局装置を選択する選択手段と、前記選択された各移動局装置のうちの少なくとも一部との無線通信にかかる通信データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮した通信データを、前記選択した各移動局装置に対して送信する送信手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の通信チャネルを使用して通信を行っている移動局装置のうちの少なくとも1つを選択し、選択した移動局装置のうちの少なくとも一部との無線通信にかかる通信データを圧縮している。このようにすることにより、通信データの圧縮がなされる移動局装置が使用する通信チャネルを他の移動局装置に割り当てたとしても、当該移動局装置の通信速度が通信チャネルの減少分ほどには減少しないようにすることができる。
また、上記基地局装置において、前記圧縮手段により通信データを圧縮する移動局装置との無線通信に使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つについて、通信チャネル割当を解除する割当解除手段、をさらに含むこととしてもよい。
本発明によれば、通信データを圧縮した移動局装置について使用する通信チャネルの割当を解除することにより、当該通信チャネルを他の移動局装置に割り当てることができる。
また、上記基地局装置において、前記選択手段は、通信中の移動局装置が所定数を越えている場合に、前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から少なくとも1つの移動局装置を選択する、こととしてもよい。
通信中移動局装置が多くなると、複数の通信チャネルを使用している移動局装置について、そのうちの一部の通信チャネルの割当を解除することにより、他の移動局装置の通信を可能とする必要性が高まる。本発明によれば、通信中の移動局装置が所定数を越えている場合に通信データの圧縮を行うので、上記必要性が高まった場合に通信データの圧縮を行うようにすることができ、効率的に通信チャネル割当解除に備えておくことができる。
また、本発明にかかる通信速度低下防止方法は、基地局装置と複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う際の通信速度を向上する通信速度向上方法であって、前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から少なくとも1つの移動局装置を選択する選択ステップと、前記選択された各移動局装置のうちの少なくとも一部と基地局装置との無線通信にかかる通信データを圧縮する圧縮ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを、複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う基地局装置として機能させるためのプログラムであって、前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から少なくとも1つの移動局装置を選択する選択手段、前記選択された各移動局装置のうちの少なくとも一部との無線通信にかかる通信データを圧縮する圧縮手段、及び前記圧縮した通信データを、前記選択した各移動局装置に対して送信する送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る移動体通信システム10の構成図である。同図に示すように、本実施の形態に係る移動体通信システム10は基地局装置20、移動局装置30、通信ネットワーク40を含んで構成されている。
基地局装置20は、図2に示すように、制御部21と、記憶部22と、無線通信部23と、ネットワークインターフェイス部24と、を含んで構成されている。
制御部21は、基地局装置20の各部を制御し、通話、データ通信、又はパケット通信に関わる処理を実行している。また、後述する通信データ圧縮処理も実行する。
記憶部22は、制御部21のワークメモリとして動作する。また、この記憶部22は、制御部21によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持している。さらに、記憶部22は、無線通信部23において通信チャネルを割り当てられている移動局装置の数を示す端末使用無線資源情報、後述する処理により通信データの圧縮を行う移動局装置を示す圧縮対象端末情報、及び通信データの圧縮を行うか否かについての判定処理(後述)における閾値であるデータ圧縮判定閾値を記憶する。また、記憶部22は、互いに圧縮方式や圧縮率が異なる複数の圧縮アルゴリズムを記憶している。
無線通信部23は、空中線を備え、移動局装置30からの音声信号や通信用パケット等をそれぞれ受信して復調し、制御部21に出力したり、制御部21から入力される指示に従って、制御部21から入力される音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、といった処理を行う。無線通信部23は、移動局装置30との通信を行うための複数の通信チャネルを備えている。ここでの通信チャネルは、例えば時分割多重におけるタイムスロットのように、同時に1つの移動局装置30の通信を行うために使用されるものである。
無線通信部23は、通信を開始しようとする移動局装置30に1又は複数の通信チャネルを割り当てる。移動局装置30は、割り当てられた1又は複数の通信チャネルを使用して、基地局装置20乃至通信ネットワーク40との通信を行う。
ネットワークインターフェイス部24は、通信ネットワーク40と接続されており、通信ネットワーク40からの音声信号や通信用パケット等を受信して制御部21に出力したり、制御部21の指示に従って音声信号や通信用パケット等を通信ネットワーク40に対して送信したりする。
移動局装置30は、図3に示すように、制御部31と、記憶部32と、無線通信部33と、を含んで構成されている。
制御部31は、移動局装置30の各部を制御し、通話、データ通信、又はパケット通信に関わる処理を実行している。また、メール、VOIP、ストリーミングなどのアプリケーションプログラムを実行し、必要に応じアプリケーションプログラムによる通信データの作成を行う。さらに、無線通信部33が受信した音声信号や通信用パケットから通信データを抽出してアプリケーションプログラムに渡し、アプリケーションプログラムによる処理を施すための処理も行う。
記憶部32は、制御部31のワークメモリとして動作する。また、この記憶部32は、制御部31によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持している。
無線通信部33は、空中線を備え、制御部31から入力される指示に従って、音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、空中線に到来する音声信号や通信用パケットを受信して復調し、制御部31に出力したり、といった処理を行う。無線通信部33は、基地局装置20から割り当てられた1又は複数の通信チャネルを使用して、該基地局装置20乃至通信ネットワーク40との通信を行う。
本実施の形態では、基地局装置20は、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30から少なくとも1つの移動局装置30を選択し、選択した移動局装置30について通信データの圧縮を行う通信データ圧縮処理を行うようにしている。さらに、基地局装置20は、通信データの圧縮を行った移動局装置30のうち少なくとも1つの移動局装置30について、当該移動局装置30との無線通信に使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つについての通信チャネル割当を解除する通信チャネル割当制御処理を行うようにしている。
以下、通信データ圧縮処理及び通信チャネル割当制御処理について、図4を参照しながら詳細に説明する。まず初めに、移動体通信システム10における通常の通信データ処理を説明しながら、通信データ圧縮処理について説明する。
図4は、移動体通信システム10の機能ブロック図である。同図に示すように、移動局装置30は、機能的には、アプリケーション部100、中間レイヤ送信処理部101、信号処理部102に加え、信号処理部108、中間レイヤ受信処理部109、データ解凍判定部110、データ解凍部111、アプリケーション部112を含んで構成される。また、基地局装置20は、機能的には、信号処理部120、中間レイヤ受信処理部121、無線資源管理部122、データ圧縮判定部124、圧縮アルゴリズム選択部125、データ圧縮部126、データ圧縮情報付加部127、中間レイヤ圧縮送信処理部128、中間レイヤ未圧縮送信処理部130、信号処理部131を含んで構成されている。
より詳細には、信号処理部102及び信号処理部108は制御部31及び無線通信部33により実現され、アプリケーション部100、中間レイヤ送信処理部101、中間レイヤ受信処理部109、データ解凍判定部110、データ解凍部111、アプリケーション部112は制御部31により実現される。また、信号処理部120及び信号処理部131は制御部21及び無線通信部23により実現され、中間レイヤ受信処理部121、無線資源管理部122、データ圧縮判定部124、圧縮アルゴリズム選択部125、データ圧縮部126、データ圧縮情報付加部127、中間レイヤ圧縮送信処理部128、中間レイヤ未圧縮送信処理部130は制御部21により実現される。
アプリケーション部100は、アプリケーションプログラムにより通信データを生成し、生成した通信データを中間レイヤ送信処理部101に出力する。中間レイヤ送信処理部101は入力された通信データを中間レイヤ信号として取得し、信号処理部102に出力する。信号処理部102は、入力された中間レイヤ信号を含む無線通信信号を生成し、無線通信部33に備えられる空中線から、無線区間に送出する。
このように、移動局装置30は、まず通信データを示す中間レイヤ信号を取得している。そして、取得した中間レイヤ信号を含む無線信号を生成し、生成した無線信号を送信するようにしている。
信号処理部120は、移動局装置30から送信された無線通信信号を受信し、中間レイヤ受信処理部121に対して出力する。中間レイヤ受信処理部121は入力された無線通信信号に含まれる中間レイヤ信号を抽出し、通信データとして無線資源管理部122に対して出力する。
無線資源管理部122は、中間レイヤ受信処理部121から入力された通信データを、ネットワークインターフェイス部24を介して通信ネットワーク40に出力する。また、無線資源管理部122は、通信ネットワーク40と移動局装置30との間で行われる通信を監視することにより、通信中の移動局装置30の数を定期的に計数する。そして、計数の結果得られる通信中移動局装置30の数を、計数の都度、端末使用無線資源情報として記憶部22に書き込む。
無線資源管理部122は、端末使用無線資源情報により示される移動局装置30の数が記憶部22に記憶されるデータ圧縮判定閾値を越えているか否かを判定する。そして、判定結果が肯定である場合に、無線資源管理部122は、通信データの圧縮を行う移動局装置30を決定するための圧縮端末判定処理を行う。
この圧縮端末判定処理の詳細について説明する。上述のように、移動体通信システム10では、各移動局装置30に1又は複数の通信チャネルを割り当てて、基地局装置20と複数の移動局装置30との間の無線通信が行われる。無線資源管理部122は、このような無線通信を行っている移動局装置30のうち複数の通信チャネルを使用している移動局装置30の中から、端末使用無線資源情報により示される移動局装置30の数と、データ圧縮判定閾値と、に応じて少なくとも1つの移動局装置30を選択する。
具体的には、無線資源管理部122は、通信中の移動局装置30の数とデータ圧縮判定閾値の差を算出する。そして、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30から、上記差と等しい数の移動局装置30を選択する。なお、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30の数が上記差と等しい数より少ない場合には、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30のみを全て選択することとしてもよいし、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30を全て選択した上で、さらに1つの通信チャネルのみを使用している移動局装置30も選択することとしてもよい。
そして無線資源管理部122は、選択した移動局装置30を通信データの圧縮を行う移動局装置30として決定し、決定した移動局装置30を示す圧縮対象端末情報を記憶部22に書き込む。
無線資源管理部122は、また、通信ネットワーク40から送信される通信データであって、送信先となる移動局装置30を示す送信先情報が付加された通信データを、ネットワークインターフェイス部24を介して取得し、データ圧縮判定部124に出力する。なお、通信ネットワーク40からある移動局装置30に対して送信される通信データは、その移動局装置30から通信ネットワーク40に対して送信される通信データと同じアプリケーションプログラムによって生成されたものである。
次に、データ圧縮判定部124は、記憶部22に記憶される圧縮対象端末情報を読み出す。また、データ圧縮判定部124は、無線資源管理部122から入力された通信データに付加されている送信先情報を取得する。そして、データ圧縮判定部124は、取得した送信先情報により示される移動局装置30が、読み出した圧縮対象端末情報により通信データの圧縮を行う移動局装置30であることが示される移動局装置30であるか否かを判定する。
データ圧縮判定部124は、上記判定結果が肯定である通信データを圧縮アルゴリズム選択部125に出力し、上記判定結果が否定である通信データを中間レイヤ未圧縮送信処理部130に出力する。
圧縮アルゴリズム選択部125は、入力された通信データをデータ圧縮部126に出力する。また、圧縮アルゴリズム選択部125は、該通信データを圧縮するための圧縮アルゴリズムを記憶部22に記憶される複数の圧縮アルゴリズムから選択し、該通信データと対応付けてデータ圧縮部126に出力する。なお、圧縮アルゴリズム選択部125は、記憶部22に記憶される圧縮アルゴリズムのうち、通信データに適した圧縮アルゴリズムを選択する。なお、上記端末使用無線資源情報その他の無線資源の利用状況を示す情報に応じて異なる圧縮アルゴリズムを選択することとしてもよい。
データ圧縮部126は、圧縮アルゴリズム選択部125から入力された通信データを、該通信データと対応付けて入力された圧縮アルゴリズムにより圧縮する。そして、圧縮した通信データと、該通信データを圧縮した圧縮アルゴリズムを示すデータ圧縮情報と、を該通信データと対応付けてデータ圧縮情報付加部127に出力する。
データ圧縮情報付加部127は、入力された通信データに、該通信データと対応付けて入力されたデータ圧縮情報を付加する。具体的には、通信データの先頭部にデータ圧縮情報を付加することが好適である。データ圧縮情報付加部127は、データ圧縮情報を付加した通信データを中間レイヤ圧縮送信処理部128に出力する。
中間レイヤ圧縮送信処理部128は、データ圧縮情報付加部127から入力された通信データ(データ圧縮情報付加後圧縮済み通信データ)を中間レイヤ信号として取得する。そして、信号処理部131に出力する。なおこのとき、記憶部22にデータ圧縮情報付加部127から入力された通信データを一時的に記憶し、所定時間経過後に中間レイヤ信号として取得することとしてもよい。
中間レイヤ未圧縮送信処理部130は、データ圧縮判定部124から入力された通信データ(未圧縮通信データ)を中間レイヤ信号として取得する。そして、信号処理部131に出力する。
信号処理部131は、中間レイヤ圧縮送信処理部128又は中間レイヤ未圧縮送信処理部130から入力された中間レイヤ信号を含む無線通信信号を生成し、無線通信部23に備えられる空中線から、無線区間に送出する。
信号処理部108は、基地局装置20から送信された無線通信信号を受信し、中間レイヤ受信処理部109に出力する。中間レイヤ受信処理部109は、入力された無線通信信号に含まれる中間レイヤ信号を抽出し、通信データとしてデータ解凍判定部110に対して出力する。データ解凍判定部110は、通信データにデータ圧縮情報が付加されているか否かを判定する。そして、通信データにデータ圧縮情報が付加されている場合には、該通信データをデータ解凍部111に出力し、通信データにデータ圧縮情報が付加されていない場合には、該通信データをアプリケーション部112に出力する。
データ解凍部111は、中間レイヤ受信処理部109から入力された通信データに付加されているデータ圧縮情報により示される圧縮アルゴリズムにより、通信データの解凍を行う。なお、この処理のために記憶部32に圧縮アルゴリズムを記憶しておくこととしてもよい。データ解凍部111は、解凍して得られる通信データを、アプリケーション部112に出力する。
アプリケーション部112は、入力された通信データに対して、アプリケーションプログラムによる処理を施す。
以上のようにして、移動体通信システム10では通信データ圧縮処理が行われる。
次に、通信チャネル割当制御処理について説明する。
無線資源管理部122は、上述のように、通信を開始する移動局装置30に対して1又は複数の通信チャネルを割り当てる処理を行うとともに、必要に応じて割り当てを解除したり、再割り当てを行ったり、といった処理を行う。
具体的には、無線資源管理部122は、上記通信データ圧縮処理において通信データの圧縮を行うことを決定した移動局装置30のうち、少なくとも1つの移動局装置30を選択する。そして、選択した移動局装置30について、当該移動局装置30との無線通信に使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つについての通信チャネル割当を解除する。このようにして、無線資源管理部122は、空き通信チャネルを確保する。そして、無線資源管理部122は、通信を開始する移動局装置30に対して、割り当てを解除することにより確保した空き通信チャネルを割り当てる。
無線資源管理部122は、このようにして通信チャネルの割り当てを解除することによって使用する通信チャネルを減らした移動局装置30に対して、所定時間後(例えば100ミリ秒後)に通信チャネルを再割当する。
なお、無線資源管理部122は、所定数以上空き通信チャネルがない場合、再割当すべき通信チャネルがないと判断する。このような場合、無線資源管理部122は、所定数以上の空き通信チャネルが確保されるまで待機し、所定数以上の空き通信チャネルが確保できた場合、通信チャネル割当を解除した順に通信チャネルの再割当を行う。このようにすることにより、各移動局装置30に平等な通信機会を与えるようにしている。
なお、無線資源管理部122は、上記処理により割り当てを解除した通信チャネルを割り当てた移動局装置30を、通信チャネルを割り当てた時刻とともに記憶部22に記憶しておくこととしてもよい。そして、使用する通信チャネルを減らした移動局装置に対して再割当すべき空き通信チャネルがない場合には、記憶している移動局装置30のうち、早い時刻に通信チャネルを割り当てた移動局装置30から順に通信チャネルの割り当てを解除し、割り当てを解除した通信チャネルを使用する通信チャネルを減らした移動局装置に対して再割当することとしてもよい。
また、通信チャネル割当制御処理において通信チャネル割当の解除後再割当を行った場合、通信データ制御処理を再度起動し、再割当を行った移動局装置30とは異なる移動局装置30を選択するようにすることとしてもよい。具体的には、該再割当を行った移動局装置30を記憶しておき、上記圧縮端末判定処理において、記憶される移動局装置30を選択対象から除外した上で、移動局装置30の選択を行うようにすることが好適である。このようにすることによっても、各移動局装置30に平等な通信機会を与えるようにすることができる。
次に、本実施形態にかかる基地局装置20の処理を、フロー図を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態にかかる基地局装置20の処理のフロー図である。同図に示すように、基地局装置20は、まず通信中の移動局装置の数(ユーザー数)を取得し、データ圧縮判定閾値Cxより大きいか否かを判定する(S100)。このS100の判定処理は、データ圧縮判定閾値Cxより大きいという判定結果が得られるまで定期的に繰り返す。データ圧縮判定閾値Cxより大きいと判断した場合には、基地局装置20は、変数Cuの記憶領域を確保し、ユーザー数とデータ圧縮判定閾値Cxの差を代入する(S102)。そして、通信中の移動局装置Uxからランダムに1つの移動局装置Uxを選択し(S104)、当該選択した移動局装置Uxが複数の通信チャネルを使用しているか否かを判定する(S106)。基地局装置20は、複数の通信チャネルを使用していると判定される移動局装置Uxが選択されるまでこの選択処理及び判定処理を繰り返す。
基地局装置20は、複数の通信チャネルを使用していると判定される移動局装置Uxが選択された場合、当該選択された移動局装置Uxについての100msカウント処理を開始する(S108)。この100msカウント処理については後述する。
次に、S104で選択された移動局装置Uxが使用する通信チャネルのうち、1つの通信チャネルにおいて送信する通信データを圧縮する処理を開始する(S110)とともに、他の通信チャネルの割り当てを開放する(S112)。なお、基地局装置20は、S108で開始された100msカウント処理により中止されるまで、この圧縮処理を継続する。そして、変数countを1インクリメント(S114)し、変数countの値が変数Cuの値より小さければ、S104の処理に戻り、他の移動局装置30を選択する。変数countの値が変数Cuの値より小さくなければ、処理を終了する。つまり、基地局装置20は、変数Cuで示される数の移動局装置Uxについて、通信データの圧縮処理を行っている。
図6はS108に示す100msカウント処理のフロー図である。この100msカウント処理は、S110で圧縮を開始した各移動局装置Uxについて、それぞれ行われる処理である。同図に示すように、100msカウント処理では、100ミリ秒経過するまで待機する(S150)。そして、100ミリ秒経過したら、S110で圧縮を開始した移動局装置Uxについて、S110で開始した通信データの圧縮を中止し、S112の処理において割り当てを解除した通信チャネルを、移動局装置Uxに再度割り当てる。このとき割り当てる通信チャネルは、解除するまで使用していた通信チャネルであってもよいし、他の空き通信チャネルであってもよい。
このようにして、S110で圧縮を開始した各移動局装置Uxは、100ミリ秒にわたって、使用する通信チャネルを減らされるとともに、残りの通信チャネルにおける通信データを圧縮される。ただし、100ミリ秒後には、使用する通信チャネル数は元に戻され、通信データの圧縮処理も終了する。
以上説明した通信データ圧縮処理及び通信チャネル割当制御処理を実行することにより、通信データの圧縮がなされる移動局装置が使用する通信チャネルを他の移動局装置に割り当てたとしても、当該移動局装置の通信速度が通信チャネルの減少分ほどには減少しないようにすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では複数の通信チャネルを使用している移動局装置30から少なくとも1つの移動局装置30を選択し、選択した移動局装置30について通信データの圧縮を行っている。そしてさらに、通信データの圧縮を行った移動局装置30のうち少なくとも1つの移動局装置30について、当該移動局装置30との無線通信に使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つについての通信チャネル割当を解除している。この処理を、次のように変更することとしてもよい。つまり、複数の通信チャネルを使用している移動局装置30から少なくとも1つの移動局装置30を選択し、当該移動局装置30との無線通信に使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つについての通信チャネル割当を解除することとしてもよい。そして、通信チャネル割当を解除した移動局装置30について、通信データの圧縮を行うこととしてもよい。このようにしても、通信データの圧縮がなされる移動局装置が使用する通信チャネルを他の移動局装置に割り当てたとしても、当該移動局装置の通信速度が通信チャネルの減少分ほどには減少しないようにすることができる。
本発明の実施の形態にかかる移動体通信システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体通信システムの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置の処理のフロー図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置の処理のフロー図である。
符号の説明
10 移動体通信システム、20 基地局装置、21,31 制御部、22,32 記憶部、23,33 無線通信部、24 ネットワークインターフェイス部、30 移動局装置、40 通信ネットワーク、100,112 アプリケーション部、101 中間レイヤ送信処理部、102,108、120,131 信号処理部、109 中間レイヤ受信処理部、110 データ解凍判定部、111 データ解凍部、121 中間レイヤ受信処理部、122 無線資源管理部、124 データ圧縮判定部、125 圧縮アルゴリズム選択部、126 データ圧縮部、127 データ圧縮情報付加部、128 中間レイヤ圧縮送信処理部、130 中間レイヤ未圧縮送信処理部。

Claims (4)

  1. 複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う基地局装置において、
    前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から移動局装置を順次選択する選択手段と、
    前記順次選択された移動局装置ごとに、所定の時間がカウントされるまで、当該移動局装置に送信する通信データを圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮した通信データを送信する移動局装置が使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つの通信チャネルの割当を解除する割当解除手段と、
    前記順次選択された移動局装置ごとに前記所定の時間がカウントされた後に通信チャネルを再割当する手段と、
    を含むことを特徴とする基地局装置。
  2. 請求項1に記載の基地局装置において、
    前記選択手段は、通信中の移動局装置が所定数を越えている場合に、前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から移動局装置を順次選択する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  3. 基地局装置と複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う際の通信速度を向上する通信速度低下防止方法であって、
    前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から移動局装置を順次選択する選択ステップと、
    前記順次選択された移動局装置ごとに、所定の時間がカウントされるまで、当該移動局装置に送信する通信データを圧縮する圧縮ステップと、
    前記圧縮ステップで圧縮した通信データを送信する移動局装置が使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つの通信チャネルの割当を解除する割当解除ステップと、
    前記順次選択された移動局装置ごとに前記所定の時間がカウントされた後に通信チャネルを再割当するステップと、
    を含むことを特徴とする通信速度低下防止方法。
  4. コンピュータを、複数の移動局装置との間で、各移動局装置に1又は複数の通信チャネルを割り当てて無線通信を行う基地局装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記移動局装置のうちの複数の通信チャネルを使用している移動局装置から移動局装置を順次選択する選択手段、
    前記順次選択された移動局装置ごとに、所定の時間がカウントされるまで、当該移動局装置に送信する通信データを圧縮する圧縮手段
    前記圧縮手段により圧縮した通信データを送信する移動局装置が使用している通信チャネルのうちの少なくとも1つの通信チャネルの割当を解除する割当解除手段、及び
    前記順次選択された移動局装置ごとに前記所定の時間がカウントされた後に通信チャネルを再割当する手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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